「ラスト・ドクター」第5話

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」の「ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~」の第5話を見ました。

関東監察医務院の監察医の秋田晋也(寺脇康文さん)と新人監察医の吉崎薫子(相武紗季さん)と監察医補佐の山下美恵子(戸田恵子さん)は、帰宅をして夕食を食べた直後に酷い頭痛に倒れて死亡した会社員の沼田伸治(高橋和也さん)の遺体を解剖することになりました。そして中央東署の山倉正義刑事(渡辺いっけいさん)と池田優太刑事(渡部秀さん)に、秋田さんは、その死因を脳低動脈瘤の破裂によるくも膜下出血だと判断して答えていました。沼田さんの右腕には何かの文様の黒いインクのような跡があったのですが、それが何かは分かりませんでした。

胃の残留物に「うずまき」を見つけた吉崎さんと秋田さんは、山下さんと3人で、監察医務院に来ていた沼田さんの妻の陽子(須藤理彩さん)の離婚経験がある者同士の結婚だったという話を聞きながら、夕食のメニューを尋ね、ハンバーグと答える陽子さんに、夕食の1時間か2時間前に鳴門巻きの入ったラーメンを食べていたことを話していました。

どうして夕食の前にラーメンを食べていたのかをみんなで考えていると、吉崎さんは、ラーメンを食べたことを奥さんに知られたくない事情があったのかもしれないと言い出し、それを聞いた陽子さんは、夫が誰かと密かにメールのやり取りをしていたことなどを思い出して、夫は浮気相手とラーメンを食べたのだと取り乱し、その浮気相手に夫が死んだことを教えたいから捜し出してほしいと秋田さんたちに頼んでいました。

監察医の仕事ではないと3人は断り、陽子さんもそうですよねと納得して帰ったのですが、陽子さんが浮気を疑う「原因を作った」、と秋田さんにも山下さんにも検査課係長の竹内亮子(YOUさん)にも言われた吉崎さんは、責任を感じて、鳴門巻きからラーメン店を特定しようと考えていました。秋田さんにも一緒に調べてもらおうとしていると、秋田さんは「個人的な興味」として、すでにいろいろな種類の「なると」を集めて、コレクションケースに並べていました。

竹下さんが調べたところ、鳴門巻きの着色料にはトマト色素が使われていることが分かりました。吉崎さんは鳴門巻きの写真をじっと見比べて?製造元の会社を突き止めたのですが、取引先は多く、問屋から沼田さんの行ったラーメン店を見つけるのは大変でした。

そこで秋田さんと吉崎さんは、山倉刑事と池田刑事を頼ることにしていました。山倉刑事たちは、企業から機密情報の入ったディスクが盗まれた事件の捜査をしていたのですが、疑いのある人物の中に沼田さんも含まれていたので、警察が調べた沼田さんの足取りの情報を教えてくれるなら教えると言う秋田さんの交換条件を受け入れていました。

山倉刑事と池田刑事は、警察の捜査能力を発揮して、特定の鳴門巻きを使っているラーメン店を3つに絞ることができました。吉崎さんに教えに来た池田刑事は、その内の2店には沼田さんは来ておらず、もう1店は夕方前にお店を閉めていたと、残念そうに話していたのですが、二人の会話を密かに?聞いていた秋田さんは、消化時間に誤りがあったことに気付いて、吉崎さんとその閉まっていたお店へ向かっていました。ストレスがかかった状態だと消化時間が遅くなるので、沼田さんがラーメンを食べたのはもっと前だった可能性があるということでした。

決まった量の麺がなくなるとお店を閉めるというラーメン店の店主の三郎さん(大友康平さん)は、夕方の4時頃、沼田さんが女性と食事に来ていたことを憶えていたのですが、その女性は10代の少女だったということでした。

竹下さんは、沼田さんの腕に薄く残っていた黒インクの絵を部下と解析し、「13日の金曜日」の映画の「ジェイソン」のような顔の絵を浮かび上がらせて吉崎さんに見せていたのですが、ラーメン店から帰りがけに、本当は生きている人が好きなのに興味がないふりをしているだけなのではないかと言われて怒った秋田さんに置いて行かれていた吉崎さんは、彼氏に振られたのかとからかう人のほうを橋の上から見て、沼田さんの腕の絵と同じ絵を見つけていました。

それは「仮面女子」という中高生の女子に人気の地下アイドルを指すものだったようでした。吉崎さんが竹下さんや山下さんとそのことを話していると、近くの自分の席にいる秋田さんからメールで地下アイドルのイベントの日程表が届いていました。

腕の印は、イベント会場の入り口で押されるものでした。秋田さんと吉崎さんが沼田さんの写真を見せて尋ねると、係の人はお客さんの少女たちの中で目立っていたという沼田さんのことを憶えていて、先日には切れ長の目のきれいな子と来ていたということも憶えていました。

沼田さんが会っていた少女の特徴を電話で聞いた沼田さんの妻の陽子さんは、きれいな人だったという夫の母親のことを思い出し、沼田さんが会っていたのは娘ではないかと思い至っていました。

秋田さんと吉崎さんは、娘の真実(八木優希さん)を連れて沼田家を訪れていました。陽子さんは真実さんを沼田さんの祭壇の前へ案内していました。

真実さんが陽子さんたちに話していたことによると、真実さんの母親は真実さんが0歳くらいの頃に沼田さんと別れ、それ以来、父親の悪口を言いながら真実さんを育てていたようでした。中学生になった真実さんは、どれほど悪い人なのか見てみようと、沼田さんの後を付け、沼田さんに気付かれて声をかけられ、その時は鞄に付けていた地下アイドルのキーホルダーをかわいいと言われただけで真実さんのほうから逃げるように別れていたのですが、後日、沼田さんから家に電話がかかってきて、再び会うことにしたようでした。

その日、真実さんは沼田さんを地下アイドルのイベントに連れて行き、イベント後、沼田さんの知っているラーメン店へ入ったようでした。沼田さんは、ラーメンのチャーシューを真実さんのラーメンの上に乗せたりしながら、仕事ばかりで真実さんの母親に愛想を尽かされたのだということを話していました。緊張しながら話していた沼田さんは、食べようとした鳴門巻きを床に落としたりもしていたのですが、それから真実さんに地下アイドルの握手会のチケットとサイン入りの写真を渡し、10回以上行かないともらえないと驚く真実さんに、キーホルダーから地下アイドルのことを知って通っていたのだと打ち明けていました。

真実さんは、父親にお礼の言葉などを言う代わりに、自分の鳴門巻きを沼田さんのラーメンの上に乗せていました。亡くなった沼田さんの胃の中に残っていたのは、その鳴門巻きでした。

秋田さんは、父親の試験を受けていたようなものだったのだろうと話し、真実さんに合格だったかどうか訊いていました。うなずいた真実さんは、今度会った時にお父さんと呼ぼうと思っていたのにと後悔していたのですが、陽子さんから、今からでも遅くないと言われて、祭壇の写真に向かって、お父さんと呼びかけていました。

脚本は尾崎将也さん、監督は藤尾隆さんでした。

第5話も、とても面白かったです。

冒頭のナレーションは、これまでは戸田恵子さんの山下さんだったのですが、今回は、相武紗季さんの吉崎さんに代わっていました。

沼田さんと陽子さんと真実さんの“事件”の部分も良かったですし、秋田さんたち監察医務院の登場人物の個性がよく活かされて描かれているので、何気ない会話もとても楽しく思えました。

秋田さんたちが「個人的な興味」で鳴門巻きを調べようとしているの見つけて少し不満そうだった同僚の監察医の安田圭介(マキタスポーツさん)とそれを穏やかに受け止める院長の柳田修平(伊東四朗さん)の場面によって、このドラマの世界観のようなものがよりまとまったような気がしました。

吉崎さんが、本当は生きている人に興味があるのではないかと秋田さんに直接訊いていたところも、初回を忘れていない感じがして良かったです。

秋田さんと吉崎さんの「なると」の駄洒落もさりげなくて良かったですし、二人で鳴門巻きを作る工場見学をしていたのも、何だか面白かったです。

最後、秋田さんたちは食堂で鳴門巻きを分けていたのですが、鳴門巻きがたくさん送られてきていたのは、工場見学をしたからだったのでしょうか。(そのお店では着色料をトマトから別のものに変えたようでした。)

山倉刑事たちが捜査していたディスクの盗難の件がどうなったのかは、その後が描かれていなかったので分からないのですが、少なくとも沼田さんの疑いは晴れていたということだったのかなと思いました。

第5話も最後まで楽しく見ることができて良かったです。
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