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「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」第1話

NHKのEテレの「天てれアニメ」という枠で放送が始まった新しいアニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の第1話を見ました。

先日の火曜日の夕方に放送されていた約10分間のアニメです。「銭天堂」というタイトルと「型ぬき人魚グミ」という初回のサブタイトルが何となく気になって、内容を全く知らないまま録画をしておいたアニメだったのですが、廣島玲子さんとjyajyaさんの小説『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』シリーズを原作としているアニメということでした。私はその小説を未読です。

幸運な人だけがたどり着けるというふしぎな駄菓子屋「銭天堂」には、店主の紅子(声・池谷のぶえさん)と黒猫の墨丸(声・片山福十郎さん)がいました。

第1話「型ぬき人魚グミ」は、ある夏の日の学校帰り、水泳の苦手な小学生の篠田真由美(声・日高里菜さん)が、路地裏の駄菓子屋「銭天堂」にたどり着きました。たくさんの珍しいお菓子に感動していた真由美さんは、店主の紅子さんから、望みを叶えるお菓子を用意すると言われ、泳げるようになりたいと言いました。紅子さんから「型抜き人魚グミ」を見せられた真由美さんは、これで泳げるようになるのだろうかと少し疑いつつも、10円だと言われて、ポケットから取り出した10円玉(昭和四十二年)を紅子さんに手渡しました。

箱の中に入っている紙をよく読むよう言われた真由美さんは、帰宅すると、早速自分の部屋で説明書を読みながら「型ぬき人魚グミ」を作り始めました。6分待って、完成した人魚型のグミを食べました。人魚になって泳ぐ夢を見た真由美さんは、翌日のプールの授業で人魚のような泳ぎを披露し、先生や同級生たちを驚かせました。しかし、真由美さんはプールサイドで休んでいた時、脚に人魚のような鱗が出て来ていることに気付きました。真由美さんは、人魚グミを作り終えたら食べる前にコップにスプーン1杯の塩を入れた水を必ず飲むように、そうしないと身体が人魚化していく恐れがあるという説明書の裏の注意書きを読み忘れていたのでした。

シリーズ構成・脚本は小林雄次さん、監督は富岡聡さんでした。「一話完結」の物語のようでした。

もしも人魚化してきたら人魚の型の裏の「人間型」でグミを作って食べるようにという説明を思い出した真由美さんは、急いで家に戻り、人魚化してきた身体で人間グミを作り始めました。完成時間を待たずに固まりかけてきた人間型のグミを食べた真由美さんは、ギリギリのところで完全な人魚化を防ぎ、元の人間に戻ることができました。

その後も真由美さんは泳げるようになり、10年後には、水泳の選手になったようでした。

「銭天堂」の“ふしぎな駄菓子”は、「ドラえもん」の“ひみつ道具”のようでもありました。紅子さんが望の叶う駄菓子の説明書について真由美さんに話している辺りを見ながら、私は「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造さんを思い出したのですが、喪黒さんの話では、喪黒さんに望みを叶えてもらった人物がさらに欲を出して深みにはまって闇から抜け出せなくなる場合が多いように思います。

このアニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」では、少なくとも先日の第1話では、第1話の主人公の小学生は“ふしぎな駄菓子”をきっかけに苦手なものを克服し、さらに選手になるという明るい夢を叶えていました。あるいは、今後の物語の中には、昔に見ていたアニメ「笑ゥせぇるすまん」のように、その時の主人公が地獄に落ちる回もあるのでしょうか。

私としては、駄菓子屋の紅子さんがお菓子(おもちゃもあるのかもしれません)を買いに来たお客さんに小銭を要求するというところや、何年の何円玉と紹介するところも、面白く思いました。あらゆる分野に「デジタル化」を推進しようとしている日本政府が市民の使うお金を「電子マネー」に変えようと画策している現代に、あえて現金の小銭の価値を見出そうとする感じが、新鮮に思えました。駄菓子屋さんやお祭りの屋台といえば小銭を持っていくもの、という昭和の小学生的感覚というわけではないのですが、個人的には、例えば駄菓子屋さんや古本屋さんではこれまで通り現金を使うことができるといいなと思っていますし、何でも電子化すればいいというわけではないのではないかなと思っています。便利になるかもしれませんし、楽になるかもしれませんが、便利ですよ、楽になりますよ、という言葉の裏側にあるものを、一応考えたほうが良いように思います。

昔、フジテレビでは「ウゴウゴルーガ」というCGを多用した不思議な番組が放送されていて、その番組を好きで見ていた私は、それに似せて作られているように見えた教育テレビの「天才テレビくん」という番組をあまり積極的には見たことがなかったのですが、そのNHKの「天才テレビくん」が(マイナーチェンジを繰り返しながら?)「ウゴウゴルーガ」の終了後にもずっと長く続いているというのは、すごいことだと思います(この枠のアニメでは、私は「魔法少女隊アルス」という作品を見たのですが、そのアニメは「天てれアニメ」枠の作品ではなかったようでした)。毎回の感想を書くことはできないかもしれないのですが、もしも録画を忘れなかったなら(あるいは、一話完結の物語なので、何話か見逃してしまっても大丈夫なのかもしれませんが)、次回の「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の物語も見てみようと思います。

アニメ映画「若おかみは小学生!」

NHKのEテレで一昨日の土曜日に放送され、録画をしておいたアニメ映画「若おかみは小学生!」を見ました。

2018年に公開されたアニメ映画で、原作は、令丈ヒロ子さんの児童文学(小説)『若おかみは小学生!』シリーズだそうです(イラストは亜沙美さん)。私は未読です。未読なのですが、さすがに人気作というだけあってか(小学生の方たちに人気なのでしょうか)、タイトルだけは知っていました。書店か、新聞や雑誌の広告かで最初にこの作品のタイトルを読んだ時、私は、昔好きで見ていたアニメ「ママは小学4年生」みたいだなと思ったのですが、当然のことながら、全く別の内容の作品でした。

アニメ映画は、両親と共に母親の出身地である静岡県伊豆の温泉街・花の湯温泉の一角にある梅の香神社で神楽を見た帰りの高速道路で交通事故に巻き込まれ、両親を亡くした小学6年生の織子(おっこ、声・小林星蘭さん)が、旅館・春の屋を経営する母方の祖母の関峰子(声・一龍斎春水さん)元で暮らすことになり、旅館にいた祖母が大阪にいた頃の幼なじみの少年の幽霊・立売誠(ウリ坊、声・松田颯水さん)に懇願されて、祖母の旅館の跡継ぎとして若女将修業の一環として旅館を手伝いながら、幽霊の秋野美陽(声・遠藤璃菜さん)や妖怪?の鈴鬼(声・小桜エツ子さん)、花の湯温泉で一番豪華な秋好旅館の一人娘・秋野真月(声・水樹奈々さん)や母親を亡くした神田あかね(声・小松未可子さん)や占い師のグローリー水領(声・ホラン千秋さん)との交流の中で、両親を亡くした悲しみを少しずつ癒していく、というような物語でした。

監督と絵コンテと演出は高坂希太郎さんでした。脚本は吉田玲子さん、音楽は鈴木慶一さん、エンドロールのところで流れていた主題歌は、藤原さくらさんの「また明日」という曲でした。

おっこさんの声を演じていた小林星蘭さんが、何というか、本当の声優さんのようでした。

5月2日の土曜日の夜のEテレでは、アニメ映画「君の膵臓をたべたい」(原作は住野よるさんの小説、監督・脚本は牛嶋新一郎さん)を放送していたのですが、私には合わないというか、新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」と同じくらい、登場人物の誰にも共感することのできないタイプの作品でした。その作品を好きな方もいると思うので、私があまりいろいろ言ってはいけないかもしれないとも思うのですが、そもそも、図書館を物語の舞台の一つにしていながら“本好きは暗い”という設定にしていることも、残念に思えました。スタジオジブリの近藤喜文監督のアニメ映画「耳をすませば」(原作は柊あおいさんの漫画)と比べるのは適切ではないのかもしれないのですが、その作品では、本や読書を好きなことが肯定的に描かれています。

ところどころ物語の設定や登場人物の心理の描写が飛んでいるというか、私にはよく分からないように思える部分もあったので、私が見た土曜日のEテレの放送は、もしかしたら、本編ノーカット放送というわけではなかったのかもしれません。このアニメ映画「若おかみは小学生!」が番組表の解説に書かれていたような「傑作アニメ」かどうかは私にはよく分からなかったのですが、それでもこのアニメ映画は、先のアニメ映画「君の名は。」や「君の膵臓をたべたい」よりは、ずっと見やすい作品でした。

「うる星やつら」のテンちゃんのような鈴鬼のキャラクターがかわいかったですし、水樹奈々さんが声を演じていた、おっこさんと同じクラスの真月さんのキャラクターも良かったです。

『若おかみは小学生!』という小説シリーズを知らない私には、映画を見ながら、主人公のおっこさんよりも、そのライバル的な存在として描かれていた、いつもピンクのフリフリのドレスを着ているという理由で同級生たちから陰で「ピンフリ」と呼ばれていた真月さんの個性のほうが面白いように思えていたので、私としては、真月さんにも、真月さんが生まれる前に亡くなったという見た目は7歳の幽霊の姉の美陽さんに会ってほしかったように思いました。

真月さんは、私は勝手に何となくどこかで見たことがあるような気がしていたのですが、宮崎駿監督のアニメ映画「魔女の宅急便」の、主人公のキキが旅立った日の夜に空の上で出会った、修行を終えて故郷の町へ帰る途中の占いの得意な先輩魔女さんの雰囲気に少し似ていたように思います。

おっこさんと真月さん、神田少年に関して言えば、家族を亡くした子供たちの物語でした。見えなくてもそばにいる、というのは暗いホラーにもなり得ますが、あなたは一人じゃない、ということがこの物語のテーマになっていたのかなと思います。

祖母が隣家の同級生のウリ坊と遊んでいた大阪時代というのは、二人の当時の髪型や服装などからすると、戦時中の頃のことなのかなと思ったのですが、映画の中ではその時代について特に詳しくは描かれていませんでした。

この映画には、携帯電話(あるいはスマートフォン)やパソコンなどの機械が出てこなかったように思うのですが、そのようなところも、旅館を舞台にした、対面性を重視する物語としては良かったのかもしれません。

幽霊たちが成仏?した神楽の場面の後の、エンドロールの水彩画風の絵が、藤原さくらさんの歌う主題歌と共に、軽やかな感じがして良かったです。

「未来少年コナン」の再放送のこと

先週の日曜日の深夜から、NHKの総合テレビで1978年の日本アニメーション制作の宮崎駿監督のアニメ「未来少年コナン」のデジタルリマスター版の再放送が始まりました。

「未来少年コナン」の原作は、アレグザンダー・ケイのSF小説『残された人びと』です。「未来少年コナン」は、1986年のスタジオジブリ制作のアニメ映画「天空の城ラピュタ」に通じるような物語でもあり、今見ても、とても面白いです。ナレーションを担当する伊武雅之さんは、俳優の伊武雅刀さんです。2008年に地球で世界戦争があって、海に囲まれた「のこされ島」でおじい(声・山内雅人さん)と二人暮らしをしていたコナン(声・小原乃梨子さん)がハイハーバー出身の少女・ラナ(声・信沢三恵子さん)と出会ったのがその20年後の2028年ということなので、2020年の現代から見ても、物語の舞台はまだ未来です。

私が小さい頃には、海外文学を題材にした「世界名作劇場」のアニメがテレビの“ゴールデンタイム”に放送されていて、私も好きで見ていました。子供のために良質なアニメ作品を作ろうとしていた当時の大人たちは(今もいるのかもしれませんが)偉かったのだと思います。

「未来少年コナン」の再放送が始まると知った時、私は、少し前に総合テレビの同じ時間に放送されていたアニメ「映像研には手を出すな!」(面白かったです)の中で扱われていたからなのかなと思ったのですが、そうではなく(もしかしたらそれもあるのかもしれないのですが)、アニメ「キングダム」第3シリーズの第5話以降の放送ができなくなったため(政府の「緊急事態宣言」の発令によって制作延期となってしまったそうです)、放送再開までの間の代わりの番組として放送されることになったということのようでした。

今回の「未来少年コナン」の途中には、CMの直前?のパタパタアニメも入っていました。昔のアニメらしい良さのある、鎌田直純さんと山路ゆう子さんの歌うオープニングとエンディングのテーマ曲も優しいです(今聞くと、音楽の教科書に載っていそうな文部省唱歌風でもあります)。毎回の感想を書くことはできないかもしれないのですが、少年少女の冒険と、戦争と平和の描かれる全26話の物語を、私も楽しみにして見ていこうと思います。

「映像研には手を出すな!」最終回

NHKの総合テレビで月曜日の深夜(日曜日の続きの深夜)に放送されていたアニメ「映像研には手を出すな!」の第12話(最終話)までを見ました。

芝浜高校の映像研究同好会の浅草みどり(声・伊藤沙莉さん)と金森さやか(声・田村睦心さん)と水崎ツバメ(松岡美里さん)と音響の百目鬼(声・花森ゆみりさん)は、地元の芝浜商店街の協力を得て制作したアニメ「芝浜UFO大作戦」のエンディングのダンスシーンにSNSで依頼した人から送られてきたデモ曲が全く合っていないということに当惑しました。本編の制作が忙しかった監督の浅草さんは、2週間前に送られてきたメールに気付いていなかったのでした。

どうするべきか考えた浅草さんは、ダンスシーンに力を入れていた作画の水崎さんとプロデューサーの金森さんに、ラストのダンスシーンは止め、デモ曲に合うように全体を調整することを決断しました。浅草さんは、異なる環境によって培われた価値観の相違から戦っていた双方が仲良くダンスをして終わる相互理解と共存と友好の大団円のエンディングに疑問を持っていたことを打ち明け、世の中には完全な平和はない、戦いは止まらない、しかし、どうすれば戦いが終わるのか彼らは考え続けるのだと、新しいエンディングのアイデアを金森さんと水崎さんに提示しました。

時間のない中、休みなしの徹夜で完成させたアニメのDVDを、映像研の3人はコメットA(コミックマーケット?)で売る日が来ました。カリスマ読者モデルの水崎ツバメの宣伝効果でダンスシーンの特典映像付きの1枚1000円のDVDは売れていきました。人の多さと接客にぐったりしていた浅草さんは、金森さんのアイデアで水崎さんと一緒に紙袋をかぶって接客することになり、DVDを売り切りました。

そして、コメットAが終わった夜、宅配ピザを食べた浅草さんと金森さんと水崎さんは、まだちゃんと見ていなかった、アニメ「芝浜UFO大作戦」の完成版を見ることにしました。

「芝浜UFO大作戦」は、登場人物の台詞のないアニメーションでした。映像とそれに合わせた効果音とBGMのみで戦いの物語は進んでいきました。芝浜の街は双方の飛行船の空爆によって破壊され、祖先を同じくする者同士の戦いを止めるために攻撃に参加していた双方の若者は、飛行船の不時着した相手の国の領地で「敵」の前に出て行くのでした。

街には高層の建造物が次々と立ち上がり、うさぎのぬいぐるみを抱えたまま眠っていた浅草さんは、朝、目を覚ますと、明るい窓の外を見て、まだまだ改善の余地ばかりだと動き出していました。

浅草さんと金森さんと水崎さんのいる芝浜高校の映像研の部室から、カメラが引いていくような、芝浜の海を越えて、森を抜けて、空へ上がって宇宙へ飛び出していく感じが良かったです。3人の「ばばーん!!」も、この作品らしい感じがしました。

脚本は木戸雄一郎さん、音楽はオオルタイチさん、演出は井上圭介さん、キャラクターデザインは浅野直之さん、作画監督は小林直樹さん、監督は湯浅政明さんでした。アニメーション制作は、サイエンスSARUでした。

原作は、私は未読のままなのですが、小学館の「月刊!スピリッツ」で連載中の大童澄瞳さんの漫画『映像研には手を出すな!』です。

最終回のエンディングの直後の映像は、リュックサックを背負った浅草さんが走って行く後ろ姿のアニメーションだったのですが、それは原作者の大童澄瞳さんの作でした。

毎回の感想を書くことはできなかったのですが、私も毎週の物語をとても楽しみにして見ていました。現実のアニメ業界を高校生の部活動や同好会活動で表現した話のようでもあり、高校生たちの成長物語のようでもあったのですが、アニメでアニメ制作を描くというテーマも面白かったですし、現実世界に空想世界が入り混じる世界観も、女子高校生に見えるような見えないような浅草さんと金森さん、水崎さん、百目鬼さん、映像研を認めるようになった生徒会書記のさかき・ソワンデさん(声・小松未可子さん)や、映像研を暇そうに見守る藤本先生(声・井上和彦さん)たちのキャラクターも楽しかったです。

前回の、一人も怖いが人も怖い、社会生活なんてくそくらえだ、将来の夢は仙人にしよう、という高校に入ったばかりの頃の浅草さんの呟きも面白かったのですが、浅草さんが同級生の金森さんと水崎さんを友達ではなく仲間だと思っているとか、そのようなところもとても良かったです。

いつかどこかで読んだのだと思うのですが、押井守監督も、友達はいないけれど仲間はいる、というようなことを話していたような気がします。仲は良いけれど一定の距離感を保った割り切った関係性をお互いに持続させることができるというのは、かっこいいと思います。

経済観念のしっかりした金森さんや、人や流動体の動きを捉えるのが得意な水崎さんの過去も描かれていましたが、ただ、金森さんや水崎さんは一人で生きていくことができるかもしれないとしても、浅草さんには金森さんと水崎さんが必要であるようにも思えました。

オープニングの映像とchelmicoの「Easy Breezy」という曲も、エンディングの映像と神様、僕は気づいてしまったの「名前のない青」という曲も、このアニメに合っていて、良かったです。

「純粋な評価がほしい。この悩みは一生続くな」という水崎さんの言葉は、アニメ制作者の方だけではなく、全ての作家、芸術家、表現者の方たちの思いなのかもしれないなと思いました。

私は、特に小さい頃の私は、テレビアニメを見ながら、アニメを制作している人たちがいるのだということを考えたことがありませんでした。遊園地の着ぐるみの「中の人」を考えなかったのと同じように、アニメのキャラクターの「声優さん」のことも、特に考えたことがありませんでした。ただそこに描かれている物語を楽しく見ていただけでした(それは今もあまり変わっていないかもしれません)。なので、このアニメの浅草さんや金森さんや水崎さんのように、早くに自分の見ている世界の背後にあるものに気付くことができる人というのは、その時点で表現者(金森さんの場合は経営者でしょうか)に向いているということなのかもしれませんが、すごいと思います。

アニメの物語の中のことですが、これからも、浅草さんと金森さんと水崎さんのアニメ制作は続いていくのだろうなと思います。もう終わってしまうのか、という印象でもあったのですが、私もこのアニメ「映像研には手を出すな!」を最後まで楽しく見ることができて良かったです。


ところで、これはこのアニメとは直接的には関係のないことなのですが、昨夜の報道によると、文部科学省は、昨年の愛知県主催の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への助成金7800万円交付を、一企画展「表現の不自由展・その後」への脅迫やテロ予告が行われるかもしれないことを主催者側が想定していなかったからという意味不明の理由で?突然全額不交付としたのを、今度は、6600万円に減額して交付するということに決めたのだそうです(交付から全額不交付、そこから減額して交付にしたのはなぜかという二転三転している理由の説明は、昨夜の報道の中では特に報じられていませんでした)。

国内での新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、各地の劇場やライブハウスを俳優さんたちや音楽家の方たちが使用できなくなっていることは、文化芸術の危機なのだということも報じられていますが、一度途絶えると、それを復活させるのは大変なことなのだそうです。夏の花火の夜の風物詩にもなっている屋形船も含め、政府の曖昧で中途半端な政策や感染症対策の宣伝によって、日常の中にある文化や芸術の火が消されることのないようにしてほしいと思います。

アニメ「大家さんと僕」

NHKの総合テレビで、一昨日の月曜日の夜から、アニメ「大家さんと僕」が放送されています。カラテカの矢部太郎さんの漫画『大家さんと僕』をアニメ化したものです。

私は、「大家さんと僕」がNHKでアニメ化されるということを事前には全く知らず、月曜日の夜、「時論公論」の「新型コロナウイルス 北海道の『緊急事態宣言』と日本の感染症対策に必要なこと」を何となく見た後に偶然このアニメが始まったのを見て初めて知りました。

不動産屋さんに紹介された東京の新宿区の片隅の戸建ての家の2階に暮らすことになった39歳の芸人の僕(矢部太郎さん、声・上川周作さん)と87歳の上品な大家さん(声・渡辺菜生子さん)との交流を描くほのぼのとした物語が、水彩画のような淡い色の素朴なアニメーションで表現されていました。

一話5分のアニメで、私は月曜日の夜の第1話「おかえりなさい」と火曜日の深夜の第2話「おひとり暮らし」までを見ました。第3話「大家さんの部屋」、第4話「ライトとおやき」、第5話「おすそわけ」と続く全5話だそうです。5夜連続アニメです。

脚本は細川徹さん、監督は作田ハズムさん、アニメーション制作はファンワークス、制作は吉本興業という作品でした。矢野顕子さんの歌う主題歌の「大家さんと僕」も、作品の雰囲気に合っていて、かわいらしい印象でした。

私は今、NHKの総合テレビで日曜日の深夜に放送されているアニメ「映像研には手を出すな!」を毎週とても楽しみにして見ているのですが(放送時間には見ることができないので、録画をして見ています。今は第9話まで放送されています。とても面白いです)、「映像研には手を出すな!」も、この「大家さんと僕」も、どうして深夜の放送なのだろうと、少し不思議に思います。

最近のアニメは子供のためのものということでもないようですし、あまり放送時間を気にしていないのかもしれませんが、例えばもしも私が小学生の頃だったなら、夕方の6時頃から放送されていたのではないかなと思います。

毎回の感想を書くことはできていないのですが、アニメ「映像研には手を出すな!」の物語の続きも楽しみですし、今夜にも放送のある5分アニメの「大家さんと僕」もまた楽しみにして見てみようと思います。
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Author:カンナ
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