「ペテロの葬列」第9話

TBSの「月曜ミステリーシアター」のドラマ「ペテロの葬列」の第9話を見ました。

前回の最後、バスジャック事件の被害者の杉村三郎(小泉孝太郎さん)と手島雄一郎(ムロツヨシさん)と前野メイ(清水富美加さん)と坂本啓(細田善彦さん)は、「慰謝料」を送った群馬のコンビニエンスストアの店主の早川多恵(冨士眞奈美さん)から、バスジャック犯の暮木一光の本当の名前は羽田光昭(長塚京三さん)だと聞いていたのですが、それから、60年前にその幼馴染みの羽田さんが10歳の頃、祖父の遺産相続のことで問題が起こり、材木店だった自宅が何者かの放火によって火事になり、両親と兄を亡くして天涯孤独になってしまったという話を聞いていました。

羽田さんの家を放火したのは遺産を要求していた祖父の弟ではないかという疑いがあったものの証拠はなく、家族を亡くした羽田さんはその人物に引き取られ、高校を卒業するまで一緒に暮らし、その後東京へ出て苦労をした末、「人を教える」という洗脳の仕事に就いたようでした。

「慰謝料」に喜んでいたはずの坂本さんは、羽田さんはただの詐欺師だと苛立っていました。杉村さんは、羽田さんが何をきっかけに悔い改めたのかを早川さんに訊いていたのですが、早川さんによると、それは川で溺れて死にかけたことだったようでした。羽田さんは、臨死体験をして、60年前に次男を2階の窓から投げて助けた直後に火事で死亡した家族に会い、生き直すことにしたようでした。

羽田さんは「日商フロンティア」の上級会員だった「三悪人」とは顔見知りではなく、杉村さんは、知り合いを勧誘をした加害者でありながら社長の逮捕後からは自分も被害者なのだと主張している「悪人」なら誰でも良かったということなのかと驚いていました。

群馬からの帰り、前野さんは坂本さんと別れて杉村さんと手島さんと帰ることにしていました。杉村さんと手島さんも、坂本さんの変貌ぶりに驚き、お金が人を変えたのかと言いながら、三悪人の一人の高遠さんの住んでいたマンションのそばの酒屋さんにワインを買いに来ていました。

酒屋さんの女性は、高遠さんが戻ってきているらしいということを杉村さんに話していて、杉村さんは見に行かないことにしていたのですが、手島さんは好奇心から、紫色の杖を突いているという高遠さんの姿を見に行くことにしていました。

「今多コンツェルン」のグループ広報室のアルバイト編集員の椎名遥(岡本玲さん)とマンションの前で待ち伏せていた手島さんは、出てきた高遠さんにバスジャック事件の被害者ですと言って声をかけたのですが、高遠さんは怯えたように怒りながら、私は被害者ですと言って立ち去っていました。「三悪人」の一人はまだ悔い改めてはいないようでした。

杉村さんの妻で「今多コンツェルン」の会長の娘の菜穂子(国仲涼子さん)は、台所でクルミをつぶしながら、会長と仕事で海外へ行っている会長秘書の橋本真佐彦(高橋一生さん)のことを考えていました。

編集長の園田瑛子(室井滋さん)は、元常務取締役の森信宏(柴俊夫さん)の回顧録の出版の許可を再びもらうことができたようで、喜んでいました。森さんの元部下の井手正男(千葉哲也さん)に言われて取り下げたのではなく、奥さんのことで辞めようとしていたようでした。

喫茶店「睡蓮」で杉村さんに会った園田編集長は、私はまだバスに乗ることができないからと言って、担当の間野京子(長谷川京子さん)が森元常務の千葉の家に行く時一緒に行ってほしいということを杉村さんに頼んでいたのですが、間野さんのことを好きなのではないかと井手さんに言われたことを気にしていた杉村さんは、それを断って、妻と洋服などの買い物へ出掛ける休日を過ごしていました。

菜穂子さんが買う娘の洋服を選ぶのに付き合いながら、杉村さんは、千葉へ出掛ける間野さんのことを考え、自分は間野さんを好きなのだろうかと自問自答をしていました。

妻の買い物の荷物を預かって先に帰ることになった杉村さんは、途中、書店に立ち寄り、メーテルリンクの『青い鳥』の本のページをめくっていたのですが、その頃、森さんの家に向かうバス停のベンチに座っていた間野さんの隣には、坂本さんも座っていました。

間野さんは、坂本さんには会ったことがないようで、誰かに殴られたような感じで口元を怪我している坂本さんのことを気にしていました。

バスジャック犯の羽田さんが調べていた通り、ほとんど乗客がいないというその路線のバスには、男性の運転手と間野さんと坂本さんしか乗っていなかったのですが、間野さんがバスの座席に着いた直後、坂本さんは包丁を運転手に突きつけ、バスジャックだと言って、羽田さんがしていたように、間野さんに大人しく携帯電話を出すよう命じていました。

間野さんは、ストーカー対策のために買った、赤色の革のケースに入ったナイフを鞄の中に入れていたのですが、それを出さずに坂本さんの指示に従っていました。そして羽田さんの時の通りに、スマートフォンは間野さんの赤色のものが一台、道路の脇の同じ場所に置き去りにされていました。

脚本は神山由美子さん、演出は山﨑銃司さんでした。

杉村さんのナレーションによると、坂本さんが着ていた服の薄い黄色は、「裏切り者のユダ」を象徴する色でもあるということでした。(でも、そもそもユダは裏切り者ではないという説もあります。)

「悪」は伝染する、ということで、羽田さんの「悪」は坂本さんに伝染したようなのですが、「慰謝料」を喜んで受け取った後早速誰かに大金を渡していたようだった坂本さんは、どうして羽田さんの犯罪をそのまま同じように実行する「模倣犯」になることにしたのでしょうか。坂本さんも、詐欺に引っかかったのでしょうか。今回ではまだよく分からなかったのですが、そのようなところは次回以降に描かれるのだろうと思います。

あと、井手さんは、今度は、菜穂子さんの義理の姉で「今多コンツェルン」の社長夫人の小夜子(安蘭けいさん)にも近づこうとしていましたが、井手さんの行動の目的も、まだ不明のような気がします。

間野さんは、園田編集長に訊かれて、子供の父親は一年前に離婚した後亡くなったと答えていたので、ストーカーはその人ではないのかもしれないのですが、予告では、間野さんは「真性の嘘つき」となっていました。もしも間野さんがそうだったとしても、真性の嘘つきとはどのような人を言うのでしょうか。虚言癖とは違うのでしょうか。

今回も安定のゆっくりとした展開だったのですが、「第二のバスジャック」が起きた次回はもう少し、何か新しく変わるような展開があるといいなと思います。
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