「東京センチメンタル」

昨夜の11時から12時24分くらいまでテレビ東京で放送されていたスペシャルドラマ「東京センチメンタル」を見ました。

東京スカイツリーの見える下町を舞台にしたドラマでした。主人公は、一眼レフカメラが趣味でバツ3の55歳の、老舗和菓子店「御菓子司 くるりや」の店主の久留里卓三(吉田鋼太郎さん)で、その他の主な登場人物は、女性関係にだらしがなく、最近使い始めたスマートフォンに慣れていない卓三さんを元気良く見守る「くるりや」の唯一の従業員でアルバイト店員の須藤あかね(高畑充希さん)、「くるりや」の向かいの理髪店の店主の柴田幸吉(片桐仁さん)でした。

ドラマは2部構成になっていて、第1話は、卓三さんが10年と6ヶ月振りに連絡をしてきたかつて密かに片思いをしていた美しい設楽靖子(高岡早紀さん)と再会し、再び恋心を抱く「谷中の恋」、第2話は、ある雨の日に「くるりや」にやって来た、デパートの和菓子フェアのイベントで一緒に仕事をした20歳ほど年下の木崎みゆき(黒川芽以さん)と門前仲町を歩きながら、自分に対する彼女の仕事上の尊敬の気持ちが愛情に変わるかもしれないと淡い期待をする「深川の恋」でした。

第2話の「イベリコバル門仲」というお店の店員さんを演じていたのは鈴木亮平さんで、卓三さんに思わせぶりな?態度を見せる若いみゆきさんが2回目のデートの居酒屋に連れてきていた同僚の阿部さんを演じていたのは谷村美月さんでした。

脚本は三木康一郎さんとブラジリィー・アン・山田さん、監督は三木康一郎さんでした。

東京スカイツリーの見える隅田川の風景もそうなのですが、例えば第1話では「朝倉彫塑館」や「ヒマラヤ杉」や「カヤバ珈琲」や「全生庵」や「根津 釜竹」など、実際の場所がドラマの舞台として登場する東京の町案内とグルメの紹介の要素と、55歳のバツ3の和菓子職人の卓三さんの淡い恋心の数日間の物語が、バランス良く描かれていたように思います。

第1話の最後、待ち合わせていた朝倉彫塑館の屋上に来なかった靖子さんが残していた手紙を、学芸員の女性から受け取った卓三さんが読む場面も、少し寂しい感じがしたのですが、ファンタジーのような、ノスタルジックな雰囲気があって、良かったです。

第2話では、みゆきさんが結婚をすることになったという相手がかなり年上風の男性だったという結末も、(私はもしかしたらイベリコ豚のお店の、鈴木亮平さんの演じていた店員さんなのかなと思っていたので)少し意外な感じがして面白かったです。

どちらの話にも共通していた、卓三さんとあかねさんと柴田さんとの日常の感じも良かったですし、何というか、とにかく、吉田鋼太郎さんの演じる久留里卓三さんがかわいいドラマでした。

この作品は、原作の小説などがないオリジナル脚本のドラマだそうなのですが、映像もきれいでしたし、物語の展開のテンポも良くて、落ち着いた雰囲気の短編小説のような、優しくて、すてきなドラマだったように思います。

あと、ドラマの画面に出ていた「東京センチメンタル」のタイトルの字は、吉田鋼太郎さんが書いたものなのだそうです。その字の雰囲気も、このドラマに合っているように思えて良かったです。

それから、今日は大晦日なので、これで今年最後になります。普段と同じ一日のはずなのに、明日から新年になるというのは何だか不思議ですし、面白いなと思います。それでは、良いお年をお迎えください。

「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」

TBSのスペシャルドラマ「このミステリーがすごい!~ベストセラー作家からの挑戦状~」を見ました。

宝島社の『このミステリーがすごい!』というミステリー小説の紹介本で大賞を受賞した短編小説の4作品を映像化した、各25分ほどのオムニバスドラマです。ドラマの原作の小説は、『このミステリーがすごい! 四つの謎』に収録されているそうです。私はその原作の短編小説を未読なのですが、何となく面白そうに思い、ドラマを見るのを楽しみにしていました。

第1話は安生正さんの小説『ダイヤモンドダスト』で、翌日に開店を控えた新宿の靴店の副店長の明神和也(山本耕史さん)が、恋人の睦美の浮気相手だったたばことお酒の好きな店長の奥脇巧(AKIRAさん)と一緒に大雪警報発令中の猛吹雪の街中へ出て行く、という話でした。脚本は髙橋麻紀さん、監督は古澤健さんでした。

第2話は中山七里さんの小説『残されたセンリツ』で、3年ぶりのリサイタル会場の楽屋でピアニストの多岐川玲(とよた真帆さん)が青酸カリを飲まされて殺されていた事件の捜査を担当することになった刑事の河原崎雄二(イッセー尾形さん)が、玲さんのマネージャーで元恋人の安住鷹久(佐藤二朗さん)とリサイタルの主催者の地元のリサイクル工場の社長で現在の恋人でもある美能忠邦(長谷川初範さん)、そして玲さんと同じピアニストで、玲とは不仲であることが有名だった玲の娘の多岐川真由(川口春奈さん)に聞き込みをしながら、事件の真相に迫っていく話でした。脚本は渡邉真子さんと髙橋麻紀さん、監督は金子修介さんでした。

第3話は海堂尊さんの小説『カシオペアのエンドロール』で、クリスマスの頃、北海道から東京へ向かう?寝台特急カシオペアのスイートルームで映画監督の道明寺(田中要次さん)が背中を刃物で刺されて殺害されていた事件に遭遇した、「エクセレント!」が口癖のスウィーツ好きの警視の加納(吉田栄作さん)と部下の玉村(浜野謙太さん)が、プロデューサーの吉川かなえ(いしのようこ)とアシスタントプロデューサーの賀茂泉(矢吹春奈さん)、新人女優の樫村愛菜(川島海荷さん)、そして、国民的人気を誇るその人気作品の主演女優を長年担ってきた望月ゆかり(藤原紀香さん)の中から、真犯人を捜し出す話でした。脚本は永田優子さん、監督は大谷健太郎さんでした。

第4話は乾緑郎さんの小説『黒いパンテル』で、今は建設会社に勤め現場監督の仕事をしているものの、30年前の20代の頃には特撮戦隊もののヒーローの黒豹のブラック・パンテルを演じていた若手の役者だった50代の須藤(勝村政信さん)が、地球に小惑星の衝突の危機が迫っていたある日、その特撮ドラマのヒロインだった妻の栄子(高橋ひとみさん)が部屋で発見した、廃工場での最終回の撮影中の爆発事故で燃えたはずのマスクと衣装を見せられて、自分の目の前で亡くなり助けることができなかった憧れの先輩役者で敵役のドラクル伯爵を演じていた二ノ宮(城田優さん)のことを思い出し、自責の念からその影に苦しんでいた時、二十歳になる一人娘の千明(小池里菜さん)を誘拐したというメールが死んだはずのドラクル伯爵から届き、ブラック・パンテルのファンだった娘の恋人の戸倉(山本裕典さん)と二人で、ドラクル伯爵の指示通りにブラック・パンテルのマスクと衣装の姿で廃工場に囚われている娘の救出に向かい、30年前の最終回では叶わなかった、ドラクル伯爵との最終対決に挑む、という話でした。脚本と監督は、星護さんでした。

第1話目の作品は、自然災害を利用した「プロバビリティーの犯罪」のような出来事で、物語そのものよりは、都会の大雪の映像が印象的でした。「ダイヤモンドダスト」は、大雪の夜の事件(あるいは事故)の翌朝の光景でした。

第2話目と第3話目は、探偵役の刑事が事件を解決するというような、オーソドックスな探偵小説風の刑事ドラマ的な作品で、個性的な刑事さんが登場し、事件の背景にあったドラマも短時間の中に描かれていました。

4つの物語の中では、私としては、第4話目の「黒いパンテル」が特に良かったです。

脚本と監督の星護さんは、私が昔とても好きで見ていた陣内孝則さんが江戸川乱歩の名探偵・明智小五郎を演じていたシリーズの方でもあるので、今回のドラマの雰囲気が、その明智さんのドラマの記憶にも重なって、上手く伝えることができないのですが、とても嬉しく思いました。

過去のフィルムの感じも、音楽も、ドラクル伯爵とブラック・パンテルとの特撮らしい戦いの場面も、廃工場の爆発事故の巨大な炎の演出も、赤く輝く謎の小惑星も、現場監督をしている50代の須藤さんのナレーションを兼ねた独白も、二ノ宮先輩の影も、二ノ宮先輩と通っていたバーの店内の装飾も、「ブラック・パンテル」の最終回が完成したような最後の「黒いパンテル 終」の画面も、とても良かったです。

原作の短編小説の長さがどのくらいなのか私には分からないのですが、約25分のドラマにまとめるのは大変だったのではないかなとも思いました。

4話ともそれぞれ最後まで楽しく見ることができたのですが、少し気になったのは、ドラマの終わり方でした。オムニバスドラマとして4話をつなぐ全体の編集の仕方ということなのかもしれないのですが、何というか終わり方に余韻や余裕がなく、突然ぶつ切りされたように物語の本編が終わり、次のドラマに切り替わっていたというような印象でした。例えば、同じオムニバスドラマの「世にも奇妙な物語」のように、終わる際に数秒のゆとりがあると、もっと良かったのではないかなと思いました。

また、そのためかどうか分からないのですが、短編ドラマの合間の、女性編集者の樹木希林さんとミステリー作家の又吉直樹さんのミニドラマの内容が、面白かったような気もするのですが、あまり頭に入って来ませんでした。

それから、番組の中で、「天才小説家」と「一流映画監督」のコラボレーションという風に言われていたように思うのですが、私としては、「一流映画監督」という言い方は良いとしても、「天才小説家」という言葉には、少し奇妙な感じもしてしまいました。例えば「天才漫画家」という言い方もあるので、「天才小説家」も間違ってはいないのかもしれないのですが、私は今まで聞いたことがなかったので、少し不思議な感じがしたのです。「文豪」だと、例えば夏目漱石やドストエフスキーのような印象になってしまうのかもしれないですし、もし本当にいるとすれば(このような言い方があるとするならば)、「天才」の「小説家」とはどのような小説家のことを指すのだろうと、これはこのオムニバスドラマの物語そのものとは関係のないことなのですが、少し気になりました。

でも、とにかく、昨夜の「このミステリーがすごい!」のオムニバスドラマを私も見ることができて、楽しかったです。

「トーキョーライブ22時」の第10回

昨夜、テレビ東京の「トーキョーライブ22時 ~ニチヨルまったり生放送中~」を見ました。「第10回」で合っているでしょうか。今年最後の放送です。

番組の冒頭、博多大吉さんの声のナナナは、冬休みをもらったとかで、福岡の中洲の屋台の近くでビールを飲んでいました。そして、ナナナの代役として、MCのTOKIOの松岡昌宏さんの隣にいたのは、「リトル東京ライブ」で進行役を務めている後輩のどりやん(声は麒麟の川島明さんです)でした。松岡さんのこたつのテーブルの上には、スノーマンの人形と小さな門松が飾ってありました。

どりやんもかわいいですし、そのような自由さは楽しく思えるのですが、ただ、今回も、「お悩み相談バラエティ」の要素は減っていて、料理番組やグルメ番組のような要素が強くなっていたように思います。

テレビ初登場という有名な炭火焼肉店の「サーロインしゃぶしゃぶ」が、今回のお悩み相談の「スカッと大解決」になった場合の「ごほうび」だったのですが、料理の紹介の時間も長かった上に、お悩み相談はなぜかメールで募集していたものではなく、「緊急街頭アンケート」の形式になっていて、「トーヒョーライブ」の部分もありませんでした。

街頭でインタビューに応じていた29歳の会社員の方の「カミングアウトしたいこと」は、今まで彼女がいたことがないというもので、その方と電話で話していた松岡さんは、30歳からだ、未来は明るいと励まして、「大解決」をもらっていたのですが、何というか、視聴者のお悩み相談の結果に伴うおまけのようなものだった「ごほうび」が番組のメインになってしまっているというか、悩み相談が「ごほうび」の料理を食べるための手段になってしまっているようにも思えました。

料理を食べた後の次のコーナーは、「意識調査 あるなしライブ」でした。前回の、関ジャニ∞の安田章大さんの回から始まった2択クイズの企画です。他人の母親の作ったおにぎりを食べるか食べられないか、バスタオルは毎日洗うか洗わないか、カラオケで店員さんが入ってきた時に歌うのをやめるかやめないか、と3つ続き、最後、松岡さんが来年の1月の2日に放送されるという「新春ワイド時代劇 大江戸捜査網2015」の宣伝をして(その後なぜかマグロと寝ていたのですが)、今回の生放送は終わっていました。

私としては、生放送でMCのジャニーズの方が電話の向こうの視聴者の悩み相談に真摯に答えるという、ラジオの番組のような企画が楽しかったので、最近のグルメとVTRばかりの「東京ライブ22時」を、決して全く面白くないというわけではないのですが、少し残念にも思えています。

MCの方は「お悩み相談」にちゃんと答えているのだとは思うのですが、最近の番組の印象としては、(「大解決」が出る前提の)「ごほうび」のために、何か流れ作業的になってしまっているような気もするのです。

今の「東京ライブ22時」は、メールで募集した3件のお悩みを聞いて視聴者と一緒に解決するという「東京ライブ24時」の時のシンプルなものとは異なり、何か散漫としてしているような感じでもあります。

豪華なMCとナナナ(これからも時々ハナナやどりやんは来るのでしょうか)によるせっかくの生放送の約1時間の番組なのですし、少しもったいないなと思います。

「東京ライブ」を好きなので、もしかしたら「グルメ」の要素を強化しなくてはいけない何かの事情があるのかもしれないのですが、私としては、以前の「24時」の時のように戻ってほしいです。

次回の放送は、来年の1月の18日で、MCは嵐の相葉雅紀さんだそうです。どのような「東京ライブ22時」になっていくのかは分からないのですが、これからも私も毎週の生放送を楽しみに見ていくことができるといいなと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム2」第14回

NHKのBSプレミアムの海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム(Once Upon a Time)2」の第14回を見ました。

過去の魔法の森の世界(おとぎの世界)では、糸紡ぎの仕事をしている妻のミラと二人で暮らしていたルンペルシュティルツキン(ロバート・カーライルさん)が、王様の軍の前線へ徴兵されることが決まった通知書を妻に見せて、これで臆病者の父親とは違うということを証明できると喜んでいました。最初は心配していたミラも、夫を笑顔で送り出していました。

現代のルンペルシュティルツキンのゴールドさんとエマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)とその息子のヘンリー・ミルズ(ジャレッド・ギルモアさん)の3人は、ニューヨークのあるアパートの前へ来ていました。名札に名前の書かれていない部屋のベルを鳴らしたエマは、その部屋から突然外へ逃げ出したらしいフードをかぶった男を見つけ、彼を説得してくれと言うゴールドさんの頼みを聞いて、街中を走って追いかけていたのですが、路地裏で捕まえた、ルンペルシュティルツキンの息子のベルファイアと思われるその男性は、17歳の頃のエマを裏切ったニールでした。

エマは、ニールが最初から自分たちの秘密を知っていて、ルンペルシュティルツキンと協力して自分に近づき、利用したのかと疑っていたのですが、エマをとりあえず近くのバーに案内して話をしようとしたニールは、昔、ニールが盗んだ時計をロッカーから出して待っていたエマに会いに行こうとした時にオーガストに止められたという事実を伝えていました。その時ピノキオのオーガストがニールに見せていた箱の中には、「お前はベルファイアだ」と書かれたメモが入っていました。

父親に会いたくないと言うニールは、結果的にはエマを刑務所に送る形になってしまったことについて、エマを守るためだったと説明したのですが、ニールの裏切りによって刑務所に入れられたということに納得がいかないエマは、二人が出会ったのは運命だと話すニールに、ずっと首に下げていた、ニールにもらったスワンのキーホルダーのペンダントを外して返していました。ニールは、ルンペルシュティルツキンに嘘をつけば、会わずに済むとエマに提案していました。

エマとベルファイアが戻ってくるのを、ヘンリーにホットドッグを買って待っていたゴールドさんは、エマを連れてきてくれてありがとうと、ヘンリーにお礼を言っていました。

戻ってきたエマは、男に逃げられたとゴールドさんに嘘をついたのですが、ゴールドさんは、男が帰ってくるのを待つと言って、ニールの部屋の鍵を開けて侵入しようとしていました。エマは反対していたのですが、ヘンリーは廊下を見張ることにしていました。

ゴールドさんとヘンリーと一緒にニールの部屋に侵入したエマは、窓辺にドリームキャッチャーがかけられているのを見つけて少し動揺していて、それを見逃さなかったゴールドさんから、何か気付いているのではないか、嘘をついているのではないかと見破られて困っていました。

ストーリーブルックでは、エマから、ゴールドさんの息子がヘンリーの父親だったという相談を受けて、ヘンリーにも知る権利があると伝えていた白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)が、チャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)と、ルンペルシュティルツキンがヘンリーの父方の祖父で、レジーナが母方の義理の曾祖母で養母だということを話し合いながら、これでわだかまりが解けるかもしれないと話していました。

過去のおとぎの世界では、兵士として戦場に来ていたルンペルシュティルツキンが、これから前線に行くという兵士の一人から、捕虜が入っているという荷物を見張るよう命じられていたのですが、自分の名前を呼ぶ声に驚いて荷台の覆いを開けると、そこには顔がつぎはぎのようになっている少女がいました。少女の顔にあるはずの目は、手のひらに一つずつ付いていました。

少女は、臆病者の息子であり、糸紡ぎの娘に育てられ、父親と同じようになることを恐れていると、ルンペルシュティルツキンのことを当てていました。過去も未来も見通すことができるというその少女は、ルンペルシュティルツキンに自分の予言の力を信じてもらうために、ミラにもうすぐ男の子が生まれると教えた上で、この戦のためにその息子は父親を失うだろうと予言していました。

夜、軍が牛に跨って進むという少女の予言が当たったのを目の当たりにしたルンペルシュティルツキンは、生まれてくる息子に会うことができなくなることを恐れて、少女の姿が消えていた荷馬車の裏で、自分の足をハンマーで叩いてわざと大怪我をして、戦場を離脱していました。

杖を突きながら家に戻った頃、そこには生まれたばかりのベルファイアを抱いているミラの姿があったのですが、ミラは、兵士たちの噂から、夫がわざと怪我をしたことを知ってショックを受けていました。そして、情けない夫のことを怒りながら、あなたは息子のために戦場で立派に死ぬべきだったのだと嘆いていました。

ニールの部屋では、ニールのことを隠しているエマにゴールドさんが怒って何かをしようとした時、ニールが戻ってきて、エマのために戻ってきたのだと言う息子の言葉とエマの態度に、二人の関係性を察して唖然としていました。ニールは、エマが私の息子だというヘンリーを見て年を聞いていて、11歳だと答えるのを聞くと、俺の子かと繰り返しエマに訊いていました。エマが認めると、父親は消防士ですでに亡くなっているとエマに教えられていたヘンリーは、エマに嘘をつかれていたことにショックを受けて部屋を飛び出していました。

その頃、ストーリーブルックのレジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、入院中のベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)が記憶を失っているのを確認すると、魔法で気を失わせて、それからベルのバッグの中から「915.63」と書かれたメモを見つけて、コーラ(バーバラ・ハーシーさん)とフック船長(コリン・オドナヒューさん)と3人で、図書館へ向かっていました。コーラは、ルンペルシュティルツキンが町の外にいる間に、「闇の王」を操ることのできる短剣を見つけ出そうと考えていました。そして、その番号の本のあるはずの本棚に、何かが描かれた白い紙を見つけていたのですが、それを見たフック船長は、すぐにそれが宝の地図だと気付いて、解読していました。

しかし、フック船長が解読し終わると、コーラはフック船長を突き飛ばして、娘のレジーナとだけ出ていきました。コーラの目的は、最初から闇の王の短剣を奪うことにあったようでした。

部屋を出たヘンリーを追いかけたエマは、ヘンリーから、エマもレジーナと同じだと言われて、謝っていました。部屋で父親と二人になったベルファイアのニールは、3分という区切りをつけて、どうかチャンスをくれと言う父親の話を聞くことにしたのですが、ストーリーブルックに戻れば魔法が使えるようになるから、それで14歳の頃に戻ってもう一度やり直せばいいというようなことを話す父親にうんざりとしていました。そして、俺を見捨てられたのだから、今度は俺が見捨てる番だと、父親を突き放していました。

それからニールは、ヘンリーのことは二人で育てようとエマに話して、初対面のヘンリーと話していました。ニールが謝ると、ヘンリーは、知らなかったからいいんだと、父親のことを理解して受け入れていました。

過去の魔法の森の世界では、闇の王になったルンペルシュティルツキンが、森の中に一人でいた予言をする少女に会いに行き、予言通りに父親を失ったベルファイアをどうすれば見つけることができるかということを訊いていました。以前よりも大きくなっていた少女は、両手の目でルンペルシュティルツキンの未来を見て、お前はやがて息子を見つけるが、そのためにはみんなをこの国から連れ出すほどの呪いが必要だ、ただ呪いをかけるのも呪いを解くのも別の者だと予言をしていました。

そして少女は、未来を見通す目の力をルンペルシュティルツキンに渡していました。長い間、その重荷から解放されたく思っていたようでした。重荷から解放された少女は、そのまま倒れ込んでしまったのですが、避けられる運命と避けられない運命を見極める必要があるとルンペルシュティルツキンに言い、解放してくれたことお礼として、パズルのピースを授けるとある予言をしていたのですが、それは、少年がお前を息子の元に導くが、その子はお前を破滅させるだろうというものでした。

ルンペルシュティルツキンは、じゃあ殺すしかないと少女に言っていました。現在のゴールドさんは、孫のヘンリーがその少年であると気付いたようでした。あるいは、ずっと前から予知していたことだったのでしょうか。

最近は「スピンオフ」のような回が続いていたように思うのですが、第14回は、本筋の部分の物語が進んだように思えて、面白かったです。

今回登場した予言をする少女のような外見を持つ存在は、以前見た「パンズ・ラビリンス」という映画にも登場していたように思うのですが、日本にも古くから「手の目」と呼ばれる手のひらに目のある顔のない妖怪がいるのだそうです。

ニールが現代の普通の世界の人ではなく、ベルファイアだったという展開も、面白く思いました。ルンペルシュティルツキンは、臆病者だったという父親の影響から逃れることができないでいるようなのですが、今の父親に反発しているニールは、そのような祖父や父親を反面教師のようにすることができるのでしょうか。

あと、病院では、レジーナガ魔法でベルの荷物を空中に浮かべて調べていたのを、まだ怪我で入院しているグレッグ・メンデルがスマートフォンの動画で撮影して、どこかの知人に見せていたのですが、別の世界から来たばかりのコーラはともかく、メンデルが来た頃に身を隠していたレジーナも、ストーリーブルックの町に外から来た人がいるということを知らないのでしょうか。それとも、知っているけれども特に気にしていないということなのでしょうか。

コーラに利用され続けている海賊のフック船長は、コーラに裏切られながらも、一応左手のフックを返してもらうことはできたようでした。

次回の放送は、来年の1月8日からだそうです。

私は木曜日の夜の11時15分から放送されているこの海外の連続ドラマを放送時間に見ることはできないため、毎回録画をしておいて後で時間のある時に見ているのですが、まだ毎週の物語を楽しく見ることができているので、これからの物語も楽しみに見ることができるといいなと思います。

「クリスマスの約束2014」

昨日はクリスマスだったので、深夜には、2001年から毎年恒例となっているTBSの小田和正さんの音楽番組「クリスマスの約束2014」が放送されていました。

この「クリスマスの約束」を一応第1回目から見ている私としては、小田和正さんの意図とは少し異なっていたのだとしても、初期の頃のほうがずっと良かったように思えているのですが、それでも、今年の「クリスマスの約束」も、恒例の歌番組としてそれなりに楽しみにしていました。

でも、昨夜の「クリスマスの約束2014」は、これまでの総集編のようなものでした。25日の夜の11時45分から、クリスマスの日を過ぎて26日になった深夜の1時45分くらいまでの放送のうち、「2014」の部分は、冒頭と最後だけでした。

深夜の12時半を過ぎても、1時15分を過ぎても、まだダイジェストが続いていたので、一体何なのだろうと思いながら見ていたのですが、1時半頃、ようやく「2014年」の字幕が画面に現れたのでした。細野晴臣さんが登場し、「Smile」という歌(聞くと聞いたことがあるなと分かる歌でした)を披露していました。

そもそもこの音楽番組は生放送ではないので、その場面さえも本当に「2014」なのだろうかと疑問に思えてしまったくらいなのですが、画面に「2014」と出ていたので、それを信じるならそうだったのだと思います。

2001年からの13年間の総集編になっていたため、それはこの番組の「歴史」や「軌跡」というようなものでもあったのかもしれないのですが、それなら、(例えばテレビ朝日の「怒り新党」や「アメトーーク」の時のように)最初から総集編と伝えておいてくれたら良かったのに、と思います。

もしかしたら今年で終わるということなのかなとも思ったのですが、最後の斉藤由貴さんのナレーションによると、番組は来年も続くようでした。

最近は、小田和正さんと共演する歌手(ミュージシャン?)の方が、何となく小田和正さんの「ファミリー」のような感じになっているような気もするのですが、初期の頃の、小田和正さんのカバーライブ(サザンオールスターズの曲の中から「勝手にシンドバッド」を選んで歌っていた時には驚いたのですが)のような雰囲気は本当に楽しかったのです。

何かの事情があって「総集編」のような「クリスマスの約束2014」になったのかもしれないとも思いますし、「総集編」でも楽しかったという方もいるのかもしれないとも思うのですが、それと知らずに今年の「クリスマスの約束」を見ていた私には、何だか残念に思えてしまいました。でも、ライブ会場にいたお客さんたちは、もっとたくさんの新しい歌を聴くことができていたのかもしれません。
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