「聖女」第1話

NHKの「ドラマ10」の新ドラマ「聖女」の第1回を見ました。

TBSの「東京スカーレット」は録画をしておくことにして、放送時間にはこちらのドラマを見ることにしました。

第1回では、9年前の男子高校生の中村晴樹(永山絢斗さん)と女子大学生の家庭教師の緒沢まりあ(広末涼子さん)との出会いと、その後の弁護士と連続殺人事件の容疑者(被告人)としての再会が描かれていました。

横須賀や鎌倉など、湘南の辺りを舞台にしたドラマのようでした。

晴樹さんの母親の中村百合子(筒井真理子さん)は、優秀な兄の克樹(青柳翔さん)と比較して弟の晴樹さんの勉強ができないことを気にして、勝手に家庭教師を雇っていました。母親からそのことを聞いて嫌そうにしていた晴樹さんは、しかし、玄関先に現れた家庭教師の内藤あかねさんの美しさに惹かれて勉強を頑張るようになりました。

内藤あかねは友人の名前で、本当は緒沢まりあという名前なのだと、家庭教師センターには黙っていてほしいという秘密を打ち明けられた晴樹さんは、私を信じられなくなったかと心配するまりあさんに、信じるとはっきりと答え、それから徐々に成績を上げて、学年トップにまでなったようでした。

模擬試験の良い結果をまりあさんに見せた晴樹さんが、先生に東大受験を勧められたことを話すと、まりあさんは、東大へ入って他人に見下されない立派な人になって、私を恋人にして、と言い、その一言で晴樹さんは東京大学を目指すことを決めたようでした。

まりあさんはいつも白色の服を着ていました。ある日、晴樹さんはまりあさんに好きだと告白をして、まりあさんも晴樹さんを好きだとなぜか涙を流しながら答えていたのですが、その日以来まりあさんは無断で家庭教師の仕事に来なくなり、音信不通になったのでした。

それでも晴樹さんはまりあさんのことを思って東大を受験して合格し、法学部在学中に司法試験にも合格して、弁護士になっていました。

看護師の本宮泉美(蓮佛美沙子さん)という婚約者もいるようになっていた新人弁護士の晴樹さんは、前原光郎(岸部一徳さん)の弁護士事務所で、先輩弁護士の黒坂京子(田畑智子さん)と小池賢治(田中要次さん)と仕事をしていました。前原さんは、新しく入った人(清水富美加さん)に晴樹さんたちのことを紹介していました。

その頃、美術館の学芸員として絵の説明をしていたまりあさんが、詐欺と殺人未遂と連続殺人の容疑で逮捕されたのでした。しかも自称アートコーディネーターと言われていたまりあさんは、本当は肘井基子という名前でした。

セレブのような生活を送っていたと噂されている基子さんが殺したとされた二人は、睡眠薬で眠らされているうちにガスの充満した部屋で死亡した飲食店経営者の阿川博之(浜野謙太さん)と、基子さんと出かけた崖の上から転落死したテレビプロデューサーの坂東幸雄(森岡豊さん)でした。

火事になった部屋の窓から飛び出して重傷を負って意識不明になっている千倉泰蔵(大谷亮介さん)は、基子さんを愛人にしていたということでした。そして、入院している千倉さんの担当の看護師が、晴樹さんの婚約者の泉美さんでした。千倉さんを支える妻の文江(中田喜子さん)は、基子さんの映像を流す病院のテレビ画面に花瓶を投げるほど、基子さんが原因で夫が意識不明になったということを恨んでいました。

後半まで半年というある日、基子さんはそれまでの弁護士を方針の違いから変えることにしたようで、新しい弁護士として前原さんが基子さんに会いに行くことになりました。

晴樹さんは、まりあさんだった基子さんのことを密かに気にしていたのですが、それをしらない前原さんに一緒に来るように頼まれて、戸惑いつつ付いて行っていました。

面会室に現れた基子さんは、私は死刑だけは避けたいんです、日本の死刑制度にも疑問がありますし、と前原さんに伝えていて、前原さんも同意していました。そして、基子さんは、前原さんが中村晴樹君ですと紹介した時には特に気付いていなかったようだったのですが、前原さんが席を立った時、前原さんの後ろに座っていた晴樹さんと目が合った瞬間に、その人が家庭教師の時に教えていた晴樹さんだと気付いたようでした。

作(脚本)は大森美香さん、演出は日比野朗さんでした。

何となく、昼ドラマ風という印象でもありました。男子高校生と女子大学生の家庭教師というところも、純愛と罪という組み合わせも、基子さん(まりあさん)がいつも白い洋服を着ていたり、十字架のネックレスを身に付けていたり、教会で誰かと会っていたり、ヨハネス・フェルメールの宗教画「聖プラクセデス(聖プラクセディス)」(署名のある通りにフェルメールが描いたかどうかということの真偽は不明だそうです)の絵を手帳に挟んで持ち歩いていたり、というようなところも、その印象を強くする部分だったのかもしれません。

でも、謎の多いドラマのようですし、面白そうに思えました。ドラマの前半の、過去の出会いの物語を見ている時には、私には面白いのかどうかよく分からないように思えていたのですが、後半の、弁護士になった晴樹さんの辺りからは、新しい人物も登場して、メリハリが出てきたような気がします。

晴樹さんの兄の克樹さんは、母親が優秀と褒めていた時とは一転して、実家の自室に引きこもる生活を送っていました。母親は、今度は弟と比較して兄のことを呆れていました。典型的な演出の?引きこもりの人になっていた克樹さんは、カーテンを閉めた暗い雑多な部屋の中で、ジャージのような服を着ながら、明るいパソコンの画面を眺めて、家族の呼びかけにも黙っていました。

9年前の克樹さんは、弟の家庭教師をリビングのドアの向こうから見たりするくらいだったのですが、本当は関心があったのか、あるいは密かに知っている人だったのか、今の暗い部屋のパソコンで、逮捕された基子さんに関する記事を探して読んでいました。

逮捕後の基子さんは、メディアでは「毒婦」などと呼ばれていたのですが、信じると言われて嬉しそうな様子のまりあさんだった基子さんの雰囲気は、どちらかというとやはり「聖女」の印象なので、ドラマを見ていた私には、まだ基子さんが悪女には見えませんでした。

あと、このドラマの前半を見ながら、広末涼子さんの演じる、優しくて明るそうだけれど寂しそうというようなまりあさんのことを、このドラマの視聴者の男性の多くは晴樹さんのように好きになるのかもしれないなということも、少し思いました。

この作品にとって、それは意図的な要素だと思うのですが、そのようなまりあさんに惹かれていく晴樹さんや、何かを隠しておきたいまりあさん(基子さん)の気持ちが丁寧に描いていたのだと思います。

すごく面白いという風にはまだ思えていないのですが、謎のある連続ドラマとして物語の続きが気になりますし、次回も見てみようと思います。
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