「鼠、江戸を疾る」第2回

NHKの木曜時代劇「鼠、江戸を疾る」の第2回を見ました。

前回の最後、吉原の遊郭から病気の母親の待つ長屋へ戻ってくることができたお豊(萩原みのりさん)は、身請けをした甘酒屋の次郎吉(滝沢秀明さん)の紹介により、お染(濱田マリさん)のおそば屋さんで働くようになっていました。

おそば屋さんにはいつもの浅蜊売りの与平(坪倉由幸さん)、納豆売りの太助(杉山裕之さん)、菜売りの喜作(谷田部俊さん)がいたのですが、その前には一人でおそばを食べている千草(片瀬那奈さん)がいました。

食事に来た次郎吉さんは、千草さんの隣の席に座って好意を持って話しかけていたのですが、そこへ町で武士が斬られたという騒ぎが起こりました。医者だった千草さんと野次馬たちが急いで現場へ向かうと、お店に取り残された次郎吉さんとお豊さんの二人は、物音のした調理場に血の付いた刀を持った町人の身なりをした人物(木村彰吾さん)が侵入して隠れていたことに驚いていたのですが、武士ではないと次郎吉さんに答えていたその人は、「しくじった」とつぶやいて、そこにはいないおそば屋さんの店主に詫びつつ自分の首に刀を当てて自刃してしまいました。

町人の姿をした侍らしき人物の遺体のそばにはお財布が落ちていて、次郎吉さんが現場に向かうと、一人になったお豊さんは、お財布の中に数枚の小判が入っているのを見て、懐にしまい込んでいました。

お店に戻ってきた女将のお染さんは、血まみれの調理場を見て驚き商売上がったりだと嘆いていました。遺体を確認した岡っ引きの徳五郎(高嶋政宏さん)は、目撃者の次郎吉を連れて、殺された松沼藩の三河仙八郎の妻の琴音(釈由美子さん)に会いに行っていたのですが、琴音さんは、仙八郎の懐に財布がなかったかと岡っ引きの徳五郎さんに尋ねていて、徳五郎さんはなかったと答えていました。

妹の小袖(忽那汐里さん)は、剣道の道場で松沼藩邸のことを知る武家の三男の米原広之進(京本大我さん)から、松沼藩には跡目争いのお家騒動があると聞いていたのですが、その後、次郎吉を呼んだ琴音さんは、松沼藩の殿の側室に生まれた子供は本当は密会を続けていた仙八郎との子供だと言い、財布の中には証拠の恋文が入っているはずだからその財布を見つけ出してほしいと次郎吉に頼んでいました。

小袖さんは、自害する人を目撃した上におそば屋さんの仕事を失ったお豊さんを心配していたのですが、隣の家を訪ねると、玄関先でお豊さんの母親が血を吐いて倒れていたので、慌てて次郎吉を呼びに行き、お豊さんの母親を大八車に乗せた次郎吉さんは、一年前に亡くなった良庵の娘の千草さんのもとへ二人で向かっていました。お豊さんの家の前には、ストーカーのようにお豊さんの周辺に現れる駕籠かきの青年が再び来ていたのですが、次郎吉さんは、お豊さんが戻ったら診療所にいると伝えてほしいとその平三(岡山天音さん)に頼んでいました。

お財布を盗んだことに苦しくなっていたお豊さんは、一緒に診療所へ向かう道中で、母親の治療費のためにお財布を盗んでしまったことを平三さんに話していたのですが、お豊さんを背負った平三さんは、それは神様からの贈り物であり罰は当たらないはずだとお豊さんを元気付けていました。

千草さんの診療所にいた次郎吉さんと小袖さんは、お豊さんを運んできた平三さんをお豊さんに付く悪い虫ではなく良い虫だったと感心していたのですが、その矢先、平三さんは、帰り道の林の中で何者かに殺害されてしまいました。徳五郎さんによると、両足と背中と首を切られているということでした。

お豊さんの家も荒らされていて、次郎吉は疑問に思っていたのですが、仙八郎を殺した人の遺体の確認に来た松沼藩の家老(森次晃嗣さん)のもとに立ち会っていた徳五郎さんに目撃者として紹介された次郎吉さんがもう一人の目撃者のお豊さんが診療所にいることを家老に話した後、琴音さんに言われた財布のことを思い出し、お豊さんが危ないことに気づいていました。

診療所には、すでに家老の手先が来ていて、お豊さんの母親を人質に、お豊さんを連れてくるよう千草さんに命じていました。

廊下でお豊さんを見つけた手先の一人は、千草さんに薬品をかけられていたのですが、他の二人がお豊さんを斬ろうとしていました。そこへ、腕の立つ小袖さんと次郎吉が駆けつけたのでした。

家老が家臣たちを止めると、次郎吉は、お豊さんにお財布のことを訊ね、お豊さんが懐から出した小判の入っているお財布の中から、小さく畳まれた手紙を出して読み、家老に手渡していました。おそば屋で自害した町人の身なりをした武士は家老の身内で、家のために仙八郎を斬ったものの奪った財布の中に手紙を見つけることができず、しくじったものと思い込んでいたのでした。

千草さんがかけた薬品はお酢だったようで、お豊さんを斬らないと約束した家老と家臣たちは帰っていったのですが、その盗んだお財布のために平三さんが殺されたことを知ったお豊さんは後悔して泣いていました。

夜、鼠小僧は、部屋で休んでいた琴音さんを起こし、平三を殺したのは琴音さんであることを告げていました。琴音さんは、殿の子供が夫の子供である証拠の恋文を持っている可能性のあるお豊さんの居場所を林の中を引き返してきた平三さんに聞き出そうとしたのですが、切りつけられてもどうしてもお豊さんの居場所を言わない平三さんに顔を見られたことと、夫の仙八郎さんへの怒りをぶつける形で、平三さんを殺したということでした。

鼠小僧が次郎吉であることを知った琴音さんは、そのことを世間にばらすと言っていたのですが、次郎吉さんは、今の琴音さんは家老にとって唯一の仙八郎殺しの裏を知るものだと言って、隣の部屋に姿を消していました。

障子に人影があり、琴音さんは、入ってきた家老によって直接その場で斬り殺されてしまいました。

鼠小僧は、家老の寝所に侵入し、小箱の中に入っていた小判の束と証拠の恋文を盗んでいました。飛び起きた家老が箱を開けると、中には「鼠参上」の置き手紙が残されていました。

鼠小僧次郎吉は、平三さんの遺された家族の家に小判を配っていました。

それから少しして、お豊さんの労咳(肺結核)を患っていた母親は亡くなってしまったようでした。お墓の前で自分のしたことを後悔しているお豊さんに、千草さんは、人のために懸命に生きることだと伝え、診療所へ来ないかと声をかけていました。

松沼藩のお殿さまが死んだんだって、と帰宅した小袖さんが雑な感じで兄の次郎吉さんに教えていた場面も、何だか明るい感じがして良かったです。食事の用意をするため台所で火を起こしていた次郎吉さんは、家老のところから持ち帰った証拠の恋文も一緒に燃やしていました。

脚本は大森寿美男さん、演出は黛りんたろうさんでした。

第2話も面白かったです。第1話よりも「事件」が際立っていて、お家騒動ということもあって、物語には少し複雑な感じもしたのですが、病気の母親の助けたい貧しいお豊さんが自刃した人のお財布を盗んでしまったこととも上手くつながっていたように思います。

最初少し怪しい雰囲気だった平三さんは、本当は良い人だったと分かった後に殺されてしまったのですが、結局その平三さんとお豊さんがどのような知り合いだったのかということは、もしかしたら私が見逃してしまっただけなのかもしれないのですが、よく分かりませんでした。

血まみれになってしまったお染さんのおそば屋さんが次回には無事に営業を再開することができているのかということも含めて、次回も楽しみにしたいと思います。
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