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「家売るオンナの逆襲」第4話

日本テレビの水曜ドラマ「家売るオンナの逆襲」の第4話を見ました。

テーコー不動産の新宿営業所売買仲介営業課でも「働き方改革」のための勤務時間短縮対策が始まったある日、定年間近の会社員の山路功夫(佐野史郎さん)とその妻で専業主婦の朱美(宮寺智子さん)から相談を受け、満島健太郎(田村健太郎さん)と花(北原里英さん)という娘夫婦の暮らす部屋を探すことになり、功夫夫妻と娘夫婦にそれぞれ新しい家を売ろうとしていた“天才的不動産屋”の三軒家万智(北川景子さん)が、営業課のエースの足立聡(千葉雄大さん)と元社員の白洲美加(いもとあやこさん)を翻弄して得た三軒家さんの仕事の情報を活用し、娘夫婦の過去と趣味の調査で上回ったフリーランスの“天才的不動産屋”の留守堂謙治(松田翔太さん)に、家を売ることで負けてしまう、という話でした。

脚本は大石静さん、演出は久保田充さんでした。

今回は、高度成長期時代を生き抜いた父親世代と、不景気と低成長期時代を生きるその子供世代の、何をもって幸せな人生と考えるかという価値観と生き方の違いをテーマにしていたのだと思います。

健太郎さんたちと同世代で意見が合った新人の鍵村洋一(草川拓弥さん)と、その教育係を務める先輩の庭野聖司(工藤阿須加さん)の、仕事に対する思いの違いも重ねて描かれていました。

功夫さんの妻の朱美さんが喫茶店を開きたいと思っていることを知った三軒家さんが、功夫さん夫妻に「住み替え」を提案し、今住んでいる家を売って、1階を喫茶店として使うことができるようにリノベーションした戸建ての家を買ってもらうというところは良かったと思います。

第4話も面白かったですが、私としては、三軒家さんが問題を抱えているお客さんに合った家を鮮やかに売る場面をもっと見たいようにも思います。三軒家さんたちの間に入り込んできた浅いのか深いのかよく分からない三軒家万智研究家を自称する謎の“家売るオトコ”の留守堂さんが、変化球として物語にどのように活かされていくのか、次回も楽しみにしたいと思います。


ところで、このドラマの後の昨夜の「news zero」のスタジオには映画監督の安藤桃子さんが来ていました。TBSの「NEWS23」では、日本政府が「固有の領土」と言い続けてきた北方領土について、国会で質問された安倍晋三首相が「日本が主権を有する島々」と答えていたことを伝えていたのですが、その後、夜11時20分頃に「news zero」を見てみると、ちょうど国会と政府の基幹統計不正調査事件のことを話していました。有働アナウンサーに感想を訊かれ、次から次へと出てくる政府の隠蔽と嘘に信用できないと呆れる安藤さんの、映画の撮影フィルムの編集の話も取り入れたさくさくとした話し方に、ほっとすると同時に、少しすっきりした気分になりました。

昨日には、茨城県東海村にある国立研究開発法人日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所で放射性物質が漏れたという報道もありましたが、9人の作業員の方たちは本当に被曝していないのでしょうか。

「相棒 season17」第13話と、作家の橋本治さんが亡くなったこと

テレビ朝日のドラマ「相棒 season17」の第13話「10億分の1」を見ました。

自殺するのではないかと気になって声をかけた女性がその数日後の夜にビルの窓から転落死したことを知った警視庁特命係の冠城亘(反町隆史さん)が、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)が自殺と判断したその女性・橋本美由紀(大路恵美さん)がインターネットカフェで暮らすフリマアプリ利用者だったことから、転落したビルの清掃員で美由紀さんのフォロワーだったシングルマザーの中野絢子(大和田美帆さん)を調べ、「母の形見」という謎の高値のついた箱を美由紀さんと取引していた暴力団組織・武輝会の傘下のネオゴーストの構成員の関わる拳銃売買事件の謎を杉下右京(水谷豊さん)と突き止めていく話でした。

脚本は神森万里江さん、監督は片山修さんでした。

フリマアプリというSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて偶然知り合った二人の孤独な女性の友情と裏切りの話でした。フリマアプリの闇や、現代社会の孤独や孤立を描いていたという点では、社会派でした。

ドラマでは描かれていなかったように思うのですが(あるいは私が見逃したり聞き逃したりしまったのかもしれませんが)、楽にお金を稼ぎたいとアルバイト感覚?で違法取引に関与していたフリマアプリの利用者とフリマアプリ運営会社は、どのような罪に問われるのでしょうか。それとも、無罪となるのでしょうか。

今回は、事件関係者がフリマアプリの利用者ということで、サイバーセキュリティ対策本部の捜査官の青木年男(浅利陽介さん)も活躍していましたし、暴力団組織関係ということでは、組織犯罪対策部5課の角田課長(山西惇さん)の活躍もありました。

ただ、ベテラン刑事でもある伊丹さんと芹沢さんが、ビルから転落死したと思われるあの女性の遺体の様子を見て事件性のない自殺だと判断してしまうというのは、少し違うような気もしました。

美由紀さんが転落した夜、ビルの清掃員の男性と一緒に美由紀さんの遺体を発見した宅配業者の配達員の男性の、作業着のボタンの取れたポケットの赤色は、血かと思ったのですが、そうではなく、赤色のクレヨンでした。それは絢子さんの子供の手についていたもので、暴力団組織の協力者(SNSを使った仕事に飛びつきそうな人の情報を暴力団組織に流していたようでした)だった配達員の男性がフリマアプリを使った闇取引関係から抜けようとしていた美由紀さんからロッカーのコインの入った箱を奪おうとして、美由紀さんの友人の絢子さんの子供を人質に取った時についたものでした。

配達員は、絢子さんの子供(1歳か2歳くらい)がボタンを取って飲み込んだことに気付かないまま、美由紀さんが取り出した箱を受け取るために、子供を窓枠に座らせたのですが、その時、子供が落ちそうになったのを見た美由紀さんが、靴を脱いで慌てて走り出し、子供を庇って一緒に転落したということでした。

何かを抱えたような姿で亡くなっていた美由紀さんの遺体が抱えていたものは、絢子さんの子供だったようです。右京さんは、美由紀さんに守られた絢子さんの子供は無傷で、落ちた後自分の足で母親のいるビルの部屋へ戻ったのではないかと推理していました。

実際子供は無傷だったようで、母親の絢子さんは子供が警察署内でボタンを吐き出すまでその変化などには少しも気付いていませんでした。

孤独感を打ち消すためにネットカフェで暮らしていたという美由紀さんが、フリマアプリ利用者10億人分の1の出会いだと、絢子さんと出会って友達になれたことを喜んでいた一方、当初は美由紀さんとの出会いを喜んでいた貧しいシングルマザーの絢子さんは、ネットカフェで暮らしていることをフォロワーたちに隠しながら、フリマアプリを上手く利用して多少裕福な暮らしをしているように見せかけている美由紀さんに嫉妬するようになっていたということでした。

右京さんは、絢子さんに、あなたの一番の過ちは手にしたものの有難みが分からなかったことだと話していました。そのSNSで知り合った二人の友情のすれ違いや、心理描写も良かったように思います。

でも、刑事ドラマのミステリーとしては、例えば、絢子さんの子供の手の赤色のクレヨンは美由紀さんのコートなどにはついていなかったのだろうかというようなことなど、少し気になってしまいました。

冠城さんが美由紀さんに名刺を渡していなかったなら、美由紀さんが冠城さんの名刺を持っていなかったなら、美由紀さんの転落死は本当にそのまま自殺として警察に処理されていたのでしょうか。それとも、刑事が自殺と判断した場合は、鑑識課の人たちは何もしないのでしょうか。もしも、クレヨンの成分や絢子さんの子供の髪などが美由紀さんの服から検出されていたなら、もっと違った展開になっていたのかもしれません。

託児所の職員が警察手帳を見せていない冠城さんに絢子さんと子供のことを話していたところも少し気になったのですが、絢子さんの子供の、配達員の男性に起こされて連れ去られても、美由紀さんと一緒にビルの窓から転落しても一切泣かないという強靭な精神力?も、少し不自然のように思えました。でも、何があっても動じないという子供も、世の中にはいるのかもしれません。あるいは、あまりにも強いショックのために記憶が封じ込められてしまっているのなら、数年後に突然フラッシュバックするということもあるのかもしれないなと、「相棒」のドラマの中のことではあるのですが、ドラマを見終わって、絢子さんの子供の将来のことも少し気になりました。

今回の物語でも扱われていた「フリマアプリ」とは、フリーマーケットアプリケーションの略だそうで、個人同士がインターネットを使って品物を取引するためのスマートフォン用ソフト(アプリ)のことだそうです。SNSの一種でもあるようです。テレビのCMでもスマートフォン用ゲームや消費者金融などのCMと同じくらいフリマアプリのCMが流れている印象があるので、10億人かどうかは分かりませんが、確かに利用者は多いのかもしれないなと思います。

私はそのフリマアプリなるものを使ったことがないのですが、それは私が誰かに何かを送ったり誰かから何かを受け取ったりすることに関して面倒くさがりなのと、昔、古書店に漫画や漫画のような小説や絵本などの数冊を、捨てるよりいいと言われて「売った」時の罪悪感のような感覚が残っているからでもあるように思います。捨てるよりはリサイクルをしたほうがいいということは分かるので、例えば、古い本は書店や出版社や図書館が、古い鉛筆は文房具店や文具メーカーが、ジャムのガラス瓶はその食品会社が、気軽に引き取ってくれればいいのになと思います。


ところで、作家の橋本治さんが肺炎のため70歳で亡くなったということを報道で知りました。29日に亡くなったそうです。私が最後に読んだ橋本治さんの文章は、筑摩書房の小冊子「ちくま」(書店によって置かれたり置かれなかったりしているPR誌です)に連載されている「遠い地平、低い視点」という社会派のエッセイ(随筆)です。文章も、内容も、面白くて好きでした。そこには、上顎洞癌という癌になった橋本治さんの「闘病記」も書かれていたのですが、まさか、そのまま亡くなってしまうとは思わなかったので、訃報を聞いて驚きました。

これからの現代社会が橋本治さんの視点でどのように切り取られていくのかを読むことができなくなるのが残念です。寂しく思います。でも、これまでの橋本治さんの記した言葉からも、これからの世界は見えていくかもしれません。まだまだ読んでいきたいと思います。

「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史」展

先日、東京都渋谷区の松濤美術館で開催されている「終わりのむこうへ : 廃墟の美術史」という展覧会を見に行きました。

展覧会の解説によると、18世紀から19世紀にかけての西欧では、かつての文明や栄華の痕跡を残した「廃墟(廃虚)」を見学することなどが流行していたそうです。廃墟のある風景が描かれた絵は、当時、お土産としても売られていたそうです。

私自身は、怖そうということもあり、直接現実の廃墟へ行きたいとはあまり思わないのですが、2015年頃にテレビ東京で放送されていた「廃墟の休日」というドラマは好きで見ていましたし、美しく撮影された廃墟の写真集などを見るのも好きです。

「廃墟」となったお城や教会や街を主題とした西洋絵画は、江戸時代中期・後期の日本にも入ってきたそうで、歌川豊春や亜欧堂田善による模写の作品も展示されていました。

ユベール・ロベールの水彩画やジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの版画も見事でしたが、アンリ・ルソーの「廃墟のある風景」も良かったです。

西洋画の廃墟のある風景には、その上の空の雲の動きもドラマティックでロマンティックな雰囲気に影響しているようでした。また、西洋画の「廃墟」の絵には「人」(あるいは人と山羊や羊などの家畜動物)が描かれている場合が多かったのですが、日本画(日本人画家の作品)の「廃墟」の絵には「人」は描かれていませんでした。少なくともこの展覧会で展示されていた作品はそうだったように思います。藤島武二の「ポンペイの廃墟」や岡鹿之助の「廃墟」には「人」はいませんでした。

私としては、やはり、「人」のいない「廃墟」の絵のほうが好きでした。絵の前で「廃墟」を見ている「私」が、描き込まれていない「人」の一人になっているのではないかと思うからです。

不染鉄さんの「廃船」が展示されているとは思わなかったので、その絵を見ることができてとても嬉しく思いました。私は昨年2月のNHKのEテレの「日曜美術館」の「芸術はすべて心である~知られざる画家不染鉄の世界~」という特集を見て知ったので、2017年に没後40年を迎えたという、東京の小石川の光円寺のご住職の子息として生まれたという不染鉄さんの展覧会を見に行くことができなかったのですが、「日曜美術館」で見た「廃船」は、輝く黄金色の葉が幹の根元のお地蔵さまを守るように降る「いちょう」と同じくらい、印象に残っていた絵でした。巨大な船に乗せられて戦地へ送られ、二度と日本に戻って来ることがなかった兵士たちの死を描いた重く静かな反戦の絵です。黒々とした空と海の間にぼうっと浮かび上がった巨大な船(軍艦ではなく徴用された客船のような大きな船です)が、港町の小さな家々を圧迫するように停泊しています。

その「廃船」の絵は「廃墟」とは少し違うかもしれないのですが、他の「廃墟」の絵と同じように、人を具体的に描かずに、かつてそこにいたはずの人の気配を感じさせる絵でした。

展示室は、2階と地下1階に分かれていて、地下1階に展示されていたのは、ポール・デルヴォーやルネ・マグリットやジョルジオ・デ・キリコなどの画家のシュルレアリスムの作品に描かれた「廃墟」、近現代の日本人画家による「廃墟」でした。

私は現代美術もよく知らないのですが、1955年(昭和30年)の今井憲一の「バベルの幻想」は、青く透き通ったバベルの塔が近未来的で、とても新しい作品のように見えました。1937年(昭和12年)の北脇昇の「章表」は、首と腕が切り落とされた石膏像の前に置かれた木は枝が切り落とされ、その枝の残りに巻かれた赤いリボンの上に、アゲハ蝶が飛べないようにピンで固定されている絵なのですが、会場の解説によると、この年に作られた「文化勲章」を表現しているということでした。当時の廣田弘毅内閣総理大臣の発案によって「文化勲章令」が出されたそうなのですが、戦争に突き進んでいく時代にあって、不当に逮捕された画家たちも多くいたそうです。

最後には、いつか廃墟となった未来の日本を描く、現代画家の作品が展示されていました。麻田浩さんの「旅・卓上」は、写実的に描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」のような作品でした。元田久治さんの、渋谷駅から見たセンター街前のスクランブル交差点付近が崩壊している「Indication:Shibuya Center Town」、廃墟と化した国会議事堂が森に覆われていく「Indication:Diet Building,Tokyo 3」、これも渋谷の街を描いたものなのでしょうか、野又穣さんの「交差点で待つ間に」(ピラネージの版画「古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点」に少し似ているような気がしました)と「波の花」も良かったです。

廃墟の絵が好まれる時代背景には、死への不安、戦争への不安、世界が終わるかもしれないという世紀末の不安などもあるようでした。2018年末から2019年初めにかけての今この廃墟の展覧会が開かれた背景、あるいは、近年に“廃墟ブーム”が起きている社会背景にも、もしかしたら、そのような不穏な、退廃の気配が漂っているのかもしれません。

元田久治さんの絵の中の崩壊して廃墟となった現代日本の世界が、戦争で荒廃したもののか、原発事故で荒廃したものなのか、震災などの自然災害で荒廃したものなのか、私にははっきりとは分からなかったのですが、その細密画のシリーズは、これからも描かれ続けていくのでしょうか。また新しい風景を見てみたいように思いました。普段見慣れたある風景がすっかり人の生きることのできない破壊された風景に変わっているのを見るのは、怖いのと同時に、何かすっとするような気持ちにもなるのが不思議です。その絵には、「人」は描かれていませんでした。衝撃的な絵なのに怖さが少ないのは、そのためでもあるかもしれません。

今見ることのできる、まだ破壊されていない現実の風景が、何か懐かしい風景に見えます。栄枯盛衰、スクラップアンドビルド、形あるものはいつか崩れるという地球上の時間と重力の法則のようなものからは、少なくとも現在の科学の力では逃れることはできません。上手く伝えることができないのですが、遠い昔に人がいたことを思わせる廃墟の風景を美しいと見ることの中には、普遍的な「人」への「愛」が含まれているのかもしれないなと思います。

「小吉の女房」第3話

NHKのBSプレミアムのBS時代劇「小吉の女房」の第三回「お信の書き置き」を見ました。

第3話は、勝家の跡取り息子の麟太郎(福冨慶士郎さん)が十一代将軍徳川家斉(いわすとおるさん)の孫の遊び相手としてお城に上がった文政12年(1829年)の秋、古道具屋の長兵衛(西園寺章雄さん)のもとで刀剣の目利きの仕事を始めた小吉(古田新太さん)が、巾着切りの銀次(小松利昌さん)が財布を掏ったことから知り合った、出世欲の強い幼馴染みの旗本の御徒士頭の石川太郎左衛門(高橋和也さん)と漆器屋の企みによって借金をした貧しい旗本の戸部玄之丞に身売りされそうになっていた妻のお雪(酒井美紀さん)を救うため、離縁すれば身寄りのなくなるお雪さんを身受けしたいと妻のお信(沢口靖子さん)に相談する、という話でした。

作・脚本は山本むつみさん、演出は宇喜田尚さんでした。語りは春風亭昇太さんです。

相談を受けたお信さんは、小吉さんが戸部さんとの決闘で負けて首だけになって戻って来るのではと不安になり、女の自分が話をつけに行けば刃傷沙汰にはならないかもしれないと、達筆な置手紙を残して出かけ、慌てた小吉さんがお信さんを追いかけて連れ戻すのですが、ドラマの初めの方の、お登勢さんとお信さんが干した大根を漬けるところから、死ぬ覚悟で出かけたお信さんがその手紙の最後で沢庵漬けの心配をしているところまでがきれいにつながっていて、手紙を読み返した小吉さんとお信さんが笑っていたように、ドラマを見ていた私も楽しい気持ちになりました。

お雪さんは、冷たい夫と離縁することができたようで、それから、小吉さんの家の前まで来たのですが、妻のお信さんを遠くから見て、小吉さんには会わずにどこかへ旅立ちました。お信さんも、家の前にいた女性をお雪さんだと察したようなのですが、小吉さんには言いませんでした。

祖母の登勢(江波杏子さん)と用人の利平次(石倉三郎さん)と一緒に向島の白髭神社へお参りに行ったお信さんが、家斉の側近で“ご隠居”の中野碩翁(里見浩太朗さん)と出会い、それとは知らずにおいしい「おこし」の話をする場面も、良かったです。

納豆や沢庵やおこしなど、貧乏旗本の勝家のお信さんの好きなものは庶民的なのですが、沢口靖子さんが演じているためか、所帯染みたような感じはしないというか、常にかわいらしくて明るい雰囲気です。勝家を見守る利平次さんも、小吉さんの子分のようになっている意外と優しい巾着切りの銀次さんも良いです。武家としての気概を忘れない祖母の登勢さんと、男気のある小吉さんの言い争いの場面もさっぱりとしています。

先日のBS-TBSの「にっぽん歴史鑑定」の、源義経に討たれた木曽義仲(源義仲)の特集を見ながら、当時の政治の最高権力者の後白河法皇にも直談判するほどの真っ直ぐな性格の木曽義仲は、もしかしたら小吉さんみたいな人だったのかなと、何となく思いました。

次回の「小吉の女房」の物語も楽しみにしたいと思います。

「面白南極料理人」第3話

BSテレ東の「真夜中ドラマ」の「面白南極料理人」の第3話を見ました。

第3話は、バレンタインチョコのお返しにクッキーを送るホワイトデーのイベントで川田隊員(福山翔大さん)を奪い合う鈴木隊員(岩崎う大さん)と金村隊員(田中要次さん)、松山隊員(マキタスポーツさん)と下平隊員(山中崇さん)、本木隊員(緋田康人さん)と金村さんの間に妙な雰囲気ができていく「ホワイトデーだよ」、38歳の誕生日を迎えた西村隊員(浜野謙太さん)が誕生日のお祝いパーティーの準備ができるまで至れり尽くせりになるはずだったのに少しも休めない「料理人の誕生会」、すき焼きの作り方でどちらがおいしいか割り下の関東組と砂糖と酒と醤油で味付けする関西組が対決することになった「東西すき焼き対決!」の3本でした。

脚本は西条みつとしさん、監督は有働佳史さんです。

第3話は、3月の話でした。これといって言うことがないくらい、単純に面白いです。

地味と言えば地味なのかもしれませんが、ワンシチュエーションドラマとして、約30分の放送時間の中に3本の短編ドラマがあるという短さも、見やすくて良いです。一つ一つの話も、ほのぼのとしています。

主人公の料理人の西村さんは、意外と冷静に客観的に全体を見ている人のようです。料理人の話ということで、今回にはハート型のクッキーや、ブイヤベースやローストビーフ、すき焼きが出てきて、それもまたおいしそうでした。

第38次越冬隊の隊員たちが越冬する南極のドームふじ基地を舞台にしているというところは、冒頭の説明や、廊下に積まれたペンギンとアザラシの柄の段ボール箱(かわいいです)や、ドアから吹き込んでくる吹雪がなければ分からないくらいになっているような気もするのですが、何か現実世界から遠く離れた閉鎖的な場所に集められた7人の「おじさん」たちが仲良く過ごしたり精神的に追い込まれたり?している感じが何だか楽しいです。感想を書くことができるかどうかは分からないのですが、次回の物語もまた楽しみにしたいと思います。
プロフィール

Author:カンナ
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