「ハガネの女」最終話

テレビ朝日の「ハガネの女」の最終回を見ました。4年3組の子供たちと、その人たちの問題に正面から向き合うハガネが良かったです。

最終回は、菊田真理衣(吉田里琴さん)が佐野せり(日向ななみさん)に向かって、あなたは貧乏で頭が悪いから人生終わっていると言ったことをきっかけに、4年3組のみんなが人生の「勝ち組」と「負け組」について考えるという話でした。

みんなに謝れと言われても、真理衣ちゃんは、自分は貧乏になることはないと強気で、もしそうなったらみんなの前で土下座をすると言い、傷のなめあいをするような人たちとは合わないから転校すると言って早退してしまいました。真理衣ちゃんの話を聞いて、山石美奈(八木優希さん)たちは、間違っているとは思いながらも言い返すことができず、塾に通っても勉強ができるようにならないし、自分たちの人生も終わっているのだろうかと悩んでいました。

せりちゃんは、従姉妹の通っている私立の女子校で聖歌隊が歌うのを聞いて感動し、自分もその学校に通いたいと思っていたのですが、塾に通っても成績が上がらず、父親には貧しいのに塾は無駄だと言われて、自分の進路に悩んでいて、真理衣ちゃんから言われたこともあって、将来のことを悩んでいました。

小学校を退職した塩田先生(要潤さん)は、芳賀稲子=ハガネ(吉瀬美智子さん)に特別授業をすることを提案し、ハガネの元教え子の西堀マナ(有村架純さん)を小学校に連れて来ました。4年3組の生徒たちの前でマナさんの半生を語ってもらうことにしたようでした。
マナさんにとってハガネは、小学校5年生の時の担任の先生で、中学校に上がっていじめを受けるようになっていたマナさんを黙って家に迎え入れてくれた優しい先生だったようです。マナさんはハガネの作ったカレーを食べて笑顔を取り戻し、猛勉強をして私立の高校に入ったようなのですが、父親がリストラされてしまい、学費のために学校で禁止されているアルバイトをしていたことが学校側に知られ、退学させられてしまったそうです。その後、何かしなくてはいけないと思って始めた洋食店での仕事がマナさんに合っていたようで、誰かを笑顔にする料理を作りたいと思い、今はシェフの仕事ができて幸せだと話していました。
この話を聞いて、ハガネは子供たちに、お姉さんは学歴もお金もないから「負け組」だと思うかと聞くと、みんなはマナさんは今幸せだから「勝ち組」だと考えていました。マナさんが、4年3組のみんなに、君たちはこれからです、と言っていたのが良かったです。

その頃、真理衣ちゃんの父親が経営している老舗の和菓子屋が倒産し、菊田家の建物は抵当に入り、父親は挨拶回りで忙しく、母親はショックで入院してしまったため、真理衣ちゃんはハガネの家に泊まることになりました。ハガネは棘のある言い方をする真理衣ちゃんに、自分を変えたいとは思わないのかと聞いていましたが、真理衣ちゃんは誰に何を言われようと自分は自分、変わりたいとは思わないと言い切っていました。

次の日、真理衣ちゃんは登校し、教室に入るなりみんなの前で土下座をしました。みんなが驚いていると、真理衣ちゃんは、貧乏になってしまったけれど、私は今の2倍も3倍も勉強して偉くなって家を取り返すと宣言しました。みんなにいじめられてもかまわないと言い、せりちゃんに向かって、良い機会だから自分に仕返しをするといいと言いましたが、せりちゃんは、そんなことをしても楽しくない、それなら自分が真理衣ちゃんにいじめられたほうがいいと言っていました。せりちゃんは、真理衣ちゃんのように強くなりたいとも言っていました。真理衣ちゃんは少しはっとして、みんなもハガネも真理衣ちゃんに立つように言って、何となくみんなと仲直りをしていました。

せりちゃんがハガネにもっとマナさんの話を聞きたくなったと話していると、中野愛梨(大橋のぞみさん)が来て、せりちゃんは何かある人だと思っていたと言いました。1年生の頃からずっと、他の人たちが悪口を言っていても、せりちゃんは一度もそれに加わって他の人を悪く言うことはなかったそうです。ハガネはちゃんと見ている人はいるとせりちゃんに言っていました。良かったです。

最後、みんなはハガネが辞めてしまうのではないかと心配していたのですが、ハガネは臨時教師から正規の教師になるために、教員採用試験を受けることにしたということだったので、みんなほっとしていました。それから、ハガネの苦手な逆上がりの練習をみんなで応援していて、楽しそうでした。

全7話で、怖い回もありましたが、意外と良くできていました。初めは荒れている感じの子供たちでしたが、次第に自分たちの問題を自分たち自身で解決できるようになったようでした。極端に思えたところもありましたが、大人が考えた理想的な子供という感じの描かれ方ではなくて良かったです。塩田先生も学校に福祉科を作るという目標に向かって頑張る気持ちが戻っていました。あと、初めはよく分からなかったのですが、藤間真理子先生(清水ミチコさん)も面白かったです。

人生の中に明確な目標を持ち、それに向かって努力を惜しまず、良い結果を出すことができれば、それが一番良いと思うのですが、それをバランスよく行うことはなかなか難しいことだとも思います。
私が小学生の時には、人生の「勝ち組」とか「負け組」などという言葉はなかったので、その頃は全く考えなかったように思うのですが、今の小学生たちは、4年3組の人たちのように、そのような考え方が当たり前のように浸透しているのでしょうか。もしそうなら、大変だなと思います。真理衣ちゃんが考えていたように、誰に何を言われようと自分は自分なのですが、客観的な視点を全く無視することはできません。「勝ち組」「負け組」の基準は、主に社会的な視点からのもののようなので、世の中の多くの人の欲が絡んでいそうで、少し怖いような気がします。ハガネや子供たちが言っていたように、ある時点で「勝ち組」か「負け組」かを判断するのではなく、最後まで「負けない!」と思って生きてくことが、元気があって前向きで良いことかなと思いました。

「タンブリング」最終話

TBSの「タンブリング」の最終回は、さわやかな終わり方で、とても良かったです。航さんたちの言葉や行動もとても良くて、“熱くなれるもの”があるというのはすてきなことだと思える楽しいドラマでした。

赤羽礼治(伊阪達也さん)に捕まって傷だらけになっている木山龍一郎(大東俊介さん)を助けに行った東航(山本裕典さん)も、おそらく無抵抗にしていたために殴られ続けていたようでしたが、ケンカの場面は少なくて、少しほっとしました。

航さんや木山さんは、昔友達だった赤羽さんを説得しようとしていました。木山さんは、赤羽さんの怒りが航さんだけではなく新体操部にも向かっていたのは、航さんたちがやりたいことを見つけたことで一人取り残されたような気持ちになったからではないかと考えていて、お前も本当は変わりたいんじゃないのかと赤羽さんに言っていました。航さんは、お前も熱くなれるものを見つけろ、仲間と一緒に夢を追いかけるのは気持ちが良いことだ、踏み出すのが怖いなら仲間に手を借りればいい、一人ではできなくても仲間がいれば変わることができると赤羽さんに話していました。赤羽さんの仲間たちも少し気にしていたようでしたが、赤羽さんは、言われるたびに「黙れ!」と言って木山さんや航さんを殴っていましたが、自分でも少しそう思っていたようで、何がダチだ、何が仲間だ、俺たちはそんなに簡単に変われないと言っていたことに、辛い感じがしました。

航さんが怒った赤羽さんに鉄パイプで殴られそうになった時、突然、キャプテンの竹中悠太(瀬戸康史さん)が赤羽さんにタックルをして止めていて驚きました。他の部員たち、月森亮介 (三浦翔平さん)、日暮里圭児(賀来賢人さん)、火野哲也(西島隆弘さん)、水沢拓(柳下大さん)、金子敦(タモト清嵐さん)、土屋聡史(冨浦智嗣さん)も工場跡地に来ていました。会場の控え室で「本当にこれでいいのか」と悩んだ結果、全員で航さんと木山さんを助けに行くことにしたようでした。竹中さんは、試合に出ろと言う航さんと木山さんに、俺たちは9人じゃないと意味がないと言いました。水沢さんは、お前たちはカラ高新体操部員だろと言い、土屋さんは、好きなのにやめる必要はないんですと言いました。新体操は先輩たちが見つけた居場所なんでしょと火野さんも言うと、金子さんは、自分の気持ちに正直になってくださいと言いました。すると亮介さんが、全部お前が俺たちに言ってくれた言葉だと航さんに言っていました。竹中さんはダチはダチを見捨てないと言って、赤羽さんたちと乱闘になりました。みんな殴り倒されていましたが、「うちの部員を返せ」と言うみんなの気迫に、赤羽さんはすごく迷っていて、ついに殴っていた竹中さんから手を離して、「くだらねえ」と言いながら出て行きました。そんな赤羽さんに航さんは声をかけて、「今度体育館に来いよ、俺がお前にタンブリングを教えてやるよ」と言い、赤羽さんはそれを聞いてから立ち去っていきました。

航さんの母親の奈都子さん(大塚寧々さん)が控え室に来た時、航さんが木山さんを助けに行ったことを部員たちから聞いて、航にとっても木山君にとっても新体操部はやっと見つけた居場所だから、みんなの事も赤羽君のことも守りたかったのだと思うと話していましたが、確かに航さんも木山さんも最初は赤羽さんたちと友達だったようなので、見捨てては置けなかったのだと思いました。

みんなは急いで会場の控え室に戻りましたが、杉原会長(円城寺あやさん)は部員たちの顔の怪我を見て、髪も染めているし、またケンカをするなんて、新体操をやる資格がないと怒っていました。でも、江崎祥子先生(国仲涼子さん)が、品格や規則にとらわれすぎていたら男子新体操の競技人口は増えない、彼らの熱意は本物だと言い返して、柏木豊先生(AKIRAさん)も教頭先生(小林すすむさん)も部員たちも頭を下げてお願いしたので、会長は印象点があることを忘れないようにと言い残して一応許可してくれました。奈都子さんがみんなの打撲している顔を見て、「いい顔してんじゃない」と言っていたのが良かったです。なぜか茂雄さん(佐藤二朗さん)が新体操部の衣装を着て出場する準備をしていたのも面白かったです。

みんなが新体操部員キューピーを使って確認していると、火野さんが足首に怪我をしていることが発覚しました。火野さんは大丈夫と言っていましたが、全員が揃わないといけない3つバックは止めたほうがいいのではないかとみんなは悩み出しました。すると、初めは本当にそれでいいんですか、ここで諦めたら後悔しませんかと部員たちに丁寧に話しかけていた柏木先生が、「ごちゃごちゃ考えてねえで三つバックやれ!」と航さんたちのように言ったので、みんな驚いてはっとしていました。柏木先生は、計算なんかしないで自分たちの今を出し切りましょう、大丈夫みんななら三つバックは必ず成功しますと部員たちを励ましていて良かったです。
 
鷲津学院のキャプテンの鶴見暁彦(中土居宏宜さん)は一人で緊張を落ち着かせていました。鶴見さんは近くに来た竹中さんに、優勝を目指して自分を追い込んできたと話し、竹中さんは勝つために本気でやってきた思いは同じだと言うと、鶴見さんは試合をすればどちらが正しかったか分かると言っていました。

「千葉中央高等学校」の演技はとてもきれいでした。次の「鷲津学院高等学校」の番になると、その脇で烏森高校の男子新体操部員たちはストレッチなどをしながら話をしていました。水沢さんと金子さんは、新体操部に誘ってくれてありがとう、お前について来て良かったと竹中さんに言い、竹中さんも俺たちの3年間を見せてやろうと話していました。亮介さんは夢中になれるものを見つけたかと航さんに訊いていて、航さんがおう!と返事をすると、俺も見つけたと楽しそうに言っていました。日暮里さんは初めは「メガネ」と呼んでいたと金子さんに、俺の分まで頑張ってくれよ、金子先輩と言って尊重していました。土屋さんは、僕が新体操部に誘ったこと怒ってないですかと木山さんに訊いていて、木山さんに怒ってるよと言われて土屋さんが落ち込んでいると、何でもっと早く誘ってくれなかったんだよと言って少し笑っていました。火野さんは鷲津の演技を見ながら何か考えているようでした。

これもまたきれいだった鷲津学院の演技の得点は18.950で1位になり、千葉中央の18.450を上回ったので、鶴見さんは、よし!と小さく喜んでいました。先生たちの話によると、上位2校が全国大会に進出できるということでした。茂雄さんの「神様!」と祈る声が大きかったのも面白かったです。

竹中さんは、こんなに頼りないキャプテンなのにみんなよくついて来てくれた、みんなのおかげでこの舞台に立つことができた、ありがとう、と終わったようなことを言ったので、航さんに俺たちの演技はこれからだと言われていて、みんな少し緊張が解けたようでした。それから円陣を組んで、「カラ高、ファイトー!」を叫んで気合を入れていました。

烏森高校の番になり、みんながマットの前に歩いていくと、その顔の怪我に会場がざわつきましたが、土屋さんの「カラ高、ファイト!」の掛け声で、日暮里さんも、木山さんも声援を送り、女子部員たちも先生たちも応援し始めました。並んでいる時、足を痛めていた火野さんが「東先輩、僕の代わりにラストタンブリング、跳んでくれませんか?」と言い、航さんは竹中さんのほうがいいのではないかと言ったのですが、竹中さんも俺たちがここまで来れたのは航のおかげだ、最後は航が跳んでくれと言ったので、航さんも決心していました。それから一呼吸して、竹中さん、水沢さん、金子さん、火野さん、亮介さん、航さんの6人はマットに上がり、位置に付きました。演技が始まると、今までのとは違う明るい曲だったので驚きました。軽音楽部に作ってもらった曲でしょうか。最初の金子さんの組技もすごかったです。鹿倒立も、心配していた三つバックもきれいに揃い、成功していました。途中からタンゴのようだったり、ストリートダンスのようだったりしていて、会場の他のお客さんたちも楽しそうに見ていました。交差技も、“柏木スペシャル”も成功し、残すはラストタンブリングだけになりました。竹中さんと亮介さんと金子さんが跳び、水沢さんと火野さんが跳びました。竹中さんが「航、跳べ!」と小さく言って、航さんはラストタンブリングを成功させました。とても良かったです。最後が決まると、会場は大きな拍手に包まれました。鷲津学院の中村コーチ(近江谷大朗さん)も杉原会長も拍手していました。奈都子さんも茂雄さんも喜んでいました。日暮里さんと土屋さんはみんなのところに来て一緒にやったー!と喜んでいました。木山さんはこの輪の中に入らず、後ろのほうの柏木先生たちの横に立っていたので、静かに喜んでいたのかもしれないと思いました。

男子新体操部の顧問になって良かったと言っていた柏木先生は、中村コーチから、素人だと思っていたけれど優秀な指導者だったと言われて少し嬉しそうにしていました。鶴見さんが竹中さんに、今回はお前の勝ちだ、俺はあんなに会場が一つになった演技を見たことがないと言っていたので、烏森も上位2校に入ったのかなと思ったのですが、竹中さんが全国大会は俺たちの分まで頑張ってくれと言っていたので、全国大会には進めなかったのだと分かりました。結果は、17・700点の3位でした。

「カモメ」に関東大会で優勝した女子新体操部の部員たちも集まって、みんなで乾杯をしていました。日暮里さんが航さんに、茉莉さん(岡本あずささん)がこっちを見ていると言ったところからの場面も面白かったです。茉莉さんは航さんの前を通り過ぎて金子さんの前に来たので、金子さんが勘違いしてメガネを外したら、茉莉さんは「火野君」と火野さんに声をかけたので、水沢さんが金子さんの頭を叩いて突っ込んでいました。後輩にメールアドレスを聞く茉莉さんは積極的でした。木山さんは柏木先生に「センコーになるのって難しいのか?」と訊いていたので、教師を目指そうと考えているようでした。茂雄さんは奈都子さんに無視された映画のチケットを木山さんの真似をしながら柏木先生に渡していて、二人は一緒に映画に行くことにしたようでした。奈都子さんが作った大きなオムライスをみんなで食べていたのですが、ケチャップで描かれていたのはカモメの模様でしょうか。とてもおいしそうでした。

浜辺で、航さんは、新体操をやるまで知らなかった、熱くなれるってこんなに気持ちいいものなんだなと竹中さんに話していました。竹中さんは、でもこれで俺たちは引退なんだねと少し寂しそうに言っていました。他の部員たちも来たのですが、3年生が引退した後、誰がキャプテンを務めるかで少しもめていました。ケンカは止めてくださいと言って土屋さんが日暮里さんを突き飛ばしていたのが面白かったです。後輩は今のところ3人しかいないので、団体をするために、また新入部員を集めるところから始めるようです。「これで俺たちは引退なんだね」と少し寂しそうに言っていた竹中さんに、「悠太!何も変わんねーよ!俺たちはこれからだって何も変わんねえ!いつだって、空を飛べるんだ!」と航さんが言って、みんなも竹中さんを見て、竹中さんも笑顔になって、それから「よっしゃー!行くぞ!」と言って、助走をつけて、土屋さんと木山さんが見守る中、みんなでタンブリングをしていたのが、とても楽しそうで、さわやかで、良かったです。

「たとえ夢が叶わなかったとしても、信じあえる仲間たちと汗をかいた日々は本物だった、かけがえのない熱い時間だった」という竹中さんの言葉も良かったです。

このドラマの全体的に、「熱くなれるものがある」とか「居場所が見つかった」とか、航さんたち登場人物のかなり直球で素直な言葉や行動が、私としてはとても良かったです。本当にそうなのだろうと思いました。“熱くなれるもの”が見つかると、自分の周囲の世界の見え方が変わって、楽しいものになるのだと思いました。また、それは、世界の中に自分の居場所を作ってくれるのだと思いました。居場所というものは、ありそうで意外とないと思うので、柏木先生が火野さんに勧めたように、熱くなることや素直になることを、私には少し難しいかもしれませんが、他の人たちには勧めたいことだなと思いました。私は学校のような場所がそれほど好きではないし、部活を頑張るとか、いわゆる“青春”の要素が欠けているので、航さんや竹中さんたちが少し羨ましいような気分にもなりました。

ただ、もう少し新体操の場面が多ければもっと良かったとも思いました。あと、第2話で航さんを助けてくれた怖い組織の上層部のような人は、その後も登場しそうに思えたのですが、最後まで登場しないままでした。初回2時間の全11話は、最近では長いほうですが、あと1時間分あったら良かったのかもしれないです。

最終回の放送前に、「王様のブランチ」という番組に「タンブリング」の8人が出演していたのを見て、西島さんがリーダーに選ばれていたり、瀬戸さんがナルシストと言われていたり、8ヶ月間も練習して、21日にクランクアップをしたばかりだったらしく、仲が良さそうで楽しそうな雰囲気だったのですが、木山さんの大東俊介さんの話が、ドラマの紹介映像以外では全く出てこなかったのは、少し寂しいような気がしました。みんな大東さんを心配していると思いますし、あえて触れなかっただけなのかもしれませんが、“友情”や“絆”を描いていたドラマなので、その場に一人欠けていても、9人の一体感を出してほしかったように思いました。

それにしても、熱くなるのはかっこいいと思える、とてもすてきなドラマだったので、見て良かったです。

「ハガネの女」第6話

テレビ朝日の「ハガネの女」の第6話は、第5話の続きから始まっていました。母親の諒子さん(高橋由美子さん)を亡くした加茂和音(今井悠貴さん)は、仙台で暮らす諒子さんの兄(菅原大吉さん)の元に引き取られることになったようで、そのことについては少し安心しました。校長室で芳賀稲子(吉瀬美智子さん)に挨拶をしたお兄さんは諒子さんからハガネの話を聞いていたそうで、一人で悩みを抱え込んでしまう性格の諒子さんにとって初めての頼れる人が芳賀先生だったと言い、諒子を受け止めてくれてありがとうございましたとお礼を言っていました。

4年3組のみんなは、和音君が仙台に転校すると聞いた時も、和音君を理解してくれる友達ができるかなど心配していて、伯父さんと和音君が教室に来ずに帰ろうと校庭を歩いている姿を教室の窓から見かけると、みんなは校庭に走って行って、夏休みになったら遊びに来てとか言葉をかけて、和音君を明るく見送っていました。

今回は、中野愛梨(大橋のぞみさん)が、自分は母親にとって邪魔な子なのではないかと悩む話でもありました。愛梨ちゃんは母親で小説家の中野エリ(横山めぐみさん)と母子家庭で暮らしていましたが、エリさんはテーブルの上にお金を置いておいて、仕事などで何日も家に帰らないことがあったようで、熱を出した愛梨ちゃんはハガネに電話をかけて助けてもらっていました。

琴平れもん(柴田杏花さん)は愛梨ちゃんの母親の記事を黒板に張ったことを謝りたいと思っていたのですが、なかなかその機会を得られずに悩んでいました。れもんちゃんはハガネに相談し、ハガネは素直になればいいと言っていました。

れもんちゃんが塾から帰る時、学校を休んでいた愛梨ちゃんが外で待っていて、二人で桟橋に行って愛梨ちゃんが持ってきていた去年の花火をすることになりました。母親が買ってくれたものの、仕事が忙しくて一緒にできなかった花火だそうで、れもんちゃんは大事な花火を私と使っていいのかと訊くと、愛梨ちゃんはれもんちゃんだから一緒に花火をしたいと言って、二人は楽しそうに花火をしていました。れもんちゃんが記事のことを謝ると、もう気にしていないかられもんちゃんも忘れてと愛梨ちゃんは言って、泣いているれもんちゃんを励ましていたのですが、少しするといつの間にか愛梨ちゃんはいなくなっていました。れもんちゃんは愛梨ちゃんを探したのですが見つからず、ハガネに電話をかけました。ハガネと元教え子の西堀マナ(有村架純さん)が駆けつけると、れもんちゃんは、愛梨ちゃんがいなくなるのが怖いと言って泣いていました。

ハガネはいろいろな場所を探し回っていると、電話がかかってきて、愛梨ちゃんがどこかの工場の建物中で母親の睡眠薬を飲んで倒れていたのが発見されたようで、既に救急隊員が駆けつけていて、致死量ではなく吐かせたから大丈夫だと話していました。

ハガネは愛梨ちゃんが眠っている病室で、塩田先生(要潤さん)に、小学校時代の助けられなかった友人の話をしていました。その人はハガネとは正反対の大人しい性格だったものの、なぜか気が合って、いつも一緒に遊んでいたようです。その人の父親は教頭先生だったようなのですが、ある時、ハガネにその父親が母親に暴力を振るっていて悩んでいることを打ち明けていました。自分がいなければ母親は自由になれると考えていて、ハガネは自分がいつも傍にいるからとその人を励ましていたのですが、友人は次第に情緒不安定になってきていて、大事にしていたクマのぬいぐるみを教室でハガネにプレゼントしようとしたのをハガネが断ると、急に怒り出して、いつも一緒にいるって言ったのに、本当は私のことなんてどうだっていいと思っていると言ってそのぬいぐるみを持って帰っていきました。ハガネはその友人にどう接していいか分からなくなり、その人を避けるようになっていたそうです。そしてある日、その友人は市役所の屋上から飛び降り自殺をしたようでした。母親に迷惑がかからないようにと、写生中の事故死に見せかけるということもしていたようでした。それで今でもハガネは、その友達を受け止めることができなかったことを後悔していたのでした。

愛梨ちゃんは目を覚まし、私はお母さんの幸せを壊している、私がいるからお母さんは好きな人のところに行かれない、私はいないほうがいい子なのだと話していました。ハガネは、愛梨ちゃんがいなくなってお母さんが幸せになれるわけがない、愛梨ちゃんが死にたいなら死んでもいいけれど、残された人たちはそれを背負って生きていかなければいけない、生きていかなければ分からないこともあると話していました。大阪から急いで戻ってきたエリさんは、愛梨ちゃんを大切に思っていることを伝えていて、ハガネには愛梨がいなければ生きている意味がないと分かったと話していました。

また今回は、ハガネと塩田先生の恋愛問題もあったのですが、いつもたくさんのフリルの付いた服を着ている藤間真理子先生(清水ミチコさん)は、進んでマスコミ対応をしていたり、釣堀でハガネの悩みを聞いたり、面白くて、良い人でした。塩田先生は潰れそうな学校を再建しようとして公立小学校の臨時職員になっていたようなのですが、問題が大きくなったことから辞職願いを提出したようでした。

4年3組の教室では、愛梨ちゃんの机に書かれていた「フリン」の文字を「プリン」に変えて嫌がらせをしていた菊田真理衣(吉田里琴さん)が、また今度は勉強を教えてもらおうとしていた佐野せり(日向ななみさん)に嫌がらせをして、それを注意した佐藤あかり(佐藤日向さん)と殴り合いのけんかになっていました。そういえば、真理衣ちゃんがマスコミの人にマイクを向けられて「塩田先生と付き合っている人」の話を聞かれると、そのマイクを奪い取って叩きつけていたのが、真理衣ちゃんらしい?と思えて何だか面白かったです。“教育委員会”の人がハガネを訪問していたのですが、どうなるのでしょうか。次回は最終回のようです。

「Mother」最終話

日本テレビの「Mother」の最終回(第11話)を見ました。

道木怜南=継美(芦田愛菜さん)は、児童養護施設から鈴原奈緒(松雪泰子さん)に電話をかけ、また自分を誘拐してほしいと泣きながら訴えていたのですが、先生が来るとすぐに電話を切って何事もなかったかのように振るまい、電話を返していました。少しして、千葉のおばさんから届けられたという小包の中に、自分宛の封筒があり、中に現金数万円が入っているのを見つけると、それを使って、バスや電車を乗り継いで、ある日、一人で望月葉菜(田中裕子さん)の理髪店にやって来ました。奈緒さんが望月家に住んでいることを知っていたようです。

奈緒さんは「懲役一年、執行猶予三年」ということでしたが、執行猶予期間というのは比較的自由に過ごせるものなのでしょうか。継美が施設を抜け出して東京に来たことを知った藤吉さん(山本耕史さん)は、すぐに警察が来るだろうと奈緒さんに話していたのですが、結局警察は来ませんでした。

それから奈緒さんも継美も、理髪店に来た鈴原籐子(高畑淳子さん)たち家族と楽しそうに過ごしていて、病院から家に戻ることにした葉菜さんも布団に座って一緒にあんみつなどを食べて話をして、集合写真も撮影していました。

夜になって継美の隣で寝ることにした葉菜さんでしたが、次の朝に起きることはありませんでした。穏やかな状態で亡くなったようでした。知らせを聞いた籐子さんは望月家を訪れ、主治医(市川美和子さん)も来ていて、後の準備などを引き受けることにしてくれたので、奈緒さんは継美を養護施設に戻すため、室蘭に行くことにしました。継美は、好きなものノートに「うっかりさん」と書いていたので、葉菜さんが亡くなったことを十分に理解していたと思えるですが、葉菜さんの遺体に「元気でね」と笑顔で話しかけていて、すごいと思いました。継美は、葉菜さんが編んだニットのバッグと奈緒さんが葉菜さんのために買ってきた2羽のインコを持って、室蘭に行くことになりました。

施設の近くのバス停で降りると、奈緒さんと継美はしばらく一緒に遊びながら歩いていましたが、継美は学校の友人とその母親のような大人に遭遇して話しかけられ、一緒に施設の近くまで行こうということになり、少し後ろを歩いていた奈緒さんにその二人は全く気付いていなかったので、継美は下のほうで小さく手を振って、奈緒さんもそのように手を振って、別れることになりました。道を戻ってバス停に座っていた奈緒さんは思い直して、先ほどの道を行き、継美を見つけると、施設まで一緒に行こうと持ちかけたのですが、継美はそれを断っていました。それから、好きなものの話をすれば楽しくなると言って、お互いに好きなものを挙げていって、だんだんお互いの存在そのものが好きというような内容になってきて、初めは少し離れた位置にいたのですが、少しずつ近づいていました。完全に目の前に来ると、奈緒さんは継美に昨日の夜、葉菜さんが亡くなる前に書いた手紙の入った封筒を渡し、二十歳になったら開けて読んでほしいと頼んでいました。奈緒さんは3年か4年後に会うのではなく、継美が二十歳の大人になったら会いたいと考えていたようでした。継美は、何年も経って成長したら気付かなくなってしまうのではないかと思っていましたが、奈緒さんは絶対に気付くと言って説得して、継美は鳥かごを持って施設に向かう道を歩いて行きました。

それから、奈緒さんが戻る中で、継美に渡した手紙の内容が読まれていたのですが、それは二十歳の継美=道木怜南さんに宛てたもので、葉菜さんのことを憶えていますかとか、今は流行の服を着てヒールの高い靴を履いているのかもしれないとか、クリームソーダをまた一緒に飲みたいとか、書かれていました。最後に、大人になった怜南さんと奈緒さんのような二人の女性がクリームソーダの置いてあるテーブルで会っている場面がありましたが、あの場面は将来のものでしょうか、それとも奈緒さんの想像上の映像でしょうか。

話の続きが気になり、何となく毎回見続けていたのですが、私にはやはりこのドラマの脚本や演出が少し合わないいように思いました。ところどころ“感動的な場面”として作りこみ過ぎていて、過剰な構成のようにも思えてしまいました。

ただ、私としては、田中裕子さんの望月葉菜さんと高畑淳子さんの鈴原籐子さんが良かったです。どちらも奈緒さんを深く見守っていたようで、すごいなと思いました。奈緒さんの髪を切っていた場面でも、優しいお母さんという雰囲気が伝わってきて良かったです。

葉菜さんの理髪店によく来ていた知り合いのおじいさんは、葉菜さんの事件を担当していた当時の刑事か検察官か弁護士のようでした。私は、前回、穏やかそうな葉菜さんにある犯罪性が少し残念と思ったのですが、それは少し間違っていました。葉菜さんは最後まで誰にも言わずに亡くなったのですが、マッチの火で家に放火をして父親を死なせてしまったのは、本当は小さい頃の奈緒さんのようでした。葉菜さんは奈緒さんを連れて逃亡する中で、全て私がやったのだから、奈緒は忘れるようにと言い聞かせていました。奈緒さんが放火したという証拠も上がらず、警察は葉菜さんの「自白」で解決してしまったということでしょうか。そうだとすると、葉菜さんは実際には「冤罪」で長期服役をしていたということのようです。

葉菜さんは、自分の母親の写真をいつも持ち歩いていたようなのですが、父親の写真は出てきませんでした。“母性”をテーマにしていたことは理解できましたが、全て“母性”に帰着させてしまうと、それがむしろ薄れてしまうようにも思いました。また、よく分からない立場だった藤吉さんですが、藤吉さんは「母性とは何か」を知りたい人のようでした。でも、おそらく、そのような人たちが考える“母性”にも個人差があると思うので、おじいさんが藤吉さんに話していたような、男性には全く分からないということでもないような気もしました。

怜南さんが後年この時期のことをどう考えるのかは分かりませんが、奈緒さんが手紙に書いていたように、継美がいたおかげで本当の母親の葉菜さんに会えたということには、確かにそうだなと思いました。籐子さんも葉菜さんと和解することができて、葉菜さんも守ろうとして手放した娘と会うことができて、その娘や孫のような子供と幸せな時間を過ごす中で亡くなることができて、そのようなところは良かったと思いました。

「臨場」最終回

テレビ朝日の「臨場」の最終回(第11話)、「渾身」の後編を見ました。とても良かったです。

北村清美(遊井亮子さん)は、皆川さんの娘の美咲さん(高田彩香さん)の飛び降りた場所に白紫陽花の花をお供えに行ったのですが、そこで皆川修二(武智健二さん)に会い、娘が自分の昔の事件のせいで亡くなったことにショックを受けていた皆川さんは、時効になったけれど警察に行って全て話すと言うのを聞いて、清美さんは純一さんのことを話されるのは困ると伝えると、皆川さんは、どうして自分だけがこんな目に遭うのか、罰だと言うのなら、大庭純一も罰を受けるべきだといら立って、清美さんが供えた白紫陽花を踏み潰していました。清美さんはそれを止めさせようとして、もめている内に荒れている皆川さんを突き落としてしまったようでした。

捜査一課管理官の立原さん(高嶋政伸さん)と検視官の倉石さん(内野聖陽さん)は、清美さんが誰かをかばっているのではないかと考えていました。

清美さんが実家を訪れていた時に夫の達彦(大浦龍宇一さん)は皆川さんと電話をしていたようなので、その話を清美さんの兄の大庭純一(山田純大さん)が聞いていたとすると、清美さんがかばっているのは純一さんではないかと二人は話していました。それを廊下で聞いていた検視補助官の永嶋さん(平山浩行さん)は、16年前に父親の永嶋善三(並樹史朗さん)を殺した二人の犯人の内の一人である可能性の高い純一さんに直接会いに行き、自分の時間は16年前で止まったままだと言って、なぜ殺したのかを問い詰めたのですが、純一さんは答えようとしませんでした。もみ合いになっているところを捜査一課の一ノ瀬さん(渡辺大さん)たちに止められて、永嶋さんは検視官室で小坂さん(松下由樹さん)から、気持ちは分かるけれど、その悔しさは検視官の仕事に向けるようにと強く注意されていました。身内が殺された者のやり切れなさを知っている倉石さんは、永嶋さんの話を机で聞いていて、泣いている永嶋さんにタオルを渡していました。

次の日、倉石班は公園に検視を行いに行くと、その遺体は純一さんでした。純一さんは腹部上部に刺し傷があり、近くに刃物が落ちていました。その刃物は造園業の人も使うものでした。また、手の甲に擦過傷があり、倉石さんは木の枝か何かで傷ついたものだと推測しました。倉石さんは純一さんの父親の大庭久雄(竜雷太さん)が刺したのではないかと考えたのですが、解剖医の西田教授(小林勝也さん)は、職人は大事な仕事の道具を凶器として使わないはずだと話していました。

純一さんの手の甲の擦過傷は公園内でできたものではないということが分かり、倉石さんは別の場所で殺されて、公園内に運ばれてきたのだと考えました。取調室では、純一さんが殺されたことを知った清美さんが事実を話すことにしたようでした。

倉石さんに頼まれて、立原さんは大庭家を家宅捜索することにしました。純一さんの部屋の巾着袋から、タバコの葉の欠片が一つ出てきて、倉石さんは16年前の善三さんの殺害現場のタバコの葉を思い出していました。倉石班と一緒に、立原さんたちも大庭家の庭を捜索し、純一さんの擦過傷の場所を特定しようと暑い中必死に樹木を見ていると、永嶋さんが低木の枝に血が付いているのを発見しました。みんながそこへ駆けつけ、倉石さんは、ユキヤナギだと言っていました。

どこかの広い庭で、久雄さんは真剣に植木の手入れをしていて、立原さんが声をかけに行こうとすると、倉石さんが止めて、久雄さんの仕事が終わるまで待つことにしました。しばらくして、久雄さんに声をかけ、大庭家の庭から純一さんの血の付いた樹が見つかったこと、ユキヤナギが教えてくれたことを伝えると、久雄さんは純一さんが亡くなるまでの状況を話すことにしました。
それによると、久雄さんは男手一つで亡くなった奥さんの分も純一さんを立派に育てようと、かなり強く、厳しく純一さんに接していたようなのですが、純一さんは、大きくなるに連れて次第に父親に反抗するようになり、善三さんを殺害してしまったのもその頃のことのようでした。そして、久雄さんは、永嶋さんが純一さんを直接問い詰めたということを聞いて、夜になって、久雄さんも純一さんに善三さんを殺した犯人なのかを問い詰めたところ、純一さんがそれを認めたので、何ということをしたのかと久雄さんは純一さんを殴っていました。そのうちに純一さんは仕事道具の刃物を手に持ち、こんな自分になったのは親父のせいだと言って、久雄さんを刺そうとしてきました。久雄さんは避けながら刃物を奪い取ったのですが、それが自分のほうに向けられているのを見た純一さんは、自分から飛び込んできて、刃物は腹部に突き刺さり、ユキヤナギにぶつかりながら倒れてしまいました。踊りた久雄さんは純一さんを介抱しようとするのですが、純一さんは久雄さんに謝りながら亡くなってしまいました。

久雄さんが手入れをしていた庭は、純一さんが最後に受けていた仕事現場で、罪を償うことができなかった息子だけれど、最後のこの仕事は完成させてあげたかったと久雄さんは話していました。そのために純一さんの発見を遅らせようと、遺体を公園に運んだとのことでした。また、その公園は親子で最初に仕事をした場所でもあったようでした。
倉石さんが久雄さんに純一さんが持っていた巾着袋を見せると、久雄さんはこれは自分が昔純一に買ってあげたものだと話していました。倉石さんは、未成年者の純一さんが友人の皆川さんと一緒に喫煙をしている姿を善三さんに見つかり、タバコと一緒にその巾着袋を取り上げられてしまったため、それを取り返しに永嶋家に侵入し、純一さんは巾着袋を取り戻し、一緒に来ていた皆川さんが現金と腕時計を盗んで帰ろうとしていたところに善三さんが帰ってきてしまい、慌てた皆川さんが刃物で刺し殺してしまい、純一さんも加勢したということを久雄さんに話し、久雄さんはその巾着袋を持って泣いていました。久雄さんは、永嶋さんに向かって、このように成長したことを善三さんは誇りに思っているだろうと話していて、小坂さんも泣いていましたが、倉石さんも泣いていました。

倉石班の3人はバー「かくれんぼ」に行き、倉石さんは永嶋さんの父親の分のお酒も用意して、小坂さんは父親の腕時計を永嶋さんに渡し、止まったままの時間を動かすように言って、永嶋さんは時計の針を動かしていました。

倉石さんが谷本さん(螢雪次郎さん)の娘の絵梨華さん(金澤美穂さん)と釣堀で釣りをしていると、少しはなれた席に亡くなった谷本さんの姿が現れて、倉石さんに「ありがとう」とお礼を言っているようでした。絵梨華さんはそれを見ていなかったようなのですが、とても楽しそうにしていて、倉石さんも嬉しそうでした。

最後に、検視官室の席でいつもの谷本さんの『備忘録』を見ていた倉石さんは、それを閉じて机の上に置いて、さらにその上にお数珠を置いたのですが、それから椅子の上で眠るというか何というか、その倉石さんの上でたかれたフラッシュの光がゆっくり消えて暗くなっていくという、不思議な感じの終わり方でした。

永嶋さんも、倉石さんも、16年前の心残りだった事件を拾いきることができて、時効を迎えてしまったとはいえ解決できて良かったです。

ただ、清美さんの夫の達彦さんは本当に事件には関係なかったようでした。警察がたびたび訪れることで準教授の職を追われてしまったというのは大変だなと思いました。

それにしても、内野聖陽さんの倉石さんはすてきでした。野菜や草花や金魚や犬に話しかけていたのも面白かったですし、熱心で、華やかで、なぜかいつもタンクトップを着ていたのですが、それは夏だからでしょうか。最終回は、刑事部長の五代さん(益岡徹さん)も立原さんも、倉石さんを止めようとする坂東さん(隆大介さん)のほうを注意するほど倉石さんに協力的で、また倉石さんが立原さんを「タッチー」と呼んでいたのも面白かったです。横山秀夫さんの原作小説は未読なのですが、ドラマは前シーズンに引き続き、今シーズンもとても良かったです。
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