「キャリア~掟破りの警察署長~」第8話

フジテレビの日曜日のドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」の第8話を見ました。録画をしておいたものです。

昨夜息子がオートバイで事故を起こしたと言って北町署に謝罪に来た春日吾郎(田山涼成さん)が仲の悪い息子の亮平(高橋光臣さん)を助けようとして「オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」の被害に遭っていたことを知り、他にも似たような被害が多発していることから詐欺グループの潜伏先を調べることにした署長の遠山金志郎(玉木宏さん)が、新人刑事の相川実里(瀧本美織さん)とのホストクラブの捜査中にぎっくり腰になってしまった刑事課の係長の南洋三(高嶋政宏さん)の自宅の近くだった怪しいビルの一室を見張るため、予定にしていた通りに妻のみどり(田中美奈子さん)と娘のめぐみ(駒井蓮さん)がヨガ仲間と箱根旅行に出かけてしまって一人で腰の痛みに耐えていた南さんの家に上がって、南さんと相川さんと3人で詐欺グループの見張りを続けながら、父親の桜井周平(宇梶剛士さん)の直属の部下だった南さんとの絆を深めていく、という話でした。

脚本は小山正太さん、演出は石川淳一さんでした。

借金を作って母親を泣かせていたという父親を「反面教師」と言い「バカ親父」と呼んでいた亮平さんは、警察署で確認した数枚の写真の中の詐欺グループの男の一人を街中で見かけて後を追い、南さんの部屋の窓からビルの見張りをしていた金志郎さんは、犯人の男たちに捕まっている亮平さんの姿を窓に一瞬見かけて、主犯の藤本和樹(袴田吉彦さん)がビルに向かっているとの情報もある中、ぎっくり腰の南さんを残して、相川さんと二人で亮平さんを助けに向かいました。

警察が到着するのが10分後になると聞いた南さんは、強い精神力で?腰の痛みに耐えながら現場へ向かい、藤本たちに殺されそうになっていた金志郎さんと相川さんを助け、駆け付けた部下の刑事の元山照夫(半海一晃さん)たちと一緒に詐欺師たちを捕まえました。

振り込め詐欺グループのリーダーの藤本さんは、自分の詐欺グループを「ビジネス組織」だと言っていたのですが、今回は、「トカゲの尻尾切り」を行う詐欺師の藤本さんの組織と、同じ北町署の「仲間」という意識を持つ金志郎さんの組織とが対照的に描かれていました。

相川さんが作ったカツレツをアレンジして作ったという金志郎さんのかつ丼が、金志郎さんと父親との思い出の料理であり、桜井さんと若い頃の南さん(鈴之助さん)の思い出の料理であるというところも良かったです。

見張りをしている最中の南さんの家に遊びに来ていた警視監の長下部晋介(近藤正臣さん)は、金志郎さんが南さんや相川さんと階級の壁を越えて仲良くなっていることを嬉しそうにしていたのですが、なぜ南さんの家に来たのかはよく分かりませんでした。

金志郎さんに救われ、父親とも仲直りをしてこれからは同居をすることにしたらしい亮平さんは、最後、北町署の金志郎さんと南さんにお礼を言いに来ていたのですが、刑事さんに助けられたのはこれが初めてではないと、25年前の小学生の時に北町署の桜井さんに助けられたことを話し、あの時には言っても信じてもらえないと思っていたから言わなかったが桜井さんを撃った犯人と後に警察が発表した犯人は別人だったと二人に打ち明けていました。

最後の場面の少し前、金志郎さんは、橋の上で迷子の双子に声をかけるフジテレビの「月9」のドラマ「カインとアベル」の矢作梓(倉科カナさん)に出会っていました。「コラボ企画」なのだそうです。「カインとアベル」に「Chef~三ツ星の給食~」の高山晴子(川口春奈さん)が出演している場面も見ました。私にはドラマの物語の流れを少し途切れさせてしまう企画でもあるようにも思えるのですが、見ている人にだけ分かる、というような手法は意外と好まれるということなのかもしれません。

次回の「キャリア~掟破りの警察署長~」も楽しみにしたいと思います。

「チームメディカル レディ・ダ・ヴィンチの診断」第8話

フジテレビのドラマ「チームメディカル レディ・ダ・ヴィンチの診断」の第8話を見ました。

第8話は、脳神経外科医の橘志帆(吉田羊さん)の休暇中、テレビ番組の収録で共演中に突然倒れた、子供嫌いで有名な強面の大御所俳優の堂島謙三(大和田伸也さん)を東光大学病院へ搬送した解析診断部の部長で内科医の岩倉葉子(伊藤蘭さん)が、堂島さんが強い痛みを訴えている赤い腫れの少しずつ広がっていく右腕を診察して「人食いバクテリア」の「劇症型溶血性連鎖球菌」の感染を疑い、抗生物質にアレルギーのある堂島さんの感染源を調査するため、堂島さんが3日前にロケに行った廃墟の温泉旅館に“探偵”として研修医の田丸綾香(吉岡里帆さん)を派遣する、という話でした。

脚本は田中眞一さんと長谷川徹さん、演出は今井和久さんでした。

田丸さんは、廃墟となっている旅館への道の途中、アケビの実を採ろうとして木の上にいた小学生の男子に出会い、ロケのために来ていた堂島さんと会っていた少年から、堂島さんが少年を助けようとして落下し、怪我をした手で古い井戸水を使ったということを聞き出しました。

岩倉さんに電話連絡をした田丸さんが岩倉さんの指示でそのぬるい井戸水をなめてみるとしょっぱい味がしたようでした。岩倉さんは、堂島さんの赤みが広がっている腫れに水泡が出ているのを気にしていて、それを聞いた岩倉さんは、魚介類を食べていないと話していた堂島さんは海水の中の「ビブリオ・バルニフィカス」に感染したのだと判断し、そのための治療を始めました。

第8話の予告を見た時、私は「人食いバクテリア」と聞いて「劇症型溶血性連鎖球菌」の話なのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。血液中に入ると多臓器不全を起こして死に至る恐れがあるということでしたが、ドラマの中の堂島さんの右腕の赤い腫れがすぐに壊死の状態にならなかったのは、「劇症型溶血性連鎖球菌」ではなかったからでした。

本当は子供嫌いではなかった昭和の頑固親父的性格の堂島さんと情報番組で何度も共演をしてきたらしい岩倉さんとの関係性も良かったように思います。

今回、このドラマの主人公の橘さんは、冒頭と最後にしか登場しませんでした。前回の最後の場面の続きとなる冒頭では、外科医の新田雪野(相武紗季さん)に亡くなった娘の真央(藤澤遥さん)の幻覚を見ていると指摘された橘さんが、幻覚だろうが関係ない、私には真央が必要なのだと答えていました。最後の橘さんは、10歳で亡くなった真央さんのお墓参りをしていました。真央さんの12歳の誕生日を祝い、お墓に向かって、これからもずっと一緒だと誓っていました。

橘さんが、自分のそばにいる娘の真央さんが幻覚による存在だということをはっきりと知っていたということは、このドラマを見ている私には少し意外でもあったのですが、それはそれで良いような気もしました。橘さん自身が幻覚だと自覚しても消えない幻覚を知覚しているのだとしたら、それは確かに橘さんにとっての現実でもあるような気がしました。

今回のドラマは、もともと橘さんが休暇中という設定で作られたものだったのでしょうか。あるいは、いつか橘さんを演じている主演の吉田羊さんが過労になったということが報じられていましたが、その頃に撮影されたものだったのでしょうか。

でも、岩倉さんが中心になって活躍する回は、医療ドラマとしては落ち着いていて(第4話もそうだったかもしれないのですが)良かったように思います。それに、「こんな時に橘先生がいてくれたら」という田丸さんの台詞がよく当てはまる展開にもなっていたような気がします。

堂島さんが何に感染しているのかが分からない中、堂島さんが感染したかもしれない場所に田丸さんが普通の服装でそのまま行くというのは、少し危ないような気もしました。

予告の映像によると、次回には橘さんが主人公に戻って来ているようでした。また楽しみにしていようと思います。


ところで、昨夜には、日本テレビでは「ベストアーティスト2016」という嵐の櫻井翔さん司会の恒例の生放送長時間歌番組が放送されていました(NHKでは生放送の歌番組の「うたコン」が放送されていました)。私はところどころしか見ていない上に夜の9時からはこの「チームメディカル レディ・ダ・ヴィンチの診断」の第8話を見ることにしたのですが、ドラマを見終わったので日本テレビに変えてみると、ちょうど嵐の「I seek」が披露されるところでした。「悪戯されて」と「君への手紙」を披露していた桑田佳祐さんは、またVTR出演でした。テレビ朝日の「ミュージックステーション」の時には生放送で歌っていたので、どうしてなのかなと、少し気になりました。歌そのものは良かったです。最後は、嵐の「WISH」と「Don’t You Get It」でした。ドラマ主題歌特集?の中で披露されていた「泣くな、はらちゃん」の主題歌だったTOKIOの「リリック」も良かったです。

「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!」(全3回)

先週のNHKのBSプレミアムで3夜連続で放送されていた、「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!」を見ました。

横溝正史の作り出した名探偵・金田一耕助が登場する短編小説を「原作にほぼ忠実に映像化」したという全3回のシリーズです。夜11時15分からの約30分ドラマで、私は録画をしておいたものを後で見ていました。

先日のスペシャルドラマの「獄門島」で金田一耕助を演じていたのは長谷川博己さんでしたが、このドラマで金田一耕助を演じていたのは池松壮亮さんです。

第1回の「黒蘭姫」は、戦後の雑居ビルの最上階に探偵事務所を構えた金田一耕助が銀座のエビス屋百貨店に黒いヴェールを着けて度々現れて窃盗を繰り返す“黒蘭姫”と呼ばれる令嬢による宝石売り場での殺人事件の解決を百貨店の支配人の糟谷六助(レイザーラモンHGさん)から依頼されるという話でした。演出は宇野丈良さんでした。

第2回の「殺人鬼」は、復員した元夫の義足の男(村松卓矢さん)につけ回されている加奈子(福島リラさん)と出会った私(松居大悟さん)が、加奈子さんが何者かに襲われて気を失い、加奈子と駆け落ちして一緒に暮らしている妻帯者の賀川(永野さん)が殺されるという事件に巻き込まれている最中、用水路で義足を発見した金田一耕助と知り合い、事件の真相を知っていく話でした。演出は佐藤佐吉さんでした。

第3回の「百日紅の下にて」は、若い女性と上手く話すことができず、親に捨てられた少女を理想の女性として育てて妻にした佐伯一郎(嶋田久作さん)が、敗戦から一年が経った昭和21年の9月、川地謙三から伝言を託されて復員していた金田一耕助に声をかけられ、14歳年下の妻の由美(コムアイさん)を見張らせるために由美を慕う4人の男たちに託したものの、佐伯の復員直後に由美が自殺してしまい、美少年の川地謙三(栁俊太郎さん)のせいだと考えた佐伯が思いがけず4人の内の一人の五味(ゆってぃさん)に毒の入ったお酒を配ってしまった事件の真相を教えられるという話でした。演出は渋江修平さんでした。

今回の「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!」の全3回の演出をした方はそれぞれ、先の「シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」の時の演出の方でもありました。

先の「シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」の放送前、それを見るのを楽しみにしていたのは、「太宰治短編小説集」のシリーズがとても良かったからです。今回の「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場!」を楽しみにしていたのは、「シリーズ・江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」がそれなりに良かったからです。

私は江戸川乱歩の作品を好きなのにその友人でもあった横溝正史の作品をまだちゃんと読むことができていないので、原作の短編小説と「ほぼ忠実に映像化」されたというこのドラマ作品との雰囲気とを比べることはできないのですが、今回の金田一耕助さんの短編作品のドラマも面白かったような気がします。

今回の「短編集」の、戦争の影響が色濃く残る“愛憎劇”や“出生の秘密”的な物語を見ていて、初期の短編小説も、後の長編小説(金田一耕助さんが最初に登場するのは今回の短編小説より前の1946年の『本陣殺人事件』ですが)と同じような要素が多分に含まれていたのだなと思いました。

物語の演出としては、第1回の「黒蘭姫」が、私には良かったように思います。第2回はホラー風の不気味さがあったように思いますし(賀川の妻を演じていたのは作家の岩井志麻子さんでした)、布団が踊っていた第3回は意外とコミカルでした。

第3回の「百日紅の下にて」は、金田一さんが「獄門島」へ向かう前の出来事だったようなのですが、枝から落ちる百日紅のピンク色の花が、場面が変わるごとに少しずつ?金田一さんのもじゃもじゃの髪の上に増えていく感じが何だかかわいくて(少し子供のようにも見えましたが)、楽しく思えました。

番組の解説によると、この短編集のシリーズ(明智さんの登場する「江戸川乱歩短編集」も含むかもしれません)は、「気鋭のクリエーターたちが映像化するシリーズ」ということなのですが、私としては、あまり奇をてらう感じの?演出ではないほうが良いような気もします。それでも、今回も、30分という長さはちょうど良いように思えましたし、最後まで楽しく見ることができました。先日の「獄門島」の長谷川博己さんの金田一さんも良かったですし、今回の「シリーズ横溝正史短編集」の池松壮亮さんの金田一さんも、良かったのだと思います。

「ブレイブ 勇敢なる者 『えん罪弁護士』」

昨夜、NHKの「ブレイブ 勇敢なる者 『えん罪弁護士』」という番組を見ました。

「“勇気”をもって世界を変えた、知られざる日本人の姿に迫る」というテーマのドキュメンタリー番組だったようで、番組が取材をしていたのは、「旬報法律事務所」という法律事務所に所属する53歳の弁護士の今村核さんという方でした。

「有罪率99.9%」と言われる日本の刑事裁判で「無罪」を勝ち取るのはとても大変なことだということは私も聞いたことはありますが、無罪を1件取ることができるだけでもすごいという中、今村さんの年齢で14件の無罪を勝ち取ったというのは、他に類例のない驚異的なことなのだそうです。そのため、今村さんは弁護士仲間から頼りにされて、冤罪の人の弁護を依頼されるのだそうです。

今村さんの亡くなった父親の武彦さんは、大手の会社の副社長だった方なのだそうですが、元軍人の厳しい人で、今村さんの若い頃には、大企業中心の考え方をしていて、弱者に対する視線がなかったのだそうです。今村さんは、社会的に弱い立場に置かれている人のためになる仕事をしようと考えて、26歳の時に司法試験に合格して弁護士になったのだそうです。しかし、実際の刑事裁判を見てみると、無罪になる裁判はない状況で、今村さんは、「有罪率99.9%」の壁を破ってその状況を変えようとしたということでした。

弁護士仲間たちから、偏屈でいつも怒っているかムッとしていると言われていた今村さんは、自分自身が孤独で誤解されやすい人間だから、そのような人たちの気持ちが分かるのかもしれないと話していました。今村さんのお母さまも出演していて、宙子さんというとても優しそうな方だったのですが、そのお母さまから見ても今村さんは少し不器用な性格の人であるようでした。

今村さんが担当した「冤罪事件」は、世間ではあまり知られていない事件が多いそうで、番組で紹介されていた案件は、火事になったすし屋の店主が警察に保険金目当ての放火を疑われた事件と、バスに乗っていた中学校の教諭が前にいた女子生徒への痴漢を疑われた事件でした。

放火をしたとして逮捕されたすし店の店主は、自分が認めなければ妻が逮捕されるのではないかと思い込んでやっていない罪を認める「自白」をしてしまい、その後担当の今村さんが、あなたがやっていないと言っても妻は逮捕されないと説得して、ようやくその翌日から「やっていない」と言うことができるようになったのだそうです。

中学教諭は、28日間拘留されても一貫して無罪を主張していたそうなのですが、長く拘留されていると多くの人は耐えきれずに嘘の「自白」をしてしまうのだそうです。

今村さんは、被疑者を有罪とする「検察側の鑑定書」の間違いや矛盾点などを証明するため、募金などでお金を集めて、2階の床下の梁の燃え方を実験で検証したり、バスに搭載されていた車載カメラの荒い画像を分析したりして「弁護側の鑑定書」を作って用意し、検察が「有罪」としている人物が「無罪」(無実?)であることを裁判で訴えていました。

「冤罪事件」の裁判には何年もかかり、その間、今村さんは他の何件の民事裁判を犠牲にしなければならなくなるそうです。それでも今村さんは、大変な「冤罪弁護士」を20年も続けているそうなのですが、「冤罪弁護士」は「ビジネスモデル」としては成り立たないということで、「冤罪弁護士」一色にされると他の依頼が来なくなって困るとも話していました。“貧乏弁護士”だという今村さんは、都内のきれいなマンションの部屋に一人で暮らしていたのですが、その部屋は父親の武彦さんの遺産で買ったものなのだそうです。

最後、今村さんはお母さまと一緒に父親の武彦さんのお墓参りに行っていました。若い頃の今村さんが反発していたという父親の武彦さんはその昔に司法試験に合格していたことがあったようで、会社を定年退職した後、弁護士に転身していたのだそうです。今村さんは知らずに父親と同じ道を歩いていたようでした。武彦さんは、定年退職後に別の会社に「天下る」ことを潔しとしなかったそうです。自分を計算に入れずに物事の良いほうを選択するという習慣もあったそうで、お母さまの宙子さんは、あなたはお父さんの良いところをたくさん受け継いでいるのよと嬉しそうに話していました。

「冤罪弁護士」の仕事について、今村さんは、私にとっては生きることそのものになってしまった、と話していました。

番組を見ていて、弁護士の今村核さんはすごい人なのだなと、単純に思いました。確かに、勇敢な方だと思います。でも、今村さんが勇敢で立派だということは、その反対に、「冤罪」を生み出してしまう警察や検察や裁判所の捜査や判決は酷いということでもあるように思いました。

少なくとも、今回の番組で紹介されていた例のように、消防署が火元は1階だと言っているのに被疑者を有罪にするために2階を火元としたり、原告の女子生徒も被疑者の左手はつり革を掴んでいたと証言しているのに左手で触ることもできなくはないという判決を出したりしていたのは、酷いなと思いました。

大企業や権力者の都合のための悪徳弁護士?がお金持ちの弁護士になって、弱い立場の市民のための正しい弁護士が貧乏弁護士になるというのも、少しおかしいような気がしました。

今村さんは14件の事件の冤罪被害者やその家族を救ったということになるのだと思うのですが、中には、冤罪ということで依頼をされて調べていたら冤罪ではないことが分かったというようなこともあるのでしょうか。番組では言われていなかったので(あるいは私が聞き逃してしまっただけなのかもしれませんが)、どうなのかなと少し気になりました。

昨夜の「冤罪弁護士」の今村核さんの特集を見て、「有罪率99.9%」の状況の中で科学的な事実を積み上げて「無罪」を勝ち取ることや、労力を惜しまずに無罪と思われる人のために奔走する生き方はすごいということを改めて思いました。見ることができて良かったです。

「山女日記~女たちは頂きを目指して~」第4回

NHKの「プレミアムドラマ」の「山女日記~女たちは頂きを目指して~」の第4回を見ました。

第4回は、登山ガイドの立花柚月(工藤夕貴さん)と元同僚の商社勤務の梅本舞子(佐藤藍子さん)とその年下の恋人で劇団員の小野大輔(武田航平さん)が唐松岳の山頂を目指す話の後編でした。

崖から落ちそうになって右足首を痛めた舞子さんの助けを要請するために大輔さんが一人で山頂の山荘へ向かっている間、柚月さんは、梅本さんから「ミッション」の続きを聞いていました。一人での外食ができるようになった舞子さんが、餃子店でアルバイトをしていた大輔さんに出会った後に決めた「ミッション6」は、「演劇を見る」でした。下北沢の小劇場で偶然大輔さんの出演する演劇を見た舞子さんは、大輔さんのことが気になるようになり、「ミッション7」を課して餃子店の大輔さんにサインをもらい、「ミッション8」として告白をすることにしました。

大輔さんからもらったチケットでその演劇を見に行った舞子さんは、花束と手紙を渡そうと、舞台の後のロビーで大輔さんを待っていたのですが、ファンの若い女性たちに囲まれている大輔さんを見て気後れし、花束と手紙を近くのスタッフに預けて帰ってしまいました。しかし、舞子さんが部屋で落ち込んでいた時、手紙の封筒に(真面目に?)住所を書いていた舞子さんの部屋を、大輔さんが訪ねて来ました。そうして舞子さんと大輔さんは付き合うことになったようでした。

足を怪我していた舞子さんは、柚月さんの年下の先輩の山岳ガイドの木嶋岳志(黄川田将也さん)に背負われて、山頂の山荘へ向かうことになりました。柚月さんは、自分には舞子さんを背負うことができないと思っていたようなのですが、木嶋さんによると、知り合いの女性ガイドの中には登山客を背負って登った人もいるということでした。

大輔さんは、舞子さんが木嶋さんに背負われてきたのを見て少しショックを受けていたようだったのですが、それには大輔さんの過去の出来事も関わっていました。

舞子さんと大輔さんが付き合うようになるまでの話を柚月さんは舞子さんから山荘で聞いていたのですが、少女漫画風の二人の出来事に感激する柚月さんも面白かったです。

それから舞子さんが自分に課した「ミッション9」は、「登山をする」でした。“日本一”の富士山に登るという目標でした。しかし、大輔さんは、舞子さんのその目標を、舞子さんが数字に囚われているだけだということに気付いていました。数字に踊らされるほどバカバカしいことはないよ、と大輔さんは、自分が山梨出身で、家の窓から毎日富士山を見て育ったということを舞子さんに話し、事あるごとに富士山を引き合いに出されて一番を目指すようにと言われて育ち、大手の証券会社に就職したが、数字漬けの毎日を過ごしていたある日数字が読めなくなり、仕事で失敗して依願退職させられたと打ち明けました。

その頃、大輔さんは仕事に行く時のスーツ姿のまま、電車やバスを乗り継いでロープウェイにも乗って、唐松岳に登ろうとして、通報を受けた木嶋さんに叱られたということでした。

舞子さんの足首の怪我も、バレーボール部の練習や試合の中で怪我をしたものではなく、このままバレーボールを続けていてもいいのかと悩んで就職活動を始めた時に、慣れないヒールの靴で転んでしまって靭帯に怪我をしたというものでした。

舞子さんは、唐松岳の山頂に行くことができない舞子さんと一緒に山を下りると言っていた大輔さんを残して、早朝、一人で唐松岳を登り始めました。目を覚まして舞子さんがいないことに気付いた大輔さんは、柚月さんに連絡し、木嶋さんと3人で舞子さんを探しに行き、一人で山を登る舞子さんの姿を見つけました。携帯電話がつながった舞子さんと会社員だった過去の話をしながら大輔さんは山を登り、再会した舞子さんと4人で山頂に到達すると、舞子さんに見せたいものがあるとある方向を指しました。

その先にあったのは、遠くに小さく見える富士山でした。富士山の前には他にもたくさんの山々があり、ここから見える富士山は主役ではないのだということを、大輔さんは以前に来た時に感じてほっとして、その景色を舞子さんにも見せたいと思っていたようでした。

大輔さんとの唐松岳の登山に感動していた舞子さんは、最初は大輔さんと二人で登る予定だったけれど柚月さんたちと登ることができて良かったとも話していました。会社員を続けている舞子さんを尊敬していた柚月さんは、本当に大切なことは“なりたい自分”を思い描くことなのだと気付いたと、舞子さんに感謝していました。それから舞子さんと大輔さんの二人は、「舞ちゃん好きだー!」、「大ちゃん大好きー!」と山頂から叫んでいました。「ミッション10」として、結婚をすることになるのかもしれません。

唐松岳を下り、舞子さんと大輔さんのガイドを終えた柚月さんは、柚月さんの手作りの帽子をかぶって登山に出掛けたらしい西山美津子(南野陽子さん)からのお礼のメールを読んでいました。舞子さんからのメールには、“森のくまさん”とのことは今度会った時に聞かせてとあって、それを読んだ柚月さんは、元恋人の吉田真守(萩原聖人さん)と山頂の山荘で出会った時のことを思い出していました。

夏山の山荘の「最後の生ビール」を柚月さんに譲った吉田さんは、少し強引なところのありそうな感じの人でしたが、何か大きな夢を持っている人でもあったようでした。

脚本は吉川次郎さん、演出は金澤友也さんでした。

主人公の柚月さんの物語というよりは、柚月さんの元同僚の舞子さんの物語が中心で、登山の場面と思い出の場面とは、半分ずつくらいだったように思うのですが、舞子さんや大輔さんがどのような思いを抱えて山を登っているのかということが丁寧に描かれているように思えましたし、どちらも良かったように思います。

強いて言えばなのですが、唐松岳の山荘辺りからの夕景や星空や明け方の山々などの映像がもう少しドラマの中にあると、山のドラマとして、もっと良かったような気がします。きれいそうだったので、もう少し見たく思えたのです。

でも、ともかく、第4話も楽しく見ることができました。本当に大切なことは“なりたい自分”を思い描くこと、という柚月さんの台詞を聞いて、私はどのような自分になりたいと思っているのだろうと、少しはっとしました。次回からはまた別の物語になりますが、柚月さんが白馬岳のガイドをする話も楽しみにしていようと思います。
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Author:カンナ
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