「ミス・パイロット」最終回

フジテレビのドラマ「ミス・パイロット」の最終回(第11話)を見ました。

2013年の10月25日、ANAのパイロット訓練生の手塚晴(堀北真希さん)岸井泰治(間宮祥太朗さん)と小鳥翔(小柳友さん)、山田一男(藤井流星さん)、諸星麻也(庄野崎謙さん)は、3本のラインの入った副操縦士の制服をもらい、OJT(on The Job Trainingの略だそうです)という実際の職場での実務経験の課程を行うことを、教官の国木田孝之助(斎藤工さん)から伝えられ、それぞれの決められた空港へ向かうことになりました。荷物を廊下に出していた5人は、寮母の三枝かのこ(藤澤恵麻さん)に挨拶をして、寮を出ていました。

伊丹空港へ向かう飛行機に乗ることになった晴さんは、休みになった機長の代わりに、晴さんと飛びたいという篠崎機長(岩城滉一さん)とフライトの実務を行うことになったのですが、それが篠崎機長のラストフライトになるということを知って、篠崎機長は黙っていてほしいと言っていたのですが、フライトオペレーションセンターのディスパッチャー(運行管理)の仕事をしている小田千里(相武紗季さん)にそのことを話しに行っていました。

千里さんは、機長の指示に従わないのはどうかと思うと晴さんに言って、父親が密かにラストフライトを行うことに納得している風だったのですが、千里さんからそのことを聞いた国木田さんは、晴さんと一緒に飛んだ篠崎機長がラストフライトから羽田に戻ってくると、寮で一人でかのこさんの料理を食べようとしていた篠崎機長のもとに千里さんを連れて行き、小田には説明してやってください、と篠崎機長を怒っていました。篠崎機長が娘の千里さんに心配をかけたくなかったと謝り、千里さんも納得すると、それから篠崎機長を尊敬している国木田さんも、長い間お疲れさまでしたと言って、そのまま寮で篠崎機長を労う会を行うことにしていました。

12月18日、正式に副操縦士となった5人は、国木田教官から訓練生としてのチームの解散を伝えられていました。パイロットになると、時間が合わないことが多く、みんなで会うことは少し難しくなるのだそうです。国木田さんは、チームはなくなってもチームの一員だと、晴さんたちに伝えていました。

12月の24日から25日にかけて、北海道の新千歳空港に国木田教官と飛ぶことになった晴さんは、はっきりさせておいた方がいいと思って、と国木田教官を廊下に呼び出し、告白されるのではないかという雰囲気に戸惑っていた国木田さんに、私、キャプテンのことそんなに好きじゃありません、と伝えてすっきりとしていました。

実家の居酒屋へ帰っていた晴さんは、父親の茂雄(石倉三郎さん)を部屋に呼び、副操縦士となったことを伝えて、ファーストフライトに招待するチケットを渡していました。娘が結婚の報告でもするのではないかと緊張していたらしい茂雄さんがそのことを晴さんに言うと、晴さんは、今は飛びたくて仕方がないのだと楽しそうに答えていました。

一方、国木田さんのことを気にしていた千里さんは、今は失敗して恥をかいておけばいいのだと国木田さんに言われたことに勇気をもらった様子で、国木田さんに会いに行っていました。千里さんが何か言いそうにしていたのを、面倒くさいから嫌だと先に断った国木田さんは、手塚のバカが変なことを言いやがって、と少し前の出来事を思い出して少し苛立っていたのですが、千里さんはそのような国木田さんの態度を無視して、突然、好きです、と伝えていました。驚いて固まる国木田さんに、千里さんはすっきりしたとほっとしたように言って、国木田さんを残して晴れやかな感じで帰っていました。

24日、よろしくお願いします、とお互いに挨拶をした晴さんと国木田機長は、運行管理の千里さんから新千歳空港の状況を聞いていました。それから客室乗務員の人たちに挨拶をしたり、飛行機の点検をしたり、操縦席に座って天井や目の前に付いているたくさんのボタンを押したりスイッチを入れたりして、飛ぶ準備をしていました。国木田機長と副操縦士の晴さんが操縦桿を動かすと、滑走路を走っていた飛行機は少しずつ空へ上がり、新千歳空港へ向かって飛んでいきました。

母親のよし美(根岸季衣さん)の写真を抱えた茂雄さんと、その隣に座っていた、両親と同じように晴さんが招待したらしい宮田社長(鶴見辰吾さん)は、飛行機が落ちるかもしれない話をしながら、初めて乗る飛行機に緊張していました。

何事もなく飛行機は飛んでいたのですが、しばらくすると、視界は悪くなってきていました。新千歳空港は大雪になっているという情報が入り、視程600mという中、見えてきた途中の?空港の滑走路に上手く着陸することができなかった国木田機長は、燃料が少なくなっているという千里さんの指摘も考慮して、お客さんの安心と安全を守るために羽田へ引き返す、という判断を下していました。

国木田機長がお客さんたちに向けたアナウンスをする間、副操縦士の晴さんは旅客機の操縦を国木田さんから任されていました。揺れる飛行機に不安そうにしていた宮田社長と茂雄さんは、機長のアナウンスを聞いてほっとした様子で、小さく拍手を送っていました。

グランドスタッフの鈴木倫子(菜々緒さん)や阿倍野すず(桜庭ななみさん)、そして岸井さん、小鳥さん、諸星さんたちは、臨時便に備えて手伝いをしていて、クリスマス・イブに倫子さんと食事をする予定だった山田さんはその時は来ていなかったようだったのですが、後から合流していました。

無事に羽田空港に戻った国木田さんと晴さんは、ロビーに飾られていたクリスマスツリーの前に座っていました。国木田さんによると、直前で臨時便がトリプル7に変更になったそうです。国木田さんは、操縦桿を渡したとき教官やって良かったと思ったと晴さんのことを褒めていて、晴さんも、私はパイロットに向いているなと思ったと笑っていました。そこへ千里さんもやって来て、ファーストフライトの飛行機の中の無線で運行管理の冷静な千里さんの声を聞いてほっとしていた晴さんは、あの場所に自分がいたことが幸せだった、200人のお客さんの人生を背負っていることや、そのお客さんの安心と安全のために働くたくさんの空港のスタッフたちの一員になることができたということを国木田さんと千里さんに話し、チームはなくなってもチームの一員だとキャプテンが言っていた意味が分かったと笑っていました。

岸井さんと小鳥さんと山田さんと、臨時便の副操縦士を勤める予定だったらしい諸星さんもやって来て、山田さんは、すずさんから預かったという手紙を岸井さんに渡していました。少し前まで、岸井さんはよそよそしくなったすずさんの態度に少し寂しい思いをしていたようだったのですが、すずさんを手伝った後の岸井さんへの手紙には「泰治」と昔の呼び方で書いてあったので、岸井さんは少し嬉しそうにしていました。

クリスマスツリーを見上げながら、7人は今までのことを思い出していたのですが、0時を過ぎて25日になったので帰ろうとしていた時、国木田さんが千里さんを飲みに誘ったのを聞いた晴さんが、先を歩いていた人たちにも声をかけたので、そのまま7人で飲みに行くことになり、ドラマは歩いていく晴さんたちの後ろ姿で終わっていました。

脚本は池上純哉さん、演出は澤田鎌作さんでした。

思っていたよりもあっさりとした最終回だったようにも思うのですが、空港の人たち全員で協力して飛行機を運航しているのだということがよく表されていて、良かったと思います。

群像劇というのとも少し違っていたかもしれないのですが、恋愛要素がほとんどなかったところも、私としては良かったです。

のんびりとしたところのある晴さんと、優秀でしっかり者の千里さんが「バディ」になる課程も、本当は良い人だけれど少し短気な国木田教官との少し距離間のある関係性も、良かったような気がします。

「クリスマス」の場面で終わるのが、何となくフジテレビのドラマらしい感じもしたのですが、昨日のように最終回を「クリスマス・イブ」のような日に放送すると、放送時間には見ることができないという人が多くなるのではないかなとも思いました。

パイロットを目指す訓練生たちの物語としては、訓練の描写が少しあっさりとしていたようにも思うのですが、それは長期間の訓練生としての時間を全てバランス良く描こうとしたために、かえって毎回の時間の展開が早くなってしまったためかもしれないなと思います。

最終回で副操縦士になり、初回に登場して晴さんを応援していた宮田社長と父親の茂雄さんが一緒に晴さんの操縦する飛行機に乗るという場面があったのも良かったのですが、せっかくそのような場面があるのならもう少しその二人と晴さんが会話をするような場面もあってほしかったように思いました。

でも、例えば、訓練生同士で対立するとか喧嘩をするとか、そのような場面は一度もなかったですし、嫌なところのないドラマだったので、そのことは本当に良かったです。

少し物足りないようにも思えてしまうところもあったのかもしれないのですが、訓練生の晴さんや、途中でパイトッロを諦めざるを得なくなってしまった千里さんたちを応援する気持ちで見ていくことができたので、私としては、今回の「ミス・パイロット」を良いドラマだったように思います。最後まで楽しく見ることができました。
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