「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」第9話

フジテレビのドラマ「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」の第9話を見ました。

厚生労働省の白鳥圭輔(仲村トオルさん)から「碧翠院」では「安楽死」が行われているのかもしれないと聞いた心療内科医の田口公平(伊藤淳史さん)は、東城医大病院の愁訴外来の看護師の藤原真琴(名取裕子さん)に会いに行き、安楽死について訊いていたのですが、藤原さんは、同じ延命治療を行わない終末医療だとしても、医師が薬などを使って患者の死期を早める「安楽死」と、患者さん自身の体力が尽きるまま自然に亡くなっていくのを看取る「尊厳死」とは異なるもので、私は「安楽死」を認めることはできない、というようなことを、田口さんに話していました。

藤原さんは、碧翠院の院長で東城医大病院の元医師だった桜宮巌雄(柳葉敏郎さん)が、昔にもよく患者に意思に反する延命治療に反対して当時の上司と対立していたと話していたのですが、その時、その元上司の加賀元教授(山本圭さん)がやって来て、今の自分が末期癌の患者であることを打ち明けていました。

田口さんと碧翠院を訪れ、桜宮院長に会いに行った加賀さんは、緊張した態度で出迎えた桜宮院長に入院して「螺鈿の部屋」に入りたいということを頼み、院長の長女で緩和ケア医の桜宮小百合(水野美紀さん)から説明を受けていました。

白鳥さんは、地元の警察署の小幡刑事(池内万作さん)に、桜宮院長の妻で精神科医の桜宮華緒(相築あきこさん)と長男の葵(山﨑賢人さん)は碧翠院の中にいるかもしれないと言って、二人で以前小百合さんに見せてもらった地下通路を再び捜索していました。地下通路は、桜宮家と、解剖室と、火葬場とお寺と、もう一つ、長いトンネルにつながっていたのですが、その先はプライベートビーチのように誰もいない入り江でした。砂浜に車椅子のタイヤの後を見つけた白鳥さんと小幡刑事は、そこに小さな洋服のボタンが落ちているのを見つけて拾い上げていました。

一方、病院では、末期癌の入院患者の赤城美智(左時枝さん)が、亡くなった青山加代(大森暁美さん)の言葉を思い出し、絶縁状態の娘に手紙を書こうとしていました。小さい頃の孫と写っている写真を田口さんに見せた美智さんは、孫は今度中学生になると話し、孫に会いたいと書いてほしいと田口さんに頼んで、手紙を出してもらっていました。

後日、手紙の封筒を持った娘の由喜江(中島ひろ子さん)が美智さんに会いに来たのですが、田口さんの期待とは反対に、由喜江さんは、どうして今更このようなことを書いて送ってきたのかと、美智さんに反発していました。美智さんは返された手紙を破って落ち込んでいて、田口さんが病院を出た由喜江さんを追いかけて話を聞いていました。由喜江さんは、昔父親が癌で亡くなったことについて、延命治療を拒否した母親が父親を殺したも同然だと怒って母親と喧嘩になって、他人の気持ちも分からないような冷たい人間は娘ではないと言われ、それ以来母親と絶縁状態になっているということでした。

美智さんから話を聞いていた田口さんは、父親自身が尊厳死を望んでいたのかもしれないと話したのですが、由喜江さんは、私はどのような状態だとしても父親に生きていてほしかったのだと言って、帰っていました。

しかし、その数日後、孫の薫(内田愛さん)が病室の美智さんのお見舞いに来ていました。母親は車で待っているようでした。美智さんは、祖母との写真を大切にしていた孫に感動し、元気さを取り戻していました。

入り江でボタンを見つけていた白鳥さんは、田口さんと入り江からシャツを着せた丸太を海に流す実験をしていたのですが、その丸太が流れ着いたのは、放射線技師の戸山久司(渡部豪太さん)が打ち上げられていた砂浜でした。小幡刑事は、落ちていたボタンが戸山さんのシャツのボタンだったことを特定していて、白鳥さんは碧翠院の院長や小百合さんや産科医の桜宮すみれ(栗山千明さん)やアルバイトの天馬大吉(上遠野太洸さん)たちを集めて、葵さんが戸山さんを殺害し、入り江に捨てたのではないかと推理して話していました。そして、次に「螺鈿の部屋」に送られるのは加賀さんではないかと感じていた白鳥さんは、桜宮院長に、今度「螺鈿の部屋」で看取りが行われる時には立ち合わせてほしいと頼んでいました。桜宮家の人たちは白鳥さんを拒絶しているので、白鳥さんは「厚生労働省の終末期医療多面展開施策室」の命として、田口さんにその部屋での看取りを見届けてもらうことにしていました。

脚本は後藤法子さん、演出は今井和久さんでした。

最後、母親とどこかの部屋に来ていた葵さんは、車椅子に乗って雨の降る窓の外を見ながら、どうして僕を死なせてくれなかったのと母親に冷静に尋ねていたのですが、雷の音に驚き、何かを思い出したように頭を抱えてパニックを起こしていました。

連続ドラマとして、ミステリーの部分の物語は少しずつ進んでいるのですが、終末期の医療の場面が前回よりも多く描かれていたのは良かったように思います。

患者となっている本人の意思に関わらずとにかく生きていてほしいと延命治療を選ぶ家族と、本人の意思を尊重して、あるいは苦しんでいるのを見かねて延命治療を断って尊厳死を選ぶ家族と、真面目な性格の家族であるほど、どちらを選んでも、本当にこれで良かったのだろうかという風に悩んでしまうのかもしれないなと思いました。
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