「ルーズヴェルト・ゲーム」第8話

TBSの「日曜劇場」のドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の第8話を見ました。

総務部長兼野球部長の三上文夫(石丸幹二さん)から野球部を廃部にすると告げられた青島製作所の野球部員たちの中には、一家の大黒柱として、次の仕事を探し始めている人たちも出てきていて、猿田洋之助(佐藤祐基さん)も、北大路犬彦(和田正人さん)も、都市対抗野球予選の東京大会の第二代表の決勝へ向けた練習を休み、再就職活動へ切り替えようとしていました。

大道監督(手塚とおるさん)は、それも仕方のないことだと、練習に来るか来ないかは、選手たちの自主性に任せていました。

正社員となり、ピッチャーとしての才能もある沖原和也(工藤阿須加さん)を羨ましく思っていたらしい犬彦さんは、ある日、元青島の監督で今はイツワ電器にいる村野監督(森脇健児さん)から、引き抜きの誘いがあったようでした。犬彦さんは迷っていたのですが、仲間たちに訊かれると、もうすぐ結婚して子供が生まれるということを話して、家族のためならイツワへでもどこへでも行くと悔しそうに訴えていました。

それまで反対していたみんなも、そのような犬彦さんに言い返すことができず、去っていく犬彦さんを見守ることしかできないという感じだったのですが、犬彦さんがロッカールームへ向かうと、そこには社長の細川充(唐沢寿明さん)がいました。

細川社長は、勝ち続ければ廃部にしないという約束を守ることができなくなったことを犬彦さんに謝っていました。そして、ホワイトボードのトーナメント表のイツワ電器を見ながら、逆転したかった、と悔しそうに言っていました。

細川社長は、青島会長(山﨑努さん)や三上部長、製造部長の朝比奈誠(六角精児さん)、営業部長の豊岡太一(児嶋一哉さん)、技術開発部長の神山謙一(山本亨さん)、そして専務の笹井小太郎(江口洋介さん)など、経営に携わる幹部たちと、臨時株主総会の会場へ向かっていました。

一番前の座席に座っていた借金のある株主の竹原研吾(北村有起哉さん)は、イツワ電器との経営統合を進めようとしている笹井専務から、メガネを上げた直後に採決を取ってほしいという合図を教えてもらっていたようで、その合図を待ちながら、どうしてイツワ電器との経営統合を拒否するのかということを、細川社長に質問していました。

細川社長は、神山部長が開発した最新の「4K」の小型イメージセンサーのチップを取り出して株主たちに見せ、会社自体の規模ではイツワのほうが上だが、開発技術は間違いなく青島製作所のほうがすばらしいのだということを株主たちに丁寧に説明し、豊岡部長が調べた情報から、イツワ電器の現在の赤字の原因は、日本経済の悪化に伴うものではなく、売り上げの7割を占めていた半導体のフレキシブル基盤が海外の商品に押されて不振になっているためだと話していました。

青島会長は、社員たちを家族に喩え、ビジネスパートナーを友人に喩えて、今青島は悪い友人に騙されそうになっていると、イツワ電器との経営統合のことを話していました。

竹原さんが、ビジネスパートナーは家族でも友人でもないと言うと、細川社長は、自分も野球部の試合を見るまではそう思っていた、あの時の青島野球部の試合の一体感は、口で言うことはできないと、感動を思い出して話していました。

イツワと青島を経営統合させて青島の株を上げたい竹原さんは、笹井専務がメガネを動かしたのを見て採決を取ると切り出し、青島会長と同じくらいの株主の不動産会社キドエステートの社長の城戸志眞(ジュディ・オングさん)に意見を聞こうとしていたのですが、城戸社長は、私が聞きたいのは笹井専務の意見だと言って、笹井専務がイツワとの経営統合について答えることになったのですが、話し始めた笹井専務の答えは、イツワ電器との経営統合には反対だというものでした。

経営不振である状態を実際に確認したと答えた笹井専務は、イツワ電器の坂東社長(立川談春さん)に取り入るふりをして、イツワの実状を探っていたようでした。青島会長は、自社の経営に30年携わってきた笹井専務を信用しているということを株主たちに話し、笹井専務の考えを尊重していました。

笹井専務の話を隣の席で聞いていた細川社長が感激して涙ぐんでいたのも、何だか良かったのですが、自分は社長の器ではない、これからは細川社長を支えていきたいと言っていた笹井専務は、少し言い難そうではあったのですが、自分は青島製作所が大好きですと、はっきりと伝えていました。

採決の結果、城戸社長は手を挙げず、イツワとの経営統合は否決になりました。細川社長は、秘書の仲本有紗(檀れいさん)が言っていた通り、夫が遺した株を持っていただけだと言う城戸社長は、真実を見極める目を持っていたのだということを実感したようで、ほっとしていました。そして、細川社長を青島製作所の社長と認め、まだ試合は終わっていませんと言って会場を出た笹井専務に向かって、細川社長は深々と頭を下げていました。

青島会長は、肩を落としている竹原さんに声をかけ、株の買い取りの件も含めて話をしませんかと、野球部の食堂での食事に誘っていて、借金に困っている竹原さんは、買い取りという言葉にほっとした様子で青島会長の後を付いて行っていました。

一方、グラウンドで練習をしていた沖原さんたちの前に、イツワに引き抜かれていた犬彦さんが野球部のユニフォームを着て現れていました。驚く沖原さんたちに、犬彦さんは、イツワには行ったが断ってきたのだと話し、イツワに入って青島と戦うことはできない、青島野球部でのことを後悔したくないと言って、同じく戻ってきた猿田さんたちと合流していました。

お前たちはラッキーだなと言った大道監督は、最後の試合なのだから力を温存しなくて済む、全力で戦ってイツワに勝て!と野球部員たちを鼓舞していて、部員たちも最後の試合へ向けて気合いを入れて練習に臨んでいました。

笹井専務は、野球部の廃部の件を青島会長に伝えるのは自分にさせてほしいと細川社長に頼み、練習を見ていた青島会長の元へ行っていたのですが、廃部にすることを伝えた笹井専務が取り出して青島会長に見せた都市対抗野球に出場した時の写真には、青島会長の隣に野球部部長と書かれたボールを持つ笹井専務の姿がありました。笹井専務は、昔は野球部の部長だったようでした。青島会長は、廃部になるということを受け止めつつも、最近の野球部の躍進を思い、悔しいなあとつぶやいていました。

そしてその頃、臨時株主総会で経営統合の案が否決されたことを知ったイツワ電器の板東社長は、手に入らないのなら根こそぎ壊すと青島製作所を憎んでいて、豊岡営業部長は、イツワが別の会社の技術社員を大量に引き抜いているという情報を得ていました。

脚本は八津弘幸さんと山浦雅大さん、演出は田中健太さんと福澤克雄さんでした。

「セミファイナル」ということで10分拡大版で放送されていた第8話も、面白かったです。

今回は、経営の部分もしっかりと描かれていました。青島会長や笹井専務の思いも丁寧に表現されていたように思えて、良かったです。

野球部の試合を見た青島の社員たちがまとまったように、青島会長や細川社長や笹井専務、各部の部長たちの気持ちが臨時株主総会の場でまとまったように思えたところも良かったと思います。経営陣も野球部員も、みんなが自分たちの会社を好きだという愛社精神?のようなものが伝わってきました。

笹井専務が立派な参謀のようだったところも良かったです。見ていてほっとしました。昭和風という印象でもあるのかもしれないのですが、大きな会社ではなくても、社員たちを家族として大切に思い、社員たちも自分たちの勤める会社を誇りに思う青島製作所のような会社は、本当に良い会社なのだろうなと思いました。

あと、今回のドラマの途中のCMでは、東芝のCMに続き、日本生命のCMにもドラマの青島野球部が登場し、都市対抗野球に出場することと、社会人野球を応援していますということが伝えられていました。青島野球部の設定を崩さないような演出のCMになっていたので、それもまた何となく楽しく思えました。

次回が最終回です。予告によると、来週の最終回も10分拡大版で放送されるそうです。良い最終回になるといいなと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム