「タイムスクープハンター シーズン4」最終回

NHKの「タイムスクープハンター シーズン4」の最終回(第12話)「護送密着!最期の6日間(江戸時代)」を見ました。最終回は先週放送される予定だったのですが、台風のため、延期となっていました。

第12回は、1712年の、罪人を駿河国から小田原町奉行所へ届ける駕籠かきの話でした。駕籠かきの俊平(吉田哲也さん)と留吉(兄者さん)は、時空ジャーナリストの沢嶋雄一(要潤さん)が、「シーズン2」の第11回「駕籠かき突破口!」で取材した二人でした。

「玉よし」という女郎屋のお梅を短刀で刺殺したという殺人容疑で逮捕された奉公人の松吉(森岡宏治さん)を、役人と一緒に唐丸駕籠で護送中の俊平さんと留吉さんは、密着取材中の沢嶋さんの問いかけに「自分はやっていない」と訴える松吉さんのことが気にかかり、後日、「玉よし」から数着の着物を買い取ったという人から、その中に紛れ込んでいたという血の付いた着物を見たところ、そこには短刀で刺されたような布の切れた痕跡はなく、血の付いていた箇所も胸の辺りではなく首の辺りだったことから、松吉さんの冤罪を証明しようと、俊平さんたちは「玉よし」へ行くことにしていました。

「玉よし」にいた、お梅さんのことを知るさよ(かでなれおんさん)は、お梅さんの遺書らしき手紙を持っていたのですが、それによると、お梅さんはお店の主人の酷い仕打ちと地獄のような生活に耐えかねて、自ら首を斬り、自殺をしたようでした。お店側は、劣悪な職場環境が知られることを恐れて、松吉さんに罪を着せようとしていたようでした。

俊平さんと留吉さんと、お店を出ることに決めたさよさんは、お店の人に見付かって千切られてしまったその手紙を拾い集め、ある茶屋でおにぎりを食べようとしていたお坊さんの海雲(中野順二さん)からおにぎりをもらってその紙をパズルのようにつなぎ合わせて台紙に貼り直し、松吉さんの裁判を行う奉行所へ届けていました。

でも、裁判の結果、松吉さんは死罪となり、処刑されることになりました。ご飯粒で貼り合わせたはずの証拠の手紙は、役人に渡した直後に、乾いて糊の効力がなくなっていたことから、パラパラと剥がれ落ちてしまっていたようでした。

すると、悩む俊平さんたちの前に、先ほどの海雲さんがやって来て、「袈裟がけ」をしてみてはどうかと提案し、みんなは、処刑される直前にお坊さんが投げた袈裟が罪人にかかれば罪が免除される、というその袈裟がけにかけることにして、処刑場所へ向かい、海雲さんは、刀の振り下ろされそうになっている松吉さんに向かって袈裟を投げ、袈裟はその上の屋根に乗ってしまったのですが、少しして滑り落ちて松吉さんの首にかかり、冤罪だった松吉さんは死罪を免れ、海雲さんがしばらく松吉さんを預かることになっていました。

その後、松吉さんは病気の母親に会うことができ、さよさんも故郷へ帰ることができたそうです。

俊平さんと留吉さんから、またいつか会うような気がすると言われていた沢嶋さんでしたが、二人と別れた後、いつものように「タイムアウト」をしようとすると、ナビゲーターの古橋ミナミ(杏さん)のいるコントロールブースに赤いランプが点灯し、何か異常事態が発生したようで、沢嶋さんは戻ることができなくなっていました。

ここで最終回が終わってしまったので、沢嶋さんの安否は不明のままです。大丈夫でしょうか。またいつか続編が放送されることになったら、その時に分かるのかなと思います。

「シーズン4」も、毎週楽しく見ることができて、良かったです。沢嶋さんの場面はあまり多くなかったように思いますが、前回の「爆裂!海賊島の戦い(安土桃山時代)」では、沢嶋さんも一緒に逃げたり、爆発に巻き込まれていたりして、迫力があって面白かったです。

脚本と演出は、中尾浩之さんです。最初からずっと中尾さんが担当していると思うのですが、すごいなと改めて思いました。

「鍵のかかった部屋」最終回

フジテレビの月9枠のドラマ「鍵のかかった部屋」の最終回(第11話)、「硝子のハンマー」の後編を見ました。最終回は、30分拡大版でした。

ドラマの最初のほうでは、弁護士の芹沢豪(佐藤浩市さん)と青砥純子(戸田恵梨香さん)が事務所で前回の話を簡単にまとめて説明していました。

前回の最後、捜査一課の鴻野刑事(宇梶剛士さん)と萬田刑事(丸山智己さん)に、殺された介護サービス会社「ベイリーフ」の社長の穎原昭造(佐々木勝彦さん)との過去の因縁を言われて、任意同行されることになった「東京総合セキュリティ」の社員で防犯オタクの榎本径(大野智さん)のことを、芹沢さんと青砥さんが事務所で心配していると、榎本さんが釈放されることになったという連絡がありました。

榎本さんが釈放されることになったのは、容疑者として拘置所にいる元社長の運転手で専務の久永篤二(中丸新将さん)が、取調べのストレスから少し弱気になり、犯行時刻には自分は眠っていたから、眠っている間に殺したと言われればそうかもしれないと、レム睡眠行動障害説を認めて、嘘の自白をしてしまったためでした。

備品倉庫室に戻って来ていた榎本さんは、芹沢さんと青砥さんと、副社長から新社長になった穎原雅樹(鈴木一真さん)に、12階の模型を示しながら、5年前に社長が12階の防犯システムを強化したのは、社長室に隠した何かを守りたかったからではないかと説明していました。

榎本さんが社長の自宅のセキュリティ強化を依頼されたのも5年前で、直後に自宅で盗難事件があったため、社長はその何かを会社に隠すことにしたのではないか、そのことでまた今年になってセキュリティを強化しようとしたのではないかということでした。

そして、榎本さんは、自分と社長が過去に面識があったことを知っていたのは、青砥さんや東京総合セキュリティの社員たちなどごく一部の人たちだから、警察にたれ込みをした人物は、社長室を盗聴して自分たちの話を聞いていたのではないかと推理し、社長の遺体の第一発見者だったビルの窓を拭いている清掃員の人と会って話がしたいと、その人を呼んでほしいことを新社長に頼んでいました。

黒いスニーカーで社長室にやって来た佐藤学(玉木宏さん)は、清掃前、ゴンドラに乗っていて、窓の外から倒れている社長の姿を見つけたことを榎本さんに話していました。榎本さんが脚立で確認すると、自分が立っているくらいの高さでは黒いソファの後ろに倒れている社長を見ることはできなかったのですが、佐藤さんが少し訂正したように、ゴンドラで上がる時に見えたという場所の高さからだとすると、確認することができていました。

芹沢さんからの電話で青砥さんが社長室を出ると、佐藤さんは、窓のところの榎本さんに近付き、ガラスの向こう側から見ているだけだった部屋に入ることができたとか、このような特殊な機会でもなければ会うこともないような弁護士の女性とも話すことができたとか話し、あなたもこっち側の人間ですよね、と榎本さんなら自分の気持ちが分かるだろうという感じで尋ねていました。

清掃前にゴンドラで上がった時に見えたという佐藤さんの証言に疑問を感じた榎本さんは、そのことを青砥さんと芹沢さんに話し、やはり介護ロボットの「ルピナスV」を使ったのかもしれないと考えることにしていました。

芹沢さんは、会社の経理を調べたという新社長から6億円の使途不明金があったことを聞き、弱気になっている久永さんに会いに行った青砥さんは、何気ない会話をするふりをしながら、社長は6億円を横領してそれを久永さんは容認していたのではないかということを書いたメモを警察の人に見付からないように密かに見せていました。

社長に恩返しをしましょうと言う青砥さんの説得にその事実を認めた久永さんによると、前社長は6億円を宝石や貴金属に換えていたということでしたが、それをどこに隠したのかは、久永さんも知らないようでした。

前社長が自作自演で防弾ガラスを壊し、さらに強力な防弾ガラスにしようとしたのは、窓の外からその貴金属を見られ、窓から侵入されることを恐れたためではないかと榎本さんは推理していて、それは清掃員の佐藤さんではないかということで、青砥さんは佐藤さんの清掃会社を訪れていました。

清掃会社の社長は、佐藤さんのことを大人しい人と言い、同僚の人たちとも特別仲良くはしていない様子で、佐藤さんの人物像をつかむことはできませんでした。壁には、毎年恒例だというイベントの写真が貼られていたのですが、その中の佐藤さんは心霊写真のような写り方をしていて、他の社内の写真も全てそのような感じで、青砥さんはわざと顔が写らないようにしているのではないかと、芹沢さんに話していました。

芹沢さんは、鴻野刑事に会いに行き、以前何度か鴻野さんの担当の密室事件を解決したことを持ち出して、佐藤さんの現住所を教えてもらっていたのですが、その時、鴻野刑事は、榎本さんの調査結果表を芹沢さんに見せていました。いくつかの窃盗事件の話をした鴻野刑事は、その事件に共通しているのは、直前の現場の監視カメラに、榎本さんの姿が映っていることだと言い、最新鋭の警備システムが突破されていると話していて、芹沢さんも少し戸惑っていました。

青砥さんは、そのメモにあった群馬県へ行っていました。高校の先生は佐藤さんを引きこもりの生徒でほとんど学校へは来ていなかったと話していて、近所の同級生たちも佐藤さんの印象を憶えていないほどだったのですが、一人の、小さい頃から家族ぐるみの付き合いをしていたという女性に会うことができ、当時の集合写真を見せてもらうと、写真を見た青砥さんが佐藤さんだと指した人ではなく、その女性は別の人を指して佐藤君だと答えていて、青砥さんが指した人のことは「椎名章」と言っていました。

佐藤学は、本当は椎名章という名前の人でした。椎名さんが高校生の頃、共同経営者に裏切られて父親の会社は倒産し、椎名さんは、心中した両親の借金の取立てのために闇金融の人たちから追われることになってしまったそうです。そして、ある時、自分を脅かす取り立ての人を刺殺してしまい、昔の役所はそれほど厳重ではなかったということで引きこもりの佐藤学の住民票を使って成りすまし、逃亡中だということでした。先生によると、高校時代の椎名さんは、成績優秀の人だったようでした。

今の逃亡中の椎名さんは、古く薄暗いアパートの2階の部屋に暮らしていて、帰宅すると、玄関を入ってすぐ脇の洗濯機の蓋を開け、水の中の洗濯物を確認して、すぐに蓋を閉めていました。

どのようにして椎名さんは社長を殺したのかを事務所で考えていた芹沢さんは、運ばれてきたコーヒーカップのお皿を持とうとした青砥さんがカップを滑り落としたのを見て、はっとして、急に何かひらめいた様子でした。

青砥さんと一緒に備品倉庫室へ行った芹沢さんは、棚の中で古い錠前を開けている榎本さんにその案を話すと、榎本さんから「お見事です」と言われていて、密室事件を解いたととても嬉しそうにはしゃいでいました。青砥さんも芹沢さんをすごいと賞賛して、二人で喜んでいて、面白かったです。

「ベイリーフ」の社長室へ来た芹沢さんは、新社長と介護ロボット開発課長の岩切新一(菅原大吉さん)に「ルピナスV」を使った犯行説を説いていました。芹沢さんの考えでは、「ルピナスV」は黒いソファごとその上で眠っている社長を持ち上げ、対象物ではない社長を床に滑り落としたのではないかというものだったのですが、それを実験してみようと、岩切さんに頼んでラジコンのリモコンでロボットを動かしてもらうと、「ルピナスV」はソファの後ろに来て、アーム部分をソファの下に入れたのですが、持ち上げる時になると、エラーが発生して停止してしまいました。

「ルピナスV」は、300kgの重さまで持ち上げることができるそうなのですが、奥行き70cmまでのものを対象にしているようで、それ以上のものを持ち上げることはできないようでした。

推理の失敗にショックを受ける芹沢さんのために、青砥さんは榎本さんを呼び、榎本さんは、社長室に介護ロボットを置いていた理由として、何かを移動するためだったのではないかと考え、それは、亡くなる直前の社長が自力で移動していた先にある、窓の近くの棚ではないかと考えていました。

岩切さんがロボットのアームを棚の下の隙間に入れると、棚を持ち上げることができました。少し持ち上がったところを、榎本さんが懐中電灯で照らして確認すると、榎本さんの予想通りにその棚の底板のところに隠し扉があったのですが、その中に隠されていたと思われる6億円相当の貴金属類はすでになくなっていました。

その頃、もう外は暗くなっていました。その時、榎本さんは、社長室のはめ込み型のガラス窓が外の強風によって僅かにカタカタと揺れていることに気付き、また、介護ロボットは介護ロボットのできることをしたという芹沢さんの言葉を思い出し、しばらく右手を動かしながら何か考えていると、カチャッと鍵の開く音がして、「そうだったのか」とつぶやき、「密室は破れました」と言っていました。

嬉しそうな青砥さんと犯人は誰なのかと早く知りたい芹沢さんに、榎本さんは「明日お話します」と答えて、芹沢さんを苛立たせていました。

翌朝、弁護士事務所の芹沢さんと青砥さんは、榎本さんからの電話を待っていました。同じ頃、ビルの暗い駐車場の清掃の仕事に来ていた椎名さんを、誰か革靴の人がずっと付けて来ていたのですが、それは榎本さんでした。

床を磨いていた椎名さんに話しかけた榎本さんは、窓を拭いている時に社長が6億円相当のダイヤモンドを持っているところを見たのではないか、それを盗む計画を立て、同僚が仕事をしている間に、仕事のために渡されていたマスターキーで合鍵を作り、警備システムを通り抜けるためにアルミか何かの服を着て深夜の社長室に侵入し、盗聴器を仕掛け、社長が昼食後にコーヒーを飲むことやコーヒーに砂糖を入れること、その後仮眠を取ることなどの生活の行動パターンを調査し、また、社長がロボットを動かして棚の下にダイヤモンドを隠していることを推察したのではないか、犯行に及ぼうとした時、社長が射撃事件を起こして警備システムを強化しようと、警備会社の榎本さんを呼んだため、その前日に社長室に侵入して盗聴器を外し、社長を殺してダイヤモンドを奪ったのではないかと、仮説で説明していました。

椎名さんは、何を言っているのかと知らないふりをしようとしていたのですが、あなたが今恐れているのは泥棒と火事ではないかと言う榎本さんは、椎名さんが自宅の旧型の洗濯機の洗濯槽と外槽の隙間にダイヤモンドを入れた袋を隠し、さらにそれを守るために洗濯物を入れたままにしておき、火事になった時のために水を張ったままにしていると話して、椎名さんを驚かせていました。榎本さんは、椎名さんの部屋に侵入して、それを確認したようでした。

椎名さんは、ゴンドラに乗りながら、まだ開発途中ということで市販のラジコン用のリモコンでも動かすことのできる「ルピナスV 」を使い、砂糖の中の睡眠薬で熟睡中の社長を窓ガラスのところまで運んで窓ガラスに頭頂部を付けるようにしておき、ガラスの外側の椎名さんは、持って来ていたボーリングの玉を、その僅かに動くように細工をしておいた窓ガラスに付けた社長の頭頂部の部分にぶつけ、その時に生じる力が振動でガラス窓を通って同じ力で移動するということによって、手術後で弱くなっている社長の頭蓋骨を破壊し、撲殺したということでした。

椎名さんは、社長をゴンドラからすぐに見える床の上に置いていたようなのですが、殴られて致命傷を負った社長は、ダイヤモンドを心配して、その棚のほうへ這って移動していたようでした。

殺害に使用したオレンジ色のボーリングの玉は、椎名さんが屋上へ戻った時には別の場所で仕事を終えた同僚も戻って来てしまったため、持ち帰る時間がなくなり、屋上の貯水タンクへ放り込んだということで、榎本さんは、それも確認していたようでした。

椎名さんによると、椎名さんの目的は、ダイヤモンドを盗むことではなく、社長を殺すことでした。椎名さんは、ビルの清掃中、偶然自分にぶつかってきた社長に遭遇し、それが両親を自殺に追いやった、裏切り者の共同経営者だったことに気付き、復讐をすることにしたのですが、その最中、窓ガラスの中の社長がダイヤモンドを隠し持っていることを知り、それを盗んで、高級な物を持つお金持ちの、裕福な生活を手に入れようと、そのような夢を思ったようでした。

椎名さんも榎本さんのことを調べたようで、ガラスの向こうへ行きたいという自分の気持ちを、君なら分かるだろうと話していました。

ダイヤモンドを手にした後、ガラスの向こう側へ行くことはできたのかと尋ねる榎本さんに、椎名さんは、君にはどう見えるかと訊き返し、榎本さんは、前後左右、それから上下まで、ガラスに囲まれているように見えますと答え、自分はガラスの向こう側へ行けなくても、自由でいたいんです、と話していました。

弁護士事務所で榎本さんからの連絡を待っていた芹沢さんは、こっちからかけてみようと青砥さんに言っていて、青砥さんもついに電話をかけてみたのですが、「おかけになった電話番号は現在使われておりません」という音声が聞こえてきていて、二人が慌てて榎本さんの備品倉庫室へ向かうと、そこはひっそりとしていて、コレクションの棚からは全ての錠前がなくなっていました。

その後、鴻野刑事は、椎名さんは自首をしてきたことを芹沢さんに伝えていました。でも、鴻野さんによると、椎名さんの持っていた6億円相当のダイヤモンドのうちの1億円分はホワイトジルコニアだったようです。

二人が3日間何も連絡のないことを心配していたところ、青砥さんの携帯電話に公衆電話からの着信があり、はっとして出てみると、それは榎本さんで、臨終収入が入ったと話していました。空港にいるということなのですが、どこへ行くのかなどの質問に、さあ、と答えて一方的に電話を切っていました。

榎本さんの臨時収入とは、椎名さんの盗んだダイヤモンド1億円分だったのでしょうか。最後、電話を切った榎本さんは少しほくそ笑んでいました。

最終回の脚本は相沢友子さん、演出は松山博昭さんでした。

最終回も、とても面白かったです。先週の第10話との前後編ということで、少し長めに思えたところもあったのですが、全体的には社長殺害の謎と犯人の椎名さんの謎、そして、榎本さんの謎の解明で展開していたので、良かったです。

特に、昨夜の最終回は30分拡大版ということで、その拡大された30分の部分の、夜の10時頃からの、椎名さんと榎本さんの二人の15分ほどの会話の場面は、音楽もほとんど使われていなかったため、静かで、緊張感のある場面になっていたように思えて、とても良かったです。

芹沢さんと青砥さんと榎本さんの関係性が、最後まで崩れることなく、バランス良く続いていたのも、良かったです。

主題歌の嵐の「Face Down」の音楽も、Ken Araiさんという方の音楽も、ドラマに合っていたように思います。かっこよかったです。

全話が「密室殺人事件」というのも楽しかったですし、私としては、密室事件の解決を中心にして登場人物の物語を特別掘り下げて描かなかったところも、このドラマには合っていて、意外と良かったように思います。

最後まで見ることができて良かったです。“フジテレビの月9ドラマ”らしくないところも、私には良かったですし、とても楽しいドラマでした。

このドラマも、終わり方からすると、いつか続編が制作されることがありそうな雰囲気に思えたのですが、もし作られるのなら、他の連続ドラマの場合にもそうなのですが、私としては、またドラマだといいなと思います。

「ATARU」最終回

TBSの日曜劇場「ATARU(アタル)」の最終回(第11話)を見ました。最終回は15分拡大版でした。

捜査一課の刑事の蛯名舞子(栗山千明さん)は、部屋に来ていた沢俊一(北村一輝さん)から、機動捜査隊の初動捜査担当だった15年前の当時、母親の真理子(奥貫薫さん)の死亡事故現場にいたことを聞いていたのですが、その二人の会話を隣のマンションの廊下で聞いていたチョコザイ(中居正広さん)は、「目開けてた」、「居眠り運転」、「ブレーキ踏まなかった」とつぶやき、二人が捜査しなくていいと止めるのを振り切って、独自の捜査を始めていました。

チョコザイは、ユリの花を部屋から持って出ていました。お昼の少し前、父親の達夫(利重剛さん)に預けられたチョコザイは、仏壇の真理子さんの写真を持ち出して、蛯名さんの弟で医大生の昇(玉森裕太さん)の大学の学生食堂へ来ていました。昇さんに会っていたチョコザイは、お昼のホットドッグを食べながら、昇さんに真理子さんのお墓の場所を聞いていたようでした。

昇さんと、昇さんから連絡を受けた蛯名さんと、3人で真理子さんのお墓へ来ていたチョコザイは、墓石の下を開けるのを止めようとする蛯名さんと昇さんに肘鉄をして、そこから白い骨壺を取り出し、その中から真理子さんの白い遺骨を取り出して、お墓の前に一つずつ並べていました。

そこへやって来た達夫さんは、チョコザイの行動を止めようとしたのですが、蛯名さんと昇さんに止められていました。骨を調べていたチョコザイは、「ありません」と繰り返しつぶやき、達夫さんは、追い詰められたような感じになって、真理子を殺したのは私だと大きな声で言い、その場を立ち去っていました。驚いて呆然となった蛯名さんと昇さんは、父親を追うことができなかったようでした。

蛯名さんによると、真理子さんが亡くなる前の達夫さんは、家族を省みないような仕事人間だったようで、亡くなる前日にもケンカをしていたようでした。真理子さんの乗っていた「コバルト自動車」の設計士だった達夫さんは、事故現場に立ち会った際、燃えないはずの車の中まで燃えていることに驚いて、警察に尋ねていたのですが、警察から窓が開いていたことを聞き、また、真理子さんの事故現場が白いキク科の花の咲いている場所で、達夫さんが真理子さんにプロポーズをした場所でもあったことからも、達夫さんは真理子さんの自殺説を信じるようになったようでした。

チョコザイは、真理子さんの右手の中指の骨がないことを指摘していたのですが、警察の用意したものという真理子さんの骨壺から骨を調べたらしい鑑識課の渥見怜志(田中哲司さん)は、その他にもたくさんの箇所の骨がないことを説明していました。

夜、沢さんと蛯名さんは、部屋のロフトのところで真理子さんの遺骨の特殊な写し方の写真を見ていたのですが、うっかり下の部屋で眠っているチョコザイの上に撒き散らしてしまい、目を覚ましたチョコザイは、そのたくさんの写真の中から、一枚の染みのある写真を示していました。蛯名さんのためだろうという沢さんに、チョコザイは「主任」と蛯名さんの呼び方で言って、主任のためでもあると沢さんに教えていました。

渥見さんによると、レンガ色だというその骨の染みは、燃焼血腫というもので、脳と硬膜の間に出血のあるまま焼かれることで脳が収縮して出血し、硬膜と頭蓋骨の間に溜まった血が焼かれて骨に染み付いたものだということでした。そのため、真理子さんは車の運転中に脳出血の症状があったのではないかと説明していました。

事故直前の母親の運転する様子の写っている「Nシステム」と「オービス」の写真を、昇さんに警察署まで持って来てもらっていた蛯名さんは、一緒に来ていたチョコザイに、力を貸してほしいと頼んでいました。

2枚の写真には300mの距離があり、Nシステムの目を開けて運転する真理子さんの写真のハンドルを握る右手首にはブレスレットが着けられていたのですが、「オービス」のほうではなくなっていて、さらに右手の中指に出血の痕が見られるということでした。

そのことから、300mの間に真理子さんに脳出血があり、身体が麻痺して動かないようになってしまい、助けを呼ぶために、唯一僅かに動かすことのできた右手でドアのボタンを押して窓を開け、そこから腕を伸ばしたところ、対向車に手をぶつけるなどしてブレスレットと中指を弾き飛ばされ、顔面の麻痺のために痛みを表情に出すこともできないまま、道路の先のガードレールを突き破ってお花畑に転落したのではないかと、沢さんたちは推理していました。

捜査一課第四強行犯第12係の沢班や鑑識課の全員?、そしてチョコザイの研究資料のためにということでラリー井上(村上弘明さん)の関係者たちも、真理子さんの中指とブレスレットの捜索に当たっていたのですが、15年前ということもあって、発見されなかったようでした。

それでも、真理子さんの死が自殺ではなく、病気の発症による事故死であることが分かったことで、達夫さんはほっとしたようで、みんなにお礼を言っていたのですが、そこへ松島刑事(庄野崎謙さん)に連れられて、突然タモリさんがやって来ていました。

その人は宝飾店の店主(森田一義さん)で、生前の真理子さんが「ファミリーリング」という家族の指輪を注文していたことを話し、「REBORN(再生)」と書かれた箱を持って来ていました。箱の中には、15年前のサイズの家族の指輪が並んでいました。真理子さんは、この指輪を受け取りに行こうとして、事故に遭ってしまったのでした。

昇さんと達夫さんは泣いていて、今は泣いても良いとチョコザイに言われた蛯名さんも泣いて、家族だけでなく他の刑事たちも泣いているので、その雰囲気に少し困っていた宝飾店の店主は、「帰ってもいいかな」と泣いていなかった沢さんに訊き、沢さんが「いいとも」と答えるのを聞いて、静かに帰っていました。

チョコザイは、「捜査終わりました」とつぶやいていました。何か時々歪んでいたしゃぼん玉の感じも、元のきれいな形のしゃぼん玉に戻っていました。沢さんによると、チョコザイが蛯名さんの母親の事件を解決しようとしたのは、蛯名さんの母親への気持ちに、自分の母親への気持ちを投影していたからだったようでした。

翌日、有給休暇の終わった蛯名さんは、「退職届」と書いた退職願を、中津川係長(嶋田久作さん)に提出していました。「捨て山は新しい捨て山を生む」と気付き、協力してくれるようになった野崎刑事(千原せいじさん)と話していたことによると、蛯名さんは刑事を辞めた後、何かより現場で「捨て山」を探す人になるようでした。

蛯名さんは、ラリー井上さんの「SPB」の参加の誘いも断っていました。井上さんとアメリカへ帰国することになったチョコザイは、八王子で暮らす父親の猪口誠(市村正親さん)と母親のゆり子(原日出子さん)に会って、お別れをしていました。ネズミの「チョロ」のぬいぐるみのしっぽを直したゆり子さんからそれを受け取ったチョコザイは、「もう切れません」と言いながらしっぽをもって振り回し、「もう離れません」と伝えていました。

チョコザイと空港にいた井上さんは、催眠術が解けてハイテンションの犬飼甲子郎(中村靖日さん)から仕返しで背中に飛び蹴りをされて倒れていました。犬飼さんの個性に驚く井上さんに、沢さんは病気とか能力とか分けずにその人の個性と受け止めるべきだと話していたのですが、井上さんは、分けて研究するからこそ対処法を探すことができるということを話していました。

自分たちとあっさり別れて井上さんと帰ろうとしていたチョコザイを見送っていた蛯名さんが寂しそうにしていると、そこへチョコザイが戻ってきて、蛯名さんにネズミのぬいぐるみを手渡して、「もう離れません」と言葉を掛け、「バイバイ」と手を振って帰っていき、蛯名さんは少し元気になっていました。蛯名さんの隣にいた沢さんは、チョコザイからトマトケチャップのボトルをもらっていました。

それから蛯名さんは、マンションの部屋でネズミを育てることにしたようで、そのネズミをチョコザイと名付けていました。

脚本は、初回から最終回まで、櫻井武晴さんでした。最終回の演出は、木村ひさしさんでした。

最終回も、楽しかったです。私としては、達夫さんが蛯名さんの母親を殺した犯人でなかったことにも、ほっとしました。

このドラマの、ギャグというか、小ネタのような部分の面白さは、私にはよく分からないところも多かったのですが、ドラマの中心の、チョコザイが事件を解明していく独特の過程は、しゃぼん玉の映像も楽しかったですし、何を言いたいのかなと私も一緒に考えることができて、面白かったです。蛯名家の家族も、蛯名家にいる時のチョコザイさんの感じも、良かったです。

チョコザイさんの手の動きのようなところもかわいい感じがして、チョコザイさんを演じているのは中居さんなのですが、チョコザイさんを見ていると、何というか、私には、あまり中居さんという感じがしませんでした。その点も良かったのだと思います。

今回が最終回でしたが、終わり方からすると、またいつか続編が作られることがあるのかもしれません。もしそうなら、その時は、私もまた見ようと思います。最後まで見ることができて良かったです。

「三毛猫ホームズの推理」最終回

日本テレビの土曜ドラマ「三毛猫ホームズの推理」の最終回(第11話)を見ました。15分拡大版でした。

私は、このドラマを、第5話からもあまり見ることができていなかったのですが、“最終章”ということで、前編だった第10話を見て、第11話の後編も見ることにしました。日本の?「連続ドラマ史上初」という、最終回の放送当日の視聴者投票による「Wエンディング」という企画が少し気になったというところもありました。

第10話と最終話は、脚本は山浦雅大さん、演出は松永洋一さんと中島悟さんでした。

刑務所を脱獄した元銀行強盗の金田広造(陣内孝則さん)を追っていた工場で村田刑事(君沢ユウキさん)が射殺され、捜査一課の刑事の片山義太郎(相葉雅紀さん)は、小林管理官(升毅さん)の指示で警察に殺されそうになっていたところをかばって助けた金田さんがその後片山家に来て、自分を助けてほしいと頼み、自分は殺していないと言うのを聞いて、金田さんが銀行強盗をした時交渉に当たっていた父親の正太郎(平岳大さん)を殺した犯人ではないということを信じ、兄のヒロシ(藤木直人さん)と妹の晴美(大政絢さん)を説得し、金田さんと一緒に事件の真相を追うことにしていました。

義太郎さんと金田さんが工場で左手で拳銃を撃った犯人に気付いていた頃、父親の資料を調べていたヒロシさんと晴美さんは、金田さんが銃を暴発させて殺してしまったという銀星会の人たちに拉致されてしまい、片山家の黒板に書いてあった指示通りにするため、金田さんは、誘拐される直前の晴美さんの電話に慌てて片山家に来た石津刑事(大倉忠義さん)と義太郎さんを殴って気絶させ、誰も見張りのいない工場の柱につながれていたヒロシさんと晴美さんを助けて逃がすと、工場の中にいた首謀者の小林管理官と対峙することになったのでした。

気絶していた義太郎さんは、家を出ていた三毛猫のホームズ(シュシュ)に飛び乗られて目を覚まし、石津さんを起こして、工場へ向かおうと家を出ようとしていた時、階段の下にホームズが落としていた、正太郎さんのノートを見つけて読み、正太郎さんが殺されたのは、小林管理官が銀星会組長(麿赤兒さん)と癒着していたことを調べていたからだと気付いていました。

銃声を聞いて義太郎さんたちが駆けつけると、工場の奥の部屋で金田さんは首を吊った状態で亡くなっていて、その手前の廊下で頭を怪我して座り込んでいた小林管理官と警察は、自殺と断定し、事件を終わらせようとしていたのですが、真相を探っている義太郎さんは、金田さんの吊られていたロープのかかり方や足から床までの距離がおかしいことに気付き、部屋にやって来た小林管理官に、あなたが殺したと、殺害方法の説明をしていました。

金田さんは、逃げるためのものが入っているとして、部屋の置くの棚の中を見るよう促され、台に乗ってその中に頭を入れて覗いた時、その四角い引き戸の枠の周囲に固定されていたロープが、廊下にいてロープの端を持ち、上の柵のある欄干のような小窓から金田さんの様子を確認していた小林管理官によって一気に引かれ、金田さんは、首を吊られた形になって殺されてしまったということでした。

義太郎さんを刑事にしておくために、金田さんは小林管理官の言うことを聞いて逃げることにしたということを小林管理官から聞いた義太郎さんは、小林管理官を逮捕しようとして、銃で撃たれそうになっていたのですが、工場に来ていたホームズが非常ベルの「強く押す」のボタンを押して音を鳴らしてヒロシさんたちを呼び、家族の団結で?小林管理官の犯罪を諦めさせていて、その後、小林管理官は逮捕されていました。

事件は、警部の捜査管理官が暴力団とつながっていたり、その不正を隠すために仲間の刑事を銀行強盗の仕業に見せかけて射殺したり、銀行強盗が母親の治療費をほしいことを知って密かに通帳にそのお金を振り込んで本当は行っていない刑事殺しの罪を認めさせたり、3年前にその受刑者の母親が亡くなっていることを知った上で、その受刑者を脱獄するよう仕掛け、別の殺人の罪を着せて公式に殺害しようとしたり、例えばテレビ朝日などの刑事ドラマで扱われるなら、もっと社会派のテーマになっていたような、大規模で深刻な事件だったように思います。

でも、それが「三毛猫ホームズの推理」のドラマでは、何というか、軽い感じで描かれていて、それが良いとか悪いとかではないのですが、重大なのかそうでないのか分からなくなるというか、警察による犯罪や殺人事件が、本当に推理や登場人物の成長の道具としてしか扱われていないというか、私には何かそのような感じがしてしまいました。このドラマの性格上仕方がないことなのかもしれないのですが、少しもったいないような感じもしました。

ただ、私としては、シュシュちゃんの三毛猫ホームズが、やはりとてもかわいかったです。

最後、義太郎さんが自宅の部屋に戻ると、そこへ三毛猫のホームズが帰って来ていて、義太郎さんは喜んでいたのですが、猫だと思っていたら、いつの間にか和服を着たマツコ・デラックスさん(ホームズの化身のはずなのですが、エンドロールにはいつも何の姿だったかということしか書かれていませんでした)になっていて、義太郎さんに別れを告げていました。

「Wエンディング」では、「さよならホームズ」と「おかえりホームズ」のどちらかを選べるようになっていて、せっかくだから、と投票に参加することにした私は「おかえりホームズ」を選んでいました。三毛猫ホームズの話なので、ホームズが片山家に帰ってきて、ホームズの場面がもっと増えるといいなと思ったからです。

私は、どこからがその「Wエンディング」なのかをよく分からずに見ていたので、夜の10時頃の、ホームズが義太郎さんの部屋に帰って来ていたところがそうなのかなと思ったのですが、少ししてマツコさんのホームズが義太郎さんに別れ話をしていて、この場面なのか、そうではないのか、と思いながら見ているうちに、「この後、Wエンディング」というようなことが言われました。

CM後、片山家の3人が何か別の新しい事件について話し合っているところにドアのチャイムが鳴り、義太郎さんが出てみると、そこに家政婦のマツコさんがいて、それがホームズの化身のマツコさんなのか、家政婦のマツコさんなのか、はっきりとしないうちに、その「Wエンディング」のドラマは終わったのでした。

「Wエンディング」は、最後の最後の数分でしたし、確かに「エンディング」の部分ではあるかもしれないのですが、「おまけ」という感じでした。しかも、シュシュちゃんの“三毛猫ホームズ”は登場しませんでした。

初回の放送前の宣伝や投票企画などもそうだったのですが、なぜこのような妙なドラマ企画をすることにしたのでしょうか。

マツコさんがホームズの化身だったところは、私は意外と面白く思えていたのですが、祖父の真太郎さんの頃からいたかもしれないという三毛猫ホームズの謎?についての説明も、結局曖昧なままで、中途半端だったように思えました。

このドラマを好きな方もいると思うので、あまりいろいろ言ってはいけないかもしれないのですが、でも、私には、惜しいというか、もったいないというか、何か少し残念なドラマだったように思えてしまいました。

「37歳で医者になった僕」最終回

フジテレビのドラマ「37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~」の最終回(第11話)を見ました。15分拡大版でした。

昨夜は、台風が来ていたので、窓の外の風と雨の音がすごくて、ドラマの会話を少し聞き取れない部分もあったのですが、何とか最後まで見ることができました。

前回の最後に様態が急変していた葛城すず(ミムラさん)は、そのまま意識不明のような状態になってしまい、研修医の沢村瑞希(水川あさみさん)はショックを受けていて、すずさんの婚約者で研修医の紺野祐太(草なぎ剛さん)も、しばらくはすずさんの両親(志賀廣太郎さん、藤吉久美子さん)も駆けつけていた病室のすずさんに付き添っていたようなのですが、休むことはせずに、すぐに研修医の仕事に戻っていました。

研修医に復帰した下田健太郎(八乙女光さん)は、亡くなった伊達孝仁(竜雷太さん)の妻の由美恵(田島令子さん)から渡してほしいと頼まれて預かっていた、若い頃の佐伯教授が高校時代の担任の伊達さんに送った手紙を、佐伯教授にいつ渡そうか迷っていたようだったのですが、ある日のカンファレンス後に手を挙げて、医学部長に就任した佐伯教授(松平健さん)に渡したいものがあると、その古い封筒を佐伯教授に渡していたのですが、伊達さんの名前を出されて不快そうな佐伯教授は、その封筒を半分に破っていました。そして、怒った下田さんを引き離して会議室を出ようとした時、急にお腹の辺りが痛み出し、その場に倒れ込んでいました。

佐伯教授は、膵臓癌でした。佐伯教授の後継を狙う腎臓内科医の森下和明(田辺誠一さん)は、佐伯教授の病状を知っていたので、事前に根回しをして、佐伯教授を東央医科大学病院の系列のホスピスへ送ろうと計画していたようでした。

下田さんは、佐伯教授が病気になったのを天罰なのかもしれないとつぶやいていたのですが、それを聞いた紺野さんは、他の患者さんに失礼ですよと言って、今の佐伯教授は他の患者さんと同じように助けなければならない一人の患者さんであることを話していました。

教授代行になった森下先生は、中島准教授(鈴木浩介さん)と看護師長の相澤直美(真飛聖さん)に、総合内科の改革案をまとめたものを見せていて、中島准教授と相澤さんは、少し戸惑っていました。森下先生が中島准教授と佐伯教授の担当になった医師の新見悟(斎藤工さん)に言って、佐伯教授の治療を早めに切り上げて、ホスピスへ送ろうとしていることを知った紺野さんは、目の前の患者さんを助けようとしない時点で森下先生も佐伯教授と同じだと言い、森下先生から君は面倒だと言われていました。

研修医の紺野さんと沢村さんと下田さんと谷口篤志(桐山漣さん)は、佐伯教授の癌の治療を進めるべきだとしていて、点滴を換えに来ていた新見先生からそのことを聞いた佐伯教授は、青臭いのは嫌いだと答えていました。

紺野さんは、膵臓癌を患っていた木島啓一(甲本雅裕さん)に投与した新薬を、佐伯教授に試してもらうのはどうかと考えていました。森下先生たちは却下していたのですが、佐伯教授の看病に来ていた家族は了承した様子でした。

特別病棟の佐伯教授は、新見先生が病室を出た後、引き出しから名刺の束を取り出して、その中から紺野さんの名刺を見つけていました。以前、紺野さんが渡した時にはすぐに捨てていたように思うのですが、その後もう一枚もらっていたのでしょうか。

佐伯教授に病室に呼び出されていた紺野さんは、佐伯教授が破った、佐伯教授が伊達さんへ出した手紙を、セロテープを貼って直して持って来ていました。その手紙は、医者になったばかりの頃の佐伯教授が伊達さんへ送っていたもので、そこには患者さんを助けたいことや、患者さんのために大学病院を改革したいことなどが熱心に綴られていました。

佐伯教授は、紺野先生と話していると生きていかなくてはならないような気がすると少し笑っていて、新薬による治療を試みることにしたようでした。

缶詰の缶をそのまま詰めていたお弁当を持って来ていた沢村さんから、青臭いのは自分を変えようとしている人の特権だと言われていた森下先生も、いつの間にか佐伯教授の治療に前向きになっていて、中島准教授と新見先生と一緒に、新薬による治療に取り組むことに決めていました。

みんなが前向きな感じになり、沢村さんが頑張りましょうと紺野さんに声を掛けて別れた後、紺野さんは目を開けないすずさんのところへ行き、いつものように話しかけながら、ベッドのところで眠ろうとしていると、すずさんの手が少し動き、「祐太さん」と呼ぶすずさんの声が紺野さんに聞こえていました。

最後は、それから2年後の話になっていました。研修医たちは東央医科大学病院総合内科の医者になることにしたようで、沢村さんは新しい研修医たちの厳しい指導医になっていて、下田さんは小児科の医者になっていて、谷口さんは研究室と外来を往復する医者になった様子でした。

教授になったらしい森下先生や、教授の器ではなくて経営に向いていると気付いた中島准教授や、外来で患者さんのほうを見るようになった新見先生は、回診の時の廊下でも熱心に患者さんのことを話し合うようになっていました。

佐伯教授の癌の治療も成功していたようで、外来に来ていた佐伯教授は、パソコンの画面ばかり見ている若い医者に、患者のほうを見るよう楽しそうに話していました。

すずさんは、亡くなっていたようでした。沢村さんが手話で葛城家のお墓のすずさんに話しかけていました。それによると、紺野さんは、都立第一病院という別の病院へ勤務することになったらしく、最後は、その病院の病室で、医者に相手にされずに寂しそうにしていた患者さん(田山涼成さん)に、名刺を差し出して、紺野です、よろしくお願いしますと挨拶をしていました。

脚本は、初回から最終回まで、古家和尚さんでした。最終回の演出は、三宅喜重さんでした。

最終回は、佐伯教授の癌によってみんながまとまるという展開だったように思います。最終回らしいと言えば、そうかもしれないのですが、登場人物の感情が少し急というか、そのような感じに思えたところもありました。でも、安定感があって、安心して見ることのできるドラマというところは、今まで通りだったので、良かったです。営業をしていたサラリーマンの紺野さんが「37歳で医者になった」という要素も、最終回ではよく出ていたように思います。

このドラマを、最後まで見ることができて良かったです。良いドラマでした。

病院やアパートの上の夜空の月の満ち欠けで時間の経過を表現しているような演出も、良かったです。

ただ、これはドラマの内容のことではないのですが、最終回だからなのか、あるいは15分拡大版だからなのか、いつもよりもCMが多く入り、ドラマが切れ切れになってしまっていたような印象がありました。仕方がないことなのかもしれないのですが、それが私には少し残念に思えました。ドラマを録画して、CMをカットして見れば良いのかもしれないのですが、私は、できる限り放送時間に見たいと思っているほうなので、スポンサーの企業のCMの入るところなど、よく分からないのですが、何かもっと違う感じで上手く作られるようになっていくといいなと思います。

ドラマが終わった直後の場面に「DVDとブルーレイ」を紹介することや、その直後に次の新ドラマの予告をすることも、私としては、もう少し間を置いてほしいようにも思うのですが、これも仕方のないことなのでしょうか。

最後の紺野さんが挨拶をしていた患者さんが田山涼成さんだったのは、その新ドラマのつながりのようでした。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム