「真田丸」第25回

NHKの大河ドラマ「真田丸」の第25回「別離」を見ました。

第25回は、天正19年、北条に密かに鉛を売っていたり大徳寺の三門(山門)に等身大の像を設置したりしていた千利休(桂文枝さん)の処遇を大谷吉継(片岡愛之助さん)に任せた豊臣秀吉(小日向文世さん)が、大谷吉継に蟄居と切腹を命じられた千利休の死後数か月後に高熱を出した2歳2か月の嫡男の鶴松(棄)を亡くしてしまう、という話でした。

作(脚本)は三谷幸喜さん、演出は渡辺哲也さんでした。

大谷吉継と石田三成(山本耕史さん)は、武器の密輸などで権力を集中させていく千利休のことを、病に臥せる秀吉の弟の豊臣秀長(千葉哲也さん)にも相談し、秀吉の説得を頼んでいました。

真田源次郎信繁(堺雅人さん)に促されて鶴松の未来の姿を思い描いていた秀吉が亡くなったばかりの鶴松に好きだったでんでん太鼓の音を聞かせたり、鶴松の死にも無感情になろうとしていた淀(茶々、竹内結子さん)が淀城の廊下で待っていた北政所の寧(鈴木京香さん)に抱きしめられて号泣する最後の場面が悲しい回でした。

今回の「真田丸」の物語では、千利休の死には、秀吉は直接関わってはいませんでした。大徳寺の三門の千利休の像は、淀殿が利休自身に頼んだ品で、発注する際に寸法が間違えられたことから、淀殿の提案で利休が寄進した三門に置くことにしたものということになっていました。千利休の死も、鶴松の死も、豊臣家の滅亡につながっていくものなので、淀殿は、このドラマではやはり「傾国の美女」ということなのだろうと思います。

信濃の上田城では、松(木村佳乃さん)と小山田茂誠(高木渉さん)が再会を果たしていました。記憶喪失気味だった松さんは、夫の茂誠さんに会って、記憶が戻ったようでした。でも、その場面は「回想シーン」風に短く描かれていました。

薫(高畑淳子さん)と片桐且元(小林隆さん)が病気の鶴松のために薬草を煎じた薬を作ろうとして失敗していた場面も、意外とありそうなことに思えましたし、ほのぼのとしていた何だか面白かったです。

豊臣秀次(新納慎也さん)は、二人の弟や宇喜多秀家(高橋和也さん)や羽柴秀俊(後の小早川秀秋、浅利陽介さん)の前で後継ぎとして豊臣家を支える決意をしていたのですが、徳川家康(内野聖陽さん)と真田昌幸(草刈正雄さん)は、それぞれ、もしかしたら豊臣家は秀吉一代で終わるのかもしれないということを考えていました。そのような場面も良かったです。

大河ドラマ「真田丸」は全50回ということなので、今回で全体の半分が過ぎたことになると思うのですが、今のところはまだ毎回の物語をとても楽しく見ることができています。次回も楽しみにしたいと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム4」第12回

NHKのBSプレミアムで放送されている海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム4」の第12回「ヒーローと悪役」を見ました。

ストーリーブルックの町の境界線に雪の女王が作った氷の壁を魔法で壊すことに成功したエルサ(ジョージナ・ヘイグさん)は、妹のアナ(エリザベス・ライルさん)からアレンデールの王国がハンス兄弟に乗っ取られたと聞き、エマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)に早く世界の扉を見つけてほしいと話しました。

その頃、フック船長のキリアン(コリン・オドナヒューさん)の心臓を預かっているルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)は、朝食を用意して、雪の女王の割れ鏡の呪いから守るために眠らせていた妻のベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)を起こし、ニューヨークへ出かけようと言って、ハネムーンの旅の支度をするよう伝えました。

過去の闇の王のお城では、「使用人」のベルが、帰宅したルンペルシュティルツキンに、あなたのように世界を見て周るのが夢なのだと話していたのですが、ルンペルシュティルツキンは、そのようなベルに魔法の護手を見せていました。その護手には、敵の弱点(主に愛するもの)を指し示す力があるということでした。

現代のストーリーブルックのゴールドさんは、キリアンを連れて湖畔のお屋敷へ向かっていました。ゴールドさんは、そのお屋敷の持ち主が強力な魔法使いであることをキリアンに教え、どこかに世界を行き来できる扉があるはずだと言いました。魔法使いの弟子の箒は、広間へ入ると空中を手探りして、青い扉を見つけ出しました。

一方、レジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、雪の女王の呪いで凍りかけているロビン・フッド(ショーン・マグワイアさん)の妻のマリアンに赤い心臓を戻し、呪いを解きました。マリアンは夫や息子との再会に喜んでいたのですが、その後、赤ずきんのおばあちゃんのお店にレジーナを訪ねると、今彼が愛しているのはあなただ、私は身を引くと話してお店を出ていきました。

旅行の支度をしていたベルのところに、ゴールドさんの孫のヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)が訪ねてきて、ヘンリーはベルのことを「おばあちゃん」と呼んでいたのですが、境界線を出ると町へ戻れなくなるということを伝えて、おとぎ話の絵本を見せて見せていました。ルンペルシュティルツキンが何とかするのだろうと軽く考えていたベルは、スーツケースをもう一つ用意しようとして、ヘンリーが手伝おうと手を伸ばした棚の上の物が床の上に落ちてきたのを拾っていた時、その中にルンペルシュティルツキンの護手を見つけました。

昔の闇の王のお城では、ルンペルシュティルツキンに、あなたが魔法を集めるのは心に穴が空いているからではないかと指摘したベルは、ルンペルシュティルツキンに庭に移動させられたのですが、ベルが仕方なく洗濯物を干していると、そこに白と黒の斑点模様のダルメシアンの子犬が現れました。子犬を追いかけたベルは、何者かに捕まって誘拐され、ベルを呼び戻しに来たルンペルシュティルツキンは、キャメロットの魔法の護手を持って悪魔の崖へ来なければベルを殺すと脅され、夜、護手を持って崖へ向かいました。

崖でベルを捕まえて待っていたのは、エマに倒されたはずのマレフィセント(クリスティン・バウアー・ヴァン・ストラテンさん)と、海の魔女のアースラ(メリン・ダンジーさん)とクルエラ(ヴィクトリア・スマーフィットさん)という悪役たちでした。ルンペルシュティルツキンは、ベルを助けるため、仕方なく護手をクルエラに投げました。悪役の3人が魔法の護手を手に入れたかったのは、「ヒーローが必ず勝つ世界」の在り方を変えるためでした。

ベルを助けたルンペルシュティルツキンは、どうして助けたのかと訊くベルに、奴らにお前を殺させないと言い、私のことを思ってくれたのとベルが驚くと、お前を殺せるとしたらこの俺様だと慌てて言い返していました。

現代のストーリーブルックでは、ロビン・フッドが妻のマリアンと幼い息子のローランドを捨ててレジーナと生きる覚悟を決めたことを公園でレジーナに伝えていた時、呪いが解けてそれまで元気に過ごしていたマリアンが氷の呪いによって再び倒れてしまいました。呪いの一部がまだ残っていたようでした。

レジーナは、マリアンを救う道はストーリーブルックを出て魔法のない世界へ行くことだとロビンに話し、マリアンと子供の3人で町を出ることを勧めました。そして、3人を車で境界線まで連れて行きました。車にいたレジーナの前に現れたゴールドさんは、善人になっても良いことが訪れるわけではないと言い、ヘンリーと一緒におとぎ話の絵本の作者を捜そうとしていたレジーナに、私も作者のことは知らないが、私の運命に作者はいない、望む物は全て手に入れた、君にもそれを願うと伝えて車を降りました。

マリアンは、ロビンに促されて息子と一緒に境界線の外に出た途端に、呪いが解けて元気になっていました。ロビンとレジーナは名残惜しそうに別れ、ロビンが境界線の外に出たのを見届けたレジーナは、自分とロビンとの「ハッピーエンド」の絵本の1ページを破り捨てていました。

エマは、赤ずきんのおばあちゃんのお店に来たキリアンから、アレンデールへの扉を見つけた、湖畔のお屋敷の広間にあると教えられて驚いていたのですが、キリアンの様子がいつもと違うことに気づき、心配していました。キリアンは、自分の心臓を持つゴールドさんに操られていたのですが、そこまではエマも気付きませんでした。キリアンと別れたエマは、母親の白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)と父親のチャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)と一緒に、エルサとアナとクリストフ(スコット・マイケル・フォスターさん)をお屋敷に連れて行きました。広間には、青い扉が残されていて、慎重なエマがその扉を開けました。あなたのしてくれたことは忘れないとエマに感謝したエルサとクリストフが扉の向こうへ行った後、アナは扉の前で立ち止まって、自分たちを助けてくれたゴールドさんは前の世界ではフェアリーだったのかとエマたちに訊ねました。デヴィッドが悪い魔法使いのルンペルシュティルツキンだったと教えると、アナは驚き、ゴールドさんはアナのことを知らないと言ってたと不思議がるエマに、ルンペルシュティルツキンは嘘しかつかない人でしょうと答えていました。

ゴールドさんは、時計台の上に来ていました。時計台の天井が開くと、ちょうど三日月が見えました。魔法の帽子を浮かべると、夜空と重なるように帽子の中の星が広がり、ゴールドさんは、帽子の星と夜空の星が重なる瞬間を待っていました。そして、キリアンの赤い心臓を掴み、キリアンの目の前で握りつぶそうとしていたのですが、そこへエマとメアリーがゴールドさんを止めに時計台へ来ました。ゴールドさんは、二人の動きを魔法で止めて、キリアンの心臓をなおも潰そうとしたのですが、その時、ゴールドさんの手が動かなくなりました。エマとメアリーの魔法も解けました。ゴールドさんの魔法を止めたのはベルでした。ベルは闇の王の短剣を持っていました。ゴールドさんに、キリアンの心臓を返すよう命じたベルは、自分を連れて境界線まで行くよう命じ、ゴールドさんとベルは町の境界線の前に移動しました。

ベルは、昔のルンペルシュティルツキンが手に入れていた護手を部屋で見つけて、変わったはずのルンペルシュティルツキンが変わっていなかったことに気付いたようでした。そしてその護手で、ゴールドさんの弱点、本当に愛するものだった本当の闇の王の短剣を見つけたということでした。ベルは、あなたの愛するものは力だった、あなたは私のために力を捨てたことなど一度もなかったとゴールドさんに言い、力があれば願いが全て叶うからだとベルに訴えるゴールドさんに、私の願いはあなただけだった、あなたに選ばれるためにあらゆるものになろうとしたがなれなかったと伝えました。

そして、昔は野獣の中に人の心を見たけれど今見えるのは野獣だけだと、ベルに許しを乞おうとするゴールドさんを闇の王の短剣で遠ざけ、ストーリーブルックを出ていって!と、ゴールドさんを町の境界線の外へ追い出したのでした。

エルサとアナとクリストフは、扉を通って無事にアレンデールへ戻ることができていました。二人はハンス兄弟を倒して王国を取り戻したようで、お城ではウェディングドレスを着たアナの結婚式が始まろうとしていました。

ストーリーブルックでは、エマはキリアンの身体に赤い心臓を戻し、それからロビン・フッドを妻子の元へ返したレジーナとお酒を飲んでいたのですが、そこへヘンリーが慌てた様子でやって来て、二人の母親を湖畔のお屋敷へ連れて行きました。ヘンリーは、お屋敷に隠し部屋を発見していて、廊下の突き当たりの壁を回転させると、美しい書斎部屋が現れました。ヘンリーは、本棚に並んでいるのがお話の本で、中身が全て白紙であることを二人に教えました。レジーナは、自分の人生をハッピーエンドに変えてもらうためにヘンリーと一緒に作者を捜していたということをエマに話し、エマはヘンリーとレジーナの「マングース作戦」に協力することにしました。

その頃、妻のベルにストーリーブルックを追い出されたゴールドさんは、一人でマディソン街を歩いていました。過去にルンペルシュティルツキンは、救出したベルをお城に帰した後、3人の魔女たちから護手を奪い返し、手を組まないかという3人からの誘いを断っていたのですが、ベルの愛情を失ってしまった今のゴールドさんは、水族館へ向かい、そこの職員として働いていたアースラに声をかけ、悪役が必ず負けるというルールを変えようと誘っていました。

脚本はエドワード・キッツィスさんとアダム・ホロウィッツさんで、演出はラルフ・ヘメッカーさんでした。

第12回は、エルサとアナを魔法使いの扉でアレンデール(おとぎの世界)に帰した後、強い魔法の力で全てを手に入れることができたと思い込んでいたゴールドさんが、突然ベルの愛情を失い、悪役は幸せにはなれないという「作者」の作った自らの運命を自覚して、同じ思いを抱く悪役たちとそれを変える決意をする話でした。

「アナと雪の女王」の関わる物語は今回の第12回で終わり、「シーズン4」の後半となる次回からは別の新しい物語が始まるようでした。

「眠れる森の美女」のマレフィセント、「リトルマーメイド」のアースラ(前作の「シーズン3」ではCGで登場していただけでした)、「101匹わんちゃん」のクルエラ、というディズニー映画の悪役3人が一気に登場していました。一度に登場するとは思わなかったのですが、3人がすでに知り合いだったというのもまた面白く思いました。エマに倒されたはずのマレフィセントとクルエラがどうしているのかはまだ分からないのですが、少なくとも、現代のアメリカの水族館で働いていたアースラには、過去の記憶がありました。

最初に魔法の帽子が置かれていたお屋敷は、魔法使い(魔法使いの弟子の師匠である強力な魔法使い)のお屋敷だということでした。魔法使い自体はまだ登場していないのですが、お屋敷の主が魔法使いなら、書斎に並んでいたおとぎ話の絵本の作者も、その魔法使いということなのでしょうか。

マリアンではなくレジーナが身を引くということになるという展開は、常識的ではあると思うのですが、かつて悪役だったレジーナと、今も悪役を抜け出すことができないルンペルシュティルツキンのゴールドさんの違いを表現するための場面でもあったのかなと思います。

エマもレジーナやヘンリーと一緒に「作者」を捜すことになったのですが、お屋敷があるということは、魔法使い(おとぎ話の作者?)も、ストーリーブルックの町の中にいるのでしょうか。あるいは、他の登場人物たちのようにはストーリーブルックに縛られないのかもしれません。

本物の闇の王の短剣を発見したベルが境界線の前でゴールドさんに自分の思いをぶつけてストーリーブルックから追放する場面も、二人のすれ違ってしまう感情が丁寧に描かれているように思えて、とても良かったです。来週は「ストーリーブルックの秘密」という特別番組が放送されるそうですが、後半の物語の始まる次回もまた楽しみにしたいと思います。

「真田丸」第24回

NHKの大河ドラマ「真田丸」の第24回「滅亡」を見ました。

第24回は、天正18年の7月、豊臣秀吉(小日向文世さん)の家臣となることを拒絶し続けて追い詰められた小田原城の北条氏政(高嶋政伸さん)が、板部岡江雪斎(山西惇さん)の案内で城内へ入った真田源次郎信繁(堺雅人さん)の持参した徳川家康(内野聖陽さん)の書状を読み、嫡男の北条氏直(細田善彦さん)を秀吉の元へ送った後、氏政を説得に来た家康と真田安房守昌幸(草刈正雄さん)と上杉景勝(遠藤憲一さん)の生きてほしいという頼みを断って、仕方なく秀吉に下った東国の武将たちの思いを背負うように、秀吉に命じられた切腹による死を受け入れていく話でした。

作(脚本)は三谷幸喜さん、演出は木村隆文さんでした。

奥州の伊達政宗(長谷川朝晴さん)が秀吉に下ったことを知った氏政は秀吉と和議を結ぶことを決め、7月5日、当主の氏直が秀吉に下りました。7月10日、家康と昌幸と景勝は密かに氏政に会いに行くのですが、氏政は11日に切腹し、出家した氏直は高野山へ送られました。

史実によると、氏直は北条の兵たちの助命を秀吉に嘆願したそうなのですが、ドラマではその部分は描かれていませんでした。氏直は、天正19年に病気で亡くなるものの、氏政の弟の氏規が跡を継いだのだそうです。

一方、水攻めの作戦を考えていた石田三成(山本耕史さん)は忍城の抵抗に苦戦していました。7月12日に三成の陣へ入った昌幸は、氏政の兜を利用して、氏政が逃げて小田原城が落ちたというような噂を流し、14日に忍城が開場したということでした。

北条家の滅亡後、徳川家康は、三河と遠江と駿河と甲斐と信濃を豊臣に召し上げられ、まだすすき野原だった江戸の地や北条の領地を任されました。秀吉の命で徳川の与力となっていた真田は、その立場を解放されて、小県と沼田の地を安堵されました。昌幸は、伊達政宗と組んで豊臣を討とうとも考えていたのですが、「ずんだ餅」を作って秀吉の機嫌を取る伊達政宗に呆れ、戦を諦めていました。宇都宮城での伊達政宗のお餅つきの場面は急にコミカルになっていて衝撃的でしたが、面白かったです。

伊達政宗と信繁は同い年だそうです。隻眼の政宗の右側に座ろうとした信繁を左側に移動させるとか、細かいところも面白く思えました。

冒頭の、久しぶりに登場した小山田茂誠(高木渉さん)と信繁の場面も面白かったです。茂誠は北条氏政の家臣になっていました。松(木村佳乃さん)が亡くなったと思って悲しんでいた茂誠さんは、真田の郷に戻ることもできず、北条氏(後北条氏)と縁があることを思い出して北条へ下り、家臣となることができたのだということを信繁に話していました。信繁は、姉の松さんが生きていることを教えて(部分的に記憶喪失?の件は話すことができませんでした)、真田に戻って来てほしいと伝えていました。

茂誠さんと信繁は北条家の蔵で話していたのですが、そこには鉄砲玉に使うという鉛の塊が保管されていて、鉛や木箱には魚の印がついていました。信繁は、千利休の扇子の印と同じだと気付いたのですが、氏政に家康の書状を渡した帰りに立ち寄った時には、蔵は空になっていました。千利休(桂文枝さん)が慌てて持ち出していました。堺の商人でもある千利休の屋号が「魚屋(ととや)」ということなので、その印なのかもしれません(でも、もしそうなら、その印をつけて北条に鉛を売るのは分かり易過ぎるような気もしました)。

とにかく、今回は小田原征伐の終わりと関東一帯を支配していた北条氏政が切腹を遂げるまでの話だったので、完全な「滅亡」とは少し違うのだとしても、徳川家康の説得や死ぬ決意を固めた氏政の最期の心情が丁寧に描かれていたのだと思います。高嶋政伸さんの演じる氏政が良かったということもあると思います。本当の北条氏政がどのような人物だったのかは私には分からないのですが、最後まで秀吉と戦う気持ちを持ち続け、味方として待っていた伊達政宗が秀吉に下った後にも、秀吉に下って命乞いをするよりは北条家を滅亡に導いた者としての運命を引き受けて死ぬほうを選ぶという、戦国時代を生き抜いた東国の武将としての意地と気位の高さを持った「真田丸」の北条氏政は、かっこいいと思いました。

このドラマの、平岳大さんの演じていた武田勝頼の時もそうだったのですが、歴史の中の“敗者”をただの愚か者として描かないという誠実な感じが、とても良いです。私は2007年の大河ドラマの「風林火山」をとても好きで見ていたのですが、「風林火山」もそのように作られていたように思います。

本編の後の「真田丸紀行」では、小田原城や徳川家康の陣地の跡や氏政と氏照の墓所が紹介されていたのですが、私は北条氏照のことも知りませんでした。ドラマにも登場していなかったように思うのですが、氏照は氏康の三男で、氏政の弟でした。氏政と共に氏照も秀吉に切腹を命じられたそうです。

天正18年は1590年なので、関ヶ原の戦いまであと10年だということがナレーションで言われていました。「真田丸」が造られる大坂冬の陣は、関ヶ原の戦いの14年後です。北条と豊臣の和睦に尽力していた板部岡江雪斎がどこへ行ったのかも、特に描かれてはいなかったのですが、またいつか登場するのでしょうか。

今回は7月の数週間の物語だったので、何月何日に何があったという展開は箇条書きのようでもあるのかもしれないのですが、歴史に疎い私には、政治的な流れが分かるようにも思えて、面白く思いました。次回も楽しみにしたいと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム4」第11回

NHKのBSプレミアムで放送されている海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム4」の第11回を見ました。

魔法の帽子を受け取った魔法使いの弟子が用意した扉を通った雪の女王のイングリッド(エリザベス・ミッチェルさん)は、1982年のボストンの街に出ていました。霊媒師の店を見つけたイングリッドは、身につけていたネックレスを渡して、水晶玉を持つマダム・ファウスティナにまだ生まれていないエマのことを訊いたのですが、マダムが大きな力を持つというその女の子のことをスーザンと言ったので、イングリッドはインチキだと怒ってその店を出ていきました。

割れ鏡の呪いが降り懸かった現在のストーリーブルックでは、町の人々がお互いを罵りあって荒れていました。保安官事務所の牢の中の白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)とチャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)も王族になりすました羊飼いだとかわがままな王女だとかの言い合いになっていて、クリストフ(スコット・マイケル・フォスターさん)も、婚約者のアナ(エリザベス・ライルさん)のことを選ぶ人を間違えたと悪く言って、アナを困らせていました。

アナと同じく、雪の女王のリボンを着けたエマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)とエルサ(ジョージナ・ヘイグさん)にも呪いはかかっていませんでした。そのような二人に、良いことを思いついた、と突然ひらめいたアナは、呪いは古代スカンジナビアの「トロールデングラス」の伝説が元になっているから、伝説の通りにすれば呪いは解けるかもしれないと言いました。しかし、伝説の通りにするということは、イングリッドを殺すということでした。エマとエルサとアナは迷ったのですが、エマはニールをアナに任せて、エルサと二人で保安官事務所を出ていきました。

自分の骨董店にいたルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)も呪いにかかっていなかったのですが、フック船長のキリアン(コリン・オドナヒューさん)もかかっていなくて、ゴールドさんによると、それはゴールドさんが奪ったために今のキリアンに心臓がないからでした。

妻のベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)と孫のヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)と共に魔法を持ったままストーリーブルックの外へ出ようと計画していたゴールドさんは、魔法の帽子の星と夜空の星の並びが一致した時に自分たちは外へ出ることができるのだとキリアンに話し、母親に閉じ込められているヘンリーを連れて来るようキリアンに命じて、赤い魔法の粉の入った小瓶を渡しました。

その頃、ミルズ家の霊廟に自らかけた魔法によって閉じ込められていたレジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、救世主の仕業だと苛立ち、鏡に映った自分の服装を”悪い女王”のドレスに替えていました。

イングリッドは、自分のアイスクリーム店のアイスクリームから紫色の玉のような固まりを二つ取り出して持ち去っていました。そこへ、エマとエルサがやって来たのですが、二人はイングリッドを魔法で倒そうとしたのですが、イングリッドの姉妹の絆であるリボンの「愛」によって、イングリッドを攻撃するための魔法を出すことができなくなっていました。

エマは、リボンを外すためには、愛よりも強い憎しみがあればいいのではないかと考えました。あなたは人を苛つかせる人だけれど憎まれるというほどではないのでは、とエルサがエマに言っていたのが何だか面白かったのですが、エマは、その得意な人を苛つかせる力を使って、レジーナが自分を憎むようにし向けることにしました。

霊廟へ向かい、魔法で扉の封印を解いたエマは、中でエマを待っていた”悪い女王”のレジーナに、マリアンを連れてきたのはわざとだと言って怒らせ、レジーナがエマに放った憎しみの力でリボンの魔法を解くと、急いで霊廟を出ていきました。

レジーナは、エマを捕まえるために保安官事務所へ行きました。エマはいなかったのですが、牢にいた白雪姫とチャーミング王子を殺そうと考えました。クリストフを魔法でどこかへ移動させると、白雪姫を出し、剣を渡して、その場で決闘を始めました。

1999年のミネソタ州リッチフィールドの孤児院では、新入りのエマがケヴィンという少年にビデオカメラを取られそうになっていました。イングリッドは、ケヴィンを注意してビデオカメラをエマに戻したのですが、その夜エマは施設を出ようとして、リビングでココアを飲んでいたイングリッドに引き留められ、説得されました。ケヴィンはクモが苦手だとイングリッドに教えられ、もう一日暮らしてみることにしたエマは、それからはケヴィンにいじめられなくなったようでした。

イングリッドと姉妹のように仲良くなっていたエマは、遊園地のクレーンゲームで遊んでいました。機械から少し火花が出たのですが、エマは犬のぬいぐるみを取ることができました。その後、エマは、イングリッドから養子縁組みの申請をしたと伝えられ、お母さんというよりはあなたの理想的的な姉になりたいと言われて、喜んでいました。

しかし、イングリッドに「ハリー・ポッター」のことを話しながら魔法があればいいのにと冗談風に言っていたエマは、イングリッドからあなたにも力が目覚めかけているのだと言われ、走ってくる車の前に連れて行かれました。イングリッドは止めてと叫んだのですが、動揺するエマはただ車に轢かれそうになっていました。ショックを受けるエマに、イングリッドは、エマに特別な力があることを訴えていたのですが、エマはそのようなことを真剣に言い出すイングリッドに不信感を募らせて怯えて、イングリッドの元を離れていきました。

現在のストーリーブルックでは、レジーナの家の中に閉じ込められているヘンリーを見つけたキリアンは、汚い海賊だとかママとつき合っているのが気に食わないとか言われつつ、魔法の粉をドアに振りかけて、割れ鏡の呪いのかかったヘンリーを外へ連れ出そうとしたのですが、ドアを開けた瞬間に仕掛けられていたビー玉で転び、その隙にヘンリーに逃げられてしまいました。

アナは、レジーナに魔法で保安官事務所を出されたクリストフを追いかけて、トランクが流れ着いた夜の浜辺に来ていました。クリストフは、泳いででもアレンデールに戻るのだと言い張っていました。世界の扉が開かないと無理だと止めるアナに、クリストフは、自分の人生は単純だった、俺とスヴェンだけだった、永遠の冬を作り出す義理の姉もいなかったし、自分の知り合いを皆殺しにするような親戚もいなかったし、30年も結婚を延期するような婚約者もいなかった、と怒っていました。アナは、海に入ろうとするクリストフを止めるため、近くに落ちていた瓶でクリストフの頭を殴って気絶させたのですが、その瓶はトランクと一緒に浮き上がった手紙の入っていた瓶で、割れた瓶から落ちた手紙を読んだアナは、起きないクリストフを残して、イングリッドに会いに行ったエルサの元へ急ぎました。

エマとエルサは、イングリッドの氷の洞窟を訪れていました。二人を待っていたイングリッドは、イングリッドを倒す魔法を出すことのできない二人に、私を愛しているから躊躇しているのだといい、紫色の玉を取り出しました。その中に閉じ込められているのはイングリッドとの「良い思い出」でした。

2001年、魔法使いの弟子にもらった巻物を持ってメイン州の森に来たイングリッドは、気がつくとストーリーブルックの町にいました。その後、アイスクリーム店の店主になったイングリッドは、お店に来たエマを見て、28歳の誕生日に現れるというのは本当だったと喜んだのですが、思わぬ場所でイングリッドと再会したエマは、付けて来たのかと驚き、年齢の変わっていないイングリッドの様子を怪しんで怯えていました。イングリッドは、エマの自分の対する記憶を紫色の玉に封印し、普通のお客さんに戻ったエマは、おいしいアイスクリームを買って帰っていきました。

イングリッドはその時閉じ込めた自分との思い出をエマとエルサに戻そうとしたのですが、その時、アナが手紙を持ってやって来ました。手紙は、エルサとアナの母親で、イングリッドの妹のゲルダが亡くなる前に書いたものでした。アナが読み上げたゲルダからの手紙には、エルサの力を封印しようとしたのは間違いだったと、エルサや姉のイングリッドの力を恐れていたことに対する後悔の思いが綴られていました。手紙には小さな石が付けられていたのですが、ゲルダによると、その石にイングリッドとヘルガの記憶が封印されているということでした。ゲルダは、その石を使って、アレンデールの人々に二人のことを教えてほしい、ノースバレーの洞窟にある壺からイングリッドを解放してほしい、そして姉に会ったら、愛している、ごめんなさいと伝えてほしい、過ちを取り消してもう一度手をつなぎたい、と手紙の中で訴えていました。

イングリッドは、私とは全く違うあなたに何が分かるのかと怒ってアナを突き飛ばし、アナが落としたゲルダの手紙を自分でも読み返したのですが、石に触れると昔の楽しい記憶がイングリッドの中に蘇ってきました。

妹のゲルダの言葉を信じ、憎しみから解放されたイングリッドは、割れ鏡の呪いを解くため、自分を滅ぼすことにしました。イングリッドは、力に身を委ねてしまった自分のことを化け物だと言い、ストーリーブルックの町の人々の目の中に入っていた鏡の欠片を回収し始めました。戻ってきた鏡の欠片に囲まれながら、イングリッドは、エルサとエマはお互いを見つけた、エマも家族を見つけたと言い、二人に封印していた思い出を返しました。エマとエルサは、イングリッドとの昔の記憶を取り戻しました。そして、あなたたち3人は特別な存在だということを忘れないでと伝えたイングリッドは、エマに、昔あなたが私をハッピーエンドに導くと予言されたけれどこれがそうだった、私の望みは妹たちに愛されることだけ、それが叶った、二人にまた会える、と伝えて、鏡の欠片と共に消えていきました。

洞窟の中に雪が降りました。エルサは、イングリッドとヘルガの記憶をアレンデールの人々の中に戻そうとアナに言いました。ストーリーブルックの町にも雪が降り、人々にかかっていた憎しみの呪いもすっかり解けました。戦っていた白雪姫とレジーナも、我に帰って笑い合っていました。呪われて荒れていた間の記憶は残っているようだったのですが、人々は、呪いのせいだからと笑って仲直りをしていました。ヘンリーも二人の母親と無事に再会しました。赤ちゃんのニールは割れ鏡の呪いの騒動の間、眠っていたようでした。

割れ鏡の呪いを利用した町からの脱出計画に失敗したゴールドさんは、エマたちをそっとしておいてほしいと言うキリアンに、自分が魔法を持って境界線を越えれば町のみんなは恐怖から解放されるだろうと言ってお店を出て、雪の降る町中へ出ていきました。

第11話は、このような物語でした。雪の女王のイングリッドが、家族に裏切られたという憎しみから解放され、エマやエルサやアナのいる世界を自分の身を犠牲にして守ろうとする話でした。

消滅したイングリッドが亡くなった妹たちとの楽しかった思い出に出会う場面も良かったです。

エルサやクリストフやアナの台詞も面白かったですし、レジーナが再び悪い女王の姿になるとか、コメディー風の要素も盛り込まれていたように思うのですが、夜の浜辺でアナに気絶させられたままのクリストフは、最後の場面ではまだ忘れられていたようでした。次回には目を覚まして浜から戻ってくるでしょうか。

今回の物語を見ていて、「良い思い出」があるということは大切なことだなと改めて思いました。

私は、例えば、思い出が全部で10個あるとして、その内の9個が良い思い出で、1個がとても嫌な思い出だった場合、9個の思い出がどれほど良い思い出でも、残りの1個のとても嫌な思い出の強さに引っ張られてしまって、良い思い出の印象を弱くしてしまうというようなところがあるような気がします。

どちらかというと私がネガティブ思考(マイナス思考)になりやすいからなのかもしれないのですが、本当には、1個の嫌な思い出を忘れること、あるいはその嫌な思い出をほとんど気にせずに済むようになることができるようになったほうが良いのだろうと思います。

このドラマの登場人物には、前向きで明るい性格の人も多いのですが、物事を悪いほうへ考えて少し不安になってしまうタイプの人が意外と多いような気がします。その人たちが、少しずつ自分を信じることができるようになって、前向きに自分らしく自分の人生を生きることなっていく物語でもあるのだと思います。私もいつかはエマたちのように、自分のことをちゃんと信じることができるようになりたいです。

あと、1999年のエマが「ハリー・ポッター」の話題を出していた時、私はこの時代に「ハリー・ポッター」はあったのだろうかと気になったのですが、イギリスのJ・K・ローリングさんの小説『ハリー・ポッターと賢者の石』は1997年に出版された作品で、最初の映画の公開が2001年でした。少女時代のエマは、小説の『ハリー・ポッター』シリーズを読んでいたということなのかもしれません。(ただ、私は小説を未読で、映画版も少ししか見たことがありません。映像に描かれるイギリスらしい風景や中世風の建物や小物などは良いと思うのですが、その少しだけ見た映画の「ハリー・ポッター」の中の登場人物たちが使う「魔法」は、私には何か少し息苦しく思えます。)

「もう一人の雪の女王」だったイングリッドは今回でいなくなってしまいましたが、アレンデールへ戻ることのできる世界の扉は開かれていないので、エルサとアナは、もう少しストーリーブルックの町に残るようでした。次回の物語もまた楽しみにしたいと思います。

「世界一難しい恋」最終回と、東京都知事の辞職のこと

日本テレビの水曜ドラマ「世界一難しい恋」の最終回(第10話)を見ました。

最終回は、恋愛の頂点には結婚があるはずだと秘書の村沖舞子(小池栄子さん)に言われたり、ステイゴールドホテルの元社長の和田英雄(北村一輝さん)から鮫島ホテルズ東京での結婚式の相談を受けたりして、交際を再開した柴山美咲(波瑠さん)との結婚を考え始めた社長の鮫島零治(大野智さん)が、村沖さんから結婚する前に同棲をすることを勧められて、父親の幸蔵(小堺一機さん)に協力をしてもらいながら、美咲さんとの同棲生活を成功させようとする話でした。

脚本は金子茂樹さん、演出は中島悟さんです。

最終回は10分拡大版で放送されていたのですが、結局、最終回では零治さんと美咲さんは結婚しませんでした。美咲さんのホテル建設という「夢」に向けた動きも、具体的にはありませんでした。

最後のほうには、「NEWS ZERO」で月曜日のキャスターを務めている嵐の櫻井翔さんがご本人役で出演していました(「ZERO」では「カルチャー」のコーナーに大野さんが番組の宣伝のために出演していて、大野さん流の「リーダー論」についてお二人で話していました)。櫻井さんのインタビュー番組に出演した、美咲さんとの同棲生活の幸せを隠し切れない零治さんが、帰りの車の中で夕食の準備中の美咲さんから電話で牛乳を買ってきてと頼まれて快く引き受けたのを、ハイヤーの運転手の石神剋則(杉本哲太さん)と村沖さんが見守るというところで終わっていました。

美咲さんの元同僚の堀まひろ(清水富美加さん)が好きだった部長の白浜吾郎(丸山智己さん)が、実は大学生の頃から和田さんを好きだったという突然の展開も、意外と良かったように思います。零治さんの物語とは直接には関係ないのですが、三浦家康 (小瀧望さん)の時のように、白浜部長にも独白の場面があったなら、もっと面白くなったのかなと思いました。

零治さんが社長としての仕事をする場面も少なかったですし、ホテル業界を描く“お仕事ドラマ”ではなかったのですが、零治さんがホテルの社長というのは、横浜のみなとみらいの風景を活かすための設定だったのかもしれません。

零治さんの「恋」が「世界一難しい恋」なのかどうかはやはりよく分からなかったのですが、ほとんど初恋?のような美咲さんを好き過ぎて振り回され続ける零治さんの、35歳の人には見えない小学生か中学生風の感じが、大野智さんに合っている(合っているというか、あるいは大野さんの演技が上手いということなのかもしれませんが)ように思えて、最終回も最後までそれなりに楽しく見ることができました。

この日本で純愛を守る最後の砦が俺とみささんだ、と零治さんは石神さんと村沖さんに言っていましたが、恋愛をしたことがなかった零治さんの純愛物語として、確かに「ラブコメディー」のドラマでした。零治さんの「いさなみすやお」が最終回まで活きていたのも、良かったと思います。エンディングに流れていた主題歌の嵐の「I seek」も良かったです。

でも、最後の櫻井さんの場面や牛乳を頼まれた零治さんの車の走る場面を見ていて、ここで終わりなのかという、何となく拍子抜けのような感じでもありました。もしもあと1話、第11話まであったなら、もう少し物語がまとまったのかなと、少しもったいなく思いました。零治さんや美咲さんたちの日常を描くドラマであるとするなら、少しずつ延々と続けることができる作品でもあるような気がしましたし、今回の「最終回」を見終わって、いつかスペシャルなどで「続編」を放送する予定があるのかもしれないとも思いました。


ところで、このドラマの最終回を見た後、報道番組で女優の白川由美さんが亡くなったということを知り、驚きました。79歳だったそうです。多くのドラマに出演していましたが、日本テレビのドラマでは、「家政婦のミタ」の家政婦紹介所の所長の晴海さんを演じていて、上品で知性的な雰囲気のある方という印象があり、私の勝手な考えなのですが、いつかテレビ朝日の「相棒」シリーズの“上品な老婦人の回”に出演するといいなという風にも思えていたので、少し寂しく思いました。

それから、昨日の報道番組は、東京都知事の仕事を続けたいと頑なに主張し続けていた舛添都知事が与党から不信任決議案を出された後一転して代理人を通して「辞職願」を都議会議長に提出したという話題で占められていました。舛添さんが自身の疑惑を晴らすために選んだ「第三者」が自民党の顧問弁護士のような元検事の人物で、舛添さんの政治資金規正法違反の疑惑を「違法ではないが不適切」と表現したことが、都民の方や報道番組を見た方の中に知事不適格者の感を強め、そのことが、今は参議院議員選挙で勝つことだけを目指している与党の自民党と公明党がかつて推薦した舛添さんを“裏切る”という決断にもつながったのかもしれないなと思います。

「百条委員会」が都議会で設置されないまま、不信任案の採決の前に舛添都知事が辞職願を提出したので、このまま都知事が辞職をしたなら(一応今月の21日までは舛添さんは都知事ですが、明日の定例会見には出ないそうです。都議会がそれを認めたのでしょうか)、テレビや新聞などのメディアは、甘利元大臣(なぜか不起訴になっています)の時と同じように、舛添さんの疑惑の追及やその報道をやめていくのだろうと思います。すでに昨日には後任は誰なのかという話題を出していて、昨夜の「世界一難しい恋」の最終回に出演していた嵐の櫻井さんの、高市大臣(現在政治資金の不正で告発されているそうです)のいる総務省の事務次官の仕事が突然終わった父親の方の名前も出ていましたが、ご本人は出馬はしないと断言したそうです。出馬の噂の報道を見ていて、もしも櫻井さんのお父さまが都知事選に立候補したとするなら、櫻井さんは“公平公正”のために報道番組「ZERO」のキャスターを辞めることになるのではないかと思ったのですが、どうなのでしょうか。

報道番組で流れていた街のインタビューの中には、「女性の活躍」という点や「お金にクリーンなイメージがある」という点で後任の都知事は女性が良いのではないかという意見がありましたが、都知事の仕事をしっかりと行うことができて、人格の卑しくない人なら、特に性別は関係ないように思います。少し見たり話を聞いたりしただけでその人の性格を判断するのは難しいかもしれませんが、性別に関わらず、誠実な人は誠実であり、嘘つきな人は嘘つきであり、卑しい人は卑しいのだろうと思います。

今回の舛添さんの疑惑は、賄賂を受け取った問題で辞職した猪瀬元都知事や甘利元大臣の場合とは異なり、「ザル法」とも呼ばれている政治資金規正法では不適切であっても完全には違法ではないということだったので、それが本当なら、もしも最初の頃に嘘を付かずに記者会見で全てを正直に話して謝っていたなら、これほど「都政が滞る」というような事態にはならなかったのではないかなと思います。(「辞職願」の提出前、舛添さんは、2020年に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックの成功という“公益”のためにリオデジャネイロオリンピックが終わるまでは都知事を続けたいと議会で訴えていましたが、その様子を報道番組で見ていて、今度の「東京オリンピック」はやはり呪われているのかなということもまた少し思いました。)

東京都知事の選挙には約50億円の税金がかかるそうですが、そもそも一体何に約50億円もかかるのでしょうか。多くの国民がある政治家を不適格者だと思うようになった結果、そしてそのために多くの議席を持つ党も自分たちが推していたその政治家を切ることにした結果として選挙になるというのは普通のことだと思うので、50億円がもったいないから選挙はするなという意見もあるとは思いますが、それよりはどちらかというと、その選挙や東京オリンピック関連の事業に使われている大きな金額の内訳が見直されていくほうが良いような気がしました。

情報番組や報道番組がある一つの話題に多くの時間を割く場合には、その裏では隠された何か別の大きな問題が動いているのではないかということを、以前ナインティナインの岡村さんもラジオで話していましたが、本当にそうなのかもしれないなと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム