「なるようになるさ。 シーズン2」第1話

TBSの新しい火曜ドラマ「なるようになるさ。」のシーズン2の第1話を見ました。初回は夜の9時から10時45分辺りまでのスペシャル版で放送されていました。

3人の息子たちの独立後、自宅を改装して「カフェレストランあや」というパスタのお店をオープンした長島綾(浅野温子さん)と夫の長島大悟(舘ひろしさん)が、問題を抱えていて上手く社会と馴染むことができずに自分の未来を切り開くことのできない人たちを、駆け込み寺のように、お店の従業員として受け入れて、その人たち自らが変わっていくまで見守っていく、というような物語です。

私は前作も比較的楽しく見ていたと思うのですが、後半のほうでは、本当は沢木みどりという名前の内田陽子(志田未来さん)の母親と兄と姉がとても嫌な人たちに思えてしまっていました。ドラマの流れとして長島家から陽子さんを独立させたいのだとしても、大学進学を目指すことにした陽子さんをあのような実家へ帰すことを大悟さんと綾さんが決めてしまったことにいまいち納得をすることができず、私には少し無理矢理のようにも思えてしまい、何となく迷ったまま最終回までの感想を書くことができずにいました。

千葉恵理(紺野まひるさん)の夫(岡田義徳さん)によるDVの問題も、意外と簡単に解決したように思うのですが、前作の3人の中で一番丁寧に描かれていたのは、イラストレーターになった大竹昇(安田章大さん)だったような気がします。

恵理さんと昇さんは、今作にも登場していました。恵理さんは、一人息子の小学1年生の誠(大西利空さん)と暮らしながら、「カフェレストランあや」に従業員として通っていました。陽子さんは志望していた京都の大学に合格したようで、しばらくは京都のシェアハウスで暮らすということでした。今作には、陽子さんはあまり登場しないのかもしれません。昇さんは翌日陽子さんに会いに京都へ向かい、陽子さんと一緒に京都の街を歩きながら、何かあったら必ず自分が力になるからということを陽子さんに伝えていました。

前作の3人が出ていった後、長島家には、新しく中野香子(南沢奈央さん)という無愛想で雑に応対をする従業員が住み込みで入っていたのですが、香子さんは、「料亭にしき」の女将で綾さんの姉の西木邦(泉ピン子さん)が常連のお客さんの香子さんの両親に頼まれて綾さんに預けた人でした。3人姉妹の次女で、就職活動に失敗したことや、小さい頃から他の姉妹と比較されて「ブス」の扱いを受けたことなどが原因で、少しマイナス思考の性格になったようでした。

お店のウェートレスとしては無愛想で気の利かない香子さんが、真面目に仕事に取り組む気持ちを持つようになったのは、戸川たつ(渡辺美佐子さん)という謎の老婦人の言葉を受け入れることができたからでした。

お金があった頃はホテルを転々とし、その後ホームレスの生活をしていたらしいたつさんは、「カフェレストランあや」で無銭飲食をして、ここで働かせてくれたら済むことだと開き直っていました。綾さんは少し困惑していたようだったのですが、話を聞いていた大悟さんは、困っている様子のたつさんを見て放って置くことができなくなり、自分の母親が生きていればたつさんくらいかもしれないと綾さんに話して、二人でたつさんをお店の従業員として受け入れることに決めていました。

たつさんは恐縮していたのですが、久しぶりのお風呂から上がると、部屋には鏡と化粧品が置かれていて、そのような綾さんの気遣いに、たつさんは少し驚いた様子だったのですが、そうしてお店のユニフォームを着てお化粧をしたたつさんは、上品な雰囲気になっていました。

香子さんの態度を注意するたつさんを、綾さんは心配していたのですが、香子さんはむしろ、誰かが自分を気にかけてくれていたことを嬉しく思ったようで、忠告を聞き入れ、笑顔で接客をする練習をしていました。掃除や植木の手入れも頑張るようになっていました。

もう自分のことをダメ人間だなんて言ってはいけない、ということをたつさんが香子さんにはっきりと言っていたのも良かったです。その言葉を聞いて、ドラマを見ていた私が言われているような気もしてしまいました。

香子さんが少し立ち直った頃、今度は昇さんが奥村涼(伊野尾慧さん)という大学の後輩?を連れてきて、大悟さんと綾さんにその後輩のことを託していました。

大悟さんと綾さんは、涼さんのために頭を下げる昇さんのことを、大人になった、と喜んでいたのですが、涼さんのことはまた少し心配していました。昇さんが本当は気が弱くて優しいと紹介していた涼さんの金髪の髪型は、好きな女性の好みに合わせたというだけのものだったようで、小説家志望ということで大学卒業後定職に就かなかったようなのですが、まだ小説は一行も書いておらず、小説を書くと言っていたのも、そう言うと女性に注目されるからということだったようでした。

たつさんは「カフェレストランあや」の仕事を真面目に行わない涼さんにも注意をしていたのですが、自分にはもっと別にできる仕事があるはずだと思っている様子の涼さんは、翌朝、長島家を出ていっていました。

その時、ちょうど三男の長島健(小澤亮太さん)が妻の百合さんと喧嘩をして長島家に戻ってこようとしていて、綾さんは帰らせようとしていたのですが、健さんは涼さんが出ていったことを知って、部屋が空いたことを単純に喜んでいました。

前作と同じく、作(脚本)は橋田壽賀子さんで、演出は吉田秋生さんでした。

第2作目の今作も、気軽に楽しむことのできる明るいホームドラマになっているように思いました。

相変わらず説明的な台詞は多いと思うのですが、俳優さんたちのハキハキと話す言葉も聞き取りやすいですし、分かりやすいドラマなのだと思います。

お店の衛生的なことなど、現実に即して考えると少し気になってしまうようなところもあるのですが、そのようなところも含めて、「橋田壽賀子ドラマ」なのかもしれないとも思います。(「山田太一ドラマ」もそうなのかもしれないのですが、脚本家の名前の付くドラマには独特の個性があるように思います。)

あと、これはドラマの内容とは関係のないことなのですが、次回の放送は夜10時からですという字幕を見て、フジテレビの「ブラック・プレジデント」やNHKの「サイレント・プア」など、火曜日のこの時間には連続ドラマが3作品も重なっているのだということを思い出しました。
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