草津の本白根山の噴火と、沖縄の米軍ヘリの不時着のこと

一昨日の4年ぶりという都心の大雪関連の報道も続いていた昨日には、午前10時頃、群馬県の草津の本白根山で噴火(マグマ水蒸気爆発?)が起きたそうです。1人の方が亡くなり、11人の方が怪我をしたそうです。ニュースで噴火と聞いて、2014年の9月の長野県と岐阜県の境の御嶽山の噴火のことを思い出したのですが、今日の報道によると(私は先ほど知りました)、フィリピンのマヨン山という山でもマグマ噴火が起きたのだそうです。因果関係はないかもしれませんが、自然災害(自然にとっては災害ではないですが)が続いているように思えて、そのことにも少し驚きました。

本白根山は、草津町内にある白根山を含む草津白根山の主峰なのだそうです。私は登ったことがないのですが、ハイキングでも人気の山なのだそうです。草津と言えば、草津温泉が有名かと思いますが、温泉の出る場所には火山があるということを改めて思いました(近年には休火山という言葉はほとんど使っていないようです)。報道によると、気象庁や大学は、湯釜のある「白根山」の周囲には多くの観測機械を設置していたようなのですが、噴火口でもあった鏡池のある本白根山については、なぜか「ノーマーク」だったということでした。

昨日の本白根山の噴火は、予兆の無い突然の噴火だったということなので、現代の技術では仮に観測機器が置かれていても予測できなかった可能性があるということなのかもしれません。ただ、火山の専門家の間では、本白根山が3000年前に噴火した山だということは知られていたそうです。今から約3000年前というと、紀元前1000年くらいの頃のことかなと思うのですが、その頃の日本は、縄文時代の晩期に当たるようです。そのため、噴火を見たという資料は残されていない(発見されていない)そうなのですが、鏡池ができる前の、当時の本白根山の噴火を直接見た人はいたのかもしれないと思います。

報道によると、噴火の起きた時、本白根山では、黒い噴煙が広がると共に噴石が飛び(1㎞先まで飛んでいたそうです)、それが、その付近の山で訓練中だったという陸上自衛隊の隊員たちや、スキーをしに来ていたお客さんたちを襲ったのだそうです。降ってきた噴石には、小石から、漬物石のような大きさの石まであったそうです。一人の自衛官の方が噴石に当たって死亡したと報じられていますが、報道番組で流れていた、飛び散る噴石が火山灰で灰色になった雪山の斜面や、そこを走る人々の上、停電で一時止まっていたというロープウェイなどに次々と落ちている映像は、まるで戦争の時の、爆撃や機銃掃射による空襲の映像のように見えました。噴煙が広がった頃、辺りは強い硫黄の匂いに包まていたのだそうです。気象庁の方によると、はっきりとは分からないそうですが、草津白根山の噴火が続く可能性もあるということでした。

昨日にはまた、沖縄県の島尻郡の渡名喜村にアメリカ軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプターが不時着したという報道もありましたが(村の方たちも、搭乗員の方たちも無事だったそうです)、昨夜には他にも複数の米軍機が沖縄上空を飛行していて、中には無灯火の状態で飛行している米軍機もあったということでした。短期間にヘリが何度も不時着している米軍の機体整備は、本当に大丈夫なのでしょうか。米軍に飛行停止の「お願い」をする小野寺防衛大臣が、本当に米軍機の飛行停止を求めているのかよく分からないように思えてしまうのですが、政府には沖縄で起きている米軍による事故を東京で起きている場合として考えてほしいようにも思います。自然災害も怖いですが、直接の人災はそれ以上に怖いような気がします。

雪の朝、真冬の入水

月曜日には都心にも雪が降るかもしれないと言っていた日曜日の天気予報が、これほどに当たるとは思いませんでしたが、ともかく、昨日には久しぶりにたくさんの雪が降りました。

私は大渋滞や大混雑には遭遇せずに済んだのですが、テレビを点けると、ニュースキャスターの方が、都心で積雪が20㎝を超える(23㎝だったそうです)のは4年ぶりですと伝えていました。台風の季節などもそうなのですが、メディアの方たちは、台風が来たり、ゲリラ豪雨に遭遇したり、大雪が降ったりするのを待ちわびているかのようにも見えます。昨夜のニュース番組も、ほとんど「雪まつり」のような状態でした。

昨日には国会で安倍首相が施政方針演説を行っている様子も報道されていましたが、雪の影響で電車が止まったり、停電が起きたり、上下水道管も古くなって劣化しているということですし、日本に暮らしている人たちの生活を守るということなら、日本政府はアメリカ政府から「イージス・アショア」などを買い込むお金をインフラの整備のために使ったほうが良いのではないかなとも、少し思いました。

昨夜の雪は、ロシアをマイナス60度にしている北極からの南岸低気圧が来ていたことが原因ということらしいのですが、それにしても、都心部の構造は雪に弱過ぎるように思います。今回の23㎝積もった雪も4年ぶりということですし、雪が解ければまたしばらく、雪の“自然災害”のことは忘れてしまうということなのかもしれません。「AI」や「VR」などが多少世の中で話題になっていても、大自然の人間への影響力を考える時、人間の暮らしはまだ「未来」には程遠いという気がします。

雪の影響による交通の混乱の様子などを伝えていたニュース番組の中継映像の、真っ白になった東京駅や六本木の青白いイルミネーション、毛利庭園、横浜の赤レンガ倉庫、箱根などの観光名所?との雪の風景もきれいでした。写真を撮っている方もいましたが、写真家の方の中には雪の写真を撮るためにあえて出かけた方もいるのかもしれないなと思いました。


ところで、一昨日には、政府の日本国憲法の改正案に反対していた早稲田大学教授の憲法学者の西原博史さんが高速道路での事故で亡くなったという報道に驚いたのですが、評論家の西部邁さんが21日の朝、多摩川で入水自殺をしたという報道にも驚きました。(「入水」には自殺という意味がすでに含まれているので、「入水自殺」はもしかしたら二重表現かもしれません。)

TBSの深夜の「オー!!マイ神様!!」という番組で作家の三島由紀夫の特集を見て(2週連続で放送されていました。私が見たのは録画をしておいたものです)、最近の作家は自殺をしないなと思っていたところでもあったので、西部邁さんの自殺を知って、はっとしました。

といっても、私は西部邁さんのことをよく知っているということではありません。雑誌の記事の対談などを読んだことがあるとか、BSフジの「プライムニュース」やテレビ朝日の「朝まで生テレビ」などで西部さんが話しているのを聞いたことがあるとか、その程度です。それでも、白い手袋を着けた姿とユーモアを交えながらゆっくりと丁寧に話す西部さんの様子が印象的で、最初に西部さんの話を聞いた時、他の評論家の方たちとは少し違う様相の教養の深さに驚くと同時に、哲学的で面白いなと思いました。私が聞いた西部さんの思想は、保守的な思想でしたが、日本をアメリカの属国にするような、対米従属的な安倍首相やその仲間の方たちの言うような「保守」や「右派」とは異なる保守でした。日本の本当の独立を考える保守だったように思います。

アメリカ政府は、核保有国のアメリカの「核抑止論」に倣って核実験を繰り返している北朝鮮のことを「ならず者国家」と言い、アメリカの「核の傘」に頼っている日本政府も「北朝鮮の脅威」を日本国民に強調していますが、西部さんは、第二次世界大戦後も世界各地で戦争を起こし、一般市民たちの殺戮を繰り返しているアメリカのことを北朝鮮以上の「ならず者国家」だと言ってました。

真冬の冷たい多摩川に飛び込んだという西部さんの死因は、溺死だそうです。多摩川の河川敷には、溺死した78歳の西部さんの遺書が残されていたそうです。家族に迷惑をかけたくないというのが死の理由にあると報じられていましたが、本当の理由は分かりません。西部さんの入水は、三島由紀夫のような、思想的な何かではないのかもしれません。でも、西部さんは50代の頃から、自分の存在が周囲の迷惑になることがあるような時には自殺をしようということを考えていたそうです。

西部邁さんの死が西部さんご自身の意志によるものだとしても、ご家族の方は悲しんでいるのだろうと思うので、このように自死を選ぶことが良いことだと言うことはできないかもしれないのですが、思想家の方のこのような最期への筋の通し方を、何というか、すごいと思いました。

西部さんが入水した朝の翌朝は、雪の降り出す朝でした。昨夜の都心の大雪の騒動を、これからの日本を、西部さんは知らないのです。生きている人はみんないつかは死ぬと言われていますし、それは本当のことなのかもしれませんが、今まで生きてきた人が急に世界からいなくなるということは、不思議なことだなと思います。

「と思っていて」という言い方

先のお正月の、1月の2日か3日に日本テレビの「箱根駅伝」の中継放送を何気なく見ていた時、その合間のCMの中に、「サッポロ生ビール黒ラベル」の「大人エレベーター」のCMが流れていました。

妻夫木聡さんが「大人エレベーター」に乗り、各フロアの階数に応じた年齢の「大人」の人たちと「大人」について語り合うというCMです。その一つに、星野源さんの出演しているものがありました。

といっても、私が知らなかっただけで、このCMの星野源さん編は昨年から放送されていたようなのですが、その中で、星野さんが、妻夫木さんに質問された「個性」について、「エゴっていうものが一番なくなった時にその人の個性っていうのが出てくると思ってて」と答えているのを聞いて、その「思ってて(思っていて)」という言い方が、とても気になってしまいました。

星野さんが悪いということでは決してありません。ただ、最近、というか、2年ほど前からでしょうか、自分の意見を相手に伝える際の、「(自分は)・・・と思ってて(思っていて)、」という言い方に違和感を感じるようになってから、私はその言い方がなされているのを聞く度に、妙に気になるようになってしまいました。

「と思っていて」という言い方をする人が私の周囲にいるというわけではなく、テレビやラジオのインタビューやコメントなどの会話の中で聞くことが多いのです。「と思っていて」と言う方をする人は、特にご自身の意見を「語る」機会のあるクリエーターの方やジャーナリストの方に多いような印象もあるのですが、テレビやラジオの番組内やCMなどで頻繁に使用されているということは、私とは違い、この言い方に違和感のない人が多いということなのかもしれません。

「思っています。」や「思っているのですが、」や「思っていたけれど、」というような言い方とは異なる「思っていて、」という伸ばしたような言い方には、何というか、私には、途切れるところがないというか、そのために自分の意見の間に相手の意見を挟む隙間を与えないというか、そのような圧迫感に近いものがあるような気がします。

その「思っていて、」は、上手く伝えることができないのですが、例えば、「私は海の水を青色だと思っていて、彼女は灰色だと思っていて、彼は透明だと思っていて、」と言うような場合のつなぎの言葉とも何か違うような気がします。私の勝手なことなのですが、「(自分は)・・・と思っていて、」という言い方を聞く度に、日本語として、どうも違和感があるのです。

以前にも書いたことかもしれませんが、近年増えているスマートフォン用のゲームのCM(消費者金融のCMも同じくらい多いですが)などでの「もらえる」という奇妙な言い方も、相変わらず続いています。「プレゼントします」とか「差し上げます」と言うところを、そのCMの会社はおそらくあえて「もらえる」と言うことにしているのだろうとは思うのですが、聞く度に残念に思えます。この言い方がまだ使い続けられているということは、先の「と思っていて」の時と同じように、利用者や参加者にプレゼントを出す企業側からの「もらえる」という言い方に違和感のない人が多い(違和感を持つ人が少ない)ということなのかもしれません。不思議です。

2018年、明けましておめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

今年の平成30年(2018年)は一年の最後の12月31日までありますが、今上天皇陛下の退位(譲位)が決まり、来年の平成31年は4月30日までになるそうです。

都心で初雪が降った昨日より今日の気温が高いからということもあるのかもしれませんが、元日は、大晦日の次の日というだけなのに、元旦の空気や風や光から、本当に新年になった感じがするので不思議です。

昨日の大晦日の夜には、テレビ東京のドラマ「孤独のグルメ 大晦日スペシャル~食べ納め!瀬戸内出張編~」(一部生放送)は一応録画をしておくことにして(まだ録画をしておいたままになっている年末の番組もあります)、恒例の、NHKの「紅白歌合戦」を見ていました。見ていたというよりは、テレビを点けて歌を聴いていたという感じでもあるのですが、オープニングの豪華な?映像なども含めて、オリンピックの要素を絡めながらのお金をかけていそうな雰囲気と嵐のメンバーの誰かが司会の一人を務めるというところは、もしかしたら、東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されている2020年まで続くのかもしれないなと、何となく思いました。

後半の最初の欅坂46の「不協和音」の時はまだ大丈夫だったように思うのですが、司会のウッチャンナンチャンの内村光良さんとのコラボ企画で「不協和音」を踊っていた時のセンターの平手友梨奈さんの様子が何かおかしい感じがしたので少し気になっていたのですが、3人の方が過呼吸などの体調不良で倒れていたということ、今はすでに回復をしているということを今朝の報道で知りました。「不協和音」のドラマティックな迫真のダンスパフォーマンスには圧倒されるのですが、メンバーの方たちが何か無理をするような状況にはならないでほしいように思います。

別のスタジオの中継で歌っていた安室奈美恵さんの「Hero」も良かったですし、年越しライブの中継先に有働アナウンサーも来ていた桑田佳祐さんの連続テレビ小説「ひよっこ」とのコラボ企画の「若い広場」も良かったです。郷ひろみさんと大阪府登美丘高校のダンス部とのコラボ企画も面白かったです。

ただ、今年の「第68回 紅白歌合戦」も、見ている人にしか分からないという種類の演出が余興?の場面には多くて(今年なら例えば内村さんの「LIFE!~人生に捧げるコント~」)、“国民的な大晦日の歌番組”としてはどうなのかなと、少し思いました。

ゲスト審査員には俳優の高橋一生さんも来ていたのですが、「紅白歌合戦」が(あるいはNHKが)放送中の連続テレビ小説「笑ろてんか」より終了した前作の「ひよっこ」のほうを推している感じも、少し気になりました。

昨年から、ゲスト審査員の方たちの席が舞台の正面(客席の最前列のさらに手前)ではなく、横側になったのは、どうしてなのでしょうか。そのゲスト審査員たちの前で、司会の嵐の二宮和也さんたちが歌手の方たちなどと話すというところも、つまり人の顔が重なっているので、私には、テレビの画面が少しごちゃごちゃとしているように見えました。

でも、どうなのかなと、いろいろ思ったり言ったりしながら見るのも、NHKの「紅白歌合戦」の一つの楽しみ方であるのだろうと思います。日本テレビの「24時間テレビ」みたいだなと思える部分もあったのですが、最後まで楽しく見ることができました。採点方式?がまた新しくなっていたようですが(玉入れ的なものは完全になくなっていました)、白組が優勝しました。

その後は、そのまま恒例の「ゆく年くる年」を見ていました(今年は韓国の平昌の、誰もいない建設中の競技場からも中継をしていました)。私は昨年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」を好きで見ていたので、今度の「ゆく年くる年」ではもしかしたらその物語の舞台となっていた静岡県浜松市の龍潭寺に行くのではないかなとも思っていたのですが、その私の勝手な予想は少しも当たりませんでした。それでも、毎年の全国各地の神社やお寺の年越しの夜の風景は、見ているだけでもそれなりに楽しいです。大晦日の夜や元日の夜らしい雰囲気が伝わってきます。

私は、まだ行っていないのですが、初詣にはいつものように近所の神社へ行こうと思っています。有名な大きな神社やお寺へ行くかどうかは、まだ決めていません。今年がどのような年になるのかは、当然のことながら、まだ分かりません。世界は平和になるでしょうか。毎年同じような願いになってしまうのかもしれませんが、不安になることの少ない穏やかな日々を過ごすことができる年になるといいなと思います。

そして、どこかからこのブログにたどり着いて私の文章を読んでくださっている方、ありがとうございます。私はまた、この文章を書いている場所(ブログ)に、私が見たり聞いたりしたことの感想などを書いていこうと思っています。私の文章は相変わらず拙いので、読んでくださった方を、もしかしたら不快にさせてしまったり傷つけてしまったりすることもあるかもしれないということは、いつも気になるのですが、そうならないように気を付けながら、慎重に、でも正直に、自由に好きなことを書いていくことができたらいいなと思っています。

天皇誕生日と、クリスマスの日のこと

昨日は、天皇陛下の84歳のお誕生日でした。皇居の一般参賀には、報道によると、記帳を含めて約5万2300人が訪れたそうで、それは平成時代になってからの最多の人数だということでした。今上天皇陛下の退位(譲位)の日が2019年の4月30日に決まったので、お誕生日の一般参賀は来年が最後になるそうです。

昭和天皇のお誕生日を昭和天皇が自然を愛していたことから「みどりの日」としていたのを「昭和の日」という名称に変え、明治天皇の誕生日だった「明治節」が「文化の日」になっているのを「明治150年」の記念に?「明治の日」という名称に変えようとしているらしい現政府は、今の12月23日の「天皇誕生日」を「祝日」から外すことを考えているそうです(太上天皇誕生日や上皇誕生日とはしないということでしょうか)。皇太子さまが天皇に即位された後には、2月23日が「天皇誕生日」になるのでしょうか。大正天皇の誕生日は8月31日ですが、なぜか「祝日」にはなっていません。

昨日のTBSの「報道特集」では、「天皇陛下の『象徴』としての歩みの原点とは」という特集が放送されていて(私は録画をしておいたものを後で見ました)、『ガラスのうさぎ』の作者の児童文学者の高木敏子さん(85歳だそうです。お元気そうでした)が天皇陛下と美智子さまとお会いした時のことを話していました。高木敏子さんが美智子さまから聞いたことによると、それまで図鑑ばかり読んでいて小説のような物語を読まなかったという中学生の秋篠宮さまは、学校で読んだ『ガラスのうさぎ』に感動し、両陛下にも薦めたのだそうです。

75歳の頃の天皇陛下と美智子さまは、「慰霊の旅」を天皇陛下が続けている理由について、昭和天皇の遺言だから、と高木敏子さんにお話しになったそうです。各地で第二次世界大戦の戦死者を、日本人に限らずに供養する「慰霊の旅」を続けてきた天皇皇后両陛下の強い意志は、「慰霊の旅」に直接出ることの叶わなかった昭和天皇の意志を重く受け止めて引き継いだものだったのだなと思いました。戦争に負けた後の今の日本が比較的平和な国でいられるのは、戦後の昭和天皇や今の天皇陛下と皇后陛下の美智子さまの平和を願う強いお気持ちのおかげであるということを改めて思いました。


ところで、今日は、クリスマス・イブ(クリスマス前夜)の日です。昔の子供というか、私が「子供」だった頃というか、その頃には、クリスマスの朝、目を覚ますと枕元などにプレゼントが置かれているという楽しい風習がありました。今もあるでしょうか。

私は長い間、トナカイの引くソリに乗って空を飛びながら世界中の子供たちにプレゼントを配るサンタクロースは存在すると信じていました。今も信じている部分はあるのですが、信じる気持ちが完全ではなくなってきてしまいました。

先日、「読売新聞」を読む機会があったのですが、その記事の中に(夕刊だったように思います)、作家の島本理生さんの「サンタのマナー もう来ないを伝える」という文章が掲載されていました。それは、島本さんが親になって、子供にプレゼントを用意する「サンタ側」の「苦労」に気付き、サンタクロースの存在を「純粋に信じていた」子供の頃を懐かしく思い出す、というような内容だったように思います。

作家の方の文章なので、文章自体が悪いということでは決してないのですが、どうしてこのような文章を新聞に載せたのだろうと、作家の方や新聞社の方針?を少し疑問に感じてしまいました。新聞を作っている方たちは、今時は小さな子供や児童や生徒や学生の人たちは新聞を読まないと思っているのでしょうか。この文章を新聞に載せる時、もしかしたら子供も読む可能性があるなという風に考える大人の人はいなかったのでしょうか。あるいは、サンタクロースの存在を信じない子供を育てようとしているのでしょうか。サンタクロースの存在を信じている子供たちにも、あえて「サンタクロース側の苦労」に気付いてほしかったのでしょうか。

私は、例えば「恋人がサンタクロース」は大丈夫なのですが、「ママがサンタにキッスした」という歌は今でもあまり好きではありません。子供たち個人の性格も生活環境も様々だろうと思いますし、インターネットの普及している現代の日本にも、サンタクロースの存在を強く信じている子もいれば、初めからそれほど信じていない子もいるのだろうと思います。でも、サンタクロースの絵本はたくさんあって、昔のニューヨークの女の子が、サンタクロースは本当にいるのですか、という質問の手紙を新聞社に送ったという実話も有名ですし、何というか、サンタクロースはいるのだとする説のほうが有力で幸福なものであるように思います。一度在る(いる)となった存在を、目に見えないからとか直接感じ取ることができないからという理由で、無い(いない)とすることはできないようにも思います。

私は、サンタさんにはいてほしいと思っています。私のところにはサンタさんはもうプレゼントを持って来なくなってしまったけれど、他の人たちのところには行ってほしいと思いますし、行っているのではないかなと思います(不法侵入にならない限りにおいて、です)。

ただ、先日のその読売新聞の記事に書かれていたような話が、(私が知らなかっただけで)既に一般的なものであるなら、両親がサンタクロースの存在を「純粋に」信じている家庭の子供たちのところには、絵本にあるのとは異なり、クリスマスの朝、サンタさんからのプレゼントが届いていないことになります。トナカイのソリに乗って空を飛ぶサンタさんがいるかいないかを調べることは難しそうですが、クリスマスプレゼントを抱えたサンタさんが自分の家の子供のところに来るか来ないかを調べることはできそうです。少し怖い実験になりそうですが。

世界中の子供たちにプレゼントを配るサンタクロースという人物の基になっているのは、4世紀頃のトルコの辺りに実在した聖ニコラウス(ミラのニコラウス)という聖人だそうです。日本ではサンタクロースと呼んでいますが、国によっては、ファーザークリスマスとか、違う呼び方もなされています。クリスマスはイエス・キリストの誕生(誕生日ではないそうです)を祝うキリスト教のお祭りなので、様々な宗教の信者に配慮して、近年は「メリークリスマス」と言わない国もあるそうです。私は昨年に知ったのですが、アメリカでは「ハッピーホリデー(ハッピーホリデーズ)」と言うのだそうです。

日本では、というか、特にキリスト教徒でもない私は、クリスマスの日だからといって「メリークリスマス」という挨拶をする機会はほぼないと思うのですが、政府が海外から人を集めている日本でも、これからは「メリークリスマス」よりも「ハッピーホリデー」という言葉に接する機会のほうが増えていくのかもしれないなと、何となく思いました。
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Author:カンナ
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