「深夜食堂 3」第3話(第23話)

TBSの深夜のドラマ「深夜食堂 3」の第三話(第二十三話)「里いもとイカの煮もの」を見ました。

興信所の研修生の佐々木守(淵上泰史さん)と二人で「めしや」へ来た探偵の里見けい(石橋けいさん)は、マスター(小林薫さん)が「めしや」の店内に漂わせていた料理の匂いに「里いもとイカの煮もの」だと気付いて、そのシンプルでおいしそうな里いもとイカの煮ものを注文していました。

同じように里いもとイカの煮ものを注文した忠さん(不破万作さん)は里見さんの言動を「男前」だと感心していたのですが、一緒にいた佐々木さんは、お酒に弱く、お店を出た後「一夜を共にした」里見さんに、結婚を前提にお付き合いをしてほしいと、昔の女性のような感じで詰め寄って告白し、「男前」の里見さんにばっさりと断られて落ち込んでいました。

里見さんは、探偵になった理由を、過去に付き合っていた男性の後を興味本意で付けた結果、男性の浮気を知ってしまい、それから度々尾行をするようになったところ、尾行そのものにはまってしまったからだと、佐々木さんに話して、佐々木さんの気持ちを諦めさせようとしていました。

そして、ある日、上司が自分に回してきたある男性の浮気調査の依頼を、里見さんは佐々木さんの正社員への卒業試験にしてはどうかと、上司に提案していました。

調査対象の吉野純一郎(古舘寛治さん)を尾行した佐々木さんは、吉野さんが待っているホテルのロビーに現れた浮気相手の女性を撮影しようと、エレベーターに乗り込む時を狙って鞄の中に仕込んだカメラを構えていたのですが、振り向いた浮気相手の女性は、里見さんでした。

吉野さんは、里見さんが過去に付き合っていた、探偵となるきっかけとなった、浮気をされた男性でした。マスターの里いもとイカの煮ものを食べながら、そのことを佐々木さんに打ち明けた里見さんは、自分と相手の吉野さんことを、里いもとイカのように相性がいいのだと言い、覚悟していたことだからと、佐々木さんに浮気調査結果の書類をちゃんと提出するよう指示していました。

そうして里見さんは会社をクビになったようでした。「めしや」に来ていた里見さんの不倫相手の吉野さんは、自分で片を付けたのだろうと、隣の佐々木さんに言って、里見さんの「男前」な決断に溜め息をついていました。

里見さんに男にしてもらったと感謝していた佐々木さんは、いつか里見さんを見つけだすとマスターに話していて、まだ里見さんのことを諦めていない様子でした。カレイの煮付けとカレーライスの匂いの区別が付かなかった佐々木さんは、その頃には一応、里いもとイカの煮ものの匂いは判別できるようになったようでした。

その頃、興信所を辞めた里見さんは、すごい坂道を一度も地面に足をつけることなく自転車で駆け上がり、近くで見ていた小学生の男子たちに称賛されていました。

脚本は向井康介さん、監督は山下敦弘さんでした。

第3話も面白かったです。

最後、「里いもとイカの煮もの」の作り方をお店の座席で説明していた里見さんが、マスターが器に盛って持ってきた煮ものの匂いを嗅いで、どこかで女の匂いがする、と言った直後、台所の奥にいたマスターが何か動揺したように、ボウルか何かを落としたような音を響かせていたのも、何だか面白かったです。(「めしや」のマスターの周囲に「女の匂い」がしていたことは、ドラマではおそらく今まで一度もなかったのではないかと思います。)

里いもとイカの相性の良さが、男性と女性の相性の良さに例えられるとは思わなかったのですが、とにかく、ドラマに登場していた「里いもとイカの煮もの」は、おいしそうでした。

強くならなければ生きて来れなかったのだろうと、マスターに優しい言葉をかけられた時の里見さんの感じが良かったように思います。裏切られるよりも裏切るほうがいいと分かったのだと佐々木さんに言っていた里見さんは、本当にはまだそのように思うことはできなかったのだろうなと思いました。

探偵の「嗅覚」が、調査の仕事とおいしい匂いの漂うお店とで活かされていたのも、里見さんの潔い結末も、「深夜食堂」らしくさっぱりとまとまっていて、良かったです。
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Author:カンナ
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