FIFAワールドカップ ブラジル大会の閉幕

今朝、2014FIFAワールドカップのブラジル大会の決勝戦が行われ、ドイツ代表がアルゼンチン代表を延長戦の後半の1点で押さえて優勝しました。24年ぶりの4度目の世界一で、ヨーロッパの国の代表がアメリカ大陸の地で開催されたワールドカップで優勝するのは史上初のことなのだそうです。

私も早朝からその緊迫感のある試合を見ていたので、延長戦の後半、ゲッツェ選手の胸トラップからのボレーシュートでの1点がアルゼンチン代表のゴールに入った瞬間には、特に目の覚める思いがしました。

試合後の表彰式によると、ゴールデングローブ賞はドイツのゴールキーパーのノイアー選手で、大会MVPのゴールデンボール賞はアルゼンチンのメッシ選手で、得点王は6点を取ったハメス・ロドリゲス選手でした。毎回スター選手が現れるかと思うのですが、今大会のスターは、ハメス・ロドリゲス選手だったのだと思います。

また、今大会は、スペインやイングランドが早めに大会を去ることになったり、大量得点の試合が多かったり、オランダが無敗で3位になったり、ネイマール選手の怪我の後は、開催国のブラジルにとっては辛い大会になってしまったのだと思うのですが、良い大会だったと思います。

本戦の面白さは、日本代表の予選の3試合が行われたことを忘れてしまうほどだったようにも思うのですが、「ワールドカップデイリー」や「ワールドカップウィークリー」というような各局の番組では、予選敗退後もところどころで、日本代表だった選手たちの情報を伝えていました。

日本代表がコロンビア代表に負けて、予選敗退が決まった直後からは、解説の方たちも、それまでの「日本代表は優勝できる」という選手たち自身が言っていたようなポジティブ過ぎる応援の仕方?をしていたのを反省していました。私は、日韓大会の頃の、トルシエ監督の頃の代表の試合が面白く思えてサッカーを見始めたので、ジーコジャパンまではテレビでもいろいろなサッカーの討論番組が作られるほどだったのにも関わらず、オシムさんの頃から、専門家の方たちがあまり反論などをしないようになっていったのを、少し不思議に思えていました。オシムジャパンがアジアカップで敗退した時にはほとんど報道されず、無かったことのようにされていたような気がします。

オシム元監督は、「ファンタジスタ」と呼ばれるようなスター選手を消してしまいましたし、今でもサポーターの方たちに人気が高いらしい岡田元監督は、過去の2度とも、別の監督が作った代表の後半を引き継いで「岡田ジャパン」を作ったような気がします。

コロンビア戦の後、解説に来ていた中田英寿さんが日本代表のサッカーをクオリティーが低いというような感じで言っていたのを聞いて、私も、本当にそうだと思いました。それでもアジア大会で優勝したのだとするのなら、アジアのサッカーの質が全体的に低いということなのかもしれません。

強い国の代表とアウェーでの試合を組むことをしなかった日本サッカー協会が悪いのだとも思うのですが、サッカー協会のことを批判するのはセルジオ越後さんくらいで、日本の元選手の解説者の方たちは、ブラジル大会で日本代表が敗退する前には全く、協会のことも選手たちのことも批判していなかったように思います。

フジテレビの「ワイドナショー」という番組(以前は深夜の放送でしたが、今年の春から日曜日の朝10時の放送になりました)で、コメンテーターのSMAPの中居正広さんが、野球界ではOBの人が現役の選手に忠告をすることができるのにサッカー界ではできないのかということを前園真聖さんに聞いていたのですが、前園さんによると、言うことのできる雰囲気はないのだそうです。

ジーコジャパンの頃にも、小野伸二さんたちが中田英寿さんの話を聞かないということが報道されていた時、例えば現地で取材に行っている先輩の選手たちが直接会って言えばいいのに、などと勝手に思っていたのですが、現在のサッカー界でも直接選手たちに注意や忠告をすることのできる人がいないのだとすると、そのようなところも問題なのだろうなと思いました。

でも、今度、元日本代表選手の宮本恒靖さんが日本サッカー協会の技術委員長に就任するそうなので、これから何か良い方向へ変わっていくといいなと思います。私には詳しいことは分からないのですが、最高顧問という存在になった川淵三郎さん(ドイツ大会の頃だったと思うのですが、ネプチューンの堀内健さんに対して番組の中でものすごく怒っていたのを見て、驚きました)にも何かしっかりとした意見の言うことのできる人が、日本サッカー協会を変えることができるのかもしれないなとも思います。

ザックジャパンの選手たちが、呪文のように「自分たちのサッカー」とか「自分たちのサッカーができれば勝てた試合だった」など言っていたのを、昨夜のテレビ東京の、前園さんの「卒業」が伝えられていたスポーツ番組の「ネオスポ」では三浦和良さんが、ワールドカップは自分たちのサッカーを披露する場ではない、と話していて、本当にそうだと思ったのですが、それをもしブラジル大会の前に代表選手たちや番組の視聴者たちに伝えていたなら、もっと変わったのではないだろうかと、少し惜しい感じがしました。

予選敗退後の内田選手の「代表を引退する」という言い方も(ドイツ大会後の中沢選手もそうだったように思うのですが)、奇妙に思えます。メディア関係者の方たちもそのまま使っていたと思うのですが、次の大会へ向けた日本代表の選手はまだ選ばれていないのですから、せめて声を掛けられた時に「代表を辞退する」のが普通の言い方ではないでしょうか。

ピッチの中で動くことができなかったのは選手たちなので、ザッケローニ監督の采配を原因にするのも何か少し間違っているような気がするのですが、このままザックジャパン時代の検証をせずに、メディアが次の監督の話ばかりするようになると、これまでのドイツ大会や南アフリカ大会やブラジル大会の時と同じようになってしまうのではないかなと思います。

ジーコさんの監督の頃は、ジーコさんのスタイルと同じように、サッカー番組の作り方などももっと自由だったような気がするのです。

でも、これはスポーツのことに限らないのですが、マスコミそのものが、いわゆる世間の「空気」に支配されていて、自由ではなくなってきているのかもしれません。

テレビ番組などで安倍政権の批判がなされなくなっているところからも、そのような感じがするのです。集団的自衛権の行使容認のことでも、祖父の岸元総理の代からアメリカとの協力関係を目指している?安倍総理が、「日本は絶対に戦争はしない」とか「戦争に巻き込まれる恐れはない」と断言しているところだけを考えても不自然で奇妙な考え方のように思えるのに、特に日本テレビ系列のニュース番組では、ほとんど批判的な意見を聞かないような気がします。(先日の「クローズアップ現代」でも、菅官房長官は、国谷キャスターの素朴な質問に冷静に答えることができず、怒ったように安倍総理と同じ「友達を助ける」というような趣旨の説得の主張を繰り返すだけでした。)

今回のブラジル大会の特集番組でも、2011年の東日本大震災後にドイツのバイエルン・ミュンヘンのノイアー選手が試合に勝って内田選手のメッセージを伝えてくれたというエピソードが紹介されていましたが、その大震災で原子力発電所の「安全神話」が本当にただの作り話だったということがあれほど繰り返されていたのに、どうして、ある国を守るために第3国を攻撃した日本が第3国からは絶対に報復をされないしされるはずがないと断言するような与党や安倍総理の主張を、マスコミが批判しないということができるのでしょうか。

麻生元総理の漢字を読み間違いを繰り返し流していた頃のマスコミの方たちとは違う方たちが、今の報道番組を作っているのでしょうか。それとも、何か政府の側から不気味な圧力でもかけられているのでしょうか。

以前のETV特集の「神聖喜劇」の大西巨人さんの特集でも、今は次第に言論が統制されていった第2次世界大戦の戦前の頃に似ているというようなことが言われていたような気がします。自民党の中の議員さんたちも、何かの保身のために意見を主張しないのでしょうか。それとも、特に意見がないのでしょうか。

数日前のことでは、例えば自衛隊がアメリカ海兵隊の新型輸送機「オスプレイ」を購入する予定であることとか、沖縄の辺野古基地の近くの内地にもアメリカ軍の施設が作られるのを日本政府が黙っていることとか、私は報道を通じて知ることができたので、報道することのできる方たちには、政府に負けずに?頑張ってほしいと思うのです。

自衛隊の方が立派だということは分かるのですが、自衛官だととしても一般国民だととしても、これからも誰かを殺したり誰かに殺されたりしてほしくはないですし、絶対に戦争(戦闘、紛争)に巻き込まれないなどという不思議な説明を真に受けるのは怖いと思いますし、それに、本当の友達なら、危険な場所に友達を呼ぶようなことはしないはずです。危ないから君はこっちへ来てはいけないと注意したり、争いになりそうなことをする友人を言葉で説得して止めるのが、本当の友人関係につながるのではないでしょうか。危険な場所へ連れて行って手先にしたり、妙なものを買わせたりするのは、友人のすることとは思えません。

日本サッカーのことと日本政府の政治のことは別のことのように思えるかもしれないのですが、それは他の組織の中のこととしても言えるかもしれないのですが、自由に真面目に自分の意見を言ったり他人の意見を聞いたりすることができない環境というのは、良くないように思います。

それにしても、私が最初に書きたかったのは、単純に、今朝閉幕した今回のワールドカップのブラジル大会が面白かった、ということでした。でも、いろいろ気になってしまうのです。このような滅裂な文章を読んでくださった方、ありがとうございます。
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