「東京センチメンタル」第3話

テレビ東京の「ドラマ24」の「東京センチメンタル」の第3話「人形町の恋」を見ました。

第3話では、東京の言問橋にある老舗和菓子店「くるりや」の店主の55歳の久留里卓三(吉田鋼太郎さん)は、近所の喫茶店で二番目の元妻の玲子(大塚寧々さん)と楽しく話していたのですが、玲子さんが帰った後、男性と言い争いになって一人残されて席で泣いていた女の子にそっとハンカチを差し出しました。

その女の子は、アルバイト店員の須藤あかね(高畑充希さん)の大学の友人の21歳の羽田なつみ(川栄李奈さん)で、喫茶店で出会った優しい年上の男性を運命の相手だと感じたなつみさんは、その大人な男性があかねさんのアルバイト先の店主だと知ると、後日、ハンカチのお礼として卓三さんを人形町デートに誘い、大観音寺で待ち合わせをして、人形町の散策を楽しむのでした。

「よね家」で食事を楽しんだなつみさんは、大人の魅力を醸し出す卓三さんをさらに好きになり、次のデートでは大人っぽい黒のドレス姿で現れて、卓三さんを魅了していました。

二人でスペイン料理店に入ると、なつみさんは、男運が悪かったという自分の過去も肯定してくれる卓三さんをますます好きになっていたのですが、なつみさんが化粧室に立った後、そこへお店の外から卓三さんを見かけた玲子さんが入って来て、なつみさんは、卓三さんがきれいな大人の女性と楽しそうに話しているのを見てしまうのでした。

脚本と監督は、今泉力哉さんでした。

第3話も面白かったです。

慣れないハイヒールを履いて一日歩いていたなつみさんの足に靴擦れができていることに気付いた卓三さんが橋の上で絆創膏を貼っていた場面も良かったですし、なつみさんと「キス」の展開になりかけた卓三さんが興奮し過ぎて?メガネを曇らせるという展開も、何だか面白かったです。

卓三さんにまだ子供扱いされていると感じたなつみさんが、久留里さんに似合うような大人の女性になりますと告げて去って行く感じも、すっきりとしているように思えました。

第3話は、卓三さんが若い女性に淡い恋をする話というよりは、大学生のなつみさんが大人の男性の魅力溢れる卓三さんに憧れる話だったので、なつみさんの気持ちが丁寧に描かれているように思えたところが良かったような気がします。

なつみさんと卓三さんのデート中にも現れた、最近「くるりや」に和菓子を買いに来るようになった元妻の玲子さんは、まだ卓三さんのことを好きということなのでしょうか。

次回の物語も楽しみにしていようと思います。

「わたしを離さないで」第3話

TBSの金曜ドラマ「わたしを離さないで」の第3話を見ました。

第3話は、第1章の終わりということでした。

「陽光学苑」の寄宿舎で育った、生徒の保科恭子(綾瀬はるかさん)、土井友彦(三浦春馬さん)、酒井美和(水川あさみさん)、珠世(馬場園梓さん)、花(大西礼芳さん)、真実(中井ノエミさん)たちは、学校を卒業して外へ出て行くこととなり、学校側が用意した家を選んでそれぞれで暮らしていかなくてはいけなくなりました。

教師を続けていた堀江龍子(伊藤歩さん)は、卒業式の前、外へ出たらプロのサッカー選手になりたいと話す友彦さんたちの教室にやって来ると、あなたたちは何者にもなれない、提供者にしかなれないように管理されている、家畜と同じで、補助金をもらいたい学校に食い物にされている、あなたたちの未来は決められているのだから夢を見たって無駄だ、と教え、校長の神川恵美子(麻生祐未さん)や図画教師の山崎次郎(甲本雅裕さん)たちに連行されながら、殺されないで!と叫んでいました。

龍子先生は、精神を病んでいるという理由で、退職させられることになり、外の世界が何なのかを龍子先生から最後まで聞くことができなかった友彦さんは、癇癪を起こして恭子さんに止められていました。

次郎先生を好きだった美和さんは、次郎先生に完全に拒絶されると、恭子さんが仲良くしている友彦さんに好きだと告白し、友彦さんも同情的に美和さんを受け入れたため、二人は付き合うことになりました。美和さんからそのことを伝えられた恭子さんは、動揺はしていたのですが、自分も友彦さんを好きだと打ち明けることはできず、しかも美和さんに3人で一緒の家で暮らそうと誘われたことも、断ることができませんでした。

恭子さんは、珠世さんと花さんの誘いを断って、美和さんと友彦さんと暮らすことを決めたのですが、卒業式の後、恭子さんは感情的な美和さんとは仲の悪かった冷静な真実さんに声をかけられ、校長先生からもらった靴の中に入っていたという、壊れた発信機を渡されました。自分たちは監視されている事実を恭子さんに教えた真実さんは、連絡するからと言って、別の車で外へ出て行きました。車を見送った校長先生は、発信機が取り出された運動靴が落ちているのを発見すると、どうして私に逆らうのかと、悔しそうにその破れた靴を地面に叩きつけていました。

脚本は森下佳子さん、演出は山本剛義さんでした。

提供者たちのお世話をする介護人の仕事をしている恭子さんの場面から始まっていたのですが、思っていたよりも、今回の第3話を面白く見ることができたような気がします。

臓器移植のために作り出された存在だという自分たちの“出生の秘密”を冷静に受け止めていた真実さんは、このドラマの重要な登場人物だったようでした。真実さんの存在が、このドラマを、普通の青春ドラマになりそうなところからSF的ドラマに戻していたように思えました。

寂しがりやで強気の性格の美和さんと、そのような美和さんを放っておくことができずに支配されてしまう感情を抑圧する性格の恭子さんの歪んだ友情の展開は、何となく分かるような気もしたのですが、時々癇癪を起こす純粋そうな友彦さんは、いわゆるただの“サッカーバカ”のようにも見えてしまい、このような描写で良かったのだろうかと、勝手に少し気になってしまいました。

最後、恭子さんたちを乗せた車は、廃墟のような一軒家の前に到着していました。予告によると、「第2章」となる次回からは、この廃墟のような家での謎の集団生活?が始まるようでした。

国によって?臓器提供者となる以外には何者にもなれないように管理されているという子供たちを、学校(あるいは国)が、学校の外の世界の人間と同じ普通の社会的な人間として育ててから、「提供者」として学校の外に送り出すことの理由が、私にはまだいまいちよく分からないようにも思えるのですが、次回も見てみようと思います。

「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」第3話

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」の第3話を見ました。

杉並中央署の「なんでも相談室」(通称・ゼロ係)では、警視の小早川冬彦(小泉孝太郎さん)が楽しそうに仕事を割り振って担当を決めていました。刑事の桜庭勇作(木下隆行さん)と安智理沙子(原田夏希さん)は、物置の壁に書かれたパンダの落書きを消しに行くことになり、小早川さんとそのお世話係の寺田寅三(松下由樹さん)は、コンビニエンスストアの前に集まって騒いでいる高校生たちを注意しに行くことになりました。

寅三さんが店長の今西利治(モロ師岡さん)に話を聞いている間、小早川さんは高校生たちと一緒に冬の冷たい地面に直に座って馴染んでいたのですが、そこへ、捜査一課の刑事の古河祐介(手塚とおるさん)や中島敦夫(堀井新太さん)たちがやって来て、高校生の一人の神崎正勝(松島庄汰さん)を、生活指導の教師の女性を倉庫で殺した重要参考人だとして、警察署へ連行して行きました。

神崎さんの表情などから神崎さんを犯人ではないと考えた小早川さんは、取調室の古河さんと中島さんを説得して神崎さんを帰してもらうことができたのですが、居酒屋「春吉」で国仲春吉(加藤茶さん)の出した定食を小早川さんとは反対においしそうに食べていた神崎さんは、進学校のイメージを守りたい高校の教師の森村智之(相島一之さん)や福沢仁志(金子昇さん)から、退学をするよう言われてしまいました。小早川さんは、短絡的だと教師たちに言ったのですが、教師たちは神崎さんの処分を変えず、神崎さんはもういいと諦めてしまいました。

桜庭さんと理沙子さんは、消したはずの落書きが消えていないと通報を受けて、再び落書きを消しに行くことになったのですが、その後、地域課の巡査の鮫島弥生(岸明日香さん)がゼロ係に慌てた様子でやって来て、神崎さんが転落死したことを小早川さんや寅三さんたちに知らせました。

神崎さんが倒れている現場に足を運んだ小早川さんと寅三さんは、神崎さんの指にペンキが付着していることを気にしていました。そして、殺された教師の女性が誰かに後を付けられていたという情報から、街の防犯カメラの映像を調べた小早川さんは、その女性のストーカーがコンビニの店員の西森隆弘(松尾諭さん)であることを突き止め、自分のことを善良なストーカーだと言い張る西森さんから、殺された女性教師が、怪我をして病院に入院中の生徒の宮島沙月(水上京香さん)のお見舞いに行っていたことを聞き、宮島さんに会いに行きました。

宮島さんは、女性教師や神崎さんのことを刑事に聞かれて何か怯えた様子で黙っていたのですが、その時、小早川さんは、宮島さんの病室の窓から、桜庭さんと理沙子さんが物置の落書きを消している様子が見えることを知り、合流した小早川さんと寅三さんと桜庭さんと理沙子さんは、パンダの落書きが宮島さんに見せるために神崎さんが描いたものであることに気付いたのでした。

そして、小早川さんたちは、自分がいけないのだと辛そうに話し始めた宮島さんから、怪我をした事情や神崎さんが宮島さんのために出かけて行った事情を聞き、高校に乗り込んで行きました。

脚本は深沢正樹さん、監督は竹村謙太郎さんでした。

通常の回になった第3話も、とても面白かったです。

小泉孝太郎さんの演じる小早川さんの“KY(空気が読めない)”な感じも相変わらず自然で面白かったですし、小早川さんが正しくて優秀な警察官であるという部分もちゃんと描かれていましたし、長所や短所を小早川さんにまとめられたレポートを渡されていた「ゼロ係」のメンバーたちの個性も活きていたように思います。

警察署の屋上やゼロ係の部屋でいちごを育てている小早川さんの赤いジャケットや赤いマフラーは、前回灯油か何かがかけられてしまって大変だったと思うのですが、大丈夫だったということでしょうか。後半の赤色のマフラーは、もっと鮮やかな赤色ものに変わっていたような気がしました。

私は宮崎さんの怪我の原因にも、神崎さんとの関係性にも全く気付かなかったので、最後の10分頃に事実が明らかにされるまで事件の真相が分かりませんでした。そのような事件の部分の物語の展開も良かったですし(具体的な物証については特に描かれていなかったようにも思えるのですが)、ゼロ係の全員が自然と捜査に向かっている感じも良かったですし、前後編だった第1話や第2話と同じく、コメディとシリアスのバランスも良くて、最後まで楽しく見ることができました。

ドラマを見ていて、宮島さんのような被害を受けている生徒はもしかしたら実際にもいるのかもしれないと思えたのですが、悪い教師がちゃんと逮捕されるためには、辛くても、やはり被害を受けた人が勇気を出して、告発をするしかないのかもしれないなと思いました。ドラマの中のことですが、小早川さんたちに話すことができただけでも、宮島さんは立派であるように思えました。

あと、今回は、「春吉」での寅三さんと、寺島進さんの演じるサングラスとトレンチコート姿の無口な情報屋の岩瀬厚一郎さんの場面も、面白かったです。メモを挟んだ本を間違えたり、メモに書いてあるのを寅三さんが読み上げて店主の国仲さんを驚かせていたり、細かいなと思いました。メモには、小早川さんと島本刑事局長(団時朗さん)は特別な関係にあると書かれていました。

キャラクターが活きる種類の刑事ドラマとして、よくできた刑事ドラマであるように思えますし、次回も楽しみにしたいと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム3」第14回

NHKのBSプレミアムの海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム3」の第14回を見ました。

お城のチャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)は、再び魔法のタンスに吸い込まれていく姫の姿のエマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)から、次の子は手放さないで、と懇願される悪夢で目を覚まし、窓辺にいた白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)から子供ができたと報告を受け、喜びながらも少し不安そうにしていました。

9か月後のストーリーブルックでは、エマたちは西の悪い魔女を探す計画を立てていました。レジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、記憶が戻っていないヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)を守ることになり、エマとメアリーとデヴィッドとフック船長(コリン・オドナヒューさん)は、魔女を探しに出かけることにしました。

その頃、西の魔女のゼリーナ(レベッカ・メイダーさん)は、地下室の牢の中で糸車を回して心を落ち着かせようとしているルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)に会っていたのですが、ゴールドさんがゼリーナに対抗できないのは、ゼリーナに闇の王の剣を奪われていたためだったようでした。

ゼリーナは、この世界では邪悪な心を持っていても外見からは分からないということを笑って闇の王の剣でゴールドさんの無精髭を剃りながら、大酒飲みだったらしい父親の話をしていました。そして、ゴールドさんを牢に閉じ込めたまま地下室を出たゼリーナは、ゴールドさんの骨董店を守っているベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)に魔法をかけて動きを止めると、金庫を開けて瓶の中から何かを持ち去っていました。

デヴィッドは、何者かが消えた町長室の床に柊の赤い実が落ちているのを見つけたのですが、メアリーから助産師が来ると呼び出され、一旦戻ることになりました。エマとフック船長は、二人で柊の実のある森へ向かうことにしました。

9か月前の魔法の森では、白雪姫に子供ができたことを告げられたチャーミング王子のデヴィッドは、隠れてお酒を飲んでいるところを、レジーナから褒美として金の矢をもらったというロビン・フッド(ショーン・マグワイアさん)に見つかり、過去に子供を手放したことのある自分が父親となることに不安な気持ちがあることを打ち明けていました。

話を聞いたロビン・フッドは、シャーウッドの森の白い苔の下にある「夜の根っこ」には恐怖心を消す作用があるとデヴィッドに教えていました。デヴィッドは、家族のためだからと言って、幽霊が出るという噂のある森へ一人で出かけて行きました。

そして、デヴィッドが星の形の水晶が入っているという根っこを採取すると、助けて!という女性の声が聞こえ、声のほうへ走ったデヴィッドは、目の前にそびえる塔の頂上付近の窓から垂れていた長いロープを登り、久しぶりに人間を見たと驚く長い黒髪のラプンツェルと出会いました。

ラプンツェルは、国王と王妃である両親の跡を、亡くなった兄に代わって継ぐことを不安に感じ、恐怖心を取り除こうと「夜の根っこ」を探しに森へ入り、魔女に捕まって塔の上に閉じ込められているということでした。

二人が話していると、マントをかぶった魔女がすごい勢いで塔の壁を登って来ました。デヴィッドは、魔女を倒そうとしたのですが、素早くて怪力だった魔女に突き飛ばされてしまいました。

9か月後のストーリーブルックのデヴィッドは、メアリーとテーブルに着いて話していた助産師のゼリーナを見て、少し不審に思っていたのですが、メアリーはゼリーナを信頼しきっていました。デヴィッドは、子供が産まれることについて不安なことはないかとセリーナに訊かれて、特にないと答えていたのですが、その後、ゼリーナが用意した、ゴールドさんの金庫から盗んだものを入れた飲み物を何も知らずに飲んでしまいました。そして、ゼリーナにもう仕事に戻っていいですよと言われて、デヴィッドは、メアリーを残してエマとフック船長の向かった森へ急いだのですが、森に着いたデヴィッドのそばには謎のマントの人物が潜んでいました。

エマに連絡し、剣を構えてマントの人物を追ったデヴィッドは、襲いかかってきた人物の姿を見て驚きました。フードを外したマントの人物はデヴィッド自身だったのです。私はお前だ、とマントのデヴィッドは言い、デヴィッドの首を絞め始めました。

デヴィッドは、9か月前の魔法の森の塔で、ラプンツェルの顔をした魔女と対決していました。自身の恐怖心が作り出した存在だと気づいたデヴィッドはラプンツェルに自分と向き合うように言い、ラプンツェルは勇気を出して髪の綱を切り落として魔女を消滅させていました。塔を出たラプンツェルは、デヴィッドとお城へ戻り、待っていた両親と無事に再会していました。デヴィッドも、父親になることへの不安を払拭し、白雪姫と二人で帰っていました。

森で襲われていたデヴィッドは、自分の恐怖心と向き合い、剣を偽物のデヴィッドに刺して倒しました。ちょうどその時、留守番電話のメッセージを聞いたエマの黄色い車が到着し、フック船長とレジーナが降りてきました。レジーナは、それは魔女の仕業であり、深い恐怖心と向き合った時に生まれる真の勇気を盗んだのではないかと話していました。

レジーナとデヴィッドは、エマとフック船長と一緒に、二人が柊の実の生る森の奥の雪野原に見つけた、白い家の庭のシェルターの前にやって来ました。エマたちは、先ほど閉まっていたはずの扉の鍵が開いているのを不審に思いながら地下室へ下りて行きました。そして、扉の開いたままの檻の中に糸車と藁を見つけて、そこにルンペルシュティルツキンがいたことに気付いたのでした。

第14話も、面白かったです。

ラプンツェルが登場するとは思いませんでした。ラプンツェルが魔女によって塔に閉じ込めていたというのが、ラプンツェルが自身の恐怖心によって作り出された存在に怯えて塔の上の部屋に一人で引きこもらざるを得なくなっていたという感じに描かれていたのも、「おとぎ話」の深層心理らしく思えて良かったような気がします。

不安や恐怖心を消す植物の根というのが、何となく危険な薬物のようにも思えたのですが、あえてそのように描いたのでしょうか。それとも、今回のドラマに登場した謎の根は、何かのおとぎ話の物語にも実際に登場するものなのでしょうか。

レジーナとヘンリーが二人で公園を歩く場面も良かったです。記憶を失くしたままのヘンリーには家族は母親のエマしかいないことになるのですが、確かに本当のヘンリーにはたくさんの家族がいるのだと思いました。

予告によると、次回にはニール(マイケル・レイモンド・ジェームズさん)が登場するようでした。ストーリーブルックではない場所にいるのでしょうか。次回の物語も楽しみにしたいと思います。

「ナチュラルヒストリエ」という小さな博物館のような雑貨店

昨年の、2015年の11月の末、池袋の西武百貨店の奥のリブロがあった場所に、三省堂書店池袋本店がオープンしたのですが、先日、私も池袋へ行く機会があったので、その新しい三省堂書店へ立ち寄ってみました。

三省堂と聞くと辞書を思い出しますが、書店としては、私には神保町にあるというイメージがあります。靖国通りと明大通りの交差点にある大きなビルの書店です。その1階の入り口を入ったすぐのところに雑貨店が入っています。最初はイベントなのかなと思っていたのですが、近年は常設しているようです。書店らしく、本に因んだようなかわいい雑貨がたくさんあって、活字の部品や最新の万華鏡や透明なキューブに閉じ込められた植物の標本など、何だか見ているだけで楽しくなりそうなもので溢れていました。ただ、そこはお店で、並べられているのは全て売り物なので、ずっと見ていることはできません。長く見ていると店員さんに声をかけられてしまいますし、触ってうっかり壊してしまってもいけないと思うからです。

先日行った三省堂書店池袋本店の別館の1階にも、神保町本店のお店のような雑貨店が入っていました。当然のことながら棚に置かれているのは商品なので、長く見ていると店員さんに声をかけられてしまうのですが、和風小物や文房具や砂時計などのかわいい雑貨が並んでいて、いろいろ見ているとすぐに時間がなくなってしまうという感じでした。その1階の雑貨店を抜けると、雑誌の売場に出ました。

そして、書籍館を見るため、雑誌売場の先にあったエスカレーターを上がったのですが、その4階の下りエスカレーターの近くに、「Naturalis Historia ナチュラルヒストリエ」という、一見すると小さな博物館のような赤い絨毯の部屋がありました。

重厚な色のガラス棚には、魚を食べようとしている魚の化石や、珍しい鉱物や、化学の実験に使う道具や、万華鏡や、キューブに入った植物の標本や、きれいなガラスの置物や、義眼や、動物の剥製や、外国の木の人形など、不思議なもの、奇妙なもの、きれいなもの、少し怖く思えるものがずらりと並んでいて、見ているだけで面白く思えました。

何というか、東京駅のすぐ隣の、丸の内のKITTE(キッテ)の中にある「インターメディアテク」という東京大学の博物館を思い出す雰囲気の雑貨店でもありました。博物館と決定的に違うのは、棚に並んでいるものに値札が付いているということと、本物の化石や鉱物などの中に混ざって精巧で美しいアンティーク風の創作作品が置かれているということでした。

でも、それらの不思議な商品にはとても夢があって、現実のものなのに幻想的でした。時間が閉じ込められているという感じでもありました。私が言うことではないのかもしれないのですが、プレゼントにしたならきっと喜ばれるのではないかなと思いました。

博物館ではなく書店の一角の小さなスペースに構えられた雑貨店であるため、高価な万華鏡や鉱物の場合もそうなのですが、うっかり気になって長く見てしまうと、店員の方に話しかけられてしまいます。それはごく普通のことですし、商品を自由に見ていたいとか、そっとしておいてほしいと思う私のほうが間違っているのだと思うのですが、やはりもう少し、自由にじっくりと見ていたい気持ちになりました。そのくらい、面白く思えました。詳しいことを知らなくても、これは何なのだろうとか、これはどのように使うのだろうとか考えながら(頭の中で独り言を言いながら?)見ているだけでも十分に楽しいのです。

このお店は池袋の三省堂書店にだけしかないのでしょうか。それとも、他の場所にもあるのでしょうか。お店の方にとっては、買わないお客さんの存在は歓迎し難いものかもしれないのですが、いつか買おうという気持ちで、機会があったらまた行ってみようと思います。すてきなお店でした。
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Author:カンナ
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