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秋篠宮さまの53歳のお誕生日の会見と、来訪神のこと

今日の30日は秋篠宮さま(秋篠宮文仁親王殿下)の53歳のお誕生日ということで、朝の報道番組では、秋篠宮さまと紀子さまの記者会見(22日に行われたそうです)の映像の一部を放送し、秋篠宮さまと紀子さまのご発言について解説していたのですが、ご結婚に関する心配事で体調を崩しているという長女の眞子さまのことを見守りつつも心配する愛情深いご両親の思いが、一市民の私にもよく伝わってくるように思いました。

小室圭さん親子に関する報道に接した眞子さまのショックは計り知れないようにも思うのですが、政府や宮内庁や警察庁は、眞子さまと婚約する人がどのような人物なのかということを本当に知らなかったのでしょうか。もしもご婚約の会見前に秋篠宮家にその事実(週刊誌が事実として報じているようなこと)が伝えられていたなら、眞子さまのお心が今のように深く傷つくことはなかったかもしれないのではないかと思います。

私が見ることのできた朝の報道番組では、眞子さまについてのご発言のことが多く取り上げられていたのですが、今回の記者会見でのご発言を踏まえて、象徴としての務めを果たしてこられた天皇皇后両陛下への秋篠宮さまの敬意と感謝のお気持ちや、秋篠宮さまが皇位継承に伴う天皇家の儀式である大嘗祭への公費支出に関して疑問をお持ちであるということを伝えている番組もありました。

秋篠宮さまのご発言によると、平成になる今上天皇の時には、政府は、大嘗祭は一つの代で一度きりのものであり、国も関心のある大切な儀式ということから公的性格が強い、そのため国の国費で賄うということだと整理して「宮廷費」として公費を支出(約22億円だそうです)したのだそうで、現政府はそれを来年の大嘗祭にも踏襲することにしということなのですが、秋篠宮さまは、即位の礼は国事行為で行われるものだが、大嘗祭は皇室の行事として行われるものであり、大嘗祭自体は私は絶対にすべきものだと思うが、ある意味で宗教色が強いものになるため、大嘗祭にかかる費用を国費で賄うことが適当かどうか、宗教行事と憲法(政教分離)との関係はどうなのかと考えると、やはり内廷会計で行うべきだと思っているということでした。

それから秋篠宮さまは、相当な費用は掛かるが、皇室の行事とされているからには、できる範囲で、身の丈にあった儀式として行うのが本来の姿ではないかと思いますという趣旨のことを話し、「そのことは宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。ただ、残念ながらそこを考えること、言ってみれば話を聞く耳を持たなかった。そのことは私は非常に残念なことだったなと思っています。」と記者の方にお答えになっていたそうです。

この秋篠宮さまのご発言について、政府の中には皇族の政治的な発言だと問題視する方もいるそうなのですが(読売新聞)、私には政治的な発言だとは思えません。秋篠宮さまが、記者からの質問の最初に、行事には国事行為で行われる行事と皇室の行事として行われるものがあり、国事行為で行われるものについて私が何かを言うことができるかというとなかなかそういうものではないが、一方で、皇室の行事として行われるものについてはある程度、例えば私の考えというものもあっても良いのではないかなと思っていますとお答えになった通りであるように思います。

率直で分かりやすい秋篠宮さまのご発言にはいつも親しみを持つことができるのですが、天皇陛下や今度新天皇に即位なさる皇太子さまのご意見も、いつか聞くことができるといいなと思います。今の日本では難しいことなのかもしれませんが。


ところで、昨日に報道によると、全国8県の10の行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まったそうです。秋田県男鹿市の「男鹿のナマハゲ」、山形県遊佐市の「遊佐の正月行事」、岩手県大船渡市の「吉浜のスネカ」(三陸のほうでは「ナモミ」というそうです)、宮城県登米市の「米川の水かぶり」、石川県輪島市能登町の「能登のアマメハギ」、佐賀県佐賀市の「見島のカセドリ」、鹿児島県薩摩川内市の「甑島のトシドシ」、鹿児島県三島村の「薩摩硫黄島のメンドン」、鹿児島県十島村のトカラ列島の「悪石島のボゼ」、沖縄県宮古島市の「宮古島のパーントゥ」の10件です。

沖縄県は1件ですが、石垣市や竹富町の「アカマタ・クロマタ」や「マユンガナシ」や「フサマラー」や、八重山の「ミルク(ミロク)」などは入らなかったようです。

来訪神の姿には、怖く思えるものが多いのですが、日本の古来の異形の神の姿は、インドネシアやミクロネシアの島々などの、東南アジアやオセアニア地域の神々にも見ることができるそうです。以前にどこかで見た、戦時中に漫画家の水木しげるさんが兵士として出征していたラバウル(パプアニューギニア)の神(精霊、妖怪?)も、日本の来訪神と似た姿をしていました。人間は、「普通の形」とは違う「異形」に不思議な力が宿っていると考えることが多いそうです。

来訪神は、年に一度、決まった時期に人間の世界に来訪するとされる神のことだそうです。自然を畏敬する古代の日本では、五穀豊穣を祈るお祭りが重視されていたのだろうと思うのですが、厄払いの意味があるということは、その自然のもたらす災いを受け入れ、良いものに変えていくという意味合いのあるものなのかなと思います。

年に一度決まった時期に現れる古代の神様、というのとは少し異なるかもしれませんが、例えば、お正月の宝船の七福神も、来訪神に含まれるのでしょうか。座敷童や貧乏神、昔ばなしの「笠地蔵」のお地蔵様も、来訪神に含まれるでしょうか。

古代の日本では、というか、今の日本でもそうだと思いますが、神様の世界(異界)というものは、山の向こうや海の向こう、川の向こうや湖の向こうなど、大自然の奥の方に存在しているのではないかと思います。そしてそれは、日本人の祖先となった人々が、どこか遠いところから、海に囲まれた火山の山々の連なる今の日本列島(大昔には、まだ島ではなく、大陸とつながっていたそうです)にやって来たということを表しているような気がします。そう考えると、怖いけれど良い神様でもある来訪神は、先祖の霊を神様として表現したものなのかなとも思えます。

祟り神に祈りを捧げて自分たちの守り神に変えるという信仰心も、日本に古くからある信仰心のように思いますが、そのような、異界からの訪問者、あるいは異質なものや考え方を一旦受け入れるという感覚は、日本古来のものなのかもしれませんが、日本だけのものではなく、日本以外の海を隔てた海外の各国(各島々の地域)にも、もしかしたらあるものなのかもしれません。

日本の古代の神様は、まだ比較的新しいように思えるユダヤ教やキリスト教やイスラム教などの一神教の神様とは違いますが、人間は「神様」を持つことで、自分たちの力ではどうすることもできない自然災害や理解の難しい事態に対する精神のバランスを取っているのかなとも思います。日本人の信仰心というか、日本人の精神構造が、これから急激に変化するようなことがない限りは、少子高齢化だと言っても、日本の祭祀の在り方や日本の神々は、これからも今とほとんど同じように守られ、受け継がれていくような気がします。

自然と一体化したような、自然と人間とを分けないような暮らしをしてきた古代の日本の人々が、自然を破壊しながら発展している現代の日本社会を見たら、どう思うだろうかと思います。今はもういない古代の人々は、当然のことながら、約73年前に終わったばかりの第二次世界大戦の沖縄戦のことも、7年前の東日本大震災のことも知りません。

報道によると、政府は、沖縄県民の反対の意向を無視して、名護市の辺野古の海に新米軍基地を建設するため、県の承諾の必要のない民間港を使って、12月中にも埋め立て領域に土砂を投入するという方針を決めたのだそうです。また、米空母艦載機の陸上離着陸訓練の地として、同時に海上・航空両自衛隊の拠点として?、鹿児島県西之表市の馬毛島(種子島の西、鹿児島硫黄島の東、屋久島の南のほうにあります)を所有者の方から買収することにしたのだそうです。日本政府がどうしてそれほどアメリカ軍に日本の土地を提供したいのか、よく分かりません。防衛費を増やし、自衛隊の統合幕僚監部を強化する(統合幕僚長の補佐役の副長のポストを二人分増やす)決定をしたという今の日本政府は、明治時代の「富国強兵」政策に憧れているのかもしれませんが、明治の時から今もまだ、特にアメリカ政府とは、まだしばらくは、対等の立場の一国として外交ができるようにはならないのかもしれません。

日本で二番目に大きな無人島という鹿児島県の馬毛島は、昔は地元の漁師さんたちが漁を行うために一時的に住むくらいの島で、明治期には牧場として使われていたこともあったそうなのですが、太平洋戦争末期に海軍の防空監視所が設置されて無人島となり、本格的に人が住み始めたのは戦後の1950年代からなのだそうです。政府の政策に振り回されるように、無人島になったり、有人島になったりしているようなのですが、馬毛島には、ニホンジカの亜種で馬毛島に固有のマゲシカも棲んでいるのだそうです。数年前には、馬毛島に、十字型の「滑走路」が建設されたということが報じられていました。キュウシュウジカとヤクシカの中間型だというマゲシカは、2000年の頭数調査では570頭いたそうなのですが、その後は調査が行われておらず、森林伐採や土地の整備工事などにより減少し、2012年には環境省により絶滅の恐れがあると指定されたそうです。馬毛島が軍用の島として使われることになる場合、マゲシカの生存に問題はないのでしょうか。

馬毛島が過去には長く無人島だったということは、馬毛島には、鹿児島硫黄島のメンドンのような、特有の来訪神はいないということでしょうか。でも、きっと、何らかの神様はいるのではないかなとも思います。

「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」第7話と、赤木春恵さんが亡くなったこと

テレビ朝日の木曜ドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」の第7話を見ました。

婚活詐欺会社だった高級結婚相談所「ローズブライダル」に対して集団訴訟を起こすことにした「京極法律事務所」の元弁護士の小鳥遊翔子(米倉涼子さん)は、騙されたことを恥じるべきではない、恥じるべきなのは騙した側の人間だと、集まった被害者たち10人を原告として、「ローズブライダル」の代表の相田栞(東ちづるさん)に損害賠償請求を行いました。

被害者の一人だった「Felix & Temma法律事務所」の弁護士の白鳥美奈子(菜々緒さん)の態度から政財界に影響力のある国内最大手のコンピューター会社「ミカド通信」の代表の我妻憲史郎(国広富之さん)の権力で事件がもみ消されようとしていると確信した小鳥遊さんは、「京極法律事務所」のパラリーガルで「ローズブライダル」の被害者でもある馬場雄一(荒川良々さん)に声をかけた元副代表の薮谷さん(高杉亘さん)から相田代表が詐欺に手を染めていった経緯を聞くと、相田代表側の弁護士の海崎勇人(向井理さん)に和解をしてもいいと提案し、我妻代表を守る立場にある「Felix & Temma法律事務所」の所長の天馬壮一郎(小日向文世さん)に、「ローズブライダル」を解散に追い込む証拠を提示するのでした。

脚本は橋本裕志さん、演出は田村直己さんでした。

第7話は、第6話の続きであり、前後編の後編でした。

小鳥遊さんたちは、テレビのコメンテーターとしても人気のある、フェミニストとして「Me Too」運動を支援している社会学者の高市哲也(野間口徹さん)も「ローズブライダル」の元会員で、詐欺の被害者だという噂があることを知ったのですが、小鳥遊さんに集団訴訟への協力を頼まれた高市さんはその噂を否定し、協力も拒んでいました。

小鳥遊さんたちによる集団訴訟が上手く行ったのは、被害者の一人として裁判の証言台に立ち、海崎さんに銀行員時代の横領の過去を持ち出されたパラリーガルの伊藤理恵(安達祐実さん)の、過去に罪を犯した人間は償った後も司法の正しい判断を仰ぐことは許されないというのですか、私にだって幸せを望む権利はあるでしょうとの訴えに感銘を受けた、人気社会学者の高市さんが婚活詐欺の被害者であることを公表し、原告団に加わったことによって原告が増えたからでした。

また、「Felix & Temma法律事務所」での和解の話し合いが進んだのは、薮谷さんが届けてくれた、我妻さんを尾行していた馬場さんの落したスマートフォンに、我妻さんと相田さんの密会現場の動画が偶然記録されていたからでした。

でも、それも、小鳥遊さんが「ローズブライダル」のお金に汚い婚活詐欺に憤り、「京極法律事務所」の仲間たちを率いて被害者の救済を目指したからです。

「男たちのMe Too運動」も、テーマとしては現代性があって良かったと思うのですが、婚活詐欺の被害者となった男性たちの訴えの場面が少なかったのが、少し残念というか、惜しかったような気がしました。

弁護士の青島圭太(林遣都さん)が雨の刑務所の前で海崎さんと遭遇していた場面は、短かったのですが、緊張感があって良かったです。青島さんは、詐欺に加担していると相田さん側の弁護士の海崎さんを非難し、海崎さんは、原告を傷つける最悪の仕事をしていると小鳥遊さんの仲間の青島さんを非難していました。

前回から登場した、弁護士資格を剥奪される前まで小鳥遊さんが弁護を担当していたという9年前の鶯谷NPO職員殺人事件で実刑判決を受けた受刑者の守屋至(寛一郎さん)の場面は、今回にも少しだけありました。青島さんから小鳥遊さんの話を聞いた守屋さんは、小鳥遊さんに会いたいと言い、青島さんは小鳥遊さんを守屋さんに会わせることにしたのですが、小鳥遊さんが一人で刑務所の守屋さんの面会に向かうと、その部屋のドアを開けて出て来た天馬さんと遭遇しました。

小鳥遊さんが弁護士資格を剥奪されるきっかけになったという守屋さんの事件は、最後のほうに描かれることになるのでしょうか。次回の「リーガルV」の物語もそれなりに楽しみにしていようと思います。


ところで、このドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」の後のテレビ朝日の「報道ステーション」の冒頭でも報じられていたのですが、昨日の朝、女優の赤木春恵さんが亡くなったそうです。死因は心不全だそうなのですが、94歳ということなので、老衰なのかもしれないと思います。満州生まれという赤木さんは、帰国後の1940年に松竹にニューフェイスとして入社をし、2012年に亡くなった女優の森光子さんとは、戦時下の満州各地を巡る慰問の劇団員として知り合ったそうです。私は近年、TBSのホームドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(橋田壽賀子さん作、石井ふく子さんプロデュース)のシリーズを見ているので、赤木春恵さんと聞くと、「幸楽」の“大きい女将さん”の小島キミさんを思い出します。小島キミさんは、角野卓造さんの演じる勇さんの母親、泉ピン子さんの演じる五月さんのお姑さん、吉村涼さんの演じる愛ちゃんのやえなりかずきさんの演じる眞くんの祖母です。

優しい性格の赤木さんご自身は、お芝居の中でキミさんのきつい言い方をする台詞を口に出すことに苦しんだ時期もあるそうなのですが、キミさんは喜怒哀楽のはっきりとした人で、家族のことを好きなので、家族のことで喜んだり怒ったり、不満を言ったりしていたのだと思います。赤木春恵さんの演じるキミさんは「老人ホーム」に入ったということになり、この数年の「渡る世間は鬼ばかり」の物語の中には登場していなかったため、一視聴者としてはそれが少し寂しくもあったのですが、最近は、結婚した眞くんの夫妻を気にする五月さんがお姑のキミさんに何となく似てきているという部分もあって、仲のあまり良くなかったお姑さんとお嫁さんも、立場が変わればどちらが正しくてどちらが悪いということでもないというようなところが描かれているような気がします。今の五月さんがあるのは、良くも悪くも?、お姑さんのキミさんがいたからなのだと思います。岡倉の姉妹のことも含めていつも家族のことを気にかけている五月さんは、自分に対しては「意地悪」でもあった義母のキミさんのことも、いつも気にかけていました。

赤木春恵さんが亡くなったという報道を聞いて、また、昭和時代が遠ざかり、平成時代の終わりが近付いているような感じがしました。

「ベストアーティスト2018」のことなど

昨夜、日本テレビで生放送されていた、嵐の櫻井翔さんが総合司会を務める音楽番組「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2018」を見ました。(テレビ朝日のドラマ「相棒season17」の第7話の放送されていた夜9時台の分は、録画をしておいたものを見ました。)

恒例となっている「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト」は、年に一度の音楽特番だったようなのですが、私はそのことをなぜかすっかり忘れていました。今回は、「“平成時代最後”のベストアーティスト」ということで、「いつもそこに歌があった」というテーマのもと、平成時代を総括するような面もあったようです。

先月にはKing & Princeの岩橋玄樹さんがパニック障害で活動休止をすることが報じられていましたが、昨日の報道では、Sexy Zoneの松島聡さんが突発性パニック障害と診断され、治療に専念するため一時活動を休止するということが伝えられていました。「ベストアーティスト」では、King & Princeは「Memorial」と「シンデレラガール」を、Sexy Zoneは放送中の土曜ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」の主題歌となっている「カラクリだらけのテンダネス」を披露していました。岩橋さんと松島さんがそれぞれのグループにいないことで、それぞれのグループにメンバーが一人足りないということで、ジャニーズのアイドルらしい軽やかで華やかな雰囲気も少し足りなくなっているということを、何となく、一視聴者として実感しました。でも、ドラマ「ドロ刑」で泥棒の煙鴉を演じている俳優の遠藤憲一さんとSexy Zoneとのコラボは、楽しかったです。「こんなおじさんがすいません」という遠藤憲一さんの最初の挨拶もとても面白かったのですが、遠藤憲一さんのダンスが上手くて驚きました。

嵐が披露していた曲は、今年100回目を迎えた全国高等学校野球選手権大会の応援歌でテレビ朝日の「熱闘甲子園」のテーマ曲にもなっていた「夏疾風」と、2019年に日本で開催予定のラグビーワールドカップの日本テレビのテーマ曲になっているという新曲の「BRAVE」と、「ワイルドアットハート」の3曲でした。新曲の「BRAVE」は、私は初めて聴きました。

嵐の櫻井さんは、今年のNHK「紅白歌合戦」の司会も務めるそうです。嵐の全員での司会も含めると、嵐のメンバーは約9年間(2015年はV6の井ノ原快彦さんでした)「紅白」の白組の司会を務めています。「紅白」の紅組の司会を務める女性は、近年は「朝の連続テレビ小説」か「大河ドラマ」の主演の女優さんが続いています。今年の紅組の司会に決まった広瀬すずさんは、来年の2019年の1月からの「連続テレビ小説」の「なつぞら」(作・脚本は大森寿美男さん)で主演を務めるそうなのですが、「紅白」の司会に選ばれたのは、もしかしたら2020年に開催予定の「東京オリンピック・パラリンピック」の「ボランティア募集」の広告塔だからということでもあるからなのかなとも、何となく思いました。

2019年の大河ドラマも「いだてん~東京オリムピック噺~」という東京オリンピック関連の物語だそうですし、嵐も2年後の東京オリンピックに深く関わっているのかもしれませんし、NHKは全力で東京オリンピックを応援していくのだろうなということを改めて思います。

一方で、昨夜のNHKのニュースによると、2020年に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックに使う競技会場の改修工事の影響で大会が中止されたり、練習場が確保できずに休部に追い込まれたりしているアマチュアスポーツがあることが分かったのだそうです。NHKが都内の主な26のスポーツ団体を取材したところ、水泳、テニス、野球などの15のアマチュアスポーツの団体で大会の開催時期の延期や中止を余儀なくされているのだそうです。

今週には東京オリンピックの水球会場となる東京都江東区の東京辰巳国際水泳場で改修工事が始まったそうなのですが、来年2月の水泳のジュニア全国大会の都予選がそこで開けなくなって規模が縮小されたり、かつて松坂大輔投手も在籍したという江戸川区のリトルリーグの強豪チームが練習場所だった葛西臨海公園を使えなくなり(カヌーの会場になるそうです)、代わりとして提供されたグラウンドでは十分な練習ができないため、チームを辞める選手も相次ぐようになってしまい、今年3月に休部になったのだそうです。2020年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)も、会場が分散させられたり、そのための経費がかさんだりして、影響を受けるのだそうです(約7億円?を開催地の自治体に代わって全国高校体育連盟が出すのだそうですが、まだ寄付金が集まっていないというようなことでした)。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのための競技施設の建設工事によってスポーツ施設が不足している現状について、筑波大学の准教授の方は、工事のためにそれまでの利用者がその施設を使えなくなることは予想されていた、日本の体育施設の3分の2は小学校や中学校や高校の体育施設なので、問題解決のためには都が運営している学校施設をいかに開放するか大事だと思うというようなことを話していました。

子供たちにスポーツを好きになってもらう、スポーツの裾野を広げるという意味合いも、オリンピックにはあるのだと思いますが、オリンピックの競技場建設や環境整備のために多くの子供たちのスポーツの練習や大会にしわ寄せが来ているのだとするなら、本末転倒だなと思います。

「相棒 season17」第7話

テレビ朝日のドラマ「相棒 season17」の第7話「うさぎとかめ」を見ました。

朝、通勤中の会社員の群衆の中を歩いていた警視庁特命係の杉下右京(水谷豊さん)は、ゆっくりと歩くリクガメと遭遇しました。興味を持った右京さんがカメの後を付いて行くと、カメは公園の隅のテントの中に入りました。テントを訪ねた右京さんは、頭から血を流して倒れている意識不明のホームレスの男性(山中崇さん)を発見しました。

リクガメを特命係の部屋でしばらく保護することになった右京さんは、リクガメと暮らすホームレスの男性がどのような人物なのかに興味を持ち、冠城亘(反町隆史さん)と共に、事件の背景を調べることにしました。段ボールとブルーシートで作られたテントの中には、毎朝新聞が積まれていたのですが、それはどれも短歌が掲載される水曜日のものでした。冠城さんと二人で新聞社を訪ねた右京さんは、担当者から、そのホームレスの男性が「詠み人知らず(ホームレス)」という筆名で短歌を投稿している人かもしれないということと、その作風から以前には「うさぎ」という筆名で投稿していた人かもしれないということを教えてもらいました。

「うさぎ」という筆名で短歌を投稿していた人の家を右京さんと冠城さんが訪ねると、無人の家の庭には、カメが暮らすための広いスペースが確保されていました。不動産会社に事情を話して住人のことを尋ねると、その家で暮らしていたのは鮫島さんという元国土交通省港湾局の官僚だったのですが、2年前に失踪していました。

国土交通省の官僚と知って、右京さんと冠城さんは、2年前の東京湾の大規模な修繕工事を巡る建設会社の不正入札談合事件に関連があるのではないかと推測しました。その事件では、関わった建設会社の一人が自殺し、官僚の一人が失踪したということでした。国交省に向かった右京さんと冠城さんは、鮫島さんの同期で今は人事課長である杉原(松田賢二さん)や、鮫島の同期で今は総務課長である谷川(関幸治さん)から、鮫島さんの失踪と何者かに襲われて意識不明になるほどの大怪我をしたことについて訊こうとしたのですが、二人とも鮫島さんを心配しているという風ではありませんでした。そのような中、右京さんは、杉原さんが小指に絆創膏を巻いていることと、谷川さんが人差し指に絆創膏を巻いていることも気になっていました。

谷川さんと話そうとしていた時、右京さんは、鮫島さんが意識を取り戻したという連絡を受けました。しかし、病院へ行くと、意識を取り戻していた鮫島さんは、襲撃された時の記憶を失くしていました。

2年前の不正入札談合事件に関わる建設会社の堂本社長主催の「歌会」を訪ねた右京さんと冠城さんは、列席している政治家や官僚たちの面々の中に、杉原さんと谷川さんがいることに気付きました。両者の癒着を疑う右京さんが堂本社長に2年前の不正入札談合事件のことを訊ねようとすると、失礼だと杉原さんと谷川さんが制止しました。終わった話だとごまかそうとする堂本社長に、右京さんは、一人が失踪に追い込まれ、一人が自殺に追い込まれました、終わった話ではありませんと言いました。

冠城さんは、法務省の事務次官の日下部彌彦(榎木孝明さん)と会い、2年前の東京湾の修繕工事計画を巡る不正入札談合事件に関わっていた杉原さんと谷川さんがどのような人物なのか、なぜ2年経った今になって鮫島さんが襲われたのかについて話を聞きました。日下部さんによると、二人とも事務次官候補だが、杉原さんは反主流派であり、谷川さんは現総理大臣の意向に従う主流派だということでした。

警察には、チンピラ風の青年がホームレスを襲撃したのは自分だと自首して来ていて、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)が取り調べていたのですが、その青年は、事件当時鮫島さんのテントの中にいたリクガメのことを知りませんでした。

特命係の青木年男(浅利陽介さん)から、カメと遊んでいた芹沢さんがカメに噛まれたと騒いでいたけれど勘違いだったという話を聞かされた右京さんは、鑑識課の益子桑栄(田中隆三さん)に頼んで、カメを調べてもらいました。

右京さんと冠城さんは、杉原さんと谷川さんを呼び出し、鮫島さんが新聞に投稿して掲載された短歌の一覧表を二人に見せました。そして、右京さんは、鮫島さんの短歌の最初の5音はあ行から始まっていて、それは1から10の数字に置き換えることができる、鮫島さんの短歌はある人に自分の居場所が分かる郵便番号を伝えるためのものだったと説明しました。

鮫島さんが短歌で自分は生きているということを知らせようとしていた相手は、谷川さんでした。谷川さんは、不正を隠蔽しようと建設会社の社員を自殺に追い込んだ現総理大臣が谷川さんのことも自殺に追い込もうとしていることを知り、あんな政治家のために死ぬことはないと、自殺ではなく失踪するよう促したようでした。

短歌には個性が出ることから、杉原さんは、偶然「詠み人知らず」さんの短歌の作者が鮫島さんであることに気付き、現総理大臣のアキレス腱となる鮫島さんのテントを訪ねると、政権を倒すために証言をしてほしいと協力を頼んだようなのですが、鮫島さんには断られたようでした。リクガメを触り、驚いて頭を引っ込めたカメの甲羅に挟まれて小指を怪我した杉原さんは、カメに触るなと怒る谷川さんと喧嘩になり、突き飛ばした拍子に鮫島さんの頭部をブロックにぶつけてしまったようでした。杉原さんは、救急車も呼ばずにそのまま逃げたのでした。杉原さんは、亀の甲羅から検出された証拠を得た伊丹さんと芹沢さんに警察署へ連行されました。谷川さんは、「詠み人知らず」の短歌を見る度に、鮫島は何とか生きてくれていると安堵したと右京さんと冠城さんに話していました。

その後、谷川さんは、国交省の事務次官になることが決まったようでした。病院の屋上にいた鮫島さんを訪ねた右京さんと冠城さんは、記憶喪失を装っていたのだろうと鮫島さんに確認しました。そして、今更殺されたくないと言う鮫島さんに、腹の据わった者を次官にしたかったのではないかと言いました。

鮫島さんは、官僚にはウサギとカメさえいればいい、泥に埋まって上ばかり見ているヒラメ官僚は不要ですと右京さんたちに言いました。それから、苦労かけたなとリクガメにこれまでの感謝を伝え、記憶を取り戻しました、検察庁に出頭して話しますと言い、病院を後にしました。

脚本は森下直さん、監督は橋本一さんでした。

鮫島さんのリクガメは、動物園に預けられることになったようでした。特命係の部屋からいなくなったカメの家を見ていた右京さんと青木さんは、少し寂しそうでした。

第7話も、面白かったです。描かれていた事件も面白かったですし、今回は何と言っても、冒頭のリクガメと右京さんのシュールな出会いの場面が秀逸だったのだと思います。そのカメがとてもかわいかったので、右京さんと冠城さん、「特命係のカメ」を懐かしむ伊丹さん芹沢さん、青木さんや角田課長(山西惇さん)がカメと遊ぶ場面も楽しく思えました。

失踪者や自殺者が出た事件については、何となくなのですが、私はドラマを見ていて、公文書が改竄されていた森友学園事件や加計学園事件のことを思い出しました。森友学園事件に関しては、今年の3月頃、上司の指示で行った公文書の改竄に悩んでいたという財務省の近畿財務局の上席国有財産管理官の男性の方が自殺したことが報じられていました。

最近ではテレビの報道番組などでも、民主主義の根幹を揺るがすとか行政が歪められたとまで言われていた森友学園・加計学園事件・防衛省の自衛隊PKO日報隠蔽疑惑などについてほとんど報じられなくなっていますが、日本の一市民としてはその事件をまだ忘れることはできませんし、そもそもまだ終わっていないのですし、このままの状態なら平成時代が過ぎても終わらないのだろうと思います。為政者の関わるそれらの不正事件についてもしも新しい証拠となるような何かを持っている方がいるのであるなら、今からでも表に出してほしいように思います。

今回は、法務省の日下部さんが久しぶりに登場していたのも良かったです。元官僚の冠城さんとのつながりが活かされていたように思います。

ところで、昨日の報道(芸能ニュース)で、及川光博さんと檀れいさんが離婚したということを知りました。「相棒」(「相棒8」の第10話・元日スペシャル「特命係、西へ!」)での共演をきっかけに出会ったお二人が結婚すると知った時、「相棒」を好きで見ている私にはとても嬉しく思えていたので、昨夜の報道でお二人の離婚を知った時には、少し残念にも思えたのですが、でも、お二人が話し合って決めたことなのですし、ドラマ「相棒17」の放送のある水曜日に公表したというところからも(ただの偶然でしょうか)、確かに円満離婚なのかもしれないなと思いました。

「中学聖日記」第8話

TBSのドラマ「中学聖日記」の第8話を見ました。

小学校教師としての生活を守るため、18歳の高校3年生になって会いに来た黒岩晶(岡田健史さん)を追い返した末永聖(有村架純さん)は、晶さんのことを忘れるために同僚の野上一樹(渡辺大さん)と付き合うことにしました。聖さんのことで晶さんと喧嘩になり、今は離れ離れに暮らしている母親の黒岩愛子(夏川結衣さん)は、3年前のことを隠したまま今でも教師の仕事を続けている聖さんに怒りをぶつけに来たのですが、野上さんから自分たちは交際していると教えられると、どうぞお幸せにと告げて聖さんの前を去りました。

その様子を橘彩乃(石田凛音さん)の母親の美和(村川絵梨さん)が目撃していました。一人娘の彩乃さんと引き離されたことを担任の聖さんの責任にして怒っている美和さんは、中学校の教師だった聖さんの過去の噂話をインターネットで見つけ、それを学習発表会の準備中の保護者たちに広めました。保護者たちに“淫行教師”なのかと問い詰められた聖さんは、その場では先輩教師の丹羽千鶴(友近さん)と野上さんに助けられたのですが、その結果美和さんが保護者たちから嘘つきのように思われたことが気にかかるようになりました。

翌日、小学校の門の前で祖母の家から登校してきた彩乃さんに声をかけた美和さんは、母親が末永先生のことを悪く言ったと考えていた彩乃さんから、お母さんなんか大嫌いと言われて、校庭に立っていた聖さんを睨み、発表会のしおりを路上に叩きつけるように捨てました。

その頃、聖さんへの思いを忘れるために付き合うことにした岩崎るな(小野莉奈さん)から私のことを少しでも好きなのかと訊かれて全く答えることができなかったことを考えていた晶さんは、喫茶店で岩崎さんに別れを切り出しました。岩崎さんは別れないと伝えて喫茶店を出て行きました。

その帰り、進路のことで母親と話すために実家に向かった晶さんは、郵便ポストに「島崎康介」からの手紙が入っているのを見つけました。手紙には「山江島」という島にいることが書かれていました。母親の愛子さんは、末永先生に会いに行ったことを晶さんに打ち明けると、また勝手なことをしたと苛立つ晶さんに、末永先生には同じ学校に恋人がいるそうだと教えました。それを聞いた晶さんは、進路は自分で決めると実家を後にしました。

放課後、居酒屋のカウンターで酔い潰れている美和さんを見かけた聖さんは、美和さんを自宅まで連れて帰りました。美和さんは、“淫行教師”の聖さんのことを自分と同類だと嘲笑していたのですが、千鶴さんに言われたようにそれについては答えないようにした聖さんは、テーブルの下に美和さんが作った彩乃さんのための発表会用の衣装を見つけました。どうせ着てくれないのだからと美和さんが自棄になって慌てて捨てようとするを止めた聖さんは、今を変える努力をするべきですと美和さんに言い、美和さんから、自分はどうなの、逃げているだけじゃないのと言い返されました。

逃げているだけだと言われた聖さんが自転車を引きながら歩いて帰る道の先には、晶さんが待っていました。来ないでと言ったでしょうと苛立つ聖さんに、生き別れた父親のことを相談できなくなった晶さんは、先生は過去を切り捨てたいんですね、でも僕はなかったことにはしませんと言い、ちょっとがっかりしましたと、引き止めていた聖さんの自転車から手を離しました。晶さんと別れた聖さんは、晶さんを振り切るように自転車に乗って帰りました。

学習発表会(学芸会?)の当日になりました。聖さんのクラスの発表は、「ミミとレインボーの森」という演劇でした。体育館の天井には星空を模したイルミネーションの飾り付けがなされていて、観客席の保護者たちも喜んでいました。妖精を演じていた彩乃さんは、最後にみんなで並んで歌を歌う時、会場に入ってきた母親の姿に気付きました。美和さんがいないことを気にしていた聖さんも、美和さんに気付き、安堵しました。

発表会終了後、聖さんは、彩乃さんに、お母さんが来ていると伝えました。美和さんは、祖母の作った水色のドレスを着ている娘の彩乃さんに、間に合わなかったけどと作ってきたピンク色のドレスを見せました。母親の言葉を俯いて聞いていた彩乃さんは、だらしなくて嘘つきだけどお母さんが大好きだから絶対に迎えに来て、と顔を上げて母親に伝えると、母親の手作りのドレスをもらって帰りました。

彩乃さんと別れた美和さんは、聖さんの前に来ると、根も葉もない噂を広めてごめんなさいと、聖さんに謝りました。美和さんに謝られた聖さんは、帰ろうとする美和さんを、待ってくださいと引き止め、噂は本当ですと言いました。体育館に残っていた保護者たちは妊娠したというのも本当かと動揺していたのですが、聖さんは、それは違いますと否定した上で、でも私は生徒に不適切な感情を持ちました、それで前の学校を辞めました、縁あってこちらの学校で教師を続けられることになり、教師の仕事を失うのが怖くて隠していましたと告白し、頭を下げて謝罪しました。保護者たちはざわつき、美和さんは驚いたように聖さんを見つめていました。

職員室には問い合わせの電話が殺到し、職員たちが対応に追われることになりました。聖さんの過去を知りつつ、教師を続けたいという聖さんを自分と同じ小宮第一小学校の教師に推薦した千鶴さんは、どうして自分から話したのかとがっかりしたように聖さんに言いました。聖さんは、なかったことにはできない、自分に嘘をついて逃げているだけでは良い先生になれない、そう思って話しましたと答えました。

母親の友人の輸入業者の上布茂(マキタスポーツさん)の実家で暮らしながら高校に通っている晶さんは、上布さんから、最近アルバイトを休んでいることと母親に対する態度の悪さを注意され、学費を払ってくれているのはお母さんだ、君はお母さんに守られているのだと言われました。苛立ちながら部屋に戻った晶さんは、その後、上布さんの家を出て行くことにしたようでした。しばらくして上布さんが晶さんの部屋を訪ねると、机の上には「今までお世話になりました さようなら」との置手紙がありました。

上布さんは愛子さんに連絡し、驚いた愛子さんは晶さんを探し始めました。居場所を失くしかけていた聖さんは、職員たちがよそよそしくなった小学校に出勤すると、お客さんが来ていると言われ、岩崎さんと再会しました。岩崎さんは、いなくなった晶さんが聖さんのところへ来ていると思ったようでした。黒岩がいなくなった、と聖さんに伝えた岩崎さんは、聖さんから晶さんが本当にここへは来ていないと教えられると、その言葉を素直に受け止めて帰っていきました。

夜、職員室の電話に出た聖さんは、その声が晶さんの声であることに気付くと、黒岩君今どこにいるの、みんな心配していると言いました。晶さんは、聖さんに会いに行ったことを謝り、先生の授業が好きでした、頑張ってくださいと言って電話を切りました。聖さんは、電話の奥に聴こえた音声から、晶さんがフェリー乗り場から山江島に行こうとしていることを知り、急いでパソコンで検索しようとしたのですが、その時、野上先生に声をかけられました。

野上さんは、学校からの帰り道を聖さんと歩きながら、小学校を辞めて実家の旅館を継ぐことになりました、一緒にこの街を出ませんかと聖さんに話しました。答えに困っている聖さんの様子を見た野上さんは、やっぱりだめですかと少し笑い、会いたい人がいるんでしょう、行ってください、と穏やかに聖さんを送り出しました。

聖さんは走り、タクシーに乗り、フェリー乗り場に到着しました。そして、山江島行きのフェリーに乗り込む晶さんの姿を見かけた聖さんは、少し迷った末にフェリーに乗り込み、甲板から夜の景色を見ている晶さんに、黒岩君、と声をかけました。

脚本は金子ありささん、演出は府川亮介さんでした。前回の第7話の演出は坪井敏雄さんでした。

現実に起きることとして考えると、保護者や教師たちが教師である聖さんの過去(3年前)の行いに対して「引く」ほうが普通なのだとも思うのですが、ドラマを見ている私としては、聖さんと晶さんが相手のことをお互いに好きなまま会えて良かったと思いました。

今回の最後の、聖さんが間に合ったフェリーでの再会の場面に、単純にほっとしました。

聖さんが勤務する小学校の場面では、村川絵梨さんの演じる保護者の橘美和さんの存在感も良かったのだと思います。過去の出来事に追い詰められている聖さんは、今回の話の中ではまだ小学校教師の仕事を辞めてはいないのですが、いつか辞めることになるのでしょうか。

聖さんの元婚約者の川合勝太郎(町田啓太さん)は、今は上司の原口律(吉田羊さん)と付き合っているということを、電話で聖さんに報告していたのですが、それを原口さんが密かに聞いていました。そして、いつも試されているようだと感じているらしい勝太郎さんは、遠距離恋愛になるくらいなら結婚したいと原口さんに言い、結婚してどうするのと訊く原口さんから、聖さんの時とは違うのだから試されていると思わなくていいと言われていました。

勝太郎さんが本当に原口さんを好きになっているのか、聖さんを忘れるために原口さんを好きになっているのかが、いまいちよく分かりません。勝太郎さんを好きな原口さんは、勝太郎さんがまだ聖さんを忘れることができていないのではないかと思っているようなのですが、その疑惑を口に出さないまま、勝太郎さんの全体を受け止めているようです。

第2章となった第6話からの「中学聖日記」は特に、岡田健史さんの演じる晶さんが年相応に見えるようになったということもあって、登場人物の心の揺れ動きが丁寧に描かれているように思えるこのドラマを、私も面白く見ることができています。

次回には、晶さんが「山江島」で探そうとしている父親の島崎康介さん(岸谷五朗さん)が登場するようでした。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、ドラマの後に見た「NEWS23」などの報道番組では、事実上の移民となる外国人労働者の受け入れを拡大するための出入国管理法改正案(「出入国管理及び難民認定法」改正案)について、国会での審議が尽くされていないと野党が審議時間の延長を主張する中、半ば強行的に採決が行われ、与党の自民党と公明党、日本維新の会などの賛成多数により可決し、衆議院を通過して参議院に送られたということが報じられていました。日本の在り方を変える重要な法案の一つだと言われていますが、来年の春からの導入にこだわって、法案を通してから曖昧な中身を省令で決めると言い張って誠実に議論をしないでいる与党のこの調子で、参議院でも可決されることになるのかもしれません。市民からの受診料で成り立っているという公共放送のNHKは、なぜか今日も国会中継を放送しないようです。

非常勤職員や派遣社員など日本人の非正規労働者も増えているという日本で、日本に来た外国人の方たちが安心して日本で生きていくことができるのかどうか、私には分かりません。テレビや新聞の報道記者や政府関係者が、日本で働く外国人のことを「外国人材」と呼ぶのも、何だか奇妙に聞こえます。外国人が「外国人材」なら、例えば、働く日本人のことは「日本人材」と呼ばれるのでしょうか。

途中から少しだけ見た昨夜の日本テレビの「news zero」では、日本人と外国人との「共生」について言及されていたのですが、日本にはすでにたくさんの外国人がいるようですし、それぞれの文化を尊重し合いながら生活する「共生」はできるのだろうと思います。なので、出入国管理法改正案の問題については、私には詳しいことは分からないのですが、経営者側の論理を活かしたような経済至上主義的な政策で経済格差を広げている日本社会(日本だけではなく世界各国がそうなっているのかもしれませんが)の中で「労働者」として生きる日本人と外国人の個々人の人権が(医療や教育などの福祉の面でも)同等に同様に大切なものとして守られるのかということが重要のような気がします。与党の自民党や公明党の議員には、今の与党の政策を批判する人はいないのでしょうか。テレビの報道番組では「与野党の攻防が続いています」とか「野党議員の反発が予想されます」という言葉がよく使われているように思うのですが、「官邸主導」で国会での議論を軽視している与党議員がおかしいのを、数の少ない野党議員の力不足のせいにするのでは、いつまでも与党議員のおかしさは直らないですし、日本の政治は良い方向へは進まないように思えます。
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