「ドクターX ~外科医・大門未知子~ 3」第10話

テレビ朝日のドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~ 3」の第10話を見ました。

「日本医療産業機構」を作りたい天堂義人総長(北大路欣也さん)の計らいで「国立高度医療センター」に入院することになった次期厚生労働大臣と噂される国会議員の十勝喜子(ジュディ・オングさん)は、重度の心筋梗塞と肝細胞癌を患っていました。

カンファレンスに参加していたフリーランスの外科医の大門未知子(米倉涼子さん)は、世界初の症例となる術式を行うと言う戦略統合外科部長の富士川清志郎(古田新太さん)の第一助手に任命されたのですが、論文と出世の手伝いはいたしませんと、雑で汚いオペを行う富士川部長のプロジェクトチームに入るのを拒絶していました。

大門さんの手術の腕に頼りたい富士川部長は、「名医紹介所」を訪れ、猫のベンケーシーを抱える所長の神原晶(岸部一徳さん)に分厚い札束を十勝さんの手術の前金として手渡し、一方、天堂総長は、記者会見に出席させられたことに怒る大門さんに、これまで破格の報酬を支払ってきたことを言って、手術に参加をするよう迫っていました。

神原さんが多額の報酬を天堂総長に請求して受け取っていたことを知らなかった大門さんは驚き、名医紹介所で麻雀中の神原さんに、手術代を「ネコババ」しているのではないかと直接訊いていたのですが、確かに父親の借金の返済は済んでいるが未知子が手術をできる病院を作るために費用を貯めているのだという風に答えた神原さんが通帳を見せないことを訝しく思い、密かに富士川部長から前金を受け取っていたことに懐疑心を募らせて、家出をしていました。

しかし、病院で目を覚ました大門さんは、看護師長の白木淳子(高畑淳子さん)に頼んで、十勝さんの手術の準備を始め、麻酔科医の城之内博美(内田有紀さん)も来ていた富士川部長の特別プロジェクトの第一助手に入っていました。それは、富士川部長の汚いオペから十勝さんを守るためだったのですが、実際に手術が始まると、富士川部長は横柄な態度で、心臓に心筋の再生シートを乗せたりという手術のポイントだけを押さえるような方法で、世界初の術式を成功させた執刀医になろうとしていました。

富士川さんが考えていた肝臓癌の手術は、右側を全摘出し、左側は「S4」を部分摘出をするというものだったのですが、大門さんが開腹してみると、腫瘍は「S3」にまで浸潤していることが分かりました。大門さんは20パーセントを残して「S3」まで摘出する方針に変えていたのですが、その部分摘出が無事に成功したのを見届けた富士川部長は、「6.0」の糸を白木看護師長に指示して仕上げの縫合をしようとしていた大門さんをオペ室から追い出してしまいました。

見学室では、神原さんと、「東」の海老名部長(遠藤憲一さん)と加地秀樹(勝村政信さん)と原守(鈴木浩介さん)と、天堂総長が、手術の行方を見守っていたのですが、ふと見上げた富士川部長は、世界に一つだけだと言って神原さんと天堂総長にそれぞれ密かにプレゼントした赤いネクタイを二人が同時に着けているのに気付いて動揺し、白木看護師長に「4.0」の糸を渡すようしつこく指示を出して、その糸で縫合して手術を終えていました。しかし、少しして、十勝さんの様態が出血性ショックで急変し、それを知った富士川部長は、白木看護師長が太い糸を渡したからだと言い張って、天堂総長にもそのように報告して、ミスを白木看護師長に押し付けていました。

白木看護師長は、本当には自分のミスでなくても、「国立高度医療センター」と天堂総長に傷をつけることになったと気にして、天堂総長に辞表を提出していたのですが、辞表を渡された天堂総長は、受け取ることはできないと、辞表を返して十勝さんの再手術を頼んでいました。

十勝さんの急変の知らせを聞いて再手術に駆けつけた大門さんは、横柄で邪魔な執刀医の富士川部長を退かして、手術の前に白木さんに頼んでおいた十勝さんの骨髄細胞の培養液を再生に使うという術式を行い、手際よく無事に再手術を終えていました。自分の手柄を考えていた富士川部長は、世界初の術式だと喜んでいました。

病院を辞める決意をしてロッカーを片付けて帰ろうとしていた白木さんは、自分にミスを押し付けた富士川部長が札束を渡そうとしてくる手を、「こんなもの!」と振り払っていました。罰が当たると言いながら富士川部長が廊下に撒き散らされたお札を拾い集めていると、教え子の看護師たちが集まってきて、辞めないでくださいと口々に白木さんに伝えていて、その様子を見ていた大門さんは、少しほっとしたようにその場を離れていました。

行くところのない大門さんが結局名医紹介所の神原さんのところに帰ってきた頃、神原さんは、メロンと請求書を持って、十勝さんの手術の映像を見返して富士川部長がネクタイのことで動揺していたことに気付いた天堂総長を訪ねていました。

大門さんが世界初の術式を成功させたこともあって、神原さんの請求額は破格の4400万円だったのですが、天堂総長はいつものように口座に振り込むと答えて、今回は自分の誕生日プレゼントも兼ねたメロンを受け取っていました。

病室で意識を取り戻し、手術の成功に感謝していた十勝さんは、天堂総長に、議員生命をかけて「日本医療産業機構」を作ると約束していました。

その頃、大門さんは、城之内さんも帰った後の名医紹介所で、神原さんの姿も映っていた海外で仕事をしていた時の写真を見ながら一人で神原さんの帰りを待っていたのですが、病院の廊下をスキップしていた神原さんは、突然胸か腹部の辺りを押さえて、誰もいない薄暗い廊下に倒れ込んでいました。

第10話の脚本は、中園ミホさんでした。演出は松田秀知さんでした。

今回は、冒頭の大門さんと富士川部長と神原さんの高級焼肉店の場面から、白衣を着て“大名行列”の先頭にいた天堂総長に医者だったんだと大門さんが言うところ、カンファレンスや手術や再手術の場面や、ミスを押し付けられた白木看護師長が辞職に揺れる場面、大門さんが神原さんを疑って家出をしたり、帰ってきて神原さんを待っていたり、神原さんが倒れるところまで、全体的に緊迫感があって、面白かったです。

大門さんの寝顔をかわいいと言っていた医局の加地さんや原さんたちが目を覚まして暴れた大門さんに殴られていたり、猫のベンケーシーがかわいかったり、楽しいところも多かったのですが、最終回に向けての緊張感のある場面が続いていたように思います。

これまでよりも富士川部長の横柄で雑な態度が強調されて描かれていたのも、分かりやすくて良かったような気がします。登場人物がバランスよく、自然な雰囲気で描かれていたように思いますし、大門さんのフリーランスの外科医らしさが出ていたように思えたところも、良かったです。

次回が最終回ということなのですが、神原さんが倒れる展開になるとは思っていなかったので、少し驚きました。大門さんにとっては、師匠の神原さんは親のような存在でもあると思うので、助かるといいなと思うのですが、どのような最終回になるのか気になります。あと、予告によると、西田敏行さんの蛭間さんも登場するようでした。

これまでの「ドクターX ~外科医・大門未知子~」のドラマは、第8話か第9話で最終回になっていたように思うので、第3作目で第10話まで来たのもすごいような気がします。次回の最終回も楽しみです。
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