「探偵の探偵」第4話

フジテレビのドラマ「探偵の探偵」の第4話を見ました。

「阿比留綜合探偵社」の代表の阿比留佳則(ユースケ・サンタマリアさん)が警視庁の刑事たちを引き連れて日銀総裁の孫が監禁されていると思われる工場内へ入ると、少しずつ謎の金属音が大きくなり、鉄パイプを手にした傷だらけの紗崎玲奈(北川景子さん)が姿を現しました。玲奈さんは、妹と琴葉が世話になったなと言って、愛知県警の嘱託医の矢吹洋子(高岡早紀さん)の頭部に鉄パイプを振り下ろし、工場内へ走り去って行きました。

阿比留さんは事前に誘拐された子供を自分が華々しく助け出す手順を考えていたので、調査会社「スマ・リサーチ社」の「対探偵課」の探偵の玲奈さんや玲奈さんを追いかけて行った捜査一課の刑事の窪塚悠馬(三浦貴大さん)のことよりも先ず地下室に用意しておいた「犯人」の壊れたパソコンのところへ刑事たちを誘導したのですが、壊れているはずのノートパソコンは玲奈さんによって修復されていました。

誘拐した子供の監禁場所を確認するために工場の階段を駆け上がった阿比留さんは、部屋の中から子供の泣き声が聞こえドアを叩く音がしたことに安心していたのですが、そこに再び玲奈さんが現れ、部屋の中からは子供を抱えた窪塚刑事が現れました。自分の犯行であることが警察に知られた阿比留さんは、火をつけたライターをガスパイプの中に放り込んで爆発させ、玲奈さんや窪塚刑事を火の中に閉じ込めていたのですが、次第に火は弱まり、玲奈さんは窪塚刑事と子供を残して脱出すると、阿比留さんを追いかけて、妹の咲良(芳根京子さん)の居場所をストーカーの岡尾芯也(岡田義徳さん)に教えた「死神」なのかどうかを、阿比留さんに尋ねていました。

阿比留さんによると、それは自分ではないということでした。そして、阿比留さんは、妹のこととなると周りが見えなくなるという弱点を玲奈さんに指摘していたのですが、玲奈さんと争いになり、階段の上から突き落とされて意識を失っていました。窪塚刑事は、君は探偵なのかと訊いて誘拐事件を解決した玲奈さんを呼び止めようとしていたのですが、玲奈さんは、探偵は事件なんか解決しないと言い残し、工場を後にしていました。

その後、阿比留さんたちは警察に逮捕されていました。阿比留さんは黙秘を続けているということだったのですが、警察も阿比留さんに捜査協力を依頼していたことを警察の名誉のために伏せることにしたようでした。窪塚刑事は納得できない様子だったのですが、上司の坂東志郎(相島一之さん)は、それも仕方がないという風に窪塚さんに話していました。

阿比留さんのことが分かったのは、社長の須磨康臣(井浦新さん)や同僚の探偵たちの協力があったからのようでした。一か月後、怪我が治った玲奈さんは、桐嶋颯太(DEAN FUJIOKAさん)の勧めもあって、峰森琴葉(川口春奈さん)のお見舞いへ出かけていたのですが、家族に囲まれて笑顔を見せる病室の琴葉さんに会いに行くことができませんでした。

それから一年が経った2015年、玲奈さんは、別のストーカー事件の現場に行くことになりました。同僚の佐伯祐司(六角慎司さん)が写真の画像から檜池(尾上寛之さん)の居場所を特定し、玲奈さんはそのマンションへ向かいました。管理会社を名乗って3階の部屋のドアを開けさせた玲奈さんは、檜池を突き飛ばして女性が監禁されている部屋に押し入り、檜池を締め出した状態で女性を救出していました。そして、置いてあった医療用のメスで冷蔵庫にあった納豆を軽く混ぜ、抗ヒスタミンの粉をかけたものを用意し、ドアを押し開けて部屋の中にやって来た殺人犯の檜池の肩の辺りを突き刺して、その血を溢れさせていました。

女性を助け、警察に電話をかけた後、私のことは黙っていてほしいと頼んでその部屋を出た玲奈さんは、檜池の本棚に岡尾が持っていたものとよく似た「調査報告書」を見つけるとそれを鞄の中へ入れて部屋を出ていました。檜池の血痕は部屋から廊下、非常階段の踊場まで続き、玲奈さんが上から覘いたところ、檜池はその真下に転落して血溜りの中に動かなくなっていました。

現場に警察が到着し、檜池は意識不明の重態で病院へ運ばれたようでした。マンションの防犯カメラの映像を確認した窪塚刑事は、カメラには白く反射して見辛くなっていた謎の人物のガラス戸に映った姿が、髪の長い女性であるのを確認していました。

一方、事件以降姉の織田彩音(中村ゆりさん)夫婦の家で暮らしていた琴葉さんは、ある日、転送が終わったデジタルビデオカメラの映像をパソコンで見ようとして、自分の入院中のものなどと一緒に、姉夫婦が玲奈さんに部屋で正座させて尋問している映像を見つけて衝撃を受けていました。

脚本は徳永友一さん、演出は石井祐介さんでした。

第4話は、前回の予告によると「第1章」の完結編ということだったのですが、「死神」の正体が分かるということではなく、第1話から登場して「対探偵」の玲奈さんを潰そうと狙っていた悪徳探偵の一人の阿比留さんが逮捕されるということでした。

そして、檜池の部屋で見つけた「調査報告書」の書式や作り方などが岡尾の持っていた「調査報告書」と同じものだったことから、玲奈さんは、「死神」がまだどこかで探偵業を続けていることを実感していました。

次回からの「第2章」もその中心の軸は「死神」の捜索なのだろうと思うのですが、玲奈さんが警察に追われるようになるというところが次回からの新しい展開でもあるのかもしれません。

比較をするのはあまり良くないことなのかもしれないのですが、この「探偵の探偵」のドラマを見ていると、TBSのドラマだった「MOZU」の、池松壮亮さんの演じていた新谷宏美のアクションシーンは本当にすごかったのだなということを改めて思います。

展開が速そうに見えて意外と遅いというか、私には少し遠回りに思えてしまうような場面もあるのですが、連続ドラマとしては次の展開も気になりますし、第2章の物語もそれなりに楽しみにしていようと思います。

「37.5℃の涙」第4話

TBSのドラマ「37.5℃の涙」の第4話を見ました。

訪問型病児保育サービスを行う「リトルスノー」の杉崎桃子(蓮佛美沙子さん)は、先輩の関めぐみ(水野美紀さん)と一緒に、8歳と5歳の二人の男の子のいる北原家を訪れていました。北原家は「ステップファミリー」と呼ばれていたのですが、それは、両親が共にそれぞれの子供を連れて再婚をした家庭ということのようでした。

5歳の子供を寝かしつけためぐみさんは、再婚をした夫と子供に気を使って自分の子供に厳しく接する実の母親の麻依子(佐藤仁美さん)の元で萎縮している長男の翔馬君にソファで絵本を読み聞かせていた桃子さんが、翔馬君から「ママ」と小さくつぶやかれているのを見て、慌ててその絵本を取り上げ、桃子さんと翔馬君を離していました。

めぐみさんには、再婚をした母親から「ネグレクト」的な虐待を受けていた病児保育先の子供に懐かれ、寂しいその子から「ママ」と呼ばれることを受け入れて接していた結果、依頼主の母親からあの子が私に懐かないのはあなたのせいだと恨まれた上に、母親からの虐待が悪化したというその子を施設に送られてしまうという過去があり、それがトラウマのようになっていたのでした。

わがままに育っている5歳の義理の弟に、別れて暮らす父親との思い出のおもちゃを壊されても我慢していた翔馬君は、ある日、再婚前の優しかった頃の母親が読んでくれたという思い出のある大切な絵本を破られ、家を飛び出していました。翔馬君を追いかけためぐみさんの弟子の桃子さんは、グラウンドの階段に座る翔馬君を見つけ、リュックサックの中のセロハンテープで絵本の破かれたページを直していました。それから、篠原健太(横山歩さん)と遊ぶために作っていた糸電話を取り出して翔馬君に片方を渡し、翔馬君の気持ちを訊いていました。

めぐみさんは、帰宅した両親に事情を話し、母親に麻依子さんを翔馬君のところへ連れて行きました。翔馬君は、ママを義弟に取られたようで寂しいと桃子さんに話していたのですが、二人の姿を麻依子さんに見せためぐみさんは、翔馬君と向き合わなければいけないのは母親である麻依子さんだと説得していました。桃子さんから、その絵本が大切なのはお母さんが読んでくれた絵本だからだということを聞いた麻依子さんは、良いお兄ちゃんになれなくてごめんなさいと落ち込む翔馬君を抱きしめていて、後からやって来た義父も、翔馬君を息子として抱きしめていました。

一方、朝比奈元春(成宮寛貴さん)は、娘の小春(鈴木梨央さん)の授業参観に出かけていたのですが、3年前に病気で亡くなった母親の小雪(松島花さん)のことで父親を憎んでいる小春さんから、ママに来てほしかったと言われて戸惑っていました。小春さんは、入学式の日、卒業生だった母親から柱に彫って校長先生に怒られたという雪だるまの絵を見せられ、小春も学校で起きたことを話してねと言われて、嬉しそうにしていました。

また、昔の実家のことを考えていた桃子さんは、母親の杉崎富美子(浅野温子さん)の裁縫の部屋のタンスの引き出しを開けてきれいな布を探していた時のことを思い出していたのですが、部屋にやって来てそれがほしいのかと桃子さんに訊いた母親は、頷く桃子さんに、お母さんが死んだら全部あげる、と笑顔で言うとすぐに、今死ねばいいと思ったでしょう、と続け、違う!と反論する桃子さんを無視していました。

そして最後、アパートの大家さんからの電話で急いで帰宅した桃子さんは、部屋に兄の優樹(水上剣星さん)が入り込んで待っているのを見て固まっていました。

脚本は梅田みかさん、演出は古澤健さんでした。

今回の前半はめぐみさんの回だったのですが、保育士さんと虐待されている子供の関係性は、実際にも複雑なのかもしれないなと、何となく思いました。保育士さん(昔は「保母さん」と言われていました)や学校の先生を「ママ」と呼ぶ園児や児童が時々いますが、それはほとんどの場合間違えて呼んでしまったものであって、優しい母親が身近にいないという寂しさからあえて別の優しい女性を「ママ」と呼ぶ子供がいるということに、ドラマを見ていて少し意外な感じがしました。

ドラマの翔馬君は、良いお兄ちゃんになりなさいと母親から言われ続けていたので、義理の弟に対して良い兄になろうと自分を抑え、良いお兄ちゃんになれなくてごめんなさいと罪悪感を感じて母親に謝るほどだったのですが、例えば、もしも翔馬君が、どうしてあの横暴な義弟に対して良いお兄ちゃんにならなければいけないのかというような素朴な疑問を持つ子だったなら、母親や桃子さんたちはどのように翔馬君に接したのだろうということも、少し気になりました。

あと、やはり桃子さんの母親の富美子さんの言動がすごいです。富美子さんは一応桃子さんの本当の母親なのでしょうか。それとも、『氷点』のような感じなのでしょうか。桃子さんの実家の部分は、まだほとんど進んでいないようにも思えるのですが、予告によると、次回には鎌倉の実家に戻ることになるようでした。

これは決して悪いということではないのですが、ドラマの中心であるはずの訪問型病児保育の場面の他に、桃子さんと篠原健介(速水もこみちさん)の場面、朝比奈さんと娘の小春さんの場面、桃子さんの実家の場面と、いろいろ盛り込まれ過ぎであるような気もしています。実家の場面は「昼ドラマ」風でもあって面白そうなのですが、登場する割合が少ないにもかかわらず印象が強いので、特に最後に出てくると病児保育の場面の印象が薄くなってしまうようにも思えます。

「独眼流 花嫁道中」

NHKのBSプレミアムで放送され、録画をしておいた、仙台放送局制作のドラマ「独眼竜 花嫁道中」を見ました。「宮城発地域ドラマ」です。どのようなドラマなのかよく分からなかったのですが、何となく面白そうかなと思い、見てみることにしました。

ドラマの舞台は、東日本大震災の被災によってシャッター街となってしまった、伊達政宗ゆかりの独竜町という町の商店街でした。

困難な状況にあっても不屈の精神で活路を見出す“伊達男”の伊達藤次郎政宗に憧れ、大河ドラマ「独眼流政宗」のDVDを繰り返し見るのが趣味の酒屋の息子の伊藤藤次郎(渡辺大さん)は、商店街を盛り上げるための町興しとして、屋根裏部屋の父親の輝宗(さとう宗幸さん)の伊達政宗コレクションの中にあった「愛姫花嫁道中絵巻」を参考に、花嫁行列の再現を行うことを思いつき、同時にそこで男勝りな性格の美容師で幼馴染みの男沢美貴(栗山千明さん)にプロポーズをするという計画を密かに立てるのでした。

作・演出は新延明さんでした。脚本協力はサンドウィッチマンの富澤たけしさんでした。

麿赤児さんの演じる町長?の女装には迫力がありましたし、サンドウィッチマンの富澤さんや伊達みきおさんや、狩野英孝さんなど、宮城県ゆかりの方が登場していたので、伊達政宗に憧れる地元の男性たちが町興しに奮闘するドラマとも言えると思うのですが、伊達政宗コントというか、愛姫(めごひめ)コントというか、そのような印象のドラマでもあったように思います。

特に電動の?愛姫人形の動きが何だか不気味で、その人形が台から滑って使用中の熱いたこ焼き器に顔から落ちた辺りからは、急にホラー・コメディの要素も混ざってきていて、舞台の発表会で動き出した恐怖の人形にみんなが逃げ惑う場面なども、面白かったのですが、何が何だか分からないなという風でもありました。

花嫁行列の本番の踊りの場面も良かったのですが、伊達政宗の姿で現れた美貴さんに向かって、愛姫のかつらを外した藤次郎さんが突然プロポーズをしていたのには、町興しのイベントなのにこれで良いのだろうかと、少し気になってしまいました。

ドラマとして面白かったというのとは少し違うのかもしれないのですが、仙台を愛する気持ちや、伊達政宗の時代にも起きていた自然災害からの復興を不屈の精神で成し遂げたいというような気持ちが伝わるドラマではあったような気がします。

ドラマの主題歌は、エンディングに流れていた女王蜂の「鉄壁」という曲のようだったのですが、私としては、Monkey Majik + 吉田兄弟の「Change」(とてもかっこいい曲です)のほうがドラマの中で印象的に使われていたような気がします。

アメリカの外交官のグルーさんの特集

昨夜、NHKの「歴史秘話ヒストリア」の「もうひとつの終戦 ~日本を愛した外交官グルーの闘い~」という特集を見ました。

ジョセフ・グルーさんという第二次世界大戦の頃のアメリカの外交官の方の特集でした。

昭和7年に来日し、日米開戦までの約10年間を日本で暮らしていたグルーさんは、「二・二六事件」で陸軍の青年将校たちに殺害された内大臣の斎藤實や、重傷を負わされた侍従長の鈴木貫太郎とも親しくしていて、天皇陛下(昭和天皇)の細やかな優しさや平和を希求する思いを直接感じていた方で、戦争が始まったためにアメリカへ帰国をすると、日本における天皇の存在の大切さをアメリカの一般の人々や政府の人々に訴え続け、日本の本土が戦場とならないように、戦争を早く終わらせるために奔走したのだそうです。

番組によると、グルーさんは、天皇制を認める旨の文言を記した「ポツダム宣言」の草稿を作成していました。もしもグルーさんの草案がジェームズ・バーンズ国務長官に抹殺されず、すぐにアメリカ政府に認められてそれが日本政府へ届いていたなら、天皇陛下の願いで首相になったという鈴木貫太郎さんの内閣にもその「ポツダム宣言」の内容が「黙殺」されずに受け入れられ、広島と長崎に原爆が投下される日は来なかった、ということなのでしょうか。

鈴木貫太郎さんと同じく、「終戦」を達成した直後に、グルーさんは国務次官の仕事を辞職したのだそうです。親日家、知日家のグルーさんは、GHQの総司令官のマッカーサーの誘いも、日本には友人がたくさんいるから支配者の顔をして行きたくないと断ったそうです。そして、日本の友人たちと連絡を取りつつも、昭和40年に亡くなるまで、日本の地を再び訪れることはなかったのだそうです。

他にも、もしかしたらまだたくさん、日本のために尽力してくださった外国の方がいるのかもしれないのですが、昨夜の番組を見ながら、グルーさんのような方がアメリカ政府の中枢にいてくださって本当に良かったと思いました。相手の国の人々のことをよく理解し、相手の立場に立ってよく考えた上での武力行使に頼ることのない外交努力というものが、戦争(紛争)を避けるため、あるいは始まってしまったその戦いを早く終わらせるためには、本当に重要なことなのだということを改めて思いました。

今週の月曜日から国会の参議院では「安全保障法案関連」の審議が続いていますが、筋が通らない矛盾したものを平然と無理に押し通そうとするような与党の安倍首相たちの答弁を聞いていると、何かぞっとします。

また、先日の深夜に聴くことのできたTBSのラジオでは、ドイツの哲学者イマヌエル・カントの『永遠平和のために』を新たに訳した池内紀さんがおそば屋さん?で食事をしていた時、そこに安倍首相も来ていたので、ぜひ政治家の人たちに読んでもらいたいと思っていたその『永遠平和のために』を池内さんは安倍首相に直接手渡すことができた、というような話がなされていました。そのような偶然もあるのかと驚いたのですが、ただ、さすがはカントというか、『永遠平和のために』(私が読んだのは岩波文庫のものです)の内容は今の時代にも当てはまるものであるように思いますし(ということは、江戸時代の後期の頃からも人間世界の在り方はほとんど変わっていないということになるのかもしれませんが)、池内さんが話していたように、政治家の方もその本を読んで理解をしてくれるといいなと思いました。

「ホテルコンシェルジュ」第4話

TBSの火曜ドラマ「ホテルコンシェルジュ」の第4話を見ました。

第4話は、ホテルフォルモントのコンシェルジュの本城和馬(三浦翔平さん)の誕生日に宿泊にやってきた、本城さんに会うためだけに宿泊に来る女性客の一人だった徳永みゆき(映美くららさん)が、本城さんと二人きりで誕生日パーティーを祝おうとコンシェルジュデスクに電話をかけて本城さんを呼び出していたところ、本城さんから自分と徳永様はコンシェルジュとお客様なのだとはっきりと断られてしまい、本城さんの同僚の新人コンシェルジュの天野塔子(西内まりやさん)に対してだけではなく本城さんにも逆恨みをして、自身のSNSや掲示板にホテルフォルモントのコンシェルジュの嘘の中傷を書き込み、ホテルを訴えると脅して本城さんを陥れようとする、という話でした。

脚本は松田裕子さん、監督は星野和成さんでした。

今回は、主人公の天野さんではなく、先輩のコンシェルジュの本城さんの回でした。

ゲストは、冒頭に登場していた、後藤愛理(佐津川愛美さん)にサプライズのプロポーズをしようとして失敗した沢村遥人(石井正則さん)と、徳永さんの二組だったのですが、主に徳永さんの物語になっていたので、すっきりとしていて見やすかったです。

施設係の西崎隼人(浅利陽介さん)や客室係の高垣亜里砂(夏菜さん)は、徳永さんのストーカー気質に気付いて、天野さんや本城さんに伝えていたのですが、完璧主義的な本城さんは、本城さんにしつこくされていることを、チーフコンシェルジュの珠久里太一(尾美としのりさん)に大丈夫かと訊かれても、誰にも相談をせず、自分一人で解決しようとしていました。

徳永さんが本城さんに逆恨みをして書き込んだ嘘の文章が「拡散」されると、それを知った総支配人の鷲尾陵介(高橋克典さん)と経営戦略室ゼネラルマネージャーの片桐美穂子(若村麻由美さん)は困惑し、成沢社長(伊武雅刀さん)は、もしもお客様が訴えたなら身の振り方を考えろ、私は君ではなくホテルを守ると、本城さんに話していました。

鷲尾さんは、本城さんが周りに助けや協力を求めなかったことを穏やかに注意し、ホテルの仕事にはチームワークが大切だ、一人で解決しようとするのは間違いだったと言わせてもらいたいと話していました。このような鷲尾さんと本城さんの場面も、良かったです。

手帳に細かくお客様の情報を記して万全を期するようにしていた優秀で努力家のコンシェルジュだった本城さんは、小さい頃、コンシェルジュだった頃の総支配人の鷲尾さんに会っていて、鷲尾さんに憧れてフォルモントのコンシェルジュになったようだったのですが、そのような本城さんの現在や過去が描かれていたところも、「お仕事ドラマ」らしい感じがして、良かったと思います。

映美くららさんの演じる徳永さんの気持ちが丁寧に描かれているように思えたところも良かったです。徳永さんは、SNS上でもつながっている、たくさんいるように思えていた「友達」が自分の悲しい思いには全く気付かなかったのに、コンシェルジュの本城さんだけがそれに気付いて、仕事も恋人も友達もいない自分の人生に絶望しかけていた自分に、大丈夫ですよね?とふと声をかけてくれたというところから、本城さんのコンシェルジュとしての親切心を勘違いして、本城さんを好きになってしまったということでした。

天野さんから本城さんが努力家であることを聞き、逆恨みをしたことを反省した徳永さんは、帰り際、天野さんと本城さんに謝り、お礼が言えるようになったらまた来ます、と本城さんに伝えていました。

ドラマの冒頭の辺りに登場していた、「婚活パーティー」への参加を繰り返す明るい性格の愛理さんは、かつて徳永さんの部下だったこともある女性だったのですが、その徳永さんを「できる女性」として尊敬していた愛理さんが、またのお越しをお待ちしております、と見送られた直後の少し寂しそうな本城さんに明るく声をかけていて、二人で楽しそうに笑っていました。

その場面もほっとする場面だったように思うのですが、SNSを使う愛理さんがいつか徳永さんの嘘の中傷の書き込みとその謝罪の書き込みに気付いたなら、その関係性も終わってしまうのだろうかと、ドラマの中のことなのですが、少し心配になりました。

フジテレビのドラマの「リスクの神様」ではないですが、今回のドラマで描かれていたお客さんによるホテルの従業員の方に対するストーカー行為や脅迫行為などは、実際にもありそうなことに思えましたし、ホテル業界(あるいは接客業)の「リスク管理」はどのようになっているのだろうということも、少し思いました。

本城さんのためとはいえ、天野さんたちが徳永さんを突然のルームサービスで「おもてなし」していた場面には無理矢理の感じもしてしまいましたし、それに「ホテルフォルモント」は外資系の高級ホテルということなので、もう少し上質なホテルらしい雰囲気で描かれていたほうが良いのではないかなとも思えるのですが、でも、ともかく今回は、これまでの物語よりは、最後まで面白く見ることができたように思います。
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Author:カンナ
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