「情熱大陸」の中の短編ドラマ「ホンスンドンスコスコ」

昨夜、テレビ東京のトナカイナナナとKinKi Kidsの堂本剛さんのMCの「トーキョーライブ22時」を見た後(夜の11時半からの日本テレビの「LIVE MONSTER」もキンキキッズの特集で、楽しかったです)、私はTBSの「情熱大陸」を見ることにしました。

“普通の人”を演じてみたいという俳優の鈴木亮平さんの役作りに密着するという企画の中で、鈴木亮平さんは、番組オリジナルの?短編ドラマの主演を務めることになり、今まで演じたことがないタイプの主人公の男性の人物像を深めるため、パチンコ屋さんへ行ったり、料理屋さんへ行ったり、小説家を目指している無職の男性が着ていそうな洋服を選びに行ったりしていたのですが、そうして完成した短編ドラマ「ホンスンドンスコスコ」は、とても面白かったです。

小説家を目指している無職の妻帯者の男性(主人公の名前を鈴木亮平さんが言っていたと思うのですが、忘れてしまいました)がいつものようにパチンコを終えて団地の一室の自宅へ戻ると、いつの間にか侵入していた謎の男性に背後から腕を回されて喉元に包丁を突きつけられる、というところからドラマは始まっていたのですが、実際のドラマの映像では、包丁を突きつけられていた主人公の表情のアップで始まっていて、主人公の男性が事件に巻き込まれるまでの設定は具体的には描かれておらず、いわゆる「裏設定」というようなものだったので、もしも番組の前半を見ないまま、後半のドラマの部分から見たとするなら、そのことを知ることはできなかっただろうと思います。

あなたのことが好きなんです、ずっと見ていました、と主人公に伝えていた謎の男性は、主人公の男性の携帯電話の着信を知って身体を離し、主人公の男性が妻と話すのを背中で静かに聞いていました。

妻に言われて家具の下でひっくり返っていたカメを見つけたものの、妻に嘘をついて元に戻さなかった主人公の男性は、なぜか次第に電話の向こうの妻が本物かどうかを疑い出し、「ホンスンドンスコスコ」という二人の合言葉で一応本当の妻だと納得して電話を切るのですが、電話を切った後、ダイニングの短いソファに謎の男性と並んで座り、「ホンスンドンスコスコ」の合言葉を交互に言い合ううちに、相手の男性との関係性に何かを見出す、というような物語だったのですが、鈴木亮平さんの演じていた主人公の男性の表情や動作も良かったですし、(宇野祥平さんの演じていた謎の男性の人物設定も少し気になったのですが)最後まで緊張感のある演出も良かったです。

私の記憶が曖昧なのですが、主人公の男性が着ていた洋服は、鈴木亮平さんが役作りの中で選んでいた服だったのでしょうか。

オリジナルドラマなのだと思うのですが、もしも小説なら、「ショートショート」を短編ドラマ化したような作品でした。サスペンスというか、シュールというか、不条理な雰囲気が、何だかとても面白かったです。

短編ドラマが始まる前の、鈴木亮平さんの役作りに密着している間は、番組が用意したドラマとはどのようなドラマなのだろうと気になっていたのですが、太宰治の小説『トカトントン』のようなタイトルのこのドラマを見終わった後には、どうしてこのようなドラマを作ることにしたのだろうと、予想以上というか、予想外に面白かったこともあって、少し不思議な気もしました。映像もきれいでしたし、「情熱大陸」内ドラマで終わってしまうのが少しもったいなく思えてしまうほど、完成度の高い短編ドラマだったように思えました。

番組の最後、完成したドラマを見た鈴木亮平さん自身が役作りをして良かったという感じになっていたので、それが何より良いことなのだと思いました。俳優ではない私には分からないことではあるのですが、でも、役作りの過程というのは、ある人物を演じる俳優さん自身がその役柄を納得する過程なのだろうと思いました。

とにかく、昨夜の「情熱大陸」を見ることができて良かったです。夜の11時台に突然面白い短編ドラマを見ることができるとは思いませんでした。一人の俳優さんの役作りの過程に密着するという企画も楽しかったですし、もう少し、私も鈴木亮平さんという俳優さんのことを好きになりました。
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