「戦力外捜査官」第1話

日本テレビの新土曜ドラマ「戦力外捜査官」の第1話を見ました。初回は15分拡大版でした。

原作は、私は未読なのですが、似鳥鶏さんの『戦力外捜査官 姫デカ・海月千波』という小説だそうです。

何となく見てみることにした刑事ドラマなのですが、ドラマを見る前に思っていたよりももっと、軽い雰囲気のドラマでした。

警視庁捜査一課に新しく配属されたキャリアの刑事で警部の海月千波(武井咲さん)が捜査一課の刑事の川萩剛(八嶋智人さん)、大友洋(徳重聡さん)、双葉大介(木下隆行さん)、森山薫(濱田マリさん)たちから「戦力外」とされ、捜査から外されていたのは、キャリアが捜査に関わると面倒だからという理由によるものでした。

そのためか、海月さんが「戦力外」である要素は、道を間違えてしまうということくらいで、細かいところはあまり描かれていなかったように思います。

海月さんが「推理オタク」という設定も、部屋の本棚に「シャーロック・ホームズ」の小説や「名探偵コナン」の漫画があるのが少し映されていたくらいで、後はタブレット端末で指定の数のマッチ棒を並べて絵を作るパズルゲーム?をしていただけのような印象でした。

捜査に参加したい海月さんは、同じように上司から「戦力外」とされた、海月さんのお世話係のような同僚の刑事で巡査の設楽恭介(TAKAHIROさん)と二人で、中学校の男子生徒が銃殺されたという事件の犯人を追い始めたのですが、中学校で聞き込みをしようとした男子生徒が過去の自分と同じように「いじめられている」ことに気付き、事件の背景には「いじめ」があると考えていました。

中学生が拳銃を持っていた理由を考えていた海月さんは、捜査一課が犯人として追っていた、出所したばかりでありながら小学校に侵入しようとして逮捕された人物(六平直政さん)が、小学校の校庭に拳銃を埋めて隠していたことを、押収された所持品に新しいスコップが入っていたことから推理していました。

小学校の校庭の小屋を見ていた海月さんは、生き物係が死んでしまった生き物を埋めるために校庭の隅を掘った際に拳銃を見つけ、それが最初に聴取しようとしたいじめられていた中学2年生の生徒で、生徒は自分をいじめるリーダーをその拳銃で殺したのだと推理し、中学校の屋上に集まっていた男子生徒たちにそのことを話していました。

物語の事件捜査の展開にいまいちつながりのようなものが少なく、ドラマを見ていた私には、唐突に中学校の屋上の場面になっていたようにも思えてしまったのですが、そこの男子生徒たちが護身用の棒でいじめられている少年を殴るという演出にも、私には少し不思議な感じがしてしまいました。

中学生が銃殺されたというだけでもかなり大きな事件として報道されるのではないかと思うのですが、中学生が同じ学校の中学生を殺した事件だったことが判明しても、ドラマの中での扱いは、地味というか、雑でした。

主人公が小さい頃いじめられていたかもしれない、それを警察官に救われたのかもしれない、という過去を描くためだけの「いじめ」と「殺人」の要素だったように、私には思えました。

本当の犯人はあなたたちです、といじめの事実を否定した教師たちに手錠を掛けるという場面も、道徳的なのかもしれないのですが、少し浅いような気がしてしまいました。

脚本は鴻上尚史さん、演出は中島悟さんでした。

ドラマの初めのほうの音楽を聴いた時、私は何となく、同じ日本テレビのドラマだった「デカワンコ」のことを思い出したのですが、今回のドラマの音楽も小西康陽さんによるものだったようでした。

私は「デカワンコ」のドラマを好きで見ていたので、コメディーでありながらもちゃんと刑事ドラマになっていた「デカワンコ」とは異なり、今回の「戦力外捜査官」は、(警察内での仲間外れの描写にも少し疲れてしまったということもあるのですが)よくあるような刑事ドラマ風のコントであるようにも思えてしまいました。

このドラマを好きな方もたくさんいると思うので、あまりいろいろ言うのは良くないかもしれないとも思うのですが、佐野史郎さん(海月さんを疎ましく思う上司でした)や柄本明さん(海月さんにパズルゲームの答えを聞く上司でした)の場面も、私には何か少しもったいないように思えてしまいました。

そのようなこともあって、少なくとも第1話を見た限りでは、私にはこのドラマの面白さのようなものはよく分からなかったのですが、見ていくうちにはもしかしたら、もう少し面白く思えるようになっていくのかもしれないなとも思います。

書道の先生?の関根勤さんの登場には、ドラマを見ていた私には突然のことで驚いたこともあって少し面白かったのですが、何というか、「余興」のような印象も受けました。

あまり細かいことを思わずに、軽めの刑事ドラマとして気軽に見ることができたなら、このドラマをもっと楽しむことができるようになるのかもしれません。
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