「東京スカーレット~警視庁NS係」第3話

TBSの火曜ドラマ「東京スカーレット~警視庁NS係」の第3話を見ました。

第3話は、繁華街の路上で防犯キャンペーンのチラシ配りをしていた警視庁捜査一課NS係の刑事たちが、そのすぐ近くの居酒屋の厨房で腹部に包丁が刺さったまま倒れて死亡しているアルバイト店員の三浦万里江(玄里さん)を見つけ、給料明細を配られた日の夜の殺人事件の捜査をする話でした。

脚本は入江信吾さん、演出は森本浩史さんでした。

料理の料金が「激安」というその居酒屋では、数ヶ月前に前店長の女性が自殺をしていました。レジからはお釣り用の3万円が奪われていたのですが、店内の防犯カメラはダミーということで、映像は残されていませんでした。

アルバイトの万里江さんは、電車の始発まで店内に残ることにした夜に殺されたことが分かったのですが、その夜は、アルバイト店員たちに給料明細が配られていました。給料明細は点線の入っている縁の部分を切り取って開くタイプのもので、他の店員たちは明細を受け取るとその場で封を開けて、千切った部分を店内のごみ箱に捨てて帰っていたのですが、アルバイトリーダーの原田志保(小林涼子さん)は、福室店長(津村知与支さん)が店員の専用の引き出しに入れていた明細を持ち帰るのを忘れ、一度他の店員たちと一緒に帰った後、一人で戻って来ていました。

志保さんは、刑事の鳴滝杏(水川あさみさん)に給料明細のことを訊かれて、忘れて取りに戻ったことを打ち明けていたのですが、明細の紙の端の指紋を調べていた鳴滝さんは、万里江さんの明細だけが見つからないことを気にしていました。そして店員たちの明細の時給を比較して、犯行動機に気付いていました。

自殺した前店長の今掘さんと同じように仕事に忙殺されていた福室店長は、万里江さんと志保さんの給料明細を間違って引き出しに入れてしまったようだったのですが、それと知らずに忘れた明細を開封した志保さんは、時給が10円上がっていると喜び、自分の仕事が評価されたのだと感激していたのですが、それを聞いて自分の引き出しを開けた万里江さんは、そこに志保さんの明細を見つけて教えていました。

そうして改めて開封した志保さんの明細には1090円と書かれていて、時給は変わっていませんでした。志保さんは、どうして仕事を頑張っている自分よりも万里江さんの時給が上がるのかと怒り、自分たちはお店の駒でしかないという現実を見るべきだと冷静に志保さんに話す万里江さんを、厨房の包丁で刺してしまったのでした。志保さんは、包丁の指紋を拭き取り、二人分の明細を持ってそのまま逃げ出していました。

志保さんの明細と切れ端の指紋を提示した鳴滝さんは、万里江さんの時給が上がったのは、自殺をした今掘前店長からの留守番電話のメッセージを「過労死」の証拠として保存し、お店の労働条件の改善を要求していた万里江さんの気持ちを抑えようと考えた本社の白川マネージャーが勝手にしたことだったのだと、志保さんに教えていました。現実逃避的に居酒屋のアルバイトの仕事を頑張っていた志保さんは、その事実を聞いて自身の犯行を後悔していました。

今回は、(私にとっては最後の15分ほどを見れば十分だったように思えていた)第1話や第2話と比べると、もう少し普通の刑事ドラマの雰囲気になっていたように思います。でも、何というか、まだいまいち捜査一課NS係の刑事さんたちの個性が描かれていないような気もします。刑事さんたちの日常?の場面と捜査の場面との差やメリハリが少なく思えてしまうためかもしれません。

事件の捜査の部分のこととは少し違うのですが、今回は、「ブラック企業」のお店に勤めているアルバイト店員たちの複雑な気持ちが描かれていたのが、何となくリアルな印象で、少し寂しい感じでもあったのですが、良かったように思います。

鳴滝さんが時給の差に気づくきっかけとなっていたのは、福岡に帰る友人からの電話で、学生時代に一緒に始めたパン屋さんでのアルバイトが鳴滝さんだけ3ヶ月でクビになったのは実はちやほやされる鳴滝さんに嫉妬した自分が店長に鳴滝さんの嘘の悪い噂を流したからだと告げられたことでした。

そして、これはドラマの中の志保さんたちのこととは関係のないことなのですが、これからも杏と友達でいたいから、と事実を打ち明けて、許してくれる?と軽く謝り、鳴滝さんが戸惑いながら同意するのを聞くと、これで荷が下りたという感じで明るくバスに乗って帰っていたその鳴滝さんの友達の場面を見ていて、少し不快な気持ちになりました。もしも私が鳴滝さんの立場だったなら、そのような人物とはすぐに友達付き合いをやめてしまうだろうなと思いました。
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