「ウロボロス~この愛こそ、正義。」第3話

TBSの金曜ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」の第3話を見ました。

第3話の事件は、第1話や第2話の時とは異なり、児童養護施設「まほろば」の職員の柏葉結子(広末涼子さん)を撃ち殺した事件をもみ消した「金時計の男」につながっていくものでした。

ホームレスの男性が撲殺されるという事件が新宿で相次ぎ、刑事の日比野美月(上野樹里さん)の提案で単独捜査を行うことにした龍崎イクオ(生田斗真さん)は、浪人生に襲われそうになっているところを助けた4件目の男性がその最中に姿を消したこと、写真の中の1件目と2件目の被害者がシャツ一枚の姿で倒れていたことを、不審に思っていました。

一方、松江組の若頭の段野竜哉(小栗旬さん)は、闇医者の劉さん(山本學さん)から、20年前に来た、4人の日本人の一人の、背中に銃弾を受けた傷のある男が今は新宿でホームレスになっているらしいということを教えてもらっていました。

竜哉さんと話し合い、4件目の被害者になりかけていたホームレスの男性が背中に傷のある男だと考えたイクオさんは、その人を探し出して会いに行くのですが、その男性は、もう一人別の男性に命を狙われていました。流れ弾に当たって肩を負傷した刑事の美月さんによると、撃った男性は元刑事の九条隆明(北村有起哉さん)でした。

イクオさんは、繁華街のロッカーから拳銃とGPSの機械を持ち出していました。それから、ホームレスの湯浅さんを追って雑居ビルへ入った竜哉さんは、九条さんに腹部を撃たれながら、湯浅さんと共にビルの上のほうへ逃げていました。そして、部屋の奥へ行き、窓ガラスを背に立った竜哉さんは、竜哉さんがヤクザであることを知った九条さんに追い詰められていました。九条さんには、逆恨みをした暴力団の人に妻を殺された過去があり、その時一緒に撃たれた息子は今も意識不明で病院をたらい回しにされながら入院の状態にあるということでした。九条さんは、息子を助けるという交換条件で誰かの依頼を引き受けて、湯浅さんを殺すことに協力していたようでした。

九条さんは竜哉さんを撃とうとしたのですが、窓ガラスを背に立っていた竜哉さんが体をずらすと、そのすぐ後ろのビルにイクオさんが拳銃を構えて立っていて、窓のガラスを割って飛び込んできた銃弾に倒れていました。

足を引きずっている湯浅さんを追い詰めた竜哉さんとイクオさんは、20年前の事件のことをその場で尋ねて、湯浅さんが「結子先生」の事件のことを憶えていることを知ったのですが、その時、まだ生きていた九条さんに襲われそうになり、九条さんを倒そうとしている間に、また湯浅さんに逃げられてしまいました。

イクオさんは、お互いに銃口を向け合っていた九条さんが、別のビルの屋上にいた人物に撃たれて即死したのを見て、その場から消えていた湯浅さんの行方を追ったのですが、湯浅さんは雨の路上で血を流して倒れていました。逃げた湯浅さんは、通りかかった自転車の警官(モロ師岡さん)に3人のことを知らせようとして、口封じのために撃ち殺されてしまったのでした。

雨の中、胸部を撃たれて倒れている湯浅さんの遺体を見たイクオさんは、20年前の記憶を思い出していました。背中を撃たれていた男を撃ったのは、結子先生でした。

20年前の雨の夜、目を覚まして1階へ降りたイクオさんは、結子先生が棚の引き出しから拳銃を取り出すところを見ていました。引き出しの底にもう一つの底があり、そこに拳銃が入っていて、拳銃を取り出した結子先生は、代わりにそこに「ウロボロス」のシルバーのネックレスを収めていました。イクオさんがいることに気付いた結子先生は、「みんなにも伝えて、これから何があっても強く生きるって。約束だよ、イクオ」と伝え、拳銃を持って施設の庭へ飛び出して行きました。

イクオさんと竜哉さんは、倒れている湯浅さんの背中に古い傷があるのを確認し、事実を知る一人を失ったことを後悔している様子でした。

その後、湯浅さんが勤めていた会社が「まほろば」とつながっていたことなども分かったようだったのですが、新宿第二警察署の強行犯係だったイクオさんは、美月さんの父親で警視庁警務部の主席監察官の日比野圀彦(光石研さん)の指示で、警視庁捜査一課の11係への異動が決まっていました。

脚本は古家和尚さんで、演出は石井康晴さんでした。

銃声の響く場面が多かったような気もするのですが、物語はテンポ良く進んでいて、最後まで見ることができました。窓ガラスの前に立った竜哉さんの背後にイクオさんが重なるように隠れて拳銃を構えていた場面にも、はっとしました。

イクオさんと竜哉さんが20年前の結子先生の事件の真相を探ることが中心の物語のようなので、その他の、例えば美月さんや新宿第一警察署の刑事の蝶野真一(滝藤賢一さん)の場面などは、今はまだあまり関わりがあるようには見えないのですが、いつかはそのような登場人物も、中心の事件の問題に関わっていくのでしょうか。

あと、私としては、結子先生が拳銃を隠し持っていたということが分かったことで、結子先生が、私には結子先生には少し不釣合いのようにも見えた、「ウロボロス」のデザインのシルバーのネックレスを結子先生が持っていた理由が、少しだけ分かったような気もしました。分かったというか、もしかしたらその「ウロボロス」は結子先生の知り合いの形見なのかもしれないななどと、勝手にではあるのですが、少しイメージがつながったような気がしました。

次回から龍崎イクオさんは捜査一課の刑事になるようなので、新しい展開があるのかもしれないなと思います。刑事ドラマやミステリードラマとしては、私にはまだすごく面白いというのとは違うような気もするのですが、それでも、物語の続きは何となく気になります。

「DOCTORS 3 最強の名医」第4話

テレビ朝日のドラマ「DOCTORS 3 最強の名医」の第4話を見ました。

患者さんの激減した堂上総合病院に戻ってきた院長の堂上たまき(野際陽子さん)は、医師や看護師たちに病院の再建を誓い、外科医の相良浩介(沢村一樹さん)にも協力を頼むのですが、相良先生は、どうして僕だけが頑張らなければいけないのですか、堂上と心中する義理はありませんと言って、自分を辞めさせようとしていた院長の甥の外科医の森山卓院長代理(高嶋政伸さん)を見ていました。

たまき院長と事務長の桃井正一(小野武彦さん)は、エスアイ製薬のMRの渋谷翔子(滝沢沙織さん)から聞いて、森山先生が密かに「腹腔鏡で鶴を折ってみた」という謎の動画をインターネットのサイトに投稿していることを知るのでした。二人は呆れて嘆いていたのですが、森山先生から離れようとしていた「チーム森山」外科医の佐々井圭(正名僕蔵さん)と高泉賢也(敦士さん)と段原保(尾崎右宗さん)と麻酔科医の千住義郎(斉藤陽一郎さん)と研修医の瀬戸晃(浅利陽介さん)は、すごいと感動していました。すごいと思いながら、医師として少し「ずれている」森山先生と離れようとしていました。

それを見た相良先生は、森山先生がやはり腹腔鏡のスペシャリストであることを再確認していました。でも、ほとんどの患者さんが堂上総合病院を去った中、堂上総合病院に入院することになった潰瘍性大腸炎を発症した高校生の須田幹生(山本涼介さん)のカンファレンスでは、森山先生は、自分には関係ないと幹生さんの治療に無関心を示し、その後、「腹腔鏡で亀を折ってみた」という新作を投稿していました。

動画は108回再生されていたのですが、その中にいた中国の富裕層の人から旅行会社に問い合わせがあったとかで、堂上総合病院に最先端の腹腔鏡の手術の見学ツアーが来ることになりました。「富裕層」と聞いて、森山先生は、これで世界中から患者が来ると張り切って、相良先生と内科医の皆川和枝(伊藤蘭さん)に、幹生さんの手術は自分がやると申し出ていました。

森山先生は、麻酔を千住先生に頼んだ後、第一助手に佐々井先生を指名するのですが断られ、段原先生にも高泉先生にも断られていました。瀬戸先生にはまだ難しいということで、相良先生が第一助手になることになりました。

幹生さんと家族は、森山先生に自分が得意だからという理由で腹腔鏡を勧められ、一応デメリットの説明も受けた後、腹腔鏡を選んでいました。どうして堂上を選んだのかと聞く相良先生や森山先生や皆川先生たちに、幹生さんは、何かあると堂上総合病院に来た、自分も父親も堂上総合病院で生まれたと話し、堂上は良い病院だと知っているからだと答えていました。

キャバクラ嬢のナナ(伊藤久美子さん)が話していたことによると、森山先生は森山先生なりに患者さんを失った責任を感じて、自分の腹腔鏡の技術をアピールする行動に出ていたようなのですが、さらに、腹腔鏡の技術の高さをみんなに見せることで、自分から離れていく「チーム森山」という「友達」を引き止めたい思いがあったようでした。

幹生さんの手術当日、見学室には中国からの見学者たちが押し寄せていました。得意気に説明をしていた森山先生は、腹腔鏡を使って大腸を摘出するという難しい手術を始め、手際良く進めていたのですが、途中、脆くなっていた大腸が破れてしまい、このまま腹腔鏡での手術を続けるか、相良先生の提案通りに開腹手術に切り替えるかの選択を迫られていました。

腹腔鏡を使うのでなければこの手術の意味がなくなると、見学者の動向を気にする森山先生に、相良先生は、オペはショーじゃない、患者さんを助けるためのものだと言って説得していました。幹生さんが堂上を信頼していることを思い出した森山先生は、合併症の恐れもあることから、開腹手術に切り替える決断をしていました。見物客は怒りながら帰って行ったのですが、たまき院長や皆川先生や桃井事務長は、森山先生の決断にほっとしていました。

手術は無事に終わったのですが、森山先生は、腹腔鏡じゃなきゃ俺の友達が戻ってこないじゃないか、と落ち込んでいました。

次は友達の番だ、と堂上を辞めるべきか悩んでいた「チーム森山」の外科医3人に会いに行った相良先生は、この前紹介した「後釜」の先生たちには断られたと話し、先ほどの森山先生の手術について、森山先生は患者さんのために腹腔鏡を封印したと教えていました。

驚いた3人は、新しく別の「後釜」を探すと言う相良先生を、「探さないで!」と止めて、「やっぱり森山先生はちゃんとした医者だったんだ」と、一人で病院の庭のベンチに座っていた森山先生に駆け寄り、堂上を辞めたくない、森山先生と一緒にいたい、ごめんなさい、と謝っていました。一人じゃなかったんだ、と泣き出した森山先生は、駆けつけた麻酔科医の千住先生と合わせて5人で抱き合って喜んでいました。

脚本は福田靖さん、演出は本橋圭太さんでした。

今回は、堂上総合病院を建て直したい相良先生が、患者さんを激減させたことに責任を感じていた森山先生を外科医に戻し、好きだけれど医師としては少しずれている森山先生と距離を置こうとしていた「チーム森山」との友情を復活させる、というシンプルな展開で、面白かったです。

小学生のような?感じが“卓ちゃん”や「チーム森山」に合っていたということなのかもしれないのですが、素直に言えばいいのに、とナナさんに言われていた森山先生が、廊下で「チーム森山」とすれ違う時に、普通に顔を背けるだけではなくて「ツーン!」とわざわざ口で言って「寂しくないやい!」とつぶやいていたのも、卓ちゃんらしい感じがして何だか面白かったですし、最後に仲直りをしていたのも、単純に、良かったと思える展開だったような気がします。

ある意味では、例えば先のテレビ朝日の「ドクターX~外科医・大門未知子~」よりも、現実離れしている医療ドラマなのかもしれないとも思うのですが、第4話も楽しかったです。

看護師の宮部佐知(比嘉愛未さん)が皆川先生に、相良先生がまだ亡くなった妻のことを想っていると話していた場面も良かったです。久しぶりに、相良先生の奥さんの話が出てきたような気がしました。

あと、今回は、それほど病院の多くない地域の人にとって地元の総合病院が大事な存在であるというようなところが描かれていたのも良かったと思います。堂上総合病院を離れた患者さんたちがどこへ転院したのかは分からないのですが、地域の病院が信頼できない病院になってしまうということは大変なことなのだろうと思います。各地の病院にはこれからもそこへ通う人たちにとって誠実な病院であってほしいなと思いました。

「○○妻」第3話

日本テレビの水曜ドラマ「○○妻」の第3話を見ました。

第3話は、どうしても結婚をしてくれない契約妻のひかり(柴崎コウさん)の気持ちを理解できずに戸惑い頭を抱える人気報道番組「NEWS LIFE」のキャスターの久保田正純(東山紀之さん)が、その苛立ちをひかりさんにぶつけ始め、実は母親の仁美(岩本多代さん)や姉の河西美登利(渡辺真起子さん)や久保田実結(奥貫薫さん)に対して過去にDV(ドメスティックバイオレンス)を繰り返していた人だった父親の作太郎(平泉成さん)と同じように、妻のひかりさんに手を上げようとした自分に嫌気が差して自暴自棄のようになる中、ひかりさんの力で何とか生放送のニュース番組のDVの特集で自分の意見を思い切り出して伝えることに成功するものの、完璧な妻のひかりさんのプレッシャーに耐え切れず、酔って若い新人アシスタントの風谷愛(蓮佛美沙子さん)の部屋に転がり込んでしまう、という話でした。

脚本は遊川和彦さん、演出は猪股隆一さんでした。

第3話も面白かったのですが、今回は、契約妻のひかりさんの謎よりも、好きなひかりさんのことを理解できず、愛されているという実感を持つこともできず、ひかりさんを信頼できなくなりかけてわがままな言動でひかりさんを困らせる正純さんのダメな夫(契約夫?)振りが際立っていたように思います。

何かずっと寂しそうだった正純さんの母親が、実は夫からのDVに苦しんでいたという展開にも少し驚いたのですが、ひかりさんの母の井納千春(黒木瞳さん)の生き方や、それに苦しんできたというひかりさんとひかりさんの父親の話、子供が親から虐待を受ける話の件も含めて、「結婚」や、その結果作られる「家族」の、実際にもある側面を伝えるものだったのかもしれないなと思いました。

ひかりさんのことで情緒不安定になっている正純さんをそれでも「NEWS LIFE」のキャスターとして尊敬している板垣雅己(城田優さん)の場面も面白いですし、酔った時には語尾に「にゃん」を付けて話す正純さんのことを助け、正純さんの妻が「契約妻」であるという秘密を知ってしまった風谷さんと、風谷さんの香水に気付いたひかりさんの場面も、これから増えていくのかもしれないなと思いました。

記憶力も高かったひかりさんの謎が明らかにされていく過程は、少し引き伸ばされている感じでもありますし、物語そのものが面白いというのとは少し違うのですが、これからひかりさんはどうするのだろうと続きが気になって最後まで見ることができました。

予告によると、次回が何か少し怖い感じにも思えたのですが、純粋過ぎる人間は不幸というようなことをつぶやいていた、「結婚」にこだわる正純さんの暴走が物語の中心になるようなことにはならないといいなと思います。

「相棒season13」第13話

テレビ朝日の「相棒season13」の第13話「人生最良の日」を見ました。

茨城県のガソリンスタンドに隣接する家で経営者の男性が開いている金庫の横に倒れて死亡しているのが見つかったある日、都内のコーヒー店で「危険ドラッグ」の摘発の捜査に協力していた警視庁特命係の杉下右京(水谷豊さん)と甲斐享(成宮寛貴さん)は、アイスコーヒーを注文した茨城県の訛り?のある爪の先の黒い女性・山田淑子(床嶋佳子さん)の抱えていたエコバッグの中に札束が無造作に入れられているのと、警察用語に気付いて慌ててその場を後にした挙動不審な動きを見て、その女性を尾行することにしていました。

一方、都内のホテルでは覚醒剤の密売をしているらしい女性が死亡しているのが見つかり、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)は、女性を残してその場から姿を消した、遺棄致死の疑いがあるミュージシャンの四宮裕二(湯江健幸さん)の行方を追っていました。

山田淑子さんを追う右京さんと享さん、二人に協力する鑑識員の米沢守(六角精児さん)、かつてヒット曲を出したことがあるミュージシャンの四宮裕二を追う捜査一課の伊丹さんと芹沢さん、麻薬の密売を行っている暴力団を追う組織犯罪対策五課の角田課長(山西惇さん)、大木長十郎(志水正義さん)と小松真琴(久保田龍吉さん)、淑子さんから四宮裕二のライブのチケットを一枚譲られた「花の里」の二代目女将の月本幸子(鈴木杏樹さん)は、その後、その四宮さんの「Best Day of My Life」というライブを行う予定のライブハウスの前で合流し、二人で会場から出て来た、一部お互いの利害が一致していた様子の淑子さんと四宮裕二の粗い逃亡の計画を阻止するのでした。

今回の脚本は、山本むつみさんでした。監督は橋本一さんでした。

いろいろ盛り沢山ということだったのかもしれないのですが、何というか、私には少しがちゃがちゃとした話だったようにも思えてしまいました。

特命係の右京さんと享さん、米沢さん、伊丹さん、芹沢さん、角田課長、大木さん、小松さん、そして幸子さんまでもが集結し、全員集合の感じがあったのですが、それが物語の筋の上で必要な展開だったというよりは、私には、全員集合のために物語の筋があったというような印象でした。

四宮さんに取り損ねた薬物のお金を支払わせようとしていたヤクザの二人がコメディー風に描かれていたので、その部分が重くならずに済んでいたのだとも思うのですが、その代わりにというか、茨城県の郊外に暮らしていた淑子さんの身の上話の件は、急に社会問題的な要素が含まれた重いものになっていました。

地元のたいやき屋「花の里」に通っていたという、高校時代の淑子さんと友人の思い出からつながった、二人がファンだったいわゆる「一発屋」のミュージシャンの四宮さんと関わることになった今回の事件を、淑子さんが四宮さんのヒット曲になぞらえて「人生最良の日」だと右京さんたちに答えたのも、私には少し無理矢理の感じがしてしまったのですが、さらに最後、海のほうから数発の打ち上げ花火が上がっていたのにも、少し驚きました。

どうして突然花火が上がったのか(もしかしたら私が聞き逃してしまった部分があるのかもしれないのですが)、よく分かりませんでした。何かのイベントの花火が、「人生最良の日」を迎えることができた淑子さんを祝福するように、その時偶然上がったという意味だったのでしょうか。決して面白くないというのではないのですが、私には何か少し奇妙にも思えてしまいました。

「徒歩7分」第4回

NHKのBSプレミアムのプレミアムよるドラマ「徒歩7分」の第4回を見ました。

隣の部屋の大島咲江(菜葉菜さん)と、部屋に引き入れた「ストーカー」的な田中靖夫(田中圭さん)と3人で朝までビールを飲んで過ごした黒崎依子(田中麗奈さん)は、身内以外の人と話す久しぶりの出来事がそれなりに楽しかったようで、「何か私、頑張ります」と二人を送り出していました。

包丁を研いで、キャベツの千切りのサラダの大盛りを作った依子さんは、また隣の咲江さんを呼んでいました。妹が貧困をなくすためにヨーロッパへ行った話になり、子供の頃よりも未来が見えないと自分のことを話していた依子さんは、今の夢は何かと咲江さんに聞かれて、少し考えて、バイトがしたい、と答えていました。

それは叶えたほうがいいね、と咲江さんに背中を押された依子さんは、カラオケ店のアルバイトの面接を受けに行っていたのですが、結果は後日電話かメールで伝えますと言う担当者に今教えてください、これで落ちるのは3度目なんです、落ちますよね、としつこく尋ねた結果、落ちるということを教えてもらって落ち込んでいました。

私のどこがいけないのでしょうかと訊く依子さんに、担当者は、就職もアルバイトもしたことのない人を一から教えるのは大変だから経験のある方じゃないと、と半分笑っているように答えていました。そして、私を雇ってくれそうなところはありますかと食い下がる依子さんに、「スナック」を勧めていました。

「スナック」の面接に行った依子さんは、「おそらく」が口癖のそのお店のママ(梅沢昌代さん)から合格を言い渡され、月曜日から来てと言われて驚いていたのですが、スナックの仕事内容を知らなかったようでした。お客さんと飲んだり歌ったり踊ったりすると教えられた依子さんは、月曜日の「コスプレパーティー」の準備を始めることになりました。

夜、部屋で大声で歌の練習を始めた依子さんを心配した咲江さんは、ドアを開けた依子さんがそのパーティーのために喪服を着ていたのを、不謹慎なのではないかと心配していたのですが、気にせずにスナックに初出勤をした依子さんは、派手な衣装のママから「不謹慎です!」と怒られ、帰ることにしたようでした。

夕暮れの帰り道を喪服で歩いていた依子さんは、急に思い付いたように走り出し、元彼の遠藤光一(福士誠治さん)の部屋を訪ねていました。直接会いに行ったのは、電話が着信拒否になっているからでもあったようなのですが、とりあえず玄関先で依子さんの話を聞いていた光一さんは、クビにはなってないかもしれないけれど怖くて行けない、とアルバイトのことを話す依子さんに、少し言い難そうにしながらもはっきりと「もう来ないで、迷惑だから」と伝えていました。

「そしたらもう二度と会えなくなるんだよ?」と念を押すように訊いていた依子さんは、光一さんに完全に拒絶されたことを理解したのか、走って部屋に帰り着くと、泣きながら布団に倒れて、そのまま朝を迎えていました。

玄関のチャイムが鳴り、ドアを開けた依子さんは、そこに田中靖夫さんがいたので慌ててドアを閉めていたのですが、下の階に引っ越してきたと言う田中さんは、依子さんのドアのポストに向かって申し訳なさそう話しかけながら、引っ越しの挨拶の品をその中に入れて階下の部屋へ戻っていました。

それからアパートの下のお弁当屋さんでビーフストロガノフ弁当を買った依子さんは、それを食べながら、タンスの上の光一さんの写真や光一さんにもらったカップラーメンの処分に迷い、壁を叩いて隣の咲江さんを呼んで、事情を話して大泣きしていました。

お母さんももう死んじゃうし、私もいい年だし、妹は遠くへ行っちゃうし、光一はもう会わなくてもいいって言うし、などと言いながら泣く依子さんを見て、実は看護師さんだった咲江さんも、私だっていろいろあるのともらい泣きをして、二人で泣いたり笑ったりしていました。

そうして夕方、夜勤の仕事へ行くことになった咲江さんを、行ってらっしゃいと少し元気に送り出した依子さんは、「よし、頑張ろう、何かを」と気合いを入れていたのですが、入った洗面所か何かの部屋のドアを勢い良く閉めたところ、ドアの正面に立てかけてあった折りたたみのテーブルが倒れ、そこに閉じ込められていました。

作(脚本)は前田司郎さん、演出は中島由貴さん、音楽は冬野ユミさんです。

頑張ろうとはするのだけれど、結局上手く行かない依子さんを、隣の咲江さんが少し呆れたり共感したりしながら支えているような感じが、何だかほのぼのとしていて良かったです。

健全な子供には夢があるはずだという活力に負けた、というような未来が見えない依子さんの台詞も、面白く思いました。

少し浮き世離れをしている感じの依子さんは、確かに多少変わっている性格なのかもしれないのですが、人に対する垣根がないというか、警戒心も低そうですし、それなりに明るそうでもありますし、どうして上手く行かないのだろうと、少し不思議な感じもします。どうすれば依子さんがもう少し世間と噛み合うようになるのだろうかと考えてみても、ドラマを見ている私にも、いまいち思い付きません。

でも、とりあえず、という気持ちだとしても、何かを頑張ろうという気分になるということは、良いことだなと思いました。

仮に「大規模な夢」がなくても、辛うじてあった「小規模な夢」が本当に小さな夢だったとしても、それが叶うように少しずつでも何かを頑張ろうと思うことが、前向きに生きるためには必要なことなのだろうと思います。

少し知り合いのようになったストーカー風の人がアパートの階下に引っ越してきたりするのはやはり何だか怖いような気もするのですが、前向きになり始めた一人暮らしの依子さんがこれからどうなるのか、次回も楽しみにしたいと思います。
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Author:カンナ
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