「深夜食堂 3」第5話(第25話)

TBSの深夜のドラマ「深夜食堂 3」の第五話(第二十五話)「春雨サラダ」を見ました。

傘を差してもいいし、差さなくてもいいようなある春雨の夜、傘を差さない二人の女性が「めしや」へ駆け込んでいました。月末に開かれる25年前に卒業した小学校の同窓会の打ち合わせを終えた田島みほ(辻香緒里さん)は、連れてきた同級生の小松サユリ(粟田麗さん)をマスター(小林薫さん)に紹介すると、二人で春雨サラダを注文し、小学校時代に好きだった人のことを話ながら、懐かしそうに食べていました。

さゆりさんは、元々は苦手だった春雨サラダを好きになったのは、同じクラスのしがっち(眞島秀和さん)が給食の春雨サラダをおいしそうに食べていたからだということを、しがっちのことは三番目に好きだったと話すミホさんに打ち明けていました。

同窓会の当日、同級生たちが「タイムカプセル」を掘る場所に立ち会っていたミホさんは、なかなか来ないサユリさんを待ちながら、25年振りにしがっちと再会し、自分の息子としがっちと3人で、盲腸で緊急入院していたサユリさんのお見舞いへ行って、「タイムカプセル」に納められていた手紙とオルゴールをミホさんに渡し、それから「めしや」を訪れていました。仲の良さそうな雰囲気から、シングルマザーのミホさんとその息子と独身のしがっちは、家族と間違えられていました。

ミホさんとしがっちは、マスターに頼んでいた通り、退院したサユリさんと3人でお店に来ると、春雨サラダを食べていました。しがっちが席を立っている間、ミホさんは、告白すればいいのにと、楽しそうにサユリさんをけしかけていました。

しかし後日、サユリさんが教師を務めている小学校にやって来たミホさんは、しがっちの座っていた席のことを懐かしそうに話すサユリさんに、志賀君から好きだと言われた、結婚を前提に付き合ってほしいと言われたと申し訳なさそうに打ち明けて、サユリさんを愕然とさせていました。

ミホさんもいつの間にかしがっちのことを好きになっていたようで、それを知ったサユリさんは、私はミホのように強くないと怒って教室を出ていき、夜、一人でお店に来ていました。そして、お客さんのカナ(吉本菜穂子さん)たちやマスターに、しがっちとミホさんが家族になりそうだということを話したミホさんは、タイムカプセルに入れていた、誕生日にミホさんにもらったショパンの「別れの曲」のオルゴールの小箱を開き、やけ食いをすると気合いを入れて、元気に春雨サラダを食べ始めたのですが、無理に笑わなくていいとマスターに言われて、大泣きしていました。窓の外には、どしゃぶりの雨が降り出していました。

雨の止んだ朝、「めしや」でそのまま眠ってしまっていたらしいサユリさんは、オルゴールを捨てるつもりで持ってきたのだとマスターに話していたのですが、本当に捨てられるのかと訊かれて、少しして、ミホさんに電話をかけていました。

サユリさんは、幸せになってね、私強くなるから、と電話の向こうのミホさんを祝福していました。そして、お店の外に出たサユリさんは、マスターに頭を下げて、颯爽と帰路についていました。

最後、春雨サラダの作り方を説明していたのはサユリさんでした。お客さんとしてミホさんとしがっちが来ていて、マスターは春雨サラダを二人に出していたのですが、その直後、マスターを呼んだサユリさんが、「私はマカロニサラダね!」と明るく言っていたのが、清々しい感じで良かったです。

脚本は小島健作さん、監督は野本史生さんでした。

同窓会で当時好きだった男性と再会したことをきっかけに、親友同士だった性格の異なる二人の女性の関係性が変わっていく様子が、少しステレオタイプ的ではあったかもしれないのですが、丁寧に描かれていたように思います。

サユリさんにとって春雨サラダは、小学校時代の初恋と25年後の失恋の思い出になったということなのかもしれません。そのため、最後の「マカロニサラダ」には、心機一転する感じが出ていたように思え、元気になったサユリさんを見て、少しほっとしました。

それにしても、私はあまり「同窓会」のような集いへ行きたいとは思わないほうなので、例えば今回のドラマの中のサユリさんが友人のミホさんから誕生日プレゼントとしてもらったオルゴールを入れていたように、大切なものを「タイムカプセル」などというものに入れて(いくら何か丈夫なものに覆われているとしても)いつか掘り出す日まで暗く湿った土の中へ埋めてしまおうという気持ちが、私にはいまいちよく分かりません。

大切なものなら、それを手元に置いておきたいと思うのが、自然な気持ちではないでしょうか。あるいは、小学校時代のサユリさんは、無意識のうちに、憧れていたという強いミホさんのことをライバル視?していたのかもしれません。もしもそのような感じだったとするなら、親友のミホさんからプレゼントされたオルゴールを25年間も校庭の隅の土の中へ放り込んでおくことにした気持ちも、何となく分かるような気がします。

でも、サユリさんは純粋な人だということなので、単純に、大切なものを入れてくださいと学校側(あるいは「タイムカプセル」実行委員会の人など)に言われて、本当に楽しみにして、素直な気持ちで親友にもらった大切なオルゴールを入れただけなのかもしれません。ドラマなどで「タイムカプセル」の場面を見ると、手紙くらいなら別にいいと思うのですが、大切なものや好きなものを入れて埋めるということについては、本当に児童たちはみんな喜んでそうしているのだろうかと、いつも少し気になってしまいます。
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