「同窓生~人は、三度、恋をする~」最終回

TBSの「木曜ドラマ劇場」のドラマ「同窓生~人は、三度、恋をする~」の最終回(第10話)を見ました。

毎回の感想を書くことはできなかったのですが、私はこのドラマを見ていました。第1話を見た時には、「不倫」の感じも少し苦手に思えてしまっていましたし、昔の「トレンディードラマ」のような雰囲気にも少し違和感があったのですが、井浦新さんの演じる柳健太さんの感じが良かったこともあって、そのまま第2話、第3話と見ていると、物語の落ち着いた安定感に、次第に安心して見ることができるようになっていました。

最終回には、アフリカへ発掘をしに行くことになったという、28年前の中野坂下中学校時代の4人の担任だった鮫島先生(柄本明さん)がまた久しぶりに登場していて、人生は短い、思う通りに生きなさい、ということを自宅に来た4人に話していました。

広野薫子(板谷由夏さん)と桜井遼介(松岡昌宏さん)に関しては、私にはところどころ少し苦手に思えてしまう「不倫」らしい場面もあったのですが、最終的には、子供の存在を期に、医師を目指すことにした桜井さんに気を使って別れていて、子供のことに気付いた鎌倉あけひ(稲森いずみさん)から、もう一人じゃないと励まされていました。

元の会社の研究員としてアメリカへ行くため、祖父の代から続いていたクリーニング店を閉店し、明るい従業員のヤンさん(岡本麗さん)とも別れた柳健太(井浦新さん)は、両親(鶴田忍さん、市毛良枝さん)が長い間働いて自分に残してくれたお金を小切手にして、あけひさんに時々暴力を振るう美容師の夫の鎌倉太郎(松本利夫さん)に自分とあけひさんが太郎さんに怪我をさせられた写真を見せて、これを警察へ持って行くこともできると言って、お金を受け取るよう頼んでいたのですが、あけひさんとも子供たちとも別れたくない太郎さんは、受け取りを拒否して美容院で荒れていました。

でも、椅子を投げようとしている自分の姿が鏡に映っているのを見て、はっとして椅子を下ろし、床の上でうなだれていました。そうして、あけひさんが切望していた離婚を受け入れ、一郎(横山幸汰さん)と弘二(吉田騎士さん)とミサ(須田理央さん)たちとも離れて暮らすことを認めた太郎さんは、離婚届に判を押し、あけひさんから家事のことを書いたノートを受け取った後、子供の養育費として、あけひさんに自分の名義の通帳と印鑑を渡していました。

再婚をすることにした健太さんの元妻の木畑冴子(市川実和子さん)は、健太さんの優しすぎるところが好きだと言うあけひさんに髪を切ってもらった後、健太さんと二人の時間を過ごさせていた正太(佐伯元希さん)を連れて健太さんと別れていたのですが、正太君は、泣きながら父親の元を去っていました。

これまで暮らしてきた自宅に一礼して、家を出たあけひさんと3人の子供たちは、あけひさんが来るのを待っていた健太さんと合流していたのですが、太郎さんの前の妻の子供だった一郎君は、二人に気を使いながら弟と妹の面倒を見ている様子でした。あけひさんは、幸せそうにしていたのですが、健太さんが一度アメリカへ渡っている間に、健太さんの家から子供たちを連れて出て行っていました。置手紙には、健太さんへのお礼の言葉と共に、自分だけが幸せになるわけにはいかない、探さないでくださいということが書かれていました。

取り残された太郎さんは、太郎さんのことを尊敬している部下の男性から新店舗のことで励まされても、まだ気持ちが入らない様子でした。

薫子さんに振られた遼介さんと、あけひさんに振られた健太さんは、二人でお酒を飲みながら、大声で校歌を歌っていたのですが、医師を目指すために会社を退職した夫を支え、娘を公立の小学校へ行かせることに決めた妻の加奈子(三浦理恵子さん)との結婚生活を続けることになった遼介さんは、突然薬剤の仕事を辞めて引っ越していた薫子さんの事情を知らないままだったようでした。

それから、健太さんはアメリカへ渡り、物語はその5年後になっていました。薫子さんは、別の場所で薬剤師の仕事をしながら、幼稚園に通う男の子を一人で育てているようでした。4人の元には、再び同窓会の案内状が届いていたのですが、薫子さんはその手紙をさっぱりとした感じで破り捨てていました。

遼介さんは、新人の研修医になって、若い研修医たちと一緒に勉強をしていました。屋上での休憩中に同窓会の案内状を見て、何か思いを馳せている様子でした。

一人で子供を育てることにしたあけひさんは、住み込みの?美容院で美容師として働いていました。学校から戻った一郎君は、ポストに入っていた手紙を母親のあけひさんに手渡していたのですが、その中に同窓会の案内と共に、英語で書かれたハガキが混ざっていました。「石井明日」と宛名が書いてありました。それは健太さんからのものでした。一郎君が暮らしている場所を教えたのでしょうか。あけひさんも嬉しそうだったのですが、一郎君も嬉しそうにしていました。

すぐに掃除の手を止めて美容院を飛び出したあけひさんは、中学校の校庭へ向かっていました。すると、手を挙げろ、と最初の同窓会であけひさんがしていたようなことをする健太さんがいました。

三度目の恋はあるのかと訊かれたらイエスと答える、という健太さんは、5年前の健太さんよりも明るい雰囲気になっていて、もう少し積極的に、あけひさんを受け止めていました。

「5年間待っていた」という最後の二人の場面が、これもトレンディードラマ風とか漫画風(原作は柴門ふみさんの漫画作品です)と言ってしまうならそうなのかもしれないのですが、何というか、とてもさわやかで、二人の幸せな気持ちが私にも伝わってくるように思えて、とても良かったです。「ハッピーエンド」でした。

脚本は田渕久美子さん、演出は吉田健さんでした。

田渕久美子さんの脚本のドラマというと、私の中では、NHKの大河ドラマの「篤姫」と「江~姫たちの戦国~」でした。私はこのニ作品をあまり面白い気持ちで見ることができなかったので、「同窓生」の第1話を見てこの方の脚本のドラマと知った時には少し意外な感じもしていたのですが、今回のドラマは、物語の展開も安定していましたし、時々少し昔のドラマ風の印象もありましたが、毎回の登場人物たちの気持ちがとても丁寧に描かれていて、無駄に思えてしまうような場面もなかったような気がします。

主人公たちだけではなく、その他の、それぞれの家族や子供たちなどの描写も、良かったのだと思います。

完全に、というわけではないのですが、「不倫ドラマ」ではなかったのだと思います。どちらかというと、「同窓生」というタイトルの通りの?「初恋ドラマ」でした。恋愛の要素はあったとしても、少なくとも健太さんとあけひさんの物語に関しては抑えて描かれていたので、私にも見ることができたのではないかなと思います。

オープニングで流れていたような音楽も、主題歌のメレンゲの「楽園」という曲も、ドラマに合っていて良かったです。

比較的落ち着いた雰囲気のドラマでしたし、映像もきれいでした。丁寧に作られた、良くできたドラマだったように思います。
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