「ボーダーライン」第1回

NHKの新しい土曜ドラマ「ボーダーライン」の第1回を見ました。

大阪の町で起きた火災や事故などの現場で人命救助に携わる消防士たちの活躍や葛藤を描くドラマのようで、タイトルの「ボーダーライン」というのは、その消防士たちが立つ生死に関わる境界線という意味のようでした。

主人公は、「公務員」というだけの理由で消防士になり、南消防署に勤務することになった川端明(小池徹平さん)でした。当初は「日勤」を希望していたようなのですが、署長の菅野修(橋爪功さん)は、何かの事情で?明さんを現場へ向かう部隊に配属していました。

そのため、初日から遅刻をしていた「ド新」(新人消防士のことだそうです)の明さんは、消火隊、救助隊、救急隊の先輩たちと共に現場での仕事をしなくてはならなくなったことを、嫌そうに、というか、やる気がなさそうに受け入れていました。

社会派のドラマとして、生活保護を受けていてお金をもらうとすぐにお酒を買ってしまい朝からずっとお酒を飲んでいるという人たちのことや、大した怪我をしていないのに大騒ぎをして救急車を呼ぶ人たちのことや、優先的に病院で治療を受けることができるものとして救急車を呼ぶ人たちに対しても丁寧に応じなければいけない隊員たちの困惑も描かれていたのですが、新人の明さんは特に、そのようなことに矛盾を感じて苛立っていました。

その他の消防署の主な登場人物は、昔は厳しかったらしい消火隊の隊長の蔭山陽平(筧利夫さん)、救急隊の隊長で救急救命士の松井楓(藤原紀香さん)、シングルマザーでもある楓さんの兄で救助隊の隊長の松井圭介(山口馬木也さん)、お昼休みに娘の作ったお弁当を食べるのを楽しみにしている救急隊の隊員の伊藤潤一(徳井優さん)、消火隊の隊員の上島亮太(波岡一喜さん)、救助隊の隊員でいつも体を鍛えている木村健太郎(趙珉和さん)、救急隊の隊員の原田明美(森カンナさん)、救助隊の隊員の大迫拓海(濱谷晃年さん)、救助隊の隊員の連島真吾(山西規喜さん)、消火隊の隊員の広田直樹(F・ジャパンさん)でした。

明さんの母親の育恵(石野真子さん)は、大学を卒業後ふらふらとしていた息子が消防士の仕事に就いたことを、とても喜んでいました。明さんの父親は明さんの小さい頃に家を出ていったようで、母子家庭で子供を育てた育恵さんは、消防士になった明さんとすれ違いにならないように帰宅したり、ホワイトボードでお互いに細かく伝言を残すようにしたりしているようでした。

第1回の前半は、登場人物や消防署の仕事の紹介を兼ねている展開だったのだと思います。でも、最後のほうになって、ドラマは急展開していました。

救急隊員に加わり、自動車事故に巻き込まれていた子供を助けることに成功した明さんは、その後、出動要請を受けて向かったマンションの一室で、救急隊員の伊藤さんが、要請の電話をかけてきたはずの部屋の住人に刺されるという事態に遭遇していたのです。

伊藤さんを包丁で刺した薬物中毒の男性は、その後部屋にガソリンを撒いて火をつけ、同じように薬物中毒になって台所で意識を朦朧とさせていた女性と、伊藤さんを道連れに、自殺を図っていました。

連絡を受けて駆けつけた救助隊員たちが、薬物中毒の男性と女性を先に運び出し、出血している伊藤さんを最後に運び出した様子を見ていた明さんは、どうして先に伊藤さんを救助しないのかと蔭山隊長や松井隊長に怒っていて、隊長たちは、お前は何も分かっていないと明さんに言って、悔しそうにしていました。

作(脚本)は宇田学さん、演出は石塚嘉さんでした。

最後の場面には驚いたのですが、実際にもこのような事件はあるのでしょうか。それとも、これからはこのようなことも起きるかもしれないということを描いたものだったのでしょうか。

会話のところどころが私には少し聞き取り辛く思えてしまう部分もありましたし、群像劇風というか、登場人物が多いような印象もあったのですが、中心のテーマが新人消防士の明さんの成長物語であるということは分かりやすく描かれていたように思います。

事故現場に集まった「野次馬」のような市民たちが、携帯電話やスマートフォンを構えて、倒れている被害者や救助活動をしている消防士たちの姿を撮影するというような様子も、実際に報道番組などでは見たことがありますし(私には不快に思えるのですが)、リアルな感じがしました。

どのような市民であっても、消防士たちは市民たちの命を守ろうとしているのだということが伝えられていたのだと思います。

最初のほうに、部隊の説明が字幕で書かれていたのですが、会話の中でも伝えられていたなら、もっと分かりやすくなって良かったのではないかなとも思いました。面白いドラマかどうかということは、私にはまだよく分からなかったのですが、全5回のようですし、社会派のドラマだとしても、気軽に見ることのできる作品になっているのかもしれないなという気もしました。
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