「名将の采配」第2期の最終回

毎週楽しく見ていたNHKの「名将の采配」の第2期も終わってしまいました。綿引勝彦さんによる名将たちの逸話も、永井アナウンサーの司会も、来村多加史さんの解説も、分かりやすいジオラマと駒を動かす黒子さんたちと戦場の音?で戦いの再現をするという番組の雰囲気も、第1期からそのままで良かったです。番組で描かれている名将たちの絵もすてきでした。

最終回では、スキピオとハンニバルが戦った「ザマの戦い」を再現していました。紀元前202年に、スキピオ率いる古代ローマ軍とハンニバル率いるカルタゴ軍が、北アフリカのザマの地で国の存亡をかけて戦ったものだそうです。

ゲストは、野村克也さんと島崎和歌子さんでした。野村監督は、ライバルを川上監督だと話していて、ローマは巨人かなと言っていたのも面白かったです。最初は“失敗”でしたが、最後は“大成功”で終わって良かったです。

カルタゴ軍が象部隊を登場させていたのには驚きました。象は真っ直ぐに進んでいくため、ローマ軍はそれを惹き付けて、直前で通り道を開けて囲い込んで象使いを降ろし、象たちはどこかへ散って行ってしまったのだそうです。

一度も戦で敗れたことのないスキピオというローマの名将を、私は知らなかったのですが、番組を見て、すごい人だったのだと思いました。スキピオのローマ軍がハンニバルのカルタゴ軍に追い詰められている中で、遠くまで敵を討ちに行った仲間の騎馬隊が戻ってくると信じて、少しずつ退きながら陣形を組み直して、最終的にはカルタゴ軍を囲い込み、ハンニバルの部隊は退却していました。

危ないところでローマ軍の騎馬隊が戻ってきた場面を見て、私は大河ドラマ「風林火山」の最後の川中島の戦いの、真田幸隆の隊が八幡原に到着し、その六文銭(六連銭)の旗を勘助が嬉しそうに見ていた場面を思い出しました。

どのような作戦だったのかを一緒に考えたり、武将たちの話を聞けたりして、とても楽しい番組だったので、またいつか始まるといいなと思います。

「蒼穹の昴」第1回

昨夜、NHKの総合テレビで放送された日中共同制作ドラマ「蒼穹の昴」の第1回「紫禁城」を見ました。原作は浅田次郎さんの小説です。

以前、田中裕子さんが西太后によく似ているという新聞の記事を読んで、何となく見てみたいなと思っていたドラマだったのですが、衣装や舞台セットなどもとても鮮やかで、外国の時代劇のような作品をほとんど見たことがない私には新鮮な感じがしました。最近まで字幕のものがBSで放送されていたようなのですが、私は今回の吹き替えのドラマで見てみることにしました。

ドラマは、清朝末期の1886年から始まっていました。明治19年の頃です。宦官になって京劇の役者をしている春児・李春雲(余少郡さん)と、その兄で科挙を受けて官僚になった梁文秀(周一囲さん)が、西太后と清朝第11代皇帝の光緒帝(張博さん)と運命を共にして生きていく話だそうです。

全25話の初回でしたが、登場人物の紹介だけに終わることなく、話の展開も早くて面白かったです。田中裕子さんの西太后が登場する時に紙吹雪が舞っていたのが華やかでした。ドラマの演出ということだけではなく、実際の清王朝の文化としてもそうだったのでしょうか。

私は、清王朝についても、満州族や漢族についても、西太后や光緒帝についても、詳しく知りません。NHKの歴史番組などを見て、現在の国の体制を守ろうとする保守派と西洋に国を開いていこうとする改革派に別れて、クーデターが起きていたことなどを、何となく知っているくらいです。

西太后はかなり怖い人だったという話も聞いたことがありますが、今回のドラマでは多面的に描かれているといいなと思います。光緒帝の師から大勢の前で引退を勧告されて、後でそれを批判していた部下に対して抑制していた怒りを顕わにしていた場面の西太后はすごく迫力があって、何というかとても良かったです。

ドラマによると、西太后は光緒帝に自分のことを「お父上」と呼ばせていたそうです。父親と母親と両方の面で甥の光緒帝に接していたということかもしれません。先日、NHKの番組で、同時代に生きた天璋院篤姫と西太后を比較していたのですが、将軍の妻という立場の篤姫と、政治の実権を握る皇帝のような西太后とでは、比較対象にはならないのではないかと思えてしまいました。

第1回を見て、母親として与えられるものは全て与えてきた光緒帝に裏切られるはずはないと信じている西太后、国の行く末を心配している光緒帝、それぞれに関わる人たちや家臣たちが、今後どうなっていくのか気になりました。

最近、領海や尖閣諸島の問題で日本と中国の関係が特に複雑になっていることはとても残念に思うのですが、このドラマも清王朝と諸外国との関係が問題になっているようなので、いろいろなことが今に繋がっているのだなとも思います。夜の11時からのドラマなので、録画して見ることにもなると思いますが、次回も楽しみです。

「上村松園展」と「近代日本の美術」

東京国立近代美術館で開催されている「上村松園展」を見に行きました。回顧展ということで、初期の明治時代の作品から晩年の作品まで並べられていました。素描が展示されていたのも意外と良かったです。前期と後期で展示替えがあるそうです。お客さんはたくさん来ていましたが、混雑しているというほどではなく、見やすくて良かったです。

今回の展覧会で私が見たいと思っていたのは、以前に上野の東京国立博物館の常設展で偶然見て感動した『焔』という六条御息所の生霊を描いた作品です。今回のポスターやチラシにもこの作品が使われていました。落ち着いた緑色が穏やかな、黄色と紫色の藤の花と黒と白の蜘蛛の巣柄の白地の着物を着ていて、一つに結わえられた長い黒髪が流れ落ちる滝のようでとてもきれいでした。

ただ、私には、その存在感や圧倒されるような迫力は、東京国立博物館で見た時のほうがあったように思えました。ほとんど人のいない、薄暗い展示室で見たからなのかもしれません。今回の近代美術館では、他の普通の「美人画」とともに並べられた明るい場所での展示でした。生霊を描いた作品、あるいは幽霊画のような作品は、少し暗めの照明で、他の作品との間隔を空けるか、単独での展示にしたほうが良いのではないかと思えました。でも、また見ることができて良かったです。

単独で展示されていた『花がたみ』は、大きな作品でした。描かれている女性は、“愛する人を想うあまり正気を失う女性”ということなのですが、初めて見た時、紅葉が舞っている中で手紙が結び付られているような花かごを持っていて、確かに着物は着崩れしていたのですが、私には明るく、何だか幸せそうな雰囲気にも思えたので、作品解説を読んで狂気の状態と知って、少し意外に思いました。

他には、本を読んでいる女性の上に朝顔が咲いている『朝』、団扇を持った女性が蛍を目で追っている様子の『初夏の夕』がとてもきれいでした。降る雪を描いた作品なども、舞っている雪の一片の、細かい結晶の重なりでふわっとしている感じが良かったです。白い雪が傘の上に降り積もっていました。

私は「美人画」というものがどういうものなのかよく分からなかったのですが、英語での題名に「Young Lady」と書かれているのを見て、「若い女性画」ということでいいのだと思えました。

「上村松園展」を見るのに少し時間がかかってしまったのですが、入場する際にもらったチケットで、同時開催されていた「所蔵作品展『近代日本の美術』」も見ることにしました。

清宮質文の版画も展示されていました。『行く手の花火』は、とても静かできれいで、その青い景色に吸い込まれそうになります。他にも、『告別』がありました。織田一磨の『夏の夜(花火見物)』、『加茂川の花火』なども見ることができました。版画のコーナーは楽しかったです。あとは、川合玉堂の『二日月』、鳥獣戯画のような前田青邨の『かちかち山』、川端龍子の『角突之巻』、菱田春草の『四季山水』などが良かったです。

版画の展示で花火の作品が多かったのは、夏の時期に合わせての展示だったからかもしれません。この所蔵作品展も季節ごとに展示替えがあるそうです。私は初めて見たのですが、さすがは「国立」という感じがしました。

シュルレアリスムのような少し独特な雰囲気の“現代美術”の作品群は、いつものことながら、私にはまだよく分かりませんでしたが、いろいろ見ることができて良かったです。

「新・ミナミの帝王」

フジテレビで放送されたドラマ「新・ミナミの帝王」を見ました。私は、竹内力さん主演の「ミナミの帝王」を実際に見たことがなく、怖そうな作品というイメージを持っていたのですが、先日の「アメトーーク」の「ミナミの帝王芸人」で少し内容を聞いて面白そうだなと思い、今回のドラマを何となく楽しみにしていました。今回、主役の萬田銀次郎を千原ジュニアさんが演じ、その舎弟を大東俊介さんが演じていました。大杉漣さんは“マスター”の役が続いているなと思いました。

萬田さんの小さい頃の友人の今宮さん(内田滋さん)は、銀行の顧客獲得の成績を上げるために萬田さんから数百万円のお金を借りて自分で口座を作っていたのですが、気に入らない部下の今宮さんを陥れるために倒産寸前の会社を優良企業のように見せるために文書を偽造し、何も知らずに億単位の融資をさせて銀行に大きな損害を出したという責任を今宮さん一人に押し付けた悪い支店長(西村雅彦さん)によって自殺に追い込まれてしまい、今宮さんの同僚の平原咲子(白石美帆さん)にその復讐をしてほしいと頼まれた萬田さんは、今宮さんに貸したお金を支店長に返してもらうために、友人の不動産会社社長の伊賀さつき(萬田久子さん)にも協力をしてもらい、最終的にお金に目がくらむようになった支店長が警察によって逮捕される、というような内容でした。

最初は楽しい感じがしたのですが、横柄で欲深い支店長を騙していく辺りから、何となく私にはよく分からない展開になってしまいました。

「アメトーーク」によると、金貸しの萬田銀次郎さんは法律にとても詳しく、萬田さんの会社よりももっと悪い会社からお金を借りて悪徳な取立ての被害を受けてしまっている自分の顧客から、貸したお金をきっちり取り立てるために、法律の知識を駆使して悪い金融会社と戦い、そこから自分の顧客に貸したお金を取り立てる、というような話のように思えたのですが、今回のドラマでは少し違っているようで、爽快な感じはあまりしませんでした。

「ハゲタカ」のようなドラマは見ていたものの、私はもともと金融業界や経済的なものに少し弱いということもあって詳しくは分からなかったのですが、陥れるために偽造した調査書を支店長に渡した咲子さんも、多額の融資をすることを銀行と契約した後に会社を倒産させた伊賀さんも、支店長に架空の会社を作らせた?萬田さんも、捜査の対象になってしまうのではないかと思いました。今宮さんのいた銀行は良くない銀行のようでしたが、咲子さんも言っていたように今宮さんが自殺することはなかったようにも思えました。でも、会社の利益を上げるためだけの商品をお客さんに勧めることができず、そのノルマが達成できないことで会社や上司から圧力をかけられる社員がいるという話を聞くと、怖いことだと思いますし、憂鬱な気分になります。

今回のドラマは、私としては脚本がいまいちだったようにも思えます。「アメトーーク」で話していた本当の?「ミナミの帝王」をいつか見ることができるといいなと思います。

ところで、大東さんが怪我から復帰して、「先輩ROCK YOU」の逗子の回を見た時は安心しました。本当に良かったです。

「GM ~踊れドクター」最終回

TBSの「GM ~踊れドクター」の最終回(第10話)を見ました。

病院内で高熱を出して倒れ、全身の倦怠感や喉の痛みを訴える人が続出し、「院内感染」の恐れがあるとして病院内は慌しくなり、総合診療科もその原因を探るために努力していました。

病院関係者では、部長の氷室慎太郎(椎名桔平さん)の元妻の多恵さん(清水美沙さん)に続いて、研修医の小向桃子(多部未華子さん)、病院を海外の企業に売ろうとしていた事務長の曽根さん(八嶋智人さん)が感染していました。桃子さんが倒れた時、潔癖症の後藤英雄(東山紀之さん)は、初めはどうしようか迷っていたようなのですが、一応病室に運んでくれたようでした。その後、ファイヤー後藤と「新生アミー&ゴー」のことを心配して、高熱で寝込みながらもなぜか振り付けを踊る桃子さんに感動したらしい後藤先生は、病室から出てきて倒れかけた桃子さんを素手で支えて、病室に抱えて戻すことができていました。桃子さんの血液検査では、白血球や血小板が減少していて、肝炎も併発していたため、免疫力が低下しているようでした。

インフルエンザやSARS、また、病院には外国人も来ていたため、海外のウイルスが持ち込まれたのではないかとか、氷室先生は夏風邪の疑いを推していましたが、なかなか原因が分かりませんでした。患者たちの皮膚に赤い発疹ができていて、それは曽根さんのように体中に出る場合と、桃子さんのように顔には出ない場合と、多恵さんのように水泡になっている場合とがありました。赤い発疹の出た人の口の中には、コプリック斑というほおの内側に小さな水泡ができていました。

漆原先生(生瀬勝久さん)が院内の地図を見て、感染者が多く出たのはユーティリティルームだと気付き、後藤先生も一緒にみんなでそこへ向かうと、部屋のドアが外側にはすっと開けやすいのに閉める時には圧力がかかっていることが分かり、後田先生(吉沢悠さん)と看護師の本木さん(大倉忠義さん)が風の出てくる天井の空調の中に入って調査することになりました。狭い筒の中を進んでいくと、腐食している壁が発見されていました。小児科病棟に転落してメガネを壊した後田先生は町谷先生(小池栄子さん)から素顔がかっこいいと言われて嬉しそうにしていました。

最終的な診断結果は、はしか(麻疹)と水疱瘡でした。小児科のはしかと水疱瘡の菌が、空調の中を通って、腐食している壁を通り抜け、ユーティリティールームに流れ込み、その部屋を使っていた人たちに空気感染したものということでした。メンテナンスが悪かったようです。

ユーティリティルームでファイヤー後藤が踊りだした時、漆原先生と後田先生は素早くテーブルと椅子を移動して、桃子さんはファイヤーの踊りを察知したのか、高熱でうなされながらも後ろ向きに歩いていると言っていました。はしかと水疱瘡だと分かった時点で、病院の出入り口の封鎖は解かれ、患者さんたちは帰っていきましたが、はしかや水疱瘡の場合はそれで大丈夫なのでしょうか。

病院が売りに出される話は白紙になり、氷室先生から「極悪キューピー」と言われていた曽根事務長は、「無意味なバリトンボイス」の大山院長(大和田伸也さん)からクビにしないと言われ、代わりにバリトンの歌を聞かされていました。

一体どうなるのだろうかと思っていた「新生アミー&ゴー」のコンサートに関しては、これでいいんだと自分に言い聞かせ、アメリカに戻るという置手紙を残していなくなったファイヤー後藤が不在のまま、とりあえずコンサートを開くことになり、みんな衣装を着て、ほとんど漆原先生の知り合いだというたくさんのお客さんたちの前の幕が上がろうとしていた時、衣装を着た夢を諦めない40代のファイヤー後藤が舞台裏から現れて、それを見たメンバーは嬉しそうな表情をしていて、最後全員揃ったところで幕が上がりました。実際の舞台はどうなったのか分かりませんでしたが、これからステージが始まるという終わり方は良かったと思います。

初めは医師が踊るという不思議な設定はどうなのかなと思っていたのですが、東山さんの突然の踊りは意外と違和感がなく、それを応援する多部未華子さんの桃子さんも面白かったです。「新生アミー&ゴー」の部分は少し中途半端になってしまったような気もしますが、病気の謎解きの部分は良かったです。主題歌の関ジャニ∞の「LIFE~目の前の向こうへ~」もドラマに合っていて良かったです。

「ジェネラル・ルージュ」や「GM~踊れドクター」など「ドクターG」のような番組を見ていると、問診をしたり患者さんたちを観察したりすることで病気の原因に目星をつけて探っていく総合診療はすごいなと思います。今回のように、難しい名前の病気ではなく、はしかと水疱瘡という私もよく聞いたことのある名前の病気でも、大人がかかると診断が難しくなることもあって、幅広い知識を持って正しく診断するということは大変なことなのだなと思いました。
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