人形劇「シャーロックホームズ」第6回

この秋から、三谷幸喜さん脚本の人形劇「シャーロックホームズ」は、NHKのEテレの日曜日の夕方の5時半からレギュラー放送されています。再放送は、木曜日の深夜の12時(金曜日の午前0時)からです。私は、夕方のものを録画して後で見ています。

第1回から第5回までは以前と同じだったのですが、第6回は、「まだらの紐の冒険」ではなく、「生真面目な証人の冒険~『ウィステリア荘より』~」という新作に替わっていました。その理由は私には分からないのですが(ロイロット先生に関することでしょうか)、でも、その「生真面目な証人」も、とても面白かったです。

シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが沼に行ったことをロイロット先生に教えたらしい生活指導のゴードン・レストレード(声・岸尾だいすけさん)のことを、ホームズ(声・山寺宏一さん)は少し怒っていたのですが、とりあえず相談に来たレストレードの話を聞いてみることにしていました。そして、レストレードは体験した奇妙な出来事を話し始めたのですが、それは、部員がレストレード一人しかいない戦略ゲームボード部を尋ねてきたガルシアと仲良くなったレストレードが、ガルシアと同室のヘンダーソンと3人で食事を始めたままいつの間にか眠ってしまい、翌朝目を覚ますと、部屋の状態は昨夜のままに、二人の姿が消えていた、というものでした。

話を聞いたホームズは、ワトソン(声・高木渉さん)と、それから、ホームズを尊敬していると言う、いつも棒付きのキャンディーを手にしているものの観察力のあるべインズ(声・浅利陽介さん)と3人で、食堂のパンを盗んでいるという噂のあるガルシアとヘンダーソンの部屋の様子を調べ、床に落ちていた謎の木片を発見し、事件の真相にたどり着くのでした。

演出は杓瀬真実さんでした。

正直で正義感が強くて、学校で一番生真面目なレストレードが自分のことを話したがりだったり、オルムシュタイン校長先生の甥だったベインズの顔のことを唐突にホームズとワトソンが気になり出していたり、ベインズとホームズがベンチにいた生徒の後ろ姿を見て推理対決をしていたりと、いろいろ面白かったです。

推理対決でベインズに苛立っていたホームズが、勝手に部屋を片づけた寮母のハドソン夫人(声・堀内敬子さん)を呼んで「ピロピロ笛」を取り出してもらっていた場面も、明るいハドソン夫人と少し気まずいホームズの感じがとても面白かったです。部屋の壁際に色違いの6本のピロピロ笛が試験管のようにきれいに並べられていました。

ホームズを尊敬しているベインズは、ワトソンによると、これからホームズの良きライバルとなる人のようでした。全体の推理力では事件の真相にたどり着いたホームズのほうが上のようなのですが、ホームズを動かすことができるという点では、ベインズはやはり有能な人物です。

今回の校長先生と似ているベインズなど、登場人物の人形のデザインや動きは相変わらずかわいいですし、三谷幸喜さんの会話劇も面白いですし、「シャーロック・ホームズ」の物語であっても「学園ドラマ」なので誰も死なないのですし、安心して見ることのできる、楽しい人形劇だなと思います。人形劇なのですが、前作の「新・三銃士」の時よりも、人形たちがより生き生きと活躍しているように見えます。録画をしながらになるのですが、これからの人形劇の「シャーロックホームズ」も楽しみに見ていくことができるといいなと思います。
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