「ST 赤と白の捜査ファイル」第5話

日本テレビの水曜ドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」の第5話を見ました。

人気心霊番組の撮影が行われていたいわく付きの部屋で番組プロデューサーの細田康夫が床にうつ伏せになった状態で死亡しているのがスタッフによって発見され、遺体の足のほうに脚立が置かれていたことから、現場に来た警視庁捜査一課の刑事の菊川吾郎(田中哲司さん)はそこから落ちた事故死だと判断していたのですが、死亡推定時刻が午前3時頃で頸髄(首の骨)だけが折れていた遺体からはアルコールの臭いもしていたことから、STの赤城左門(藤原竜也さん)は、他殺だと推理していました。

部屋には霊能者の安達春輔が使用する紙の人形の首がちぎれかけているものが落ちていたので、心霊番組好きだった青山翔(志田未来さん)は霊の仕業かと面白そうにしていました。

百合根友久(岡田将生さん)と赤城さんと青山さんは、心霊番組の制作会社を訪ね、ADの戸川さんとADの上原さん(笠原秀幸さん)、ディレクターの千葉さん、出演タレントの水木優子(逢沢りなさん)に事件当夜どこで何をしていたのかを訊ねていたのですが、それぞれの答える時の仕草を見ていた青山さんは、全員が嘘を付いていると見抜いて面白そうにしていました。

深夜の3時頃、結城翠(芦名星さん)と黒崎勇治(窪田正孝さん)を現場の部屋に連れて行った赤城さんは、丈夫な黒崎さんに、脚立に上って背中から落ちるとどうなるかという検証をしてもらって百合根さんに見せていたのですが、そのまま仰向けに倒れていて、プロデューサーのようにうつ伏せで倒れることはありませんでした。そしてマンションの下に止めていた車のラジオには、何か普段とは違うラジオ放送が入っていたようでした。

翌朝、赤城さんと青山さんと百合根さんは、同じマンションの現場の部屋のすぐ下の、4階の部屋の住人(ブラザートムさん)に、深夜に大きな音がしなかったか訊ねていました。事件当夜には近所の人は大きな音を聞いていなかったのですが、黒崎さんの検証時の音は響いていたようで、その人は夜中に目を覚ましてしまったと答えていました。

霊能者の安達春輔も事件のあった夜について嘘を付いているようで、赤城さんが、山吹才蔵(三宅弘城さん)に頼んだ令状で番組制作会社のディレクターが拒否していた事件直前に撮影した心霊番組の映像と安達さんのビルの防犯カメラの映像を確認したところ、安達さんはライバルの物理学教授の密会現場を隠し撮りに行っていたことが分かり、ADの戸川さんとディレクターは、心霊番組を撮影した部屋の映像に幽霊の絵を付けるなどの編集をしていたことが分かったのでした。

現場のマンションの屋上にアンテナを見つけていた赤城さんは、廃墟で幽霊を見る水木さんや霊を見ると頭痛が起きる霊能者の安達さんと制作会社の3人を現場の部屋に集め、犯人捜しの実験を始めていました。プロデューサーの霊を見た者が犯人だと赤城さんが百合根さんに言ってしばらくすると、安達さんは頭を押さえ、水木さんがベランダに立つプロデューサーの霊を見て叫んでいました。

黒崎さんと山吹さんは、実験が終わると、その下の4階の部屋で違法な電波を使ってラジオ番組を放送していたDJミノルさんを逮捕していました。翠さんが現場の部屋で持っていた電波状況を見る機械には、幽霊が見えたと水木さんが言っていた時には強い電磁波が生じていたことが示されていました。DJミノルさんが屋上に設置していた古いアンテナが下を向いてしまっていたため、電磁波は現場の部屋を直撃していたということだったようでした。

赤城さんによると、霊能者がその部屋で頭痛を起こしていたのは強い電磁波が原因で、水木さんが見た霊は、恐怖心によって引き起こされた幻覚だということでした。

水木さんは、その夜一緒に飲んでいたプロデューサーがしつこいのを振り切ろうとして突き飛ばしてしまい、プロデューサーは足下にあった地下鉄の駅の階段を転がり落ちて意識を失っていました。

翠さんは、映像の音声にはハイヒールとスニーカーの二人分の足音が残されていると分析していたのですが、それは水木さんとADの上原さんのものでした。上原さんは、タレントの水木さんの跡を付けていて、プロデューサーが落ちる現場を見ていました。そして、二人で部屋に運び入れると、元々そのプロデューサーのことを嫌っていたことから、水木さんが先に帰った後、上原さんがまだ生きていたプロデューサーの首の骨を折って殺害したようでした。

最後、三枝元参事官(渡部篤郎さん)のバーに来ていた赤城さんに、紙人形のちぎり方を見せていた三枝さんは、真実よりも嘘のほうが面白いこともあると話していました。

今回の脚本は大口幸子さんで演出は長沼誠さんでした。

今回は、「嘘」がテーマだったようでした。

心霊番組?が舞台になっていたのは、何となく夏らしい感じがしました。

特に誰の回というのではなかったような気もするのですが、青山さんの短い髪のかつらの下には長い髪が隠されていて、家では「お嬢様」らしくしていないと両親が嫌がるから出勤後と帰宅前にいつもの服装に着替えているということが分かったり、池田管理官(林遣都さん)が百合根さんに、松戸紫織理事官(瀬戸朝香さん)がSTを解体したがっているのは翠さんにSTにいてほしくないかららしいと教えていたり、という場面がありました。

当初そのままでいればいいのにと短い髪の青山さんを肯定して言っていた百合根さんは、最後の長い髪の青山さんが帰宅する直前には、青山さんの嘘で両親は嫌な思いをせずに済んでいるということならそのままでいいのではないかと、両親を悲しませないように合わせている長い髪の青山さんのことも肯定していました。

事件自体は、内容は異なるものの、第3話と同じ電磁波の関わる事件だったところには少し意外な感じもしました。このドラマには鑑識課の人たちがほとんど登場しないのですが、それにしても、駅の階段から落ちた被害者を部屋に運んだとするのなら、そもそも被害者の衣服や髪や皮膚などから、かすり傷や部屋にはあるはずのない砂や埃などか見つかりそうに思えるので、そのような普通の部分を省いてしまうところは、いくら赤城さんの推理や他のSTのメンバーの活躍で謎を解く刑事ドラマなのだとしても、少しもったいないような気もします。

それだからと言って決して悪いということではないですし、面白いドラマだと思うのですが、私としては、スペシャルドラマだった時のように、STの人たちの抱えているトラウマなどの心理的な要素も(赤城さんの引きこもりは連続ドラマの初回から治っていましたし、対人恐怖症もほとんど治りつつありますし、難しいのかもしれないのですが)、もう少し描かれているといいなと思います。まだ翠さんの閉所恐怖症の症状も描かれていないように思うのですが、スペシャルドラマを見た時には、そのような部分が斬新で面白いドラマだったようにも思うのです。
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