「花子とアン」第6週

NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の第6週、第31回から第36回までを見ました。

1909年(明治42年)の11月の修和女学校では、大文学会以降「腹心の友」となった安東はな(吉高由里子さん)と編入生の葉山蓮子(仲間由紀恵さん)は、「蓮さま」、「はなちゃん」とお互いを呼び合っていました。

ブラックバーン校長(トーディ・クラークさん)に呼び出されたはなさんは、出版社が英語のできる人を探していると言い、放課後仕事してみないかと、アルバイトを勧められていて、大文学会の「ロミオとジュリエット」のお芝居を見に来ていた編集長の梶原総一郎(藤本隆宏さん)に挨拶をすると、梶原編集長ははなさんを「小間使いさん」と紹介し、しばらくはなさんは男性社員たちからそのように呼ばれていました。

社員が仕事に出ている間、本を読んでいていいと言われたはなさんが本棚の上部に英英辞典を見つけて手を伸ばすと、通りかかった背の高い男性が代わりに取ってくれたのですが、後ではなさんが編集長に尋ねたところ、その人は印刷会社の2代目の村岡英治(鈴木亮平さん)だということでした。

醍醐亜矢子(高梨臨さん)は、英語教師の富山タキ(ともさかりえさん)が男性と逢っているのを見て盛り上がっていたのですが、はなさんはそれが梶原編集長だったことに驚いていました。

寮母の茂木のり子(浅田美代子さん)は富山先生と梶原さんのことを知っていたのですが、醍醐さんの親戚が富山先生と同級生だったらしく、富山先生と梶原さんは「大恋愛」をしていたが、梶原さんは家の都合で財閥の娘と結婚し、今は離婚していて独身だということまで知っていました。

それを聞いたはなさんが、富山先生と梶原先生のことを無声映画のように一人二役の台詞に合わせて空想(妄想?)している場面も面白かったです。

出版社のはなさんは、あるラクダの説明文の翻訳を頼まれ、それを読んだ村岡さんから、素直で分かりやすい翻訳だと褒められていました。編集長も、翻訳は直訳でもいけないし、原文との距離間が大切だと言って、はなさんの翻訳に感心していました。

そのような仕事の話をはなさんから聞いた蓮子さんは、はなさんの翻訳の力を最初に認めたのは私だと得意そうに笑い、翻訳家になった時にペンネームとして「安東花子」の名前を使えばいいと提案し、自分は歌人になって「白蓮」と名乗るのだと楽しそうに話していました。

しかし、また兄の葉山晶貴伯爵(飯田基祐さん)が学校の蓮子さんを訪ねてきて、蓮子さんとは25歳も歳の離れた九州の石炭王の嘉納伝助(吉田鋼太郎さん)との再婚を頼んでいました。蓮子さんが断ろうとすると、兄は、葉山の家を助けてほしいと言って、蓮子さんに頭を下げていました。

はなさんのアルバイト期間一か月の最終日、はなさんは出版社で、たばこの火で焦げてしまった翻訳の原稿を急いで直す作業をしていました。辞典が借りられていて本棚になかったので、はなさんは村岡さんに修和女学校の図書室の英英辞典を頼み、男子禁制だったことを思い出して慌てて一緒に借りに行っていました。

仕事が無事に終わり、はなさんは、富山先生にプロポーズをして断られたばかりで落ち込んでいる編集長から、初めてのお給料をもらって、蓮子さんと一緒に食べようときんつばを買っていたのですが、蓮子さんはその頃、兄と兄の妻の園子(村岡希美さん)に付き添われて、嘉納さんとお見合いをしていました。嘉納さんは、園子さんの親戚の知人のようでした。

嘉納さんは、九州の言葉を笑われるのではないかと思って一言も話さないでいたようで、蓮子さんのことを若くて美しい人だと言っていたのですが、きっと断ってくるだろうと推測していました。

東京では社会主義思想の取り締まりが強化されていて、はなさんの父親の安東吉平(伊原剛志さん)はしばらく東京を離れることにしたようでした。学校の裏に会いに来ていた父親は、はなにできた腹心の友がワインを飲ませた蓮子さんと聞いて、そんな不良と付き合って大丈夫なのかと心配していたのですが、話してみると違ったというはなの言葉を聞いて、はなは大人になったと感動していました。

学校に戻ってきた蓮子さんは、はなさんが買った前日のきんつばをおいしそうに食べながら、はなちゃんの甲府の実家へ行きたいと言い出し、週末に行きたいと言うので、はなさんは急いで実家に電報を送り、土曜日の汽車に乗って、蓮子さんと甲府の実家へ帰っていました。

迎えに来たはなさんの兄の吉太郎(賀来賢人さん)は、蓮子さんの美しさに驚いていました。母親のふじ(室井滋さん)と祖父の周造(石橋蓮司さん)と安東もも(須田理央さん)は、蓮子さんにほうとうを用意して迎えていました。

地主の徳丸家の招待をはっきりと断った蓮子さんの態度に、はなさんの家族や隣の木場リン(松本明子さん)は少し喜んでいました。与謝野晶子ファンの蓮子さんは、兵隊になりたいと言う吉太郎さんに、「君死にたまふことなかれ」の詩を伝えて、私はもう読んだからと雑誌「明星」をプレゼントしていました。

夜、みんなが寝静まっている頃、庭に出た蓮子さんは学校の部屋から持ってきていた鳥かごの文鳥を空に放していて、気付いたふじさんに声をかけられていました。ふじさんは、囲炉裏に火を点けて暖かくしていました。蓮子さんは、自分の母親は芸者だったこと、小さい頃に亡くなったので顔も憶えていないこと、それからすぐに葉山家に引き取られて暮らしてきたことなどを打ち明けていました。

話を聞いていたふじさんは、蓮子さんはもううちの家族だからいつでもほうとうを作って待っている、と話していて、「おかあ」と呼んでもいいですかと訊く蓮子さんに、おかあと呼べしと答えて、泣く蓮子さんを大丈夫だよと抱きしめて、いつでもここへ帰ってきて泣けしと元気付けていました。

翌朝、蓮子さんに何か手伝うことはないかと頼まれた祖父の提案で、はなさんと近くの川へ釣りをしに行った蓮子さんは、それから兄と木場朝市(窪田正孝さん)と4人で、うなぎを釣り、蓮子さんにとっての最後の「青春」を楽しんでいました。

学校に戻ると、白鳥かをる子(近藤春菜さん)が声をかけてきて、はなさんには村岡さんからの贈り物を渡し、蓮子さんには兄からの手紙を渡していました。村岡さんが翻訳のお礼に贈ってきたのは、はなさんがほしがっていた赤い表紙の英英辞典でした。蓮子さんの兄からの手紙には、結納や結婚式の日程が簡単に書かれていたのですが、それは12月中に行われるようでした。

蓮子さんはお見合いのことは隠し、自分も本科に進むとはなさんに言っていて、決意したはなさんは、ブラックバーン校長先生に、仕事をして仕送りをしながら本科へ進んで勉強し、いずれは翻訳家になりたいと話しに行っていました。校長先生は、やってみなさいと背中を押し、富山先生も、根拠のない自信を持っているところがあなたのいいところだと、はなさんを応援していました。

しかし、その直後、校長室を出たはなさんは、慌てた様子の醍醐さんたちから新聞を見せられ、そこで初めて腹心の友の蓮子さんが九州の石炭王と結婚するということを知り、愕然としていました。

脚本は中園ミホさん、演出は松浦善之助さんでした。

第6週も楽しく見ることができました。

今週は、はなさんが出版社で仕事をして、翻訳家を志すことにした様子が描かれていましたし、村岡さんが登場していたところも良かったと思います。でも、やはり、蓮子さんの印象は今週も強くて、ほとんど蓮子さんが主役のようでもありました。今週のサブタイトルの「腹心の友」は、この物語のはなさんにとっても、『赤毛のアン』のアンにとっても重要な要素のようですし、あるいは、少なくとも今のところは、はなさんと蓮子さんは「ダブル主演」ということなのかもしれないなと思いました。

かをる子さんが村岡さんを背負い投げで倒していた場面も、何だか面白かったのですが、かをる子さんは柔道を習っているのでしょうか。

蓮子さんの兄は、すでに結納金をもらってしまったと言って、蓮子さんに葉山家のために再婚をするよう頭を下げていたのですが、九州の石炭王の嘉納さんの態度は、結納金を葉山家に渡しているというものではなかったような気もします。実在する人物なのかもしれないですし、私にはまだその嘉納さんという実業家がどのような人なのかよく分からないのですが、意外と良い人だといいなと思いました。
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