被爆者の谷口稜曄さんが亡くなったこと

昨日の報道で、長崎の原爆の被爆者の谷口稜曄(すみてる)さんが亡くなったと知りました。

先日のNHKの長崎放送制作のドキュメンタリードラマ「あんとき、」にも出演なさっていた谷口さんは、88歳で、癌で亡くなったのだそうです。谷口さんは、長崎で郵便配達をしていた16歳の時に爆心地から1.8㎞の住吉町で被爆したそうで、原爆の熱線で皮膚が剥がれ落ちたという赤く爛れた背中の写真を掲げて、世界中の人々に核兵器の廃絶を訴え続けていました。

谷口さんは、安倍首相たちの推し進めた安全保障関連法にも反対していました。国連で核兵器禁止条約が採択されたことを歓迎し、唯一の戦争被爆国として日本政府がその会議にも参加せず条約に賛成しなかったことを批判し、核兵器の恐ろしさを身をもって知っている被爆者が一人もいなくなった未来の世界のことを心配しつつ、核廃絶を訴える活動を続けている若い人たちを応援し、頑張ってほしいと願っていました。

地獄のようだったという過酷な被爆体験を語り続けることは、本当に大変なことだったのではないかと思いますが、谷口さんが亡くなった今もこれからも、谷口さんの「赤い背中」は核兵器の恐ろしさや残酷さを語り続けることになるのだろうと思います。ありがとうございました。私は、谷口稜曄さんと聞くと、赤い背中の写真もそうなのですが、以前のドキュメンタリー番組で見た、奥様が谷口さんの傷つけられた背中に丁寧に薬を塗っていた様子を思い出します。谷口さんが願っていたように、私も、世界の政治指導者たちが勇気を出して核兵器を廃絶することを願っています。

あと、麻生太郎副総理大臣兼財務大臣が派閥の研修会の講演で「何百万人を殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくてもダメだ」などと発言したことについて、「ヒトラーを例示として挙げたことは不適切であり撤回したい」と麻生副総理は記者団に話したそうなのですが、数年前にも麻生副総理は、日本国憲法の改正に関して「ナチス政権の手口を学んだらどうか」などと発言して批判を浴び、後日撤回したことがありました。

麻生副総理は悪しき政治家の例としてヒトラーを挙げたと弁解していましたが、悪しき政治家は他にもいるだろうと思いますし、例えば「仮に最初の動機が正しかったとしても政治家として良い結果を出していない悪しき政治家」について話すのだとしても、その際に例として戦前のドイツのナチ党のヒトラーを挙げる必要がどこにあるのか、全く分かりません。昨日には、EUを離脱するイギリスのメイ首相が貿易の件で来日したそうですが、麻生太郎副総理のナチス発言やヒトラー発言は、「大失言」というよりも、日本の政治家(しかも元総理大臣の現副総理大臣)として恥だと思います。私には、総理大臣時代の麻生さんについて、漫画が好きで漢字が読めないということで有名になっていた人という印象があるのですが、麻生さんは、ナチスやヒトラーの話が好きということなのでしょうか。

日本ではあまり気にされていないかもしれませんが、欧米の社会では政治家だけではなく一般市民も、ホロコーストの指導者のヒトラーの名前を軽々しく口に出すことはしないのだそうです。麻生副総理のナチス発言やヒトラー発言の問題は、(本当にナチスやヒトラーを賛美しているのではないとするなら)日本の為政者が演説の流れの中で軽々しく意図的にナチスやヒトラーの名前を出してしまうという意識の低さにあるのかもしれないと思います。

日本テレビのドラマ「過保護のカホコ」の後に見た昨夜のTBSの「NEWS23」では、剣道部のキャプテンだった高校生が、練習中に倒れた時、担当の教師が演技だと言って平手打ちし、約25分後に教師が救急車を呼んだ時にはもう手遅れで、重度の熱中症で死亡してしまった、ということが伝えられていたのですが、熱中症で倒れた高校生をその場に放置した担当の教師が罪に問われていないということに驚きました。

学校の中は「治外法権」で、教師のしたことは「指導の一環」として片付けられたのだそうです。教師は生徒を守る立場にあると思うので、仮に「指導の一環」だとしても、授業中や部活動の練習中に倒れている生徒を放置したのなら、保護責任者遺棄致死などの罪に問われるのではないかと思っていました。体罰やいじめによる児童や生徒の自殺の報道の時にも、いつも担任教師は表に出て来ませんが、それも同じような理由なのかもしれません。奇妙です。

昨日の朝のNHKの「あさイチ」では、戦争は絶対にしてはいけないものだということを子供たちにどのように伝えるかという特集を放送していました。私は何気なく録画をしておいたものを後で見たのですが、72年以上前の過去の戦争の話を伝えるということだけではなく、今起きている戦争のことを、元イスラエルの兵士の方やシリア出身の大学教授の方や武装解除の交渉人の伊勢崎賢治さんから話を聞いて考えるというところが良かったです。歴史に詳しい小学生が、北朝鮮にミサイルを撃つのを止めさせるためには資源を枯渇させれば良いのではないかと言ったのを、戦前の日本について訊かれてすぐに、日本が戦争に突き進んだのも国際社会からの経済制裁があったからだと気付いて、資源を枯渇させる、ではダメかもしれないと考え直していたところも、何だか面白く思いました。

それほど詳しく日本の歴史や世界の歴史を知らなかったとしても(私も歴史に詳しくありません)、傷ついた人や殺された人や壊された街の写真などを見たりして、自分が痛い目に遭うということを考えることができるのなら、戦争という暴力の怖さや酷さを思うことは簡単にできることなのではないかなと思います。他人を殺すよりも自分が殺されたほうがましだ、という「非暴力」の発想は、発想をするだけでも意外と勇気のいることだと思いますし、それができないから自分はいつか戦争を認めてしまうかもしれないという流れになってしまうのだとしたなら、それもまた少し寂しいことだなと思います。人同士が殺し合う戦争は、始めることよりも終わらせることのほうが大変だと言われています。「“仕方ない”という思いで戦争を容認してはいけない」、「“思考停止”になってはいけない」ということが番組の中で何度か言われていたのですが、先日のEテレの「100分 de 名著」でも紹介されていた大岡昇平の小説『野火』の主人公のように、誰もがいつも考え続けることが大切なのだということを改めて思いました。

「過保護のカホコ」第8話

日本テレビの水曜ドラマ「過保護のカホコ」の第8話を見ました。

第8話は、同じ大学に通う画家志望の麦野初(ハジメ、竹内涼真さん)に振られた翌朝に泣きながら目を覚ました根本加穂子(カホコ、高畑充希さん)が、心臓病を患う母方の祖母の並木初代(三田佳子さん)に元気になってもらうために婚活パーティーへの参加に挑戦し、ハジメさんのことを忘れることができない中、二度目の婚活パーティーで偶然ハジメさんに再会する、という話でした。

カホコさんが泣いて目を覚ました朝にスマートフォン内に残るハジメさんのデータを母親の泉(黒木瞳さん)が淡々と全て消去してしまったところから、頼りにならない父親の福士(西岡徳馬さん)に代わってその場を仕切ろうとする長女の泉と次女の環(中島ひろ子さん)と三女の節(西尾まりさん)が言いたい放題になってしまう一方で何も言えない夫たちの並木家での親族会議の場面、カホコさんを家に呼んだ叔母の根本教子(濱田マリさん)が自宅に連れて来た迷子の少年(横山歩さん)を警察に届けるのを明日に引き延ばそうか迷っていた時に祖父の正興(平泉成さん)が急に起き上がって明日ではダメだと「今」をしっかりと生き始め、昔のお父さんが戻って来たと感激する祖母の多枝(梅沢昌代さん)と一緒に部屋の片付けを始める場面、そして後半の、連れて行かれた交番への連絡から児童養護施設に戻された7歳のタモツさんがハジメさんと似ていることに気付いたカホコさんがその養護施設内に貼られていた園長先生の肖像画を一目見てハジメさんが子供の頃に描いた絵だと確信する場面、アルバイトで婚活パーティーに参加していたハジメさんに再会し、母親からの手紙を預かっているから受け取りに来てほしいという園長先生からの伝言を伝えたカホコさんがその後ハジメさんと二人でバスに乗ってハジメさんの母親に会いに行く場面、別の家族と今は幸せに暮らしている母親(高橋ひとみさん)と再会し、おにぎりを置いて家を出て行った母親に捨てられたわけではなかったことを知ったハジメさんが、帰りのバス停でカホコさんが作って来たおにぎりを食べて涙を流し、カホコさんの胸を借りて大泣きしながら、カホコさんの名前を何度も呼んでカホコさんにプロポーズをする場面まで、ドラマの展開に無駄がなく、見事に充実した回だったように思います。

脚本は遊川和彦さん、演出は南雲聖一さんでした。オープニングのカホコさんは、今回は黒のリクルートスーツを着ていました。

児童養護施設の園長に息子への手紙を託していたハジメさんの母親は、ギャンブル好きだった夫の死後その借金の返済に苦労する中で覚醒剤を使ってしまい、ハジメさんと一緒に死のうと考えて眠っているハジメさんの首を絞めようとした時、ハジメさんが赤い絵の具の容器を握っていることに気付き、息子の未来を奪ってはいけないと思って警察に出頭し、刑務所に入っていたようでした。そして、出所した後も再び覚せい剤を使ってしまい、2度目の出所の後に出会った男性の力で乗り越えることができたものの、その男性には二人の子供がいて、ハジメさんがいることを言い出せないまま結婚し、今に至るということでした。

いつかピカソを超える画家になってお母さんを幸せにするという言葉を思い続けていたハジメさんの母親が今は新しい家族と幸せに暮らしているというところも良かったですし、ハジメさんがそのような母親の幸せを願いながら明るい雰囲気を保って別れるというところも良かったです。ハジメさんの母親は、無事に成長したハジメさんとカホコさんの後ろ姿を見送りながら頭を下げていました。

カホコさんの名前を何度も呼び、会いたかった、と泣いていたハジメさんは、カホコさんに出会うまでは相当に孤独だったのかもしれません。ハジメさんは、カホコがいないと自分は嫌な人間になってしまう、世界を嫌いになってしまうと言い、一緒にいたいから結婚しようとカホコさんに伝えていました。

ハジメさんの影響を受けているカホコさんが婚活パーティーで参加者の男性たちを「あなたたちのような過保護が日本をダメにする」と叱っていた場面もそうなのですが、バス停の場面での、ハジメさんとカホコさんが逆転している感じも楽しく思いました。

カホコさんとハジメさんから結婚したいと切り出された母親の泉さんは、父親の正高(時任三郎さん)に判断を仰いだのですが、正高さんがなかなか決断をしないので、二人が本気だということだけは分かりました、だから私も本気で反対させていただきます、と断言したのですが、その時電話が鳴りました。祖母の初代さんが倒れたという連絡でした。

今回のカホコさんの物語はここで終わっていて、次回予告の映像はありませんでした。一体どうなるのでしょうか。次回の物語も楽しみにしたいと思います。

「居酒屋もへじ ―ありがとう、父ちゃん―」と、今朝のミサイルの飛翔のこと

TBSのドラマ特別企画「居酒屋もへじ ―ありがとう、父ちゃん―」を見ました。

「居酒屋もへじ」の第6作です。

主な登場人物は、上野にある「居酒屋もへじ」の店主の米本平次(水谷豊さん)、平次さんと暮らしながら料理人になることを目指している長男の明(高田翔さん)、コーヒーを淹れるのが得意な高校1年生の長女のさやか(諸星すみれさん)、中学2年生の次男の実(土師野隆之介さん)、三郎(桂文珍さん)、薬剤師の川田まゆみ(岸本加世子さん)、「もへじ」の常連客の校長先生(角野卓造さん)とジミー坂田(井上順さん)と社長(六平直政さん)、喫茶店「橋」の店主の由亀(奈良岡朋子さん)、明さんのガールフレンドの糸井菜穂(佐津川愛美さん)です。

今回は、母親の介護のために山形の実家に帰っていた佐伯陽子(松坂慶子さん)が母親を看取って東京へ戻って来たというところから始まっていました。住む場所も仕事も決まっていないという陽子さんに、まゆみさんは自分のマンションで寝泊まりすればいいと言い、平次さんは「もへじ」を手伝ってほしいと頼み、陽子さんは平次さんたちの優しさに感謝していました。

そのような中、暴力事件に巻き込まれて服役していた平次さんの幼馴染の高木健也(船越英一郎さん)から平次さんに連絡が入りました。健也さんは、明さんの実の父親でした。平次さんたちは、半年前に出所し、今は埼玉の身元引受人のもとで農業をしているという健也さんが無事に戻って来たことを喜び、「もへじ」に迎えました。明さんも出所した父親との再会を喜んでいました。明さんは、自分たちを捨てて家を出て行った母親の行方を気にして父親に尋ねていたのですが、出て行った母親が別の家族と暮らしていたことや、今はどこにいるか分からないことを聞かされ、母親に会いたいという思いを乗り越えたようでした。

一方で明さんは、料理の修行のために京都へ行きたいと考えていて、新橋の小料理屋の主人の楠田拓(えなりかずきさん)に京都のお店を紹介してほしいと頼んでいたのですが、平次さんに反対されました。昔は料理人の修行と言えば京都だったが今は東京だと、平次さんは明さんに話しました。平次さんは、明さんには、埼玉の健也さんにもすぐに会うことのできる距離にいてほしいと思っていたようでした。まゆみさんたちは、自分も寂しいのではないかと、明さんと離れる平次さんの気持ちを推測していました。平次さんの思いを理解した明さんは、拓さんのお店で住み込みの料理修行を行うことにしました。

平次さんは、手巻き式の腕時計を明さんにプレゼントして送り出しました。明さんが母親のように思っているという陽子さんは、健也さんから明のことをよろしくお願いしますと頼まれていて、平次さんの家を出た明さんに湯島天神のお守りを渡すと、母親のように明るく見送っていました。

脚本は黒土三男さん、演出は清弘誠さん、音楽は佐良直美さん、プロデューサーは石井ふく子さんでした。

橋田壽賀子さんのドラマではないのですが、監督やプロデューサーが「渡る世間は鬼ばかり」と同じ方たちなので、どことなくそのドラマと似たような雰囲気があります。登場人物の台詞の話し方などを含め、少し独特ではあるのですが、見始めると慣れてきます。感想は書いたり書かなかったりしているのですが、私も毎回見ています。

今回は、主に明さんとその実の父親の健也さんの再会の物語だったのですが、もう一人の父親の平次さんが子供たちの成長を見守る話でもありました。

まさに昭和の雰囲気の“人情ドラマ”だなと思います。登場人物が温かくて、面白くて、今回も最後まで安心して見ることができました。ドラマの中に良い人しか出て来ないということもあるのですが、平次さんのいるこのような町が現実にも多くの地域にあったなら、もっと生きやすいのかもしれないなと思いました。


ところで、今朝の報道によると、午前5時58分頃に北朝鮮の順安という場所から1発の弾道ミサイルが発射され、午前6時2分頃に東北地方や北海道地方に「Jアラート(全国瞬時警報システム)」が鳴らされたそうなのですが、ミサイルは午前6時7分頃に北海道の渡島半島や襟裳岬の上空を通過し、2分ほど日本の領空内(後に領空上空の宇宙空間であったことが分かったそうです)を飛んだ後、午前6時12分頃に襟裳岬の東の約1180kmの太平洋上の日本の排他的経済水域の外の海に落下したと推定されるということでした。北朝鮮のミサイルは、飛んでいる間に3つに分離したのだそうで、専門家の方によると、万が一日本に落ちそうになった時には上空で爆破させるシステムも装備されているのだそうです。

日本政府は、北朝鮮がアメリカ領のグアムを攻撃すると仄めかした際、迎撃システムの「PAC3」をミサイルが上空を通過すると名指しされた島根県と広島県と愛媛県と高知県(愛媛県は名指しされていませんでしたが)に配備したと発表し、その4県の知事さんたちと安倍首相が首相官邸で握手などしていましたが、その4県以外に飛んでくる場合のことはどのように考えていたのでしょうか。

仮に日本政府が破壊措置命令を出してミサイルを迎撃した場合に、その欠片がどこに落ちてくるのかということも気になります。報道によると、安倍首相は「発射直後から(北朝鮮の)ミサイルの動きを完全に把握していた」と記者団に語っていたそうですが、それを聞いて、何となく、東京オリンピック・パラリンピック招致の時に、東京電力福島第一原子力発電所から海に垂れ流されている汚染水について、安倍首相が「アンダーコントロール」と発言していたことを思い出しました。ミサイルが原発に落とされた場合の避難や救済の対策を日本政府がちゃんと考えているのかどうかも分かりません。

日本政府としては防衛上、発射されたミサイルの動きを「完全に把握」していなかったら困ると思うのですが、防衛省はまた韓国軍やアメリカ軍からの情報に頼っていたのでしょうか。それとも、今度は防衛省や自衛隊が独自に得た情報も含まれているのでしょうか。報道によると、1998年や2009年、2012年にも、北朝鮮のミサイルは日本の上空を通って海に落ちたそうです。政府が近年「脅威」だと言っている北朝鮮による今回のミサイルの動きを安倍首相が「完全に把握していた」というのなら、国民の安全のためにも国民に詳細な情報を出してほしいと思いますし、今回こそミサイルが飛んで行く様子を記録した映像があるのであるなら、その映像もちゃんと示してほしいと思います。それとも、政府がミサイルの発射を「完全に把握」することができていても、防衛省はその映像を撮る技術がないということなのでしょうか。

安倍首相は、昨夜は私邸ではなく、首相官邸の敷地内にある公邸で過ごしていたのだそうです。報道によると、韓国軍は、北朝鮮のミサイル発射の動きに午前2時から気付いたということなので、例えばその時に韓国軍から米軍に連絡が入り、在日米軍から防衛省に連絡が入ったということなら確かに「完全に把握」することも可能だったのかもしれませんが、もしもそうだとするなら、午前6時2分頃に東日本の広域に「Jアラート」が鳴らされるというのは、少し雑過ぎるような気がします。今回「Jアラート」が鳴った範囲に長野県は含まれているのに、東京都や神奈川県や千葉県や埼玉県が外されているというのも、謎に思えます。北朝鮮のミサイルが本当に日本にとって「脅威」で、且つ「完全に把握」していたのなら、鳴らす範囲は近県だけで済むはずですし、住民に非難を促すのなら発射時間の午前5時58分の前であるべきだったのではないかなと思います。それとも、「Jアラート」の配信実験でもあったのでしょうか。

現代の「Jアラート」は、72年以上前の戦時中の「空襲警報」よりも進化しているものなのでしょうか。「Jアラート」が鳴っても、数分以内にミサイルが飛んでくるのなら、どうすれば良いのか分かりません。それに、そもそも「Jアラート」を鳴らす訓練さえ、ほとんど行われていないのではないかと思います。私は「Jアラート」の気味の悪い音を報道番組でしか聴いたことがありません。今回のミサイルのことも、テレビの朝のニュース番組で知りました。テレビやラジオを点けなかったなら、しばらく気付かなかっただろうと思います。首相が「完全に把握」していたというのが本当なら、排他的経済水域外の公海に落ちるということも把握していたということになるので、どうしてこれほど騒がれるのかということも、少し気になります(電車が止まる必要もなかったはずです)。北朝鮮からのミサイルの発射情報が一部の政府関係者の間には事前に知らされていたということなら、あるいは、株取引に影響を受ける「アベノミクス」の日本の側でもまたインサイダー取引が行われた可能性があるのかもしれません。

日本の安倍首相は、アメリカのトランプ大統領と今朝のこのミサイルのことについて電話で話したそうです。北朝鮮政府はアメリカ政府と交渉をしたいそうなのですが、専門家の方の話によると、核実験を続けている北朝鮮は核保有国のアメリカに核保有国として認めてもらいたいのだということでした。どちらにしても核廃絶の理想とは真逆ですし、直接の首脳会談が一度も行われていない中、話し合いによる交渉は難しそうですが、それでも政府間では武力やそれによる脅迫などに頼らない冷静な外交を頑張ってほしいと思います。

「愛してたって、秘密はある。」第7話

日本テレビの日曜ドラマ「愛してたって、秘密はある。」の第7話を見ました。

司法修習生の奥森黎(福士蒼汰さん)の婚約者の立花爽(川口春奈さん)は、黎さんに紹介された港北医科大学附属病院で消化器内科の准教授の風見忠行(鈴木浩介さん)を見て、「あの人、犯人」と黎さんに伝えた後、その場に倒れ込んでしまい、風見さんが呼んだスタッフたちの手で病院内に運ばれました。爽さんは、10年前に学校の帰り道で何者かに誘拐されたことを黎さんに打ち明けました。

妹の爽さんの誘拐犯が医師の風見准教授だと知って黎さんの自宅を突然訪ねて来たジャーナリストの暁人(賀来賢人さん)は、爽さんが誘拐される直前に、立花弘晃の娘か、と訊かれたことを話し、10年前の事件の原因は父親の神奈川地方検察庁の検事正の立花弘晃(遠藤憲一さん)にあると言いました。事件のことを知った当時、父親は、自分を恨んでいる人に心当たりがあり過ぎて分からないと暁人さんに答え、息子の暁人さんと喧嘩になっていたようでした。暁人さんは、9月には事件が時効になるから、それまでに風見さんを警察に突き出したいということを黎さんに話していました。

神奈川地方検察庁に出勤した黎さんは、仕事に使う資料の間に、ポラロイド写真が挟まれていることに気付いたのですが、そこには「お父さん、どーこだ?」とペンで書きこまれていて、リボンの結ばれたプレゼントのような赤い包装紙の包みが写っていました。

黎さんは、同じ司法修習生の大学時代からの友人の安達虎太郎(白洲迅爽さん)が置いたものだと思い、写真のことを何のことだか分からないと答える虎太郎さんを尾行し、虎太郎さんが高校生の浦西果凛(吉川愛さん)と会っていたことを知りました。

問い詰められた虎太郎さんは、爽さんの高校生時代の写真は自分が果凛さんに渡したものだと黎さんに教えた、果凛さんを一人で帰した後、怒っている黎さんを、お前は誰かを傷つけることでしか誰も守ることはできないと突き放していました。

夜、奥森家の前で待っていた爽さんは、爽さんの被害の過去を知らずに加害者の思いを尊重するような意見を言い続けてきたことを謝る黎さんに、10年前の誘拐された時、犯人の泣く声を聴いて目を覚まし、そのことがずっと気になっていた、自分がおかしいのかと思っていたけれど、黎さんの意見を聞いて救われた思いがしたと話し、黎さんは弱い人に寄り添うことができる人、人を幸せにすることができる人だと伝えていました。

風見さんは、時効の日の9月3日を気にしていたのですが、その前に被害者の爽さんとその婚約者だった黎さんと爽さんの兄の暁人さんに気付かれました。風見さんは、爽さんに土下座をして謝っていたのですが、犯行の動機を訊かれ、立花弘晃に父親を殺されたのだと答えました。風見さんの父親は、立花検事正に冤罪で逮捕されて自白を強要され、300日の拘留後に釈放された時には膵臓癌が進行していて、それからすぐに亡くなってしまったということでした。風見さんは、理不尽に家族を殺される無念さを橘さんにも知ってもらおうと、爽さんを誘拐したようなのですが、誘拐した後にこの人には罪がないと気付いて殺すのをやめたと打ち明けていました。

暁人さんは病院からの帰り際、自首をすると言っていた風見さんのことをちゃんと見張っておくようにと黎さんに言いました。善人面をしていてもあいつは犯罪者だと言う暁人さんの言葉に、黎さんははっとしていました。屋上にいた風見さんは、逃げるつもりはないと言いながら、黎君と晶子(鈴木保奈美さん)と一緒にいたかったと言ったのですが、黎さんは、風見さんが「亡くなったお父さんの代わりに」と言ったことが気になりました。しかし、風見さんは、「失踪した」と「亡くなった」を混同していただけだったようで、「亡くなった」ということを本当に知っているのかどうかは分かりませんでした。

実家に向かった暁人さんは、犯行理由を聞いた父親が、風見さんの父親が無実だという証拠もない、自分は自分の仕事をしただけだと答えるのを聞いて父親を殴り、二度と来るなと父親に追い返されていました。

黎さんから、犯人の風見さんは後悔していると思う、許してほしいと思っていると思うと言われた爽さんは、恩師の香坂いずみ(山本未來さん)に、裁判になった時には風見さんの弁護士になってほしいと頼み、許すというのは簡単なことではないと言う香坂さんに、自分は赦されるほうよりも赦すほうが幸せだと思うと話していました。

風見さんは、退職届を書いていたのですが、その後いなくなっていました。暁人さんから連絡を受けた黎さんが病院の風見先生の部屋へ向かうと、ロッカーの鍵が開いていて、中には赤い包みが入っていました。赤い包みの中からは青い蓋の段ボール箱が出てきて、恐る恐る開けた黎さんは、頭蓋骨と凶器のトロフィーと乾燥した黄色いバラと結婚指輪が入っているのを見て驚愕し、到着した暁人さんもそれを見て驚いていました。

脚本は桑村さや香さん、演出は佐久間紀佳さんでした。

赤い包みは警察署の刑事の一ノ瀬義男(矢柴俊博さん)にも届いていたのですが、そこには「ハズレ」の紙が入っていました。

晶子さんは、風見さんに、何があっても風見先生の味方だと話していて、遺体を掘り起こした犯人を風見さんだと思い込んで安心していたようだったのですが、今のところはまだ、遺体を掘り起こした人物も、赤い包みの送り主も不明です。一人なのか、複数犯なのかどうかも分かりません。

10年前に爽さんを誘拐した風見さんの事件と、11年前に黎さんが殺して埋めた父親の遺体が掘り起こされた事件とは、何か関係があるのでしょうか。それとも、それは加害者の動機を考慮するという黎さんの考え方を強化し、爽さんを改めて黎さんの味方にするためのものでしかないのでしょうか。

爽さんの母親の茜(岡江久美子さん)は、誘拐犯がこのまま見つからずに爽さんが事件のことを忘れていくほうがいいと思っていたようで、そのことを夫に話していました。晶子さんが病院内で密かに読んでいる古い日記帳にも、何か意味があるのでしょうか。

暁人さんも頭蓋骨やトロフィーを見たので、黎さんはこれからは犯行の証拠を隠すことができなくなるのだろうと思います。物語の進み方が遠回りの感じもするのですが、次回もそれなりに楽しみにしていようと思います。


ところで、昨夜の報道によると、北海道を一人で旅行中に行方不明になった中国の危秋潔さんと思われる女性の遺体が釧路市の浜辺で発見されたそうです。遺体の発見者の男性は、顔もきれいに見えたと証言していたのですが、遺体は死後1か月ほど経っているということでした。普通に見つかってほしいと思っていたので、ショックでした。警察は「事故」か「自殺」の両面で捜査をすると、報道番組では伝えられていたのですが、「事件」としては捜査しないのでしょうか。危秋潔さんと思われる女性の死の理由はまだ分かりませんが、せめて他殺ではないといいなと思います。外国人の方が日本で殺されるというような事件の報道を聞く度に、何となく申し訳ないような、情けないような気持ちになります。日本も安全ではないのだということを改めて思います。

「ごめん、愛してる」第7話

TBSの日曜劇場のドラマ「ごめん、愛してる」の第7話を見ました。

NHKの「NHKスペシャル」の「シリーズ ディープ・オーシャン 超深海 地球最深(フルデプス)への挑戦」とも重なっていたのですが、放送時間にはこれまでと同じようにこちらのドラマを見ることにしました。

サックス奏者の古沢塔子(大西礼芳さん)に婚約を破棄されたショックで車を暴走させて交通事故に遭い、緊急搬送された病院で瀕死の状態を彷徨っていた日向サトル(坂口健太郎さん)は、サトルさんの母親の日向麗子(大竹しのぶさん)に呼び出された三田凜華(吉岡里帆さん)がずっと手をさすっていた中でようやく意識を取り戻したのですが、担当医師から心臓が弱っているから移植の必要があるかもしれないと告げられました。

あなたが運転していればサトルはこんなことにはならなかったと、専属運転手の仕事を麗子さんに解雇された岡崎律(長瀬智也さん)は、幼馴染の河合若菜(池脇千鶴さん)とその息子の魚(大智さん)が読んでいたオスカー・ワイルドの『幸福の王子』の物語が気になるようになりました。

律さんは、サトルさんが入院した病院の脳外科を訪ね、韓国の病院で一度見てもらったことを相談して、弾丸が入ったまま取り出すことができなくなっている頭部の再検査をしてもらったのですが、診断結果は韓国の病院のものと同じでした。

そして、自分の頭の怪我が直らないことを再認識した律さんは、若菜さんと魚さん、凜華さんとも別れる準備を始めようとしていました。

一方、少し前までサトルさんを好きだった凜華さんは、塔子さんに振られて凜華さんを好きだと気付いたサトルさんから求愛されるも、律さんを好きになった後なので気が乗らず、困惑していました。しかし、サトル第一主義の麗子さんにあなたの居場所はここだとサトルさんのそばにいるよう命じられた凜華さんは、律さんと遊んでいて携帯電話の電源を切っていたためにサトルさんをすぐに助けに行くことができなかったという罪悪感からも、サトルさんを拒否することができずにいました。

凜華さんは、それでも律さんに、律が好きだと直接伝えるのですが、律さんからは、好きじゃないと断られてしまいました。律さんは、自分の短い余命をどう過ごすか考えていました。

脚本は浅野妙子さん、演出は石井康晴さんでした。

大竹しのぶさんの演じる麗子さんが、何だか怖くなってきました。サトルさんのためなら何でもするという感じがこれまでよりも出てきているのだと思うのですが、狂気じみて来ました。

凜華さんに固執するようになったサトルさんも、少し怖いような雰囲気になっていました。

サトルさんの凜華さんへの感情は、愛情というよりは支配欲のようで、塔子さんの時とは違うものであるようにも思えます。麗子さんはサトルさんしか見ていないですし、ドラマを見ていて、凜華さんは早く日向家から逃げたほうがいいのではないかと思えてきました。

律さんがセカンドオピニオンをしたというところも、(保険証は大丈夫なのだろうかとか、そのようなところも少し気になってしまいましたが)良かったように思います。

今回のドラマを見ていて、いなくなってから気付く、では遅いのだなということもまた改めて思いました。

あと、主題歌の宇多田ヒカルさんの「Forevermore」が、今回は少し長めに流れていたような気がします。予告の映像によると、やはり、律さんは、サトルさんの心臓移植のためのドナーになることを麗子さんに申し出るようでした。日向家が少し怖くなってきましたが、次回の物語も楽しみにしていようと思います。
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Author:カンナ
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