「相棒season11」第17話

テレビ朝日のドラマ「相棒Eleven(season11)」の第17話「ビリー」を見ました。

今回は、来月下旬に公開予定の映画「相棒シリーズ X DAY」のための物語でもあったようでした。警視庁捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と、サイバー犯罪対策課の専門捜査官の岩月彬(田中圭さん)は、映画の中の話の時期(2012年の夏だそうです)に一緒に捜査を行ったことがあり、今回のドラマはその約半年後の物語ということでした。「花の里」の2代目女将の月本幸子(鈴木杏樹さん)とも、岩月さんは映画の物語の中で先に会っていたようでした。

伊丹さんと、伊丹さんを尊敬しているらしい岩月さんの存在も良かったですし、三浦信輔(大谷亮介さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)も特命係の杉下右京(水谷豊さん)と甲斐享(成宮寛貴さん)と一緒に捜査をしていたので、その間の会話も面白かったですし、伊丹さんと右京さんが被害に遭った女性たちに少し無神経なことを言って「女心が分からない」と聴取に一時参加できなかったりしていたのも何だか面白かったです。

ただ、事件は、「フェイスグッド」という「フェイスブック」のようなSNSでの“成りすまし”による結婚詐欺事件が中心だったので、SNSのこともそうなのですが、インターネットで預金残高を調べることのできる銀行とか、不正サクセスとか、インターネット上のCM用の動画とか、騙されてお金を送金するとか、私には内容が少し難しく思えるところも多かったです。

天井のない駐車場のような場所で無職の尾藤正和(桜木信介さん)の刺殺体が発見されたのですが、そばには銀行の袋に入った100万円が残されていました。鑑識課の米沢守(六角精児さん)によると、尾藤さんは名義の異なる複数の携帯電話(スマートフォン)を扱っていました。

享さんの恋人の笛吹悦子(真飛聖さん)は、「フェイスグッド」を使っている人だったようで、享さんは特命係の部屋で角田六郎(山西惇さん)たちと見ていたのですが、使い方の説明を聞いた右京さんは、もしも殺人事件が起きた場合、このサイトでの会話の中には、殺人の動機も隠されているかもしれないし、友人として登録されている人の中に犯人がいるということにもなるかもしれない、というようなことを享さんたちに話していました。

殺された尾藤さんは、「ビリー」という名前で、ピアノとスキューバーダイビイングを趣味にしているアメリカ人のモデル兼モデル会社の社長として「フェイスグッド」に登録をしていました。その中から、村井今日子(占部房子さん)と、川島真里(野口かおるさん)という二人の女性が浮上し、右京さんや伊丹さんたちが聴取をすることになりました。

村井さんは、SNSで知り合い、結婚をする予定だった「ビリー」が尾藤さんだと知り、ショックを受けていました。伊丹さんと右京さんは、傷付いている村井さんに、結婚詐欺に引っかかった女性という態度で接してしまったため、怒った村井さんから聴取を断られ、お店の2階へ追いやられていました。三浦さんが丁寧に話を聞いたことで、村井さんは「ビリー」の件を話してくれたようでした。

その頃、2階の右京さんは、テーブルの下のごみ箱の中に村井さん宛ての封筒が丸められて捨てられているのを見つけ、それが右京さんの好きな「イーニアス」というブランドの靴のメーカーからのものだったことからも、何か気になった様子だったのですが、伊丹さんは特に気にならなかったようでした。

もう一人の結婚詐欺の被害女性の川島さんは、「ビリー」からの外国のお土産が現地から送られたことから、「ビリー」がその国にいると信じ込み、その国でお金が足りなくて足止めされて困っているというような送金の催促のメールに応じてしまっていたようでした。川島さんは、今まで結婚をすることができなかった自分の人生を逆転させることができるかもしれないという期待から、「ビリー」の結婚詐欺の罠にはまってしまったということを、自分でも少し反省していました。

村井さんも、川島さんも、「ビリー」に見るように言われたのか、インターネット上の銀行の「ビリー」の口座にアクセスし、たくさんの残高を見て、「ビリー」がアメリカ人の会社経営者であることなどを信じてしまっていたようでした。

川島さんの話を伊丹さんたちと聞きながら、隣で川島さんパソコンを見ていた右京さんは、その中に「ビリー」から送られてきたという、大きな家の前で犬と遊ぶビリーの様子の動画を見つけ、それが編集されたものであることを気にしていました。尾藤さんは、この動画を勝手に利用し、そこに映っている人物に成りすましていたようでした。

サイバー犯罪ということで、右京さんは岩月さんやその同僚の小田切亜紀(関めぐみさん)に捜査協力を頼んでいたのですが、それにより、動画が「イーニアス」の中国向けのネットCM用の動画だったこと、それが尾藤さんの殺害事件後に誰かからの削除依頼を受けて削除されていることが分かりました。

「イーニアス」の会社を訪れた右京さんと享さんと岩月さんは、社員の男性から、CMに起用した「ビリー」の顔の人物が、東京在住のイギリス人モデルのジョン・エリオットという人であることを聞き、それから村井さんがこのモデルの男性に騙されたと苦情を言いに来たことなどを聞いていたのですが、その時ちょうど村井さんがやって来て、刑事たちが来ているのを見て、慌てて逃げていました。村井さんは謝罪のために会社へ来ていたようでした。

尾藤さんは、「ビリー」に成りすますため、通っていたバーの常連客たちから、ピアノの知識やスキューバーダイビングの知識を得て、詐欺に活用していたようでした。

右京さんに頼まれて調べていた小田切さんは、動画の削除依頼をした人物と同じ人物が、イギリス行きの飛行機の予約をしているらしいことを突き止め、右京さんと享さんと岩月さんたちは、犯人逮捕のため、急いで空港へ向かっていました。

空港には、スコッチを買い付けに行くためイギリスへ行くと話していたバーの店主の野田さんがいたのですが、右京さんは、店主に挨拶をすると、店主の横を通り過ぎ、その向こうを歩いていたジョン・エリオットさんを呼び止めていました。

エリオットさんは、正当防衛だったと主張していました。エリオットさんは、尾藤さんが自分の写真を使って成りすましていることに気付き、二度と使うなという忠告をするために尾藤さんと会う約束をしたようでした。尾藤さんは、警察には言わないでほしいと、口止め料として100万円をエリオットさんに差し出していたのですが、エリオットさんはそれを断固拒否していて、反対に怒った尾藤さんがエリオットさんをナイフで刺そうとしてもみ合いになり、止めようとしたエリオットさんは尾藤さんを刺してしまい、尾藤さんのナイフを持ったまま逃げ出してしまった、ということでした。

空港へ来る前、右京さんは、米沢さんが調べていた事件現場の靴跡を確認していたのですが、それが「イーニアス」のものであり、エリオットさんの履いている靴と一致するだろうということを、エリオットさんに伝えていました。この辺りの4人の会話は英語で行われていて、日本語の字幕が出ていました。

また、捜査一課に犯人を引き渡したということで、その後芹沢さんが、岩月さんと享さんにエリオットさんが仕事のために事件後すぐに出国しなかったのだという事情を説明していました。

事件解決後、岩月さんは、右京さんが動画を見て編集されているのが「靴」の部分だったことに着目したことに感心し、尊敬する伊丹さんが話していた通りに、右京さんの捜査に無駄な捜査はなかったのだと、享さんに話していました。それでも、一方ではまだ右京さんが伊丹刑事の信頼するほどの警察官なのかどうかについて疑問を持っている岩月さんに、享さんは、一言では説明するのが難しい人だけれど、少し付き合ってみれば分かりますよと言って、別れていました。

今度の映画「X DAY」と同じく、脚本は櫻井武晴さん、監督は橋本一さんでした。

最後のエリオットさんの逮捕の場面で右京さんが話していたことによると、エリオットさんは、殺害事件当日に履いていた靴を、その後もそのまま履き続けていたということになるのでしょうか。

エリオットさんに事件を隠蔽するつもりがそもそもなかったのか、捜査が及ばないだろうと思っていたのか、私にはよく分からなかったのですが、例えばドラマなどの事件では(実際の事件でもそうなのかもしれないのですが)、犯人が事件当日に身に着けていたものは、処分されていることが多いような気がします。いろいろなところに目を向ける捜査段階は良かったと思うので、事件の顛末のその靴の問題が、私には少し不自然だったようにも思えてしまいました。

あと、最後、右京さんは、ずっと欲しがっていた「イーニアス」の靴を誰かから贈られていたようで、嬉しそうにしていました。誰から贈られたものだったのか、よく分からなかったのですが、いろいろなところで右京さんはこの靴が欲しいと言っていたので、私としては、今回一緒に捜査をした岩月さんが右京さんに贈ったものなのかもしれないなとも思いました。

事件そのものが良く描かれていたというのとは少し違うのですが、右京さんや伊丹さんたちの関わりが描かれていたので、その辺りに“「相棒」らしさ”のようなものが出ていて、意外と楽しい回になっていたような気がします。

「ただいま母さん」

先日のNHKのBSプレミアムで放送されていたプレミアムドラマ「ただいま母さん」を見ました。

何だろうと思い、何となく気になって録画をしておいたドラマでした。

ある朝、今日は仕事を休むと言い出した夫のタカオ(甲本雅裕さん)は、不審そうな妻ヤスコ(南果歩さん)に、部屋を訪れた「ユウイチ」と名乗り、自分はタカオさんの息子だという謎の青年(永山絢斗さん)を友達だと言って紹介していたのですが、青年が、タカオさんの妻であるならヤスコさんは僕の母さんだと言って抱きつくと、しばらくしてヤスコさんは気を失って寝込んでしまったようでした。

目を覚ましたヤスコさんは、タカオさんの部屋にいたユウイチさんに、初めまして、と何事もなかったように笑顔で挨拶をしていて、それから少しして楽しそうに手土産を持ってやって来たヤスコさんの兄の源一郎(草刈正雄さん)は、会いに来たユウイチさんとの関係を、ヤスコさんにも理解してもらおうとヤスコさんに説明をし始めたのですが、ヤスコさんの意識はまた遠くへ行ってしまっていました。

20歳になったと話していたユウイチさんは、幽霊のような存在でした。タカオさんとヤスコさんの、14年前に事故で亡くなった一人息子だったのです。6歳で亡くなったユウイチさんは、翌年の命日に7歳になって「ただいま」と帰ってきて、それから毎年、命日になると、一歳ずつ年齢を重ねながら、家族に会いに帰ってくるようになったようでした。朝家に来て、夜になるとどこかへ帰っていくということでした。

息子を事故で失ったヤスコさんは、ショックのあまり、息子の存在を忘れ、ユウイチさんのことを少しでも思い出そうとすると、気を失い、0に戻ってしまう、ということでした。

そのため、タカオさんは、ヤスコさんが混乱しないように、家の中からユウイチさんの痕跡を消し、仏壇は自分の部屋のクローゼットのスーツの奥に隠していました。

20歳になったユウイチさんは、20歳という年齢に区切りを感じていたようで、一般的には「自立」をする年齢だから、今の自分の状態にもそのような自立の時期が来ているのかもしれないと少し寂しく思っていたようでした。そして、来年には家に来ることができるかどうか分からないからと話し、父親と伯父に、20歳のお祝いとして、みんなで嘘をついて母親を巻き込んで楽しく暮らしたいと提案していました。

最初ユウイチさんは、三途の川の向こうから来たなどと「本当のこと」を混ぜて話そうとして、ヤスコさんの意識が少し遠退きそうになっていたので、遠くから来た芸術家のユウイチだということにしていました。

芸術家のユウイチさんは、音の鳴らない鳩時計の隣の白い壁に黒いペンで大きく「ユウイチ」とサインを書いてしまっていたのですが、それを見たヤスコさんは、突然涙を流し、これすごいね、胸に訴えてくる、と感動し、今度「家族」というテーマで個展を開くのだけれど、6歳の時に両親を失ってしまって家族を知らないから、一日家族体験をさせてほしいというユウイチさんの願いに快く協力することにしたのでした。

タケオさんが兄に話していたことによると、亡くなる前のユウイチさんに、ヤスコさんはカタカナを教えていたのだそうです。

「家族体験」が始まり、ヤスコさんとユウイチさんと源一郎さんはそれなりに楽しんでいたのですが、タケオさんは「後始末」のことを心配して、あまり楽しむことができずにいました。

夕食の仕度ができた頃、何も憶えていないヤスコさんは、人が大事にしているものを大事にしないとタケオさんへの苦情を言い始め、タケオさんは、お前が一番大事にしていたけれど消えたものは、お前が自分で消したものなんだからな、となぞなぞのようなことを言って反論していたのですが、ヤスコさんは、私の中から消えたものなら、それは大事にしていなかったものだと言い返し、それを隣の席で聞いていたユウイチさんは、少し寂しそうにして、それから明るく食事の話題に切り替えていました。

タケオさんは、母親が言ったことについて、お前のことを消していないから思い出すと倒れるのだとユウイチさんをフォローしていました。

ヤスコさんの作った夕食はハンバーグだったのですが、突然ユウイチさんはタケオさんのハンバーグにマヨネーズをかけ始め、うんざりしているタケオさんに、いつもかけているとヤスコさんも笑っていたのですが、それは小さい頃のユウイチさん(髙木陸さん)がしていたことだったようで、ユウイチ?とユウイチさんを見て思い出した様子のヤスコさんは、突然椅子から転がるように床に倒れ、支えるタケオさんに、あの子がいなくなったら生きていけないよ、死にたいよ、どうしてあの子が死ななくちゃいけないの、と混乱して泣き叫んでいました。

タケオさんは、俺が一人になっちゃうだろ、と穏やかに冷静になだめていたのですが、その様子を見ていたユウイチさんは何なのと驚き、あとちょっとだけと母親にすがりついていました。

その時、ユウイチさんは生きていた頃の記憶を思い出していたようでした。両親に大切に育てられていたことや、楽しかった毎日を思い出したようでした。鳩時計の「ポッポ」と鳴くのを、母親と嬉しそうに見ていました。タケオさんに支えられながら倒れていたヤスコさんも、一緒に昔のことを思い出していたようでした。

夜、ヤスコさんが寝込んでいる間、タケオさんは部屋に来たユウイチさんに、ヤスコさんのことで時々疲れてしまい、辛い記憶を消しているヤスコさんや亡くなったユウイチさんの立場を羨ましく思うこともあるけれど、いつか平穏な日々が来ることを信じて待っていると話していました。

帰ることになったユウイチさんをタケオさんが見送ろうとしていると、玄関にヤスコさんが来て、どなた?と尋ねていたのですが、ふいに、行ってらっしゃい、とユウイチさんに声を掛け、自身でもその言葉に少し驚きつつ、だってユウイチでしょう?芸術家の、帰るの?と、ユウイチさんのことを思い出していました。一度気を失ったヤスコさんは、ユウイチさんが6歳で亡くなった息子だということまでは思い出してはいなかったのですが、芸術家のユウイチさんというところからの記憶を留めることができていたようでした。

ユウイチさんは、良いお母さんでしたし、良いお父さんでした、短い時間だったけれどすごく幸せでした、愛してくれてありがとう、とお礼を言っていました。タケオさんは、お前がいなくなったら生きていけないと思っていたけれど、生きることができたのだから、これからも生きていくのだろうと話し、それからヤスコさんに、何か遠くへ出かける息子を送り出す時の言葉を言ってほしいと頼んでいました。

少し考えて、ヤスコさんは、気をつけてね、とユウイチさんに言って、「行ってらっしゃい」と送り出していました。ソファの上で少し目を覚まして、親子のやり取りを聞いていた源一郎さんも、「行ってらっしゃい」と小さく声を掛けていました。

そうして、「行ってきます」と、ユウイチさんは玄関の白いドアを開けて、出掛けていきました。

翌朝、朝食を食べながら、タケオさんはヤスコさんと離婚すると言ったりしないと言ったりしていたのですが、出かける直前に、「お前は気付いていないかもしれないけれど、お前には俺がいないとダメなんだからな。ざまーみろ」と、またヤスコさんにとってはなぞなぞのような捨て台詞を言って出勤していました。

それまではずっと室内の場面だったのですが、最後は明るい空の下の場面でした。マンションの外の道でお弁当を渡してタケオさんを見送っていたヤスコさんは、すれ違った親子にも明るく話しかけて、家に帰って行きました。

脚本は櫻井智也さんで、演出は松浦禎久さん、音楽はサキタハジメさんでした。櫻井智也さんは、劇作家の方だそうです。

甲本雅裕さんのタカオさんも、南果歩さんのヤスコさんも、草刈正雄さんの源一郎さんも、永山絢斗さんのユウイチさんも、とても良かったです。

台詞も、とても自然というか、不自然ではないというか、切実なのですが、そのシリアスの要素と、コミカルの要素とのバランスが良かったのだと思います。息子の死を思い出した時のヤスコさんの叫びがとても悲しいものだったので、辛かったのですが、ヤスコさんの透明な感じもあって、全体的には不思議なほど、明るくて、さわやかなドラマになっていました。

鳴かない鳩時計の謎も、カタカナの「ユウイチ」の文字の謎も、きれいに回収され、まとまっていたように思います。

ユウイチさんが来年も両親の元へ戻って来るのかどうかは分からないのですが、どちらにしても、それまでの年より、命日を穏やかに過ごすことができるのではないかなと思いました。

天国?でのユウイチさんは、白い部屋で膝を抱えて座っているらしく、ユウイチさんのいる天国にお花畑がないということを、源一郎さんやタケオさんはがっかりしていました。その時の「お花畑があったら何だって言うの?」というユウイチさんの台詞も何だか面白かったのですが、そのような細かい会話もいろいろ楽しく、最後まで見ることができました。

上手く伝えることができないのですが、優しくて、とてもすてきなドラマだったのだと思います。私はドラマの事前情報を知らないままでいることが多いので、今回のドラマも何気なく見ることにした作品だったのですが、見て良かったです。

「サキ」第8話

フジテレビのドラマ「サキ」の第8話を見ました。

姉の網浜サキ(仲間由紀恵さん)から、私たちは本当の兄弟ではないと告げられ、血のつながりを何の疑いもなく信じている人たちを見ると虫唾が走るとまで言われてショックを受けていた雑誌記者の新田隼人(三浦翔平さん)は、呆然自失の状態でサキさんのマンションを出ていて、ぼんやりと街を歩いていると、サラリーマン風の不良の人とぶつかり、その人から一方的に殴られたり蹴られたりして、無抵抗のまま倒れていました。

サラリーマン風の人が立ち去ると、隼人さんもまた立ち上がって歩き出していたのですが、その後、隼人さんは、サキさんのことを調べるため、サキさんの実家のある静岡へ向かっていました。隼人さんは仕事を放り出してしまっていたようで、取材先から隼人さんが来ていないという連絡を受けた先輩記者の濱田直美(内田有紀さん)と、隼人さんから仕事を休む旨のメールが送られてきた同僚の岩城利也(石黒英雄さん)は、少し心配をしていました。

港南総合病院の理事長の須藤繁之(高嶋政伸さん)の妻の恵(富田靖子さん)は、息子の和繁(庄野崎謙さん)が家に連れて来たサキさんが和繁さんよりも10歳年上であるということを気にしていました。病院を訪れた恵さんは、小児科の看護師のサキさんが入院中の男の子と和やかに遊んでいるところを遠くから見ていたのですが、気付いたサキさんに、お母さん、と声を掛けられ、サキさんのほうへ歩み寄っていました。

喫茶店へ入ったサキさんは、和繁さんの母親に名前を尋ね、恵さんって呼んでもいいですか?と訊き、それから自分の年上の友人の話だとして、その女性の年下の夫に若い愛人がいて、女性と夫との間に子供はいなかったが、愛人との間には子供が生まれることになり、年下の夫は女性と離婚をして、愛人の女性と再婚をした、という話をしていました。

略奪したほうの奥さんは幸せになれるかしら、愛人のために妻を捨てるような男性を夫にして、自分もいつか夫に捨てられるのではないかと夫のことを心の底から信じることができず、自ら幸せを壊すようなことをしてしまうのではないか、それはとても不幸なことだ、というようなことを、サキさんは恵さんに話し、その話の内容を自分の事実と重ねて不安そうに聞いていた恵さんは、サキさんが自分の過去を知っているのではないか、病院内でも噂になっているのではないかなどのことも密かに心配し、動揺していました。

その頃、直美さんと岩城さんは、自殺をした元IT企業の社長の中川肇(姜暢雄さん)の婚約者の前沢さんから連絡を受け、会って話を聞くことにしていました。前沢さんは、自殺をする3か月前、入院した後に中川さんの性格が変化し、急に「本当の幸せとは何か」と考えるようになったと話し、女性の影があることも話していたのですが、その女性を見たことはないということでした。

須藤家に招待されたサキさんは、理事長と恵さんと和繁さんと食事をしていたのですが、和繁さんの右腕の傷の話題になり、和繁さんはその傷について、高校生の頃、万引きをしてバイクで逃走中に、転倒して大怪我を負ったものだと明るく言い、もう時効だよね、と笑っていて、両親は、病院に運ばれて来た時には本当に心配したのだと話していました。

それから雨が降り出し、和繁さんの提案で、サキさんは須藤家に泊まることになりました。夜、起きていた理事長が明かりの点いたリビングへ降りて来ると、そこにはサキさんが一人でいて、須藤家の家族写真を眺めていました。須藤家に慣れた雰囲気のサキさんは、理事長にお酒を勧めようとしていたのですが、理事長は誤解されると困るからと断っていました。

自室へ戻ろうとする理事長を、サキさんは呼び止め、明日は母の命日なんです、と切り出し、母は5人の男に殺されたんです、と話していました。それから過去の命日の思い出を遡って話し始め、3年前は母の家へ行った、4年前はお墓参りをした、5年前は日本にいることができずに海外へ行った、6年前は母と会っていました、と話すサキさんから、6年前のこの日に理事長は何をしていましたかと尋ねられた須藤理事長は、サキさんの言葉に戸惑って、不気味そうに固まっていたのですが、何か思い当たることがあったようでした。

翌朝、サキさんは恵さんの赤い車で駅まで送ってもらっていました。駅前に到着すると、サキさんは、年上の友人の話の続きをし出し、その愛人を悪いとは思わない、正直な人だったのだと思う、愛人は友人の夫を奪ったが、相手には子供もいなかったことだし、夫を奪われたことは相手の将来にとっても幸せなことだったのではないか、というようなことを恵さんに話していました。それを聞いていた恵さんは、自分の過去もそうだったことを話し、サキさんが話していたように夫がいつか自分の元を離れていくのではないかと不安だったと涙を流しながら告白していました。

サキさんは、相手にとって魅力があり続けることでしか相手をつなぎとめる方法はないのかもしれない、と穏やかに結論付け、自分の行動を肯定されたようだった恵さんは、何か巣食われたようにすっきりとした感じで、車を降りて挨拶をするサキさんに、また家へ来てねと元気に見送っていました。

静岡へ来ていた隼人さんは、サキさんの実家の「網浜医院」を訪れていました。病院は閉まっていたのですが、応対に出たのはサキさんの養父の院長(藤田宗久さん)で、サキさんにお世話になったと言った隼人さんに、養護施設のボランティアですか、と少しほっとしたようになり、サキは東京にいると伝えていました。

地元の養護施設「こどもの家」を訪れた隼人さんは、職員の女性にサキさんのことを尋ねていました。職員の人は、サキさんのことをよく憶えていて、子供と楽しそうに写っている昔の写真を、隼人さんに見せていて、今のサキさんが小児科の看護師をしているということを隼人さんから聞くと、良かったと嬉しそうに涙を流し、あの子は辛い思いをして育った、母親から愛されなかったのだと、サキさんの過去を隼人さんに話していました。

過去の場面によると、サキさんを育てることになった網浜家には、サキさんの兄か弟がいたようなのですが、サキさんの養母は、サキさんとその男の子とを差別して接していたようでした。虐待をされていたのか、小さいサキさんは汚れた身なりをして、お腹を空かせ、玄関先で、お母さん、と繰り返し呼びながら泣いていました。

隼人さんが帰宅すると、野中百合香(黒川芽以さん)が、サキさんに教えてもらったレシピの肉じゃがを作って待っていました。親切な百合香さんの肉じゃがを見て、隼人さんは、サキさんの最初の肉じゃがのことや、お墓参りの時のことを思い出していました。

サキさんも、にんじんを切って、母親の味と同じ味の肉じゃがを作っていたようでした。命日の28日、真白のダイヤモンドリリーの花束を持ったサキさんは、母親(朝加真由美さん)と会うはずだった歩道橋へ来ていました。

須藤家では、何か思い詰めた様子の理事長が、サキさんは止めておけと和繁さんに言っていて、すると台所にいた恵さんが、あの人のどこがいけないの、と急に大きな声で猛反発し、和繁さんも理由がないのに反対するのかと父親に怒り、家族は険悪な雰囲気になっていました。

相手を破滅させる謎の女性のことを調べ始めていた直美さんと岩城さんは、逮捕された本田典史(岡田義徳さん)の元同僚の浦田道子(伊藤麻実子さん)に、本田さんと会っていた女性の外見を尋ねていました。道子さんは、髪の長いきれいな人でした、と言った後、少し考えて、きれいな女性なのにネイルをしておらず、爪が短かったと思い出していました。

それを聞いた直美さんと岩城さんは、爪を短くしているのは職業柄かと考え、中川さんが入院後に変わったというところからも、共通しているのは同じ看護師の女性ではないかというところへたどり着いていました。

脚本は渡辺千穂さん、演出は小松隆志さんでした。第8話も面白かったです。

サキさんと隼人さんは、やはり姉と弟であるように思えました。それでも、サキさんが隼人さんを突き放した理由は不明のままです。

今回、理事長はサキさんの誘いに乗らなかったのですが、結局、須藤家には少しひびが入ったようになっていました。サキさんは、母親の命日の件を、いずれにしても理事長に伝えるつもりだったのではないかと思うのですが、お酒の誘いを断られるということも、考慮に入れていたのでしょうか。

和繁さんの、高校生の頃「万引き」をして逃げて怪我をしたという話を聞いていた時のサキさんの周囲の映像が魚眼レンズのように少し歪んでいたので、そのことが、サキさんの母親の死と何か関係があるのかなと思いました。

予告の映像によると、次回は須藤理事長が直接追い詰められることになる様子でした。

「終電バイバイ」第7話

TBSの深夜の「ドラマNEO」の「終電バイバイ」の第7話「第七夜 溝の口駅」を見ました。

第7話は、明日の昼までに納品しなければならない番組の制作が上手く行かず、謎の人物(谷中敦さん)の駅前の演奏を聴いてぼんやりとしていた、ドキュメンタリー番組制作会社のADの小池貴志(濱田岳さん)が、終電後の駅構内でダンスの練習をしている3人の若者と、3人のホームレスとが言い争いをしている場面に遭遇し、この二組をテーマにした番組を撮ろうと、路上から24時間営業のカラオケ店へ場所を移してお互いの意見を聞いているうちに、それぞれが一生懸命生きていることを知り、自分の上司でプロデューサーの権田(眞島秀和さん)との関係を見直し始め、密かに行っていた転職活動を止めて、今の職場で頑張っていこうと決める、というような話でした。

ホームレスの3人は、頑固な加持さん(飯田孝男さん)、元社長の浅井さん(清水一彰さん)、息子と連絡が取れないままのよしえ(ふくまつみさん)で、ダンスの大会のために練習をしている3人は、タクヤ(滝口幸広さん)、ミキ(荒井玲良さん)、ヤスヒロ(白倉裕二さん)でした。加持さんたちは、若者に駅構内?の居場所を奪われたと怒っていたのですが、若者たちは、ホームレスの人たちが勝手に怒って自分たちに嫌がらせをしてくるのだと主張していました。

お互いに食い違う話を聞きに行っていた小池さんは、道を往復している最中、謎の人物にぶつかり、まだ手を差し伸べられていることに気付かないのかと言われ、上司の権田さんに言われたことを思い出していました。

権田さんは、小池さんが密かに転職活動をしていることを知りながら、小池さんがいつか自分から言い出す時が来るまで黙っていようと思っていたようでした。そのことを知った小池さんは、少し気まずい思いをしていたようなのですが、ホームレスの人たちとダンサーの若者たちの争いも、お互いに自分のことを主張し合うだけでは解決しないということを理解し、権田さんが自分を立派なディレクターにしようとしている優しさにも気付くようになっていったようでした。

そうして、番組の映像は無事に撮影することができたようで、明け方になる頃、小池さんはホームレスの人たちやダンサーたちに惜しまれつつ、笑顔で別れていました。以前に駅前にいた頃、加持さんが怒鳴って追い出し、ずっと帰って来るのを待っていたという「木村」とは、白い犬のことだったようでした。野良犬?とは思えないほど、きれいな毛並みのかわいい犬でした。

明るくなってきた頃、歩いていた小池さんは、これからもディレクターとして頑張ることを決意したように、「履歴書」を丸めてポケットにしまっていました。

脚本と演出は、清水健太さんでした。

今回も、「終電」を過ぎた時間の物語であるという設定以外、「終電」を逃したということは、内容とはそれほど関係がなかったように思います。

最初は、アシスタントディレクターの小池さんが、ホームレスと若者たちの争いを、自分の番組制作に利用しようとしているようにも思えたのですが、最後は、二組の話を聞いていた小池さんが自身の迷いと重ねて解決していくという“良い話”にまとまっていて、それなりに良かったように思います。

上司の権田さんのどのような仕事への態度が、小池さんには不満だったのかというようなところが、ドラマを見ていた私にはいまいちよく分からなかったのですが、加持さんたちもタクヤさんたちも、少し言葉の足りない人たちということのようだったので、権田さんも小池さんも、そのような感じだったのかなとも思いました。

良い人間関係というか、良いコミュニケーションのためには、自分の考えを主張することと、相手の主張を聞くことのバランスが大切ということだと思うのですが、やはりそれは意外と難しいことでもあって、私もよく失敗をしてしまいます。たくさんの私の失敗の中には、私自身が気付いていないものも多く含まれているのではないかと思います。

誰もが自分のことで精一杯なのだから相手にあまり期待をし過ぎてはいけないとか、上手く行かないことを人のせいにしてはいけないとか、そのようなことも小池さんは言われていたので、ドラマを見ていた私も、一応気を付けているつもりではあるのですが、もしかしたらいつの間にかそのようになってしまうかもしれないので、改めて気をつけようと思いました。

「ビブリア古書堂の事件手帖」第7話

フジテレビの月9枠のドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」の第7話を見ました。

前回の最後の場面から始まっていたのですが、病院の屋上は一面水に濡れていて、いつの間にか外には雨が降っていたようでした。

太宰治の『晩年』の件で「ビブリア古書堂」の店主の篠川栞子(剛力彩芽さん)を追い詰める“せどり屋”の笠井菊哉(田中圭さん)も、笠井さんから逃げている栞子さんも、栞子さんを助けに向かったアルバイト店員の五浦大輔(AKIRAさん)も、雨に濡れていたのですが、栞子さんが表紙を外側に向けて抱えていた本にも雨が降り、水が染み込んでいたことには、ドラマを見ていて本当に驚きました。

しかも、終わりにします、と笠井さんに言った栞子さんは、ライターを取り出して持っていた本に火をつけ、燃えた本をそのまま屋上から外側に投げて、病院の玄関付近の地面に落としていたので、さらに驚きました。

下を人や犬などが歩いていたら危険ですし、本を水に濡らしたり燃やしたりする栞子さんの行動は、本を大切に思っている人の行動とは、全く思えませんでした。本がレプリカだとしてもです。笠井さんも、本に雨がかかったままになっているその時点で、栞子さんの行動のおかしいことに気付くべきだったのかもしれません。

栞子さんは“お咎めなし”だったのでしょうか。地面で燃え尽きていく『晩年』を見て嘆いていた笠井さんは、その後逮捕されたようでした。拘置所の笠井さんは、会いに来た大輔さんに、太宰治が最初に出版した『晩年』の初版本について話していたのですが、それによると、その本は会社を経営していた当時の笠井さんの祖父が持っていたものだったようでした。笠井さんは、太宰治の展覧会で偶然祖父の本を見つけ、「ビブリア古書堂」の蔵書と知り、祖父の本を集め直すために、売ってほしいとしつこく栞子さんに頼んでいたようでした。

病室の栞子さんに、笠井さんのことを話していた大輔さんは、栞子さんが燃やした『晩年』は精巧なレプリカであったことを見抜き、本物はまだ金庫の中に収められているのではないか、笠井さんに諦めてもらうために『晩年』を燃やすところを見せたかったのではないかと、栞子さんの策略について尋ねていました。栞子さんは、メールの「大庭葉蔵」という名前と、「笠井菊哉」の領収書から、本の登場人物を名乗る笠井さんが犯人だと気付いていたようでした。

どうして一人で行動しようと思ったのかと大輔さんに訊かれた栞子さんは、五浦さんは本を読まないから私の気持ちが分からないと思ったのだと答えて謝り、それを聞いた大輔さんは、栞子さんの大切な本について「たかが本」と言ってしまっていたことを思い出して、申し訳ありませんでしたと謝っていました。

『晩年』にまつわる物語は、ここで終わりのようでした。

栞子さんと大輔さんが「ビブリア古書堂」で仕事をしていると、一人の男性(井浦新さん)がツバサ便と印刷された段ボール箱に本を入れて売りに来て、髪の短い店主について大輔さんに尋ねていました。栞子さんが挨拶をすると、少し意外そうにして、それから足塚不二雄の漫画『UTOPIA 最後の世界大戦』を売る場合はどのくらいになるかなど栞子さんに尋ねて、その本を駐車場の車へ取りに行くと言ってお店を出て行ったきり、戻って来ませんでした。

置き去りにされた段ボール箱を届けることにした松葉杖の栞子さんは、大輔さんの運転する車に乗りながら、途中まで書き込まれた住所と、持ち込まれた本の埃の状態から、西日の当たる台所に本棚のある部屋を探していたらしく、通りかかった古いアパートの1階の須藤さんのお宅の呼び鈴を鳴らし、ドアを開けた先ほどの男性に、段ボール箱の本を返していました。

二人を部屋の中に案内した須藤さんは、奥の棚の扉を開き、父親のコレクションだったというたくさんの藤子・F・不二雄の漫画本を見せていました。ビニールの袋に入った漫画がきれいに並べられていました。須藤さんは、『UTOPIA』は父親の形見に取って置くとして、それ以外の漫画を全て「ビブリア古書堂」へ売りたいと相談し、これがあなたの母親への気持ちです、と栞子さんに話していました。

『UTOPIA』に感動した栞子さんが中を見せてもらうと、「ビブリア古書堂」の値札が栞のように挟まっているのに気付いたのですが、そこには「2000円」と書かれていて、須藤さんは、前の店主はこの本の価値が分からなかったのでしょうと話していました。

須藤さんによると、10歳の頃、『UTOPIA』が東京の古書店で売られていることを新聞で知った父親(でんでんさん)は、急いで東京へ向かった後、本は誰かに万引きされた後だったと残念そうに戻ってきたそうです。それから、ある日、二人で押入れの段ボール箱へ台所の本棚から不要の本を詰め、「ビブリア古書堂」へ本を売りに行った際、父親は『UTOPIA』を抱えて、車の中で待っていた須藤さんのもとへ戻って来たということでした。

後日、父親が置き去りにしていた段ボール箱を返すため、栞子さんの母親(安田成美さん)が須藤家を探し当てて訪れ、父親と二人で夜まで何か話していたそうなのですが、その時のことを栞子さんに話していた須藤さんが「善意の第三者」と言うのを聞いた栞子さんは、何かはっとしたような感じで、須藤さんを見ていました。須藤さんは、父親の漫画を「ビブリア古書堂」へ売ることに決め、ほっとしていたようでした。

古書堂へ戻った栞子さんは、大輔さんから母親のことを訊かれ、須藤さんが話していた「善意の第三者」とは、母親が作り上げることにした架空の犯人だったのだと話していました。栞子さんの推理によると、須藤さんの父親は、東京の古書店で『UTOPIA』を盗み、押入れの段ボール箱の中に隠していたが、本を売りに行く際、須藤さんは気付かずにその箱の中に本を詰めてしまい、査定中の栞子さんの母親が取り出したのを見て慌てて持ち帰り、後日、自宅へやって来た栞子さんの母親から万引きの件を問い詰められ、『UTOPIA』のことを黙っておく代わりにその他の漫画雑誌のふろくの漫画などのコレクションを全て「ビブリア古書堂」へ譲渡するようにというような交換条件を出されて、それに従ったのではないかということでした。

栞子さんが買うことにした須藤家の遺品の漫画は、古いと言っても比較的新しい時期のものばかりだったのだそうです。栞子さんは、10年前のある日に突然失踪したという自分の母親のことを、そういう人です、と大輔さんに話していました。

そして栞子さんは、先日の『晩年』の件を大輔さんに謝り、これからは五浦さんを信じますと話していました。大輔さんも、本を読むことができるようになりたいと栞子さんに話して、わだかまりを解消していました。

脚本は相沢友子さん、演出は松山博昭さんでした。

物語の展開自体はそれなりに悪くはなかったとも思うのですが、本を水につけたり、燃やしたりという演出は、とても本を好きな人に向けて作られたドラマだとは思えないものだったように、私には思えてしまいました。

本を読む人の中には、本をお手洗いの棚?へ置いたり、お風呂へ持って行ったりする人もいるそうなのですが、私にはできないことです。料理を作っている手で料理の本を開くこともできないですし、本を読みながら食事をすることもできません。

本を濡らしたり燃やしたりなどする以外でも、今回のドラマの中では、例えば、栞子さんの母親のように、読んでいる途中の本をページを開いた状態で下に向けて置いておくというのも、私にはとてもできないことです。読み途中のページには薄い栞などを挟んで、丁寧に閉じておいたほうが良いような気がします。

高級な本だけではなく、普通の文庫本であっても雑誌であっても、それが新刊書であっても古書であっても、私は、汚さないように、できる限りきれいに扱いたいと思っています。それなので、今回のドラマの「本」への演出を、少し残念に思いました。
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Author:カンナ
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