「クレオパトラな女たち」第7話

日本テレビの水曜ドラマ「クレオパトラな女たち」の第7話を見ました。今回も、とても良かったです。

前回の最後、乳癌になったことを「ビューティー・サージャリー・クリニック(BSC)」のみんなに話していた院長の湯川マリ(余貴美子さん)は、手術のために半月ほど病院を休むことになり、形成外科医の岸峯太郎(佐藤隆太さん)や市井睦(稲森いずみさん)たちに、患者さんのことを頼んでいて、手首にまだ傷の残っている看護師の岸谷葵(北乃きいさん)には、包帯が取れるまでは患者さんに会わない、事務の仕事を頑張るように話していました。

今まで仕事が終わるとすぐに自宅に戻っていた睦さんは、夜の10時台になってもまだ峯太郎さんと一緒に患者さんの手術のことを考えたりしていたのですが、早く帰宅するのを止めることにしたようでした。みんなから尊敬されていた睦さんは、自分でもそのような自分になろうと、良い医者で良い妻で良い母であることを努めてきたようで、これからはそのような無理をしないことにしたと、峯太郎さんに話していました。峯太郎さんは、子供のことを気にしていたのですが、睦さんは話を変えていました。

広君のことは完全に吹っ切れた様子の葵さんは、お世話になったお礼とお詫びの赤ワインを持って、峯太郎さんの親友の黒崎裕(綾野剛さん)に会いに来ていました。前回を見て、葵さんと黒崎さんは気が合いそうに思えていたのですが、本当に仲良くなったようでした。工場の夜景の写真を見ながら部屋で食事をしていました。

前回と違い丁寧語で接していた葵さんは、峯太郎さんのどこを好きなのかということを、黒崎さんに訊ねていて、黒崎さんは何かとても嬉しそうに話していました。中学生の頃、教室に一人残って牛乳を飲んでいた黒崎さんのところに峯太郎さんが来て、なかなか帰らないので、何で帰らないのか訊くと、峯太郎さんは、一人で牛乳飲むのは寂しいだろうと言って、しばらく一緒にいてくれたのだそうです。それから、一生懸命だとか、真面目だとか、逃げないとか、峯太郎さんの良い所を次々と葵さんに伝えていて、峯太郎さんのことを不器用だからと、葵さんに頼んでいました。

BSCには、夫が認知症になってしまい自分のことを忘れてしまったという妻の60歳代の女性が来て、夫に思い出してもらうため、若い頃の顔に戻してほしいと頼んでいました。話を聞いていた睦さんは、若い頃の顔に戻しても、夫がその顔を認識できるとは限らないと話すと、妻の女性は、奇跡を起こしたいのだと話していました。でも、睦さんは、その依頼を断ることにしたようでした。

そのような夫婦関係もあるのかと睦さんは少し驚いていて、私はそのように人を愛したことはないと峯太郎さんに話し、峯太郎さんにもそうでしょうと訊いて、私たち寂しいわね、と話していました。峯太郎さんが、睦さんの肩が時々動くのは寂しいからなのかと訊ねると、睦さんは、そうね、と答えていました。

前回、医師の星田美羽(芦名星さん)に結婚しようかと話していた血液検査会社の富坂昇治(三浦翔平さん)は、星田さんとの結婚話が進むに連れて、価値観の違いが現れてきたようで、結婚式は一生に一度の晴れ舞台で、小さい頃からの友人たちに幸せだねと祝福されるためにも豪華な結婚式を挙げたいと考える星田さんに呆れ、一緒にバーへ来てくれることになった峯太郎さんにもそのことを話すと、峯太郎さんは、愛情がないのに成り行きで結婚をしようとしている富坂さんに驚いていて、富坂さんは、峯太郎さんは真面目に考えすぎだと話していました。

愛情のない結婚について、父親のことも含めていろいろ言う峯太郎さんと洗濯物を畳んでいた黒崎さんは、人を愛し抜くのは大変だと話していたのですが、峯太の思う愛って何?と苛立って、最近睦さんのことを気にしている峯太郎さんに、「あの先生」のことを好きなのだろうと言い、こんな話はしたくない、俺もバカだけど峯太はもっとバカだと言っていて、二人とも落ち込んでいました。

入院していた湯川院長は、長い間結婚することなく付き合っているかずさんから、マリちゃんには身内が必要だと思うとプロポーズをされていて、御徒町で買ったという指輪を渡されていました。湯川院長は、そのプロポーズ自体にはとても喜んでいたのですが、私はそれほど弱っていない、同情はされたくない、今まで通りに付き合っていきたいと、結婚を断っていました。

BSCに、父親の慎太郎(山崎一さん)と、慎太郎さんが再婚する予定の、演歌歌手を目指している本間さなみ(明星真由美さん)が来て、突然デビューが決まったから顔を小さくしたいと話し、料金を割り引きにしてほしいと峯太郎さんに頼んでいて、峯太郎さんが二人を怒って帰そうとしていると、睦さんが来て、お客さんであるさなみさんの依頼を丁寧に聞いていました。

顔の写真を撮る時、怒りながら準備をしている峯太郎さんを見ていたさなみさんは、息子が好きな相手はこの先生だと、市井先生のことを指して慎太郎さんに教えていて、慎太郎さんは驚き、峯太郎さんは少し動揺し、睦さんも少し戸惑っていました。

美容整形の高額な料金に迷い、一旦帰ることにした慎太郎さんは、その後、峯太郎さんを公園に呼び出し、自分も黒崎君も峯太郎のことを心配していると話し、市井先生も峯太郎のことを好きだと思うと言っていました。市井先生は結婚していて子供もいるという峯太郎さんに、そんなことは関係ない、市井先生のことを好きなら、躊躇しないで愛してみろ、思いのままに生きてみろと、そうすれば峯太郎の人生は百倍豊かになる、と訴えていました。峯太郎さんのお父さんは、別の男性と生きるために自分と小さい峯太郎さんを捨てて家を出た峯太郎さんの母親のことも、少し理解しているようでした。借金問題はありますが、優しくて、良いお父さんだなと思いました。とても良い場面でした。

睦さんのことを好きなのではといろいろな人に言われた峯太郎さんは、帰りの駅のホームにいた睦さんが橋の上の峯太郎さんに気付いて手を振ると、手を振り返していました。

睦さんは、峯太郎さんが東京都の職員だと話していた同居している友人のことを、葵さんに訊ねていて、黒崎さんと仲良くなった葵さんは、かっこよくて、おしゃれで、ゲイなのがもったいないと楽しそうに話し、峯太郎さんもそうなのかと訊く睦さんに、峯先生は違うらしいと答えていました。

市井家では、義母の真知子(岩本多代さん)とその息子で睦さんの夫の克也(宇納佑さん)はとても仲が良く、睦さんのことを可愛げがないと話していて、夜遅く帰って来た母親に気付いて目を覚ました長男の達也(佐藤瑠生亮さん)も、この家を出てママと二人で暮らさないかと訊かれると、この家にいたいと答えていて、おばあちゃまのこともパパのことも好きだものねと母親に言われて、ママのことも好きだよと答えていました。

朝、睦さんは峯太郎さんの自宅近くに来ていて、いつものように折りたたみ自転車で坂道を下る峯太郎さんたちの姿を見つけ、塀の陰に隠れながらその様子を見ていたのですが、峯太郎さんのネクタイを直し、出勤のために別れた後もしばらく見送り続ける黒崎さんの姿を見て、何か思ったようで、BSCで峯太郎さんに会うと、苛立って、八つ当たりをしたりしていました。

夜、残って患者さんの二重の整形のことを考えている峯太郎さんに、待っている人がいるのだから早く帰ったほうが良いとか、資料を叩きつけるようにテーブルに置いて冷たくしていた睦さんだったのですが、少しして、丸い目を希望しているから目頭を切開しないほうがいいと技術的なアドバイスをしていました。

お腹が空いたということで、BSCの厨房でパスタを作ることにした睦さんは、自宅ではいつも義母が支度をしているためか、料理を作るのが実はとても苦手の様子で、沸騰したお湯の上のほうからパスタを入れたり、吹きこぼして熱くなったりして、何とかペペロンチーノを作ったのですが、焦げて、怪しい焼きそばのようになっていました。

自作のパスタを一口食べた睦さんは、まずいから食べないほうが良いと、それを捨てようとしていたのですが、峯太郎さんはもったいないと言って黙って食べ始め、なぜそんなに無理をするのかと訊く睦さんに、先生のことが好きだからです、と答えて、それを訊いた睦さんは、食べ続ける峯太郎さんの右の頬を左手で触れながら、今まで私が何の疑問を持たなかったことに疑問を呈した人は初めてと、峯太郎さんが現れたことでこれでいいのかと考えるようになったと話していました。睦さんは、「相手によって変革していく自分」というものを感じていることを、嬉しく思っているようでした。

最近峯太郎さんの帰りが遅く、峯太郎さんの分も用意しながら、一人で夕食を取ることの多い様子だった黒崎さんも、この日、スーパーでパスタを買っていて、二人分のペペロンチーノを手際良く作っていたのですが、峯太郎さんは、結局、黒崎さんの部屋には戻らなかったようで、朝、テーブルには黒崎さんの作った二人分のパスタがそのまま残されていました。この場面は、私にも、とても寂しい感じが伝わってきました。

ドラマの流れとは関係のない内容にも思えたのですが、今回のエンディングのインタビューの質問は、“かわいい”と“きれい”のどちらを言われたほうが嬉しいかというようなものでした。どちらが良いかは半分ずつくらいに分かれていたように思うのですが、“きれい”という言葉は、大人の人に言うものという感じの意見が多く、それが私には少し意外に思えました。

今回は、大石静さんの脚本らしいというか、一気に恋愛要素?が強くなっていました。予告を見た限りでは、どのような展開になるのか、私にはまだよく分からなかったのですが、次回の第8話も、今までと同じように、楽しみにしたいと思います。

「37歳で医者になった僕」第8話

フジテレビのドラマ「37歳で医者になった僕 ~研修医純情物語~」の第8話を見ました。

東央医科大学病院総合内科に入院することになった、佐伯教授(松平健さん)の知人の伊達孝仁(竜雷太さん)は、佐伯教授の高校時代の担任教師で、高校3年生の後半になってからか、癌になった父親を治したいという理由で大学の医学部への進学を希望した佐伯少年を指導した人でした。

糖尿病を患い、肺炎の疑いのある伊達さんは、医師の新見悟(斎藤工さん)と研修医の下田健太郎(八乙女光さん)の担当患者になったのですが、「伊達君を呼んでくれ」と言うばかりで、看護師さんの運んで来たお膳をひっくり返したり、医者が検査を勧めるのを拒んだりしていました。研修医の紺野祐太(草なぎ剛さん)の名刺も破り捨てていました。

妻の由美恵(田島令子さん)は、頑固な伊達さんを見守っているという感じだったのですが、紺野さんと下田さんに、元高校教師だった伊達さんには、自分の教え子たちが活躍していることが誇りなのだと話していました。伊達さんは、箱に入れた伊達さん宛ての教え子たちからの古い手紙を何度も読み返している様子でした。

内科のカンファレンスの時、下田さんは伊達さんが検査を拒んでいることをみんなに伝えていました。紺野さんは、伊達さんに会いに行ってほしいと佐伯教授に頼み、佐伯教授はちょうど回診に行くところだからと、伊達さんのところにも訪れることにしていました。

久しぶりに佐伯教授に会った伊達さんはとても喜んでいたのですが、学部長選挙のことで忙しい佐伯教授はいつものように淡々と診察をし、伊達さんの思い出話も聞いていない様子で、すぐに帰ろうとしていました。病室を出ようとした佐伯教授を呼び止めた伊達さんは、医学部に合格した時に私が言った言葉を覚えているかと訊いていたのですが、佐伯教授は昔のことなので憶えていないと言い、本当に覚えていないという感じで廊下を歩いて行ってしまい、怒った伊達さんは、佐伯教授と来た医者たち全員を病室から追い出していました。

担当の下田さんは、伊達さんの頑なな態度にも諦めずに、根気強く接していたのですが、廊下に出た伊達さんに付き添っていた時、階段で咳き込んだ伊達さんを介抱しようとして、下田さんを振り払おうとしてバランスを崩して転落した伊達さんをかばい、右足首を捻挫してしまいました。

怪我のなかった伊達さんに、新見先生は下田先生から沢村瑞希(水川あさみさん)に担当を替えるから検査を受けるようにということを話していたのですが、そこへ紺野さんが来て、下田さんが伊達さんをかばって捻挫をしたことを話し、教え子からの古い手紙を指して、過去ではなく今に向き合ってほしいということを話していました。

翌日、伊達さんを助けたいと思っている若い研修医の下田先生に向き合うことにした伊達さんは、少し晴れやかな感じになっていました。中庭に紺野さんを呼び出した伊達さんは、老いるとは自分が何者でもなくなっていくことで、過去に何者であったかにしがみつくことしかできなくなるというようなことを話していて、紺野さんは、何歳になっても新しい自分になれるはずだというようなことを、和やかに話していました。紺野さんが尋ねていたことによると、伊達さんが医学部に合格したばかりの佐伯少年にかけた言葉は「今の心を忘れるな」だったようです。

この病院の中庭には、いつもいろいろな草花が育っていて、今回も赤やピンクや黄色のバラの花がきれいに咲いていました。

伊達さんの肺のレントゲン写真をじっと見ていた新見先生は、中島准教授(鈴木浩介さん)にもその画像を見せて、肺真菌症のアスペルギルス症ではないかと話していました。肺真菌症というのは、肺にカビが感染する病気だそうで、伊達さんの場合は、以前に肺癌の切除をした部分から感染したのではないかということでした。

中庭で咳をして少し血を吐いていた伊達さんは、中島准教授と新見先生から説明を受け、入院直後に検査を受けていればすぐに発見できただろうと言われて、少し後悔している様子でした。伊達さんの肺真菌症は進行していて、切除の手術をしなければならないということでした。

伊達さんの病状を聞いた下田さんは、もっと強く検査を勧めるべきだったと責任を感じていました。病室の伊達さんは、下田先生が採血をしに来ると、死ぬのが怖い、まだ死にたくないと言って、下田さんの腕を掴んで泣いていて、下田さんは伊達さんに付き添っていました。

下田さんの押す車椅子に乗っていた伊達さんは、手術を受ける前の検査に明るく向かっていたのですが、その後、伊達さんの病状の急変の連絡を受けた下田さんが急いで病室へ向かうと、血まみれのパジャマで横になっている伊達さんの姿が目に入り、ドラマを見ている私も驚いたのですが、伊達さんは再び吐血をしたようで、新見先生が必死に処置を施していたのですが、心拍数は0になっていて、下田さんは突き飛ばされてドアのところに座り込んだまま呆然としていました。

中島准教授は、製薬会社のMRの人からもらったお菓子を食べている佐伯教授が、伊達さんのことを全く気にしていないことに少し戸惑っていた様子でした。

腎臓内科医の森下和明(田辺誠一さん)は、知り合いらしい糖尿病内科医の医者と何か話していたのですが、それは中島准教授もよく知らない、佐伯教授の学部長選挙のための作戦の一環か何かのようでした。沢村さんは、伊達さんのカルテを見て、何か病状が良くないことを知っていたようなのですが、それを紺野さんには言わずにいて、沢村さんが訪ねたところ、森下先生も知っているようだったのですが、沢村さんが紺野さんに言わないようにしているということを、懸命だと言っていました。

あと、前回、紺野さんから結婚しようと言われていた葛城すず(ミムラさん)は、結婚したのかしていないのかはよく分からなかったのですが、普通の暮らしがしたいのだと両親を説得したらしく、紺野さんのアパートの部屋で同居をすることにしていて、紺野さんや沢村さんのためにお弁当を作ったり、紺野さんの部屋に遊びに来た下田さんや谷口篤志(桐山漣さん)や看護師長の相澤直美(真飛聖さん)に、手作りの料理を振舞ったり、楽しそうにしていました。

普段は何でもないようなのですが、時々心臓が苦しくなるようで、買い物帰りのすずさんがドアの前で苦しみだしたのを見た沢村さんは慌てて連絡をしようとしたのですが、すずさんは、すぐに治まるから大丈夫という感じで、それを止めていました。

今回も、良かったです。やはり安定感があるなと思います。今回は、再び研修医の下田さんが頑張る回でもあり、それも良かったです。予告を見た感じでは、次回は森下先生や新見先生の話になるのかなと思いました。

「鍵のかかった部屋」第7話

フジテレビの月9枠のドラマ「鍵のかかった部屋」の第7話「狐火の家」を見ました。

第7話の密室は、長野の田舎町にある築百年の日本家屋でした。

家主の西野真之(吉田鋼太郎さん)が帰宅すると、西野さんの長女で中学生の愛美(森迫永衣さん)が顔を殴られて部屋の柱に後頭部をぶつけた状態で倒れて亡くなっていて、警察は第一発見者で死亡時刻から約1時間後に通報したという父親の西野さんを疑って連行し、事件発生から3日経ってもまだ警察署にいるということで、西野さんの古くからの友人の遠藤晴彦(平田満さん)は、西野さんの疑いを晴らしてもらおうと、事件が密室だったことから、最近密室事件を多く解決している弁護士の芹沢豪(佐藤浩市さん)に会いに来て、依頼をしていたのですが、休暇でモナコへ行く予定の芹沢さんは、その事件を青砥純子(戸田恵梨香さん)に任せることにしていました。

青砥さんからの電話に出ていた“防犯オタク”の榎本径(大野智さん)は、古い錠前を譲ってもらいにちょうど長野にいたということで、南郷町のバス停で乗るはずのバスを見送っていました。

遠藤さんによると、ここは狐火の町ということでした。事件の前日の天気は雨だったため、西野家の庭の土はぬかるんでいました。玄関の鍵を見た榎本さんは、鍵が特殊な外国製の鍵であることに気付き、田舎町には似つかわしくないと思えていたのですが、遠藤さんは、昔大地主だった西野家には金塊があるためだろうと話していて、実際に、台所の床下に四角い金塊(金地金)が並んでいました。

屋根や窓の鍵を調べていた榎本さんは、1階の廊下の窓だけ開け放たれていたことを遠藤さんから聞き、他の場所の鍵はかかったいたけれど、玄関の上の2階の木枠の窓の中折ネジ締錠が壊れていて、窓を揺らすと簡単に外れてしまうことを確認していました。

愛美さんが友人と電話で話しながら自宅に帰り、「誰?」と言った後に電話が切れたということを話していた遠藤さんは、愛美さんを殺した犯人は、愛美さんの兄の、4年前に同級生をナイフで刺しで逃走したまま行方不明になっている猛ではないかと考えていました。

町の人たちは、事件前日の雨の中に猛さんの後ろ姿を見ていました。見たのは後ろ姿だけだったのですが、小さい頃から知っていて、見間違いではないということでした。

榎本さんが家の中を調べたところ、開け放たれていた窓の下の土には犯人らしき足跡が全くなかったのですが、玄関の前の土には3つの浅い丸い穴が三角の位置に付いていて、その一つの穴の中にはハチの死骸が落ちていて、榎本さんは、りんご園のマメコバチではないかと気付いていました。榎本さんによると、マメコバチはりんごの受粉を手伝うハチで、りんご園から70m以上は出ないらしく、りんご園から100mのところにある西野家に飛来することはないということでした。

りんご園からの西野家の見え方を調べていた榎本さんは、西野家の庭にあった穴が脚立の跡だと気付き、それは2階の窓の中折れネジ締錠が壊れていることを知っていた猛さんがりんご園の農家の倉庫から脚立を借りて、家の中に侵入するために置いたものではないかと考えていました。

モナコへ行った芹沢さんは、インターネットのテレビ電話のようなもので事件に参加していたのですが、詳しい事情が分からないので何か面白くなさそうにしていて、帰国した後、「東京総合セキュリティ」の備品倉庫室で榎本さんと青砥さんと話し合おうとしている時も、西野家の家の模型が作られていないことにがっかりしていて、榎本さんと青砥さんの想像上の?CGの家を一緒に見ることができずに、少し寂しそうにしていました。

青砥さんは警察に掛け合って西野さんを家に戻したのですが、その後、遠藤さんから猛の居場所が分かったと連絡があり、それは東京のアパートの部屋だったのですが、その玄関の脇には解除ボタンを押さないと1分後に警報音が鳴るというセキュリティの防犯ブザーのようなものがセットされていて、それが鳴り続けていたために、大家さんが「東京総合セキュリティ」を呼び、ドアを開けてもらったようでした。部屋の天袋の中から一つの金塊が出てきたため、西野さんと遠藤さんはやはり猛の仕業かと考えていたのですが、それでも、榎本さんには、犯人の出て行った形跡が見当たらないことが気にかかっていたようでした。

築百年の西野家の雰囲気に怯えていた青砥さんは、西野家の居間から少し遠い場所にある薄暗いトイレへ行こうとして、その和式の汲み取り式のトイレの穴の黒い感じに怯えて、窓の外に青白い狐火がちらつくのも見えたので、入るのを止めていたのですが、その狐火のことを聞いた榎本さんは、目を閉じて右手の指を耳元で動かしながら何か考えていて、しばらくしてカチャッと鍵の開く音がしたのですが、「この密室は破れません」と言っていました。

青砥さんと二人で西野家へ行った榎本さんは、遠藤さんと西野さんに事件について話し始め、帰宅した愛美さんが何かの気配に気付いて向かった先の部屋で遭遇したのは兄の猛さんだったこと、猛さんとトラブルがあって柱に頭をぶつけて亡くなったことを話した後、その猛さんはこの家から出て行っていないと話し、青砥さんがトイレで見たという狐火について、狐火は死骸がバクテリアによって分解される際に発生したリン化合物が光って見える現象と言われていると伝え、西野さんが猛さんを殺し、トイレに埋めたのではないかと話していました。

事件当日の昼、帰宅した西野さんは、倒れて亡くなっている愛美さんの姿を発見し、4年ぶりに現れた息子の猛(郭智博さん)が妹の愛美さんと言い争いになって殴り、突き飛ばして殺したことを認めつつ事故だと言い張り、末の妹のためにも海外へ逃げたほうがいいだろうから金塊を出せと言うのを聞いた西野さんは、了承した振りをして、金塊に気を取られている猛さんの背後でネクタイを外し、それで猛さんの首を絞めて殺した後、金塊を錘にして、猛さんの遺体をトイレの下に沈めたということでした。

事件が発生した時の西野家は密室だったということなのですが、猛さんを殺した西野さんは、犯人が逃げたと思わせるためにとりあえず廊下の一つの窓を開け放っておき、警察署から解放された後、猛さんが金塊を奪ったように見せるために東京のアパートの部屋に入り、防犯ブザーの存在に気付かないまま、素早く金塊を天袋に置いて部屋を出たようでした。

西野さんは、なぜもっと早く猛を殺さなかったのかと後悔している、そうすれば愛美が殺されることはなかったのにと話し、ずっと猛が怖かったと泣き崩れていました。

芹沢さんは、結局一度も事件のあった西野家に来ることはなかったのですが、最後の場面によると、榎本さんが「密室は破れません」と言うのを聞いたために、行くのを止めたようです。

最後、備品倉庫室の榎本さんが長野で譲ってもらった古い錠前を開錠しようとしていると、その後ろの階段の辺りで青白い狐火が光っていました。榎本さんの説によるならば、その階段の下辺りには何か埋まっているのでしょうか。私は鍵が開くのかなと思いながら見ていたのですが、今回は、その錠前が開かないまま終わっていました。

今回の脚本は相沢友子さんで、演出は加藤裕将さんでした。今回も、とても面白かったです。でも、私としては、もう少し芹沢さんも一緒に事件の調査に参加していてほしかったように思います。

「密室は破れません」という榎本さんの言葉は、密室ではないから破れない、という意味だったようです。

狐火ということで、今回は少しホラーというか、心霊現象の雰囲気がありました。榎本さんが話していたように、狐火は鬼火とも呼ばれるのですが、別のものであるという説もあるそうです。出現する原因についても、バクテリアが生物の死骸を分解した際に発生したリンが発光したという説もあるそうなのですが(リンの発火説から、狐火を燐火と呼ぶこともあるそうです)、他にもいろいろな説があるそうで、今のところ科学的には解明されていないそうです。

このような火の玉の中には、人魂というものもあり、これについても土葬によるリン化合物の発生説があるのですが、これも科学的にはまだ解明されていないものです。人魂は、狐火や鬼火と同じように思われている時もありますが、一応“人の魂”ということなので、別のものだそうです。

ドラマの狐火は青白い光でしたが、狐火にしても、鬼火にしても、人魂にしても、青色だけではなく、赤色や黄色やオレンジ色など、いろいろな色の光の目撃例があるそうです。私はまだ見たことがないのでよく分からないのですが、もし火の玉を見ることができたなら、怖いというよりも、きれいに思うかもしれないなと思います。

「アナザーフェイス」

一昨日のテレビ朝日の土曜ワイド劇場で放送されていたドラマ「アナザーフェイス 刑事総務課・大友鉄」を見ました。

原作は、私は未読なのですが、堂場瞬一さんの小説『アナザーフェイス』です。私は、昨年のテレビ朝日の、今回と同じく堂場瞬一さんの小説を原作にした仲村トオルさん主演の「棘の街」という2時間ドラマは見ていません。先週の「灰色の虹」の後か何かで今回のドラマの予告編を見て、何となく面白そうかなと思い見ることにしたのですが、思っていた以上に、とても良かったです。

2年前に妻を亡くし、一人息子の優斗(鈴木福さん)を育てるために捜査一課から総務課に異動し、茶道の先生をしている義母の矢島聖子(吉行和子さん)の町田市の家で3人で暮らしている警視庁の刑事の大友鉄(仲村トオルさん)は、かつての上司の福原聡介(宇崎竜童さん)に呼ばれ、銀行員の内海貴義(光石研さん)の息子の内海貴也(長島暉実さん)が誘拐されて1億円の身代金を要求されている事件の捜査を手伝ってほしいと頼まれ、仕方なく捜査本部に加わり柴克志(木村祐一さん)と組んで、銀行の支店長が用意した身代金の1億円を受け取る人物を捜し始めるのですが、捜査二課の刑事で大友さんの同期の武本一朗(六角精児さん)が同じ銀行の不正融資の事件を追っていると聞き、貴也君の誘拐事件はその不正融資と関係があるのではないかと考えていました。

1億円を午後3時45分にラグビー場へ持っていくよう犯人側に指示され、内海さんはそれを二つの黄色のバッグに入れて持って行ったのですが、その様子を見ていた大友さんは、内海さんがすぐにバッグを置かないことを気にしていたのですが、内海さんが置いて帰った後少しして、二人の女性がそこに駆け寄り、バッグを持って5時から始まる「AAA」のライブ会場へ紛れ込んでしまいました。

柴さん曰く「人たらし」の大友さんは、何とかスタッフの協力を得て、会場の5万人の中から二人の女性を割り出し、その女性たちからメガネを掛けた若い男性から5万円で頼まれたのだということを聞き、その男性を捜すことにしました。

貴也君は、幼稚園にいる時、犯人の投げたサッカーボールを受け取っていて、その後連れ去られたようでした。1億円を受け取った犯人は、貴也君を解放したのですが、目隠しをされて一人で暗いところに置かれていた貴也君は精神的ショックから失語症になってしまい、看病をしていた母親の瑞希(遠山景織子さん)が心配していました。

記者たちから離れて静かに静養するため、大友さんは内海家の3人をどこかのホテルへ連れて行っていたのですが、そこでの、大友さんと貴也君がサッカーで馴染んでいく場面がとても良かったです。

大友さんがお誕生日にサッカーボールをプレゼントしていた息子の優斗君は、少し運動音痴の子らしいのですが、貴也君はサッカーの好きなボールの扱いの上手い子だったようでした。黙っている貴也君の隣から、少し離れた場所の庭の清掃員の置いていたかごにボールを蹴り入れることに成功した大友さんを尊敬したらしい貴也君は、大友さんと少しずつ馴染んでいき、大友さんが失敗して清掃員の道具を倒してしまったのを見て声を出して笑い、直すのを手伝おうと大友さんに提案していて、ホテルのロビーから貴也君の姿を見ていた母親の瑞希さんと父親の貴義さんはとても喜んで、大友さんにお礼を言っていました。

大友さんは、貴義さんのそのような息子に対する優しい態度を知っていたので、貴義さんが自殺した銀行の支店長のかつての部下で不正融資にも関わっていたことを、福原さんと、福本さんに情報を提供するよう言われて説明していた武本さんから聞いて、貴義さんが融資先の工場の社長と社員に誘拐事件を頼んでいたことを知って、信じられない気持ちでいたのですが、話ができるようになった貴也君から聞いていた、連れて行かれた場所の金属音や鼓笛のような音が、事件当日の雨の日のその工場であったことに気付き、愕然としていました。

貴也君にも現場に来てもらい、大友さんたち警察は、鉄の階段とプラスチックの屋根に当たるパラパラという水の音を確認していました。工場の上階の隅には畳が敷かれていて、そこに貴也君は座らされていたということで、大友さんは貴義さんにも座るよう促すと、事件のことを自白して、子供は傷付けられないと思ったと言う貴義さんに、なぜ心が傷つくことを想像しなかったのかと怒って、これ以上貴也君が傷付かないよう、父親自身の口から真実を伝えるようにと話していました。この場面も、とても良かったです。

貴也君は、瑞希さんの子供ではあっても、貴義さんの子供ではなかったようで、それは結婚後に判明したらしいのですが、それでも貴義さんは自分の本当の子供として大切に思ってきたということを大友さんに話していました。でも、貴義さんには別の一面があって、不正融資した一億円を回収するために、自分の子供を誘拐させるという計画を立てたようでした。

脚本は中園健司さん、監督は内片輝さんでした。中園健司さんは、数年前のNHKの福岡発地域ドラマの「いつか逢う街」の方でもありました。私はこのドラマもとても好きでした。

今回のドラマも全体的にとても良かったのですが、特に映像が良かったように思います。最近のドラマによくあるような、手振れをしているような映像は全くなく、安定感があって、静かで、滑らかな映像でした。誘拐されて工場の畳の上に一人で座らされていた時の貴也君の寂しそうな姿が、その場所を見た時の大友さんの中にぼんやりと浮かび上がるような演出も、良かったです。

ただ、最後の、大友さんが義母の聖子さんや息子の優斗君ともいつの間にか親しくなったらしい新聞記者の沢登有香(黒谷友香さん)と再婚するかもしれないという件は、私としてはあまり必要がないように思えた、というか、ないほうが良かったようにも思えてしまいました。

その再婚の要素意外は、とても良かったです。

「ATARU」第7話

TBSの日曜劇場「ATARU(アタル)」の第7話を見ました。

チョコザイ(中居正広さん)の洋服を洗濯するため、チョコザイと警視庁捜査一課の刑事の沢俊一(北村一輝さん)と蛯名舞子(栗山千明さん)は、コインランドリーに来ていたのですが、そこで2発の銃声を聞き、「スミス、M37」とつぶやくチョコザイの言葉を聞いた沢さんは、制服警官の拳銃と気付いて近くの交番へ向かい、そこで3人は、その交番勤務の警察官の和田拓馬(神保悟志さん)が胸の下辺りを銃で撃たれて仰向けに倒れている姿を目撃し、チョコザイも独自の捜査を始めていました。

チョコザイは、銃口が30cm以上離れていることをと指摘し、沢さんと蛯名さんは殺人事件と考えたのですが、警察は和田さんの手や制服の袖口から硝煙反応も出ているということから和田さんの死を自殺と断定し、これ以上捜査をしないことを沢さんたちに伝えていました。

銃声を聞いて交番へ行く途中、沢さんは、5年前まで自分や今は鑑識課にいる渥見怜志(田中哲司さん)の上司だった福留さん(升毅さん)の姿を目撃していて、その後喫茶店で会うと、福留元班長は、連絡先のメールのアドレスを沢さんに渡していました。

今回は、沢さんの過去が分かる回でもあったのですが、過去の沢さんのジーンズの中にシャツを入れている服装や薄毛で少し長髪?という不思議な髪型が面白くて何だか気になってしまい、私には5年前の事件のことがあまり頭に入って来なかったのですが、沢さんにもう少し外見に気を使うようにと話していた5年前の福留班長は、上司からの圧力に押されて、福留班が捜し出した人物が犯人ではないことを知りながら逮捕しかけていたものの、冤罪を作りかけている自分の行動に耐えかねて、その容疑者を確保する直前に逃走し、「スミス&ウェッソンM37」を持ったまま、以後行方不明になっていたようでした。部下の渥見さんと沢さんは、福留さんが逃げた後、当時は沢さんとは反対に髪の多かった犬飼甲子郎(中村靖日さん)の指示を聞きながら、その予定の人物を追跡し、逮捕したのですが、それは誤認逮捕でした。

病院にいっていたはずのチョコザイは、なぜかアメリカ大使館のラリー井上(村上弘明さん)のところにいて、井上さんが盗聴器?の電池を換えている後ろでホットドッグを食べながら、「蛯名は違う」と話していて、井上さんはチョコザイの手を洗いながら、何が違うのかを考えていました。

蛯名さんが自宅でチョコザイを探している時、部屋の窓を叩く音がしたので開けると、そこにチョコザイがいて、右手でカチャッとしながら、自分の部屋が「鍵のかかった部屋」であることを蛯名さんに伝えていました。

警察署の壁の蛯名さんのポスターを見ていたチョコザイは、その後ろに隠されていた1発目の銃弾の痕を発見していたのですが、交番の地域課長の味谷恭一郎(渡洋史さん)は元からあったものとごまかしていて、本当のことを知っているらしい巡査の柏原由美(ICONIQさん)は、少しずつ事実を沢さんに伝えようとしていました。

事件当夜にすれ違った福留さんのことが気になっていた沢さんは、柏原さんから監視カメラの映像をもらっていたのですが、沢さんから預かった蛯名さんは、チョコザイの部屋へ行った時に押し入って来た黒い服の二人組の男にそれを奪われていました。

和田さんのお葬式には、警察関係者は出席しないようにということになっていたようでした。現場に残されていた和田さんの携帯電話を見ていた沢さんと蛯名さんは、窓を叩いていたチョコザイから、その携帯電話の和田さんの指紋について「死んでいます」と言い、鑑識課から持ってきた指紋の鑑定書類を見せていました。残されていた和田さんの指紋は、何者かが和田さんの携帯電話から証拠のメールを消した後、亡くなった和田さんの指紋を付けたようでした。

沢さんから福留さんのメールのアドレスを教えてもらったチョコザイは、パソコンを使って何かをしていたのですが、それは蛯名さんの携帯電話に福留さんの送ったメールを転送していたのでした。

福留さんのいるホテルに向かった沢さんと蛯名さんは、福留さんが拳銃で自殺をしようとしているのを止め、和田さんの死が自殺によるものであることを話していました。

チョコザイが蛯名さんに転送したメールは、福留さんが拳銃自殺を他殺に見せる方法を書いて、和田さんに送っていたものでした。柏原さんは、和田さんが味谷さんから執拗にいびられて苦しんで拳銃自殺をしようとしていたことを沢さんたちに話していたのですが、福留さんも同期の和田さんの悩みを知り、かつての自分の苦しみと重ねて、和田さんをその苦しみから解放しようと、他殺に見える自殺の方法を教えたようでした。

自分が和田さんを殺したという遺書を書いて死のうとしていた福留さんは、和田さんとその遺族のためにも、和田さんの死は他殺でなくてはならないと話していたのですが、蛯名さんは、和田さんを楽にしたかったのではなく、自分が楽になりたかっただけだろうと福留さんに話していました。

和田さんは福留さんからのメールを消し忘れていて、現場検証をした警察はそれを見て他殺を偽装した自殺であることに気付いていたらしく、上層部は自殺幇助をしたのが元警官だったことを隠すために、自殺と公表したようでした。

「捜査を終わります」とつぶやいたチョコザイは、また強く鞄の紐を掴んでいて、手から血を流していました。

今回の冒頭では、蛯名さんは、以前父親の達夫(利重剛さん)から言われたように、チョコザイの朝食の「どん兵衛」のカレースープをうどんと分けて作って出していました。達夫さんがチョコザイのことを「チョコ君」と呼んでいたのも、意外とかわいい感じがしました。

あと、渥見さんの語尾に「のね」と付ける口調は、頻繁に出産を繰り返しているので常に苛立っている?奥さんとの摩擦を避けるために渥見さんが考案したものだったようです。

前回の最後、犬飼さんと通りすがりの女性がラリー井上さんたちに拉致されていたと思うのですが、今回そのことについては何も描かれていなかったので、よく分かりませんでした。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム