「鼠、江戸を疾る」第3回

NHKの木曜時代劇の「鼠、江戸を疾る」の第3回を見ました。

おしま(横山めぐみさん)の小料理屋に来ていた甘酒屋の次郎吉(滝沢秀明さん)は、隣の家から火が出ていることに気付き、その家の中にいたお常(星野真理さん)と娘のお咲(豊嶋花さん)と小料理屋の2階に行っていたおしまさんを救出した後、火消しを手伝って風邪を引いていました。

行くところのない親子を長屋の部屋に預かることになった次郎吉と妹の小袖(忽那汐里さん)は、お常さんが作った料理の味見を頼んだり、大根の切り方の好みを訊いてきたりするのを「面倒臭い」とか「堅苦しい」とか密かに言って少し困っていました。

お常さんには、2年前に上方へ行くと言って出ていった後行方不明になっている鍵職人の伝吉(やべきょうすけさん)という夫がいたのですが、お常さんは、夫が浮気をしていたのではないかということを、次郎吉さんに話していました。

お常さんは行方不明の夫の帰りを待っていたのですが、小袖さんとおそば屋さんを出たお咲ちゃんは、町中に偶然父親の姿を見つけて驚いていました。歩き出すその男性に小袖さんが声を掛けると、その人はお咲ちゃんのことを知らないと言って立ち去ってしまいました。

小料理屋の女将のおしまさんの家にやって来て、一緒に暮らそうと言っていた男性は、盗賊の佐平(木下ほうかさん)でした。その後、岡っ引きの徳五郎(高嶋政宏さん)によると、おしまさんはお店の建物を売りに出して出ていったということだったのですが、次郎吉は、2階から覗く男性を見掛けて不審に思っていました。

翌日に川から引き揚げられた水死体は、おしまさんでした。お豊(萩原みのりさん)を助手に雇った医者の千草(片瀬那奈さん)は、爪に砒素を盛られた痕があるのを見て、溺れて死んだのではなく、殺された後に川に突き落とされたのだろうと、徳五郎さんに話していました。

おしまさんの元小料理屋の2階の天井裏には、佐平さんたちが盗んだものを隠していたのですが、手伝っていたのはお常さんの夫の伝吉でした。鼠小僧として侵入して二人の様子を伺っていた次郎吉は、伝吉さんの前に姿を現し、刃物を振り回す伝吉さんに、お常さんが待っていることを伝えていました。

盗賊たちと別の家の蔵の鍵を開けていた伝吉さんを連れ出すため、次郎吉は、おしまさんの小料理屋から火が出ていると佐平さんに教えてそこへ向かわせていました。

盗んだものを取り戻すため、煙の出ているおしまさんの小料理屋へ行った佐平さんたちは、佐平さんが殺したおしまさんの幽霊のふりをして待っていた小袖さんに怯えていました。おしまさんの着物を外した小袖さんは、佐平さんの脚を切りつけ、動くことができなくなった佐平さんは、駆けつけた徳五郎さんと下っ引きの定吉(マギーさん)に捕まったようでした。

伝吉さんが佐平さんの仲間に引き込まれたのは、伝吉さんが佐平さんの愛人のおしまさんと浮気をした代償でした。佐平さんは、鍵職人の伝吉さんを仲間にしようと、おしまさんを利用していたようでした。

次郎吉は、旅支度をしている伝吉さんにお常さんが長屋にいることを伝え、伝吉さんは、長屋にいたお常さんの顔を見ずに、戸の向こう側から、おしまさんと浮気をした件を謝り、お常さんのことはずっと好きで、面倒な妻だと思ったから浮気をしたわけではないのだということを話して別れていました。

深夜、次郎吉は、自分の長屋の部屋で休んでいるお常さんのもとに、2枚の小判を投げ入れていました。お父さんは病気で亡くなったのだとお咲さんに話したお常さんは、翌朝、田舎の実家に戻ることにしたと次郎吉さんと小袖さんに伝えて二人にお礼を言って、娘と歩いていきました。

次郎吉さんと小袖さんが部屋に戻ると、そこにはお礼の手紙と共に、小判の一枚が置かれていました。律儀なお常さんは、次郎吉さんの家に届けられたものだからと、持っていくのをやめていました。もう一枚の小判は、焼け出された日に治療を受けた診療所の千草さんのところに届けていました。

お常さんの手紙を読んだ千草さんは、鼠小僧の小判が次郎吉さんの家に届けられたということも気になっていた様子でした。

第3話の脚本は川崎いづみさん、演出は川村泰祐さんでした。

今回は、前回のような「事件」の雰囲気はありませんでした。

前回、血まみれになってしまったために営業を休んでいたお染(濱田マリさん)のおそば屋さんは、確かにお客さんは少なく、常連客の浅蜊売りの与平(坪倉由幸さん)と納豆売りの太助(杉山裕之さん)と菜売りの喜作(谷田部俊さん)が来ていたくらいではあったのですが、事件のことには特に触れず、何事もなかったかのように営業をしていました。

次郎吉さんと小袖さんは、お常さんを「最後まで面倒臭い人だった」と言っていたのですが、ドラマを見ていた私にはそれほど、お常さんが面倒臭い人のようには思えませんでした。第2回までを見た印象では、例えば小袖さんが多少「雑」な性格の人だったとしても、しっかり者の面倒見の良さそうな人だったように思うので、小袖さんや次郎吉さんがお常さんの性格を少し面倒に思うというのが、私には何となく意外に思えました。

そもそも最初のお常さんの家の出火の原因は何だったのだろうかと、小袖さんが兄の次郎吉さんに訊ねていたのは、私も気になっていたので良かったのですが、それについての次郎吉さんの推理は、無理心中をしようとしたのではないか、お常さんの中にも「女の修羅」があったのではないか、というもので、本当の原因は不明のままでした。

また、鼠小僧の次郎吉さんがお常さんに配った2枚の小判がどこから盗まれたものだったのかということも、描かれていなかったので、よく分かりませんでした。盗賊の佐平たちが盗んで天井裏に隠していた箱の中の小判だったのでしょうか。

次郎吉さんや小袖さんが伝吉さんや佐平さんの前に顔を見せていたのも、大丈夫なのだろうかと、少し気になりました。前回では、鼠小僧の正体を次郎吉だと知った人物は、その直後に亡くなっていました。

そのような辺りが少し気になってしまったのですが、でも、次回の「鼠」も楽しみにしたいと思います。
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