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「濱キス」という番組

昨夜、私は、フジテレビで放送されていた「ドクター検事 モロハシ」というSMAPの稲垣吾郎さん主演の、少しコント風にも思えてしまったの謎の2時間ミステリードラマをぼんやりと見た後、テレビ朝日で11時15分から放送されていた「濱キス」という番組を何気なく見てみたのですが、よゐこの濱口優さんがキスマイのメンバーにバラエティの基本と応用を教えるという趣旨の番組で、温泉に入っているのか氷水に入っているのかを当てる「ニセ温泉」や、海上10mの場所で10mの細い橋を渡る「ビビリ橋」など、以前の「クイズプレゼンバラエティ Qさま!!」の企画に挑戦していて、意外と面白かったです。

濱口さんが番組の冒頭でキスマイのみなさんに「初回なんか誰も見ていない」と言っているのを聞いて、私は今回の番組が2回目の放送なのだと知りました。確かに私には昨年末に放送されたという1回目の記憶がなく、もしかしたら見ていたかもしれないのですが、見ていないかもしれません。

番組の最後の告知によると、昨夜のものはスペシャル番組だったようで、4月からレギュラー放送になるそうなのですが、夜11時台の放送ではなく、深夜の1時台の放送なのだそうです。でも、これもまた、人気によって、夜の11時台になったり、“ゴールデンタイム”になったりするのかもしれません。

私は「雑学王」などのクイズ番組もほとんど見ないので、最近の、というか、“ゴールデンタイム”になってからの勉強風のクイズ番組になってしまった「Qさま」も私は見ていないのですが、10m高飛び込みなど体当たりの企画に挑戦する以前の「Qさま」は楽しかったので、“役に立つ”とか、“ためになる”とか、そのようなこととはほとんど関係のない、単純に面白い企画の番組になるといいなと思います。

ただ、私は「キスマイ」(正式には「Kis-My-Ft2」と書くそうです)というジャニーズ事務所のグループのことをまだよく知らないまま何気なく番組を見ていました。その中の藤ヶ谷太輔さんのことは、私は先週最終回だった日本テレビのドラマ「理想の息子」を見ていたので、三船先輩を演じていた方だったと分かりました。

昨夜の番組では、濱口さんと一緒に、玉森さんと藤ヶ谷さんと千賀さんが雪の中の「ニセ温泉」に挑戦し、ザキヤマさんが見事に冷水を見破って正解していました。また、グループのリーダーで最年長という北山さんが「ビビリ橋」に挑戦していて、ロバートの秋山さんの記録は超えてしまったのですが、引越しスタイル?で秒速11mの風の抵抗を最小限にして大きく揺れる吊り橋を渡り切っていたので、すごいなと思いました。

4月から始まるという次回の放送では、今回の「ビビリ橋」企画の続きを放送するようです。見続けることができるかはまだよく分かりませんが、昨夜の放送は昔の「Qさま」風で意外と面白かったので、その感じが続くといいなと思いました。

「相棒ten」最終回

テレビ朝日のドラマ「相棒ten(season10)」の最終回(第19話)「罪と罰」を見ました。

とても楽しみにしていた昨夜の「相棒10」は、特別拡大版の「2時間超スペシャル」という、いつもよりも1時間早い夜8時から10時9分ほどまでの放送だったのですが、私も何とか放送時間に見ることができたので、ほっとしました。

先月から予告されていた通り、神戸尊さんが特命係から“卒業”をする回でもあったので、どのような展開になるのだろうと思いながら見ていたのですが、とても良い最終回だったと思います。脚本は輿水泰弘さん、監督は和泉聖治さんでした。

殺人事件そのものは、シンプルなものだったように思います。兄の部屋を訪れた数ヶ月後に出産予定の女性が、倫理に反するその子供を生むことに否定的な兄を殺害してしまい、殺害直後に娘からの連絡を受けた母親は、娘と生まれる子供を守るために、娘の身代わりとして警察署に自首をするのです。

でも、その背後にクローン人間作りが関わっていたために、複雑な事件になっていました。母親はバイオテクノロジー研究所の主席研究員で分子生物学を研究している嘉神郁子(真野響子さん)でした。「嘉神」のドラマでの漢字は旧字体だったように思います。

娘の須賀茜(浅見れいなさん)は、船の転覆事故で夫と5歳の息子を亡くし、お葬式の終わった後、祭壇の前で手首を切って自殺をしようとして気を失っていたところを母親に発見され、病院に運ばれて一命を取り留めたのですが、心配して茜さんのことを怒る母親に、また自殺をすると半ば脅迫する形で、息子のクローンを自分に生ませてほしいと頼んだようでした。

科学者の母親は、倫理に反するとか法律に違反するなどと思いながらも、娘を救いたいという思いと、クローン人間を作りたいという思いで、棺の中の孫の遺体から体細胞の核を採取し、娘の卵子に移植して、そのクローン胚を娘の子宮に戻して成長させるということをしたようでした。

郁子さんの息子で茜さんの兄の隼斗(窪塚俊介さん)は、キリスト教に帰依し、絵本の読み聞かせのボランティア活動をしている人でした。母親が倫理に反することをしてしまうかもしれないことを予感して、クローンを作ることは「神への冒涜」だと言って注意していたのですが、結局母親がその実験をしてしまい、妹がクローン人間を生もうとしていることを知り、文部科学省に告発文を送ったのですが、郁子さんからそれが事実であることを聞いた文科省と、連絡を受けた衆議院議員で総理補佐官を務めている片山雛子(木村佳乃さん)、そして映画「相棒-劇場版II-」に登場していた元警視庁副総監で、警視庁人質籠城事件のことで今は警察庁長官官房付きの暇な?身分になっているという長谷川宗男(國村隼さん)は、日本の社会や世界を混乱させることを危惧し、クローン人間の存在の事実を「無かったこと」としてもみ消すことを決め、首相官邸に呼び出された隼人さんは、二人からクローンについて口外しないよう忠告されていました。

やり切れない隼人さんは、公園で立ち止まり、世界初のクローンだった羊のドリーのことを話しながら、数ヶ月後にクローン人間が生まれると演説を始め、そこを偶然通りかかった特命係の杉下右京(水谷豊さん)と神戸尊(及川光博さん)も演説を聞いていたのですが、その夜、隼人さんは茜さんによって左脇腹の辺りを刃物で背中から刺されて殺害され、数時間後に母親の郁子さんが警察署に自首をしてきたのでした。

神戸さんの予想通りに誰かがアップロードしていたその動画は、数日後に消去されていて、右京さんと神戸さんは隼人さんが話していたクローンの話は本当のことなのではないかと思い始め、自首してきた郁子さんの娘の茜さんの子供がそうなのではないかと気付くのでした。隼人さんの動画を消去したのは長谷川さんの命令によるものでした。

いつもの「相棒」なら、ドラマを見ている一視聴者の私は、右京さんの推理に沿って事件の真実を知っていくことになると思うのですが、今回は最初に事件の背景や犯人が描写されていたため、右京さんの推理のほうが私の知っていることよりも少し遅れている感じになってしまっていたように思えました。

右京さんは、隼人さんの部屋から演説の時に来ていた黒のダウンコートがなくなっていることに気付き、茜さんのいる嘉神家の実家の、警察官たちに荒されたという家宅捜索後の部屋の片付けを終えた後、密かに亡くなった家族の遺品の飾られている茜さんの部屋を覗き、クローゼットに男性用の大きめの黒のダウンコートがあるのを確認すると、その重要な証拠品が隼人さんの部屋からなくなっているから見付かったら連絡してほしいと話して茜さんと別れ、その後夜遅くまで神戸さんと車の中で待機しながら、家の門の前のごみ置き場に茜さんがそのコートを捨てに来たことを確認していました。

右京さんと神戸さんと、深夜に呼び出された鑑識課の米沢守(六角精児さん)は、朝、「花の里」に来ていました。女将さんの月本幸子(鈴木杏樹さん)が着物ではなく洋服だったのは、急に右京さんに朝食の用意を頼まれたからだったようです。幸子さんがコートの移動の謎を明るく推理している場面も楽しかったのですが、これも、犯行の事実が先に視聴者に知らされていない場合のほうがもっと楽しくなったのではないかと思います。

郁子さんの聴取をしていた捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)と三浦信輔(大谷亮介さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)は、逮捕状を持って郁子さんを送検しようとやって来たのですが、右京さんたちが郁子さんを任意同行として連れ出した後でした。

右京さんと神戸さんは、郁子さんと茜さんを連れて隼人さんのマンションの部屋へ行き、隼人さんは茜さんに殺されたのではないかという状況証拠を話し、耐え切れなくなった茜さんは、自分が兄を殺したと自白していました。

兄の演説の動画を見た茜さんは、怒って兄の部屋に向かい、さらにそこでも兄からクローンの子供を生まないよう言われ、子供に会えるのなら地獄へ落ちてもいいと怒っていて、冗談でもそんなことを言うものじゃないと隼人さんに言われていました。茜さんを落ち着かせようと隼人さんがロザリオを渡すと、茜さんはそれを隣の部屋の祭壇の下に投げ捨てていました。隼人さんがそれを拾いに歩いていった時、茜さんは自分の鞄の中からナイフを取り出し、右京さんが「情に訴えようとした」と推理していたように、自分のお腹に耳を当てさせ、これから生まれてくるはずの子供の音を兄に聞かせ、その隙を狙って、膝をついている姿勢の兄の背中のほうから左の脇腹の辺りにナイフを振り下ろして刺殺したということでした。

ここへ来る前、雛子さんと長谷川さんから首相官邸に呼び出されていた神戸さんは、右京さんもクローン人間の件を知っているということを知った二人から、右京さんを止めるよう言われて、最初は無理だと断っていたのですが、生まれてきた子供がクローン人間だと世の中に知られたなら、その子は幸せに生きていくことができるだろうかと言われて、悩んでいました。

茜さんが隼人さんを殺し、郁子さんは身代わりで自首したということを確認した右京さんに、神戸さんはクローンについては見逃すことはできないかと、生まれる子供には罪がないことなどを話して右京さんを説得しようとしていたのですが、やはり右京さんは拒否していました。

右京さんの意志を確認した神戸さんは、右京さんの指示通りに郁子さんと茜さんを警察署へ連れて行こうとマンションを出ると、白いワゴン車の助手席に茜さんを座らせてシートベルトを着けるよう言った後、右京さんと郁子さんをその場に残して、車を急発進させたのでした。

しばらくして右京さんに連絡をしてきた神戸さんは、右京さんが郁子さんをクローン人間を作った人として検挙するなら、今すぐに茜さんのお腹の子供を始末すると右京さんを脅し、茜さんが近くにいるのならそのような惨いことを神戸さんが言えるはずはないと見破っていた右京さんは、それでも神戸さんの必死の思いを汲んで、検挙しないことを決めていました。神戸さんは、自分が殺そうとしたのは怪物ではなく人間なのだと話していました。海辺にいた子供の手から離れた赤い風船が青空の中へ消えていく映像もきれいでした。

茜さんは、幸子さんと一緒に神戸さんの部屋に来ていました。神戸さんの高層マンションの部屋のカウンターには小さな赤いバイクの置物が置いてあって、大きな四角いガラス窓からは東京湾とレインボーブリッジを見渡すことができるようでした。幸子さんが茜さんに話していたことによると、塀の中ではあっても、一年間は新生児と過ごすことができるということでした。

夜、神戸さんは、「相棒10」の第1話の最後にも行っていたバーで、警視庁の主席監察官の大河内春樹(神保悟志さん)と会っていて、もう特命係にいる資格がないから自分をどこかへやるよう人事に掛け合ってほしいと話していました。移動したい理由を聞かれて、神戸さんは、「杉下さんの大事にしているものを踏みにじった」と答えていました。

その後、神戸さんが特命係に戻ると、ヘッドフォンで音楽を聞きながら待っていた右京さんは、神戸さんが神様を怒らせてでも会いたいと言っていたのは、神戸さんが裁判で嘘の証言をして、冤罪のまま死なせてしまった城戸充(池内万作さん)のことではないかと話し、神戸さんが償う術のない罪に苦しみ、常に正しくあろうとしていたことを知っていると話していました。そして、先の罪と今回の罪が違うのは、後悔していないことだと話していました。

罪は罪、犯した罪は償わなければならない、と神戸さんが言うと、君を説得することができなかったのは僕の罪なのでしょうね、と右京さんは言っていました。そして、「もう一つだけ」と言って、君を追い出すつもりはない、資格などないと言い、人事に掛け合っても無駄だとおっしゃっていましたと話していました。大河内さんから連絡があったようでした。神戸さんは、入口の脇の名札を裏返して、特命係の部屋を出て行っていました。

次の朝、神戸さんに辞令が下りていたのですが、白い貼紙には「警察庁長官官房長付きを命ずる」と書かれていました。捜査一課の3人や米沢さんや角田課長(山西惇さん)や大木長十郎(志水正義さん)や小松真琴(久保田龍吉さん)、また、中園参事官(小野了さん)は驚いていたのですが、内村刑事部長(片桐竜次さん)は特命係に無関心の様子でした。 

神戸さん自身も驚いたようで、大河内さんに訊きに行くと、大河内さんは神戸さんの異動には反対の立場だと言って、異動のことを知らない様子でした。神戸さんの移動は長谷川さんの命令だったようでした。電話に出た神戸さんに、長谷川さんは、杉下警部を動かしたことをなかなかやるなと褒めて、前回の警察庁に戻れという異動命令に神戸さんが背いて特命係に残ったことを話して、今度背いたらクビだと言い、これから仲良くやろうと笑っていました。

一ヶ月後、茜さんは裁判所の証言台に立っていたのですが、名前を述べた直後に腹痛で倒れて病院へ運ばれ、手術の結果、茜さんは助かったものの、子供は亡くなったということでした。

郁子さんは、天罰なのかと右京さんに話して、それから病室の前の椅子に座って一人で泣いていました。娘の子供を亡くしたという母親としての悲しみと、クローン人間作りに失敗したという科学者としての無念さがあるようでした。

「マッドサイエンティスト」として郁子さんを検挙するのかという神戸さんの質問に、右京さんは検挙しないと答えていました。郁子さんは自首し、宗教にはまって自分たちを罵倒し続けていたという郁子さんと茜さんの隼人さんに対する証言についても、本当は隼人さんは心の優しい人だったという真実を話すだろうということでした。

最後、病院のロビーまで歩いてきていた神戸さんは、右京さんに「送ります」と言ったのですが、右京さんは「ようやく一人に慣れてきたところですから」と断っていました。「では、またいつか、どこかで」と言う神戸さんに、右京さんは短く「ええ」と答え、それから「じゃ」と言って神戸さんに背を向けて歩き出し、神戸さんは右京さんに頭を下げて別れていました。

少しして、道を歩く右京さんの脇の大通りを、いつもの黒い車で颯爽と通り過ぎ、クラクションを鳴らして、窓から出した右手を軽く振っていたのですが、それは右京さんに、というよりも、俯瞰で見ていた私たち視聴者に対してだったのかなと思いました。

最終回を無事に見届けることができて良かったです。

クローン人間については、私も詳しいことは分からないのですが、昔、クローン羊のドリーが誕生した報道を聞いた時には本当に驚きましたし、ドリーはかわいかったのですが、やはり何かかわいそうというか、科学技術のすごさよりも、人間の欲の深さを感じて、少し怖いように思えていました。今でも、そのように思います。

例えばクローンとして生まれてきた人は、右京さんも言っていたように、基の人と同じ遺伝子情報を持っていたとしても別の人格の別の人です。それなのに、その基の人の代わりとして育てられるということになるので、それはとても悲しいことのような気がしますし、クローンだと知られたらその子が世の中から酷い扱うを受けるかもしれないことを知りながら、それでも自分のために生むという、親(製作者側)の欲深さのようなものが感じられて、何だか怖いのです。でも、すでにたくさんのクローン動物は作られているそうですし、公表されていないだけで、クローン人間も本当はすでに誕生しているのではないかとも思います。

殺人事件やクローン事件そのものよりは、やはり“神戸さんの特命係の卒業”を描くための最終回だったように思います。ただ、海外へ行ってしまった亀山さんと違い、神戸さんは警察庁に戻ったということなので、本当にまたいつか登場するのかもしれません。

「season7」の最後で神戸さんが右京さんの新しい“相棒”になってから、どのような存在になっていくのか、車の運転が荒い設定もいつの間にか普通になっていましたし、よく分からない部分もあったのですが、今回の最終回の後半では、神戸さんの思いもよく表現されていて、右京さんと向き合っていて、良かったと思います。良い神戸さんでした。

時期“相棒”が誰になるのかはまだ全く分からないのですが、次作の「相棒11」?を楽しみにしたいと思います。「相棒」はいつも秋ドラマなので(夏の右京さんというのはなかなか想像できません)、今年の秋の頃でしょうか。まだ昨日終わったばかりですが、楽しみに思います。

「家族八景」第9話

TBSの深夜枠のドラマ「家族八景 Nanase,Telepathy Girl's Ballad」の第9話「芝生は緑 ~市川家編~」を見ました。

今回、人の心が読める家政婦の火田七瀬(木南晴夏さん)は、市川家の家政婦になっていました。設計士の市川省吾(西村和彦さん)が自宅で苛立ちながら忙しく仕事をすることになった一週間、妻の季子(星野真里さん)だけでは手に負えないということで、家政婦の七瀬は雇われたようでした。七瀬が心を読む時に見える姿は、市川家の場合は、「ぼわーんとした人」と七瀬は言っていたのですが、花飾りのようなものをつけた肉襦袢?と呼ばれる衣装を着た姿でした。

妻の季子さんを「のろま」と罵り、苛立って大声を出す夫の省吾さんは、同じマンションの隣の部屋の派手な主婦の高木直子(野波麻帆さん)のことを好きで、自分を怒鳴る夫に対して低姿勢になりながら心の中では省吾さんに対して毒を吐いている季子さんは、直子さんの夫で主治医の輝彦(大河内浩さん)のことを好きでした。

高木家の直子さんも若くて痩せていて野心家の省吾さんのことを好きで、輝彦さんも妻の直子さんと違って「奥ゆかしい」季子さんのことを好きということで、市川家の夫妻と高木家の夫妻は、お互いに隣家の人との不倫願望があったのでした。

欺瞞に満ちた結婚生活を送る市川夫妻に呆れていた七瀬は、隣の高木夫妻もそのようだったことを知ってさらに呆れ、「私の道徳が許さない」、「建前だけの貞操観念ならいっそ無くなってしまえばいい」と考え、なぜか二組の願望に火をつけて、観察することに決めていました。

「芝生は緑」は、前後編のドラマだったようで、今回の第9話はその前編でした。脚本は上田誠さん、演出は第1話と第2話を担当していた堤幸彦さんでした。市川家での家政婦の仕事は終わったようなので、次回の後編では七瀬は高木家の家政婦になるようです。

七瀬が「家政婦のミタ」の三田さん風に「承知しました」と言っているのを聞いて、その日本テレビの「家政婦のミタ」のドラマを思い出したのですが、続きが気になって毎週楽しみに見ていたドラマだったにもかかわらず、昨シーズンのドラマだったとは思えないような感じがしました。

今回のタイトルの「芝生は緑」は、他人のものは良く見えるということを表した諺の「隣の芝生は青い」と同じ意味の言葉でしょうか。私は筒井康隆さんの原作小説『家族八景』を未読なので、原作通りかということなどについてはよく分からないのですが、私としては、前回の第8話が良かったので、今回の軽妙な雰囲気の物語に落差のようなものを感じて、展開のテンポは良かったと思うのですが、少し残念に思えてしまいました。でも、次回、どのような最終回になるのか、楽しみにしたいと思います。

「理想の息子」最終回

日本テレビの土曜ドラマ「理想の息子」の最終回(第10話)を見ました。

最終回の話数のところの動物の絵は、ボクシンググローブを着けた黄色のライオンになっていました。

母親の海(鈴木京香さん)から結婚すると言われ、その相手が倉橋実(沢村一樹さん)だと分かった鈴木大地(山田涼介さん)は、ショックを受けて苛立って、篠田ソラ(石橋杏奈さん)への言葉使いも荒くなり、ただの家出少女だと言ったりしていました。

何もかも嫌だと耳を塞ぎながら出て行った大地と大地を追いかけた海さんは、マンションの下で大地を待っていた内山吾郎(武田航平さん)から、三船憲吾(藤ヶ谷太輔さん)の母親の話を聞いていたのですが、オリンピックの代表に選ばれて学校に連絡をしてきたのは母親本人ではなかったようで、三船さんの母親(遠山景織子さん)は、若年性アルツハイマーの認知症で病院に入院していたのでした。息子についての記憶も失っているようで、三船さんはとても悲しんで、悔しがっていました。

小林浩司(中島裕翔さん)は、自分の悪事を映された動画を大地が消したことやその後泣きながら浩司を殴ったことについて分からないと言って、それはあなたをかわいそうに思ったからだとソラさんに怒られ、教室で鰐川悠馬(入江甚儀さん)や羽生義和(柄本時生さん)や象林友行(諸見里大介さん)や豹塚昌子(吉永淳さん)たちから「裏切者」扱いを受けていた大地を助けようと、自分が作った大地の顔のマスクをみんなに見せて、悪い大地は班田さんが送り込んできた偽物だと言ってごまかしていて、友達は納得して大地に謝っていました。

倉橋さんと再婚することにした海さんは、その日から向かいの倉橋さんの部屋で暮らすことにして、大地はソラさんと暮らすことになっていました。マザコンのことを訊かれたソラさんは、マザコンの人は愛情深いと思う、身近な人を愛せない人は他の人を愛せないと思うと話していました。しばらくして、相手の寝相の悪さ?に耐えられなくなった海さんと大地は、部屋の外に出てきて、二人でエレベーターのドアの前に座っていました。

海王工業高校では三船さんや吾郎さんたち3年生の卒業式が行われ、その後、三船さんたちは2年生と1年生に次の頭を発表したのですが、第2ボタンを渡されて指名されたのは、大地ではなく、浩司でした。最初は大地だったらしいのですが、大地は辞退したようで、自分の弱さを言うことのできる浩司はすごいと伝えて、浩司から借りていた赤い裏地の制服の上着を浩司に着せていました。「初代総長」はマルコバ創業者の浩司の祖父でした。

三船さんが帰宅すると、アパートの部屋の前には海さんが待っていて、海さんの提案で「家族ごっこ」をしていました。再びカレーライスを作った海さんは、三船さんに自分のことを母ちゃんと呼ぶように言い、海さんも三船さんのことを憲吾と呼んで、一日を過ごし、夜三船さんを寝かしつけると、海さんは静かに部屋を出ていったのですが、三船さんはまだ起きていたようでした。

次の朝、三船さんが部室へ行くと、たくさんのネズミが襲いかかって来ていたのですが、それは海王の頭に選ばれた浩司による「窮鼠猫を噛むパンチ」のスペシャルバージョンでした。浩司の行動に苛立つ三船さんの前に仲間たちがやってきて、三船さんに手合わせを願い出ていたのですが、鰐川さんも羽生さんも豹塚さんも三船さんの素早いパンチに倒れていて、象林さんは青いマスクが破れて素顔になっていました。

三船さんの母親のことを知って心配していた大地は、母ちゃんは自分の根っこだから、どんな母ちゃんでも好きになるしかないのだと三船さんに話していました。そして、「母ちゃん、母ちゃんって、お前はマザコンか」と言う三船さんに「俺はマザコンじゃないです。ただ母ちゃんが大好きなだけです」と敬語で答えていました。三船さんに言われてリングに上がり、「本当は行きたかったぜ、オーストラリア」と「マザコンコアラパンチ」を繰り出したのですが、三船さんに簡単に避けられ、「俺の本気を見せてやる」と三船さんが出した何か大きなライオンの力のパンチによってリングの外に投げ飛ばされていました。ライオンの力を見て驚いた吾郎さんは、また顎を外していました。

リングを降りた三船さんは、みんなに、何かやりたいことや好きなことが見つかったら、恥ずかしいくらい、みっともないくらい努力しろと伝え、みんなはありがとうございますと頭を下げて三船さんを見送っていました。

それから、柔道部の丹波巌(脇知弘さん)とその妹のさやか(三吉彩花さん)の件で、大地はウェディングドレス姿を披露していたのですが、さやかさんは女装とは無関係のゴキブリ?に驚いて立ち上がっていて、大地は落胆していました。

母親の病室へ来た三船さんは、ベッドの上でぼんやりと微笑んでいる母親の手を握り、これからはずっと一緒だよと伝えていました。

3年生から託された第2ボタンを母親の光子(鈴木杏樹さん)見せていた浩司は、これで名実共に高校の頭になったことを喜んでもらえると思っていたのですが、光子さんはいくらで買ったのかと言って突き放し、浩司を悲しませていて、一緒に小林家に来ていた大地は、光子さんに、浩司の祖父はカリスマだったかもしれないけれど、今の時代には浩司のように、人の痛みを理解することのできる優しい人に人は付いてくるのだと言い、あなたは知らないかもしれないけれど、浩司は自分の弱いところを人にいうことのできるすごい人なのだと話していました。

浩司が第2ボタンを池に投げ捨てて落ち込んでいるところへやって来た光子さんは、水の中に入ってボタンを拾い集めながら、ライオンは愛する子供を崖から突き落とすと言うけれど、死んでしまっては意味がないと話し、私にはあなたしかいないのだと浩司に伝えていました。

海さんは、倉橋さんと結婚式場の教会へ向かっていました。帰宅した大地は、好きな人と一時でも一緒にいたという思い出を作りたかったと荷物をまとめて実家に戻ろうとしていたソラさんから、海さんが式場へ行ったことを聞いてまた苛立っていたのですが、海さんは息子との思い出を大切にしたかったのではないかと母親の手作りの赤い手袋を渡されて、自分が200%の男になればいいのだと気付き、結婚をやめさせるため、慌てて教会へ向かっていました。大地が出て行った後、ソラさんは、さようならと呟いていました。

謎のコアラパン?を食べていた鰐川さんと羽生さんは、慌てる大地の姿に、大地の母親が拉致されたのではないかと思って仲間を集めていました。

教会でウェディングドレスを来ていた海さんは、大地の父親によく似た神父(金子ノブアキさん)から、健やかなる時も、病める時も、貧しき時も、などと言われる度に、大地を育ててきた日々のことを思い出していました。小さい頃の大地と今の大地が重なって思い出されていました。

仲間たちと教会に到着した大地は、自分が200%の男になれば、恋人がいても嫁がいても愛情の100%は母ちゃんに安定供給できるし、母ちゃんの理想の息子でいられるのだから、子離れをするなんて言わないでほしいと訴えていました。

海さんは、私のどこがいいの、どうしてそんなに懐くの、ただ生んで、ご飯を食べさせてきただけなのに、と少し戸惑っていたのですが、母ちゃんの前に来ると子犬のように尻尾を振ってしまうとか大地が言っているのを聞いているうちに、何か迷いが消えたのか、倉橋さんとの結婚に、誓いますと答え、大地に向かっていつまでも甘えるなと怒り始め、心の中で海さんは、私はついに本物の母親になったのかと自問していました。

そして、あなたのコアラ見せてみなさいと言い出す海さんに、大地が「マザコンコアラ」を見せると、海さんは小さいと鼻で笑い、自分の「マザーカンガルー」を出していて、その巨大なカンガルーの袋にコアラを吸い込んで消していて、それを見ていた大地の仲間たちも盛り上がっていました。

最後、倉橋さんと海さんと大地の3人は、今までと変わらない感じで食事をしていました。それは海さんが200%の女だからと答える大地は、倉橋さんと海さんからマザコンなのかと訊かれ、「俺はマザコンじゃねえ。ただ母ちゃんのことが大好きなだけさ」と言い切っていました。

親子愛の海さんも大地も、親離れとか子離れと呼ばれるようなものを超えたようでした。理想の息子だけではなく、理想の母親や理想の父親、理想の家族とは何か、ということがテーマのドラマでもあったのだなと、改めて思いました。最終回も、とても面白かったです。面白かったのですが、でも、ドラマを見終わってすぐには、何か腑に落ちないというか、物足りないというか、惜しいような感じもしていました。

最終回の1時間に、大地のことも海さんのことも、浩司のことも三船さんのことも、いろいろ盛り込まれ過ぎていたためかもしれません。第7話、あるいは第8話の終わり頃まではあった浩司の素直な明るさのようなものが、第9話と最終話の第10話では失われてしまっていたためかもしれません。いろいろな問題が一応片付いてはいたのですが、まとまっていたというのとは少し違い、何と言うか、少し無理に詰め込んでいた印象というか、少し散漫とした最終回になってしまっていたようにも思います。

私はこのドラマの何か不思議な力で戦う場面も好きだったので、最終回での三船さんがライオンの力を出すところも楽しみにしていました。それなので、鰐川さんたちが三船さんと戦う場面も、もう少し長くあってほしかったように思いました。

でも、全体的にとても楽しいドラマでした。野島伸司さんの脚本のドラマということで、最初は少し不穏な場面もあるのかなと心配していたのですが、どちらかというと同じ日本テレビの「ゴールデンボウル」のような楽しい雰囲気のドラマだったので、安心して毎週楽しく見ることができました。良かったです。

あと、これもまた私は今月になって気付いたことなのですが、この「理想の息子」の主題歌のHey! Say! JUMPの「SUPER DELICATE」の歌詞は、脚本の野島さんによるものでした。確かにドラマに合っている歌詞だったように思います。

「中学生日記」最終回

NHKのEテレで昨日の夜の7時頃に放送されていた「中学生日記」の最終回を見ました。最終回だからという理由で、見てみようかなと思い、録画をしておいたものです。

1972年の4月から放送されていたNHK名古屋放送局制作のドラマということなのですが、私は、今まで「中学生日記」を見たことがありませんでした。

小学校の教室をテーマにしたドラマ仕立ての番組は、小学生の頃の道徳の授業中などに授業の一環として担任の先生が教室のテレビをつけていたものを見ていたという記憶があります。でも、「中学生日記」は、中学生の頃の私も見ていなかったですし、授業でも見なかったですし、この番組を見る機会がなかったというか、見る習慣がなかったように思います。

最終回は、「命」という副題の、中学生の男子と女子のいじめと自殺をテーマにしたドラマでした。いじめられて卒業式当日に自殺をしようとしていた男子生徒がもし卒業式に来なければ、その3年B組のクラスの生徒たちの“卒業”を認めないと、担任の神沢先生(風間俊介さん)は話していました。

神沢先生からいじめられていた生徒が自殺するかもしれないことについて聞かされたいじめっ子たちは、自殺などできるはずがないと笑っていました。笑っていた生徒たちは、しかし、先生の話を聞くうちに急に態度を変え、自分のかつて受けたといういじめ体験を泣きながら語り、同級生をいじめていたことを反省したような言葉を述べていました。

この態度の急変が、私にはとても不思議に思えました。でも、もともと信念のないために平気で集団で表面的なことをする生徒たちだったかもしれないので、今までの自分たちの行為の反省をすることも、表面的に、簡単にできるものなのかもしれません。このような人たちは、周囲の環境によって、簡単に悪くなりもすれば良くなりもし、またそれを繰り返すのかもしれないと思いました。

反省した?いじめっ子たちからメールで簡単に謝られた鬼頭良平さんは自室で携帯電話を投げ捨てて怒っていました。卒業式当日、卒業証書授与式の会場の体育館へ乱入した良平さんは、いじめの中心人物だった人に掴みかかっていて、殴ろうとしていたのを抑えていたのですが、他の先生たちに取り押さえられていたのは良平さんのほうでした。

最後、神沢先生から合唱の指揮者を任され、クラスの女子生徒からいじめられていた嶋彩佳里さんが一人で舞台に上がって、卒業式で歌う予定だった歌を歌い始め、良平さんも歌い始め、他の生徒たちも便乗して歌い始める、というような場面でドラマは終わっていました。歌の流れる中でエンドロールが流れていました。

結局、あまり救われない感じでドラマが終わっていたように思うのですが、そのいまいち救われない感じも“リアルさ”のようなものだったのかなとも思いました。

良平さんが怒っていた理由などは、式に参加していた他のクラスの生徒や親たちみんなも聞いたほうが良かったのではないかなと思いました。何も知らないほかの生徒や父兄は、良平さんを乱入してきた生徒としてしか思わなかったのではないでしょうか。

卒業式で歌う予定だった歌を結局披露することができなかったということも、少し寂しい構成だったように思います。卒業式では歌わないから、と断言していたいじめっ子たちの思い通りの結果になってしまったということでもあるような気がしました。

クラスの中でいじめられていた生徒たちが、先生は今まで何を見てきたのかとか、いじめはなくならないと本当のことを言えとか、神沢先生に対して怒っていた場面が良かったです。あと、神沢先生が反省をする先生で本当に良かったと思いました。

良平さんが生徒手帳に書いていたいじめの記録は、本人にとっては書くのも辛い行為だと思うのですが、このようなものは犯人の名前付きで書き残しておいたほうが良いのだろうなと思いました。被害者が自殺をしてもしなくても、何か事件になってしまった時にも証拠は必要だと思うからです。

自分が過去にいじめられたから別の人をいじめるとか、自分がいじめられるのが怖いから他の人を先にいじめるとか、このような人たちは実際にもいるのかもしれないのですが、本当に不思議な感情だなと改めて思いました。誰かから嫌がらせを受けるのはとても嫌なことですが、それを知っていて、他の人を自らが進んで同じ状況に陥れるということは、それを「人間的である」として肯定する人もいるかもしれないとは思いますが、私としては、人に嫌がらせをする心理を「人間の持つ弱さ」などとして片付けることは、あまり良くないことだと思います。

本当は悪いことだと気付いていながら、リーダーを恐れて、命じられた悪事を断れないで実行してしまう子分的な取り巻きの人たちというのも、中学生の教室に限らず、実際にいるのかもしれないのですが、残念だなと思います。簡単に良くなったり悪くなったりするのは、このような心理の人たちなのかもしれません。

“いじめ問題”のような問題を教師が確実に解決することができるかどうかは、そのいじめの内容や生徒たちや学校の状況にもよるのだろうと思いますが、少なくとも、誰かから嫌がらせを受けていると思う本人は、相談というほどではなくても、親や親族など身近な誰かに、そのことを言ったほうが良いのではないかと思います。言ってみてもすぐにはあまり救われないかもしれないのですが、言わないでいるよりはきっと伝わりやすいと思います。

「中学生日記」を今まで見ていなかった私ですが、今回の最終回を見て、もしこのドラマを例えば中学生の頃に見ていたなら、その時の私の考え方に何か影響を与える回もあったのかもしれないなと思いました。ただ、同学年の生徒が見るにしては痛ましい要素が多いように思え、それが「現実的」なのかもしれないのですが、生々しさのために目を逸らしてしまうかもしれないなという気もしました。

このドラマをどのような状況下で見てほしかったかという制作者側の意図は私にはよく分からないのですが、私としては、個人的に見るというよりは学校の授業で見るドラマだったら良かったのかなと思いました。
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