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「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」第8話

TBSの木曜ドラマ劇場で放送されているWOWOWとの共同制作のドラマ「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」の第8話を見ました。

冒頭のフィルムのような映像は、5年前の「グラークアルファ作戦」の開始直前の場面のようでした。スクリーンに大写しにした「ダルマ」の絵の前に立つ警視庁公安部長で警視監の室井玄(生瀬勝久さん)が、警視庁公安部特務第一課の捜査官で警部の倉木尚武(西島秀俊さん)と結婚する前の千尋(石田ゆり子さん)たち複数の捜査官に、極秘の「グラークアルファ作戦」の説明をしていました。それは、政府が密かに行っていた携帯電話などの会話の自動傍受システムが何者かに乗っ取られたのを取り返すための、潜入捜査だったようでした。

捜査第一課の刑事で警部補の大杉良太(香川照之さん)と公安第二課所属の捜査官で巡査部長の明星美希(真木よう子さん)と特別監察官で警視正の津城俊輔(小日向文世さん)は、爆発事件の捜査指揮を執る公安第二課の若松忠久警視(戸田昌宏さん)を追って、人気のない競技場へ来ていました。

若松警視が誰と会うかを確認しに来たのですが、現れたのは大手の警備会社「アテナセキュリティ」のシニアアドバイザーの東和夫(長谷川博己さん)でした。津城さんに疑われているということを心配している若松警視に、東さんは、津城さんには自分を捕まえることはできないだろうということを話していました。そして、若松警視が東さんに会っているところを遠くから確認した津城さんは、明星さんと大杉さんを促して競技場を後にしていました。

その頃、倉木さんは、上司の室井さんとどこかの道沿いの飲食店の座席で向かい合っていました。新谷和彦の双子の弟だった宏美(池松壮亮さん)から渡された、爆発事件の時に筧俊三(田中要次さん)が持っていたという焦げた「警備計画書」の写真と誰かと会っている「謎の女」だった妻の写真を見せて、「グラークアルファ作戦」について尋ねていたのですが、室井さんは、それだけは言えないと言って、千尋さんを追い詰めた責任は自分にあると話していました。

一方、兄の仇討ちを実行する宏美さんは、東さんに近付いていました。駐車場に来ていた宏美さんは東さんの部下を殺し、自分は和彦ではなく宏美だと名乗って、そこに現れた東さんをアイスピックで狙っていたのですが、元公安警察だった東さんは素早い動作で宏美さんの動きを止めて、背中の辺りを突き刺していました。そして、倒れている宏美さんの上着を切ってICチップを取り出すと、お前が殺すべきなのは俺ではない、事件を隠しているのは誰なのか考えろというようなことを言って、一人で黒い車に乗って駐車場を去っていました。東さんは、倒れている宏美さんをギリギリのところで轢かず、血の付いた宏美さんのアイスピックを車窓から投げて返していました。

倉木さんは大杉さんと明星さんのいる津城さんの研究室に来ていたのですが、そこで津城さんは、東さんと会った後の?若松警視を聴取した際の映像を見せていました。

それは、爆発事件に関わる全てのことは若松警視の計画によるものだという主旨の聴取でした。津城さんは、これで爆発事件の真相は明らかになったと、事件の捜査を終わりにしようとしていたのですが、倉木さんは、どうして妻を利用したのか、利用することができたのかが分からないと疑問を持ち続けていました。

そして、黒幕はあの人だ、と大杉さんに言って、津城さんの研究室を後にしていました。

黒い車に乗っていた東さんは、後部座席の「先輩」にICチップを戻していたのですが、東さんによると、そこには公安の機密情報など初めから入っていなかったということでした。東さんは取り返してからそのことを知ったようで、笑いながら先輩に返し、自分はしばらく身を隠しますと言って、後部座席の先輩を下ろして走り去っていました。

花束を持った先輩は、室井さんの娘の入院している病室へ向かっていました。そしてドアを開けると、待ち伏せていた倉木さんに捕まっていました。倉木さんが考えた黒幕とは、室井さんのことでした。倉木さんは、どうして妻を利用したのか娘の前で答えろと銃口を室井さんの額に向けて問い詰めていました。

倉木さんは、駆けつけた明星さんや警察官に取り押さえられていたのですが、その際室井さんは、お前のせいだ、と倉木さんに答えていました。

津城さんは、今度は室井さんを取り調べていました。その取り調べによると室井さんは、何か国家の利益のために、来日する大統領の暗殺計画を企てていたようでした。津城さんは、若松警視の責任として倉木さんたちには説明するつもりだったのにと、室井さんが倉木さんに捕まったことを少し残念そうにしていたのですが、それから取り調べを倉木さんと交代していました。

倉木さんは、室井さんが千尋さんを利用できたのは、直属の上司だったからというだけではなく、千尋さんの「恋人」だったからだろうと、室井さんを問い質していました。そして、自分の娘ではなかった亡くなった娘のことを切り出し、雫の父親は誰なのかと訊いていたのですが、室井さんは硬い表情のまま黙っていました。

雨の中、婦人警官の服装をして歩いていた宏美さんは、警察署へ向かっていました。爆発事件の捜査本部のドアを開けると、雨を垂らしながら警察官たちの座っている机のそばを通り過ぎ、指揮を執っている若松警視の後ろに立つと、アイスピックを振り下ろして若松警視の首を何度も突き刺して返り血を浴びていました。化粧は雨で落ちていて、お化けのようになっていました。

捕まった宏美さんの存在は、公表されることなく、しばらく隔離されることになったようでした。檻に入れられた宏美さんの首と両手首と両足首には鎖が着けられ、動きを制限されていました。

宏美さんを訪ねた倉木さんは、「謎の女」が妻だったことを打ち明け、妻がどうして筧の鞄の中に仕掛けた爆弾を起動させたのか、その理由が分からないと、宏美さんに訊こうとしていました。宏美さんは、「百舌(モズ)の早贄」の理由が解明されないのは、それが百舌の本能による衝動だからだと説明し、それを聞いた倉木さんは、妻が爆弾を起動させたのも衝動だというのかと吐き捨てるように言って、宏美さんの閉じ込められている檻を離れていました。宏美さんは、俺は和彦の敵をとるために全員殺す、俺を止められるのは和彦だけだと叫んでいました。

また、一方で明星さんは、津城さんに警察官だった父親の亡くなった理由を訊いていたのですが、まだ君は知る立場ではないと一蹴されていました。

最後、フィルムの映像が流れ、そこでは作戦の唯一の生き残りの千尋さんが、どうしてあなただけが生きて戻ってくることができたのかと質問されていました。千尋さんが何かを答えようとしたところで、第8話は終わってしまいました。

脚本は仁志光佑さん、監督は羽住英一郎さんです。

第8話も、面白かったです。

ただ、私には、津城さんの若松警視への取り調べの内容と、室井さんへの取り調べの内容が、はっきりとは分かりませんでした。ある日意味のないICチップを送りつけられた筧さんが、そこに公安の機密情報が入っていると思い込んで公安を脅して爆弾を要求した、公安の若松さんはICチップを取り戻すために東さんたちに相談して、東さんたちは和彦さん(宏美さん)に筧さん殺しを依頼した、そしてICチップを筧さんに送っていた人物だった室井さんは、精神不安定の千尋さんを利用して喫茶店で筧さんに接触させ、千尋さんは筧さんの鞄に指示通りに爆弾を仕掛けたが、なぜかその爆弾を起動させて退席した、そしてその少し後、千尋さんと筧さんは爆発事件で死亡した、ということだったように思うのですが、津城さんたちの説明の口調が早いので、私には少し難しく思えてしまったのだと思います。

若松警視と室井警視監が立て続けに津城さんの聴取を受ける展開になっていたのも、事件の「黒幕」と「真相」が複雑に思えてしまう点だったのかもしれません。しかも、津城さんは聴取を途中で遮っていましたし、真相が完全に判明したというわけでもない様子でした。

冒頭と最後の、フィルム風の映像も良かったです。覗き見ているような雰囲気が、秘密の印象を強くしているようにも思えて、少し不気味な感じでもありました。予告で語られていた「オメラス」の物語も気になりますし、次回の放送も楽しみにしたいと思います。
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Author:カンナ
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