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命に別条はないという言い方

事件や事故の報道がなされる時、その事件や事故の被害者の健康状態について、テレビやラジオや新聞などの報道機関が「命に別条(別状)はない」という言葉を使っているのを今でも頻繁に見たり聞いたりするのですが、どうしてこの表現を使い続けているのかなと、いつも少し不思議に思います。(大怪我はしたけれど)命には関わりがない、命は奪われていない、死ぬほどのことではない、というような意味で使われているのなら、やはりあまり適切な言い方ではないように思います。

例えば、私は今朝の報道番組では、中国の街の歩道が突然陥没し、四角いレンガの敷き詰められていた歩道の上を歩いていた女性が深さ3mの穴に落ちたというニュース映像を見たのですが、地面に身体を打ち付けていた被害者の女性については「命に別条はない」とだけ言われていて、短いニュース映像だったこともあり、被害の状態がよく分かりませんでした。

被害に遭った方の健康状態(怪我や病気の状態)を詳細に報道する必要はそれほどないとしても、「命に別条はない」というような報道の仕方では、その方がどのような酷い被害に遭ったのかが全く分かりません。「命に別条はない」というような言い方では、事件や事故がその被害者の方の人生にどのような影響があるのかということを視聴者や読者に伝えることはできないように思うのです。もしも、被害者が死なずに生きているならそれでいい、ということなら、それはそれで、被害者の方の命を軽んじているようにも思えます。

ある事件や事故に遭った被害者の方がそれで死ななかったのだとしても、せめて重症なら重症であるということを、メディアでは素直に表現してほしいように思います。重症であるということがはっきりと伝えられている事件や事故の報道もありますが、そのように報道される時と、「命に別条はない」と報道される時との違いが、私にはよく分かりません。もしも、被害者が死ななければ「命に別条はない」ということであるなら、その言葉(慣用句、定型句)は事件や事故の報道ではあまり使わないほうが良いような気がします。

美智子さまの84歳のお誕生日のこと

今日は、皇后美智子さまの84歳のお誕生日です。平成時代最後の美智子皇后のお誕生日、そして、皇后としては最後の美智子さまのお誕生日になると、報道番組で伝えられているのを聞きました。今朝、宮内記者会の質問に文書で回答したという、お誕生日に寄せた、美智子さまが現在のご心境を綴られた美しい日本語の文章を、私も読むことができました。

昭和時代の皇太子妃の頃を含む、天皇陛下を支える皇后さまとしての、また、3人のお子さまの母親としての長い歩みの日々を、感謝の言葉で包み込む愛情の深さと、探偵小説(イギリスの作家のP・G・ウッドハウスによる「ジーヴス」シリーズ)やマクワウリ(甜瓜)や狸や日本蜜蜂や日本タンポポやイヌビワなど、お好きな本や身近な自然のことをユーモラスに挙げながら、これからの譲位後の天皇陛下との静かな日常を心豊かに過ごしていきたいと願う大らかさに、温かい気持ちになりました。

「これまで通り国と人々の上によき事を祈りつつ」や「これまでと同じく日本や世界の出来事に目を向け、心を寄せ続けていければと思っています」というお言葉に、美智子さまのすごさがあるように思えました。昭和天皇と香淳皇后のお教えにも感謝なさっているお言葉の中には、皇位を継ぐ皇太子さまや皇太子妃の雅子さまを応援するお気持ちも含まれているように思えたのですが、各地で起きた自然災害の被災者に心を寄せる美智子さまが、このお誕生日のお言葉の中で、新憲法(現行の日本国憲法)のことや天皇の「象徴」のことや、拉致被害者やその帰国待つご家族のことに触れていることも、すごいことだなと思いました。

拉致被害者の問題について、美智子さまは、「平成の時代の終焉と共に急に私どもの脳裏から離れてしまうというものではありません。これからも家族の方たちの気持ちに陰ながら寄り添っていきたいと思います。」と綴られています。誠実です。天皇陛下や皇后美智子さまには、時間が経っても、時代が過ぎ去っても、いつも脳裏から離れない、何かの事情で辛く苦しい立場や弱い立場にいる人々へ寄り添う思いがあるのだろうと思います。そして、それは、本当に大きくて細やかな優しさで、美智子さまのこれまでの行いは、普通の人には到底簡単にはできないことのように思えます。

品のある美しい日本語の文章というものを、美智子さまのお言葉の中には読むことができます。美しい素直な心がなければ綴ることができない言葉のようにも思えます。私もそのような文章を書くことができるような人になりたいと思うのですが、私にはとても難しそうです。

天皇陛下も美智子さまも、今は満身創痍のような状態であるとも報じられていますが、お誕生日に寄せる美智子さまのお言葉を読んで、天皇陛下と美智子さまにはいつまでもお元気でいてほしいということを改めて思いました。

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以下は10月24日の追記です。

私は、美智子さまのお誕生日に際してのお言葉の文章の全文を、最初には新聞の記事で読みました。その後、宮内庁のホームページの「皇后陛下お誕生日に際し(平成30年)」のページでも全文を読んだのですが、その最後に、「ジーヴス」の解説と共に、美智子さまの文章のマクワウリの話の箇所の、「大変な瓜田に踏み入るところでした」の一文についての解説がありました。

解説には、広く知られている言い習わしに「瓜田(かでん)に履くつを納いれず」(瓜畑うりばたけで靴を履はき直すと瓜を盗むのかと疑われるのですべきではないとの意から、疑念を招くような行為は避けるようにとの戒め)がある、と書かれていました。

私は美智子さまのマクワウリの話を読んでいた時、この故事成語(故事成句)には全く気付きませんでした。「瓜田に履を納れず」は、「李下に冠を正さず」の対になる言葉なのだそうです(「李下に冠を正さず」に関しては、最近政治家が記者たちの前でこの言葉を使っているのをよく聞きます)。「瓜田」と「李下」の故事成語の出典には、「古楽府・君子行」と書かれているものが多いのですが、古代中国の虞姫(虞美人)の故事でもあるそうです。美智子さまのお言葉の中のメッセージを読み解くには、やはり深い教養が必要のようです。

「獣になれない私たち」第1話

日本テレビの新水曜ドラマ「獣になれない私たち」の第1話を見ました。初回は10分か15分拡大版で放送されていました。

新垣結衣さんと松田龍平さんのダブル主演のドラマなのでしょうか。野木亜希子さんの脚本ということで、ドラマを見る前には、TBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(人気ドラマでしたが私は途中で挫折してしまいました)のような“ラブコメディー”作品なのかなという印象もあったのですが、番組の解説には「ラブかもしれないストーリー」と書かれていて、ドラマの第1話を見てみると、「水曜ドラマ」らしい、仕事を頑張る女性のドラマでした。

社員を怒鳴りつけるパワーハラスメント気味のワンマン社長の九十九剣児(山内圭哉さん)の経営する「ツクモ・クリエイト・ジャパン」という会社で営業アシスタントの仕事をしている深海晶(新垣結衣さん)は、周囲に気を使っていつも笑顔を絶やさない人で、仕事がよくできるために九十九社長や同僚の上野発(犬飼貴丈さん)や松任谷夢子(伊藤沙莉さん)たちに頼りにされて過重労働となり、さらに時々取引先の社員からのセクシャルハラスメントに遭うなど、仕事の頑張りが正当に評価されない、神経をすり減らす日々を送っていました。

晶さんは、4年前から交際している花井京谷(田中圭さん)との結婚も考えているようだったのですが、京谷さんには子離れしていない母親の千春(田中美佐子さん)と、今も京谷さんのマンションの部屋を出て行かずにネットゲームばかりしている不思議な元彼女の長門朱里(黒木華さん)がいました。

晶さんにとっては、仕事帰りに立ち寄る行きつけのクラフトビールバー「5tap」でオーナー兼店長のタクラマカン斎藤(松尾貴史さん)と話しながらビールを飲む時が、唯一のほっとできる時間であるようだったのですが、ある夜、晶さんはそこで、ブランドデザイナーの橘呉羽(菊地凛子さん)と付き合っていたらしい個人事務所の会計士・税理士の根元恒星(松田龍平さん)と出会いました。

根元さんは、いつも笑顔を絶やさない晶さんの笑顔について「キモイ笑顔」だと斎藤さんに言ったのを、晶さんに聞かれていました。

仕事に疲れた帰りの地下鉄の駅のホームから線路に吸い込まれそうになった晶さんは、笑顔なく訪れたクラフトビールバーで、マタニティーブルーですか、マリッジブルーですかとからかう根元さんに、結婚したいと思ったこともあったけれど今は結婚よりも恋がしたいと言いました。バーの帰り道、事務所に寄って行かないかと誘われた晶さんは、それほどバカじゃないと断り、バカになれたら楽なのにねと言う根本さんと別れました。

呉羽さんの大きな看板広告の写真を見た晶さんは、千春さんにLINEで伝えた通りに、新しい服と靴を買って、翌日その派手な服装で会社に向かい、あっけに取られている九十九社長に業務改善要求書を渡しました。

脚本は野木亜紀子さん、演出は水田伸生さんでした。音楽は平野義久さん、エンディングの辺りに流れていた主題歌は、あいみょんの「今夜このまま」という曲でした。挿入歌は、ビッケブランカの「まっしろ」という曲だそうです。

もしかしたら次回以降はもう少し“ラブコメディー”になっていくのかもしれませんが、「ラブかもしれないストーリー」ということは「ラブストーリー」ではないのかもしれませんし、少なくとも、周囲に気を使って自分を抑えて仕事を頑張る晶さんがパワハラやセクハラや土下座をさせられる被害を受ける場面もあった第1話は、ドラマを見ていて少し辛い気持ちにもなってしまいました。

派手な服装で社長に業務改善要求をする最後の場面は良かったと思いますし、決して悪いということではないのですが、水田伸生さんの少しシリアスな印象の演出がこのドラマに合っているのか分からないというか、何というか、全体的にもっと明るい雰囲気の物語になったほうが良いのではないかなという風にも思えました。

少し新しくなった秋の報道番組のこと

10月になって、報道番組などのいくつかが新しくなりました。秋の「番組改編」です。

日本テレビの午前10時台の「PON!」は、報道番組ではなく情報バラエティ番組かもしれませんが、「バゲット」という新番組に変わりました。私は「ラジかるッ」はラジオのような感じが何となく楽しくて意外と見ていたのですが、「PON!」になってからは賑やか過ぎてあまり見ていませんでした。その約8年続いていた「PON!」が終わると知って、その最終回と新番組の「バゲット」の初回を録画して見たのですが、「バゲット」にはタレントの出演者が激減していました。というか、日本テレビのアナウンサーの方のみが主に出演する主婦層向けの?情報番組のようでした。アナウンサーばかりにしたというは、もしかしたら「出演料」の事情なのでしょうか。あるいは、「PON!」ほどには長くは続けない予定の情報番組なのかもしれません。

夜の報道番組では、先週の金曜日の放送で、日本テレビの「NEWS ZERO」では12年間メインキャスターを務めていた村尾信尚さんが降板になり、 テレビ朝日の「報道ステーション」ではサブキャスターを務めていた小川彩佳アナウンサーが降板になりました(小川アナウンサーは「報道ステーション」と同じ時間に放送される?AbemaTVの「AbemaPrime」というインターネットニュース番組を担当することになったそうです。私はその番組を見ることはできません)。お二方とも、番組の最後の最後に短く挨拶があったのですが、それぞれ誠実な人柄が感じられて良かったです。でも、一視聴者としては、お二人が降板となってしまったことを残念に思います。

村尾さんの「NEWS ZERO」は、先々週の金曜日の「長崎の“写真”世界へ」で、73年前にアメリカ軍によって原子爆弾が投下された長崎の追悼平和祈念館から村尾さんが当時の戦争について取材報告していて、それもとても良かったのですが、それが本当の最後だったのかなとも思います。「報道ステーション」の小川アナウンサーは、昨年のノーベル平和賞を国際NGOのICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が受賞した時、戦争被爆国である日本の政府が核兵器禁止条約の話し合いにさえ参加しないことを憤る、広島の被爆者のサーロー節子さんにインタビューをしていました。

昨夜から「報道ステーション」は、ウッチャンナンチャンの内村光良さんの妻でもある徳永有美アナウンサーが新キャスターになっていたのですが、富川悠太アナウンサーのどちらがメインキャスターだか分からないというか、あるいは徳永アナウンサーがメインキャスターで富川アナウンサーはサブキャスターに戻ったのかなというような印象でもありました。

「ZEWS ZERO」はアルファベットの小文字の「news zero」というタイトルに変わり、元NHKの有働由美子アナウンサーをメインキャスターに迎えた新番組になりました。エンディングに流れるテーマ曲は、安室奈美恵さんの「Finally」から、エレファントカシマシの宮本浩次さんと椎名林檎さんの歌う「獣ゆく細道」という曲に変わっていました。村尾さんの席のあった場所に座っているようだった嵐の櫻井翔さんは、これからも月曜日にだけ出演するのでしょうか(それともこれからは毎日出演するのでしょうか)。ロゴの丸や画面の「ワイプ」の丸窓の多さが気になったのですが、メインキャスターであるはずの有働さんが申し訳なさそうにスタジオにいるという感じも少し気になりました。

TBSの「NEWS23」や、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」や、NHKの「ニュースチェック11」などと放送時間が重なっている日本テレビの「ZEWS ZERO」は、最近政治のニュースを最後の方に扱うようになっていたような気がするのですが、昨夜のリニューアルされた(少しバラエティ路線に変わろうとしている様子の)「news zero」もそうでした。ノーベル生理学・医学賞の本庶教授についての話題もあったので(2012年にiPS細胞の研究でケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授と共同でノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授と中継をつないでいました)、他にも削られたニュースはあるのかもしれないのですが、あまり政治の話題は扱わない方向にするのかなとも思いました。沖縄県知事選挙に関する報道もありませんでした(第4次安倍改造内閣の「顔ぶれ」についてが少し報じられていたのですが、“大臣待機組”の?見慣れない方が多そうなのと、見るとうんざりとした気持ちになる大臣や元大臣の自民党幹部たちがまた集められているというような印象でした)。

新キャスターの有働さんは、生放送の「news zero」の後、初の生放送というマツコさんと関ジャニ∞の村上さんの「月曜から夜ふかし」にも出演していました。有働さんのこととは関係のないことなのですが、その中で、沖縄の若者はなぜ学力が低いのかという話題があって、取材VTR自体はバラエティ番組らしくまとめられていて面白かったのですが、沖縄県知事選挙の報道の中にあった学力低下と貧困の連鎖の社会問題のことを思うと、陽気さが面白いような、笑えないことであるような、少し複雑な気持ちになりました。

番組によると、沖縄の全国テストの成績は、小学校6年生では17位なのに、中学生(高校生だったかもしれません)では最下位の47位だということでした。中学生になると急に不良?になって、勉強をすることから離れてしまうのだそうです。生まれた時から米軍基地が存在している環境で育った沖縄の若い人たちは基地問題にはあまり興味を持っていないとも言われていますが、平和学習で戦争の歴史をしっかり学んでいるとも言われていますし、どちらが本当なのかなとも思うのですが、常に問題を意識している人がいることも、慣れて麻痺したような状態になっている人がいることも、どちらも本当なのかもしれません。それに、もしもそうなら、それは沖縄県の人たちに限ったことではないように思います。

私が見ることのできたいくつかの大手テレビ局の番組の中では、NHKやTBSやテレビ朝日やテレビ東京の昨夜の報道番組では、玉城デニーさんが初当選した沖縄県知事選挙のことを報じていたように思うのですが、それでも、投開票前にあれほど注目されていた県知事選挙にしては、選挙後の報道は少なかったような気がします。辺野古の新基地建設の反対を訴えて当選した候補者が、政権与党の自民党や公明党、安倍内閣の有力者たちが総力を挙げて応援していた佐喜真さんではなかったからでしょうか。

テレビ朝日のお昼の情報番組の「ワイド!スクランブル」は、お昼の番組ということもあって、私は少ししか見たことがありません。元高知県知事の橋本大二郎さんと大下容子アナウンサー司会の穏やかで落ち着いた雰囲気のお昼の番組という印象があったのですが、橋本大二郎さんが司会を務めていたのは4年間だったそうです。橋本さんは降板となってしまったのですが、大下さんは司会を継続するようでした。10月からの新しい司会者は、小松靖アナウンサーだそうです。

TBSの日曜日の早朝の政治討論番組「時事放談」も、先週最終回を迎えました(第1期と第2期に分かれているそうで、私が見ていたのは14年続いたという第2期なのだと思います。司会は御厨貴さんでした。全体では、44年5か月という長寿番組でした)。BS‐TBSの「外国人記者は見た+」も、歴史番組の「諸説あり!」も終わってしまいました。「諸説あり!」は、全59回の番組で、なぜか最後は「薩摩最強伝説」でした。孝明天皇暗殺説や明治天皇すり替え説も幕末期の「諸説あり」の説だと思いますが、さすがに番組では扱われませんでした。

BS‐TBSでは、平日の報道番組「報道1930」が昨夜から始まりました。NHKの「ニュース7」を見た後に続けて見ることができる時間帯の、約1時間半の報道番組です。9月に終わった「週刊報道LIFE」の後継番組のようです。メインキャスターは松原耕二さんで、昨日の月曜日のサブキャスターは高畑百合子アナウンサーでした。火曜日は出水麻衣アナウンサーが担当するそうです。私は昨夜、放送時間にその番組を見ることができたので、どのような新番組なのだろうかと少し楽しみにして見てみました。初回のゲストは、先日の自民党総裁選で善戦していた石破茂議員でした。沖縄県知事選挙のことも扱われていて、玉城デニーさんとは中継をつないで話を聞いていました。沖縄が分断しないようにするために佐喜真さんとも協力したい、政府は沖縄県と話し合ってほしいという趣旨のことを玉城さんは話していました。番組を見る前には、1時間半は長いなとも思ったのですが、意外とそれなりに面白く番組を見ることができました。最後の文化コーナーも良かったです。過去には文豪たちも滞在していた兵庫県の城崎温泉を「本」で町興しするというのは面白いなと思いました。

朝の報道番組では、元NHKアナウンサーでジャーナリストの堀潤さんの司会のTOKYO MXの「モーニングCROSS」(私は録画をしておいたものを後で見ています)の放送時間が、なぜか1時間半から1時間に短縮されました。昨年の秋に始まった日曜版の「激論!SundayCross」も9月に終わったのですが、ただ、私はこの日曜版を、最初は少し楽しみにしていたものの、よく分からない人たちが出演しているという印象も少しあったためか、ほとんど見ることができませんでした。

テレビ番組とは関係のないことなのですが、ラジオ番組では、TOKYO FMの夜7時台のニュースプログラムだった「TIME LINE」も、9月末に終わってしまいました。 評論家の方がニュースや社会問題を語る番組で、2010年から放送されていた番組だったようなのですが、私はその頃にはこの番組の存在を知りませんでした。もっと早く知ることができていたら良かったなと思います。私が知らないだけで、もしかしたらこのようなFMのニュース番組は他にもあるのかもしれませんが(AMにはまだあります)、最近「TIME LINE」と放送時間が重なっていたJ-WAVEの「JAM THE WORLD」は、まだ続くようです。私は録音をして聴くことが多いのですが(最近ではタイムシフトという方法もありますが)、有り難いことだなと思います。

私の時間と体力には限りがあるので、テレビでもラジオでも映画でも本でも、知りたいように思えることの全てをその時に知ることはできないのですが、自分の頭でいろいろ考えることができるように、これからも少しずつでも何かを知るようにしていきたいと思います。

「世界を変えた書物」展

先日、東京の上野の森美術館で開催されている「世界を変えた書物」展を見に行きました。

K.I.T.金沢工業大学主催の入場無料の展覧会でした。人気の展覧会らしくお客さんが多くて展覧会場をスムーズに見るのは意外と難しかったのですが、「写真撮影可」だったためになかなか進まずに混雑していたということもあったのかなと思います。

デカルトの『方法序説』やゲーテの『色彩論』やコペルニクスの『天球の回転について』など有名な本の初版本を見ることができて、面白かったです。金沢工業大学のライブラリーセンターにある「工学の曙文庫」というコレクション(約2000点所蔵されているそうです)の中のいくつかの稀覯本が、「建築書」から「書簡」、「古代の知の伝承」、「ニュートン宇宙」、「解析幾何」、「力・重さ」、「光」、「物質・元素」、「電気・磁気」、「無線・電話」、「飛行」、「電磁場」、「原子・核」、「非ユークリッド幾何学」、「アインシュタイン宇宙」などに分けられて展示されていました。本や書類の一つ一つが丁重にガラスケースに収められていました。短い解説文もあり、ケースの中の本の下には鏡が置かれていて、本の表紙を少し見ることができるようになっていました。

「世界を変えた書物」ということなのですが、工業大学の所蔵している本ということで、科学系の本が多かったです(文学系の本はありませんでした)。アメリカ合衆国戦略調査団の「広島、長崎に対する原子爆弾の効果」という地図の付いた書もありました。私の知らない作者(学者)の本もたくさんありましたし、外国語で書かれているため、内容を読むことはほとんどできませんでした。でも、やはり「本」は良いなと思える展覧会だったように思います。

“世界を変えた書物”というものは、世の中にたくさんあるのだろうと思いますが、それだけに現代でも有名な本が多いのかもしれません。「世界を変えた本」というような本を書店で見たことがあるのですが、近年の本を選ぶのは難しいような気もしました。例えば今なら、どのような本が世界を変える本になるのでしょうか。現代は主に書物から情報を得るという時代ではないのかもしれませんが、書物が主な情報源だった時代は、遠い昔のことではないような気もします。これからもきっと、後世にも伝えられる紙の本は、大切なものになると思います。

展覧会場の入り口を入って少し歩いたところの、「知の壁」という、壁が天井付近まで本棚になっている博士の書斎のような部屋(最初の展示室)がとても良かったです。私も美しい装丁の本で埋まっている本棚に囲まれた図書館のような部屋に暮らしたいと思うのですが、現実的には難しそうです(それに重そうでもありますし、今となっては地震などの災害時には危険かなとも思います)。

美術館の受付には学校法人金沢工業大学案内のパンフレットも置かれていたので、この入場無料の「世界を変えた書物」の展覧会は、学校案内も兼ねていたのかなと思いました。混雑していてガラスケースの中の稀覯本を見るのが少し大変ではあったのですが、私も見に行くことができて良かったです。
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Author:カンナ
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