「草彅剛の“ニュースな街に住んでみた!”」と、「UTAGE!春の祭典」のことなど

NHKの「草彅剛の“ニュースな街に住んでみた!”」というドキュメンタリー番組を見ました。

元SMAPの草彅剛さんが今のご自身の原点となっているという韓国のソウルの街に、「あさイチ」に出演している柳澤秀夫解説委員と住んでみるというドキュメンタリー番組でした。草なぎさんは、10年ほど前にフジテレビで放送されていたフジテレビのバラエティ番組「チョナン・カン」(草彅剛を韓国語風に読むとチョナン・カンとなるそうです)で韓国語を勉強し、韓国の人たちと交流していました。

草なぎさんと柳澤さんは、雪の降る、ソウルの龍山という見晴らしの良い坂の上の街の、白い外壁のきれいな室内のアパート(隣の建物は工事中)の一室に泊まっていたのですが、その街は、第二次世界大戦の頃やその後の朝鮮戦争の頃に北朝鮮から逃れて来た「失郷民(しりゃんみん)」と呼ばれる人々が住んでいるという街でした。

日本の首都の東京が繁華街だけでできているわけではないように、韓国の首都のソウルにも様々な街があるのだろうということは、韓国へ行ったことがない私にも何となくは分かるのですが、龍山は特別な歴史のある街のようでした。日本軍に支配されていたというその街の一角には、かつては日本の神社があったという場所までの108段の階段が伸びていたのですが、それは「空の階段」と呼ばれていて、そこに日本の戦争のことを示す解説のパネルなどはないのだそうです。今は、朝鮮戦争の後に設置されたという、龍山在韓米軍基地がありました。近所の教会に礼拝に来ていた90歳の女性は、数日間考えた末に、故郷である今の北朝鮮の地を離れた17歳の時の友達と写る写真を、草なぎさんと柳澤さんに、日本のテレビ番組に見せてくださいました。

私はこの番組の内容を、草なぎさんがソウルに暮らしてみるらしいということ以外あまり知らずに見始めたのですが(NHKのBSプレミアムでは「チョイ住み」という旅番組が放送されて、私はちゃんと見たことがないのですが、そのような番組なのかなとも思っていました)、今回の番組は、つまり、韓国と北朝鮮と日本の戦争の歴史と、戦争で家族や友人、故郷を失った人々の苦しみや、その歴史をよく勉強しながら今の社会をより良い方向へ変えていこうと頑張っている若い人々の思いを伝えるドキュメンタリー番組でした。

草なぎさんを見て「チョナン・カン」と気付いた劇団員の方たちは、大阪で暮らす在日韓国人を主人公にした話の舞台のお稽古をしていたようだったのですが、朝鮮半島が韓国と北朝鮮に分断されている現実と向き合っていました。太平洋戦争(大東亜戦争)の時代を生き抜いた街の高齢女性たちは、日本軍に酷いことをされた当時の出来事に今も心を痛めていました。日本は嫌いだといいながら、目の前の日本人の柳澤さんのことを嫌いと言っているわけではないと、複雑な思いを表していました。柳澤さんは、靴屋さんのおじさんとお酒を飲みながら、戦争になってほしくないということを話し合っていました。草なぎさんは、脱北したという歌手の女性の歌への思いと「イムジン河」を聴いて、ギターを弾きながら歌を作っていました。

道を渡るのには韓国政府の特別な許可が必要というキョドン島(仁川市の江華郡の島の一つだそうです)にも「失郷民」となった方たちが暮らしていて、その島を訪れた草なぎさんと柳澤さんは、街の家の白い壁に描かれた家族や子供たちの絵を見ていたのですが、それは住民の方たちが故郷での暮らしを忘れないように描いたものだということでした。氷の流れる川のような青灰色の海の向こうに、北朝鮮の丘や山が見えていました。本当の近くて、何というか、隣の県が見えているような感じでした。草なぎさんは設置されていた望遠鏡を覗いて、北朝鮮の家々を見ていたのですが、家の前の道を誰かが自転車で通り過ぎていました。当り前のことなのですが、北朝鮮には今も多くの普通の人たちが暮らしているのだということが改めてよく分かりました。

韓国の歴史をちゃんと知ろうとする草なぎさんと、1991年頃の湾岸戦争の時にイラクのバグダッド(バグダード)で取材をしていたという柳澤さんの、絶対に戦争は起きてほしくないという気持ちが、よく伝わってくる番組であったように思います。軍備拡張を目指す政治家たちは武力攻撃だとか、脅威だとか、制裁だとか、圧力だとかの言葉をすぐに使いますが、その被害に苦しめられるのは、日本でも、韓国でも、北朝鮮でも、中国でも、一般の、ごく普通の人たちです。草なぎさんと柳澤さんが数日間住んでいた坂の上の龍山の街の商店街は、空き店舗の多いシャッター街のようになっていたようだったのですが、若い人たちの新しいおしゃれな内装のお店がいくつかできていて、例えば、今も時々テレビや雑誌で紹介されている、広島の尾道のレトロな建物の雰囲気を活かしたおしゃれな商店街のようになっていくのかもしれないなと、何となく思いました。

SMAPの活動を離れた今の草なぎさんの、自由そうな、すっきりとした感じも良かったです。戦争の歴史や政治の話もありますし、SMAPの時だったなら、きっと、できなかった番組なのだろうと思います。韓国と北朝鮮の歴史やその街に今暮らしている人たちのことを、少しだけでも知ることができて良かったです。すれ違いを避けるためにも、暴力を避けるためにも、お互いに相手のことを理解し合う努力をするということは、本当に大切なことなのだと改めて思いました。定期的に放送される企画なのか、単発の企画なのかは分かりませんが、新鮮な印象の、良いドキュメンタリー番組でした。番組のナレーションは、草なぎさんがナレーションを務める「ブラタモリ」を卒業した、近江友里恵アナウンサーでした。


ところで、このNHKの草なぎさんの「ニュースな街に住んでみた!」が放送されていた昨夜、TBSでは、元SMAPの中居正広さんの司会の「UTAGE!春の祭典 3時間スペシャル」が放送されていました。文化祭のような雰囲気のカラオケ歌番組で、今回もいろいろ楽しかったのですが、歌自体としては、特に、島津亜矢さんの歌うコブクロの「桜」と、三浦祐太朗さんの歌う村下孝蔵さんの「初恋」が良かったです。私も村下孝蔵さんの名曲「初恋」を好きなのですが、三浦祐太朗さんは、その「初恋」の原曲を大切にして、丁寧に歌っていたのだろうと思います。三浦祐太朗さんの癖のない素直な印象の歌声が、「初恋」によく合っていたように思えました。

一昨日のテレビ東京の「THEカラオケバトル 2018春のグランプリ」は4時間スペシャルだったので、さすがに4時間は長過ぎるようにも思えたのですが、やはり歌の上手な方たちが歌う歌番組なので、聴き始めると最後まで聴いてしまいます。優勝したのは、春のグランプリ初優勝のジャズシンガーの宮本美季さんでした。その一昨日の「カラオケバトル」の中では特に、予選で歌われていた、宮本美季さんの歌うスピッツの「春の歌」と、今回RiRiKAさんに代わって「トップ7」に新しく入ったミュージカル女優の中村萌子さんの歌うザ・タイガースの「花の首飾り」が、とても良かったです。その歌の良さが改めて、新しさをもって伝わってきたように思いました。「U-18」の演歌の元永航太さんの歌う岡晴夫さんの「憧れのハワイ航路」も良かったです。元永航太さんの歌声はいつも明るい感じがして、お祭りの雰囲気があるような気がします。元永さんの歌う「憧れのハワイ航路」は、三波春夫さんの歌う、1964年の東京オリンピックのテーマ曲だったという「東京五輪音頭」や1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ曲だったという「世界の国からこんにちは」を思い出す印象でした。

平昌パラリンピックの閉会式と、「SONGS」のあいみょんさんと吉澤嘉代子さんの特集

昨夜のNHKのEテレでは、韓国で開催された平昌冬季パラリンピックの閉会式の様子が生中継で放送されていました。

平昌パラリンピックでは、アルペンスキーの村岡桃佳選手やノルディックスキーの新田佳浩選手、スノーボードの成田緑夢選手、アルペンスキーの森井大輝選手がメダリストとなっていました。NHKの中継や、夜の総集編やスポーツニュースなどで見たのですが、選手の方たちは、メダルを獲得しても惜しくもそうでなかったとしても、本当にすごいなと思います。閉会式は、落ち着いた雰囲気の閉会式だったように思います。平昌オリンピックの式典の時にも少し思ったことなのですが、韓国の音楽と日本の音楽はどことなく似てるような気がします。国歌の雰囲気が行進曲や軍歌のような感じではないところも含め、何となくなのですが、そのように思いました。私は韓国語を知らないので、歌の歌詞はさっぱり分からなかったのですが、オペラ歌手の方やK-POP歌手の方のパワフルな歌声は良かったです。開催前の報道番組などではテロや戦争の勃発が警戒されていることが報じられていましたが、平昌のオリンピックもパラリンピックも、無事に終わって本当に良かったです。2020年に開催予定の夏季の東京オリンピック・パラリンピックはどうなるのだろうかということも、少し気になりました。

その後の夜11時からのNHKの「SONGS」では、本当は先々週に放送される予定だった、「今、この歌を聴け ~話題の女性ソロシンガー2人~」が放送されていました。あいみょんさんと吉澤嘉代子さんの特集です。

密着取材を中心にした特集で、あいみょんさんは2016年の「生きていたんだよな」を、吉澤嘉代子さんは2017年の「残ってる」を披露していました。

私は2016年のテレビ東京のドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」で、その主題歌となっていたあいみょんさんの「生きていたんだよな」を知ったのですが、本当に良い歌だなと思います。「『今ある命を精一杯生きなさい』なんて綺麗事だな」は、よく思うことなのに、それが歌詞にすっと書かれている歌を聴いたのは初めてだったので、新鮮でした。今でも新鮮であるように思いますし、普遍的であるようにも思います。

吉澤嘉代子さんの歌の中では、といっても私はまだ少ししか知らないのですが、2015年の「ストッキング」という歌が好きです。その頃にラジオから流れて来たのを聴いて、好きになりました。明るい曲調なのに、絶望的に悲しい歌のようにも思えました。

昨夜の番組の中では、槇原敬之さんがあいみょんさんの特徴のある歌声を称賛している言葉が紹介されていたのですが、私は、作詞家の松本隆さんが吉澤嘉代子さんについて知っているいくつかのことの一つとして「乱歩趣味」を挙げていたことが、少し気になりました。私は江戸川乱歩の作品を好きなので、その言葉を聞いてはっとし、吉澤嘉代子さんの歌のどの辺りが「乱歩趣味」なのだろうと思ったのです。番組を見ていても、はっきりとしたことはよく分からなかったのですが、でも、もしかしたら、本が好きで物語の登場人物になりきるという吉澤さんの歌の、“変身願望”ということなのかもしれません。

昨夜に放送された2011年の3月11日の「DASH村」のこと

昨日、TBSでは夜7時からこのドラマ「陸王」の特別番組が放送されていたのですが、同じ時間の日本テレビの「ザ!鉄腕!DASH!!」では、新宿DASHの新企画のために、約6年間「お蔵入り」になっていたという、2011年の3月11日に収録した福島県のDASH村での水甕作りの映像を放送していました。

映像の中の6年前のDASH村では、2014年にお亡くなりになった三瓶明雄さんがまだお元気でした。東日本大震災の時の、3月11日の午後2時46分頃の大地震(東北地方太平洋沖地震)の影響で、DASH村の山の斜面の土も崩れ落ちていたのですが、もしも6年前に東京電力福島第一原子力発電所の電源喪失に伴う爆発事故、炉心溶融と放射性物質による汚染の事故(事件)がなかったなら、明雄さんは福島の家を離れずに済み、好きな農業も続けることができて、今も元気にTOKIOのメンバーと一緒に「鉄腕DASH」に出演していたのではないかなと、昨日の番組を見ながら改めて少し寂しく思いました。

2011年3月の大地震と大津波の被害は恐ろしいもので、今から考えても信じられないくらいのたくさんの方が亡くなったのですが、約6年経った今も、テレビの画面の上部に出続けていた、海岸や浜辺で発見される亡くなった人の数が刻一刻と増えていく「臨時速報」の字幕を忘れることはできません。

現在のテレビの情報番組や報道番組では、2020年に開催予定の東京オリンピックとやパラリンピックを控えているからなのか、東京の築地市場の豊洲市場移転を控えているからなのか、何なのか、東日本大震災の時の大きな被害ことはあまり報道されなくなっているようにも思います。

今は特に、横綱の日馬富士(や白鵬)の暴行事件とその被害者の頭部に大怪我を負った貴ノ岩関を守ろうと日本相撲協会の八角理事長たちと闘っている貴乃花親方の話題が多くて、それを報道することも大事なことかもしれないとは思うのですが(暴力行為を軽視している上に組織を守ることだけを考えているらしい八角理事長たちが横綱の日馬富士や白鵬や自分たちの立場を守ろうとして被害者の貴ノ岩側の貴乃花親方を処分しようとしているのはおかしいようにも思います。一方で、元寺尾関の錣山親方を含む3人の親方が所属している時津風一門を離れて貴乃花親方の味方になるかもしれないという報道を聞いた時には少し嬉しく思いました)、時間配分の仕方が奇妙というか、一つの番組の中で一つの話題を取り上げる時間が長過ぎるような気がします。

報道によると、政府の地震本部は「南海トラフ地震」や「東京直下型地震」に続き、「北海道地震」も「30年以内」に起きる可能性が高いと発表したそうです。昨日には、フィリピンのミンダナオ島に台風が直撃して、約200人の方が亡くなり、約160人の方が行方不明になっているという報道がありました。中東のサウジアラビアやイランの関わっているイエメンの内戦でも(国連は「最悪の人道危機」が起きていると伝えています)、先日の報道によると、約800万人の方が飢餓状態にあるそうです。芸能人の熱愛や結婚や不倫などの報道よりも、震災や戦争、政治や企業の不正の報道、沖縄の嘉手納や普天間や辺野古の米軍基地の問題などの報道を、一視聴者の私のような国民が忘れたり(うかつにも)飽きたりしてしまわないように、継続して誠実に報道してほしいように思います。日本テレビがバラエティー番組の「ザ!鉄腕!DASH!!」の中で東北や熊本の大震災のことを時々伝えていることは、とても良いことなのだと思います。

「FNS27時間テレビ にほんのれきし」のこと

先日の土曜日と日曜日にフジテレビで放送されていた「FNS27時間テレビ にほんのれきし」を、少しずつ見ました。

ビートたけしさんと関ジャニ∞の村上信五さんが、旧石器時代から現代まで歴史を紹介する「にほんのれきし博物館」を27時間かけて巡る、という設定の番組でした。その他の主な出演者は、波瑠さんとバカリズムさん、林修さんだったように思います。

全部を完全に見ることができたというわけではないのですが、今年の「FNS27時間テレビ」は、番組を見る前に思っていたよりも面白かったように思います。「れきし博物館」の空間の無駄に広い感じが少し謎でもありましたが、歴史の話を聞くのが好きな人には、それなりに楽しむことができたのではないかなと思います。それに、歴史(日本史)を番組のテーマにするのなら、生放送はそもそも難しいのかもしれないなと思いました。「FNS27時間テレビ」というよりは、様々な歴史バラエティー番組を27時間連続で放送したもの、という感じになっていたように思います。

今年は秋に放送されましたが、フジテレビで放送されているアニメ作品も使われていましたし、子供向けであるのなら、夏休み期間中の放送でも良かったのかもしれません。

各県の自慢したい歴史?を紹介する「FNS27局企画 れきし自慢!大賞」や、インドネシアとシベリアに縄文顔と弥生顔を探しに行く「日本人ルーツ顔探しの旅 世界で発見! 縄文顔×弥生顔」や、「ホンマでっか!?TV」の奈良県の話や、塚田僚一さんが居合に、加藤諒さんが法螺貝を吹くことに、ボビー・オロゴンさんが流鏑馬に挑戦する「免許皆伝」や、日本で暮らしている外国の方が室町時代の食や美の文化を紹介する「ニッポン道 室町ックJAPAN!」や、豊臣秀吉や伊達政宗の末裔に会いに行く「関ジャニ∞クロニクル 27時間SP 戦国武将なのに」や、磯田道史さんがゲストの堤真一さんに自然災害で政治が変わった現場を伝える「学ぶ ヒストリー劇場 大地震と富士山噴火と人々と」や、江戸城の無血開城の直前に勝海舟と西郷隆盛が会談をした場所を林先生と爆笑問題のお二人が特定しに行く「あの人の歩き方」や、最後の「池上彰が見た! たけしと戦後ニッポン」など、いろいろ良かったと思います。

「学ぶ ヒストリー劇場 大地震と富士山噴火と人々と」で紹介されていた、伊奈忠順の話も良かったです。5代将軍・徳川綱吉の時代の関東代官(関東郡代)の伊奈忠順は、宝永4年(1707年)の11月23日に噴火した富士山の火山灰による災害を受けた都市部の復興を担当していたのですが、駿府の御厨と呼ばれていた地域(静岡県の小山町という町のの辺りだそうです)に2、3メートルも積もって田畑を覆いつくして村人たちが餓死しそうになっていたのを、直談判に来た村人たちに懇願されて現地を視察し、その大変な現状を知ると、少ない復興予算の中でその村人たちを救うために自らの責任で公文書を偽造して米倉の「お救い米」(備蓄米)を配ったのですが、そのことが幕府の目付に知られるところとなり、40歳で自害をしたのだそうです。自らの意思で自害をしたのか、自害を命じられたのかは、分からないということでした。再現ドラマでは、丸山智己さんが伊奈さんを演じていました。NHKの先日の「歴史秘話ヒストリア」の「防災の日スペシャル 江戸百万人が見た!富士山大噴火」でも、伊奈忠順のことが紹介されていましたが、立派な人がいたのだなと思いました。幕末か明治の頃には、伊奈忠順に救われた村の人たちによって、伊奈神社が建立されたのだそうです。

エルビス・プレスリーの能があることや、伊勢神宮と活断層(中央構造線)と水銀の鉱脈の話なども、私は知らなかったので、面白いなと思いました。

一つ一つの企画が凝っていたように思いますし、「27時間テレビ」として連続で放送してしまうのは少しもったいないというか、通常の「ゴールデンタイム」の枠などで放送したほうが、もっと多くの人が見ることができた番組になったのではないかなと思います。

日本テレビの「24時間テレビ」のように?ドラマも入っていて、平安時代の「源氏さん!物語」(脚本は根本ノンジさん)と、戦国時代の「僕の金ヶ崎」(脚本はバカリズムさん)と、江戸時代末(幕末)の「私たちの薩長同盟」(脚本はバカリズムさん)の3作が放送されていたのですが、その中では、私としては、鈴木福さんの演じる少年漫画好きの中学生が日本史の授業中に「金ヶ崎の戦い」を妄想する「僕の金ヶ崎」が面白かったです。現代風の話し言葉の台詞だったので、時代劇というよりは、時代劇コントという印象でもありましたが、戦の場面が小さなジオラマの模型だったり、漫画と混ざって特撮ヒーロー風になったりというような演出も楽しく思えました。(NHKで初春の頃に放送された、録画したままになっている「空想大河ドラマ 小田信夫」を、今度こそ見ようと思いました。)

戦争時代は省くのかなと思っていたのですが、昭和の初期や中期の戦争時代(日中戦争や太平洋戦争など)のことも、すごくざっくりと(アニメで)紹介されていました。最後のコメントの中で、先祖が代々続いてきて今の自分があるというのは有り難いことだと思う、と言っていたたけしさんは、おいらは相当運が良い、あれだけの戦争を起こして今生きているんだから、と約72年以上前の戦争のことに触れていましたし、バラエティとはいっても、一応、戦争を無視した企画というわけではありませんでした。

池上彰さんは、今の時代やこれからの時代を「お手本がない時代」と表現していて、一人一人が自分の頭でものを考えて新しい時代を作っていってほしいと話していて、たけしさんは、与えられたものではないもの、自分が本当に欲しいものを考え直すのが良いのかもしれないと話していました。私も歴史に詳しくないのですが、今と未来を知るためにも歴史(過去)を知ることは大切なのだということを、4万年?の「にほんのれきし」の特集を見てまた改めて思いました。あと、出演者の一人の林修さんがスタッフのように他の出演者の立ち位置を気にしたり、道具を渡したりしている様子も、何だか面白く思いました。さんまさんと中居正広さんの深夜企画が無かったのは少し残念にも思えましたが、今回の生放送ではない「FNS27時間テレビ」は、これはこれで良かったのではないかと思います。

「夏の終わりの、ねほりんぱほりん」と、戦時下のガラス瓶

昨夜の10時から、NHKの総合テレビでは、「夏の終わりの、ねほりんぱほりん」が放送されていました。ヒモと暮らす女、人形劇の舞台裏、元薬物中毒者のエリさん(仮名)のその後、の3本立てでした。

Eテレの人気番組をなぜ総合テレビで放送するのだろうと、少し心配でもあったのですが、石澤典夫アナウンサーの声の「ウシ澤典夫」という進行役の新キャラクターが登場したり、恐竜のがんこちゃんが人形劇の操演さんを取材した後に「ざわざわ森のがんこちゃん」の宣伝をしたり、そのようなところは総合テレビ版らしいようにも思えたものの、南海キャンディーズの山里亮太さんのモグラのねほりんとYOUさんのぱほりんの会話は相変わらず面白いですし、内容もほとんど変わっていなくてほっとしました。

次回予告の「人間予報」もそのままでした。「ねほりんぱほりん」は、10月からEテレで「シーズン2」が始まるそうです。昨夜の50分の特別番組の放送は、そのための「ねほりんぱほりん」全体の宣伝の意味も兼ねていたのかもしれません。「ニンゲンっておもしろい」と、多彩な「人間」を深堀する内容が面白いということもあるのですが、ブタやカエルなどの人形のデザインや動きがいつもかわいいので、「シーズン2」の放送も楽しみです。

かわいいと言えば、6月12日に生まれてから連日報道されている上野動物園のジャイアントパンダの子パンダも、とてもかわいいです。小さくてくたっとしている感じがすばらしいです。8月31日には生後80日を迎え、歯が生えそうな気配になっているのだそうです。床の上で動いている様子もかわいいのですが、カゴの中で動物園のスタッフの方に黄色のメジャーで身長(体長?鼻の頭から尻尾までです)を測られている様子も、メジャーがぬいぐるみの背中についているジッパーのように見えて、とてもかわいいです。

あと、これは「ねほりんぱほりん」とも子パンダとも関係のないことなのですが、先日の「所さん!大変ですよ」という30分番組の、長崎県雲仙普賢岳などの各地の山の頂上や硫黄島や沖縄などの激戦地から近年見つかっているという「大日本帝国」時代のビール瓶は、兵士たちの飲むビールを入れたものから、アルコールやガソリンを入れた火炎瓶(火焔瓶)として武器使用されるためのものに変わっていったものだった、ということを伝える特集も、良かったです。

ノモンハン事件の起きた頃の当初、ビール瓶やサイダー瓶で作られた急場のしのぎの火炎瓶は、投げられた後実際にソ連軍の戦車の何台かに火をつけることに成功したそうなのですが、ソ連軍がすぐに戦車のエンジン部分を改良したために、武器としての役目は果たせなくなったのだそうです。しかし、日本軍の間には当初の「成功体験」だけが広く共有され、敗戦して終わるまで、武器の改良や作戦の変更は行われなかったということでした。沖縄戦で家族5人を亡くしたという方は、沖縄の各地に残されている大量の遺品を収集して保管していました。その中には、使われてない状態の火炎瓶もあったのですが、火炎瓶を投げる前に殺されたのだろうということでした。犬死にしたのだと、その方は話していました。

革製だったランドセルは、1938年の頃に法律で革製品の軍事用以外の使用が禁じられたため、草木で編んだものや丈夫な紙製のものに変わったのだそうです。外からでも牛乳の品質を見極めることができるようにするために無色透明と定められていた牛乳瓶は、戦時下のガラス不足のために、黒色や緑色の有色の瓶になってしまっていたのだそうです。

8月の日本テレビの「NNNドキュメント'17」の「4400人が暮らした町~吉川晃司の原点・ヒロシマ平和公園~」では、今は平和公園となっている場所に存在した中島地区と呼ばれた賑やかな町の広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)の川を挟んだ向かいにあった吉川旅館に原爆が投下される少し前まで父親が暮らしていたという吉川晃司さんが、広島平和記念資料館の下の発掘現場の被曝した黒い地層から出土した当時の生活用品を見ていました。その町の人々の生活が原爆によって失われたことと生き残った人々が町の再建のために頑張っていたことを物語るその遺品の中には、吉川旅館の近くにあった牛乳屋さんの牛乳瓶もあったのですが、その中にも色ガラスの牛乳瓶があったのでしょうか。思い出すことができないのですが、その番組を見ていた時、私は当時の牛乳瓶の色まで考えて見ていなかったのだと思います。

それから、報道によると、昨日には民進党の代表選があり、安全保障関連法に反対し脱原発を主張している元官房長官の枝野幸男さんではなく、安全保障関連法賛成派で原発推進派の元外務大臣の前原誠司さんが新代表に決まったそうです。先日亡くなられた元新生党の総理大臣の羽田孜さんを支える一党だった新党さきがけ出身という前原さんは、私には、鉄道好きな方というよりも民主党政権時代の「八ッ場ダム」のイメージのほうがまだ強いのですが、民進党の中では「保守派」だということなので、民進党が民進党として、自民党から政権を奪還するというのなら、「保守派」を自称する今の安倍政権の自民党とは違うということがはっきりと分かるような政策を打ち出したほうが良いように思います。都政を再び不透明なものにし、関東大震災における大地震(自然災害)による死と殺人による死を同じものと捉え、虐殺があった事実を公に認める発言さえできない小池百合子都知事が顧問を務める都民ファーストの会から派生した国政政党の日本ファーストの会と組むというようなことも、民進党はしないほうが良いように思いました。
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