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昨夜の「世界はほしいモノにあふれてる」のこと

7月18日の俳優の三浦春馬さんの突然のニュースが、とてもショックで、信じられなくて、その日から10日間くらい、それが事実だという風に理解してしまうのが怖くて、報道番組を見ることができませんでした。見ないようにしていました。

先週のテレビ朝日の「ミュージックステーション」の3時間SPの最後、三浦春馬さんの2作目となる新曲の「Night Diver」のMV(ミュージックビデオ)が放送されたのですが、録画で見ることにした私は、番組冒頭と最後の曲紹介の、三浦春馬さんのことを伝える(と思われる)アナウンサーの方の言葉を早送りで飛ばして、歌の映像だけを見ました。とても格好良いMVだったので、すごいなと思いつつ、また少し複雑な気持ちになりました。

でも、その「ミュージックステーション」から一週間ほど経った昨夜のNHKの、番組冒頭に感謝と哀悼の言葉が書かれていた「世界はほしいモノにあふれてる」は、テーブルに透明なアクリルパネルの置かれていたスタジオのJUJUさんと三浦春馬さんと共に、これまで楽しく見ていた時と同じように、不思議なほど(あるいは出演している方たちが楽しそうなのにつられて?)ただ楽しく見ることができました。

「キッチンから世界旅行」ということで、過去の映像と新しい映像とが混ざっていたのですが、鮮やかで夏らしい料理が紹介されていて、トルコの焼きナスのサラダなど、おいしそうでした。トルコの人にとっての「ザクロソース」(暗い赤色のようでした)は、日本人にとっての醤油のような調味料なのだそうです。サラダの上にかけていた、赤しそでも代用できるという「スマック」というスパイス(これも赤色でした)は、三浦春馬さんによると、梅のような味がするのだそうです。もしかしたら「スマック」は「ゆかり」(商品名です)のような味なのかなと、何となく思いました。

番組の最後には、笑顔の写真と共に、「三浦春馬さん、2年半ありがとうございました」という言葉が書かれていました。本当にそうなのだと思いますし、今はまだ見たり聞いたりすると辛い気持ちになるような、哀悼や追悼といった言葉よりも、その感謝の言葉だけで十分であるような気がします。

私もこの番組の放送が始まった時から(番組の司会が歌手のJUJUさんと俳優の三浦春馬さんということが、最初は少し不思議にも思えていました)、特に感想を書くことはできていなかったのですが、世界各地の風景や人々の生活、文化に根差した美しい工芸品が紹介される和やかな旅番組として、きれいだなとか、かわいいなとか、値段が高そうだなとか、職人さんはすごいなとか、バイヤーさんは世界各地を飛び回っているのだななどと思いながら、楽しく見ていました。

予告によると、来月の8月に2作放送されるそうです。前回(先々週)の「世界はほしいモノにあふれてる」(「マルタ&フランス 麗しの手仕事SP」)の直後に予告されていた次の放送がどうなるのかということも少し気になっていたのですが、放送してくださってありがとうございます。私も見ることができて良かったです。

「音楽の日」の打ち上げ花火と、三浦春馬さんのこと

昨日、TBSでは「音楽の日2020」が放送されていました。中居正広さんと安住紳一郎さん司会の、お昼頃からの長時間音楽番組です。2011年の東日本大震災後に始まり、今年で10回目ということでした。

新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の一つとして今年の全国各地の花火大会は中止になると言われていたので、今年は花火のない夏になるのかと思っていたのですが、昨夜の「音楽の日」では(途中から見ました)、各地で数分間の打ち上げ花火を行い、その様子を生中継していました。長岡の花火や、場所を忘れてしまったのですが、3年ほどかけて開発されたというマリンブルーのような濃い青色の打ち上げ花火も、とてもきれいでした。打ち上げ花火には、鎮魂の意味も込められているそうです。

昨夕の報道で、俳優の三浦春馬さんが亡くなったと聞いた時、私は、一体何の報道なのだろうと思いました。アナウンサーの方が、自宅で首を吊っているのが発見された、自殺とみられると言っているのを聞いて、これは嘘のニュースなのではないか、本当に本当のニュースなのだろうかと、信じられませんでした。まさかとショックで、NHKの「世界はほしいモノにあふれてる」を見たばかりということもあって、昨日も今も、何で、どうして、という言葉しか浮かんできません。

「音楽の日」の中で、例えば、映画「君に届け」の主題歌だった「君に届け」を、flumpoolが沖縄から歌っていました。スタジオでは、城田優さんがGReeeeNの「キセキ」を歌っていました。「音楽の日」自体は楽しい音楽番組になっていたと思うのですが、「死」を想起させるような曲が意外と多くて、もしかしたらそれは私が勝手にそう思ってしまっただけなのかもしれないのですが、それらの歌の歌詞を聴きながら、三浦春馬さんのことをどうしても考えてしまって、どうしてなのだろうと、暗い気持ちになりました。

昨夕に一度その三浦春馬さんのニュースを見てから、昨夜のニュースを見ることができませんでした。今日もまだ見ることができていません。一般市民の一視聴者であるだけの私がニュースを見ても見なくても、聞いても聞かなくても、事実ならその事実は変わらないのだろうとも思うのですが、本当に、信じられません。というか、意味が分かりません。何でなのだろうと思います。私が見ることのできた一番最近の三浦春馬さん出演のドラマは、昨年の夏にフジテレビで放送されていた「TWO WEEKS」です。主題歌は、主演の三浦春馬さんの歌う「Fight for your heart」でした。上手く伝えることができないのですが、昨日の三浦春馬さんの報道については、悲しいのと同時に、複雑です。どうしてなのだろうと考えても答えは出ないのですが、考えてしまいます。でも、何故なのか分からないからといって、勝手な憶測はしないようにしようと思います。私としては、今はただ、三浦春馬さんがとても良い俳優さんであるということだけを思っていようと思います。

夕方6時の鐘の音

昨日の7月10日は、フジファブリックの志村正彦さんの40歳のお誕生日でした。昨日がお誕生日だったので、昨日書いたほうが良かったのかもしれないのですが、翌日(今日)になってしまいました。お誕生日、おめでとうございます。

といっても、私は、昨年の夏に志村正彦さんのことを知ったばかりです。フジファブリックの「若者のすべて」の歌をとても好きだったのに、フジファブリックのことも、歌っている人が志村正彦さんだということも、志村正彦さんが2009年の12月24日に亡くなったということも、全く知らなかったのです。でも、そうして昨年の夏から少しずつ、フジファブリックの結成15周年のドキュメンタリーを見たりして、「若者のすべて」以外の志村正彦さんの歌をもう少し知るようにもなって、本屋さんで見かけた『志村正彦全詩集』を読んだりして、好きになりました。

昨日には、山梨県の富士吉田市のFacebook(フェイスブック)で、志村正彦さんのお誕生日に流れるという防災行政無線の「若者のすべて」のチャイムの音を、私も聴くことができました。富士吉田市の夕方のチャイム(防災無線)が志村正彦さんのお誕生日と命日にフジファブリックの音楽の変わるということを、冬に見たNHKのドキュメンタリーで聞いて、今年もそうなのかなと気になっていたところ、富士吉田市のフェイスブックでLive配信されるということを知りました(何かと情報に疎い私は、それもまた2時間前くらいに知ったのです)。チャイムが流れる時間は、夕方5時ではなく、夕方6時でした。

富士吉田市のフェイスブックを開くと、10分前くらいに配信の画面が現れ、2008年にフジファブリックの志村さんが凱旋ライブを行った富士五湖文化センター(ふじさんホール)の富士山と五重塔の幕の前に、志村さんの同級生の方たちが結成したという「路地裏の僕たち」の渡辺隆之さんが登場し、説明をしてくださった後、合唱曲「大地讃頌」が流れました。私はフェイスブックのライブ配信というものを初めて見たのですが、画面の左上には数字が出ていました。今、その映像を見ている人の数ということのようでした。

夢を追いかけていた正彦の夢の続きを取り戻したくなって、という渡辺さんの言葉も良かったです。それまで富士吉田には雨が降っていたそうなのですが、ホールの玄関前から見えていた空は、青みがかった雲が少し明るくなっていました。しばらくすると、「若者のすべて」のチャイムの音が響いてきました。教会の鐘の音のような、そのチャイムの音を聴きながら、音に合わせて、歌の歌詞が浮かんできました。名曲です。

チャイムが終わると、司会の渡辺さんは、ホールの廊下にいました。廊下には、志村さんのご家族からお借りしたという、凱旋ライブの時の写真が並んでいました。7月10日は「納豆の日」、の話も面白かったです。7月10日が「納豆の日」に決まったことを知った時の驚きも少し思い出しました。渡辺さんは、志村さんの写真を持ったまま、今日のチャイムは正彦への「路地裏の僕たち」、富士吉田市からの誕生日プレセントです、まーくん、お誕生日おめでとう、40歳、とお祝いした後、僕たちも体に気をつけますので、みなさんも健康に注意してください、コロナの影響で大変な思いをしたり、みなさんいろいろ考えることが増えたと思います、これからもコロナに負けないように力を合わせて元気でいきたいと思います、聴いてくれたみなさん、ぜひ富士吉田市とフジファブリック志村正彦をこれからもよろしくお願いします、と挨拶すると、じゃあねーとダンディ坂野さん風に画面からいなくなり、そこでぱっと映像が終わりました。

チャイムの後、同じ空を見上げられていればいいなと思います、と渡辺さんが話していたのですが、配信の映像を見た後、窓の外を見ると、私の上の空には雲の隙間から少しだけ青空が見えていました。

何というか、とても温かいライブ配信でした。新型コロナウイルス感染拡大の影響などでこの日の富士吉田市へ直接行くことができないファンの方たちへ向けた配信だったようなのですが、志村正彦さんの音楽を最近好きになったばかりの私も、その街に流れる夕方6時のチャイムの音を聴くことができて良かったです。嬉しかったです。渡辺さん、富士吉田市役所の方々、ありがとうございました。

私は今、3冊の本を少しずつ同時に読んでいるのですが(その時にもよりますが、一冊を集中して読むより気持ちが楽になるのです)、そのうちの1冊は、『東京、音楽、ロックンロール 完全版』です。志村正彦さんの詩集を読んだ後、その本を見つけて、思い切って、買いました。冬から少しずつ、少しずつ読んでいるので、何か月も経つのにまだ7、8割くらいのところです。音楽が大好きでミュージシャンになった真面目な青年が多忙な日々の中で綴った日記という、まさにそのまま「若者のすべて」が詰まったような本で、詩集にも感動したのですが、この本にも感動しています。ただ楽しいだけではなく、いろいろ考えたり、悩んだり、迷ったり、変わろうとしたりしながら、忙しい音楽業界の中で、たくさんの音楽仲間の方たちと共に、志村さんは大好きな音楽を頑張っていたのだなと知りました。ミュージシャンの方たちがいつもどのように生きているのか、この本を読むまで、私はあまり考えたことがありませんでした。出版されている日記というと、私は昔の小説家やジャーナリストの人の日記を読むくらいで、現代のミュージシャンの日記というものは初めて読んだのですが、この作品もまた一つの日記文学であるように思います。たくさんのファンの方のいる、地元の方たちにも大切に思われている志村さんのことを最近知ったばかりの私が言うことではないかもしれないのですが、仕事上のものであったとしても、志村正彦さんがこの「日記」を残して置いてくれて本当に良かったと思います。40歳の志村正彦さんは、どのような新しい音楽を作ったのでしょうか。詳しくなれないままかもしれないのですが、これからも志村さんの音楽と言葉を、好きでい続けることができそうです。

そして、今日も雨が降ったり止んだりしています。また少し風が出てきました。

熊本県と鹿児島県の豪雨災害のこと

報道によると、熊本県と鹿児島県など九州南部は、大雨によって川が氾濫したり、土砂崩れが起きたりしているそうです。私は、今日の朝に知りました。

水害は広範囲に広がっているようで、朝の報道で見たのは八代市や人吉市の豪雨災害の映像だったのですが、家や車が泥水の中に水没していて、これほど酷いことになっているのかと驚きました。

昨日の報道の中でも、被災地の方たちが新型コロナウイルス感染症を恐れて避難所へ逃げることができないかもしれないということが言われていたのですが、無事に安全な場所へ避難することができたのでしょうか。

大雨の被害が一度収まっても、水や泥土に壊された家や町の復旧・復興にまた時間がかかってしまうのかもしれません。最近はほぼ毎年、夏には豪雨災害が起きているという印象があるのですが、熱中症の他、今年は新型コロナウイルス感染症もあります。早く被災地の方々が助かるといいなと思います。

「あたらしいテレビ」のことなど

昨夜、通常の日本テレビのドラマ「美食探偵」やテレビ朝日の「関ジャム」は録画をしておくことにして、私は、テレビ朝日のドラマスペシャル「白日の鴉 2」(主演は寺尾聰さんと伊藤淳史さん)を見た後、NHKの「あたらしいテレビ 徹底トーク2020」という番組を見ました。

「新春テレビ放談」のような番組なのかなというくらいの気持ちで何気なく見始めたのですが、司会は杉浦友紀アナウンサーで、音楽クリエーターのヒャダインさんとメディアプロデューサーの疋田万理さんと日本テレビのシニアクリエーターの土屋敏男さんと脚本家の野木亜紀子さんとテレビ東京のプロデューサーの佐久間宣行さんとYouTuber芸人のフワちゃんという6人の方が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて変化を余儀なくされている現在のテレビの在り方について“リモート会議”で語り合うというような番組でした。番組の語りは、女優の松本まりかさんでした。収録は、5月1日に行われたそうです。

6分割されている画面の左端に出続けていた「新型コロナ 特設サイト QRコード」の字幕が、ヒャダインさんに少しかぶっていたので、また少し邪魔に思えてしまったのですが(リモコンでは消せない字幕のようです)、6人の方の座談会自体は面白かったです。ただ、テレビ業界やネット業界の方が自身の関わっているテレビ番組やネット動画について話す番組だからか、基本的には、現在のテレビやSNSを含むネットの在り方を褒める番組になっていたような気もします。

私は、Netflix (ネットフリックス) やHulu(フールー)などの映像配信サービス会社の会員ではないですし、YouTube(ユーチューブ)やInstagram(インスタグラム)などで動画を見るというような習慣もないので、この番組でもいくつか紹介されていましたが、報道番組で連日紹介されている芸能人やスポーツ選手の方たちの動画の面白さのようなものは、いまいちよく分かりません。それらの動画は、やはり、多数の市民向けのものというよりは、ファンの方たち向けのものなのではないかなと思います。

新型コロナウイルスの世界的な大流行により、世界は狭いな、ということを多くの方が感じたのではないかと思うのですが、「リモート」の演出が増えている最近のいくつかのテレビ番組を見ながら、私にはそもそもインターネットで追いかけたいほど好きな芸能人やスポーツ選手はいないのだということにも気付きました。私は、ドラマの副音声で出演している俳優さんたちがその作品について語るというような企画にも興味を持つことができないのですが、ドラマの視聴者の中にはその副音声の企画のほうを楽しみにしている方もいるそうです。ドラマの見方も様々です。

新型コロナウイルス関連の政治や社会問題のニュースを見続けていると暗い気持ちになる、だからニュースを見るのは避けたい、その気分を紛らわすために明るい歌番組や陽気なバラエティ番組を見たい、というような気持ちになることも、私の場合は、今のところはありません。SNSなどを使って誰かと「つながりたい」とか、そのような気持ちになることも特にありません。

土屋さんが話していたように、「テレビは今」だと思います(ラジオも「今」が大切だと思います)。「再放送」が増えているというよりは「新作」が減っているのだと思いますが、テレビ番組がネット動画に近くなると、これまで以上に「見たい人だけが見ればいい」ものになってしまうのではないかと思います。

NHKの総合テレビも(今日はまた久しぶりに、公共放送らしく「国会中継」を放送しています)、番組表を見ると過去作品の再放送(傑作選も総集編も再放送です)ばかりになっています。再放送の数は、政府が「働き方改革」なるものを出して以降増えていましたが、それでも、NHKでも民放でも、ニュースやワイドショー(報道系情報番組)は、再放送でも収録放送でもなく、生放送です。

テレビの報道番組(あるいは情報系報道番組)が伝える情報は正しいか正しくないか、インターネットメディアが伝える情報は正しいか正しくないか、新聞紙が伝える情報は正しいか正しくないか、週刊誌が伝える情報は正しいか正しくないか、どちらかが全てということではないと思うので、何というか、「話半分」でいいのではないかなとも思います。民放のワイドショーをそこまで“目の敵”にする意味が、私にはよく分かりません。今はNHKの定時のニュースしか見ないと土屋さんが話していたのですが、夜7時の「NHKニュース7」しか見ないという意味なら、それはそれで少し危ういような気もしました。問題は、現政権の政治の間違っているところ(森友学園問題や加計学園問題から、集団的自衛権行使容認や武器輸出三原則変更の問題、沖縄の辺野古の工事強行やイージス・アショアの購入・配備問題、桜を見る会や東京高検の黒川弘務検事長の違法定年延長問題などを含む)をちゃんと批判し続けることのできる番組が減っているということなのかなと思います。

そういえば、民放はなぜ民放同士で夕方の長時間報道番組をぶつけ合うだけで、NHKの「ニュース7」にぶつけるような新しいニュース番組を作ろうとしないのでしょうか。何かNHKと民放との間で、そうしてはいけないという取り決めでもあるのでしょうか。

日本テレビの土曜ドラマ「野ブタ。をプロデュース」の再放送も話題も出ていましたが、“ジャニーズドラマ”の再放送は、作品もたくさんあるのですし、今でも視聴率が取れそうという点では、テレビ局にとっては良いのかもしれません(木皿泉さん脚本の「野ブタ。をプロデュース」は、作品として良く出来ていたのだと思います)。

私もドラマを見るのは好きなほうなのですが、再放送や続編よりは全く新しい物語作品を見たいと思ってしまうほうです。でも、映像配信サービスの会員になってまで国内外の作品を見たいかというとそれほどでもなく、私の場合は、もしも全てのテレビドラマが有料放送になったなら、ドラマを見る習慣は自然となくなっていくのだろうと思います。

新しいドラマを見る時間がなくなった分、私の場合は、本を読む時間が増えています。私は本を読む速度があまり速くないのですが(少し前のページに戻って読み直したりすることもあります)、読みたいと思って買っておいたままになっていた本の中からジャンルの違う二、三冊を用意して、その時の気分によって、少しずつ読んでいます。一冊の本を数日間集中して読み進めることもあるのですが、それだと疲れてしまう場合もありますし、数冊の本を同時期に読んでいたとしても、それぞれの本の内容は意外と忘れていないものです。速読ができればもっと多くの本を読むことができるのだと思いますが、そもそも活字の本は、書かれている文章を考えながら読むのが楽しいという面もあるので、速く読めなくても大丈夫だと思います。

この「あたらしいテレビ」の放送が終わったのは、深夜12時でした。直後に始まったNHKニュースの冒頭では、新型コロナウイルスの新規感染者の数が10日連続で100人を下回った、と報じていました。市民の多くが2月から拡充を訴えているPCR検査を(民間の検査会社や大学の病院や研究室も活用せず)今も拡充したくないように見える政府の発表する「確定感染者」の数字を、NHKも民放もそのままニュースで報じているのですが、どのくらいの一般市民がこの政府発表の数字を信じているのでしょうか。新規感染者数が減っているというのが本当なら、その地域では医療崩壊は起きていない、もしくはその危機は収まっているということにもなりますが、本当でしょうか。数か月前に政府が備蓄分があると言っていたマスクや防護服、先日の「news zero」で中継していたジャニーズ事務所が中国から購入したという成田空港に到着した1万着の防護服は、全国のどのくらいの医療施設や介護施設に届いているのでしょうか。

「緊急事態宣言」の期間を延長したばかりの日本政府は早々に、中国や台湾や韓国や欧米諸国に遅れていることに焦って、今後の生活に不安を感じている市民個人への補償や給付を充実させないまま、外出自粛や営業自粛などの制限の要請を緩め、経済活動の再開に踏み切るのではないかと思います。

でも、その場合、新型コロナウイルス感染症防止対策の話はその後どうなっていくのかなということも、少し気になります。2011年に起きた東日本大震災の後の、被災地の“復興”へ向けた過程で東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故・メルトダウン事故で一帯に飛散した放射性物質による環境汚染や被曝による健康被害の話題が2012年以降少しずつ打ち消されていったのと同じように(民主党政権は翌年の2012年の冬に終わり、現在まで続く原発推進の自民党の安倍政権に代わりました)、「まだ放射能のことを言っている」という風に、マスメディアでもタブー視されるようになって、次第に打ち消されていってしまうのかなと、少し不安に思います。実際、東日本大震災から9年ということに関係なく、テレビの報道番組は、放射性物質による汚染と生物の健康被害について、ほとんど尋ねなくなっているように思えます。被曝した方も新型コロナウイルスに感染した方も、病人であって、罪人ではありません。

最近報じられている「自粛警察」?も謎に思えるのですが(ただ、「自粛要請」の期間中に営業している店があったら通報してほしいというようなことを行政側が市民に呼び掛けていた時期があったような気がします)、その人たちの行為は傷害や脅迫などの犯罪にも当たりそうですし、それについて警察庁の方が記者会見を開いて何か言うということはないのでしょうか。「自粛警察」の人が「警察」という言葉を使っていることを、本物の警察官の方たちはどのように考えているのだろうかと思います。

新型コロナウイルス感染症の治療薬についても報じられていますが、政府がまだ承認していない新型インフルエンザ用の錠剤のアビガンも、政府が承認したエボラ出血熱用に開発中の点滴のレムデシビルも強い薬で、副作用も強そうなので、大村智教授の開発した駆虫薬のイベルメクチンという錠剤に副作用がほぼなく、新型コロナウイルス感染症を抑える薬としても効いているということなら、それを患者に使ったほうが良いのではないかなと思います。

ところで、一昨日のEテレの「ETV特集」は、「映画監督 羽仁進の世界 ~すべては“教室の子供たち”からはじまった~」でした。私は、その革新的という羽仁監督のドキュメンタリー映画作品をまだ見たことがないのですが、集団に馴染めない子、変わっている子に目が行くと話していた91歳の羽仁監督の、教えるのが難しい子は自分を持っている子だと思う、異質だからおかしいとするのは違う、異質だから素晴らしいと思え感心することもある、人間と人間、人間と動物は「個」としてつながることができるというようなお話が、とても良かったです。最後、自宅のリビングの窓際に立っていた羽仁さんが、帰るスタッフの方たちに小さく手を振っていた姿が、何だかかわいくて、優しい感じがしました。

そのさらに深夜のBSフジでは、昨年の秋に私も見ることのできた「<MUSIC:S>『LIFE of FUJIFABRIC』」をアンコール放送していて、何か、少し嬉しい気持ちになりました。

あと、先月下旬のEテレの「こころの時代~宗教・人生~」で放送されていた、牧師で研究者の小友聡さんと批評家の若松英輔さんとの対談の「それでも生きる~旧約聖書・コヘレトの言葉 (1)」がとても良かったのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収録ができなくなっているということなのか、今のところ、シリーズの続きが放送されていません。
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Author:カンナ
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