「素敵な選TAXI」最終回

フジテレビのドラマ「素敵な選TAXI」の最終回(第10話)を見ました。

劇中連続ドラマの「犯罪刑事」が最終回を迎えた頃、カフェ「choice」にやって来た標道雄(升毅さん)が、メニューを見ていた選タクシーの運転手の枝分(竹野内豊さん)に、「枝さん、3か月間、お疲れ様でした。」と声をかけていたのですが、本当の選タクシーの運転手は標さんで、枝分さんは父親の代から続く理髪店の店主でした。

3か月前、交際中の時田真緒(奥田恵梨華さん)とレストランで会っていた優柔不断の枝分さんは、真緒さんと言い合いになってしまい、トイレに行っている間に先に帰ってしまった真緒さんから、さよならと書かれたメールが送られてきたのを見て、慌ててレストランの前に止まっていたタクシーに乗り込んで真緒さんの乗ったタクシーを追ってもらおうとしていたのですが、そのタクシーが標さんの運転する「選タクシー」でした。

その選タクシー内での標さんと乗客の枝分さんとの会話や、枝分さんが真緒さんを別れないようにするために過去へのタイムスリップを繰り返す辺りは、第1話の村上秀樹(安田顕さん)と浦沢香(小西真奈美さん)の物語と似ていたような気がします。

標さんが乗っていた選タクシーは「5」だったので、タイムスリップをする時に不思議な音が出ていて、「バックします」という音声まで流れていたのですが、標さんは不思議がる枝分さんに、最新の「6」ならもっと静からしいと話していました。

カフェ「choice」の常連客の標さんは、会社を辞めて知人と花屋を開きたいと思うとか、友達の結婚式に行ったとか、実家に来てほしいとか言う真緒さんとの会話で失敗し続ける枝分さんを、カフェの店員の宇佐見夏希(南沢奈央さん)と関カンナ(清野菜名さん)に会わせて、自分は店長の迫田宏(バカリズムさん)と将棋をしている間、相談させていました。

相談して真緒さんの気持ちを理解した枝分さんは、プロポーズします、と宣言し、標さんのタクシーに乗って、4度目の過去へ向かおうとしたのですが、その途上、運転手の標さんは、タイムスリップ関係の取り締まりに遭遇し、タイム速度違反で切符を切られて、タイム免停になってしまいました。

90日間の運転禁止を命じられた標さんは、90日間営業をしないとタイム営業停止になってしまうからと、枝分さんに3か月間運転手をしてほしいと頼んでいました。書類を書いて判子を押してちょっとした講習を受けるだけでいいと言われた枝分さんは、真緒さんへのプロポーズのためにタイムスリップをするのを3か月間延期することにして理髪店を休み、服装やお客さんとの話し方から「飴、舐めます?」まで標さんによる細かい運転手としての指導を受け、そうして、枝分さんの選タクシーの3か月が始まったようでした。

3か月後、カフェ「choice」に来た標さんに「枝さん、3か月間、お疲れ様でした。」と言われた枝分さんは、「あ、そっか」と気付き、標さんの運転する選タクシーに乗って、プロポーズをするために過去の真緒さんに会いに出かけていたのですが、車窓から見えたお花屋さんに真緒さんの元気に働く姿を見かけた枝分さんは、真緒さんの3か月を無かったことにはしたくないと、過去へ戻らないことに決めました。

標さんによると、カフェの人たちは、標さんがタイプスリップできるタクシーの運転手だとは知らないということでした。そして、海へ行きたいと言い出した標さんが枝分さんを乗せたタクシーを走らせていると、再びタイムスリップ関係の取り締まりに遭遇し、「戻車」の表示を「私用」に変えていなかったタイム表示ミスとタイムスピード違反で、またタイム免停になっていました。もう3か月間運転手をしてほしいと標さんに頼まれた枝分さんは、仕方なさそうに引き受けながらも、少し嬉しそうでした。

エンディングでは、再び運転手になった枝分さんの選タクシーの表示が、「空車」から「感謝」に変わっていました。そして最後、タクシーを道の脇に止めて、「どうです?『素敵な選タクシー』、楽しかった?」と視聴者に訊いていた枝分さんは、何かいいことを言おうとしていたのをトラックに遮られて、やり直したい、とつぶやいていました。

脚本はバカリズムさんとオークラさん、演出は筧昌也さんでした。

何というか、ドラマを見ていて楽しく思う以上に、楽しかったと思わせるような、見事な終わり方だったように思います。

ドラマの中の連続ドラマの「犯罪刑事」で3か月(1クール)を表していたのも、こだわっている感じがしました。

私は連続ドラマを見るのを好きなのですが、どちらかというと新作が好きで、続編を希望するほうではないので、「素敵な選TAXI」のドラマについても、続編を作ってほしいとはあまり思いません。

でも、いつか続編が作られることがありそうな終わり方にも思えましたし、脚本のバカリズムさんのような話し方をする竹野内豊さんの枝分さんの、優柔不断で優しいけれど時々短気で順応性のあるキャラクターは良かったです。

タイムスリップものの作品のパロディ風だったところも、楽しかったのだと思います。

「エピソード0」のような今回の最終回の物語の中で少し気になったところは、結局枝分さんは、その後、お花屋さんになった真緒さんにプロポーズをしたのかなというところです。それとも、プロポーズも、3か月以来となる連絡を取ることもせずに、3か月前に真緒さんと別れたままにするのでしょうか。

一話完結の中にも少しずつ連続ドラマの要素が増えていき、実は標さんと出会ったところから始まった枝分さんの成長物語のようだった結末にも意外性がありました。毎回のドラマの途中、私には少し長く思えたり、いわゆる「ベタ」の感じがしたり、「あるある」のようだったり、コントのように思えたりするところもあったのですが、穏やかな雰囲気の明るいドラマでしたし、3か月間、楽しかったです。
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Author:カンナ
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