「BORDER」第5話

テレビ朝日のドラマ「BORDER(ボーダー)」の第5話「追憶」を見ました。

見知らぬ家庭の一軒家の庭でうつ伏せに倒れて亡くなっていたサラリーマン風の男性(宮藤官九郎さん)には、所持品がなく、側頭部と胸部に傷がありました。警視庁捜査一課の刑事の石川安吾(小栗旬さん)と班長の市倉卓司(遠藤憲一さん)には挨拶をするけれど立花雄馬(青木崇高さん)のことだけはまだ無視をしていた特別検視官の比嘉ミカ(波瑠さん)がその遺体を解剖した結果、胸部をバットの先のようなもので突かれたことが原因と思われる、大動脈瘤破裂による心不全ではないかということは分かったのですが、身元も死因もはっきりとはしませんでした。

市倉さんたちは、最近多発している「ノックアウト強盗」による犯行ではないかと考えていたのですが、現場の一軒家の庭で石川さんの前に現れた男性の幽霊はすっかり記憶を失っていました。そうして男性の幽霊は、どうして死んだのかを思い出すまで、あなたのそばを離れません、と石川さんに宣言し、石川さんに取り憑いてつきまとっていました。

コンビニエンスストアの防犯カメラの映像から、石川さんと立花さんと幽霊は、ごみ箱に男性のお財布を捨てる野球部の高校生を突き止めたのですが、その二人の男子生徒は、酔っ払って倒れているサラリーマンからお財布を奪ったことは認めたのですが、バットで殴るようなことはしていないと殺人疑惑を否定していました。

見つかった所持品から岡部という名前の会社員だと身元の分かった男性の幽霊は、妻と娘がいると知って驚いていたのですが、遺体の確認をするために警察署へ来た妻の姿を見て、記憶を取り戻したようでした。

妻との思い出の遊園地へ石川さんを連れて行った岡部さんは、吸収合併された会社で営業から在庫管理の仕事に異動になりやる気を失っていたこと、良い夫や良い父親でいるために妻には出張だと嘘をついて会社を休んだこと、気分転換をするために風俗へ行こうと思ったけれど妻のことを思い出して行くのをやめたことを石川さんに話し、そしてある細い道路へ石川さんと向かっていたのですが、道路の先には金属の鎖が道路を横切るようにかけられた小さな柵があって、学生の頃陸上部のハードルの選手だったという岡部さんは、今でもできるということを確認したくて、その柵を飛び越えようとして、失敗したようでした。

足がもつれて柵の柱に胸部をぶつけてしまった岡部さんは、ふらふらと立ち上がって歩こうとして、今度は電信柱に頭をぶつけてしまい、しばらくして目を覚ますと、記憶が失くなっていたようでした。

願いを聞いてほしいと岡部さんに頼まれた石川さんは、立花さんと一緒にビジネスホテルへ向かい、岡部さんのスーツケースを改める振りをして手帳を持ち出していたのですが、それからコーヒーショップに便利屋のスズキ(滝藤賢一さん)を呼び出して、健康志向のサラリーマン風にしているスズキさんに手帳とお金を渡し、岡部さんの手紙の代筆を頼んでいました。

手紙の入った夫のスーツケースを石川さんから引き取った岡部さんの妻は、家でその手紙に気付き、君たちを愛しているという内容の生前の夫からの手紙を娘の前で読んで泣いていて、その後ろに来ていた岡部さんの幽霊は妻子を抱きしめて一緒に泣いていました。

それでも成仏しない岡部さんは、また石川さんに頼んで、今度は自宅に侵入してもらっていました。岡部さんは、人や物に触ることができないようでした。岡部さんの妻子が告別式に行っている間、庭の忘れな草の鉢植えの下の鍵で家に入った石川さんは、岡部さんに言われた場所を探して、岡部さんが娘の小さい頃に家族3人で海に行った時のDVDをテレビに流して見ていました。家族の映像を見ながら懐かしがったり、少し後悔をしたりしていた岡部さんは、ありがとうと石川さんに言って、姿を消していました。

原案と脚本は金城一紀さんで、監督は橋本一さんでした。

毎回少しずつ違うパターンで描かれていると思うのですが、今回は、そのような今までの話とも異なっていました。宮藤官九郎さんの演じる地味なサラリーマンの岡部さんの雰囲気が、何となくコメディーの感じでもあったのですが、少し情けないような奇妙な事故で亡くなったサラリーマンが遺された妻と子供のことを思う人情ドラマの印象が強かったような気がします。事故だったこともあって、「刑事ドラマ」の要素も少なかったように思います。

一体どうして第5話はこのような物語だったのだろうと、ドラマを見ている時には少し気になっていたのですが、刑事の石川さんが「死者」と話をすることができる、「死者」から生前の話を聞くことができるという点では、今回のような「死者」が登場することも、このドラマとしては間違っていないのだろうと思いました。

今回のドラマは、私にとっては面白かったというのとは少し違うのですが、でも、良い話だったのだと思いますし、このような話を好きな方も多いのかもしれないなとも思います。あるいは、もしかしたら息抜きの回だったのかなとも思いました。
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Author:カンナ
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