「相棒 season13」第8話

テレビ朝日のドラマ「相棒 season13」の第8話「幸福の行方」を見ました。

特命係の杉下右京(水谷豊さん)と甲斐享(成宮寛貴さん)が防犯パトロールをしていた、スカイツリーのよく見える隅吉商店街の久米質店の店主の久米健一(矢崎滋さん)は、お金のない、パチンコが趣味の数学科の大学生の平直哉(足立理さん)が度々持ち込んで来る粗品のようなほとんどお金にならない雑貨を、千円や五百円で預かったり買い取ったりして、普通の品物とは別に、紺色の巾着袋に入れて居間の金庫の中にしまっていました。

ある夜、幼馴染みの小池信雄(斉木しげるさん)が若い女性とホテルに入るところを見かけた久米さんは、ふとスマートフォンの動画でその様子を撮影し、瑠璃子さんという妻がいるのにと、小池さんの浮気に怒っていました。翌日、動画を記録したmicroSDカードを見せながら小池さんを注意した久米さんは、小池さんが少し開き直った態度で口止め料として2万円を手渡してきたことに、そんなつもりではなかったと罪悪感を感じて、その動画を記録したカードをとりあえず平さんの質入れ品を収めた袋に一緒に入れておくことにしたのですが、1か月後、お店でお客の対応をしていた久米さんが愛犬のフェルナンドが吠えるのを聞いてお店の隣の居間に入ると、そこには、裏庭に面した縁側の窓を開けて侵入したと思われる平さんがいました。平さんは、開けた金庫から巾着袋と現金数万円を持って少し申し訳なさそうに逃げていきました。

よく知っている子だからと、通報をためらった久米さんは、平さんが盗んだ袋の中に小池さんの浮気現場を記録したカードを入れていたことを思い出し、急いで平さんのアパートの部屋へ向かったのですが、玄関の鍵が開いていて、床の上に平さんが倒れているのが見えたので駆け寄ると、平さんが頭から血を流して亡くなっていました。周囲にはお札が散らばっていました。

慌てた久米さんは、部屋の中に見つからなかった袋を探すため、アパートの前のごみ置き場のごみ箱の中などを見ていたのですが、そこで、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)たちが平さんの殺害現場の検証を始めていた中に混ざっていた右京さんと享さんに、探し物ですか、と声をかけられていました。

何とかごまかした久米さんは、それから小池さんに会いに行き、一緒にいたことにしてほしいとアリバイ証言を頼み、享さんが商店街で買ったばかりの赤い達磨の置物を、探していたものはこれですかと久米さんに渡したのを、これですと嘘をついて受け取ってしのごうとしていました。そして、久米さんから事情を聞いた小池さんは、警察に動画のことを聞かれるのを恐れて、久米さんと口裏を合わせることにしていました。

和菓子を持って久米質店を訪れた右京さんは、久米さんが慌てて閉めたカーテンが隙間風で揺れていることや、金庫にトナーの黒い粉が付着していることに気付き、久米さんが隠そうとしている探し物に事件解決の糸口があるということを、享さんと訪れていた「花の里」で推理していました。

伊丹さんと芹沢さんは、居酒屋で、平さんが見知らぬ男と一千万円の話をしていたという情報を聞き、その話をトイレで聞いたという鑑識の米沢守(六角精児さん)が右京さんと享さんに教えていました。

小池呉服店の前で久米さんと小池さんが話していると、そこへ、右京さんが傘を持ってやって来て、平さんの部屋にあったという小池家の家紋の入った傘を見せながら、その傘について二人に訊いていたのですが、店先に出てきた小池さんの妻の瑠璃子(根本りつ子さん)が、私が貸したのだと答えていました。

夜の路地裏で久米さんは、犯人は誰かと話し合う中で小池さんが、犯罪の陰に女あり、と軽く言ったのを聞いて、平さんが実は瑠璃子さんを好きだったのではないかという妄想をしていました。そして、動画に映っている若い女かもしれないと言う小池さんと久米さんが言い合いになっていた時、小池さんは、隣の工事現場の屋上から頭上に鉄パイプの束が落ちてくることに気付いて、咄嗟に久米さんを突き飛ばしていました。小池さんは、落ちてきたパイプに打たれて頭から血を流して倒れていました。

緊急搬送された病室で目を覚ましていた小池さんの周りには、妻の瑠璃子さんと久米さんと、右京さんと享さんと伊丹さんと芹沢さんが立っていて、右京さんは小池さんに、1か月前、昏睡強盗に遭ったのではないかと尋ねていました。

小池さんは、情けなくて言えなかったと昏睡強盗の被害を認めていて、そのことを初めて知った久米さんは驚いていたのですが、夫の浮気を少し疑っていた瑠璃子さんはほっとしていました。

捜査一課の二人は、昏睡強盗犯の若い女性が、記録媒体を取り戻そうとして平さんを殺し、顔を見た小池さんと久米さんのことも殺そうとしたのではないかと考え、女性の逮捕に向かっていたのですが、右京さんは、瑠璃子さんが平さんから聞いた、幸運を取り戻す、という言葉に着目し、質屋の台帳を久米さんに見せてもらうことにしました。

古物台帖の買取記録を享さんと調べていた右京さんは、平さんから久米さんが買い取ったあるものに注目して、朝、競輪場に車券の配当金を引き換えに来ていた男性に声をかけ、車券を押さえて、捜査一課の二人とその男性を逮捕していました。

その男性は、平さんが盗みに入った時に、質屋に来ていた人物でした。質屋の防犯カメラにもその姿が映っていました。平さんは、パチンコ店の前に並んでいた時、人に頼まれて車券を買いに行き、一緒に自分の分も買っていました。平さんは、それを久米さんに買い取ってもらっていたのですが、男性に車券を取り戻す計画を持ちかけられて、盗みに入ったのでした。

男性は、久米さんを殴って奪うという犯行計画を提案したようなのですが、日頃久米さんにお世話になっていた平さんは、叔父さんを傷付けることだけはしたくないと拒み、男性がお客さんの振りをして時間稼ぎをしている間に、金庫を開けて盗むことにしたようでした。

久米さんは、まだ大学生だったのにと、配当金を独り占めしようとした男に殺された平さんの死を悲しんで、一言相談してくれれば良かったのにと嘆いていました。

その後、右京さんによると、平さんを殺した男性が持っていた記録媒体の映像から、昏睡強盗犯の若い女性も逮捕されたようでした。

最後、右京さんと享さんと久米さんと小池さんが公園にいると、瑠璃子さんが4人分のたい焼きを持って来ました。瑠璃子さんと小池さんが仲良く帰った後、右京さんは、久米さんが動画のことを隠していたのは、瑠璃子さんを悲しませたくなかったからではないかと、久米さんが瑠璃子さんのことを好きかもしれない気持ちを推測し、久米さんに達磨を返してもらった享さんと二人で、商店街の防犯パトロールの仕事に出かけていました。

脚本は太田愛さん、監督は近藤俊明さんでした。

第8話は、私にとっては久しぶりに、とても面白かったです。

冒頭から(最近の)いつもの相棒とは異なる雰囲気に思えたのですが、エンドロールを見て、太田愛さんの脚本と知って、なるほどなと思いました。矢崎滋さんの久米健一さんの独り言や心の声も面白かったですし、ずっと地元で育った幼馴染みの、斉木滋さんの小池信雄さんとの江戸っ子風?のやり取りも、楽しかったです。

人間ドラマとして、登場人物の個性がしっかりと丁寧に描かれているように思えたところが良かったのかもしれません。事件後の終わり方も、大団円という感じの、ほっとするものでした。

乙姫様には浦島太郎と亀の両方が必要なのかもしれないという、久米さんに言っていた右京さんの言葉も、何だか良かったです。特命係の右京さんと享さんが前面に出ているように見えない中で、右京さんが久米さんと小池さんが巻き込まれた事件の真相にたどり着いていく様子も、鮮やかだったように思います。

享さんの存在感はまた少し薄かったように思うのですが、自転車に乗る主婦の人に前かごにカバーを付けることを勧めたりするなど、商店街の防犯パトロールをする特命係も良かったですし、昨夜の第8話は楽しい回だったように思います。
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