「明日、ママがいない」第5話

日本テレビの水曜ドラマ「明日、ママがいない」の第5話を見ました。

放課後、小学校の音楽室にいたポスト(芦田愛菜さん)とピア美(桜田ひよりさん)は、ピアノの演奏を廊下で聴いたという見知らぬ女性にピアノが巧いのはどちらかと声を掛けられ、二人は給食のおばさんかと思いつつ、ピア美がピアノの前に座り、女性の注文したドビュッシーの「アラベスク」を弾いていました。

その女性は、小学校の音楽の先生の音楽大学時代の恩師だったようで、校庭でピア美を見つけた音楽の先生は、ティエナピアノコンクールという大きな大会の地区大会のチラシをピア美に見せて、エントリーしてみないかと話していました。ピア美もよく知っている有名なピアノの大会だったので、参加を決めたピア美は、ポストを見張り役として連れ出し、毎晩小学校の音楽室に侵入してピアノの練習を続けていました。

ドンキ(鈴木梨央さん)は、「コガモの家」の施設長の佐々木友則(三上博史さん)から「お試し」の家族を紹介されていたのですが、それは以前ドンキが「お試し」に行って、幸せ過ぎて、遊園地でごめんなさいと泣き出してしまった家庭でした。ドンキは、佐々木施設長から、その夫妻(松重豊さん、大塚寧々さん)が再びドンキを選んだと聞いて喜んでいたのですが、その家の前に到着して車を降りる際、児童相談所の水沢叶(木村文乃さん)から、本当はポストの代わりだと聞かされて、落ち込んでいました。叶さんは、以前ドンキが断ったことを話し、親の気持ちも複雑なのだから家に入ったら頭を下げて謝るようにとドンキに伝えていました。

謝るドンキの様子に夫妻は、頭を上げてほしいと頼んでいました。特に妻のほうはもう一度ドンキに会いたいと思っていたようでした。再び夫妻に優しく迎えられたドンキは、普通の家族のように普通に接してほしいと頼んでいて、妻は、ドンキと一緒に食事の支度をすることにしていました。

シャンプーの容器を母親のにおいのするものとして手放さないパチ(五十嵐陽向さん)にも、「お試し」の機会が来ていました。気の進まなそうなパチだったのですが、パチを迎えた優しそうな夫妻は、飴細工の工房を営んでいて、お店に入ってたくさんの飴細工の並んでいるのを見たパチはとても喜んでいました。夫妻は、パチに黄色のひよこの飴細工をプレゼントしていて、それから一緒に赤い玉の付いた髪飾りを着けているポストの飴細工を作ったりしていました。パチは、かわいそうにと泣きながら、無理に本当のお母さんのことを忘れなくてもいい、いつか私があなたのお母さんの代わりになりたいと話す妻を見て、かわいそうと言っていて、そうして少しずつその家庭に馴染んでいったようでした。

パチは、シャンプーのボトルを手放すことができるようになっていました。ポストがピア美と小学校の音楽室へ行っている間、ドンキがパチを寝かしつけていたのですが、布団に入ったパチは、シャンプーのボトルの代わりに棒の付いた黄色のひよこの飴細工を大切そうに持っていました。

ピア美とドンキから、日本の「ジョリピ」に会ったことを聞かされ、二人には子供はいなかった、同級生のレイカ(舞優さん)は実は姪だった、と教えられたボンビ(渡邉このみさん)は、現実的を見なくてはいけないと、「ジョリピ」への興味を失ったように振る舞っていたのですが、本当は喜んでいたようでした。東條祐樹(城田優さん)と妻のマリアの家の前まで行ったボンビは、レイカから、マリアおばさんの国では子供が赤ちゃんを運んでくると言われているらしいと言われ、来週の日曜日に自分の代わりに東條家に来てほしいと頼まれていました。

日曜日は、ピア美のコンクールの日でした。佐々木施設長がピア美とポストを会場に連れてきてくれたようでした。ポストは、白いドレスを着たピア美と話しながら待っていたのですが、すごい子が参加をしているらしいとピア美が言っていると、楽屋に笹塚蓮(藤本哉汰さん)が入ってきて、驚く二人に蓮君は、恥ずかしいから言わなかったけれどピアノを習っているのだと打ち明けていました。ピア美の演奏を音楽室に聴きに来た音楽大学の先生は、蓮君のおばさんの五十嵐みどりさんという人でした。

父親の会社が倒産した直後に家を出ていった母親のことを「最悪」と言っていたピア美は、ピアノコンクールに出場すれば、自分を「コガモの家」に預けて消息を絶った父親が会いに来てくれるのではないかと考えていて、ポストに昔の写真を見せていました。

コンクールが始まる頃、眼帯をしているオツボネ(大後寿々花さん)は、友達になったお弁当屋さんの店員の佐々木香織(鈴木砂羽さん)の部屋の台所で涙の出ない玉ねぎの切り方を教わったり、一緒に料理を作っていました。

香織さんは、これからも料理を教えてほしいと頼むオツボネに、料理をしていると何も考えなくていいからと、流産をした子供のことを話し始めていたのですが、それによると、仕事人間で人を信用しない孤独だった佐々木施設長の妻だった香織さんは、夫に血の繋がった家族を作ってあげたいと願っていたようなのですが、子供はお腹の中にいる時に危機的な状態になり、母体と子供のどちらかを選ばなくてはいけないと医師に言われた際に夫の佐々木施設長は、母体の香織さんのほうを選んだということでした。

何かあった時には必ず子供を助けてほしいと夫に頼んでいたという香織さんは、夫が子供ではなく自分を選んだ気持ちを理解することはできるのだけれど、どうしても夫を許すことができなかった、夫の顔を見ると子供のことを思い出して辛いということを、涙を流しながらオツボネに話していました。

日本の「ジョリピ」の東條さんの家のチャイムを鳴らそうとしていたボンビは、飛び出してきた東條さんを追って車に乗り、離婚届けを置いて出ていったという妻のマリアさんを一緒に探すことにしていました。マリアさんは不妊治療に苦しんでいたようで、土手を歩いているマリアさんを見つけた東條さんは、子供のことは諦めよう、君さえいればいい、と説得していました。

二人の話を聞いていたボンビは、本当の子供じゃなければダメですか、と話し掛け、ハリウッドセレブが積極的に養子縁組をしている話をして、子供に恵まれない親がいるように、世の中には親に恵まれない子供もたくさんいるのだということを知っておいてほしいと伝えて帰っていました。

ピア美の順番になり、会場を見回していたポストは、入り口の付近に立っていた男性(別所哲也さん)を見て、写真と見比べていました。ポストに、ピア美のパパですか、と声を掛けられた男性は、会場を出ていこうとしていました。引き止めようとするポストを、子供に会うことができない親の気持ちを思う佐々木施設長が止めていました。ピア美の父親は、自己破産をして6畳一間で暮らす自分のところに、娘を連れてくことはできないと考えていたようでした。

ピア美の父親は、佐々木施設長とポストに、娘は私に残された最後の宝石だと言い、その輝きを曇らせたくない、遠くから見ているだけでいい、娘の邪魔をしたくないのですと話して、寂しそうに帰っていました。佐々木施設長は黙って見送っていたのですが、ポストは悔しそうにしていました。

蓮君に勝とうとしていたピア美は、銀賞だったようでした。銀賞もすごいので、「コガモの家」のみんなと喜んでいたのですが、パパは来ていたかと訊くピア美に、ポストは、いなかったと嘘を付いていました。誰かに守られているような気がしたと話すピア美に、気のせいさ、と答えていました。

その夜、食器を洗っているロッカー(三浦翔平さん)の後ろで電話が鳴り、留守番電話に叶さんからお誕生日ケーキのお礼が吹き込まれていたのですが、付き合っている男性からプロポーズをされたという叶さんは、結婚したらその人の望み通りに家庭に入ることになると思う、やっと自分の居場所を見つけることができる、その人が私を守ってくれると思うと電話に話していた叶さんは、でも何を守ってもらうというのだろう、私たちに守るものはあるのだろうか、とロッカーにも問いかけていました。

翌朝、食卓にパチの食事の用意がないことに気付いたポストは、パチの縁組が決まったことを聞いて、慌てて2階の部屋へ向かっていました。2階では、パチが荷物をまとめていました。最近出かけることが多かったポストは、パチの変化に気付いていなかったようで、自分だけがパチのことを知らなかったことにもショックを受けていたようだったのですが、ボンビやピア美やドンキから、パチはポストのシャンプーボトルじゃない、祝福してあげようよと言われて、パチを抱きしめていました。良いパパなの?良いママなの?というポストの質問に、パチは頷いていて、ポストはおめでとう、パチ、と祝福していました。

パチは、ポストのベッドの上に新しい家族と作ったポストの飴細工を置いていたのですが、佐々木施設長の飴細工も作っていたようで、佐々木施設長が手に持っていました。

ポスト以外の「コガモの家」の仲間たちに見送られて、叶さんと玄関を出たパチは、少し寂しそうにしていたのですが、車で土手の脇を走っている時、つかの間の小さなママが来ていると教えられて窓の外を見て、ポスト!と嬉しそうに叫んでいました。ロッカーと並んで待っていたポストは、パチのプレゼントの飴を見せて、これ私かよ!似てねー!と叫びながら、笑顔でパチを見送っていました。

脚本は松田沙也さん、脚本監修は野島伸司さん、演出は鈴木勇馬さんでした。

第5話も、良かったです。最後のパチとポストの別れの場面も、とてもさわやかでした。

今回は、ピア美の回だったように思うのですが、主な登場人物たちの問題もバランス良く描かれているように思えましたし、最後にはパチが縁組を決めて「コガモの家」を出ていきましたし、何となく、盛り沢山の回でした。

佐々木施設長は相変わらず短気で常に苛立っている雰囲気なのですが、第1話の時にも描かれていた悪い人ではなさそうな感じは少しずつ表れてきているので、そのようなところも、このドラマを比較的安心して見ることのできる要素のような気がします。

ドラマの合間のCMも、相変わらずというか、前回と同様に、日本テレビの番組の宣伝と「ACJAPAN(旧公共広告機構)」のみとなっていたのですが、私としては、慣れてきたこともあって、むしろこのほうがCM後のドラマの続きを見やすいようにも思えてきました。
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