「モリのアサガオ」第7話

テレビ東京の「モリのアサガオ」の第7話を見ました。

今回は、及川直樹さんの出生に関する事実と死刑確定囚の深堀さんの過去が判明する回でした。

ソウル支社へ転勤予定の新聞記者の沢崎麻美(香椎由宇さん)に付き添って韓国へ行くことにした新人刑務官の及川直樹(伊藤淳史さん)は、パスポートの申請をするために役所で戸籍抄本を取り寄せたことで、実は養子であることが判明しショックを受けていました。実の親の欄には山本憲人と美代子という名前が書いてあり、「山本」という名前から直樹さんは無罪になった赤石さん(石橋凌さん)や死刑確定囚の深堀さん(柄本明さん)が言っていた「山本」という人物を思い出し、深堀さんに実の父親だった山本さんの話を聞きに行くと、いつもの「プチプチプッチン」を雑に食べていた深堀さんは異常に取り乱し、直樹さんの首を絞めて殺そうとしていました。

山本さんと深堀さんの間に何かがあったと考えた直樹さんは、最初は刑務官の名簿を調べたのですが、そこに「山本憲人」の名前はなく、次に深堀さんの犯罪歴の資料を調べ始めると、14年前の仮釈放中に町で3人を殺して死刑判決を受けていたことが分かり、さらにその12年前に「鶯谷事件」と呼ばれる殺人事件に関わっていたことが分かったのですが、資料の主犯の欄には山本憲人とあり、1992年に死刑執行と書かれているのを見つけ、自分の父親が死刑囚だったと知った直樹さんは愕然としていました。若林刑務官(塩見三省さん)も、直樹さんの父親が死刑囚の山本だということを知っていたようでした。

「鶯谷事件」とは、運送会社の社長と社員3人の合計4人が包丁で刺殺された事件でした。資料によると、深堀さんと山本さんは数日前にその会社を解雇されていたのですが、事件当日、社長からセクハラを受けている事務員の美代子さんを助けるために社長を殺害を計画して、会社に乗り込んで社長と社員2人を殺害し、解雇されたことに不満を持っていた深堀さんも社員を1人殺害したということで、「痴情のもつれ」による計画的な犯行で、無関係の社員3人も殺害したことから、主犯の山本さんは死刑となり、共犯の深堀さんには懲役12年の実行判決が下されていました。

麻美さんの転勤の話どころではなくなってしまい、酔って街で喧嘩をしていた直樹さんが帰宅すると、直樹さんの部屋にあった戸籍抄本を見つけていた母親の佐和子(市毛良枝さん)と父親の正道(大杉漣さん)が待っていて、山本美代子さんが直樹さんを産んだ直後に亡くなってしまい、子宝に恵まれなかった自分たちは施設に預けられていた直樹さんを一目見てすぐに引き取ることにしたことなどを話し、実の子供だと思っていると伝えたのですが、直樹さんはどうして今まで本当のことを話してくれなかったのかと言って部屋を出て行ってしまいました。

次の日、直樹さんは深堀さんの元妻で、深堀さんとも山本さん(眞島秀和さん)とも同じ小学校の同級生だった和子(岡本麗さん)の雀荘を訪ね、深堀さんと山本さんの関係を訊いていました。和子さんの話によると、二人が仲良くなったきっかけは、深堀さんが川でおぼれていた山本さんを助けたことでした。すぐに感情的になって同級生たちと揉め事を起こす深堀さんとは対照的に、山本さんは学級委員を務める優等生だったようで、和子さんは山本君が人を殺すとは思えなかったと話していました。同じ運送会社に務めていたのも、山本さんが仕事の続かなかった深堀さんを上司に紹介し、頼んだからでした。

死刑囚舎房にいたある夜、直樹さんは世古さん(温水洋一)から、深堀さんが6人殺したとよく自慢していたと聞いて、犯罪暦の資料に書かれていた4人ではないのかと疑問に感じ、深堀さんに直接真実を尋ねようと決心しました。

深堀さんは、山本さんのことを大バカ者だと言いながら、本当の「鶯谷事件」について話してくれました。それによると、事件当日、美代子さんが妊娠中だと気付き、美代子さんに裏切られたと思った社長が美代子さんと子供を殺そうとしていて、社長自身の山本さんへの電話連絡によって美代子さんの危機を知った山本さんの様子を見た深堀さんは、解雇されたことへの不満もあって、山本さん宅の包丁を持ち出して山本さんと一緒に会社に乗り込むと、社長を殴り倒し、直後に騒ぎを聞きつけてやって来た社員3人を刺殺してしまいました。そして、社長にビール瓶で頭を殴られ、ガラスの灰皿で殴り殺されそうになっていた深堀さんを助けようとして、山本さんは社長を刺殺したのでした。

本当の主犯は深堀さんで、山本さんはその罪をかぶって死刑囚になったのですが、それは、深堀さんには妻と娘がいるということの他に、子供の頃に川でおぼれているところを深堀さんに助けられ、さらに今回美代子さんとその子供の命を助けられ、山本さんは深堀さんに3つの命を救ってもらったことを感謝していたからでした。

山本さんは死刑になったのですが、その後出所した深堀さんは3人を殺害し、結局死刑囚となっていました。深堀さんは山本さんをバカだと言い、自分のことを山本以上のバカだと言って、笑い続けていました。

帰宅した直樹さんは、両親に託されていた山本さんからの手紙を渡され、居間で読んでいました。手紙には、死刑囚の息子にしてしまったことへのお詫びの気持ちと、親としては何もしてやれないけれど愛する人に出会い子供にも恵まれた自分の人生はすばらしいものだったということと、どのような理由であれ人の命を奪ってしまったことへの後悔の思いと、自分の命でその罪を償うこと、子供を信頼している人に託すことができて良かったということ、育ててくれた両親に感謝し、善き友人を持つ強く正しい男になり、目の前にいる人を信じてほしいということが書かれていました。手紙を読んだ直樹さんに、山本さんの死刑執行にも立ち会っていた父親の正道さんは、山本は最後まで本当に立派な男だったと話していました。

手紙の中で直樹さんに呼びかける山本さんが自分のことを「父」としていたのが良かったです。死刑執行の直前に、山本さんが正道さんに断って、シャツのボタンを上まで閉めていたのが、覚悟をしている感じで辛かったです。最後に直樹のことをよろしくお願いしますと正道さんに頭を下げていました。

母親の佐和子さんは、施設で初めて直樹さんに会った日のことを話し、あの日からあなたはこの世でただ一人の私の息子なのよと直樹さんに伝えていました。「ありがとう」とだけ答えて部屋を出て行った直樹さんを見て、正道さんは、闘っている、あいつは自分の宿命に正面から立ち向かおうとしているのだと話していました。

直樹さんは死刑囚の渡瀬満(ARATAさん)と少し話しができるようになっていて、ドラマの冒頭では、「おはようございます」と言った直樹さんに、渡瀬さんは少し迷って窓の外を見ながら穏やかに「いい天気だな」と答えていて、実の父親からの手紙を読んだ次の日、直樹さんが死刑囚舎房に入ってくると、その足音を聞いた渡瀬さんは、部屋の前に立った直樹さんを正面から見つめていました。
帽子を取って中に入った直樹さんは、この部屋が死刑囚だった実の父親の最後まで過ごしていた場所だったことを渡瀬さんに話し、母親が自分を身ごもってしまったことで人間関係がおかしくなり、事件が起こってしまった、自分がいたから父親は殺人犯になり、死刑になった、僕なんか生まれて来なければ良かった、この世から消えてしまいたいと言って泣いていました。その様子を静かに見守っていた渡瀬さんは、直樹さんの横に座って肩に腕を回して、「死なないんだぞ、どんなに辛いことがあっても、お前は、死なないんだぞ」と言葉をかけていました。

「死んだらダメだ」とか「死んではいけない」とかではなく、「死なないんだぞ」という言葉のかけ方に、私は何というか、少しはっとしました。

それから、若林刑務官に深堀圭造死刑囚の死刑執行命令が伝えられていました。次回はその話のようです。

「心の糸」と親子関係

先日、NHKのドラマスペシャル「心の糸」を見ました。手話で話しているところにBGMを付けないという演出は良かったですし、映像もきれいでしたし、確かに、“いい話”ではあったと思うのですが、私としては、特に後半は“いい話”として作リ過ぎていて、すっきりしない話であったようにも思いました。

内容は、生まれつきのろう者で、そのことによって他者に足元を見られないように心がけながら、親戚(石橋蓮司さん)の経営する水産加工会社のフグをさばく仕事で子供を育ててきた気丈な性格の永倉玲子(松雪泰子さん)と、その息子で母親のピアニストになってほしいという夢を叶えるためピアノを習っている高校3年生の明人(神木隆之介さん)の親子の絆の物語でした。でも、最後まで見て、明人さんと、明人さんが出会った大貫いずみ(谷村美月さん)が良い人で、二人が玲子さんの思いを汲み取ってくれていたことによって、玲子さんが救われる物語だったような気もしました。

私にはドラマの冒頭のスーパーのレジの場面から、この母親の性格が少し重いように思えてしまい、何というか、私はこのドラマの大部分を、耳が聞こえないなどの人の話としてではなく、子供に自分の希望を託し、それを子供自身の夢としてすり替える親と、それを受け入れ続けてきたために親の夢から逃れられなくなってしまった子供の話として見ていたのだと思います。

明人さんは、最後まで母親に暴言を吐くことなどはしませんでした。母親が毎日頑張っていることを知っているため、明人さんは思っていることを母親にはなかなか言えない性格のようでした。

それが私には少しもどかしく思えていたので、明人さんが、明人さんのピアノを聴きに来ていたいずみさんを聞こえない人と言って追い帰した玲子さんに「自分が何言っているか分かってる?」と言ったり、先生から「君のピアノには自分がない」と言われていることもあって、母親が重視するピアノの才能が自分にはないと思い悩み、また突然の父親の再婚相手からの連絡によって母親からは死んだものと聞かされていた父親が数日前まで生きていたことを知って、「あなたが復讐したい相手はもう居なくなったのだから、ピアノをやめてもいいですか?逃げてもいいですか?」と自分の気持ちを手話で母親に訴えたりしていた場面は、良い場面に思えました。

玲子さんは実際に、自分を捨てた元夫と明人さんを奪おうとしたその両親を見返すために、耳の聞こえる明人さんを立派な人物に育てようとしていたようでした。でも、明人さんの訴えを聞いた玲子さんが涙を流しながら明人さんに言った言葉は、「逃げなさい。捨てなさい、お母さんを」というもので、これを聞いて、私はまた複雑な気分になりました。「あなたが全てだった」と言う玲子さんの気持ちが分からなくはないのですが、やはり子供を振り回していたのだと思いました。そして、向き合っている子供が優しい子だと知りながら、母親を捨てなさい、と少し大げさな言い方をして最終的な決定権をその子に投げて、また負担を強いるというその母親のやり方に、何というか、少しあざとさを感じてしまいました。

次の日でしょうか。いずみさんが話していた3つのできないこととできることの話を残したのは母親であるといずみさんに教えてもらった明人さんは、小さい頃自分がピアノを好きだと母親に話していたことを思い出し、母親が業者に受け渡したばかりのグランドピアノを載せたトラックを自転車で追いかけて取り戻そうとしていたのですが、追いつけなかったことでそのピアノを諦めることにしたようでした。業者さんに電話で話せば間に合うと思うのですが、そうしなかったようです。

そして、一人でフグの加工をしている玲子さんの姿を見に来ていた明人さんは、母親との現状を受け入れたのだと思いました。高校卒業後、東京で仕事をして、自分で稼いだお金で本当の自分のピアノを買うことを予定にしていました。

明人さんは母親の気持ちを考えていましたが、結局、母親の玲子さんは、明人さんの気持ちに寄り添っていなかったのではないかという気がしました。明人さんの亡くなったと聞かされていた父親に対する想いがどのくらいのものだったのかはよく分かりませんでしたが、その玲子さんの元夫に別の好きな人ができたということも、玲子さんの耳が聞こえないということが原因ではないように思えました。

元気な性格のいずみさんは同じ学校の卒業生だった玲子さんを尊敬していたようなのですが、玲子さんと明人さんの親子関係を知って、自分の将来を少し悲観していたようだったのが辛かったです。

いずみさんの他には、明人さんの同級生でヤクザの家の次男の都築翔太(染谷将太さん)も良かったのですが、明人さんとは親の状態を“宿命”として背負っているという点で共通している人として登場していたため、将来は善良なサラリーマンになりたいと話していた翔太さんがその後どうなるのかまでは描かれませんでした。

それと、内容とは直接関係がないのですが、明人さんの通っていたピアノ教室の先生が、自分のコンサートのチケット数枚を明人さんたち生徒に買ってもらおうとしていた、あるいは生徒に託して誰かに売ってもらおうとしていたのではないかということに私は後から気付いて、とても驚きました。

題名の「心の糸」とは、明人さんと母親の玲子さんをつなぐ糸電話の糸のようなものだったのですが、その白く細い糸のイメージとは違い、このドラマを見終わった後の私には、錆びた鉄の鎖のように思えてしまいました。

以前、美輪さんや江原さんの番組などが流行っていた頃からか、“子供は親を選んで生まれてくる”とか、“生まれてくる子供は親を選べない”とか、いろいろな考え方が言われているのを聞いたことがあるのですが、少なくとも親が子供を産んだという物理的な事実に変わりがないのなら、私としては、“あなたを産んで命を授けてくれた親には必ず感謝をするべき”というような考え方には、何というか、あまり賛同できません。子供の立場の人が自主的にそう思うのは自由だと思いますが、親に対する子供の心得のようなものとして言われ続けたり、そう思わなければ良い子ではないと思われたりするというのは、あまり良いことだと思えないのです。

「SPEC」第7話

TBSの「SPEC~警視庁公安部公安第5課 未詳事件特別対策係事件簿~」の第7話、庚の回を見ました。今回は、人の心を読む能力を持つサトリという新しい人も登場していましたが、冷泉さんの回でもありました。

己の回の最後、レストランで黒いスーツの人たちに囲まれて連れ去られたと思われた海野先生(安田顕さん)でしたが、店員さんが瀬文焚流(加瀬亮さん)と当麻紗綾(戸田恵梨香さん)に話したことによると、みんなで和やかに食事をし、帰り際に、持っていた全財産と扇子を出入り口に設置されていた難病の子供たちへの募金箱に入れていたようです。扇子は海野医師が子供たちからもらったものらしく、当麻さんはそれを持ち帰っていました。

野々村係長(竜雷太さん)も並んでいて、結局占い料3万円とパワーストーン17万円を支払ったらしいのですが、その12時に帰ることから新宿のシンデレラと呼ばれている占い師のサトリ(真野恵里菜さん)がミショウにやって来て、瀬文さんが直前まで当麻さんのパソコンの里中さんのファイルで調べていた冷泉さんの匿われている場所の情報を、瀬文さんの頭の中から読み取っていました。当麻さんは、理由はまだ分かりませんが、志村美鈴(福田沙紀さん)に触れられたときも餃子のビジョンしか現れなかったようで、サトリにも悟られないように頭を無にすることができたようなのですが、瀬文さんはすぐに読み取られていました。

冷泉俊明は公安部の部長の椎名桔平さんによって車でどこかへ連れて行かれようとしていたのですが、部長の心を読んでその車に先回りして乗り込んでいたサトリとその仲間に椎名桔平さんが撃たれて車の外に放り出されてしまって、新たに別の場所へ連れて行かれることになりました。サトリはサティというコードネームを使って仲間と連絡を取っていました。

サトリたちがは、世界各国の重要な人物がいつ死ぬかということを冷泉さんに予言させようとしていて、部屋には大量のレモンが積み上げられていました。冷泉さんはサトリを油断させようと、しばらくAKB48の歌のお経を唱え続けていたのですが、失敗して、また車で別の場所に連れて行かれていて、サトリに捕まった冷泉さんはサトリの態度に迎合していました。

当麻さんが探したサトリの運転免許証には星慧(ほしさとり)という名前が書いてあったのですが、個人情報や経歴などは偽者だったようでした。過去の事故歴など少ない情報ではあったのですが、当麻さんは半紙に書いた習字と一緒に破って舞わせていました。瀬文さんが当麻さんの習字の様子を後ろから覗き見ていたので、またケンカになっていたのが面白かったです。その間に、電話で訊き回っていた野々村係長がようやく星慧という名前にたどり着いていました。

サトリは冷泉さんを地下駐車場に連れてきていたのですが、そこに瀬文さんと当麻さんも来ていました。サトリの事故歴を調べていた当麻さんは、それが睡眠中に起きていたものではないかと考え、眠気によってサトリの能力は発揮されなくなるため、車で移動しながら地下駐車場に来るだろうと推理し、他の駐車場を全て満車状態にして一ヶ所の駐車場に誘導していたようでした。推理を聞きながらサトリは眠ってしまい、瀬文さんはサトリを車に中に入れました。サトリの眠気が強いのは能力を使っているだったのですが、当麻さんが餃子などをたくさん食べるのも同じ理由からだったようです。

冷泉さんも警察署に連れて行かれるところだったのですが、自由に暮らしたいからと瀬文さんたちに懇願し、釈放してくれたら、瀬文さんには病を治す能力の持ち主の居場所を、当麻さんには一十一(にのまえじゅういち、神木隆之介さん)の居場所を教えると言い、瀬文さんは野々村係長にサトリは捕まえたけれど冷泉は取り逃がしたと連絡しました。レモンをかじって「ひみつのアッコちゃん」の呪文を唱えた冷泉さんは、それぞれの居場所を書いたメモを二人に渡して立ち去っていきました。元詐欺師の冷泉さんは、予知能力が芽生えてから未来に希望を持つことができないでいたようでした。

朝になって、瀬文さんと当麻さんはそれぞれ、冷泉さんにもらったメモに書かれた場所に向かっていたのですが、冷泉さんの文字は丸文字の感じでした。瀬文さんはビルの一室に来ていて、当麻さんは一十一の自宅に来ていました。後ろに拳銃を隠していた当麻さんが呼び鈴を鳴らすと、最初は母親らしい女性が出てきて、まだ寝ているという十一を呼んでいたのですが、階段を降りて玄関に来たのは本当に一十一さんでした。一さんという名字は珍しいですし、普通に学校にも通っているらしいので、冷泉さんの能力を借りなくても当麻さんなら簡単に家を見つけることができたのではないかとも思いましたが、今まで見つけることのできない事情があったのかもしれません。

瀬文さんは志村美鈴(福田沙紀さん)から、兄(伊藤毅さん)が警察病院の医師から尊厳死を勧められた話を聞いて、一刻も早く病を治す人を探そうとしていたのですが、病院に来た地居聖(城田優さん)が、犬といるランドセルを背負った少年を描いた美鈴さんのビジョンの絵を見つけると、何か気付いたらしく、それを持ち出していました。地居さんも何か謎の人物です。

当麻さんは、スペックホルダーは人的資源の超レア物件だと言っていました。以前私は何かの番組で、海外では国家予算で超能力者を育てたり確保したり、積極的に超能力を国益に使っていると聞いたことがあります。日本でもしそれが行われているとしても、ドラマのように、隠されているのかもしれません。

「おじいちゃんは25歳」最終話

TBSの「おじいちゃんは25歳」の最終話(第8話)を見ました。楽しかったです。

栗原健介(大東俊介さん)と麻衣(倉科カナさん)は、仲良くなった父親の紀彦(高橋克実さん)と母親の明日香(菊池桃子さん)の結婚式を密かに計画し、健介さんの部屋で話し合っていて、隠し事のできなさそうな稔おじいちゃん(藤原竜也さん)にも隠していたのですが、稔さんは健介さんのベッドで仮眠を取っていて話が聞かれてしまいました。稔おじいちゃんは孫たちの気持ちに感動し、自分を押上のハマグリだと言って黙っていることを約束してくれました。

でも、結婚式のパンフレットなどが郵便箱に届いていたのを両親に見つかってしまい、誰が結婚するんだと麻衣さんを問い詰める紀彦さんに、稔さんはつい麻衣さんが轟忍(入江甚儀さん)と結婚するのだと言ってしまいました。

稔さんたちは喫茶店で源太さん(石橋蓮司さん)と忍さんにもその話を伝えて、麻衣さんは両親のためにも忍さんとの偽の結婚話を通すことを決めたのですが、忍さんは嫌だと言って拒否していたので、麻衣さんは疑問に思っていました。健介さんの話によると、麻衣さんは小さい頃から忍さんのことが好きだったらしいです。

栗原家の居間に集まり、麻衣さんと忍さんの結婚を紀彦さんたちに報告しようとした時、忍さんが否定的な態度をとっているために二人がケンカになってしまったので、稔さんは紀彦さんたちの結婚式の計画を隠そうとして麻衣さんと忍さんの結婚話をでっち上げたことを全部言ってしまいました。でも、忍さんは麻衣さんのことが本当に好きだから自分の気持ちを嘘にしたくなくて反対していたと話し、麻衣さんに本当のことにしてと言われた忍さんは、結婚してくださいとプロポーズして、麻衣さんは、はいと答えていました。

それから、紀彦さんと明日香さん、忍さんと麻衣さんの結婚式が一緒に行われ、源太さんたちの大工の歌で式場の広い階段を二組が降りてきました。麻衣さんのドレスは純白で、明日香さんのドレスは少しベージュがかっていました。健介さんは泣いていて、稔さんは幸せそうな二組の様子をカメラに収めていました。

結婚式の後、グレーのスウェット姿の紀彦さんは、お酒を飲んで酔っていて、子供たちが自立していくのは少し寂しいとしみじみ稔さんに話し、そのまま寝てしまったのですが、稔さんはそんな紀彦さんの顔を撮って、いい顔になったなと言っていました。

次の朝、目を覚ました紀彦さんは、隣に寝ているはずの稔さんがいなくなっていることに気付きました。布団がたたまれていて、そこに「俺は俺で人生の旅に出ます」というみんなへの書置きといつも首から提げていた「8ギガ」のメモリーカード残されていました。家族はその中の写真をプリントアウトし、広げて見ていたのですが、いつも撮影する側だった稔さんの写った写真は一枚もなかったようで、紀彦さんは幻だったのかもしれないと言って泣いていました。

ここまで見ていて、稔おじいちゃんが幻にされてしまったと意外に思ったのですが、まだ続きがあって良かったです。

稔おじいちゃんは大工道具一式を持って建設途中のスカイツリーの見える押上の神社へお参りに来ていました。そこへ稔さんの行動を察した源太さんがやって来て、俺も連れて行ってくれと頼んでいたのですが、稔さんは、俺の命は氷漬けから見つかったおまけの命だけどお前は違う、真っ当に生きろと源太さんに話して、「あばよ」と立ち去りました。源太さんが一礼して見送っていると、稔さんの前に喫茶店のウェイトレスさん(高梨臨さん)がスーツケースを持って現れて、一緒に行くと言いました。一度はダメだと断ったのですが、ウェイトレスさんに家族がいないことを知った稔さんは、勝手にしろと言って二人は一緒に歩いて行きました。

それを見ていた源太さんが、そっちは連れて行くの?と悔しがっていたのが面白かったです。ウェイトレスさんは本気で稔さんのことが好きだったようです。ウェイトレスさんが出していたカプチーノのハート模様を、稔おじいちゃんはずっと「尻の模様」と思って面白がっていたというのも面白かったです。

栗原家もまとまって、46年前に止まっていたアルバムにはこれからもたくさんの思い出が残されることになっていくのだなと思いました。藤原竜也さんの栗原稔おじいちゃんがとても良かったです。幻だったとか、死んでしまうというような終わり方になっていなくて安心しました。デジタルカメラのハイビジョン動画機能で撮影されていたということをしばらく忘れていたほど、内容は楽しいホームドラマでした。設定はSF的でしたが、真面目に作られている感じがしました。見て良かったです。

「相棒season9」第5話

テレビ朝日の「相棒season9」の第5話、「運命の女性」を見ました。久しぶりの陣川さんの回でもあって、面白かったです。脚本は太田愛さんでした。

友人の結婚式に出席した陣川公平(原田龍二さん)は、会場で指名手配犯によく似た人を見つけて尋問したのですが、それは全くの別人だったようです。その後、「花の里」で右京さん(水谷豊さん)と神戸さん(及川光博さん)と食事をしていたのですが、すでに相当酔っていました。神戸さんの尊の名前を「そん」と呼び続けていて、自分と比べて神戸さんが特命係の後輩であることを強調していました。なぜか陣川さんが結婚式のブーケトスに参加していて、ブーケを受け取ってしまっていたのが面白かったです。陣川さんは周りの女性たちから変な目で見られていたのですが、陣川さん自身は嬉しかったようです。神戸さんから“運命の女性”に会えるかもしれないと言われて喜んでいました。

「花の里」を出た後、タクシーに乗った陣川さんはブーケだけを持っていて、引き出物の袋は乗り場に置き忘れてしまい、次の日、その周辺を探しに行くと、自動販売機の前で陣川さんを置き引きだと叫んだ一人の女性(京野ことみさん)に出会いました。その篠原奈緒さんはお詫びに陣川さんを食事に誘い、陣川さんは今市さんの結婚式の引き出物を置き忘れた話をしました。

陣川さんは神戸さんの予言が当たって“運命の女性”が現れたことをわざわざ特命係に報告に来ていたのですが、陣川さんは、変わったことはなかったかと聞かれて、空き巣の被害に遭っていたことを話していました。普通の人にはかなり驚くべきことだと思うのですが、陣川さんは特に慌てることもなく、警察への被害届けも出していなかったようです。以前と同じように、陣川さんの部屋の壁にはたくさんの指名手配犯のポスターが貼ってありました。これを見た空き巣犯は驚いただろうなと思います。

イタリアンレストランでピザを焼く仕事をしていた奈緒さんは、右京さんが奈緒さんの指紋の付いた紙ナプキンを持ち帰り、鑑識の米沢さん(六角精児さん)に調べてもらった結果、本当は桧原奈緒という一年前に出所した、元一流ホテル専門のスリの人だと分かりました。

陣川さんの部屋に呼び出された奈緒さんが「友達の話」として右京さんたちに話したことによると、出所した後、仕事を探し回ってようやくレストランでの仕事を見つけて真面目に更生しようとしていたのですが、浅野という人に石井という人の財布を盗んで来なければ、前科を職場の人たちに教えると脅され30万円で引き受けたのだそうです。黒い財布は、陣川さんが指名手配犯と勘違いした人が、間違えて持って帰っていた陣川さんの引き出物袋の中に入っていたのですが、それは、奈緒さんが会場にいた石井さんから盗んだ後、偶然居合わせた青山署の堀田刑事に疑われて荷物検査をされる前に、「警視庁」と呼ばれていて身元が分かりやすかった陣川さんの荷物の中に隠した物でした。

陣川さんの部屋の空き巣犯は、お財布を探しに来た浅野でした。その財布の中には、半分に切れた一万円札が入っていたのですが、角田さん(山西惇さん)によると、石井という人は生活環境課が密輸象牙の内偵調査をしている貿易会社の社長で、浅野はその元重役か何かだったようで、その半分に切れたお札は昔の手形の「割符」として使われる予定のものだと分かりました。

明日の昼までに、お財布を浅野に渡さないと奈緒さんが困ることになり、「割符」を石井の手元に戻さないと密輸の現場を押さえることができないということで、どうするのかと思ったのですが、右京さんたちはホテルにお財布を戻し、落し物としてそれを取りに来た石井さんに渡るようにしていました。防犯カメラで石井さんの周辺を調べると、奈緒さんが2度石井さんにぶつかっている様子が映っていました。

昼になり、石井とその密輸現場に来ていた浅野は逮捕されたようでした。奈緒さんは10億の取引を取り締まるほうが大事だと陣川さんに話していて、それを聞いた右京さんは、奈緒さんが密輸のことを知っていると考えていて、奈緒さんに事実を尋ねると、奈緒さんは厚い封筒を取り出し、その中には300万円が入っていました。

奈緒さんの石井への2度の接触は、お財布を奪って、中身を替えずに別の似たようなお財布にすり替えるための行動でした。石井は「割符」を確認すればお財布にはそれほど気を止めないだろうと考えたのでした。そして奪ったシリアルナンバー入りのお財布に偽の「割符」を入れて浅野に渡し、本物の番号を知らない浅野は奈緒さんに報酬を支払ったようです。

奈緒さんが10億の取引にしては少ない300万円を報酬として浅野に要求したのは、浅野がスリの仕事を「お使い」と言ったことが癪に障ったからだったようです。奈緒さんによると、スリの仕事には技術と経験と勘が必要なのだそうで、その職人?としてのプライドが、今回の仕事を引き受けて浅野に思い知らせてやろうという気持ちにさせたようでした。右京さんによると、奈緒さんは、危うく密輸の内偵調査を台無しにするところだった陣川さんのために、最後の仕事をしてくれたようでしたが、奈緒さんは、私はあなたの運命の人ではないと陣川さんに言って別れていて、最後にまた右京さんや神戸さんと「花の里」に来ていた陣川さんは、酔って奈緒さんの名前を呼び続けていました。

右京さんから「風変わり」と言われる久しぶりの陣川さんが面白かったです。あと、京野ことみさんの桧原奈緒さんが丁寧に作られていて、私には、今度こそ陣川さんの運命の人になるかも知れないと思えたほどでもあったので、今回で終わってしまうのは少しもったいないような気もしました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム