「天誅~闇の仕置人~」第1話

フジテレビの新ドラマ「天誅~闇の仕置人~」の第1話を見ました。昨夜の7時57分頃から放送が始まっていた、夜の8時台のドラマです。

このドラマの予告CMを最初に見た時、私は勝手にスペシャルドラマだと思い込んでいたのですが、そうではなく、連続ドラマでした。数日前にそのことを知って、少し意外に思えていました。

タイムスリップをしてきた忍が現代社会に蔓延する悪人たちに天誅を下す、というような設定のドラマを夜の8時台の枠で放送するのはどうしてなのだろうかとか、少し不思議にも思えていたのですが、面白いといいなと、初回の放送を見てみることにしました。

そのような気持ちで何気なく見始めたドラマだったのですが、ドラマを見る前に思っていたよりも、面白かったです。第1話を見た限りでは、意外と、と言ってはいけないのかもしれないのですが、しっかりと作られているドラマのように思いました。

通り魔が街の広場で刃物を振り回して騒いでいるのを何かの撮影かと思って見に行った買い物途中の村田正子(泉ピン子さん)は、高いところから飛び降りてきた暗い色のフードをかぶった女性が「殺すなら私を殺せ」とつぶやいて通り魔を倒して消えたのを見て驚いていたのですが、自宅近くのお寺の隅に倒れかかっているその女性を見つけて自宅へ連れ帰り、ボロボロの服を着てクナイを握り、汚れた小さな布製の袋を奪われないようにしている、背中に大きな「×」の傷痕の残る「サナ」と名乗る謎の女性(小野ゆり子さん)を介抱し、おかゆやおにぎりを作って食べるように言っていました。

正子さんは、大きな家に一人で暮らしていたのですが、同じ敷地内には、もう一軒の家があり、正子さんの息子夫婦(乃木涼介さん、白石美帆さん)と孫(葵わかなさん)が3人で暮らしているようでした。正子さんは息子の強気な妻の恭子さんを「嫁」と呼び、仲が悪い様子でした。

その他の第1話の主な登場人物は、古武術による介護の仕方を教えている道場の師範の松田竜次(京本政樹さん)、道場にも来ていたスナックのママの東条ミツ子(三ツ矢雄二さん)、宅配弁当の配達員の八巻辰(柳沢慎吾さん)、正子さんと一緒に通り魔騒ぎを見に行っていた友人の三平弥生(鷲尾真知子さん)、善灯寺という駆け込み寺でDV(ドメスティックバイオレンス)の被害者を助ける活動をしている菅井知世子(茅島成美さん)でした。

駆け込み寺の前で夫らしき謎のお面男の運転するトラックに轢かれそうになっていた真由美さん(真飛聖さん)は、結婚の半年後くらいから公務員の夫の直樹(丸山智己さん)の態度が変わり、自分に対して暴力を振るうようになったことを正子さんたちに話していて、それを一緒に聞いていたサナも女性の被害の様子に驚いていました。 

夜、テーブルの椅子に座って夫の帰りを待つ間眠ってしまっていた真由美さんは、目を覚ますと椅子に括り付けられ、ヘッドフォンを頭に固定され、朝まで大音量のクラシック音楽を流されて、片方の耳の聴力を失ってしまったということでした。

夫に殺される、と恐れていた真由美さんは、お寺の事件の調査に来た刑事の首藤重吉(嶋田久作さん)と一ノ瀬大和(竹財輝之助さん)から、夫を告訴をしても執行猶予中に復讐されるかもしれないと言われて、ますます怯えていました。

夜、お寺に残っていた真由美さんは、密かに侵入していた夫に話しかけられて戦慄し、近くにあったパイプ椅子で殴ったり蹴ったりしてくる夫から俺に謝れと言われ続けていたのですが、自分を笑わせてくれた菅井さんの言葉を思い出して、絶対に謝らない、これからは本当の私になるのだと言い返していました。

「助けて!」と大声を出すことができた真由美さんは、さらに怒った夫に殴られていたのですが、お寺にいた菅井さんと、お寺の電話がつながらないのはおかしいと気付いて駆けつけていた正子さんは、突然の「助けて!」に驚き、正子さんの息子夫婦に泥棒と勘違いされて正子さんの家を飛び出し、ビルの屋上の角に立っていたサナもその声を聞いて急いで声のしたお寺のほうへ走り出していました。

ビルの屋上から飛び降りようとしている人物がいるという通報を受けて駆けつけた一ノ瀬刑事は、正子さんに借りたスニーカーを履いているサナを見て、靴を履いたままでいるから自殺をする人ではないと安易な判断をして迷惑そうにしていたのですが、サナがビルの上から飛び降りてすごい早さで走り去るのを見て驚いていました。

真由美さんの夫は駆けつけた菅井さんと正子さんのことも脅かしていたのですが、そうして怒った夫は捕まえた真由美さんをお寺の2階の窓から突き落としていました。屋根を転がり落ちる真由美さんを、到着したサナさんが確保したのですが、それを見たDVの夫は庭に急行し、2階からその危険な様子を見ていた正子さんは、サナから聞いた人殺しも辞さない「契約」のことを思い出し、サナに「契約!」と叫んでいました。

フードをかぶり、「承知!」と答えたサナは、スタンガンを持っていた背の高い夫とクナイで戦っていました。門のそばでようやく捕まえた夫の耳にクナイの先を向け、真由美さんの痛みを知れと刺そうとした時、正子さんはやめなさいと叫び、殺すことを止めていました。サナは悔しそうだったのですが、DV夫の額に「×」を刻んで「天誅」としていました。

警察も到着したので、正子さんはサナに逃げなさいと言い、一ノ瀬刑事は、フードをかぶった人が捕まえたらしいというお寺の前に集まっていた目撃者の話を聞こうとしていました。

逃げたサナは、行く宛もないので正子さんの家に戻ってきていて、正子さんは、亡くなっているらしい娘のゆかりと同じ年くらいのサナと一緒に暮らすことに決めていました。

夫が警察に連行された後、真由美さんはお寺の前に来ていた救急車で病院に行っていたのですが、その直後、自殺をしてしまったということでした。生きている夫が復讐に来ることを恐れたためか、はっきりとした理由は分からないのですが、真由美さんが自殺をしたことを菅井さんからの電話で知った正子さんは、病院まで付いていけば良かったと後悔し、真由美さんのような人たちを守るためにサナと「契約」をしたいと話していました。

脚本は高橋幹子さん、演出は西浦正記さんでした。最初と最後にあった語りは、余貴美子さんでした。

私は昨年の「刑事のまなざし」というTBSのドラマで安達刑事を演じている小野ゆり子さんのことを知ったのだと思うですが、その小野ゆり子さんのサナさんの存在感が良かったのだと思います。戦国時代から来た「女忍者」が現代の悪と戦うという不思議な設定の物語ではあるのですが、ドラマを見ていくうちに、不自然そうな印象はなくなっていきました。

何というか、このドラマがフジテレビのドラマだということを忘れてしまうような感じでもありました。泉ピン子さんや鷲尾真知子さんや茅島成美さんの安定感のためかもしれないのですが、TBSのドラマを見ているように思えていました。

DVの夫の場面はホラーのようでしたし、そのような怖い場面もあったのですが、サナさんの素早いアクションにも迫力があって、緊張感を持ちつつ、最後まで見ることができました。

最後、サナさんは正子さんの娘のゆかりさん(南乃彩希さん)の写真を見て、「ユウ!」と叫んでいました。一緒に誰かに追われている時に亡くなった妹のようでした。

タイムスリップをしてきたのかどうかということも、それがどのように行われたのかということも、第1話の中では描かれていませんでした。ただ、サナさんのように、京本政樹さんの松田竜次さんと柳沢慎吾さんの八巻辰さんも、何かの事情で警察を避けているようでした。

第1話の印象では、正子さんの家が2世帯だとしてもあまり「ホームドラマ」のようではなかったのですが、比較的安心して見ることのできるドラマになっているような気がしました。次回も見てみようと思います。
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