「ゴーストライター」第4話

フジテレビのドラマ「ゴーストライター」の第4話を見ました。

人気小説家の遠野リサ(中谷美紀さん)のアシスタントの川原由樹(水川あさみさん)は、3作の連載小説の全てを駿峰社の編集長の神崎雄司(田中哲司さん)に任されるようになっていました。そして、『おとぎの国の住人』を書き始めてから一年ほど経ち、その遠野リサ名義で書いた『ランチの時間』と『デキ愛』、『おとぎの国の住人』が単行本化され、書籍売り上げランキングの上位を占めていることに満足そうにしていたのですが、川原由樹の名前で初版3千部で出した『二番目のわたしへ』は、2千8百冊が出版社に返品されてくるという結果になり、「ゴーストライター」として陰でリサさんを支える「共犯者」であることに不満を募らせるようになっていました。

映画の原作小説だけは自分で書きたいと言うリサさんの気持ちを受けて、神崎編集長はリサさんに任せることにしたのですが、なかなかリサさんの筆が進まず、常務取締役の鳥飼正義(石橋凌さん)からも映画は大丈夫なのかと心配されていて、結局、由樹さんに任せてはどうかという自分の提案をリサさんがあっさりと受け入れたのを見て、由樹さんに連絡し、リサさんがタイトルだけは考えた「エターナルレシピ」で映画の原作の小説を書いてほしいと依頼していました。

忙しくしていた由樹さんは、映画の原作まで「ゴーストライター」の自分が書くということに迷っていたのですが、500万人の人に読んでもらえるのだということを聞かされて、引き受けることにしていました。

『二番目のわたしへ』が返品されたことについて、由樹さんは、駿峰社の編集者の小田楓人(三浦翔平さん)や塚田真奈美(菜々緒さん)に励まされていたのですが、塚田さんは、最近のリサさんの作風が『二番目のわたしへ』と似ていると気付いていたようで、それとなく由樹さんにその話を持ち出して表情を窺っていました。

編集者の塚田さんだけではなく、リサさんの高校生の息子の大樹(高杉真宙さん)も、遠野リサの作風の変化に何かを感じていたようでした。大樹さんからは、リサさんは直接訊かれていたのですが、もちろん私が書いていると嘘のことを答えていました。

映画の原作の小説の締め切りが迫った頃、由樹さんは、仕事で東京に出てきたという長野の元婚約者の尾崎浩康(小柳友さん)と横浜で会っていました。浩康さんは、由樹さんの『二番目のわたしへ』を買っていて、感動したと話し、由樹さんにサインを頼んでいました。由樹さんは、名前と雪だるまの絵を付けたサインを描いて渡していたのですが、浩康さんが遠野リサの新刊は読んでいないと答えるのを聞いて、少しショックを受けて黙り、苦しさから、リサさんと自身の秘密を打ち明けようとしていました。

その時鳴ったリサさんからの着信を無視した由樹さんは、浩康さんと別れた後も着信を無視し続けていたのですが、鎌倉のマンションの下にリサさんが待っていました。部屋に入ったリサさんは、自分で書いたらどうですかと苛立つように会話を返す由樹さんに、「あなた、何者?遠野リサのゴーストライターよ!」と強い口調で命令していたのですが、その後、由樹さんと連絡が付かなくなってしまいました。

リサさんの連載に穴が開くことになり、代わりにかつて駿峰社の小説の新人賞を受賞した品川譲(坂口辰平さん)の短編小説『星と金平糖』が一年を経てようやく使われることになったようでした。リサさんは、由樹さんの代わりに原稿を自分で書かなくてはいけなくなったのですが、一文字も書くことができない自分に苦しみ、頭を抱えて泣くように叫んでいて、ドアの外では秘書の田浦美鈴(キムラ緑子さん)がリサさんを心配していました。

翌朝、部屋から出てきたリサさんは、何とか書けたらしいものがとてもつまらないものであることに自分で呆然としながら海の見えるベランダへ出ていたのですが、そこへ、由樹さんが戻ってきました。リサさんの8万円のシャンパンをもらって一口飲んだ由樹さんは、この味が分かる人はどれくらいいるのだろう、みんなラベルを見て買うんですよね、とつぶやき、ラベルは先生で中身は私だと皮肉なことを言って笑っていました。

由樹さんは、映画の原作になる「エターナルレシピ」の原稿をちゃんと書き上げていました。でも、リサさんの机の上に置いたその原稿にリサさんが平然と手を伸ばしたのを遮って、先生はこの原稿にいくら出せますか、と鋭く言い、リサさんが以前「川原由樹の代わりはいくらでもいる」と言い放ったことを怒っていました。訂正すると言ったリサさんは、どうすればいいのと由樹さんに訊きながら、ゆっくりと床に近づき、手を付いて、原稿をください、お願いします、と頭を下げて由樹さんに頼んでいました。

かつて尊敬していた小説家のリサさんが原稿をもらうために自分に頭を下げていることにショックを受けた様子の由樹さんは、神様でなければいけないのに、と軽蔑するようにリサさんを見て、持っていた「エターナルレシピ」の原稿を投げて、逃げるように帰っていました。リサさんは、部屋にばら撒かれた原稿の一枚一枚を這うように拾い集めていて、その様子に秘書の田浦さんも驚いていました。

リサさんのそのような態度は、娘を自分の思い通りに支配するために、高圧的になったり弱みを見せてすがるようにしたりしていた、母親の元子(江波杏子さん)と同じものでもあったようでした。リサさんは、神崎編集長や田浦さんに、由樹さんと自分は一緒にいると傷付け合う関係だと言っていたのですが、彼女は私を見捨てたりはしない、見捨てたくても見捨てることはできない、遠野リサには自分しかいないことを知っているからだと、自分と母親の関係のように、川原由樹と遠野リサの関係を思う感じで話していました。

そして、リサさんの考え通り、ゴーストライターの由樹さんは人気作家のリサさんの元へ戻ってきました。二人は「共犯者」の関係を改めて受け入れ、リサさんと由樹さんは、一つの部屋で机を向かい合わせて、次の仕事を進めていました。

脚本は橋部敦子さん、演出は山内大典さんでした。

第4話も、とても面白かったです。映像もきれいで、リサさんと由樹さんの心理が丁寧に描かれているので、惹き込まれるように見てしまうというところもあります。

今回は、ついに支配する者とされる者の力関係のバランスが崩れたリサさんと由樹さんの関係性に、リサさんと母親の関係性が重なるように描かれていたところも、良かったように思います。リサさんと由樹さんの「共犯者」の関係は、時に相手を支配し、時には相手から支配されるという、共依存にも近いような関係でもあるのかもしれないなと思いました。

あと、これまでは時々登場するだけだった新人賞を受賞した品川さんの場面も何だか面白かったです。品川さんは、お礼として、編集者の塚田さんにプレゼントを渡していたのですが、その中に入っていたのは、塚田さんのためだけに書いたという短編小説「星と金魚鉢」?の原稿でした。私にはよく分からないことなのですが、実際にもこのような、作家の方が好きな編集者の方に自作の小説をプレゼントするというような出来事はあるのでしょうか。

予告によると、次回には由樹さん自身がリサさんのゴーストであることを公表するようでした。どのような展開になるのか、次回も楽しみにしたいと思います。
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