「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル」

日本テレビの「金曜ロードSHOW!」の特別ドラマ企画「ヒガンバナ~女たちの犯罪ファイル」を見ました。昨夜の9時に放送された2時間ドラマです。

根に毒を持つということから、警視庁内では「ヒガンバナ」と呼ばれている、女性ばかりの刑事部捜査第七課の活躍を描くドラマでした。

捜査第七課の主な登場人物は、犯行現場に残された犯人の悪意とシンクロ(同調)し感情を読み取ることができる刑事の来宮渚(堀北真希さん)、来宮さんと組んで捜査をすることになるもののシンクロ現象を信用せず地道な証拠集めを重視する刑事の峰岸雪乃(檀れいさん)、シングルマザーで元プロファイラーの柳幸子(YOUさん)、元鑑識員の伊東凛(高梨臨さん)、警視庁科学捜査研究所の研究員で帰国子女の長見薫子(知英さん)、そして、第七課を創設した課長の瀬川すみれ(大地真央さん)でした。 

26日に行われる都内の全ての結婚式を中止にしないと人が死ぬ、というような趣旨の脅迫のはがきがマスコミに届き、ある日、予定通り26日に結婚式を行った有名な整形外科医の江藤環(国生さゆりさん)が自身の病院の待合室でシアン化合物の混入した紅茶を飲んで死亡しているのが発見され、そこから、「美マダム」?の雑誌で紹介されていた、江藤医師の元助手の看護師だった子供を持つ主婦の井上麻子(いしのようこさん)、闇整形の患者を江藤医師紹介していた製薬会社の営業の伊田智(東幹久さん)、同じく「美マダム」雑誌に掲載されていたカフェの店員で伊田さんに言い寄られていた鈴木遥子(高岡早紀さん)が疑いのある人物として浮上するのでした。

脚本は吉澤智子さん、演出は大谷太郎さんでした。

何となく続きが気になって最後まで見ることができたので、私にもそれなりに楽しむことができたのかもしれないと思います。

活躍をしていたのは、ヒガンバナの第七課の全員というよりは、主に、来宮さんと峰岸さんでした。組んで捜査をするうちに、お互いの刑事としての能力を認め合っていく様子が描かれていました。

ヘッドフォンに音楽を流して周囲から流れ込んでくる感情を遮断しようとしていた様子だった来宮さんの、犯人の感情と同調するという能力は、共感性が高いということだったので、来宮さんはエンパスということだったのかなと思うのですが、来宮さんがそこから読み取るものは具体的な言葉のようだったので、犯行当時の犯人の感情が生霊のようなものになって来宮さんに憑依しているというような感じでもありましたし、他人の心の声を実際に聞くことができる人のようにも見えました。

女性のためのドラマというか、女性が自分たちの特長を活かした捜査をして活躍する刑事ドラマだということは分かるのですが、ドラマの中の女性たちの「悪意」が、女性同士の仕事の地位や結婚や子供を持つことに関する対抗意識とか、恋愛や外見の美しさに関する劣等感や妬みなどに終始していたので、私には、それが少し画一的、ステレオタイプ的だったように思えました。

女性の能力を活かすために女性のみが集められた部署で女性の刑事たちが女性らしい事件を解決する、という設定は、刑事ドラマとしては何となく、確かに新しいような気もするのですが、例えば捜査一課の若手の刑事(市川知宏さん)への接し方は、ところどころいわゆる「逆セクハラ」のようでしたし、もう少しすっきりと「活躍」をしてほしかったような気がします。

ただ、瀬川課長を演じていた大地真央さんの存在感は、すごかったように思います。何というか、立ち姿にも話し方にも、美しさが際立っている印象でした。

あと、ドラマの最後、冒頭にも登場していた精神科医らしき人(高橋恵子さん)が刑事を続ける来宮さんのことを心配していると、瀬川課長が、来宮はいつか自分で犯人を捜すつもりですとその人に答えていて、バス停の近くを歩いていた来宮さんが古い写真を見ていました。来宮さんには両親を殺された過去があるということなのかもしれません。

番組の中では特に言われていなかったのですが、そのような終わり方だったので、もしかしたら続編を作る予定なのかなと思いました。

以前、同じ「金曜ロードSHOW! 特別ドラマ企画」の枠で放送されていた「リバース~警視庁捜査一課チームZ」という刑事ドラマは、続編を作りそうな終わり方だったものの今のところは続編が作られていないドラマなのではないかと思うのですが、スペシャルドラマだった「ST 警視庁科学特捜班」は、後に「ST 赤と白の捜査ファイル」として連続ドラマ化されています。

今回のスペシャルドラマも、そのようなお試しの要素を含めたドラマだったのかもしれないのですが、私としては、いつか続編を作るのだとしても、その時のドラマの物語はそのドラマの中で完結させてほしいように思います。
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