「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」第4話

フジテレビのドラマ「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」の第4話を見ました。

前回の最後、厚生労働省の白鳥圭輔(仲村トオルさん)と心療内科医の田口公平(伊藤淳史さん)は、「碧翠院」の医師たちを集め、「碧翠院」を訪れた直後に失踪した放射線科医の立花善次(宅間孝行さん)はすでに死亡していて、メールで少しずつ送られてきたその遺体のCT画像はこの院内で撮影されたものであることを伝えていたのですが、知らないと言い張る院長の桜宮巌雄(柳葉敏郎さん)は、白鳥さんや田口先生のような光の中にいる人間は物事の一面しか見ていないと話して、静かにその場を離れていました。

一方、赤城美智(左時枝さん)は、密かに東城医大の休学中の学生でアルバイトの天馬大吉(上遠野太洸さん)や田口さんと、川原うめ(丘みつ子さん)の誕生日会を企画しようとしていました。白鳥さんも田口さんと一緒に来たことでうめさんに知られてしまい、うめさんは、誕生日に「生前葬」をしたいとみんなに話していました。桜宮院長も、立派な告別式を行うとうめさんに約束していました。

うめさんは、数年前に亡くなった夫とみかん畑を営んでいたようなのですが、夫が亡くなる日に夫と喧嘩をしてしまい、あんたとなんか結婚しなければよかった、という言葉を自分が夫に言った最後の言葉にしてしまったことを、とても後悔していました。

院長は、死んだらどうなるのと訊くうめさんに、死ぬ前には「お迎え」が来るというのが世界共通の出来事らしいと話し、死が全ての終わりとは限らないと言って、勇気付けていました。

夫の命日の朝、代わりにお墓参りへ行ってほしいと田口さんに頼んでいたうめさんは、いつも夢に出てくる夫は怒っている顔なのだけれど今朝の夢の夫は優しい顔をしていた、でもその顔を思い出すことができない、記憶というのは寂しいものだ、と田口さんに話していました。

お墓参りを終えた田口さんは、そのまま近くのみかん畑の道を歩いていたのですが、そこでうめさんの知人に会い、その人の必死の頼みで、その人を「碧翠院」のうめさんのところへ連れて行くことにしていました。その「たっちゃん」と呼ばれていた人は、親に叱られると家出をして近所の川原夫妻の家に泊まりに行っていたという人で、夫を失くした後突然畑を売っていなくなってしまったうめさんのことを心配していたようでした。

うめさんは、最初は少し困った様子だったのですが、そのうちに、家族で自分の誕生日の「生前葬」へ参列してほしいと頼んでいました。「生前葬」に参列するのを戸惑っていたたっちゃんに、田口さんは、うめさんの望んでいることなのですと話し、知り合いに来てもらって嬉しそうな様子のうめさんのことを教えていました。

うめさんがお礼の挨拶を終えると、田口さんは、たっちゃんが持って来た昔の映像を納めたDVDをテレビで流していたのですが、そのみかん畑の映像を驚いたように懐かしそうに見ていたうめさんは、自分と夫が一緒に楽しそうに話しながら畑の脇で休憩をしている様子を見て、夫はこのように笑う人だったのかと思い出し、帰り道ではいつも「青い山脈」を歌っていたことも思い出して歌い始めていました。美智さんや他の友人たちも一緒に歌っていました。

翌朝、末期癌のうめさんは、普段よりも元気になっている様子でした。生前葬をしたら死ぬ気がしなくなったとうめさんが笑っていたので、田口さんも美智さんも嬉しそうでした。

その頃、白鳥さんは、あなたは桜宮家の人たちから信用されていないのでは、と揺さぶりをかけていた放射線技師の戸山久司(渡部豪太さん)から、自分のパソコンに生前の立花さんからメールが送られてきていたことを打ち明けていました。戸山さんによると、立花さんは、長野で死亡したある人物の検死を桜宮院長が行うことになったこと、気になることがあったから事前にAiによるCT画像を撮影していたこと、それを送るから桜宮院長に見せてほしいということを、メールで伝えていたようでした。

院長は消去していいと言ったが捨ててはいけないような気がしたのでCT画像は自分のパソコンにまだ残っている、と戸山さんが言うと、白鳥さんは、それはお手柄だと喜んでいました。

その二人の会話を、産婦人科医の桜宮すみれ(栗山千明さん)が聞いていました。すみれさんが急いで病院に戻ると、美智さんがやって来て、うめさんが「螺鈿の部屋」に運ばれたと動揺していました。田口さんは、院長と一緒に「螺鈿の部屋」へ入ることにしたのですが、すみれさんは行かないことにしていました。

酸素ボンベだけを付けて横になっているうめさんに話しかけた田口さんは、うめさんが螺鈿細工のドアのほうを見て、お迎えが来た、とつぶやき、みかんの花の匂いがする、と幸せそうに言っているのを見守っていたのですが、うめさんの意識は遠退き、緩和ケア医の桜宮小百合(水野美紀さん)の判断で臨終となっていました。

桜宮院長は、後の医療のためにまた解剖をするということでした。田口さんは、医師が延命治療を行わずに何もしないで見守るだけということに葛藤していたのですが、自分の癌だった父親を当時の治療方法の痛みと苦しみの中で失ったという院長は、そのような人を救いたいという思いで医者になったと話し、よくやったと、うめさんを見送った田口さんを労っていました。

夜、すみれさんは戸山さんのパソコンを調べ、CT画像のデータを抜き出そうとしていたようなのですが、先にコピーをしていた白鳥さんに見つかって問い詰められそうになっていました。その時、白鳥さんは背後から殴られて倒れていたのですが、殴ったのは天馬さんでした。天馬さんは、すみれさんを逃がすためにそのようなことをしたようでした。

脚本は後藤法子さん、演出は白木啓一郎さんでした。

第4話も安定して面白かったです。

「碧翠院」では、元気のように見えたすみれさんの「部下」の患者さんたちが突然倒れて亡くなるということが続いているのですが、「一度入ったら出られない」というのは、このことだったのでしょうか。小百合さんは特に気にしている様子ではなかったのですが、すみれさんは少し不審に思っているところもある様子でした。すみれさんの亡くなった弟の友人だった天馬さんは、何があっても自分は「碧翠院」の味方ですと、すみれさんに伝えていました。

立花さん失踪のミステリーの部分は連続ドラマとして続いているのですが、「終末医療」の場面は「一話完結」となっているので、その部分だけを見るということもできるような気がします。

「延命治療を行わない」ということが医師の方にとっては「何もしない」ということになるのだとすれば、それは辛い選択かもしれないとも思うのですが、延命治療を行った結果患者さんが苦しむことになるのだとすれば、やはり「行わない」選択をするのも医療の一環であるように思いました。

少し前に、フジテレビの「アンビリバボー」でも「臨死体験」や「お迎え」の特集をしていたような気がするのですが、本当に世界各地に共通する人間の体験なのでしょうか。幽霊もUFOも妖精も妖怪も直接見たことがない私にはまだよく分からないことなのですが、「お迎え」に来るのは、亡くなった身内や友人や知人などの内の、好きな人なのだそうです。苦しみながら死ぬかもしれないという時、その意識が少しでも和らいで幸せなものになるというのなら、それは良いことなのだろうと思いますし、その体験をできた上で亡くなった方?は、そのまま亡くなってしまうのだとしても、幸せなのだろうと思います。
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