「潜入探偵トカゲ」第7話

TBSのドラマ「潜入探偵トカゲ」の第7話を見ました。

ボクシングジムの前の道に、世界フェザー級チャンピオンの窪塚統一郎(石田卓也さん)の専属トレーナーの小森(島津健太郎さん)が転落死して頭から血を流しているのが発見され、警視庁捜査一課の班長の山根憲二(吹越満さん)たちは、頭に殴られた跡があったことから、自殺ではなく他殺を疑い、「クモ」の関与を考えていた刑事部長の岸森幹雄(遠藤憲一さん)は、トカゲの織部透(松田翔太さん)に潜入捜査を頼むことにしていました。岸森刑事部長は、織部さんのことを「クモ」のスパイでないとは言えないという考えを山根さんや槙原洋子(ミムラさん)に話していたのですが、「クモ」の調査を命じている寺島秀司(松岡昌宏さん)のことも疑っていて、茂手木圭太(豊原功補さん)についても、本当に死んだのかどうか分からないと疑いを持っていることを話していました。

「ヤナギ探偵事務所」の所長の柳田雅彦(伊東四朗さん)の指示で、織部さんは、アメリカから来たマック・田中という臨時のトレーナーに成り済ますことになり、助手の望月香里(蓮佛美沙子さん)は、記者に成り済ましていました。

窪塚さんに認められ、小森さんの代わりのトレーナーになったマックさんの織部さんは、記者の望月さんが窪塚さんに向けたカメラのフラッシュを過度に眩しそうにしていた窪塚さんの様子に少し疑問を持っていました。

窪塚さんの家に招待された織部さんは、ジムの会長の益子桔平(六平直政さん)から、窪塚さんが二週間後の試合に勝って息子をリングに上げたいと願っていることや、荒れていた窪塚さんを拾った親として最後まで見届けたいことなどを聞いていました。

夜、織部さんがジムに潜入し、パソコンのデータをコピーしたり、引き出しの資料を写したりして得た情報によると、会長はジムの経営のために借金をしていました。小森トレーナーとは経営方針の違いもあったようでした。

槙原さんは、窪塚さんの練習相手の斉藤和馬(太賀さん)が小森さん宛てに送っていた手紙を確認していたのですが、それは、窪塚さんではなく自分を選手として推薦してほしいというようなことを直訴している内容の手紙でした。

会長の益子さんは、小森さんが転落したのを目撃したという女性(ふせえりさん)に声を掛けられ、小森さんが転落した後ビルの上に人影を見た、その直後、道に倒れている小森さんのところに益子会長が来たのを見たと少し強迫するように言うその女性に、お金を渡していました。その女性は、対戦相手の松本選手が勝つようにしてほしいと、会長に頼んでいました。

その頃、探偵事務所の部屋の冷蔵庫から豆乳を出して飲もうとしていた織部さんは、冷蔵庫の扉に貼っている台紙の7番のシールがなくなっていることに気付いて、捜しながら、19年前、神社の前でアイスを買おうとしていた際にお金を落とし、父親の道男(光石研さん)から、「死角」を調べることは刑事の捜査の基本だということを教わっていた時のことを思い出していました。シールは、その時のお金と同じように、織部さんの靴の裏に貼り付いていました。道男さんは、一番の死角は人の心の中だということも話していたようでした。

窪塚さんの立場を妬んでいた斉藤さんは、窪塚さんの練習に付き添って小さな公園にいた時、以前仲間だったらしい不良たちに声を掛けられて断っていました。窪塚さんは、黙々と自身の練習を続けていたのですが、その後、斉藤さんは、その不良たちから、斉藤さんに殴られたと訴えられてしまい、それは嘘なのですが、証明することができず、近くで練習をしていたはずの窪塚さんも知らないと答えるので、斉藤さんは怒っていたのですが、そのまま警察署で取調べを受けることになりました。

釈放された斉藤さんは、会長を脅していた女性に声を掛けられ、窪塚さんに復讐をしたくないかと言われていました。織部さんは、信号待ちをしているその女性の鞄に盗聴器を入れていました。寺島さんも、疑惑の斉藤さんの後をつけて、雑居ビルの非常階段を上がっていたのですが、そこには織部さんがいて、イヤホンで斎藤さんと女性の会話を聞いていました。織部さんは、寺島さんにイヤホンを貸し、話を聞いていた寺島さんは、そこに情報屋だった篠崎肇(田中哲司さん)がいることに気付いていました。

練習中の窪塚さんに織部さんがボトルを投げると、窪塚さんはボトルには気付かず、ぶつかって落としていました。織部さんは、窪塚さんの右目は網膜剥離の状態でほとんど見えていないのではないかと考えていました。そのため、窪塚さんには、斉藤さんと不良たちの様子も、見えていなかったのでした。

窪塚さんは網膜剥離なのではないかと会長に言った織部さんは、その夜、歩道橋を歩いているところを会長に突き落とされていました。望月さんが用意していたマットは薄かったらしく、織部さんは少し痛がっていたのですが無事でした。会長は、窪塚さんの目のことを知っていたのですが、これで最後になるかもしれないからと、窪塚さんを今度の試合に出場させようとしていました。

試合当日、後楽園ホールには、槙原さんも来ていました。槙原さんは、茂手木蒼太(君野夢真さん)が父親の形見の時計を壊してしまって悲しんでいるということを望月さんから聞いて、2年前に茂手木さんと蒼太君と3人で遊びに行った公園へ、学校帰りの蒼太君と一緒に行っていたのですが、その時、槙原さんと二人でボートに乗ったことをよく憶えていた蒼太君から、新しいお母さんになる人だとお父さんが言っていたということを聞き、謎の大金を車のトランクに積んでいたのを見たこともあって少し疑っていた茂手木さんのことを、信じることにしたようでした。蒼太君に持っていてほしいと、槙原さんは、茂手木さんからもらった腕時計を蒼太君に手渡していました。それから寺島さんに、恐れるのは止めることにした、事実を受け止めるのが刑事だと言って、槙原さんは「クモ」の捜査に協力することにしていました。

望月さんは、槙原さんに渡してほしいと頼んでおいたお守りを寺島さんが持っているのを見て、喜んでいました。望月さんと寺島さんと槙原さんは、山根さんが見失ったと寺島さんに連絡した、試合を妨害しに来るかもしれない斉藤さんを捜すことにしていたのですが、山根さんの車には、篠崎さんが乗っていて、篠崎さんは、いつまで茶番を続けるのかと山根さんに話していました。

ジムでは、試合に行こうとしていた窪塚さんの下駄箱のシューズがボロボロにされていて、それに気付いて驚いた窪塚さんは、慣れていないシューズで試合をするわけにはいかないと、もう一つの、小森さんにもらったシューズを自宅に取りに行っていて、鍵のかかった棚から窪塚さんがそのシューズを取り出す様子を、天井裏から織部さんが見ていました。

試合が始まると、窪塚さんの顔に赤いレーザーの光がちらちらとしているのを、織部さんが見つけて、望月さんに連絡していました。2階席の隙間から、斉藤さんが窪塚さんの右目に光線が当たるようにしていて、それによって窪塚さんはバランスを崩して殴られたりしていたのですが、望月さんから連絡を受けた寺島さんたちが駆けつけて、斉藤さんを取り押さえていました。

窪塚さんの大変そうな様子を見ていた益子会長は、白いタオルを投げ入れようとしていたのですが、親なら最後まで見届けるべきだと織部さんに言われ、思い止まっていました。真相を知っていた織部さんに、驚いた会長が何者なのかと尋ねると、織部さんは潜入探偵だと答えていました。

織部さんは、血の付いたトンカチの写真を会長に見せていたのですが、小森さんの頭を殴ったのは、窪塚さんだったようでした。小森さんは、窪塚さんの目のことを心配して、報告すると言っていたのですが、これで最後になるかもしれない試合に出場したい窪塚さんは、小森さんを止めようとして、殴ってしまったようでした。その場には益子会長がいて、はっきりとは描かれていなかったかもしれないのですが、小森さんを転落死したように見せかけたのは、益子会長だったのでしょうか。窪塚さんのシューズには、小森さんの血が染み込んでいるということだったのですが、信頼していたトレーナーの小森さんにもらったものだったため、窪塚さんは捨てることができなかったということでした。

益子会長は、試合が終わったら自首をするつもりだったと織部さんに話していました。息子と妻の前で、窪塚さんは試合に勝つことができ、父親とリングに上がっていた息子は喜んでいました。窪塚さんが会長に謝ると、会長は、窪塚さんがいたから夢を見続けることができたと言っていて、それから二人で寺島さんたちのいるほうへ歩いて行っていました。

会場の外へ出た寺島さんは、そこで篠崎さんに取引をしたいと頼んで、幹部の人に会おうとしていました。その様子を山根さんが陰から見ていて、篠崎さんは危ないと行っていたのですが、翌日、寺島さんはどこかのバーへ行っていて、ドアを開けると、そこにはトカゲの織部さんが待っていました。

脚本は橋本裕志さん、演出は池田克彦さんでした。

今回も面白かったです。最後の窪塚さんと松本さんのボクシングの試合の場面も、私はボクシングのことをよく知らないのですが、ボクシングらしいような感じが出ていて、良かったように思います。

謎の「クモ」という組織にも近づいてきたのですが、寺島さんによると、小田切さんという元総理大臣の人が組織に関わっているようでした。警察内部にもスパイがいるらしいのですが、今回では山根さんも、情報屋の篠崎さんと知り合いだったということが分かり、少し怪しい人物になっていました。

展開の早いドラマではあるのですが、展開が早いというよりは、どちらかというと構成が細かいというか、細切れになっているというか、そのような印象でもありました。そのため、面白いのですが、やはりもう少し何かが足りないように思えて、惜しいような気もするのです。

「家族ゲーム」第7話

フジテレビのドラマ「家族ゲーム」の第7話を見ました。15分拡大版でした。

今回は、沼田家の母親の佳代子(鈴木保奈美さん)さんのナレーションで、家が完成した3年前の2010年の7月や、夫の一茂(板尾創路さん)と結婚した経緯などを説明する場面からドラマが始まっていました。それによると、箱入り娘であり、世間知らずだった佳代子さんは、父親(村井国夫さん)の言うままに父親の会社の取引先の営業の社員だった一茂さんとお見合いをして結婚したそうなのですが、家を作った直後、一茂さんが経費を水増し請求していたという事実が発覚し、会社のお金を横領したと、一茂さんの不正を許せなく思った父親にすぐに離婚するようにと言われ、それを断ったことで、父親から実家との縁を切られていました。

佳代子さんは、夫が家庭を顧みない人だったため、一人で男の子二人の子育てを頑張っていたのですが、成長した子供たちから蔑ろにされ、寂しく思っていたようだったのでした。しかし、そこへ家庭教師の吉本荒野(櫻井翔さん)が来て、最初は暴力的な吉本さんに不信感を持っていたものの、次男の茂之(浦上晟周さん)の生活態度が目に見えて良くなるに連れて、佳代子さんも次男と同じように吉本さんを信頼するようになり、株取引のことでも吉本さんの意見を参考にするようになっていたということでした。

沼田家の家の前にごみを捨てに来る近所の主婦たちから、投資の新しい情報を得ていた佳代子さんは、吉本さんから家族と向き合うためにと手渡された、前回の損失分を補う封筒の100万円を見て迷っていたのですが、吉本さんが来てから次男の茂之が変わったことを考えていた佳代子さんは、結局主婦たちが話していた会社の株を購入してしまったようでした。

一方、兄の慎一(神木隆之介さん)から、勉強を教えないなら何を教えるのかと訊かれた吉本さんは、挫折だよ、と答えていました。君にはもっと試練を与えないとな、と吉本さんは、最上飛鳥(北原里英さん)が書店で本を盗んでいる慎一さんの写真を吉本さんからもらっていることを知らずに、最上さんに嘘をついて、立花真希(忽那汐里さん)と会い続けている慎一さんに言っていました。

慎一さんは、真希さんと二人で映画館に来ていたのですが、そこには吉本さんも来ていました。二人に声を掛け、慎一さんを押し退けて真希さんに近づいた吉本さんは、慎一君のお父さんが会いたがっていると伝え、断ろうとしていた真希さんに、沼田家を崩壊させた責任があるだろうと迫っていました。

その後、吉本さんは、井上病院の昏睡状態で入院中の本当の吉本荒野の病室に来ていました。吉本さんを見て驚いていた母親が、あなたは人を不幸に陥れる快楽主義者だと言うと、本物の吉本荒野の喉の管に手をかけていた吉本さんは、吉本荒野はそういう人間ですと言って手を離し、大人しくしていてください、もうすぐフィナーレですと言っていました。

吉本さんの回想によると、8年前の真田宗多(吉井一肇さん)という少年に暴力を振るっていたのは、昏睡状態になっている元中学校教師の吉本荒野でした。父親からの暴力は、最初からなかったようでした。そのことを、田子雄大先生だった頃の吉本さんは、あなたですよね、と直接吉本先生に言っていました。

真希さんは、もう一度一茂さんと会うことに決めたようでした。父親は少し浮かれていて、苛立ちながら部屋に戻っていた慎一さんは、最上さんから携帯電話に来たメールを一瞥すると、ベッドの上に投げつけていました。

朝、ニュースでその投資先の会社が倒産したことを知った佳代子さんは呆然としていて、声を掛けてきた吉本さんに、再び株を買ってしまったことを打ち明けていたのですが、吉本さんによると、今度の損失は一千万円だということでした。信用取引で、借金をしてしまっていたようでした。

変わりたかったのと言う佳代子さんに、株で変われるならみんな株を買っていますよと吉本さんは呆れていたのですが、それから、実家の父親に相談してお金を借りてはどうかと提案し、実家の父には縁を切られていると佳代子さんは落ち込んでいたのですが、その後、3年ぶりに実家へ行き、会社かどこかへ出かける直前の父親に、お金を貸してほしいと頼みに行っていました。

一千万円だと聞いた父親は、あの男か、と言っていたのですが、佳代子さんは自分が作った借金だと話し、佳代子さんの話を聞いていた父親は、家族でもない人間に貸す金などない、一千万円程度ならあの家を売れば良い、あの家は元々お前たちには不釣合いな家だったのだと言って、車に乗って出かけて行きました。その佳代子さんの様子を、陰から吉本さんが見ていました。

父親に断られ、家を売ればいいと言われた佳代子さんは、呆然とした様子で雑多な街中を歩き、沼田家の前のごみ回収所に集まって会社が倒産した話で盛り上がっていた主婦たちに株のことを聞かれると、一千万円の損失が出たことを淡々と話し、これで満足かとか、前日にごみを出さないでくれるかとかを言い捨てて、家に帰っていました。暗い部屋に戻った佳代子さんは、また爪を噛もうとしていたのですが、強く噛み過ぎたようで、割れた爪の先に血が滲んでいました。

会社の一茂さんは、部下と一緒にまた社員のリストラをしていました。社員の不正を握って反発されないように脅しているという感じだったのですが、それをさすがだと、一茂さんが不正をして異動させられた過去を知っている部下が笑うと、お前の首などいつでも切れるとファイルを部下の首に押し付けてバカにしていて、それ以降、部下は一茂さんに明らかに不快感を示すようになり、不審な目を向けるようになっていました。

定時に会社を出た一茂さんは、「浅海舞香」だった女性と会う約束をしたホテルのラウンジに来ていました。浅海さんだった真希さんは、慎一さんと会うときのような服装で来ていて、一茂さんから雰囲気が変わったと言われていたのですが、本当の名前は何かと訊かれて、立花真希と答えていました。

一茂さんは、妻との関係はとっくに冷め切ったものになっていたのだと真希さんに言い、これからも会えないかと頼んでいました。真希さんが困ったように答えずにいると、そこへそばで見ていた慎一さんがやって来て、真希さんを父親から引き離した慎一さんは、二人を見て驚いた一茂さんが食い下がるのを、みっともないんだよと言って突き飛ばし、真希さんを連れ出していました。

外へ出た慎一さんは、もう止められない、家を出る、高校を辞めて働く、と言って突然真希さんを抱きしめていたのですが、その様子を、道の向こうから最上さんが見ていました。

帰宅した吉本さんに、すでに家にいた一茂さんは慎一さんと真希さんのことを訊こうとしていたのですが、吉本さんは、佳代子さんの姿が見えないことに慌てて、家中を探し回り、暗いお風呂場で自殺をするために手首を切ろうとしている佳代子さんの姿を見つけていました。

吉本さんは、佳代子さんには死んでほしくない、慎一君や茂之君のためにも生きていてほしい、どうしても死ぬというのなら、代わりに死なせてください、と訴えていました。真田宗多君の自殺のことも重ねていたようでした。

吉本さんは、自分の生命保険金の受取人は一茂さんになっているからと言い、持っていたカッターナイフで自分の手首を切ろうとしていて、それを佳代子さんが急いで止めていました。ようやく駆けつけた一茂さんに、吉本さんは早口で佳代子さんが自殺未遂に至った経緯を説明し、全て一茂さんに原因があると断定していました。

本当に何も分かっていない様子の一茂さんが戸惑いつつ聞こうとしていると、そこへ帰宅したらしい茂之さんが、おじいちゃんとおばあちゃんが来ていると、父親を呼びに来ていました。

佳代子さんの両親は、一千万円の小切手を一茂さんに渡そうとしていたのですが、一茂さんは、これは家族の問題だから自分で何とかしますと、受け取ろうとしませんでした。3年前の不正のことについても、あのくらいのことは営業の社員にとっては普通のことで、誰でもしていることだと一茂さんは言い返していたので、佳代子さんの父親は、何も変わっていないようだと一茂さんに呆れて玄関へ向かい、立ち聞きをしていた孫の慎一さんと茂之さんに、あのような父を持ってかわいそうにと声を掛けて帰っていました。

何とかすると言っていた一茂さんには具体的な返済計画はなく、夫に苦情を言いつつ、自分でも小切手を取り返さなかった佳代子さんのことも、吉本さんは怒っていて、家族ごっこはやめろと椅子を蹴り、家庭教師の分際で口を出すなと言う一茂さんに、悔しかったらちゃんと家族になってみろ、沼田家は崩壊すると言って、家を出て行っていました。

そのような吉本さんの様子を見ていた慎一さんは、まだ吉本先生を疑うのかと弟に聞かれて黙っていました。

翌朝、沼田家に戻ってきていた吉本さんは、奇妙な笑顔でラジオ体操をしていました。そして、登校した慎一さんは、最上さんに、好きな人ができた、別れてほしいと正直に伝えていました。最上さんは、別れたくないと食い下がっていたのですが、慎一さんが離れていくと、鞄から慎一さんの盗犯現場の写真を取り出し、先生のところに持っていこうとしていました。

脚本は武藤将吾さん、演出は岩田和行さんでした。

ラジオ体操中の吉本さんの笑顔が真顔になったところで、エンディングになっていたのですが、流れていた主題歌の嵐の「Endless Game」が、また別の歌詞のものになっていたような気がします。

茂之さんにサッカーを教えようとしていた吉本さんが、サッカーボールの代わりにオレンジ色のボウリングのボールを投げていた場面も、何だか面白かったです。重そうに足元に落ちたのを、茂之さんは楽しそうに?転がりながら避けていました。

最後、慎一さんと喫茶店で待ち合わせをしていた真希さんが、そこで吉本さんと談笑しているのを慎一さんが見ていたのですが、謎の真希さんも、吉本さんが沼田家を救うために用意した、あるいは協力してもらっている人だったということなのでしょうか。

沼田家の崩壊はすでに3年前から始まっていた、ということだったのですが、沼田家がそうだったとしても、吉本さんがその沼田家に来た理由は、やはりまだよく分かりません。そこは単純に、父親の一茂さんがホームページを見て連絡をして来たから訪れたというだけのことなのでしょうか。

慎一さんの彼女?の最上さんは、写真をまだ先生に渡してはいないので、どうなるのかまだ分かりません。弟の茂之さんは、いじめっ子の側から茂之さんと園田清(松島海斗さん)の仲間に加わった人たちから、一人になっているいじめっ子の中心人物に今こそ復讐をするべきだと唆されて、迷っていました。

予告によると、茂之さんは復讐をすることにしていたようだったのですが、私としては、茂之さんには復讐をしないでいてほしいように思いました。

「何が嘘で何が本当なのか」は、確かにまだ分かりません。今回では、真田君に酷いいじめを行っていたのが本当の吉本荒野だということが分かったと思うのですが、これは本当のことなのでしょうか。

「幽かな彼女」第8話

フジテレビのドラマ「幽かな彼女」の第8話を見ました。

第8話は、京塚りさ(山本舞香さん)が取り巻きの女子生徒たちと共に森野小夜(森迫永依さん)につきまとい始めたのを、「いじめ」ではないかと察した根津亮介(森本慎太郎さん)が3年2組の担任の神山暁(香取慎吾さん)の部屋に直接相談をしに行き、そのようなはっきりとは分からないいじめもあることを理解し、幽霊のアカネ(杏さん)から、大人が見ていることが大切だと教えられていた神山先生が、このクラスでいじめが行われているようだ、巻き込まれたくないとか、いじめのターゲットになりたくないとか思っていじめられている生徒を見て見ぬ振りをすることももいじめだ、ということを生徒たちに話し、担任としてみんなのことをちゃんと見ていると神山先生に言われた相田拓途(神宮寺勇太さん)たちは、休み時間、京塚さんに、森野さんが嫌がっていることに気付いていないならバカだと言い放ち、京塚さんのつきまとい行為から森野さんを解放しようとする、という話でした。

冒頭の、アカネさんが見ていた後藤田さん(ふせえりさん)のDVDの内容によると、最近のいじめでは、ある生徒を仲間から突然「省く」ということが行われ、それは「持ち回り」で、ターゲットが代わっていくのだということでした。

今まで神山先生に助けられた生徒たちは、最後、誰かが持ち回りで省かれるようなターゲットになったとしても、自分は省かないと、暗黙の了解をしてまとまっていました。

一方、幽霊のアカネさんの過去のことについて、神山先生は、「メゾン羽生」の304号室に住んでいた男子生徒が渡辺という政治家の息子だと知り、年齢的に、その男子生徒は元弁護士の副校長先生の霧澤和泉(真矢みきさん)と同じくらいの年であり、アカネさんかもしれない「滝沢茜」は、二人の先生だったのではないかと考えて、調べようとしていたのですが、アカネさんは、自分の正体を知ったら自分が消えるかもしれないことを考えて、調べなくてもいいのではないかと思っていたようでした。

それでも調べることにした神山先生は、察した日野校長先生(春海四方さん)から、霧澤副校長が小原南中学校の3年生の途中までは生徒だったということを教えてもらっていました。

それから霧澤さんに直接話を訊くことにした神山先生は、霧澤先生から当時の写真を見せてもらい、それから、茜先生は国語の先生で合唱部の顧問の優しい“熱血教師”だったという話を訊いていました。当時の霧澤さんは、両親の離婚のことなどでも担任の茜先生に話を聞いてもらい、度々助けられていたようでした。

27年前の茜さんの事件について、霧澤先生が神山先生に話していたことによると、茜先生は、非行少年で部屋にこもっていた渡辺さんに声を掛け続けていて、それをうるさく思っていた様子の渡辺さんは、ある日、同級生の霧澤さんを脅して茜先生を学校の教室に呼び出すようにさせたようでした。そうして、暗い教室へ入ってきた茜先生は、待ち伏せていた渡辺さんにナイフで刺されたようで、第一発見者は霧澤さんだったということでした。

床板を持って登校していた神山先生が、教室で生徒たちに、ちゃんと見ている、と言っていたのを、隣で聞いていたアカネさんは、休み時間になると、根津さんからバカだと言われて怒って出て行った京塚さんたちを追いかけて廊下に出ていたのですが、途中で合唱部の歌声を聴いて校庭に出ると、少しずつ当時の記憶を取り戻していました。

過去の空間に入り、自分が殺された経緯を目撃したアカネさんは、それから304号室の部屋の隅で、手を茜さんの血に染めた渡辺さんがごめんなさいと繰り返しながら震えているのを見ていました。殺された直後の?茜先生の幽霊もその部屋に現れていて、渡辺さんの頭を撫でていたのですが、その様子を見たアカネさんは、自分自身の記憶を完全に取り戻したようで、消えていました。

神山先生が校舎いなくなったアカネさんを捜していると、浮遊霊の吉岡さん(佐藤二朗さん)がやって来て、アカネさんはいなくなった、アカネさんの気配が感じられないと神山先生に話していました。

また一方では、「退職願」を提出した3年2組の副担任の河合千穂(前田敦子さん)は、自分がいじめっ子だったことを神山先生に言って関わらないほうがいいと忠告していたのですが、それから、以前京塚さんからいじめられて理科準備室に引きこもるようになっていた理科教師の窪内満(林泰文さん)が謎のURLの書かれたメモを持っていることが気になり、理科準備室に忍び込んでいました。よく分からなかったのですが、河合先生によると、それは生徒の個人情報のようでした。

脚本は古家和尚さん、演出は星野和成さんでした。

サブタイトルには「いじめスパイラル」と書かれていたのですが、それは、現在では「いじめっ子」の京塚さんが、過去には「いじめられっ子」だったということでもあったようでした。

最後、下校途中の森野さんを仲間たちと引き止めて連れ出していた京塚さんは、新しそうな裁ちバサミで森野さんを脅し、取り巻きの一人の矢沢舞(飯豊まりえさん)がこれ以上は付き合えないと切り出したことで、それならお前たちも敵だと、今度は手に持っていたそのハサミを取り巻きたちのほうに向けて、矢沢さんを斬りつけていました。

お寺の娘で霊感のある森野さんは、幽霊たちから話を聞くことができるようなので、京塚さんの命令に抵抗することなく従っていたのも、何か考え(お告げ?)があってそうしていることなのかなと思えていたのですが、今回の第8話の中では特別そのことは描かれていなかったので、断ることもできそうだった森野さんが一体どうして京塚さんたちについて行っていたのか、ドラマを見ていた私には、いまいちよく分かりませんでした。でも、もしかしたら、次回に描かれているのかもしれません。

ドラマで描かれていたことによると、いじめられる人が次々と入れ替わるらしいクラスの「いじめスパイラル」の状況は、傍観者たちがそれを止め、いじめられている人を助け出すようにすれば、次第にいじめられる人はいなくなり、収まっていくだろうということだったように思います。

ドラマではまだ上手くはいっていないようでしたが、いじめられることを恐れて傍観していた生徒たちが勇気を出していじめを止める側になるということは、良いことだと思います。

みんなで集まらなくても、自分一人だったとしても、例えばいじめられている子の味方になるとか、話を聞くとかいうようなことは、できるのではないかなと思います。

河合先生は元いじめっ子で、その河合先生に、窪内先生が、いじめっ子は心の弱い子が多いというようなことを言っていたのも、良かったと思います。

学校の生徒の問題と、神山先生の問題と、アカネさんの問題と、いろいろ同時に盛り込まれて構成されているドラマなので、ところどころ少し散漫とした印象にも思えているのですが、正面から生徒に向き合おうとする先生の姿勢を描くことを貫こうとしていることは伝わってきます。

予告によると、次回は、荒れている京塚さんを救う回になるようでした。

「第二楽章」第7回

NHKの「ドラマ10」の「第二楽章」の第7回を見ました。

白瀬茉莉(羽田美智子さん)の病気は、胃癌でした。茉莉さんは、親友の遠藤奈津美(板谷由夏さん)がこのことを知ったなら自分以上にショックを受けるのではないかと心配していました。

奈津美さんは、夫の一登(谷原章介さん)の母親の久代(白川由美さん)に家事を頼み、茉莉さんの出産に向けて本を調べるなど、準備を張り切っていたのですが、ある日、茉莉さんの母親の白瀬歌子(森山良子さん)に呼ばれ、茉莉さんが胃癌であることを話していました。歌子さんは、茉莉さんか子供か、どちらかしか命が助からないのなら茉莉さんに助かってほしいと思っていたようで、奈津美さんから子供を諦めるように言ってほしいと、奈津美さんに頼んでいました。

話があるとレストランに奈津美さんを呼び出した茉莉さんは、友人の小宮山るみか(久世星佳さん)と岡真知子(久保田磨希さん)も来ている前で、自分の病気は胃癌だったと告げていました。歌子さんから聞いていた奈津美さんは、茉莉さんから直接聞いて、またショックを受けていたようなのですが、どのような表情をして良いか分からないという感じで固まっていて、茉莉さんが帰った後、小宮山さんと岡さんは、奈津美がショックを受けるのではないかと茉莉は心配していた、私たちは茉莉から奈津美のことを頼まれていたと打ち明けていました。

ステージマネージャーの富永雅也(田中圭さん)と楽団長(串田和美さん)に楽団を辞めることを報告した茉莉さんは、母親のお店を出た後、夜の橋の上で、茉莉さんは、音楽大学時代の茉莉(荒井萌さん)と奈津美(大後寿々花さん)が、おばあちゃんになってもずっと二人でバイオリンの練習をしようと約束していたことを思い出して泣いていました。

茉莉さんの力になりたいと言っていた奈津美さんは、今度は癌の本を調べ始め、一緒に病院の検査について行ったり、心筋症を患った歌子さんも呼んで、二人に免疫力の上がる料理を振舞ったり、茉莉さんの部屋の家事を手伝ったりしていました。茉莉さんは、奈津美さんが自分のために頑張っていることを心配している様子でした。

遠藤家の夕食の時間が終わった頃に帰宅していた奈津美さんは、義母の久代さんから、孫の遠藤鈴奈(門脇麦さん)のバイオリンの練習はどうなるのかと訊かれていました。久代さんは、暇そうだから奈津美さんがバイオリンを教えてあげてはどうかと提案していて、暇そうと言われた奈津美さんは唖然としていたのですが、久代さんは、茉莉さんに依存するのは止めたほうがいい、奈津美さんは茉莉さんにつきまとって白紙の予定を埋めてもらっているみたいだと言い、友情も結構だけれど、鈴奈の母親なのだから、コンクールを控えている鈴奈のことをもっと考えてほしいと話していました。

コンクールどころじゃない、と母親が言うのを聞いた鈴奈さんは自室へ帰ってしまい、久代さんが追いかけていきました。二人の会話をそばで聞いていた一登さんは、奈津美さんが茉莉さんのことで落ち込んでいることを理解していて、茉莉さんを失うのが怖いと泣く奈津美さんをなだめながら、茉莉さんのことで自分を見直すことができたと後で茉莉さんと話ができるようになればいいのではないかと言い、久代さんの言っていた、奈津美さんが娘にバイオリンを教えるという意見に賛成していることを伝えていました。

物置の部屋からバイオリンのケースを取り出し、久しぶりに開けて見ていた奈津美さんのところにやって来た鈴奈さんは、お母さんがバイオリンを持っているところを初めて見たと、嬉しそうにしていました。

茉莉さんは、茉莉さんをそれほど歓迎していない様子だった楽団員たちの前に出て、一身上の都合で退団することになったと挨拶をしていました。茉莉さんが廊下に出ると、すぐに練習は再開されていて、その音の中で、茉莉さんは自分のバイオリンを見ていたのですが、そこへ富永さんが来て、お客さんが来ていると、茉莉さんをいつもの練習室へ連れて行っていました。

そこには、鈴奈さんと一登さんがいて、茉莉さんが待っていると、バイオリンを持った奈津美さんが入ってきました。茉莉さんは、久しぶりにバイオリンを持った奈津美さんの姿を見て、昔を思い出していました。そうして奈津美さんは、茉莉さんのためにチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」を演奏し、途中で弾くことができなくなって手を止めたのですが、奈津美さんと一緒にいた日々を思い出していた茉莉さんは奈津美さんの演奏に喜んでいて、音楽大学時代の約束を憶えているかと尋ね、これからも二人でバイオリンの練習をしたいと話していました。鈴奈さんの練習も、茉莉さんと奈津美さんが交互で教えることにしていたようでした。

演奏を聴いていたらしい楽団長も、奈津美さんの演奏を良いはなむけになったと言って、また楽団に戻って来てほしいと、ママになって、良い演奏家になって帰ってくると明るく言う茉莉さんを送り出していました。

茉莉さんの手術当日、奈津美さんは、茉莉さんのことを心配しつつも、病院へついていくことはせず、自宅で家事をしていました。手術の直前まで、茉莉さんは楽譜を見ていて、その様子を富永さんが見ていました。病室の茉莉さんと歌子さんと、お花を持って来た富永さんが話していると、看護師さんが呼びに来て、茉莉さんの手術が始まろうとしていました。

脚本は金子ありささん、演出は岡田健さんでした。

今回のサブタイトルは「告白~アダージョ(ゆるやかに)」でした。茉莉さんが自分の病気が癌であることを奈津美さんに打ち明け、茉莉さんから癌であることを告げられた奈津美さんがショックを受けながらもその事実を受け止めるという話でした。

今回を見ていて、私としては、奈津美さんが親友の茉莉さんに依存し過ぎているのではないかということをはっきりと冷静に言っていた、一登さんの母親の久代さんの存在が、より良いものに思えました。

夫の一登さんだけだったなら、このようなことを妻の奈津美さんに指摘することは、難しかったのではないかなと思います。

予告の映像では、茉莉さんと奈津美さんの二人はまた言い合いになっていたようだったのですが、茉莉さんの胃癌の手術は無事に成功したということなのでしょうか。

「島の先生」第1回

NHKの新土曜ドラマ「島の先生」の第1回を見ました。録画をしておいたものです。

ドラマは、2013年5月、教師の夏村千尋(仲間由紀恵さん)が、鈴木悠哉(今井悠貴さん)の心配する中、崖のようになっている岩場を蹴って深い海へ飛び込む場面から始まっていたのですが、そこからその2日前に遡っていました。

不登校で3か月間自分の部屋に引きこもっていたらしい長男の悠哉君は、母親の華江(田中美里さん)の勧め(父親は悠哉君のことを全て母親に任せることにしていました)で、「島のこ留学」ということを行っている鹿児島県の奄美群島の美宝島という、11人の子供がいる島の唯一の中学校へ行くことになったのですが、後日、悠哉君は夏村先生に、母親の自慢の息子である弟と比べて出来の悪い自分は、この島に捨てられるのだと話していました。

東京から、飛行機やフェリーや、相馬克己(藤本隆宏さん)の海上タクシーに乗って島へ来た鈴木親子は、自治会長の園田一徹(大地康雄さん)や美宝島小中学校の校長の大塚陽子(左時枝さん)に迎えられ、歓迎会に参加していました。

良い島へ来ることができたと感動している様子を見せていた母親は、留学生の「里親」をしている田嶋文三(石坂浩二さん)や文三さんの家の居候の夏村先生、文三さんの息子で里親の仕事にあまり積極的ではない田嶋彰芳(井浦新さん)、その妻でもうすぐ子供を産む予定の奈美子(青山倫子さん)たちに、悠哉君が、東京の学校で教科書にバカとか書かれるような酷いいじめに遭っていることをはきはきと説明し、悠哉は私に心配をかけまいとしていじめられていると言わない、母親として息子を守りたいと熱心そうに話していました。

母親の話を聞いていた悠哉君は、時々母親の顔を見たり、うつむいたりしていたのですが、悠哉君の母親は、今晩から息子をこちらに泊まらせてほしいと言い出していて、悠哉君が戸惑っていることに気づいていた夏村先生は、話し続ける母親の言葉を遮って、悠哉君は本当にそれでいいのかと尋ねていました。

こんな島になんか来たくなかった、と悠哉君が叫ぶと、夏村先生は、だったら島から出て行きなさいと怒り、唖然とする母親に、無理に従わせても子供の心は離れていくだけです、大切なものを失ってから後悔しても遅いのですよ、と話していました。

翌日、登校した中学校の教室での悠哉君の様子を校長先生と一緒に見ていた母親は、担任の夏村先生に長男を任せることを心配していたのですが、校長先生は、子供の目線に立つことのできる良い先生だと夏村先生のことを説明していました。校長先生によると、この島へ留学をするのは問題を抱えている子ばかりなのではなく、釣りをしたいという理由で来た子などもいて、また、親子留学もあるということでした。

ある時、悠哉君が学校からいなくなったことを知った夏村先生は、悠哉君を探し回り、少し高い崖のようになっている岩場にいる悠哉君を発見したのですが、悠哉君は、海に「金メダル」を投げ捨てたことを後悔していて、海に飛び込んで探そうかどうか迷っていたのでした。

それを知った夏村先生は、上着と黄色のスニーカーを脱いで、悠哉君の代わりに海へ探しに行くことにして、戸惑う悠哉君の前からさっと海に飛び込んでいました。悠哉君は「先生!」と呼んでいたのですが、先生が上がって来ないので、心配になって海に飛び込んでいました。

二人は、島の人たちによって助けられたようで、文三さんの家にいました。メダルは見つからなかったようでした。駆けつけた悠哉君の母親は、あなたはどうして弟のようにできないのか、そんなことだから弟に追い抜かれるのだと、悠哉君を怒り、別の島へ行くと騒いでいました。

悠哉君の携帯電話には、バカとか、死ねとか、うざいとかのたくさん書かれたメールが送りつけられてきていたのですが、それを送っていたのは、東京の学校の同級生ではなく、家で母親から、あなたは頑張り屋ね、と言われていた、悠哉君の弟でした。

そのメールを見てしまった夏村先生は、悠哉君にそのことを話していたのですが、悠哉君は、弟が母親の自慢の息子だからという理由で、弟から嫌がらせを受けていることを親には言わないでいるようでした。

悠哉君が海に捨てた金メダルは、小学校5年生の頃、初めてテストで100点を取った時に母親からもらったものだそうです。でも、その後、私立中学の受験に失敗し、通い始めた中学校で成績が下がることを恐れて、学校へ通うことができなくなったということで、悠哉君は、だから自分はこの島に捨てられるのだと夏村先生に話していました。

文三さんの息子の彰芳さんに釣竿を渡されていた悠哉君は、島のみんなと協力して大きな魚を釣ることに成功し、少し嬉しそうにしていたのですが、別の島へ行くことに決めたと言いにやって来た母親は、あまりこの子をおだてないでください、すぐ調子に乗って何もしなくなりますから、と冷たく言って帰っていました。

翌日、夏村先生は、島の人たちに呼びかけ、悠哉君の金メダル捜しを手伝ってもらっていました。驚く悠哉君に、夏村先生は、ここは島だから助け合わなくてはやっていけないのだと話していたのですが、そこへ駆けつけた母親は、やめてください、と叫び、あなたは最低の息子だと悠哉君を怒っていました。

結局、メダルは見つからなかったようでした。悠哉君は、見つからなくて良かったのかもしれない、ありがとう、と言っていたのですが、そのような落ち込む悠哉君に、夏村先生は、昔悠哉君のようにこの島に留学して来た時、こんな島は嫌だと一人で山へ逃げて、捜しに来た文三さんに泣かれた、そして朝になって村へ戻ると島中の人たちが私を待っていてくれた、その時私はこの島にいたいと思った、という話をしていました。

怒り心頭の母親は、島を出る荷物をまとめ、学校へ悠哉君を連れ出しに来ていました。金メダルは、母親のブローチを使って作られていたものだったようなのですが、そのメダルのことを訊いた悠哉君は、いつかまたお母さんに認めてもらいたい、この島でそのような自分になることができるかもしれないから、この島にいさせてくださいと、校庭に土下座をして頼んでいました。

どうしてあなたはいつも私を困らせるの、言うことを聞いてくれないの、と母親は怒っていたのですが、その母親に夏村先生は、本当はどうしていいか分からないだけなのではないかと尋ねていました。

荷物を持って桟橋に立っていた母親は、文三さんが来ると、悠哉君が弟と違って出来が悪く、一緒にいると多くのことを望んでしまう、あの子を壊してしまう、最低なのは私だと分かっています、というようなことを話していました。

文三さんは、生きているだけで精一杯の時は子供にも親にも誰にでもあると言って、海で拾った金色の丸い蓋のようなものをメダルの代わりに渡していました。桟橋で母親は泣いていて、その様子を見ていた夏村先生は、あの人は私だと、文三さんに言っていました。文三さんは、「もう一度、生きる」として「ちー」もここへ来たのだろうと、夏村先生に話していました。文三さんは、中学生の頃に「里親」として知り合った夏村千尋先生のことをずっと「ちー」と呼んでいるようでした。

翌朝は雨で、悠哉君は今日はお休みということだったのですが、学校では、元気が取り柄だという留学生の安藤萌果(小野花梨さん)が、母親からの手紙を読んで、横浜に行く、私は母に騙されていたと、夏村先生に言っていました。

作(脚本)は荒井修子さん、演出は野田雄介さんでした。エンディングで流れていた主題歌は、長渕剛さんの「未来」という曲でした。

夏村先生は、夜の学校でピアノを弾きながら、「ママ!」と言っていた娘(久家心さん)のことを思い出していたのですが、悠哉君の母親と同じだということのようなので、子供に厳しくして虐待のようになってしまって、その結果子供と引き離されている、あるいは子供から逃げているというような人なのかもしれないなとも思いました。

私は、日本テレビの土曜ドラマの「35歳の高校生」を見ているので、同じ時間に放送されているこちらのドラマを見る場合は、録画をして見ることになるだろうと思います。

昨年放送されていたNHKのドラマ「つるかめ助産院~南の島から~」も、傷ついたり迷ったりしていた人が都会から“南の島”へ来て、その島の人々と関わり合う生活の中で自分の生き方や親と子供の関係性を見直す話だったように思いますが、今回の作品も、そのような点では、似ているのかなと思いました。

オープニングの「島の先生」のタイトルが校庭の花壇の白色の札に書かれていて、それが何だかかわいい感じがしました。

仲間由紀恵さんが先生で、しかも冒頭で生徒たちと缶蹴りをしていたので、私は日本テレビのドラマだった「ごくせん」を思い出したのですが、今回のドラマはそれとは異なり、少し重い内容になっているようでした。

全6回のドラマだそうです。第1回を見た限りでは、面白かったというのとは少し異なるのですが、真面目なドラマで、後半の、悠哉君の母親の辛いような感情も、丁寧に描かれていたように思いました。登場人物の中では、特に悠哉君や里親の文三さんが良かったです。

学校を舞台にしたドラマは、子供や親や教師の成長物語でもあると思うのですが、それについては、私は、いわゆる“ベタ”な展開のドラマになっていたとしても、それなりに良いところがあるのではないかなという気もしています。

余程斬新な展開にならない限り、また、夏村先生の過去のことが物語の中心のようにならない限りは、南の島の学校の、島民の人たちと都会から来た人たちとの、良いドラマになるのではないかなと思いました。
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